【サイレントヒル考察】「裏世界」と「表世界」とは?霧とサイレンの意味も解説(ネタバレあり)

独特の世界観と、心に突き刺さるストーリーで人気のホラーゲーム『サイレントヒル』。

プレイしていて「サイレントヒルの裏世界って結局なんなの?」とか、「表世界との違いがよく分からない…」といった疑問を持つ人もいると思います。

事実として、この「裏世界」の概念はちょっと複雑ですし、鳴り響くサイレンや深い霧の意味も、知らないと物語の深みが分かりにくいですよね。

本記事では「サイレントヒルの世界観の謎を知りたいよ」という方に向けて書いています。

この記事を読むことで、「裏世界と表世界の謎、霧やサイレンが持つ本当の意味」までをイメージできるようになると思います。

それでは、さっそく見ていきましょう。

目次

サイレントヒルの「裏世界」とは?【結論:悪夢が現実になった世界です】

サイレントヒルに出てくる「裏世界」ですが、結論から言うと「特定の人の心の中にある、深層心理とか悪夢が現実になった世界」という感じです。

異次元とかパラレルワールドっていうよりは、人の心の闇が現実世界を侵食して作った、個人的な地獄みたいなものですね。

裏世界の特徴としては、どす黒い血とか膿にまみれていて、全部が錆びついた鉄でできている感じです。

壁とか床が肉塊みたいになってたり、よく分からない死体とかが転がってたりして、生理的にイヤな感じと死の匂いがすごいんですよね。

初代『サイレントヒル』の主人公ハリーは、最初はこれをただの夢だと思っています。

でも、その夢の中でクリーチャーに襲われて一回死んじゃうことで、「あ、これただの夢じゃないわ…」って感じで、現実と繋がっていることを理解させられます。

「表世界」も実は普通じゃない、という話

裏世界を理解するうえで、その逆の存在である「表世界」も大切です。

じゃあ、裏世界じゃない「表世界」は普通なのかというと、実はそうでもないんですよね。

一見すると僕らが住んでいる世界みたいな、普通の街に見えます。

とはいえ、全然まともじゃありません。

街はずっと深い霧に覆われていますし、道はなぜか陥没していて通れなかったり、なによりヤバいクリーチャーが普通に歩いています。

つまり、表世界ですら、すでにサイレントヒルの異常な力の影響を受けていて、完全な現実とは言えない歪んだ世界なんですよね。

この表世界を象徴しているのが、街を覆っている深い「霧」です。

ぶっちゃけ、これは元々ゲーム機の性能の問題で、遠くまで描画しなくていいように霧で隠した、っていうのが始まりだったりします。

しかし、結果としてプレイヤーの視界が悪くなって、「どこから敵が来るか分からない」っていう怖さを生み出すことに成功しました。

この霧は、登場人物たちの「先が見えない不安な気持ち」を表現する演出にもなっていて、サイレントヒルには絶対に欠かせない要素ですね。

世界が変わる合図:「サイレン」が鳴る意味

表世界から裏世界にガラッと変わるとき、街には不気味な「サイレン」が鳴り響きます。

このサイレンの音って、空襲警報みたいで、これからヤバいことが起こるぞっていう合図になっていますね。

サイレンが鳴り止むと、さっきまでの日常っぽい風景が一瞬で変わります。

壁は錆びた金網とか肉塊になって、床は血まみれになって、世界が一気に悪夢そのものである裏世界に変わる、という感じです。

この世界が一気に変わる演出が、プレイヤーに強烈なインパクトと絶望感を与えていて、サイレントヒルを象徴する怖さなのかなと思っています。

平和な状態から一気に地獄に突き落される感じがして、このサイレンの音は、多くのプレイヤーにとってトラウマですよね。

作品ごとに違う「裏世界」の成り立ち【ネタバレあり】

サイレントヒルの裏世界ですが、実はシリーズ全部で同じ設定という訳でもないです。

物語の中心になる人物によって、裏世界が作られた理由とか意味が大きく違ってきますね。

ここでは、主な作品で裏世界がどうやってできたのかを解説していきます。

『サイレントヒル』:アレッサの悪夢と復讐心

最初の作品の裏世界は、物語のキーパーソンである「アレッサ」という少女が見ている悪夢、これだけです。

彼女は、街のヤバい教団に「神を産むための儀式」の生贄にされて、全身大火傷を負ったまま、ずっと地下室に閉じ込められていました。

なので、裏世界に出てくる錆びた鉄とか金網、医療器具、クリーチャーっていうのは、アレッサが味わった苦痛とか恐怖、教団への憎しみが形になったものなんですよね。

ハリーが迷い込んだサイレントヒルは、ぶっちゃけ、アレッサの復讐心が生み出した地獄だった、ということです。

『サイレントヒル2』:ジェイムスの罪悪感と「罰してほしい」という願い

たぶんシリーズで一番人気な『サイレントヒル2』ですが、ここの裏世界は主人公「ジェイムス」の無意識が作っています。

彼は病気の奥さんを自分の手で殺したっていう罪を背負っているんですけど、その記憶を自分で消しちゃって、都合のいい幻想を見てるんですよね。

彼が見る裏世界は、彼の罪悪感と、「誰か俺を罰してくれ」っていう無意識の願いが現実になったものです。

特に有名なクリーチャーの「三角頭」は、ジェイムスを罰するために出てきた存在ですね。

彼がしつこくジェイムスを追いかけてくるのは、ジェイムス自身が心のどこかで罰を求めているから、という感じです。

『サイレントヒル3』:クローディアの願いと神の誕生

『サイレントヒル3』は『1』の続きの話なので、アレッサの悪夢の世界がベースになっています。

ただ、新しい要素もあって、教団の偉い人である「クローディア」の「神を復活させて、苦しみのない楽園を作りたい」っていう狂った願いが、世界に大きく影響していますね。

主人公ヘザーの記憶や恐怖と、クローディアの歪んだ信仰がごちゃ混ぜになって、裏世界が作られていく、という感じです。

作中に出てくる「ヴァルティエル」っていう存在は、神様の側近みたいな感じで、世界を監視していて、物語の謎を深めています。

『サイレントヒル4 ザ・ルーム』:ウォルターの執着と犠牲者の苦しみ

シリーズの中では、わりと異色な『サイレントヒル4』は、サイレントヒルの街じゃなくて、主人公ヘンリーの部屋「302号室」が異世界への入り口になります。

この異世界は、連続殺人鬼「ウォルター・サリバン」の歪んだ執着と、彼に殺された犠牲者たちの苦しみによって作られた「閉じた世界」です。

ヘンリーは部屋にできた穴から、犠牲者たちが死んだ瞬間の記憶が作った世界を旅することになります。

これは一個人の心の世界というよりは、たくさんの人の苦しみが混ざり合った、もっと救いのない地獄、という感じですね。

【考察】サイレントヒルの「霧」が本当に意味するもの

さっきも書きましたが、サイレントヒルの「霧」は、もともとはゲーム機の性能の問題から生まれた演出でした。

しかし、この霧はサイレントヒルの世界観にとって、すごく深い意味を持つ象徴になったなと思っています。

僕が思うに、霧は、サイレントヒルに引き寄せられた人たちの「心の中のモヤモヤ」とか「どうしていいか分からない精神状態」そのものを表しているんじゃないかと。

登場人物って、だいたい罪悪感とかトラウマとか、心に深い闇を抱えているんですよね。

先が見えない深い霧の中をさまようのって、まさに彼らが自分の過去とか罪と向き合って、答えを探して苦しんでいる姿そのものな感じです。

なので、霧はただの天気じゃなくて、彼らの心を映す鏡みたいなもので、サイレントヒルっていう街自体が、来た人の心を試すためのデカい装置なんだよ、ってことを示しているのかなと思っています。

まとめ

今回は、サイレントヒルシリーズの根幹である「裏世界」と「表世界」、それと「霧」や「サイレン」の意味について解説しました。

大切なので、まとめておきますね。

  • 裏世界は、特定の人の悪夢とか深層心理が現実になった、個人的な地獄。
  • 表世界も普通じゃなくて、霧とかクリーチャーがいる、すでに歪んだ世界。
  • サイレンは、世界が裏世界に変わる合図で、悪夢の始まりを告げる音。
  • 霧は、視界を悪くするだけじゃなく、登場人物の心の迷いを象зоиしている。
  • 裏世界のでき方は作品ごとに違っていて、それぞれの主人公が抱える罪とかと深く関係している。

こんな感じです。

これらの設定を理解すると、なんでサイレントヒルの世界があんなに不気味で、どこか物悲しいのかが、ちょっと分かってくるかなと思います。

ただのホラーゲームじゃなくて、人間の心理を深く描いているのがサイレントヒルの魅力なので、これを機会にもう一度プレイしてみるのも、ありかもですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次