【サイレントヒル考察】ヴァルティエルの正体と役割|教団の神、ヘザーを導く謎の存在

『サイレントヒル』シリーズ、とくに『サイレントヒル3』をプレイした人なら「ヴァルティエルって結局、何者なんだろう…?」と疑問に思ったことがあるかもですね。

なぜ主人公のヘザーを襲わないのか、シリーズで人気の三角頭(ピラミッドヘッド)とどういう関係なのか、謎が多い存在です。

この記事では、そんなヴァルティエルの正体と役割について、考察をまじえつつ解説していこうと思います。

結論から言うと、ヴァルティエルはただのクリーチャーという訳じゃなくて、サイレントヒルの教団における「神の使い」みたいな存在でして、物語の根っこに関わる、かなり重要なキャラクターですね。

この記事を読めば、ヴァルティエルという存在の特殊な立ち位置とか、彼がいることで『サイレントヒル』の物語がどれだけ深くなっているかが、イメージできるようになるかなと思います。

目次

ヴァルティエルって何者? まずは正体を解説します

ヴァルティエルは、他のクリーチャーとはちょっと違っていて、特別な背景を持っています。

彼の正体を理解することが、サイレントヒルの世界観を知る上で、わりと大切だったりしますね。

教団の「神の従者」という立ち位置

ヴァルティエルは、サイレントヒルの教団の教えの中で、「神」に一番近いお付きの人、天使みたいな存在として伝えられています。

名前の由来も、従者を意味する「valet」と、天使を示す「-el」を組み合わせた言葉ですね。

文字通り「神の付き人」という感じでして、教団の中には彼をメインに信仰する「ヴァルティエル派」っていうグループもあるくらい、重要なポジションです。

見た目はちょっと悪魔っぽいんですけど、教団の中では神聖な存在として扱われているのが、面白いところかなと思います。

人の心が生んだ存在じゃない、という可能性

サイレントヒルに出てくるクリーチャーって、基本的には登場人物の罪悪感とかトラウマが、街の力で形になったものが多いですよね。

でも、ヴァルティエルに関しては、このルールが当てはまらない可能性があります。

誰か特定の個人の心から生まれたんじゃなくて、教団がずっと信じてきたこととか、サイレントヒルっていう土地が元々持っている不思議な力が、形になった存在なんじゃないかな、という感じです。

制作者の伊藤暢達さんも、彼のことを「天使」と呼んでいて、他のクリーチャーとは区別している感じですね。

もしかしたらヴァルティエルは、人の心とは別の次元にいる、神様サイドの存在なのかもしれません。

『サイレントヒル3』でのヴァルティエルの役割

『サイレントヒル3』で、ヴァルティエルは何度もヘザーの前に出てきますが、直接何かしてくる訳じゃなくて、その行動は謎に包まれています。

この不思議な行動にこそ、彼の役割を解き明かすヒントがありますね。

ヘザーを監視して、神の誕生を見守る

ヴァルティエルのいちばん大きな役割は、お腹に「神」を宿しているヘザーを監視して、神がちゃんと生まれてくるのを見守ることです。

なので、ヘザーを直接攻撃することは、絶対にない訳ですね。

彼の興味はヘザー本人じゃなくて、彼女のお腹の中で眠っている神様にだけ向いています。

ゲームオーバーになると、ヴァルティエルが倒れたヘザーを引きずっていくシーンがありますが、あれは神様の母体を回収して、復活させる(=コンティニューさせる)ための行動です。

ヘザーの守護者っていうよりは、神様のための助産師さんとか、監視役っていう仕事を、ただ黙々とこなしている感じですね。

「バルブを回す」っていう象徴的な行動

ゲームの中で、ヴァルティエルはよくバルブ(ハンドル)を回しています。

この行動は、彼が担当している「輪廻転生」を表していると言われています。

ヘザーが死と再生を繰り返す運命にあることを示しつつ、ヴァルティエル自身がその運命をコントロールできる力を持っている、ということなのかもしれません。

彼の周りには、リサ・ガーランドとか、アレッサとシェリルを象徴するようなものが置かれていることもあって、彼がサイレントヒルの悲しいループを回し続けている、という感じがします。

他のクリーチャーには容赦ない感じ

ヘザーには何もしないヴァルティエルですが、ナースとか他のクリーチャーに対しては、処刑したり虐待したり、かなり残虐な一面も見せます。

これは、神様が生まれるっていう一番大事な目的の邪魔になる存在を、排除する「処刑人」としての役割もあるからかな、と思います。

ヘザーへの対応と、それ以外の存在への態度のギャップが、彼の目的の特殊さを、よりはっきりとさせていますね。

ヴァルティエルと他のキャラクターの関係

ヴァルティエルの重要性は、『サイレントヒル3』だけの話じゃないです。

シリーズの他の作品とか、象徴的なキャラクターとも深く関わっています。

三角頭(ピラミッドヘッド)との深い関係

『サイレントヒル2』で強烈な印象を残した三角頭ですが、実はヴァルティエルと密接な関係があります。

デザイナーの伊藤暢達さんによると、「三角頭はヴァルティエルの存在理由が形になったもの」みたいなコメントをしていますね。

それに、教団の司祭服とか、三角頭が着ている服のデザインは、もともとヴァルティエルをモデルにして作られたものです。

つまり、ヴァルティエルこそが、あの有名な処刑人デザインの元ネタ、オリジナルっていう訳ですね。

『サイレントヒル4』のウォルターへの影響

ヴァルティエルは『サイレントヒル4』でも、物語の裏で動いています。

連続殺人鬼のウォルター・サリバンの心の中に入り込んで、教団の儀式「21の秘跡」を実行するように操っていました。

ウォルターがサイレントヒルの外で異世界を作ったり、不思議な力を使えたのも、ヴァルティエルの影響があったから、とされています。

このことからも、ヴァルティエルが特定の場所に縛られずに、シリーズ全体を通して神の復活のために動いている、もっと大きな存在だということが分かります。

ファンの間では、こんな考察も

公式の情報だけじゃ分からないヴァルティエルの謎について、ファンの間では色々な考察がありますね。

ヴァルティエルは本物の悪魔なのか?

一部のファンの間では、「ヴァルティエルは教団が地獄から呼び出した、本物の悪魔なんじゃないか」っていう考察があります。

誰かの心から生まれたクリーチャーじゃなくて、サイレントヒルの信仰自体が呼び寄せた、自分の意志で動く異次元の存在っていう説ですね。

こう考えると、彼の人間離れした力とか、シリーズの裏でずっと暗躍している行動にも、納得がいく気がします。

キリスト教の天使のフリをした悪魔で、神様を復活させることで、最終的にはこの世に悪魔を呼び込もうとしているのかもしれない、という感じです。

サイレントヒルの「力」そのものの一部?

もう一つ、有力な考察としては、ヴァルティエルがサイレントヒルっていう街そのものが持っている「力」の一部なんじゃないか、っていう考え方です。

もともと聖地だった土地のエネルギーが、あとから来た人たちの信仰と混ざり合って、「ヴァルティエル」っていう人格を持った存在として現れたんじゃないか、ということですね。

この説だと、ヴァルティエルは善でも悪でもなくて、ただその土地のルール(=輪廻)を守るために動いている、自然現象に近いシステムみたいな存在とも考えられます。

まとめ

『サイレントヒル3』に出てくるヴァルティエルについて、その正体と役割を解説しました。

最後に、この記事のポイントをまとめておきますね。

  • ヴァルティエルは教団の教えの中で「神の従者」っていう、天使みたいな役割。
  • 一番の目的は、ヘザーを監視して、彼女のお腹にいる神様が無事に生まれるのを見届けること。
  • バルブを回す行動は、「輪廻転生」をコントロールする存在であることを示している。
  • 三角頭のデザインの元ネタで、『サイレントヒル4』の事件の黒幕でもある、シリーズの根幹に関わる存在。

こんな感じでして、ヴァルティエルはただ怖いクリーチャーっていうだけじゃなく、『サイレントヒル』の物語に深みを与えている、かなり重要なキャラクターです。

彼の不思議な行動一つ一つの意味を考えてみると、このシリーズの独特な世界観を、もっと楽しめるんじゃないかなと思います。

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