『サイレントヒル ゼロ』ってどんなゲームなの?ストーリーが気になるけど、ネタバレありで詳しく知りたいな。
PSPのゲームらしいけど、攻略のコツとかも知りたい。
こういった疑問に答えます。
結論として、『サイレントヒル ゼロ』はシリーズの全ての「始まり」を描いた物語でして、初代『サイレントヒル』との繋がりが分かる重要な作品です。
この記事を読むことで、『サイレントヒル ゼロ』のストーリーの全貌から攻略のポイント、そして初代との関係性までを深く理解できるかなと思います。
控えめに言って、サイレントヒルシリーズのファンなら絶対に知っておきたい物語なので、じっくり解説していきますね。
それでは、さっそく見ていきましょう。
『サイレントヒル ゼロ』とは?全ての始まりを描く物語
まず最初に「『サイレントヒル ゼロ』ってなに?」という部分を解説しますね。
このゲームは、2007年12月6日にコナミから発売されたPlayStation Portable、いわゆるPSP向けのホラーアドベンチャーゲームです。
海外でのタイトルは『Silent Hill: Origins』でして、事実として、シリーズで初めて日本の開発チームではなく、イギリスの会社が開発を担当した作品でもありますね。
とはいえ、音楽はシリーズでおなじみの山岡晃さんが担当しているので、あの独特の不気味な雰囲気は健在です。
シリーズ初の携帯機(PSP)専用タイトル
本作の大きな特徴は、サイレントヒルシリーズで初めてPSP専用ソフトとして出た点かなと思います。
これによって、いつでもどこでも、あのサイレントヒルの恐怖を味わえるようになりました。
あとで海外ではPS2版も出たりしましたが、日本ではPSP版だけなので、手軽に遊べるサイレントヒルっていうポジションのゲームですね。
初代『サイレントヒル』の7年前を描く前日譚
物語の時系列は、シリーズ1作目の『サイレントヒル』で起こった事件の、さらに7年前が舞台です。
主人公はトラック運転手のトラヴィス・グレイディ。
彼がサイレントヒルの町に迷い込んで、物語の超重要人物である少女「アレッサ」と出会うところから始まります。
まさにタイトルの「ゼロ」が示しているとおり、全ての物語の原点が描かれる感じですね。
ストーリー解説【ネタバレあり】
ここからは、『サイレントヒル ゼロ』のストーリーをネタバレ全開で解説していきます。
まだクリアしてないよ、という方は注意してください。
主人公トラヴィスと燃える家での出会い
主人公のトラヴィスはトラックの運転手でして、仕事の近道のためにサイレントヒル近くの道を通っていました。
すると、いきなりトラックの前にフードをかぶった少女が飛び出してきます。
トラヴィスが慌ててトラックを降りて確認するんですけど、不思議なことに少女の姿はどこにもないんですね。
「あれ?」とか思いつつ車に戻ろうとしたとき、遠くで家がものすごい勢いで燃えているのを見つけます。
家の中から助けを求める声が聞こえてきたので、正義感の強いトラヴィスは、迷わず炎の中に飛び込みます。
そこで全身に大火傷を負った少女を助け出すんですけど、トラヴィス自身も力尽きて意識を失ってしまう、という感じです。
霧の街サイレントヒルと裏世界への誘い
意識が戻ると、トラヴィスはなぜかサイレントヒルの市街地で目覚めます。
助けた少女が無事か気になって、彼はアルケミラ病院に向かいます。
でも、病院の院長であるカウフマンからは「そんな患者は来ていない」と、めっちゃ冷たい対応をされちゃうんですね。
納得いかないトラヴィスが病院の奥に進んでいくと、今度は看護婦の姿をした化け物に襲われます。
さらに、病院の一室で変な鏡を見つけた彼は、その鏡に触れることで、錆と血だらけの「裏世界」に行く能力に目覚めることになります。
トラヴィス自身の哀しい過去
物語を進めていくと、トラヴィスはサイレントヒルの不思議な力によって、忘れていた自分の悲しい過去と向き合うことになります。
シーダーグローブ療養所という場所では、精神を病んでしまった母親ヘレンが、小さい頃のトラヴィスを「悪魔の子」と呼んで一緒に死のうとした過去が明らかになります。
さらにモーテルでは、奥さんの変わり果てた姿に絶望した父親リチャードが首を吊って自殺して、それを幼いトラヴィスが見つけてしまった、というかなり衝撃的な事実も分かります。
この母親と父親は、それぞれ「ママ」「サッドダディ」というボスキャラとしてトラヴィスの前に現れますね。
教団の陰謀とアレッサの真実
トラヴィスが出会う人たち、特にアレッサのお母さんであるダリアや院長のカウフマンは、サイレントヒルで怪しい活動をしているカルト教団のメンバーでした。
冒頭の火事も、実はダリアが娘のアレッサに神を降ろすっていうヤバい儀式をやったせいで起きたものだったんですね。
トラヴィスは教団の邪魔を乗り越えながら、儀式に必要な「未来のかけら」というアイテムを集めていきます。
物語の最後には、トラヴィスが教団の儀式を止めて、アレッサの苦しみから生まれたラスボスを倒します。
そしてアレッサは、最後の力を使って自分の魂の半分を赤ん坊の姿にして分離させます。
この赤ん坊こそが、7年後に初代主人公のハリー・メイソンに拾われる「シェリル」でして、ここから初代『サイレントヒル』の物語に繋がっていく、という流れです。
主要な登場人物とトラヴィスの過去
『サイレントヒル ゼロ』には、後のシリーズにも出てくる重要なキャラクターが登場します。
ここでは、物語のキーパーソンたちを紹介しますね。
トラヴィス・グレイディ
本作の主人公で、20代のトラックドライバーです。
ちょっと無口で一人が好きそうな雰囲気なんですけど、燃えてる家から少女を助けたり、かなり正義感は強いですね。
お母さんから受け継いだのか、鏡を通って裏世界に自由に行けるっていう特殊能力を持っています。
アレッサ・ギレスピー
本作のヒロインで、物語の中心にいる7歳の少女です。
お母さんのダリアにヤバい儀式をされて全身に大火傷を負うんですけど、その霊的な存在がトラヴィスの前に現れて、彼を導いていきます。
彼女の苦しみが、サイレントヒルの町がおかしくなっている原因ですね。
ダリア・ギレスピー
アレッサのお母さんで、カルト教団のリーダー的な人です。
今回の事件の黒幕は、この人ですね。
自分の娘に神を降臨させるっていう狂った目的のために、アレッサを儀式の生贄にしちゃいます。
リサ・ガーランドとマイケル・カウフマン
アルケミラ病院で働く見習い看護婦と院長です。
この二人は初代『サイレントヒル』にも出てくる重要人物ですね。
本作では、リサが麻薬に手を出していることとか、カウフマンが教団と繋がってて裏で麻薬を扱っていることなんかも匂わされていて、彼らの背景がより深く描かれている感じです。
トラヴィスの両親(ヘレン・グレイディ、リチャード・グレイディ)
トラヴィスのトラウマの原因となった両親です。
お母さんのヘレンは精神を病んで療養所に入っていて、お父さんのリチャードはそれに絶望して自殺してしまいました。
彼らはトラヴィスの罪悪感とか悲しみが形になったボス「ママ」「サッドダディ」として登場しまして、トラヴィスは過去を乗り越えるために戦うことになります。
『サイレントヒル ゼロ』攻略のポイント
このゲームは、今までのシリーズとはちょっと違う新しいシステムがいくつかあります。
なので、ゲームを進める上での攻略のポイントを解説しますね。
新システム①:鏡による能動的な裏世界移動
今までのシリーズだと、裏世界に行くのは勝手に強制的に、っていう感じでした。
でも本作では、トラヴィスがいろんな場所にある鏡に触れることで、自分の好きなタイミングで表世界と裏世界を行き来できます。
表世界だと通れない道が裏世界では通れたり、裏世界にしかアイテムがなかったりするので、この2つの世界をうまく使い分けるのが謎解きのカギになりますね。
新システム②:豊富な武器と耐久性の概念
『サイレントヒル ゼロ』は、使える武器の種類がめちゃくちゃ多いのが特徴です。
ハンマーとかドライバーみたいな工具から、日本刀、さらにはポータブルテレビとかタイプライターまで、本当にいろんなものを武器にできます。
ただし、銃以外の殴ったりする武器には「耐久性」っていうのがあって、何回か使うと壊れちゃいます。
もし武器がなくなっても、シリーズで初めて「素手」でも攻撃できるので、詰むことはないですね。
主要クリーチャーとボス戦のコツ
クリーチャーとボス戦のコツは次のとおり。
| クリーチャー名 | 特徴と攻略のポイント |
|---|---|
| ナース | シリーズおなじみの敵ですね。動きは遅いので、後ろから攻撃するのがいいかなと思います。 |
| ストレイトジャケット | 両腕を縛られた人型の敵です。変な液体を吐いてきます。動きは速いんですけど、攻撃した後の隙を狙うのが基本ですね。 |
| キャリオン | 皮を剥がれた犬みたいな敵です。追いかけるのがすごく上手で素早いので、街中では戦わずに逃げるのがおすすめです。 |
| ブッチャー | 大きな肉切り包丁を持ったヤバいやつです。トラヴィスの凶暴な部分が形になった存在らしくて、物語の最後にボスとして戦います。 |
ボス戦では、トラヴィスの両親が元になった「ママ」とか「サッドダディ」とか、彼のトラウマを象徴する敵が出てきます。
多くのボスは遠くから銃で撃つのが有効なので、弾は大事にしながら進めるといいかなと思います。
マルチエンディングの分岐条件
エンディングは3種類あります。
- グッドエンド:1周目は必ずこのエンディングになります。これが本当のストーリーで、初代『サイレントヒル』に繋がります。
- バッドエンド:2周目以降に、敵をたくさん倒すとこのエンディングになります。トラヴィスが実は殺人鬼だったかも、みたいな後味の悪い終わり方ですね。
- UFOエンド:シリーズ恒例のおふざけエンディングです。モーテル502号室の鍵を手に入れて使うと見れます。
『サイレントヒル ゼロ』の評価点と問題点
海外のスタジオが作ったこの作品は、昔からのファンからは色々な評価を受けています。
評価されているポイント
PSPのゲームとしてはグラフィックがすごく綺麗で、シリーズ特有の静かでジメっとした怖さの演出は、かなり評価が高いです。
あと、山岡晃さんの作る音楽は相変わらず最高で、プレイヤーの不安な気持ちを盛り上げてくれますね。
主人公トラヴィスの過去をめぐる話も、シリーズらしい悲しい感じで良いかなと思います。
賛否が分かれるポイント・問題点
一方で、舞台になるサイレントヒルの町が今までの作品に比べて狭くて、探索の自由度が低いっていう意見もありますね。
あと、武器の種類は多いんですけど、ゲームの後半になると武器とか回復アイテムが余りすぎて、ホラーゲームなのに緊張感がなくなっちゃう、みたいな指摘もあります。
ストーリーも、結局は初代『サイレントヒル』の前日譚っていうのがメインなので、主人公のトラヴィス自身の話への関わりが薄くて、あんまり感情移入できないなと感じる人もいるみたいですね。
まとめ
『サイレントヒル ゼロ』は、シリーズの全ての始まりを描いた、かなり重要な作品です。
携帯機のPSPで手軽に遊べるのに、グラフィックとかホラーの演出は質が高くて、サイレントヒル特有の暗い世界観をしっかり味わえます。
初代『サイレントヒル』をプレイしたことがある人なら、リサやカウフマンの過去とか、アレッサの物語がどうやって始まったのかが分かって、もっとシリーズの世界にハマれるはずです。
ちょっと賛否両論ある作品ではありますけど、サイレントヒルの原点に触れるっていう意味では、ファンなら一度はプレイしておいて損はないかなと思います。

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