【初代サイレントヒル考察】リサ・ガーランドの悲劇的な正体|ナースの姿の理由

『サイレントヒル』シリーズの初代(SH1)で、たぶん多くのプレイヤーの心に残っているキャラが、リサ・ガーランドかなと思います。

彼女は、主人公ハリー・メイソンが探索する、あの霧とクリーチャーだらけの町で出会う、数少ない「人間っぽい」存在でしたよね。

とはいえ、なぜ彼女はあの血とサビだらけの「裏世界」の病院でしか出てこないんでしょうか。

この記事では、「サイレントヒル」のリサ・ガーランドの悲劇的な正体と、彼女がなぜナースの姿でハリーの前に現れたのか、その悲しい背景について、深掘りして解説しますね。

目次

リサ・ガーランドとは?アルケミラ病院の看護婦

リサ・ガーランドは、サイレントヒルの「アルケミラ病院」で働いていた、23歳の看護婦(ナース)です。

物語の主人公ハリー・メイソンは、娘のシェリルを探す途中でこの病院に来るわけですが、そこで裏世界へと変わってしまった診察室で、怯えているリサを見つける感じですね。

主人公ハリーとの出会い

病院にいた他の職員はみんな消えちゃって、変なナースのクリーチャーがウロウロしている中で、リサだけが唯一、普通の人間として登場します。

彼女はハリーに、「自分も気を失ってて、気づいたらこんなことになってた」みたいに話します。

ハリーからしても、このヤバい世界でまともに話ができる相手は貴重で、ちょっとホッとする存在だったかなと思います。

なぜか「裏世界」でしか会えない謎

ただ、リサにはちょっと変な点がありました。

それは、彼女がハリーと「裏世界」でしか会えなくて、表世界(霧のほう)には絶対に出てこないことです。

ハリーが「一緒に逃げよう」みたいに誘っても、リサは「なぜか、私はここを離れるべきじゃない気がするの」と言って、病院から出ようとしないんですね。

この謎が、彼女の正体とか、悲劇につながる一番のポイントになっています。


【考察】リサ・ガーランドの悲劇的な正体

ゲームを進めていくと、リサ・ガーランドの悲しい真実がだんだん分かってきます。

彼女の正体は、多くのプレイヤーが考えているとおり、かなり悲劇的なものでした。

結論:リサはハリーが出会う前からすでに死亡していた

いきなり結論ですが、リサ・ガーランドの正体は、ハリーがサイレントヒルで出会った時にはもう「死亡していた」幽霊、というか、アレッサの記憶とか悪夢が作った存在、みたいな感じです。

彼女が裏世界にしか出られなかったのは、もうこの世の人間じゃなかったから、という理由ですね。

アレッサの看護担当だった過去

じゃあ、生前のリサは何をしていたかというと、アルケミラ病院で看護婦として働いていました。

そして、あの教団の儀式でひどい火傷を負って、病院の地下に閉じ込められていた少女「アレッサ」の看護をやってたんですね。

リサが残したビデオテープとか日記を見ると、死ぬほどの火傷なのにずっと生き続けてるアレッサを見て、かなりビビってたというか、精神的にキツかった様子がわかります。

薬物中毒とカウフマンによる殺害

このヤバい看護のストレスから逃げるために、リサは院長のマイケル・カウフマンから麻薬「PTV」をもらって、それに手を出してしまいます。

結果として、リサは重い薬物中毒になっちゃいました。

そして、町の異変が起きるちょっと前に、アレッサの秘密を知りすぎたリサは、邪魔になったのか、カウフマンに殺されてしまった(たぶん薬を大量に投与されたとか)と考えられます。


なぜリサは「ナース」の姿で現れたのか

ここも疑問ですよね。

他の職員はクリーチャーになってたのに、なぜリサだけが生前のきれいな「ナース」の姿だったんでしょうか。

このあたりは、アレッサの気持ちが関係してるかなと思います。

アレッサの唯一の「味方」だった記憶

サイレントヒルの異世界って、もともとアレッサの苦しい気持ちが作り出した世界です。

アレッサにとって、看護してくれていたリサは、ひどいことをする母親のダリアとか、カウフマンとは違って、唯一自分に優しくしてくれた(ように見えた)存在だったんだと思います。

アレッサがリサに対して持っていた「優しいナース」っていう記憶が、リサがクリーチャーになるのを防いで、生前の姿のまま悪夢の世界に留めていた、みたいな感じです。

自分が死んだことに気づかない悲しい存在

リサ本人は、自分が死んでるってことに気づいてないんですよね。

「みんな死んじゃったのに、どうして私だけ生きてるの?」みたいにハリーに聞くシーンもあって、ここが本当に悲しいところです。

そして物語の最後の方で、リサは「私、あいつらと同じなのね」って、自分がもう死んでて、他のクリーチャーと同じなんだって事実に気づいてしまいます。

ハリーへの拒絶と最後のシーン

真実を知ってパニックになったリサは、「そばにいて」みたいにハリーに助けを求めます。

でも、その瞬間にリサの顔から血がブワッと流れ出して、すごく恐ろしい姿に変わっちゃうんですね。

ハリーもさすがにビビって、彼女を突き飛ばして部屋から逃げ出してしまいます。

あのシーンは、サイレントヒル1の中でも、一番悲しくて印象に残る場面かなと思います。

最後の希望だったハリーにも拒絶されちゃって、リサの絶望はすごかったはずです。


リサ・ガーランドの悲劇は救われなかったのか

ハリーにも見捨てられて、絶望しちゃったリサ。

彼女の魂って、結局救われなかったんでしょうか。

カウフマンへの最後の復讐

物語の最後、リサはちょっと意外な形でまた出てきます。

全部の黒幕の一人だったカウフマンが、異世界が壊れるときに「俺も逃げるぞ」ってなった瞬間に、血まみれのリサが彼の前に現れます。

リサはカウフマンに抱きついて、そのまま彼を奈落の底に引きずり込んで、道連れにします。

これは、自分を麻薬漬けにして殺したカウフマンへの、彼女なりの最後の復讐だったのかもしれないですね。

アレッサの悪夢の終焉と共に消滅

リサは、アレッサの悪夢(異世界)に囚われていた存在でした。

最終的にハリーが神を倒して、アレッサの苦しみが終わった(解放された)ことで、異世界も壊れていきます。

それに合わせて、リサという悲しい存在も、アレッサの悪夢と一緒に消えちゃった、という感じかなと思います。

彼女の魂が本当に救われたのかどうかは、誰にも分からないですね。


まとめ:『サイレントヒル』屈指の悲劇のヒロイン、リサ・ガーランド

こんな感じで、『サイレントヒル1』に出てくるリサ・ガーランドは、ハリーが出会う前からとっくに死亡していた、悲劇のナースでした。

彼女の正体は、アレッサの記憶とか異世界の力によって、生前の姿を保ってただけの、悲しい存在だったんですね。

自分が死んでることにも気づかないで、最後はハリーにも拒絶されて、カウフマンを道連れにして消えていく彼女の物語は、『サイレントヒル』っていうゲームの「怖さ」と「悲しさ」をすごくよく表してるかなと思います。

彼女が流した血まみれの涙は、たぶん、これからも多くのプレイヤーの記憶に残っていくはずです。

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