『サイレントヒル2 リメイク』をプレイしていて、「エディーって結局、何者なんだろう…」「なんであんなに急に狂っちゃったの?」と感じた人も多いと思います。
こういった疑問に答えます。
結論として、エディーの正体は「長年のいじめによって心を歪められた、主人公ジェイムスの鏡のような存在」です。
この記事では、サイレントヒル2におけるエディの正体を解説しつつ、なぜ彼がサイレントヒルに呼ばれたのか、そしてジェイムスとの共通点について深掘りして考察していきます。
この記事を読むことで、エディーというキャラクターの背景から、物語における彼の本当の役割までをイメージできるようになると思います。
それでは、さっそく見ていきましょう。
エディー・ドンブラウスキーの正体:彼は何者だったのか?
まずエディーがどういう人物なのか、という基本からですね。
彼は地方のガソリンスタンドで働く23歳の青年です。
自分の肥満体型とか、気弱な性格にコンプレックスを抱えていますね。
基本的には善良そうに見えるんですけど、感情の起伏が激しくて、キレると何をするか分からない、という一面があります。
彼もジェイムスとかアンジェラと同じで、自分が犯した「罪」によってサイレントヒルに引き寄せられました。
じゃあ、彼の罪は何かというと「長年のいじめ」が原因になっています。
事実として、ある日、犬に吠えられたことをきっかけに今まで溜め込んでいた怒りが爆発して、その犬を射殺してしまいます。
さらに、いじめっ子だった飼い主の足も撃ってしまって、警察から逃げるためにサイレントヒルに来た、という感じです。
この時点ではまだ人殺しまではしていなかったようですが、サイレントヒルという町の力が、彼の狂気をどんどん大きくしていくことになります。
なぜエディーはサイレントヒルに呼ばれたのか?【考察】
サイレントヒルって、罪悪感を抱えている人を引き寄せて、その人の心の闇を形にする町ですよね。
ジェイムスは妻を殺した罪悪感、アンジェラは父親を殺したトラウマから、それぞれ自分だけの世界を見ています。
とはいえ、エディーが見ている世界は、ちょっと違います。
彼の世界に現れるのはクリーチャーじゃなくて、「自分を馬鹿にしてくる人間」の幻なんですね。
これって、エディーが自分のやったことに対して「罪悪感」を感じているというよりは、いじめられてきた過去からくる「劣等感」とか「被害者意識」に支配されている、ということかなと思います。
自分を罰するんじゃなくて、「俺を馬鹿にする奴が悪いんだ」って、他の誰かのせいにしている感じですね。
サイレントヒルで自分を罵る幻を殺していくうちに、だんだん殺すことに快感を覚えて、正気を失っていった。
こんな感じで、エディーは「罪を反省する」というよりは、「罪を正当化して開き直る」という存在として、サイレントヒルに呼ばれたんだと思います。
エディーの言動の変化:表変異する前と後
エディーを理解するうえで大切なのが、彼の精神状態が変化する「前」と「後」での言動の違いです。
基本的な流れは同じムービーなのに、セリフが全然違うんですね。
表変異する前:嘘とごまかし
ジェイムスが最初にエディーに会うシーンでは、彼の言動は嘘とか自己弁護ばっかりです。
死体のことを聞かれると「こっちに向かってきた」とか「襲われたからやったんだ」みたいに、正当防衛だったと主張します。
とはいえ、この時ってジェイムスから目をそらしていて、明らかに嘘をついている感じですね。
さらにジェイムスに突っ込まれると、殺した理由が「襲われたから」から「(馬鹿にするように)見られたから」に変わっていって、話がおかしくなっていきます。
この時点では、まだ自分の行動をなんとか正当化しようとする気持ちが残っているんですけど、かなり追い詰められているのが分かります。
表変異する後:開き直りと復讐心
物語の後半で再会するエディーは、もう別人です。
自分の殺人を隠そうともせずに、「この男を撃ち殺したに決まってんだろ」みたいに、完全に開き直っています。
この変化の理由は、殺人の動機が「反撃」から「復讐」に変わったからですね。
彼は死体に向かって「豚クソ野郎」とか罵詈雑言を浴びせますけど、これって全部、昔自分が言われた言葉です。
つまり、自分をいじめてきた奴らへの恨みを、サイレントヒルで晴らしていた、という感じです。
「死んじまえば同じだ」という彼のセリフから、復讐心が彼の全ての行動理由になったことが分かります。
現実では殺しきれなかった相手を、ここなら何度でも殺せる。
この歪んだ欲望が、彼を殺人鬼に変えてしまったんですね。
エディーとジェイムスの共通点【考察】
ここからが本記事のテーマですが、エディーって、実は主人公ジェイムスの「鏡」みたいな存在なんですね。
一見すると全然違いますけど、内面にはたくさんの共通点があって、それがエディの正体の考察に繋がります。
大切なので順番に解説します。
共通点①:現実から逃げている
一番の共通点は、二人とも「現実から逃げている」という点ですね。
ジェイムスは、妻のメアリーを介護疲れで殺してしまった、という事実から逃げて、「妻は3年前に病死した」っていう嘘の記憶を作りました。
エディーも同じで、いじめへの怒りから人を撃ったという現実を受け入れられなくて、最初は「正当防衛だ」って嘘をついていました。
二人とも、自分の罪と向き合っていない、という点で同じです。
共通点②:自分を正当化する
現実から逃げている、という点とも繋がりますが、二人とも「自分を正当化して、悪いのは他人だ」と思っているフシがあります。
ジェイムスは妻殺しの罪悪感を隠して、自分は被害者みたいな顔で町をさまよっています。
エディーも「俺を馬鹿にする奴が悪いんだ」って、自分の殺人を相手のせいにしています。
この考え方って、追い詰められた人がやりがちなことで、二人の弱さを表しているかなと思います。
共通点③:暴力で解決しようとする
そして一番悲しい共通点が、最終的に「暴力で物事を解決しようとする」ことです。
エディーは自分を馬鹿にする人間を銃で殺しました。
そしてジェイムスも、自分の中の汚い部分を見せてくるエディーを、最後は銃で殺してしまいます。
ジェイムスがエディーを殺すのって、ただの正当防衛じゃないんですね。
あれは、ジェイムスが自分の中にいる「エディーみたいな、他人のせいにして暴力に走る自分」を殺す、っていう行為でもあります。
事実として、エディーを殺したあと、ジェイムスは自分が初めて人を殺したわけじゃない、ってことに気づきます。
エディーという鏡を見て、自分も同じ殺人者なんだ、ということを思い出すわけです。
まとめ
今回は、『サイレントヒル2』のエディーについて解説しました。
エディの正体は、長年のいじめで心が歪み、罪を犯してサイレントヒルに逃げてきた青年です。
とはいえ、彼はただのボスキャラじゃなくて、ジェイムスの心の闇を映し出す、物語に絶対必要な存在なんですね。
こんな感じで、エディーの背景を知ると、『サイレントヒル2』の物語がもっと深く楽しめるんじゃないかなと思います。

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