ポケモンSV(スカーレット・バイオレット)のランクバトルで、常にトップクラスの使用率を誇るパオジアン。
圧倒的な素早さと火力を兼ね備えた準伝説ポケモンですが、育成方法や対策が分からず苦戦している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、パオジアンの基本性能から育成論、おすすめのテラスタイプ、そして実戦で役立つ対策まで、網羅的に解説していきます。
読み終えるころには、パオジアンを使いこなすための知識も、相手のパオジアンに勝つための知識も、どちらも身についているはずです。
パオジアンとは?基本情報と種族値を確認
パオジアンは、ポケモンSVで初登場した全国図鑑No.1002の準伝説ポケモンです。
パルデア地方に封印された4体の「災厄ポケモン」のうちの1体で、分類は「さいやくポケモン」、タイプはあく・こおりの複合となっています。
ユキヒョウをモチーフとした外見が特徴で、口元には二つに割れた剣を牙のように備えています。
設定上は「大昔に剣によって露と消えた者たちの憎しみが雪をまといポケモンになった」という存在であり、100トンもの積雪を操る力を持ちます。
まずは種族値を確認してみましょう。
| ステータス | 種族値 |
|---|---|
| HP | 80 |
| 攻撃 | 120 |
| 防御 | 80 |
| 特攻 | 90 |
| 特防 | 65 |
| 素早さ | 135 |
| 合計 | 570 |
注目すべきは攻撃120と素早さ135の組み合わせです。
素早さ135は全ポケモン中でもトップクラスの数値で、多くの相手に先手を取ることができます。
一方で防御80・特防65と耐久面は低水準であり、攻撃に特化したピーキーな配分といえるでしょう。
パオジアンの入手方法と厳選のポイント
パオジアンを入手するには、パルデア地方の南西部に散らばる「オレンジ色の杭」を8本すべて引き抜く必要があります。
8本の杭をすべて回収すると「凍裂の祠」が開放され、祠でパオジアンとバトルして捕まえることが可能です。
入手機会はゲーム内で原則1回のみとなるため、厳選する場合は祠の前でレポートをセーブしてからバトルに挑みましょう。
厳選時にチェックすべきポイントは主に3つあります。
1つ目は性格で、攻撃が上がるいじっぱりか、素早さが上がるようきが定番です。
2つ目は個体値で、攻撃と素早さが最高値に近い個体を狙います。
3つ目はテラスタイプで、育成論に合った属性かどうかを確認してください。
ただし現在はミントで性格補正を変更でき、おうかんで個体値も補正できるため、厳選のハードルは以前よりかなり下がっています。
テラスタイプに関しても後から変更が可能なので、まずは捕まえることを優先して問題ありません。
特性わざわいのつるぎが強い理由
パオジアンの強さを語るうえで欠かせないのが、固有特性「わざわいのつるぎ」です。
この特性は、パオジアンが場にいる間、自分以外のポケモンの防御を3/4に低下させるという非常に強力な効果を持っています。
相手に交代を強いることもなく、登場するだけで自動的に発動するため、実質的にはパオジアンの物理技すべてに約1.33倍の火力補正がかかっている計算になります。
この補正は「いのちのたま」の1.3倍補正に匹敵する数値です。
つまりパオジアンは、持ち物を何も装備していない状態でも「いのちのたま」を持ったアタッカー並みの火力を発揮できるわけです。
攻撃種族値120という数字だけを見ると突出した数値には見えないかもしれません。
しかし、わざわいのつるぎによる防御低下を加味した実質的な火力指数は、攻撃種族値145を誇るセグレイブをも上回ります。
さらに持ち物でこだわりハチマキやいのちのたまを装備すれば、火力はさらに跳ね上がるため、耐久型のポケモンですら強引に突破できるケースが少なくありません。
パオジアンが覚える主要技と採用率の高い技構成
パオジアンの技構成を考えるうえで、まず理解すべきなのはメインウェポンの選択肢です。
つららおとしの性能と採用理由
こおりタイプの物理技であるつららおとしは、威力85・命中90のパオジアンのメインウェポンです。
ほぼすべての型で確定採用される技で、30%の確率でひるみの追加効果が発生します。
素早さ135から放たれるつららおとしは、先手を取ったうえでひるみを狙える点が非常に厄介で、環境にいるドラゴンタイプや地面タイプに対して大きな打点を持ちます。
命中率が100ではなく90である点にはリスクがありますが、こおりタイプの物理技としてはこれ以上の選択肢がないため、採用しない理由はほぼないでしょう。
ふいうちの使い方と読み合い
あくタイプの先制技であるふいうちは、威力70・命中100で優先度+1の技です。
相手が攻撃技を選択しているときにのみ成功する条件付きの先制技ですが、成功すればタイプ一致の高火力を先制で叩き込めます。
こだわりスカーフを持った相手や、パオジアンより素早いポケモンに対しても有効な切り返し手段となるため、多くの型で採用されています。
ただし、相手が補助技(みがわり・つるぎのまい・でんじはなど)を選んでいた場合は不発に終わるため、読み合いが発生しやすい技でもあります。
対戦においては「ふいうちを打つか、通常技を打つか」の判断がパオジアン使いの腕の見せどころといえるでしょう。
こおりのつぶてとサブウェポン
こおりのつぶては威力40・命中100のこおりタイプ先制技で、ふいうちとは異なり無条件で先制攻撃が可能です。
威力自体は低いものの、特性による防御低下と合わせれば削れた相手を確実に仕留める手段として機能します。
ふいうちと合わせて2種類のタイプ一致先制技を持てる点がパオジアンの大きな強みで、こだわりスカーフで上を取る対策が効きにくい要因にもなっています。
サブウェポンとしては、かくとうタイプのせいなるつるぎ、エスパータイプのサイコファング、そしてテラバーストが代表的です。
せいなるつるぎは同族ミラーやドドゲザンへの打点、サイコファングはかくとうタイプへの打点として採用されるケースがあります。
パオジアンのおすすめ育成論5選
パオジアンには環境に応じたさまざまな型が存在します。
ここでは代表的な5つの育成論を紹介しますので、自分のパーティに合った型を見つけてみてください。
きあいのタスキ型
最も汎用性が高く、初心者にもおすすめの型です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| テラスタイプ | ゴースト |
| 性格 | いじっぱり |
| 持ち物 | きあいのタスキ |
| 努力値 | 攻撃252 / 素早さ252 / 防御4 |
| 確定技 | つららおとし / ふいうち / せいなるつるぎ |
| 選択技 | こおりのつぶて or サイコファング |
パオジアンの弱点である耐久の低さをきあいのタスキでカバーし、対面性能を最大限に引き出す構成です。
先制技と合わせることで、相手のポケモンを1体確実に持っていく能力が非常に高く、初手に出しやすい安定感があります。
テラスタイプをゴーストにすることで、4倍弱点のかくとう技を無効化できるうえ、カイリューのしんそくも透かすことが可能です。
電気テラバースト型
苦手な水タイプへの奇襲を狙った型で、近年のランクバトルで注目度が高まっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| テラスタイプ | でんき |
| 性格 | いじっぱり |
| 持ち物 | いのちのたま |
| 努力値 | 攻撃252 / 素早さ252 / 防御4 |
| 確定技 | つららおとし / テラバースト / ふいうち |
| 選択技 | つるぎのまい or こおりのつぶて |
水ウーラオスやアシレーヌなど、パオジアンの一致技を両方とも半減してくる水タイプに対して、電気テラバーストで大ダメージを与えられます。
さらに電気テラスタルにすることで、でんじはを無効化できる点も優秀です。
素早さが生命線であるパオジアンにとって、麻痺による機能停止を防げるのは大きなメリットとなります。
こだわりハチマキ型
圧倒的な火力でサイクルを強引に破壊する型です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| テラスタイプ | あく |
| 性格 | いじっぱり |
| 持ち物 | こだわりハチマキ |
| 努力値 | HP76 / 攻撃244 / 素早さ188 |
| 確定技 | つららおとし / かみくだく |
| 選択技 | こおりのつぶて / ふいうち |
特性による防御低下にこだわりハチマキの1.5倍補正が加わり、あくテラスタル込みの「かみくだく」は物理受けですら耐えきれないほどの火力を叩き出します。
あく技は無効タイプが存在せず半減もされにくいため、相手の受け回しを許さない崩し性能が魅力です。
素早さを少し落としてHPに振ることで、ディンルーの無振り「じしん」を二耐えできる耐久ラインを確保する調整が主流となっています。
こだわりスカーフ型
スカーフ持ちの相手を上から叩ける奇襲性能が持ち味の型です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| テラスタイプ | フェアリー |
| 性格 | いじっぱり |
| 持ち物 | こだわりスカーフ |
| 努力値 | HP12 / 攻撃252 / 防御124 / 特防4 / 素早さ116 |
| 確定技 | つららおとし / かみくだく or ふいうち |
| 選択技 | こおりのつぶて / テラバースト |
元々速いパオジアンにスカーフを持たせることで、スカーフガブリアスすら抜き去る超高速アタッカーに変貌します。
フェアリーテラスタイプにすれば弱点のかくとう技を半減でき、ドラゴン技も無効化できるため、防御面での補完にも優れています。
耐久に努力値を回すことで、カイリューの「するどいクチバシ」+「テラバースト」を確定で耐えるラインを実現できる点も見逃せません。
とつげきチョッキ型
低い特防を補い、対面性能をさらに高めた型です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| テラスタイプ | ゴースト or でんき |
| 性格 | いじっぱり |
| 持ち物 | とつげきチョッキ |
| 努力値 | HP調整 / 攻撃252 / 素早さ調整 |
| 確定技 | つららおとし / ふいうち / こおりのつぶて |
| 選択技 | せいなるつるぎ or テラバースト |
特防65という致命的な数値をとつげきチョッキで補強し、特殊アタッカーとの撃ち合いに持ち込める構成です。
ハバタクカミのムーンフォースやイーユイの特殊技に対して一度は耐えられるケースが増えるため、不利な対面を強引にひっくり返せる可能性が生まれます。
補助技が使えなくなるデメリットがありますが、パオジアンは攻撃技主体で戦うポケモンなので影響は比較的小さいでしょう。
パオジアンのおすすめテラスタイプ比較
テラスタイプの選択は、パオジアンの運用方針を大きく左右します。
ここでは主要な候補を一覧で比較してみましょう。
| テラスタイプ | 主な強み | 相性の良い型 |
|---|---|---|
| ゴースト | かくとう無効、しんそく無効、カイリュー対策に最適 | きあいのタスキ型 |
| でんき | 水タイプへの打点、でんじは無効 | 電気テラバースト型 |
| あく | かみくだくの火力底上げ、一貫性が高い | こだわりハチマキ型 |
| フェアリー | かくとう半減、ドラゴン無効 | こだわりスカーフ型 |
| ほのお | はがねタイプへの耐性、ホウオウ対策 | 伝説環境のサイクル型 |
最も人気が高いのはゴーストテラスタイプです。
4倍弱点のかくとう技を完全に無効化できるだけでなく、環境に多いカイリューのしんそくやマッハパンチも透かせるため、汎用性に優れています。
次いで人気なのが電気テラスタイプで、苦手な水タイプを返り討ちにできる攻撃的な選択肢として評価されています。
どのテラスタイプを選ぶかは、パーティ全体の構成や仮想敵に応じて変わるため、自分の構築と相談して決めるのが大切です。
パオジアンの対策方法とおすすめ対策ポケモン
パオジアンを相手にする際、多くのプレイヤーが悩むのが「安定した対策が取りにくい」という点です。
型が多彩で、テラスタイプによって有効な対策が変わるため、完璧な回答は存在しません。
しかし、いくつかの基本方針を押さえることで対処しやすくなります。
かくとうタイプで弱点を突く
4倍弱点であるかくとうタイプの技は、最もシンプルかつ有効な対策です。
水ウーラオスはタイプ一致のすいりゅうれんだで大ダメージを与えられ、さらにパオジアンの一致技(こおり・あく)を両方とも半減できます。
テツノカイナもかくとうタイプの高い耐久から一発耐えてドレインパンチで反撃する動きが可能です。
ただしゴーストテラスタルで格闘技を透かされるリスクがある点には注意が必要でしょう。
物理耐久の高いポケモンで受ける
わざわいのつるぎで防御が下がるとはいえ、元々の物理耐久が極めて高いポケモンであれば受けが成立します。
マリルリはパオジアンのタイプ一致技2種に加え、サブウェポンのせいなるつるぎまで半減できる数少ないポケモンであり、有力な対策候補といえます。
ヘイラッシャも圧倒的なHP種族値と防御で物理攻撃を受け止める力がありますが、ハチマキ型の場合は押し負けることもあるため過信は禁物です。
先制技で削れたパオジアンを処理する
パオジアンは耐久が低いため、一度でもダメージを入れれば先制技圏内に入りやすいポケモンです。
カイリューのしんそくやファイアローのブレイブバードなど、優先度の高い技で削れたパオジアンを処理する動きは有効な対策の一つとなります。
ただし、パオジアン側もふいうちやこおりのつぶてを持っているため、先制技同士の撃ち合いではタイプ相性も含めた判断が求められるでしょう。
ステルスロックでタスキを潰す
きあいのタスキ型のパオジアンに対しては、ステルスロック(ステロ)が非常に有効です。
場にステロが撒かれている状態でパオジアンが登場すると、こおり・あくの複合タイプは岩が2倍弱点のため、最大HPの約12.5%が削れてタスキが機能しなくなります。
ディンルーやカバルドンなど、ステロ撒き要員を構築に組み込んでおくことで、タスキパオジアンへの対策が格段に安定するでしょう。
ランクバトルにおけるパオジアンの使用率と環境での立ち位置
パオジアンは、レギュレーションCで準伝説が解禁されて以降、ほぼすべてのシーズンでシングルバトルの使用率トップ5圏内を維持してきたポケモンです。
一時は使用率2位にまで達したシーズンもあり、ハバタクカミ・カイリュー・ウーラオスと並んでポケモンSVの対戦環境を代表する存在といえます。
レギュレーションI(シーズン40以降)では禁止伝説を2体使用できるルールが採用されていますが、パオジアンは準伝説枠として引き続き上位の採用率を誇ります。
コライドンやザシアンといった禁止伝説と並べても遜色のない性能を発揮しており、ミライドンとパオジアンの組み合わせは電気と氷の攻撃範囲が補完し合うことで高い評価を得ています。
「SV史上最も嫌われたポケモン」という声が上がるほど対戦相手からの警戒度は高く、逆にいえばそれだけ強力なポケモンであることの証明ともいえるでしょう。
今後新たなレギュレーションが登場しても、使用可能な限りはトップメタの一角を占め続ける可能性が高いと考えられます。
色違いパオジアンの入手方法と配布イベントの情報
2025年夏には、災厄ポケモン4体の色違いが入手できる大型イベントが開催されました。
色違いパオジアンに関しては、2025年8月4日から8月18日までの期間にイベントテラレイドバトルが実施され、星5のテラレイドバトルの結晶で色違いのパオジアンが出現しました。
ただし、レイドで倒しただけでは直接入手はできません。
イベント期間中に全ユーザーの合計クリア回数が100万回を超えると、後日「ふしぎなおくりもの」で色違いパオジアンが配布される仕組みでした。
配布の受取期間は2025年8月22日から2025年10月1日の8時59分までとなっており、メニューの「ポケポータル」から「ふしぎなおくりもの」を選択して「インターネットで受け取る」ことで入手できました。
現在はこの配布期間を過ぎているため、同じ方法での入手はできません。
今後、再配布や別の入手手段が用意される可能性もありますが、公式からのアナウンスを確認する必要があるでしょう。
レイドバトルのソロ攻略については、テツノカイナのようにかくとうタイプで耐久の高いポケモンが推奨されていました。
つるぎのまいで攻撃を積み、ドレインパンチで回復しながら攻撃するのが安定した立ち回りです。
パオジアンは定期的にくろいきりを使用するため、都度つるぎのまいを積みなおすことがポイントでした。
パオジアンのデメリットと使用時の注意点
強力なパオジアンですが、使用する側にも意識すべきデメリットや注意点がいくつか存在します。
まず最大の弱点は耐久の低さです。
HP80・防御80・特防65という数値は準伝説としては明らかに低水準で、等倍の攻撃でも上位アタッカーの一致技であれば容易に倒されてしまいます。
特に特防65は致命的で、特殊アタッカーとの撃ち合いでは基本的に不利です。
次に、主力技であるつららおとしの命中率が90である点も見逃せません。
重要な場面での技外しは勝敗に直結するため、命中不安と常に付き合う覚悟が求められます。
ひるみの追加効果(30%)に頼った勝ちパターンが生まれやすいことから、「運ゲーポケモン」と批判されることも少なくありません。
また、ダブルバトルではわざわいのつるぎが味方の防御も下げてしまうため、シングルとは異なる構築上の工夫が必要です。
味方のポケモンが物理技で倒されやすくなるリスクがあり、ダブルでの評価はシングルと比べると一段下がる傾向にあります。
持ち物の依存度が高い点も注意が必要でしょう。
きあいのタスキ型はステルスロックで機能停止しますし、こだわりアイテム型は技が固定されるため読まれやすくなります。
持ち物が判明した瞬間に相手の対策が容易になるケースがあるため、選出段階でのプレイングが重要となります。
災厄ポケモン4体の比較とパオジアンの位置づけ
パオジアンはチオンジェン・ディンルー・イーユイとともに「災厄ポケモン」と呼ばれるグループに属しています。
4体それぞれが固有の「わざわい」系特性を持ち、対戦環境に大きな影響を与えてきました。
| ポケモン | タイプ | 特性 | 効果 | 主な役割 |
|---|---|---|---|---|
| チオンジェン | くさ・あく | わざわいのおふだ | 自分以外の攻撃を3/4に低下 | 耐久・サポート |
| パオジアン | あく・こおり | わざわいのつるぎ | 自分以外の防御を3/4に低下 | 高速物理アタッカー |
| ディンルー | あく・じめん | わざわいのうつわ | 自分以外の特攻を3/4に低下 | 物理受け・ステロ撒き |
| イーユイ | あく・ほのお | わざわいのたま | 自分以外の特防を3/4に低下 | 高速特殊アタッカー |
4体のなかで最もランクバトルでの使用率が高いのがパオジアンです。
攻撃的な特性と高速高火力の種族値がかみ合っており、アタッカーとしての完成度が群を抜いています。
ディンルーも高い使用率を誇りますが、役割が物理受けやステロ撒きとまったく異なるため、同じパーティに並べて採用されることも珍しくありません。
イーユイは特殊アタッカー版のパオジアンともいえる存在で、特防を下げる特性と高い特攻・素早さを活かした運用がされています。
チオンジェンは4体のなかでは使用率が最も控えめですが、相手の攻撃力を下げる特性により独自のサポート性能を持っています。
パオジアンとセグレイブの違い:どちらを選ぶべきか
パオジアンと並んでこおりタイプの物理アタッカーとして比較対象に挙がることが多いのがセグレイブです。
両者の主要なスペックを比較してみましょう。
| 比較項目 | パオジアン | セグレイブ |
|---|---|---|
| タイプ | あく・こおり | ドラゴン・こおり |
| 攻撃種族値 | 120 | 145 |
| 素早さ種族値 | 135 | 87 |
| 特性(主要) | わざわいのつるぎ(防御低下) | ねつこうかん(ほのお半減・攻撃UP) |
| 先制技 | ふいうち・こおりのつぶて | なし |
| 伝説分類 | 準伝説 | 一般ポケモン |
攻撃種族値だけを見るとセグレイブが25も上回っていますが、パオジアンは特性による防御低下を加味すると実質火力でセグレイブを超えるケースが多くなります。
さらに決定的な差が素早さです。
パオジアンの135に対してセグレイブは87と大きく劣るため、上から殴れる範囲がまったく異なります。
パオジアンは先制技2種を持つことで、スカーフ持ちに対しても切り返す手段がある点も優位です。
一方でセグレイブはドラゴンタイプの耐性やりゅうのまいによる積み性能など、パオジアンにはない強みを持っています。
結論として、素早さと即効性を重視するならパオジアン、積みエースとしての爆発力を求めるならセグレイブという使い分けが一般的です。
パーティの構成や求める役割に応じて選択するのが最善でしょう。
まとめ:ポケモンSVパオジアンの育成と対策の総合ガイド
- パオジアンはあく・こおりタイプの準伝説ポケモンで、攻撃120・素早さ135の高速物理アタッカーである
- 特性わざわいのつるぎは相手の防御を3/4に低下させ、持ち物なしでもいのちのたま級の火力を発揮する
- つららおとしは威力85・命中90のメインウェポンで、30%ひるみの追加効果が対戦で大きなアドバンテージとなる
- 育成論はきあいのタスキ型・電気テラバースト型・こだわりハチマキ型・こだわりスカーフ型・とつげきチョッキ型の5つが主流である
- テラスタイプはゴースト(かくとう無効)と電気(水対策・でんじは無効)が特に人気が高い
- 対策にはマリルリや水ウーラオスなど、一致技を半減しつつかくとう打点を持てるポケモンが有効である
- ステルスロックを撒くことでタスキ型の機能を完封できるため、ステロ要員の採用が重要である
- 耐久の低さと主力技の命中不安がデメリットで、特に特防65は特殊アタッカーに対して致命的である
- ダブルバトルでは味方の防御も下がるため、シングルに比べて構築上の制約がある
- レギュレーションを問わずシングルバトルの使用率トップ5を維持し続けている環境の中心的存在である

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