「2Dのソウルライクに挑戦してみたいけれど、作品が多すぎてどれを選べばいいかわからない」という声は少なくありません。
近年、横スクロールアクションの高難度ジャンルは急速に拡大しており、Steamだけでも2024年にはソウルライクタグのついた作品が371本リリースされました。
本記事では、ジャンルの定義や代表作の比較から最新の新作情報、そして初心者向けの選び方まで、2Dソウルライクに関するあらゆる情報を網羅的に解説していきます。
自分にぴったりの一本を見つけるための手がかりとして、ぜひ最後までお読みください。
2Dソウルライクとは?ジャンルの定義と特徴
2Dソウルライクとは、フロムソフトウェアの「DARK SOULS」シリーズが確立した高難度アクションRPGの設計思想を、2次元の横スクロール形式に落とし込んだゲームジャンルです。
もともと「ソウルライク」という言葉は、スタミナ管理を軸にした戦闘、死亡時の経験値ロスト、チェックポイント制、環境ストーリーテリングといった要素を持つゲームを指す呼称として広まりました。
2Dソウルライクでは、これらの要素に加えて、広大で相互に接続されたマップを探索するメトロイドヴァニアの構造が融合しているケースが大半を占めます。
この融合ジャンルは「ソウルヴァニア(Soulsvania)」とも呼ばれ、日本語版Wikipediaにも独立した項目が存在するほど認知が進んでいます。
IGNの分析によれば、ソウルヴァニアというジャンルの起源は、2016年にSka Studiosが発売した「Salt and Sanctuary」にあるとされています。
同作がダークソウルの核心的なメカニクスを2Dに翻訳することに成功して以降、Hollow KnightやENDER LILIESなど、数多くの名作が続きました。
3Dソウルライクとの違い
2Dソウルライクと3Dソウルライクの最も根本的な違いは、プレイヤーが動ける軸の数にあります。
3Dでは前後左右の全方位に自由に移動・回避できるのに対し、2Dではx軸とy軸しか存在しません。
この制約により、回避行動は「敵の下をくぐり抜ける」か「後方に退く」かの二択になりやすく、ボス戦における戦略のパターンが限定される傾向があります。
一方で、2Dならではの利点も明確に存在します。
インディー開発が中心であるため価格帯は1,000〜3,500円程度と手頃であり、プレイに必要なPCスペックも低く抑えられています。
さらに、学術論文(Springer掲載、Guzsvinecz著、2022年)の分析では、ソウルライクタグを持つ2Dゲームは3Dゲームと比較して統計的に有意に肯定的レビューを受けやすいという研究結果も報告されています。
具体的には、プレイヤーが感じる「喜び」のスコアが約30%、「驚き」が約12%高かったとのことです。
メトロイドヴァニアとの関係
2Dソウルライクを語るうえで、メトロイドヴァニアとの関係性を理解しておくことは欠かせません。
メトロイドヴァニアとは、「メトロイド」と「キャッスルヴァニア(悪魔城ドラキュラ)」の名前を掛け合わせた造語で、広大な2Dマップを探索しながら新たな能力を獲得し、行動範囲を広げていくゲームデザインを指します。
2Dソウルライクの多くは、このメトロイドヴァニア的な探索構造を土台としたうえで、チェックポイント(篝火に相当)の開放、死亡時の経験値ドロップと回収、パリィやローリング回避といったソウルライク特有の戦闘システムを組み合わせています。
ただし、両者の融合には構造的な課題も指摘されています。
メトロイドヴァニアの魅力は自由な探索にある一方、ソウルライクの経験値ロスト仕様は探索を慎重にさせる方向に作用します。
死亡した地点まで経験値を回収しに行く必要があるため、気軽に未知のエリアへ足を踏み入れにくくなるのです。
この課題に対し、近年のENDER MAGNOLIAのようにデスペナルティを大幅に軽減する作品が高い評価を得ていることは、ジャンルの進化の方向性を示唆しています。
2Dソウルライクのおすすめ代表作を徹底比較
ここでは、これまでにリリースされた2Dソウルライクの中から、特に評価の高い代表的な作品を取り上げ、それぞれの特徴を比較していきます。
| 作品名 | 発売年 | 価格帯 | プレイ時間目安 | 難易度選択 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| Salt and Sanctuary | 2016年 | 約1,800円 | 約20時間 | なし | 2Dダクソの元祖、レベル制 |
| Hollow Knight | 2017年 | 約1,500円 | 30〜60時間 | なし | 圧倒的ボリューム、探索自由度 |
| Dead Cells | 2018年 | 約2,500円 | 1周2〜3時間(周回型) | なし | ローグライク融合、高速戦闘 |
| Blasphemous | 2019年 | 約2,500円 | 約17時間 | なし | ゴシック世界観、高難度 |
| ENDER LILIES | 2021年 | 約2,500円 | 15〜25時間 | なし | 美麗アート、デスペナなし |
| Death’s Gambit: Afterlife | 2021年 | 約2,000円 | 15〜20時間 | なし | ダクソ的戦闘に最も近い |
| GRIME | 2021年 | 約2,500円 | 15〜20時間 | なし | パリィで敵を吸収し強化 |
| Blasphemous 2 | 2023年 | 約3,000円 | 約15時間 | なし | 前作の操作性を大幅改善 |
| The Last Faith | 2023年 | 約2,500円 | 15〜20時間 | なし | ブラッドボーン的ゴシック |
| Nine Sols(ナインソール) | 2024年 | 約3,000円 | 20〜25時間 | なし | パリィ重視、道教SF世界観 |
| エンダーマグノリア | 2025年 | 約3,500円 | 20〜30時間 | あり | 快適探索、遠距離攻撃豊富 |
この表からもわかるように、2Dソウルライクは総じて1,500〜3,500円のインディー価格帯に収まっており、フルプライスの3Dタイトルと比べて気軽に手を出しやすい点が大きな魅力です。
Salt and Sanctuary:2Dソウルライクの元祖
Salt and Sanctuaryは、2Dソウルライクという概念そのものを世に知らしめた作品です。
ダークソウルのレベルアップシステム、装備重量、スタミナ管理、篝火に相当するチェックポイントといった要素をほぼそのまま2Dに変換しており、「2Dダークソウル」という評が定着しています。
Steamでは「非常に好評」を維持しており、一般的に完成度の高い移植として評価されています。
ツリー形式のスキルシステムによるビルド自由度の高さが特徴で、戦士型から魔法型まで幅広いプレイスタイルに対応しています。
続編のSalt and Sacrificeは2022年に発売されましたが、モンスターハンター的な要素を追加したことでバランスが崩れたと感じるプレイヤーも多く、IGN Japanのレビューでは「噛み合っていない新要素」と評されるなど、前作ほどの高い支持は得られていません。
Hollow Knight:低価格で圧倒的ボリューム
Hollow Knightは、Team Cherryが2017年にリリースした横スクロールアクションで、2Dソウルライクの金字塔とも呼ばれる作品です。
約1,500円という価格でありながら、30〜60時間にも及ぶプレイボリュームを誇り、コストパフォーマンスの面で他を圧倒しています。
Steamアワードやメディアの各種ランキングで常に上位に位置し、IMDbのソウルライクランキングでも高い評価を獲得しています。
ただし、ファストトラベルの手段が限られているため、マップの行き来に時間がかかる点は好みが分かれるポイントです。
近年の快適な設計の作品に慣れたプレイヤーからは、探索の不便さを指摘する声も少なくありません。
なお、待望の続編「Hollow Knight: Silksong」が2025年9月に発売され、Steamアワード2025のゲームオブザイヤーを受賞しました。
2026年内には無料拡張コンテンツ「Sea of Sorrow」の配信も予定されています。
ENDER LILIESシリーズ:日本発の世界的ヒット
ENDER LILIES: Quietus of the Knightsは、東京の開発会社Binary Haze Interactiveが手がけた日本発の2DアクションRPGです。
全世界累計150万本を突破した実績を持ち、Steamでも「非常に好評」の評価を獲得しています。
特筆すべきは、デスペナルティが存在しないという設計です。
死亡してもリトライが容易なため、ソウルライク的な戦闘の歯ごたえを味わいながらも、探索の快適さを損なわないバランスが実現されています。
2025年1月には続編「エンダーマグノリア:ブルームインザミスト」が発売され、シリーズ累計は全世界200万本を突破しました。
PS Storeでは95%のユーザーが最高評価をつけており、難易度をイージー・ノーマル・ハードの3段階およびカスタムで調整できる仕組みも導入されています。
開発者への取材記事では、「2Dソウルライクなのに心地よく親しみやすい」という独自性が差別化の鍵であると語られています。
Nine Sols(ナインソール):パリィ特化の新鋭
Nine Solsは、台湾のRed Candle Gamesが2024年に発売した2Dアクションアドベンチャーです。
道教の神話とサイバーパンクを融合させた独自の世界観が特徴で、Metacriticの海外メタスコアは84点を記録しました。
「弾き(パリィ)」を中心に据えたスピーディーな戦闘システムが高く評価されており、コミュニティ内では「2Dソウルライクの現時点での最高峰」との声も聞かれます。
一方で、探索面ではファストトラベルの制限や経験値(および金銭)ロスト仕様が不便に感じられるという意見もあり、快適さを重視するプレイヤーとの相性には注意が必要です。
2Dソウルライクの選び方ガイド|初心者から上級者まで
2Dソウルライクは作品ごとに難易度や設計思想が大きく異なるため、自分のプレイスタイルに合った作品を選ぶことが重要になります。
ここでは、プレイヤーのタイプ別に適した作品を整理します。
初心者におすすめの入門作品
ソウルライク初体験のプレイヤーには、デスペナルティが軽い作品から始めることを推奨します。
最有力候補は「エンダーマグノリア」です。
難易度選択が可能で、死亡時にリソースを失う仕組みがなく、ファストトラベルも充実しています。
それでいてボス戦の手応えはしっかりと残されており、「ソウルライクの醍醐味」を安全に体験できる入り口として最適でしょう。
前作のENDER LILIESも同様にデスペナルティが存在しないため、価格の安さを重視するなら前作から入るのも良い選択です。
一方、Hollow Knightは価格の安さとボリュームの大きさが魅力ですが、ファストトラベルの不便さや中盤以降の難易度上昇を考慮すると、完全な初心者には少しハードルが高い可能性があります。
本格派が満足できるハードコア作品
ダークソウル本家の経験者や、歯ごたえのある戦闘を求めるプレイヤーには、以下の作品が適しています。
Salt and Sanctuaryは、3Dソウルライクの設計を最も忠実に2Dへ翻訳した作品であり、ビルドの自由度と戦闘の重厚感を両立しています。
Nine Solsは、パリィのタイミング精度が厳しく要求されるため、反射神経と学習能力が試されます。
Blasphemousシリーズはゴシックホラーの世界観に浸りたいプレイヤーに最適で、続編のBlasmphemous 2は前作のゲームデザイン上の粗を改善しており、一般的に前作以上の完成度と評されています。
GRIMEは「敵の攻撃をパリィして吸収し、自身を強化する」という独自のシステムが特徴で、他作品にはない新鮮な体験を求めるプレイヤーに向いています。
ローグライク要素を楽しみたい場合
周回プレイのたびにマップやアイテム配置が変化するランダム性を好むプレイヤーには、Dead Cellsが圧倒的な支持を集めています。
Steamでは96%の肯定率で「圧倒的に好評」を維持し、全世界累計販売本数は1,000万本を超えています。
1周あたりの所要時間は2〜3時間と短く、何度でも新鮮な気持ちで挑戦できる構造が中毒性を生んでいます。
2026年3月発売予定のNever Grave: The Witch and The Curseもメトロイドヴァニアにローグライト要素を融合させた作品で、最大4人の協力プレイにも対応しています。
開発元はパルワールドで知られるPocketpairの傘下スタジオであるFrontside 180 Studioです。
2Dソウルライクの注意点とデメリット
魅力的なジャンルである一方、2Dソウルライクには構造的な限界や購入前に把握しておくべき注意点がいくつか存在します。
戦闘の類型化とマンネリのリスク
2Dという制約上、回避行動の選択肢はどうしても限られます。
多くの作品で、ボス戦の攻略法が「前方にくぐり抜けるか、後方に退くか」の二択に収束しやすいという指摘は、コミュニティ内で広く共有されています。
また、強力な遠距離攻撃を導入するとボス戦の難易度バランスが崩壊するため、近接武器による攻撃がメインにならざるを得ないケースが大半です。
この点について、ENDER LILIESはシステムへの理解が深まると多彩な奥義を活用できるようになる設計で差別化に成功しており、エンダーマグノリアは最初から遠距離攻撃やオートスキルを自由に使える仕組みを採用しています。
作品選びの際には、戦闘システムにどのような独自の工夫があるかを事前に確認しておくと、マンネリを避けやすくなるでしょう。
探索と高難度の両立が難しい
前述のとおり、メトロイドヴァニア的な自由探索とソウルライク的なデスペナルティは、設計思想として相反する部分を含んでいます。
経験値ロスト仕様があると「死んだ場所まで回収に行かなければ」という心理が働き、新しいエリアへの探索意欲が削がれることがあります。
3Dのエルデンリングではレベルアップやアイテム購入で経験値を使い切ってから探索に出るという回避策がありましたが、2Dのインディー作品ではソウルの使い道が限られていることが多く、同じ手段が通用しにくいのが実情です。
この問題への対処として、購入前にデスペナルティの仕組みを確認しておくことをおすすめします。
購入前にチェックすべきポイント
2Dソウルライクを選ぶ際には、以下の項目を事前に確認しておくと失敗を避けられます。
日本語対応の有無は特に重要です。
海外インディー作品の中には日本語に対応していないものも少なくなく、たとえば2026年2月に発売されたCrimson Capesは現時点で日本語非対応となっています。
コントローラーへの対応状況も確認が必要です。
2Dアクションはキーボードよりもコントローラーでの操作が圧倒的に快適ですが、一部のPC向けインディータイトルではコントローラーの認識に問題が報告されているケースがあります。
プラットフォームの選択も考慮に値します。
同一タイトルでもSwitch版はフレームレートが不安定になることがある一方、携帯モードで手軽に遊べるというメリットがあります。
2Dソウルライクの最新作と2026年の注目タイトル
2026年は2Dソウルライクにとって豊作の年になりつつあります。
すでに発売された作品から今後のリリース予定まで、最新の動向を整理します。
2026年発売済みの注目作
2026年2月12日には、インディースタジオPOOR LOCKEが開発した「Crimson Capes」がSteamで配信開始されました。
価格は約1,500円(15ドル)で、ダークソウルやコナン、エルリックといった作品からインスピレーションを受けたと公言されています。
パリィを重視した戦闘に加え、2Dソウルライクとしては珍しいオンライン協力プレイおよびPvPに対応している点が大きな特徴です。
ピクセルアートの手描き風ビジュアルが「ヌルヌル動く」と話題を呼び、ゲームメディアでも広く取り上げられました。
2026年3月以降の発売予定作品
2026年3月5日には、Pocketpair傘下のFrontside 180 Studioが開発するNever Grave: The Witch and The Curseが発売予定です。
PC、Nintendo Switch、PS4、PS5、Xboxと幅広いプラットフォームに対応し、最大4人での協力マルチプレイが可能です。
メトロイドヴァニアとローグライトの要素を融合した2Dアクションで、プレイするたびにダンジョンの構成が変化する設計になっています。
同月31日には、Moth Atlas開発・Midwest Games発売の「Tombwater」がPC向けにリリースされます。
同作は西部劇をテーマにしたトップダウン視点の2Dソウルライクという、これまでにほとんど例のないコンセプトが特徴です。
7つのプレイヤークラスと50以上のボスが用意されており、プレイ時間は約20時間と発表されています。
呪われたゴーストタウンを舞台にエルドリッチホラーと対峙する世界観も、従来の横スクロール型とは一線を画す独自性を持っています。
今後注目のインディー新作
コミュニティ内で注目度の高い作品として、「Velaster」「罪の呪印」「FYORA’S SOULS」なども挙げられます。
Velasterは2026年1月にリリースされた2D横スクロール型のソウルライクで、デモの段階から高い評価を集めていました。
罪の呪印はMad Mushroomが開発するソウル&ローグライクのトップダウン型アクションRPGで、2026年中のSteam正式リリースが予告されています。
FYORA’S SOULSは見下ろし型の2Dソウルライクで、可愛らしいビジュアルと本格的な戦闘の組み合わせが注目を集めています。
2Dソウルライクの最新トレンドとジャンルの未来
2Dソウルライクというジャンルは、急速な成長の一方で飽和の兆しも見え始めています。
ここでは業界データと専門家の分析をもとに、ジャンルの現在地と今後の方向性を解説します。
ジャンルの急成長と飽和への懸念
Sensor Tower傘下のVG Insightsが2025年10月に公開したレポートによると、Steamにおけるソウルライクタグ付きゲームの年間リリース数は、2015年の9本から2024年の371本へと約41倍に成長しました。
しかし2025年は10月時点で207本にとどまっており、増加ペースに鈍化の兆しが見えています。
Polygon(2025年7月)は「もうソウルライクは十分」と題した記事でジャンルの飽和を指摘し、Eurogamer(2025年9月)は「ゲーム業界にはソウルライク問題がある」と分析しました。
後者の記事では、「フォーミュラに忠実すぎると模倣品扱いされ、離れすぎるとソウルライクと呼べなくなる」という構造的なジレンマが提起されています。
一方で、実際の売上データを見ると人気タイトルは依然として好調であり、「ソウルライク疲れは神話」とする業界分析も存在します。
進化の方向性:視点の多様化とマルチプレイ
従来の2Dソウルライクは横スクロール視点が主流でしたが、2026年にはトップダウン(見下ろし)視点の作品が複数登場しています。
Tombwater、罪の呪印、FYORA’S SOULSなどがその例であり、横スクロールの限界として指摘されてきた「回避方向の二択問題」を、視点の変更によって解消しようとする試みと見ることができます。
マルチプレイ対応も新たなトレンドです。
Crimson Capesが協力プレイとPvPの両方に対応し、Never Graveが最大4人の協力プレイを実現するなど、これまでソロプレイ中心だった2Dソウルライクに社会的な遊びの要素が加わりつつあります。
快適性の追求という新潮流
エンダーマグノリアの商業的成功とユーザーからの圧倒的な支持は、ジャンルの今後の方向性に大きな影響を与えています。
同作はデスペナルティの撤廃、充実したファストトラベル、豊富な遠距離攻撃手段といった「快適さ」を前面に押し出しながらも、ボス戦の手応えは維持するという設計を実現しました。
多くのユーザーが「エンダーマグノリアは2Dソウルライクではなく、ソウルライクの要素を持つ快適なメトロイドヴァニア」と位置づけており、この線引き自体がジャンルの進化を象徴しています。
「ソウルライクというコンセプトにこだわるよりも、快適な探索型アクションとして楽しめる方が良い」という声は、コミュニティ内で一定の支持を得ています。
APAC地域の台頭
Sensor Towerのレポートは、ソウルライクジャンルの成長を牽引しているのがアジア太平洋地域(APAC)であることを明らかにしています。
2Dソウルライクの文脈では、日本のBinary Haze Interactive(ENDER LILIESシリーズ)、台湾のRed Candle Games(Nine Sols)が世界的なヒットを記録しています。
中国や韓国のスタジオも3Dソウルライクを中心に存在感を強めており、このトレンドは2D領域にも波及していく可能性が高いでしょう。
まとめ:2Dソウルライクの世界を楽しむために
- 2Dソウルライクとは、ダークソウルの設計思想を2D横スクロールアクションに融合させたゲームジャンルである
- メトロイドヴァニアとの融合形態は「ソウルヴァニア」と呼ばれ、広大なマップ探索と高難度戦闘が核となる
- ジャンルの起源は2016年のSalt and Sanctuaryとされ、以降10年間で急速に作品数が増加した
- 初心者にはデスペナルティのないENDER LILIESシリーズが入門作として適している
- 本格派にはSalt and Sanctuary、Nine Sols、Blasphemousシリーズなどが高い満足度を提供する
- 2Dゆえに回避行動や攻撃バリエーションが限定されやすいという構造的な課題が存在する
- 2026年はCrimson Capes、Tombwater、Never Graveなど多数の新作がリリースされる豊作の年である
- トップダウン視点やマルチプレイ対応など、従来の横スクロール型を超える新たな試みが始まっている
- エンダーマグノリアの成功に見られるように、快適性と手応えの両立がジャンルの新たな進化の方向性となっている
- 購入前には難易度選択の有無、日本語対応、コントローラー対応、デスペナルティの仕様を確認することが重要である

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