ゼノブレイド2黄金の国イーラの評価は?本音の実力を徹底検証

ゼノブレイド2の追加コンテンツとして登場した「黄金の国イーラ」は、DLCの枠を超えた完成度で多くのプレイヤーを魅了してきました。

しかし、購入を検討している方にとって気になるのは、実際の評価や口コミではないでしょうか。

「本編をクリアしていなくても楽しめるのか」「クリアまでの時間やボリュームはどの程度なのか」「デメリットや注意点はないのか」といった疑問を抱えている方も少なくないはずです。

この記事では、ファミ通やMetacriticなどの公的なレビュースコアから、ユーザーの生の声まで幅広く調査した結果を整理し、黄金の国イーラの評価を多角的に解説していきます。

購入判断に必要な情報を網羅していますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

目次

黄金の国イーラとはどんな作品か

黄金の国イーラとは、Nintendo Switch用RPG「ゼノブレイド2」の大型追加コンテンツ(DLC)として制作された前日譚作品です。

開発はモノリスソフト、販売は任天堂が担当しており、2018年9月14日にダウンロード版が配信されました。

同年9月21日には単品のパッケージ版も発売されています。

物語の舞台は本編から500年前の世界で、「聖杯大戦」と呼ばれる大戦争の時代が描かれます。

本編では敵組織「イーラ」の首魁として登場した「シン」が主人公を務め、ドライバーのラウラやヒカリ、アデル、ユーゴといった仲間たちと共に壮絶な戦いに身を投じていく内容です。

高橋哲哉総監督によれば、このシナリオはもともと本編の第7話と第8話の間に挿入される予定だったものの、予算と開発期間の制約によって断念した経緯があります。

それをエキスパンション・パスの目玉コンテンツとして再構成し、一本の独立したRPGとして成立させたのが黄金の国イーラなのです。

基本スペックと価格

黄金の国イーラの基本的なスペックと価格体系は以下の通りです。

項目 内容
対応機種 Nintendo Switch
ジャンル RPG
開発元 モノリスソフト
販売元 任天堂
発売日 2018年9月14日(DL版)/9月21日(パッケージ版)
DL版価格 2,778円(税抜)
パッケージ版価格 3,980円(税抜)/4,378円(税込)
レーティング CERO C(15歳以上対象)
プレイ人数 1人

購入方法には二つの選択肢があります。

一つ目は、本編のエキスパンション・パス(約3,000円)を購入する方法で、黄金の国イーラを含むすべての追加コンテンツがまとめて手に入ります。

二つ目は、単品パッケージ版を購入する方法で、こちらにはエキスパンション・パスのダウンロードコードも同封されています。

コストパフォーマンスを重視するなら、本編を持っている方にはエキスパンション・パスの購入が推奨されています。

本編との違いと変更点

黄金の国イーラでは、本編「ゼノブレイド2」から複数の重要な変更が施されています。

まず戦闘システムにおいて、本編ではドライバー1人にブレイド3体を切り替えて戦う方式でしたが、黄金の国イーラではドライバー1人とブレイド2体で1チームを構成し、最大3チームで戦う固定編成制に変更されました。

さらに「アタッカースイッチ」という新システムが導入され、ドライバーとブレイドの前衛・後衛をリアルタイムで入れ替えることが可能になっています。

後衛に回ったキャラクターはサポート役として援護を行い、切り替え時には専用の「スイッチアーツ」を発動できる仕組みです。

ブレイドコンボにも大きな変更があり、本編では属性の組み合わせに厳密なルールがあったのに対し、黄金の国イーラでは全属性を自由につなぐことが可能になりました。

フィールドスキルの仕様も改善されています。

本編ではスキル解除のためにパーティメンバーを頻繁に入れ替える必要がありましたが、黄金の国イーラでは入れ替えなしですべて解除できるようになり、ゲームのテンポが大幅に向上しました。

加えて、シリーズ初代「ゼノブレイド」に存在したキャラ固有のアーツである「タレントアーツ」が復活している点も、シリーズファンには嬉しい変更点でしょう。

各メディアの評価スコアまとめ

黄金の国イーラは、国内外の主要なゲームメディアから高い評価を獲得しています。

ここでは代表的なレビュースコアを一覧で確認していきましょう。

メディア・プラットフォーム スコア 備考
ファミ通クロスレビュー 35点/40点(9・9・8・9) プラチナ殿堂入り
Metacritic メタスコア 80/100 41件のメディアレビュー平均
Metacritic ユーザースコア 8.4/10 108件以上のユーザー評価
ゲームカタログ@Wiki 良作判定 シリーズの完成版とも評される
Gaming Age 100/100 海外メディア最高点

ファミ通クロスレビューでは、本編「ゼノブレイド2」と全く同じ35点という高得点を記録しました。

DLCでありながら本編と同等の評価を獲得した点は特筆に値します。

Metacriticのメタスコアは80点で、一般的にDLCには本編以上の点数が付きにくい傾向を考慮すると、実質的にかなりの高評価と見なすことができるでしょう。

海外メディアのレビューでは「本編のほぼすべての問題点を改善している」「シリーズ初心者にも最適」といった好意的なコメントが多く見られます。

一方で「サイドクエストの強制がテンポを損なう」「本編ほどの深みがない」という指摘も一部存在しており、メタスコアにはそうした賛否も反映されています。

ストーリーの評価が高い理由

黄金の国イーラの評価において、最も高く支持されている要素がストーリーです。

多くのユーザーが「DLCで補完するには勿体ないほど緻密な物語」と絶賛しており、その理由は大きく三つに集約されます。

第一に、本編では断片的にしか語られなかった500年前の歴史が、主人公シンの視点を通じて丁寧に描き出される点です。

本編で冷徹な敵として立ちはだかったシンが、ここではパーティ屈指の常識人として描かれ、ラウラの天然な性格に振り回されたり、ヒカリをぞんざいに扱ったりする人間味あふれる姿が新鮮に映ります。

黄金の国イーラをクリアした後に本編を振り返ると、シンへの印象がガラリと変わるという声は非常に多く見受けられます。

第二に、コミカルな掛け合いと残酷な現実が交互に訪れる起伏の激しい脚本です。

パーティメンバーはいずれも好感が持てる人物として描かれており、仲間との絆が深まるほどに終盤の展開が胸に刺さる構成となっています。

第三に、本編への接続が見事に設計されている点です。

本編の7話・8話付近で訪れるダンジョンや会話シーンに直結するエピソードが数多く含まれており、伏線の回収と布石の配置が巧みに行われています。

ただし、前日譚という性質上、結末はバッドエンドに近い展開を迎えます。

「クライシス コア ファイナルファンタジーVII」のエンディングに近い感覚だと表現されることもあり、終盤のNPCたちの希望に満ちた台詞がかえって切なさを際立たせる構成です。

戦闘システムの評価と改善点

黄金の国イーラの戦闘システムは、本編「ゼノブレイド2」から大幅にブラッシュアップされたと幅広く評価されています。

本編の戦闘は、カスタマイズの自由度が高い反面、システムが複雑すぎて慣れるまでに時間がかかるという声が少なくありませんでした。

黄金の国イーラでは、パーティメンバーの固定化とコンボルートの簡素化によって、構築や下準備に悩む時間が大きく削減されています。

特に高く評価されているのが「アタッカースイッチ」の仕組みです。

ドライバーとブレイドの前衛・後衛をワンボタンで切り替えることで、テンポの良い爽快な戦闘が実現しました。

切り替え時にはリザーブHPが回復するため、ピンチの場面でもスイッチを駆使して粘れる戦略性が生まれています。

ブレイドコンボの属性縛りが撤廃されたことで、コンボの敷居が下がった点も好評です。

ただし、特定のルートでつなぐと威力が上昇するボーナス要素も残されており、やり込み派のプレイヤーも満足できる設計になっています。

一方で、本編のカスタマイズ性を愛していたユーザーからは「自由度が低い」「チーム編成を試行錯誤する楽しみがない」という意見も見られます。

本編ではレアブレイドのガチャ要素やブレイドの使い分けが大きな魅力でしたので、固定編成制に物足りなさを感じるプレイヤーが一定数存在するのも事実です。

クリア時間とボリュームは十分か

黄金の国イーラのクリア時間は、メインストーリーのみで約20時間、サブクエストを含めると約25〜35時間が目安となっています。

本編「ゼノブレイド2」のプレイ時間が100〜160時間であることを考えると、ボリューム面では当然ながらコンパクトな印象を受けるでしょう。

しかし、価格帯を踏まえた評価は非常に高いものとなっています。

エキスパンション・パス全体が約3,000円であり、黄金の国イーラ以外にも本編用の追加クエスト、追加ブレイド、チャレンジモードなどが含まれている点を考慮すれば、コストパフォーマンスは破格といえます。

単品パッケージ版の約4,000円で考えても、20時間以上遊べるRPGとしては十分に価格に見合った内容です。

「ミドルプライス級のRPG一本分のボリュームがDLCに丸々詰まっているのはおかしい」と驚きの声を上げるユーザーも少なくありません。

過去のゼノブレイドシリーズがいずれも100時間超の大作だったことから相対的に短く感じるのは避けられませんが、密度の高さで補って余りある内容だという意見が主流を占めています。

一方で、本編に160時間以上を費やしたプレイヤーの中には「35時間でクリアしてしまい、ミニゲームのように感じた」という声もあり、ボリュームに対する感じ方はプレイヤーの期待値によって分かれるところです。

BGMとグラフィックの評価

黄金の国イーラでは、BGMとグラフィックの両面でDLCの常識を覆すクオリティが実現されています。

まずBGMについて、フィールドBGMや戦闘曲など全11曲が本作のために書き下ろされ、すべて生演奏で収録されています。

大人っぽいジャズ調の楽曲が多く採用されているのが特徴で、本編とはまた異なる雰囲気を醸し出しています。

中でも通常戦闘曲「戦闘!! イーラ」は、ピアノとウッドベースをメインに据えたジャジーな楽曲でありながら、物語の結末を暗示するかのような哀愁が漂う名曲として非常に人気が高い一曲です。

ゼノブレイドシリーズの戦闘曲としては過去に類を見ないタイプの楽曲であり、多くのファンから支持を集めています。

グラフィック面では、DLCでありながら本編とは異なる描画エンジンが新たに採用されるという異例の対応が行われました。

通常のDLCは本編の素材をそのまま再利用して制作コストを抑えるのが業界の常識ですが、モノリスソフトは描画エンジンごと刷新するという採算度外視ともいえる選択をしています。

この新エンジンは次回作に向けた実験的な試みとしても機能しており、実際にゼノブレイド3の開発に技術が引き継がれたとされています。

ただし、開発途上のエンジンを使用した影響で、輪郭の色にじみや一部の敵キャラクターがイベント中に消失するバグも報告されている点は留意しておく必要があるでしょう。

注意すべきデメリットと不満点

高評価の多い黄金の国イーラですが、購入前に知っておくべきデメリットや不満点も存在します。

ヒトノワの強制レベル上げ

最も多くのユーザーから不満が寄せられているのが、ストーリー終盤で発生する「ヒトノワ」のレベル上げ強制です。

ヒトノワとは、サブクエストを達成することでNPCを登録していくシステムで、一定人数が加わるごとにレベルが上昇します。

ストーリーをクリアするためにはヒトノワレベルを4まで上げる必要があり、そのためには相当数のサブクエストをこなさなければなりません。

メインストーリーだけを追って進めていた場合、終盤で突然15件以上のサブクエストを一気に求められることがあり、「足止めされた」「テンポが崩れた」という声が数多く見られます。

ただし、サブクエスト自体は本編に比べて達成条件が緩めに設定されており、キャラクターの掘り下げや本編への伏線を含む内容もあるため、やり込みプレイヤーからの批判は比較的少ない傾向にあります。

結末の悲劇性

前述のとおり、本編の前日譚という構成上、物語は悲劇的な結末を迎えます。

本編をプレイ済みであれば展開の予測は可能ですが、黄金の国イーラから先にプレイした場合には相当なショックを受ける可能性があります。

IFエンドやハッピーエンドの分岐は一切用意されていません。

単体では物語が完結しない

黄金の国イーラはあくまで前日譚であり、物語は本編「ゼノブレイド2」へと続きます。

本作だけをプレイしても登場人物の行く末や世界観の全貌を理解することはできないため、最大限楽しむには本編のクリアが事実上の前提となります。

任天堂公式サイトでも、特別な事情がない限りは本編からの購入が推奨されています。

その他の細かな不満

タイトルバック機能がないため、エキスパンション・パスとして購入した場合は本編への切り替え時にソフトの再起動が必要になります。

また、本編のチャレンジモードで追加された着せ替え要素は黄金の国イーラには実装されておらず、防具の見た目を変更することはできません。

本編と黄金の国イーラはどちらを先にプレイすべきか

黄金の国イーラと本編のどちらを先にプレイすべきかという議論は、発売当初から現在に至るまで続いています。

結論としては、多数派の意見は「本編を先にクリアしてから黄金の国イーラに進むべき」というものです。

その理由は主に三つあります。

一つ目は、黄金の国イーラが本編の前日譚であるがゆえに、先にプレイすると本編のストーリー上の重大な伏線や謎解きの楽しみが損なわれてしまうためです。

二つ目は、黄金の国イーラの結末を先に知ってしまうと、本編で描かれるシンとの対峙や回想シーンの感動が半減してしまう恐れがあるからです。

三つ目は、本編の世界観やキャラクターへの理解がある状態でプレイすることで、黄金の国イーラの物語がより深く心に響くという体験上の理由です。

一方で、ゼノブレイドシリーズの長大なボリュームに尻込みしている方にとっては、黄金の国イーラを「お試し」として先にプレイするという選択肢も一部では推奨されています。

戦闘システムが簡素化されておりシリーズ入門としても最適という評価があるため、シリーズ未経験者がまず20時間程度で一作を体験してみたい場合には有効なアプローチといえるでしょう。

ゼノブレイド3や他シリーズ作品とのつながり

黄金の国イーラは、ゼノブレイドシリーズ全体の物語を理解するうえで重要な位置を占める作品です。

2022年に発売された「ゼノブレイド3」には、黄金の国イーラに登場した地名や設定が引き継がれています。

たとえば「ダナ砂漠」という地名はゼノブレイド3にも登場しますが、本編の時代には巨神獣イーラがすでに滅んでいるにもかかわらず同名の土地が存在するという謎が、シリーズの考察を深める要素となっています。

ゼノブレイド3のDLC「新たなる未来」ともストーリー的なつながりが確認されており、海外コミュニティでは「ゼノブレイド3をプレイする前に黄金の国イーラは絶対にやるべき」という意見が主流を占めています。

また、黄金の国イーラで採用された描画エンジンや戦闘システムの改良は、ゼノブレイド3の開発における実験的な試みとしても位置付けられていたことが公式のプロダクションノートで明かされています。

アタッカースイッチの概念やヒトノワのようなコミュニティシステムは、形を変えてゼノブレイド3に受け継がれており、シリーズの進化を追ううえでも黄金の国イーラは欠かせない一作です。

シリーズ初代「ゼノブレイド」からの要素も取り入れられています。

タレントアーツの復活や、キズナグラムの発展形であるヒトノワの実装は、シリーズを通してプレイしているファンにとって嬉しいサプライズとなりました。

ラウラとカスミのレベル4必殺技が初代でネタにされていた「スターライト・ニー」だったことも、古参ファンの間で大きな話題を呼んでいます。

まとめ:ゼノブレイド2黄金の国イーラの評価と購入判断

  • ファミ通35点/40点、Metacriticメタスコア80点、ユーザースコア8.4と、DLCとしては極めて高い評価を獲得している
  • 本編の500年前を描いた前日譚で、敵だったシンを主人公に据えた緻密なストーリーが最大の魅力である
  • 戦闘システムは本編の不満点を改善し、アタッカースイッチなどの新要素でテンポと爽快感が向上している
  • クリア時間は約20〜35時間で、ミドルプライスのRPG一本分に相当するボリュームがある
  • エキスパンション・パス約3,000円で他の追加コンテンツも含めて入手でき、コストパフォーマンスは破格である
  • 全11曲の書き下ろしBGMと新描画エンジンによるグラフィック向上は、DLCの常識を覆すクオリティである
  • ストーリー終盤のヒトノワ強制レベル上げはテンポを損なう要因として不満の声が多い
  • 前日譚の性質上バッドエンドに近い結末を迎えるため、本編クリア後のプレイが推奨される
  • ゼノブレイド3やDLC「新たなる未来」と世界観がつながっており、シリーズ全体の理解に不可欠な作品である
  • パーティ固定によるカスタマイズ性の低下は好みが分かれるが、シリーズ入門作としての遊びやすさにもつながっている
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