エルデンリング ナイトレインでは、防具という概念が存在しないため、カット率がプレイヤーの生存力を左右する最重要ステータスとなっています。
中でも「HP低下時、カット率上昇」は、遺物効果や武器の付帯効果として入手できる強力な防御バフとして、多くのプレイヤーの関心を集めている要素です。
しかし、発動条件や計算方式、アップデートによる仕様変更など、正確に把握しておかなければ効果を最大限に活かしきれません。
被ダメージ時にカット率が変動する別の効果との違いも、混同されやすいポイントでしょう。
この記事では、HP低下時カット率上昇の基本的な仕組みから、重ね掛けの計算式、キャラクター別の活用法、高難度での運用判断まで、あらゆる角度から詳しく解説していきます。
ナイトレインの「HP低下時カット率上昇」とは何かを基本から解説
ナイトレインにおけるカット率の重要性と、HP低下時に発動するカット率上昇効果の基本仕様について整理していきます。
ここを正しく理解しておくことが、後の応用的なビルド構築にも直結します。
カット率がナイトレインで重要視される理由
ナイトレインには、本編エルデンリングのような防具を装備する仕組みがありません。
つまり、敵からのダメージを軽減する手段はカット率にほぼ限定されており、どれだけカット率を確保できるかが生存力を大きく左右します。
通常のアクションゲームであれば防御力という固定値でダメージが削減されますが、ナイトレインではカット率という割合ベースの軽減しか存在しないのが特徴です。
そのため、遺物効果やタリスマン、武器の付帯効果などを活用してカット率を積み上げていくことが、攻略の基盤となります。
特に高難度コンテンツである「深き夜」では敵の攻撃力が跳ね上がるため、カット率の有無が即死するかどうかの分かれ目になるケースも珍しくありません。
HP低下時カット率上昇の発動条件と効果量
「HP低下時、カット率上昇」は、プレイヤーのHPが最大値の40%を下回った際に自動で発動する防御バフです。
現行バージョン(Ver.1.03以降)における主な仕様は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発動条件 | HPが最大値の40%未満 |
| 効果量 | 約15%のカット率上昇(1枠あたり) |
| 持続時間 | HP40%未満を維持している限り永続 |
| 重ね掛け | 最大3枠まで可能(乗算計算) |
| 入手先 | 遺物効果、武器の付帯効果 |
この効果はHPが回復して40%以上に戻ると即座に解除されるため、常時発動させたい場合にはHP管理が不可欠となります。
また、遺物効果と付帯効果のどちらからでも取得可能であり、ビルドの柔軟性が高い点も魅力です。
表記は物理カットだが全属性に適用される仕様
ゲーム内の特殊効果欄には「物理カット率上昇」と表示されますが、実際には物理だけでなく魔力・炎・雷・聖のすべての属性に対してカット率が上昇します。
この仕様はゲーム内の表記だけでは判断できず、多くのプレイヤーによる検証の結果として確認されたものです。
物理ダメージしか軽減できないと誤解して採用を見送るケースもあるようですが、実態としては全属性をカバーする汎用性の高い防御効果といえます。
特に深き夜のボス戦では、魔力や聖属性の攻撃が多用されるため、全属性のカット率が同時に上がるこの効果の価値は非常に大きいでしょう。
アップデートで変わった発動条件と効果量の変遷
HP低下時カット率上昇は、アップデートによって仕様が大きく変化してきました。
過去のバージョンと比較しながら、現在の仕様に至った経緯を確認していきます。
初期バージョンではHP20%以下で発動していた
ナイトレインのリリース当初(Ver.1.02以前)では、HP低下時カット率上昇の発動条件はHP20%以下に設定されていました。
この数値は最大HPの5分の1を意味しており、実質的には瀕死状態でなければ恩恵を受けられなかったことになります。
その代わり、発動時のカット率上昇量は現行バージョンよりも大きく設定されており、発動さえすれば非常に強力な防御バフとして機能していました。
ただし、HP20%以下というのは敵の攻撃を1発受けるだけで戦闘不能になりかねない危険水域でもあり、実戦で安定して運用できるプレイヤーは限られていたのが実情です。
Ver.1.03で発動条件が緩和され効果量は下方修正
2025年12月3日に配信されたVer.1.03アップデートでは、HP低下時カット率上昇の仕様に大きな調整が入りました。
発動条件がHP20%以下からHP40%未満へと大幅に緩和された一方で、カット率の上昇量は下方修正されています。
| バージョン | 発動条件 | 効果量の傾向 |
|---|---|---|
| Ver.1.02以前 | HP20%以下 | 高い |
| Ver.1.03以降 | HP40%未満 | やや低下(約15%) |
この変更により、瀕死にならなくてもバフが発動するようになり、戦闘中に自然と恩恵を受けられる場面が大幅に増えました。
DLC「The Forsaken Hollows」への対応アップデートと同時に実施されたこの調整は、多くのプレイヤーから好意的に受け止められています。
現行版HP40%未満の発動ラインが意味すること
HP40%未満という発動ラインは、ナイトレインの戦闘において現実的に到達しやすい数値です。
ボスの大技を1発受けた後、あるいは雑魚敵との連戦で回復が間に合わなかった場面など、意図せずこのラインに入ることは日常的に起こり得ます。
つまり、この効果は「瀕死のピンチを救うための最終手段」から「中盤の戦闘でも安定感をもたらす防御オプション」へと性格が変化したといえるでしょう。
さらに、同じHP40%未満で発動する「HP低下時、周囲の味方を含めHPをゆっくりと回復」という遺物効果と発動条件が一致しているため、両者を組み合わせたビルドが構築しやすくなった点も見逃せません。
HP低下時カット率上昇の重ね掛けと計算方式
この効果は最大で3枠まで重ね掛けが可能ですが、計算方式が加算ではなく乗算であることを理解していないと、期待通りの効果を得られない場合があります。
ここでは具体的な数値とともに計算の仕組みを解説します。
最大3枠まで重ね掛けした場合のカット率はどうなるか
HP低下時カット率上昇は、遺物効果の枠を使って最大3枠まで重ね掛けできます。
1枠あたり約15%のカット率上昇ですが、3枠積んでも45%にはなりません。
ナイトレインのカット率上昇効果は乗算で計算されるため、枠数に応じた実際の軽減率は以下のようになります。
| 枠数 | 計算式(概算) | 合計カット率(概算) |
|---|---|---|
| 1枠 | 15% | 約15% |
| 2枠 | 1-(0.85×0.85) | 約27.8% |
| 3枠 | 1-(0.85×0.85×0.85) | 約38.6% |
3枠積んだ場合でも約38.6%の軽減にとどまるため、「3枠で半分近く減るだろう」という期待は過大評価となります。
ただし、約4割のダメージカットは依然として非常に大きな効果であり、生存力の底上げには十分すぎる数値です。
乗算計算で注意すべき数値の落とし穴
乗算計算の最大の特徴は、枠数を増やすほど1枠あたりの追加軽減量が小さくなっていく点にあります。
1枠目は15%まるまる軽減されますが、2枠目の追加分は約12.8%、3枠目は約10.8%と、上乗せ幅が徐々に縮小していきます。
このことから、3枠すべてをHP低下時カット率上昇に費やすのが最善とは限りません。
3枠目に別の遺物効果(たとえば最大HP上昇や攻撃力上昇)を充てたほうが、総合的な戦闘力が高まるケースも多いでしょう。
重ね掛けの恩恵が最も大きいのは1枠目から2枠目にかけてであり、3枠目は費用対効果を慎重に検討するべき領域です。
他のカット率上昇効果との併用時の計算順序
HP低下時カット率上昇は、物理カット率上昇や属性カット率上昇といった常時発動型の遺物効果とも乗算で重ねられます。
たとえば、物理カット率上昇(約8%)を付けた状態でHP低下時カット率上昇(約15%)が発動した場合、合計のカット率は8%+15%=23%ではなく、1-(0.92×0.85)=約21.8%となります。
乗算が二重に適用されるため、単純な足し算よりもやや控えめな数値になる点に注意が必要です。
一方で、ゆでエビやゆでカニなどの消費アイテムによるカット率上昇も同様に乗算で計算されるため、複数の手段を組み合わせるほど合計値は理論上の上限に近づいていきます。
なお、現行のナイトレインではカット率の数値をステータス画面で直接確認する方法が用意されていないため、実際の効果は訓練場で被弾テストを行い確認するのが確実です。
被ダメージ時カット率の上昇効果との違いと使い分け
ナイトレインには「HP低下時」だけでなく「被ダメージ時」にカット率が変動する効果も存在します。
両者は名前が似ているため混同されがちですが、発動の仕組みと運用方針はまったく異なります。
被ダメージ時に発動するカット率上昇の仕組み
被ダメージ時にカット率が上昇する付帯効果は、敵から攻撃を受けてダメージが発生した瞬間をトリガーとして発動するバフです。
HP低下時のように「HPが一定以下の状態を維持する」のではなく、被弾するたびにバフが付与される仕組みとなっています。
発動条件がシンプルな反面、効果の持続時間は約10秒と非常に短いのが特徴です。
ボスの大技を受けた直後など、連続して被弾しやすいタイミングでは恩恵を感じられますが、攻撃の合間が長い場面ではバフが切れてしまう点に留意する必要があります。
なお、属性攻撃をガードした際の貫通ダメージでも発動条件を満たすことが確認されています。
HP低下時と被ダメージ時はどちらを優先すべきか
どちらを優先すべきかは、プレイスタイルと使用キャラクターによって判断が分かれます。
HP低下時カット率上昇は、HP40%未満を維持している間ずっと効果が続く永続型バフです。
一方、被ダメージ時のカット率上昇は持続が約10秒と短いものの、HP残量に関係なく被弾するだけで発動します。
| 比較項目 | HP低下時カット率上昇 | 被ダメージ時カット率上昇 |
|---|---|---|
| 発動条件 | HP40%未満 | ダメージを受ける |
| 持続時間 | 条件維持中は永続 | 約10秒 |
| HP管理の必要性 | あり | なし |
| 安定性 | 高い(条件維持中) | 低い(すぐ切れる) |
回復を控えめにしてHP管理を行える上級者には前者が、被弾が避けられない序盤のプレイヤーには後者が向いているといえるでしょう。
もちろん、両方を同時に採用して重ねることも可能です。
発動時間と持続時間で比較する両者の特性
実戦での使用感を左右するのは、発動時間と持続時間のバランスです。
HP低下時カット率上昇は、一度HPが40%未満になれば回復しない限りバフが切れません。
ボス戦のように長時間にわたって戦闘が継続する場面では、この永続性が圧倒的な安心感をもたらします。
対して、被ダメージ時のカット率上昇は約10秒で効果が消えるため、こまめに被弾し続けなければバフを維持できません。
ガードを多用する守護者のように頻繁にダメージ判定が入るキャラクターであれば被ダメージ時の効果を活かしやすく、回避主体で被弾を最小限に抑える追跡者であればHP低下時の永続バフのほうが戦略に合致するでしょう。
また、被ダメージ時のカット率上昇は「攻撃連続時カット率上昇」(持続約30秒)と比べても持続が短いことが指摘されており、付帯効果の枠を使うならより持続の長い選択肢と比較検討することをおすすめします。
低HPビルドでの活用法とおすすめ遺物構成
HP低下時カット率上昇を軸にした「低HPビルド」は、あえてHPを低い状態に保つことで強力な防御バフを常時維持する戦略です。
ここでは具体的な遺物の組み合わせとキャラクター別の採用パターンを紹介します。
低HPビルドに必要な遺物効果の組み合わせ
低HPビルドの核となるのは、当然ながら「HP低下時、カット率上昇」の遺物効果です。
これを1〜2枠採用したうえで、残りの枠に火力系や回復系の効果を組み合わせるのが基本的な構成となります。
おすすめの組み合わせ例は以下の通りです。
| 枠 | 遺物効果 | 役割 |
|---|---|---|
| 1枠目 | HP低下時、カット率上昇 | 防御の核 |
| 2枠目 | HP低下時、カット率上昇 | 防御の強化 |
| 3枠目 | 物理攻撃力上昇 or 戦技攻撃力上昇 | 火力の確保 |
3枠すべてをカット率上昇に振ることも可能ですが、前述の乗算計算を考慮すると、3枠目は火力に回したほうが総合力は高まる場合が多いです。
深層の遺物ではメリット効果にデメリットが付随するケースがあるため、デメリットの内容も必ず確認してから採用を判断してください。
HP低下時の回復効果と組み合わせるシナジー
HP低下時カット率上昇と最も相性が良い遺物効果の一つが、「HP低下時、周囲の味方を含めHPをゆっくりと回復」です。
この回復効果は残りHPが40%以下になると発動し、最大HPの0.5%に1を加えた量を毎秒回復します。
持続時間は50秒で、発動後にHPが40%を超えても回復は継続するのが大きなポイントです。
カット率上昇と組み合わせれば、HP40%未満の状態で被ダメージを軽減しつつ、ゆっくりとHPを回復していくという攻防一体の立ち回りが可能になります。
ただし、回復量は毎秒わずかであるため、敵の攻撃を完全に受け止め続けられるほどの回復力はありません。
あくまで「次の一撃に耐えるための猶予を作る」という位置づけで運用するのが現実的です。
また、「HP持続回復」(毎秒2回復)も併用することで、回復量の底上げを図ることができます。
キャラクター別に見るおすすめの採用パターン
HP低下時カット率上昇の有効性は、キャラクターの戦闘スタイルによって大きく変わります。
無頼漢は前線で被弾する機会が多く、HPが40%未満になりやすいため、この効果との相性が非常に良いキャラクターです。
さらに、リゲイン効果(被ダメージ直後に攻撃でHPの一部を回復する遺物効果)と組み合わせることで、HP低下時のカット率バフを維持しつつ少しずつ回復する粘り強い立ち回りが実現します。
守護者はガードを主体とした戦闘が基本であり、属性攻撃の貫通ダメージによってHPが削られやすい特徴があります。
40%未満に自然と到達するケースが多いため、意識せずとも恩恵を受けられる場面が多いでしょう。
一方、隠者やレディのように遠距離から攻撃するキャラクターは被弾を避ける立ち回りが前提となるため、HP低下時の効果よりも最大HP上昇や属性カット率上昇を優先したほうが安定しやすい傾向にあります。
深き夜や高深度での低下時カット率ビルドは通用するか
通常モードでは強力な低HPビルドですが、深き夜の高深度では事情が変わってきます。
敵の攻撃力が飛躍的に上昇する環境での運用判断について掘り下げていきます。
深度4以上で低HPビルドが機能する条件
深度4以上になると、敵の一撃でHPの大半を持っていかれることが日常的に起こります。
HP低下時カット率上昇が発動するHP40%未満に到達する前に即死してしまっては、効果を発揮するチャンスすら得られません。
このビルドが高深度で機能するためには、まずHP40%のラインで踏みとどまれるだけの最大HP量を確保しておくことが前提条件となります。
具体的には、最大HP上昇の遺物効果や生命力+の遺物効果であらかじめHPの絶対値を引き上げ、敵の大技を受けてもHP40%未満で生存できる状態を作る必要があるのです。
また、深き夜では「深層の遺物」にデメリット効果が付随する仕組みがあるため、HP低下時カット率上昇を採用しつつ致命的なデメリットを避ける厳選も求められます。
最大HP上昇を先に確保すべき理由
低HPビルドという名称から、HPを低く抑えるべきだと考えるプレイヤーもいますが、それは誤解です。
むしろ最大HPは高ければ高いほど有利に機能します。
最大HPが高ければ40%のラインも高い位置に設定されるため、バフが発動する範囲で耐えられるダメージの総量が大きくなるからです。
たとえば最大HPが500の場合、40%は200であり、HP200以下で初めてバフが発動します。
最大HPが800であればバフ発動ラインは320に上がり、より安全な状態でカット率上昇の恩恵を受けられる計算です。
多くの攻略情報で「耐久系の遺物効果が最優先」と推奨されているのは、こうした理由に基づいています。
最大HP上昇を確保したうえでHP低下時カット率上昇を組み込むのが、高深度における定石といえるでしょう。
深度5到達者が採用しているカット率構成の傾向
深度5に到達しているプレイヤーはわずか3%と公式統計で発表されており、限られた上級者層のビルド傾向には参考にすべき知見が詰まっています。
一般的に報告されている深度5向けのカット率構成では、HP低下時カット率上昇を1〜2枠採用しつつ、残りの枠には最大HP上昇や属性カット率上昇を組み合わせるパターンが多いようです。
3枠すべてをHP低下時カット率に振るのではなく、常時発動する属性カット率で基礎防御を固めたうえで、HPが削られた際の保険としてHP低下時の効果を重ねるという二段構えの考え方が主流となっています。
また、深度5では常夜の王との戦闘が控えているため、ボスの攻撃属性に応じた魔力カット率や聖カット率を個別に採用するケースも目立ちます。
カット率低下のデメリット効果で避けるべき遺物はどれか
深層の遺物にはメリットとデメリットがセットで付与される場合があり、カット率を下げてしまうデメリットには特に警戒が必要です。
ここでは代表的な危険デメリットと、逆にそれを活用する発想について解説します。
回避連続時カット率低下が危険とされる理由
深層遺物のデメリットの中でも特に避けるべきとされているのが「回避連続時、カット率低下」です。
3回連続でローリングを行うと回避連続と判定され、約15秒間にわたってカット率が低下します。
さらに厄介なのは、デメリット発生中にもう一度回避を行うとスタックが最大3つまで重なり、カット率がさらに低下していく点です。
スタックごとに持続時間が個別にカウントされるため、実質的にデメリットが延長され続ける結果となります。
敵の連続攻撃を避けるために何度もローリングせざるを得ない場面は頻繁に発生するため、このデメリットは実戦で回避することが極めて困難です。
多くの攻略サイトや検証報告で「最優先で避けるべきデメリット」と位置づけられている理由がここにあります。
スタミナ低下時のカット率低下が招く事故死
「スタミナ低下時、カット率低下」も見落としがちな危険デメリットです。
スタミナが最大値の約2割以下になるとカット率が下がる仕組みで、連続攻撃やダッシュの後にスタミナが枯渇した瞬間に発動します。
スタミナ管理は戦闘の基本ではありますが、ボスの苛烈な攻撃を回避し続けた後や、ガードを連続で行った後にスタミナが底をつくことは珍しくありません。
そのタイミングでカット率が低下すると、普段なら耐えられるはずの攻撃で一気に戦闘不能に追い込まれる可能性が生じます。
予想外の事故死を防ぐためにも、このデメリットが付いた遺物は原則として採用しないのが賢明でしょう。
カット率低下を逆手に取る攻撃無効化ビルドの可能性
一方で、カット率低下のデメリットを積極的に活用する戦略も研究されています。
遺物効果の中には「カット率低下時、稀に敵から受ける攻撃を無効化」という効果が存在し、カット率が低下している状態でのみ一定確率で攻撃を完全に無効化できるのです。
この効果は常時発動型のカット率低下デメリットだけでなく、水場における雷カット率低下のような地形由来の効果でも発動条件を満たすことが確認されています。
つまり、あえてカット率低下のデメリット付き遺物を採用し、無効化の確率を常に発動可能な状態にしておくというビルドが理論上は成立します。
ただし、無効化は確率発動であり安定性に欠けるため、高深度での運用にはリスクが伴います。
あくまで研究段階のビルドとして認識しておくべきでしょう。
カット率を効率よく上げるための手段一覧
HP低下時カット率上昇だけに頼らず、複数の手段を組み合わせてカット率を総合的に高めることが攻略の安定につながります。
利用可能な手段を整理し、状況ごとの最適な選択肢を確認していきましょう。
遺物効果とタリスマンで常時カット率を確保する方法
最も安定してカット率を確保できるのは、遺物効果とタリスマンによる常時発動型のカット率上昇です。
遺物効果では物理カット率上昇(約8%)、各属性カット率上昇(各約10%)をセットでき、条件なしで出撃直後から効果を得られます。
タリスマンはリムベルドの探索中にランダムで拾得でき、カット率上昇効果が付いているものも存在します。
武器の付帯効果にもカット率関連のバフが含まれていることがあり、持っているだけで自動的に効果が発揮される仕組みです。
これらの常時発動型のカット率は、HP管理や被弾などの条件を一切必要としないため、あらゆる場面で基礎的な防御力として機能します。
遺物の枠に余裕がある場合は、まず常時発動型のカット率上昇を1枠確保しておくのが安全な選択です。
潜在する力やアイテムで一時的に上乗せする方法
ボスや拠点の強敵を撃破した際に出現する「潜在する力」からも、カット率上昇のバフを取得できる場合があります。
潜在する力は3択から1つを選ぶ報酬システムであり、武器や攻撃力上昇が不要な場面ではカット率上昇を優先的に選ぶことで防御面を強化可能です。
また、消費アイテムとしてはゆでエビ、ゆでカニ、割れ雫などがカット率を一時的に上昇させる効果を持っています。
効果時間は限られているものの、上昇量は遺物効果よりも大きい場合があり、ボス戦前に使用すると攻略が安定しやすくなります。
ボス戦直前にゆでエビを食べておくだけでも、最終日の夜の王戦での生存率が体感できるレベルで変わるでしょう。
ボスの攻撃属性に合わせた属性カット率の選び方
ナイトレインのボスはそれぞれ主要な攻撃属性が異なるため、出撃するボスに合わせて属性カット率を選択するのが効率的です。
主なボスの攻撃属性は以下の通りとなっています。
| ボス名 | 主な攻撃属性 |
|---|---|
| グノスター | 魔力 |
| マリス | 魔力 |
| カリゴ | 魔力 |
| リブラ | 聖 |
| フルゴール | 聖 |
| グラディウス | 炎 |
| エデレ | 雷 |
半数以上のボスが魔力属性の攻撃を使用するため、迷った場合は魔力カット率上昇を選んでおくのが無難な判断です。
深度3以降では最終ボスが事前に判明しないギミックも存在するため、汎用性の高い魔力カットを常備しつつ、物理カットで補完するのが安全な戦略といえます。
属性カット率はガード時の属性削りダメージの軽減にも有効で、守護者のようなガード主体のキャラクターにとっては特に重要な要素です。
ナイトレインの低下時カット率に関するよくある疑問
HP低下時カット率上昇に関して、プレイヤー間で頻繁に挙がる疑問をまとめて回答していきます。
ゲーム内の説明だけでは分かりにくい仕様も多いため、ここで一通り確認しておきましょう。
カット率の数値をステータス画面で確認できないのはなぜか
現行のナイトレインでは、プレイヤーが自分のカット率を数値として確認する手段が用意されていません。
ステータス画面にはHP、FP、スタミナなどの基本数値は表示されるものの、カット率の項目は存在しないのです。
この仕様はゲームデザイン上の意図的な判断と考えられますが、実際のところどの程度ダメージが軽減されているかを把握しにくいという声は少なくありません。
カット率の効果を実際に検証したい場合は、円卓にある訓練場の人形を使い、カット率効果の有無でダメージの差を比較するのが最も確実な方法です。
複数のカット率効果を重ねた際の合計軽減量も、この方法でおおよその数値を割り出すことができます。
HP持続減少のデメリットと併用しても機能するか
深層遺物のデメリットとして「HP持続減少」が付いている場合、HPが徐々に減っていくことでHP低下時カット率上昇の発動条件(HP40%未満)を自然に満たせるのではないかという発想が生まれます。
理論上はこの組み合わせは成立しますが、実際にはいくつかの問題点があります。
まず、HP持続減少と「HP持続回復」の遺物効果を同時に採用した場合、減少と回復のタイミングがズレると効果が不安定になることが報告されています。
タイミングが揃えば相殺されてHPが一定水準に保たれますが、ズレた場合はHPが想定外に増減を繰り返し、カット率バフの発動と解除が頻繁に切り替わるという不安定な状態に陥ります。
さらに、HP持続減少そのものが多くの攻略情報で「避けるべきデメリット」に分類されているため、意図的にこのデメリットを受け入れる判断は慎重に行うべきでしょう。
ガード時の属性削りにもカット率上昇は有効か
ナイトレインでは、ガード中に物理ダメージは完全にカットできますが、属性ダメージの一部は貫通して削りダメージとして入ってきます。
HP低下時カット率上昇は全属性に適用されるため、このガード時の属性削りダメージも軽減の対象となります。
守護者のようにガード主体で戦うキャラクターにとっては、物理をガードで防ぎつつ、漏れてくる属性ダメージをカット率で軽減するという二重の防御体制を構築できるわけです。
属性カット率を十分に高めておけば、ガードの削りによる事故死を大幅に減らすことが可能になります。
特に夜の王を筆頭としたボスは属性攻撃の比率が高いため、ガード主体のプレイヤーほど属性カット率の恩恵は大きいと覚えておいてください。
まとめ:ナイトレインのHP低下時カット率上昇を使いこなすために
- ナイトレインには防具がなく、カット率がダメージ軽減のほぼ唯一の手段である
- HP低下時カット率上昇はHP40%未満で発動し、約15%の全属性カットを付与する
- ゲーム内の表記は「物理カット率上昇」だが、実際には全属性に適用される
- Ver.1.03で発動条件がHP20%以下から40%未満に緩和され、効果量は下方修正された
- 重ね掛けは最大3枠まで可能だが乗算計算のため、3枠で約38.6%の軽減にとどまる
- 被ダメージ時のカット率上昇とは発動条件と持続時間が異なり、併用も選択肢に入る
- 低HPビルドではHP低下時の回復効果やリゲインとの組み合わせが有効である
- 高深度では最大HP上昇を先に確保したうえでHP低下時カット率を組み込むのが定石である
- 回避連続時やスタミナ低下時のカット率低下デメリットは最優先で避けるべきである
- ボスの攻撃属性に応じた属性カット率の選択と併用が、安定攻略の鍵となる

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