『崩壊:スターレイル』の物語の中心にいる主人公。
その出自は多くの謎に包まれており、「主人公の正体はいったい何者なのか?」「元星核ハンターだったという噂は本当?」といった疑問を持つプレイヤーは少なくありません。
また、ゲーム内で見せる数々の奇行から「やばい」「狂人」と評されることもあります。
この記事では、公式ストーリーや様々な考察をもとに、「スタレ主人公の正体」について徹底的に解説します。
カフカとの過去や体内に宿す星核の謎、そして今後の展開予測まで、主人公に関するあらゆる情報を網羅しているので、ぜひ最後までご覧ください。
【結論】スターレイル主人公の正体は「星核を宿すために作られた特別な人造人間」
公式ストーリーで明かされた真実とは?(カフカの同行クエスト)
主人公の正体に関する最大の謎は、カフカの同行クエスト「見知らぬ女性からの手紙」にて、公式に明かされました。
このクエストの中で、主人公はカフカと「嘘か真実かゲーム」を行い、その問い答えを通して、自身が「星核を収容するために特別に作られた『人造人間』」であることが判明します。
さらに、ただの人造人間ではなく、星神の力によって改造されており、それゆえに星核がもたらす汚染に耐えられる唯一無二の存在であることも語られました。
これまでの多くのプレイヤーによる考察が、公式の口から裏付けられた瞬間でした。
「ベクター」「媒体」と呼ばれる理由と意味
物語の冒頭、カフカと銀狼は主人公のことを「ベクター」や「媒体」と呼んでいます。
これは、主人公が星核を安全に運び、その力を宿すための「容器」としての役割を担っていることを示唆する言葉です。
「ベクター」とは遺伝子工学において「遺伝子の運び屋」を意味する専門用語であり、まさに主人公の本質を的確に表しています。
銀狼が主人公を「媒体」と呼ぶのも同様の理由からであり、彼らが当初から主人公を特別な「器」として認識していたことがわかります。
なぜ主人公だけが星核を安全に宿せるのか?
主人公が星核をその身に宿しても侵食されず、安定していられる理由は、前述の通り「星神の力によって改造された特別な肉体」を持つからです。
カフカによれば、この改造によって主人公は星核と接触しても汚染されない、唯一無二の「星核の容器」としての特性を得ました。
この特殊な体質は、仙舟「羅浮」のメインストーリーでも示唆されています。
薬王秘伝の丹枢に魔陰の身に堕ちる薬を飲まされた際も、主人公は一時的な錯乱で済み、深刻な影響を受けませんでした。
これも、星神の加護による強力な耐性があったからだと考えられます。
主人公の過去|元星核ハンターだったという噂は本当?
カフカとの関係性:「あんたのことは覚えてる」の真相
ゲーム開始時、主人公はほとんどの記憶を失っていますが、カフカに対してだけは「あんたのことは覚えてる」と口にします。
これは、記憶を消される直前まで、主人公がカフカをはじめとする星核ハンターの面々と共に過ごしていた期間があったことを示しています。
プロローグでは、カフカが言霊を使い、他の記憶を消しつつも「私を覚えていられるように」と特別に調整する場面が描かれます。
その際の銀狼のため息や、主人公が自分を覚えていることに対するカフカの微笑みからも、彼らの間には単なる任務以上の深いつながりがあったことがうかがえます。
記憶を消される前、主人公は何をしていたのか
主人公が元星核ハンターだったという説は広く囁かれていますが、厳密には「星核ハンターとして活動していた」というよりは、「星核ハンターの中でカフカに世話をされ、保護されていた」というのが実情に近いでしょう。
カフカの同行クエストでは、エリオの脚本通りに宇宙ステーション「ヘルタ」で主人公を目覚めさせるその日まで、カフカが主人公に常識や戦闘の術を教えていたことが語られています。
もし主人公が星核ハンターとして本格的な破壊活動に参加していたのであれば、カフカたちと同様に指名手配されているはずですが、そういった事実はありません。
このことからも、主人公はあくまでエリオの計画の切り札として、大切に育てられていたと考えられます。
なぜ星穹列車に預けられた?星核ハンターとエリオの目的
主人公が星穹列車に預けられたのは、星核ハンターのリーダーであるエリオが見た「未来の脚本」を実現させるためです。
エリオは「運命の奴隷」とも呼ばれ、未来を予見する能力を持っています。
彼の最終的な目的はまだ謎に包まれていますが、その壮大な計画において、主人公を開拓の旅へと送り出すことが不可欠なステップでした。
カフカはエリオから「最終的に君が私を、私が君を変えることになる」と予言されており、主人公を星穹列車に託すことも、その運命の一部だったのです。
【深掘り考察】主人公に隠された4つの重大な謎
謎①:体内の星核は「開拓」のアキヴィリのものなのか?
主人公の体内に埋め込まれた星核の正体について、最も有力な説は「開拓」の星神アキヴィリのものである、というものです。
その根拠として、宇宙ステーションのヘルタが主人公と会った際、彼(彼女)が「開拓」の運命を歩む者であり、「アキヴィリの振りができる」と即座に見抜いていた点が挙げられます。
また、公式PV「星空の寓話集・その一」では、殞落したとされるアキヴィリが紹介される際に「開拓者」という注釈がつけられ、「再び旅に出る」と語られています。
これらの描写は、主人公がアキヴィリの遺志、あるいは力そのものを受け継いだ存在であることを強く示唆しています。
謎②:主人公は過去に一度「死亡」している可能性
主人公は現在の「人造人間」として生み出される前、何らかの理由で一度「死亡」しているのではないか、という考察も存在します。
模擬宇宙で「愉悦」のアッハと遭遇した際に、主人公自身が「自分は(かつて)本当に死亡したことがある」と直感するシーンがあります。
また、銀狼が主人公を召喚する際の演出は、物理的な転送というよりはデータからの復元のように描かれています。
これらの伏線は、主人公が一度生命活動を終え、星核の器となるべくデータ上で再構築された存在である可能性を示しています。
謎③:アキヴィリと「壊滅」のナヌークの関係性とは
「開拓」のアキヴィリと「壊滅」のナヌークには、深い関係があるのではないかと考察されています。
模擬宇宙のテキストでは、殞落したアキヴィリの姿(褐色の肌、金色の傷)が、ナヌークの特徴と酷似していることが示されています。
このことから、アキヴィリが死した結果、その運命が分裂あるいは変質し、「壊滅」の星神ナヌークが誕生したのではないか、という説が有力視されています。
「開拓」と「壊滅」は正反対の概念に見えますが、どちらも既存の秩序を打ち破り新たな局面をもたらすという点で、表裏一体の性質を持っているのかもしれません。
謎④:主人公の本体は星核そのものという説について
冒険任務「魑魅魍魎はいずこ」では、主人公に化けた奇物「水蛸」が、「あんたの本体はあの星核だろ」と言い放つ衝撃的なシーンがあります。
これは、一度死亡し「ベクター」となった主人公は、もはや肉体だけで生命を維持しているのではなく、体内の星核こそが生命の核となっていることを示しているのかもしれません。
つまり、主人公の肉体はあくまで星核が活動するためのインターフェースであり、本体は星核そのものである、という解釈も成り立ちます。
なぜ「やばい」「狂人」と言われる?主人公の奇行録まとめ
ゴミ箱への異常な執着と「ゴミ箱キング」の称号
主人公が「やばい」と言われる最大の理由は、マップ上のあらゆるゴミ箱に対して異常なまでの執着を見せる点にあります。
ただ調べるだけでなく、ゴミ箱一つひとつに詩的な感想を述べたり、ゴミ箱の奥に広がる宇宙に思いを馳せたりと、その行動は常軌を逸しています。
特に行政区のゴミ箱をすべて調べると手に入るプロフィールアイコン「ゴミ箱キング」は、多くのプレイヤーに衝撃を与えました。
この奇行が何かの伏線なのか、単なるキャラクター付けなのかは、未だ謎のままです。
プレイヤーを驚かせるぶっ飛んだ選択肢の数々
主人公の言動は、プレイヤーが選ぶ選択肢によって大きく変化しますが、その選択肢が非常にユニークで「ぶっ飛んでいる」ことでも知られています。
シリアスな会話の途中で突然冗談を言ったり、ホテルの豪華なクローゼットに入って一体化しようとしたり、凍った鉄柵を舐めて舌が張り付いてしまったりと、予測不能な行動で周りのキャラクターを困惑させます。
時には走行中の列車に正面から写真を撮ろうとして撥ねられるなど、その奇行はとどまるところを知りません。
人造人間という設定が奇行の理由なのか?
主人公の数々の奇行は、彼(彼女)が「人造人間」であるという設定に起因している可能性があります。
生まれた直後からカフカによって戦闘術などの必要な知識は教え込まれたものの、一般的な社会常識や人間的な機微に触れる期間が極端に短かったため、善悪やTPOの判断基準が独特なのかもしれません。
そのため、純粋な好奇心や論理的な思考に基づいた行動が、結果として周囲から見ると「奇行」に映ってしまうのではないかと考察できます。
スターレイル主人公の正体に関するQ&A
主人公のデフォルト名「星」「穹」に意味はある?
はい、意味があります。
女性主人公のデフォルト名は「星」、男性主人公は「穹」ですが、この二つの名前を合わせると「星穹(せいきゅう)」となります。
これは、物語の舞台となる「星穹列車」を象徴しており、主人公がこの世界の中心的な存在であることを示しています。
性別(男・女)でストーリーに違いは出る?
いいえ、主人公の性別によってメインストーリーの展開や結末が変わることはありません。
ただし、一人称が「私(星)」か「俺(穹)」か、二人称が「あんた」か「お前」かといったテキスト上の違いや、一部のキャラクターからの呼ばれ方が変化します。
どちらを選んでも物語の本質は変わらないので、好みで選んで問題ありません。
今後のストーリーで正体はさらに明らかになる?
はい、今後のストーリーアップデートで、主人公の正体や過去に関する謎がさらに明らかになっていく可能性は非常に高いです。
星核ハンターの真の目的やリーダー・エリオの脚本の全容、そして主人公を創り出した存在など、まだ多くの伏線が残されています。
開拓の旅を続ける中で、主人公を悩ませてきた全ての謎が解き明かされる日が来るでしょう。
まとめ:スタレ主人公の正体に関する謎を解明
- 主人公の正体は星核を宿すために作られた人造人間
- カフカの同行クエストでその事実が公式に明言された
- 「ベクター」とは星核を運ぶ「容器」を意味する言葉
- 星神の力で改造されており星核の汚染に耐性を持つ
- 記憶を消される前はカフカたち星核ハンターと過ごしていた
- 体内の星核は「開拓」の星神アキヴィリのものである可能性が高い
- 過去に一度死亡し、データとして蘇生された伏線が存在する
- アキヴィリの死後、その半身が「壊滅」のナヌークになったという説がある
- ゴミ箱への執着や奇抜な選択肢から「狂人」と呼ばれることがある
- 主人公の物語はエリオの脚本に沿って進行している
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