ポケモンSV(スカーレット・バイオレット)のDLC「藍の円盤」で追加された道具プリンターは、余ったおとしものを有用なアイテムに変換できる画期的な機能です。
ガチャのような感覚でアイテムを入手でき、運が良ければマスターボールやオシャボといった超レアアイテムも手に入ります。
しかし、解放条件や改良の進め方、効率的な素材集めの方法など、知っておくべきポイントは意外と多いものです。
この記事では、道具プリンターの基本的な仕組みから改良の全段階、レアボールチャンスの確率、おすすめの素材集め、金策への活用法、さらには乱数調整まで、知りたい情報をすべて網羅的に解説していきます。
道具プリンターとは?基本の仕組みを解説
道具プリンターとは、ポケモンSVの有料DLC「ゼロの秘宝 後編・藍の円盤」で利用可能になるアイテム生成装置です。
ブルーベリー学園のリーグ部部室に設置されており、ポケモンのおとしものとBP(ブルーベリーポイント)を消費することで、さまざまなアイテムをランダムに生成できます。
生成されるアイテムは育成用の道具から換金アイテム、対戦用の持ち物、さらにはレアなボールまで多岐にわたります。
1回ずつプリントする方法と10連でまとめてプリントする方法の2種類が選択でき、10連プリントのほうが効率よく回せる仕組みになっています。
剣盾(ソード・シールド)に登場した「ウッウロボ」と似たコンセプトの機能ですが、素材の自由度が高く段階的な改良要素もあるため、より洗練されたシステムとして多くのプレイヤーに親しまれています。
道具プリンターの解放条件と場所
リーグ部のPCから科学部へ200BPを支援する
道具プリンターを使えるようにするには、リーグ部の部室にあるPCから科学部のNPC「シナベ」に200BPを支援する必要があります。
支援が完了すると、リーグ部の部室内にプリンター本体が設置され、以降は何度でも自由に利用可能です。
なお、リーグ部の部室に入れるようになるのは、DLC「藍の円盤」のストーリーをある程度進めた段階となります。
DLCを購入していない場合はこの機能自体が利用できないため、事前にDLCの導入が前提条件となる点に注意してください。
BPの効率的な貯め方
解放に必要な200BPを含め、道具プリンターの運用には継続的にBPを消費します。
BPの主な入手手段は、ブルーベリー学園内で受注できる「ブルレク(ブルーベリークエスト)」の達成です。
ブルレクにはソロで達成できるものからマルチプレイ向けのものまで多種多様なミッションが用意されています。
効率を重視するなら、短時間で達成しやすいミッションを繰り返し受注するのがおすすめです。
また、ユニオンサークルでほかのプレイヤーと一緒にプレイすると、マルチ専用のブルレクも受注できるため、BP稼ぎの効率がさらに上がります。
道具プリンターの改良方法と全3段階の詳細
道具プリンターは一定回数使用するごとに改良が可能になり、全3段階のアップグレードが用意されています。
改良を進めるほどコストが下がり、排出されるアイテムの質や量も向上していく仕組みです。
以下の表に、各段階の条件と効果をまとめました。
| 改良段階 | 必要な試行回数 | 改良に必要なBP | 主な効果 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 累計25回使用 | 200BP | 消費BPが5→4に減少、道具2倍チャンス追加 |
| 2回目 | 改良後75回使用(累計約80回以上) | 500BP | 消費BPが4→3に減少、レアボールチャンス追加 |
| 3回目 | 改良後100回使用(累計約180回以上) | 1,000BP | 道具の獲得量増加、テラピースステラ追加 |
3回目の改良はDLC「藍の円盤」のストーリーをクリアした後にのみ実行可能です。
改良後のプリンターは見た目も変化し、1回目でスーパーボール型、2回目でハイパーボール型、3回目でマスターボール型になります。
改良に必要な試行回数の注意点
改良の試行回数カウントは、前回の改良を実行した時点からリセットされる仕様です。
つまり、1回目の改良を行った後に2回目の改良条件を満たすには、そこから新たに75回プリントする必要があります。
改良が可能になったタイミングで放置してしまうと、それ以降のプリント回数が無駄になってしまうため、条件を満たしたらすぐに改良を実行するのが賢明です。
最終段階まで改良するには最低でも累計180回のプリントが求められるため、計画的にBPとおとしものを確保しておきましょう。
レアボールチャンスの確率と演出の見分け方
レアボールチャンスの発生確率
レアボールチャンスとは、2回目の改良を完了した後に一定確率で発生するボーナスイベントです。
発生すると、通常のアイテムの代わりにレアなボール類が排出される可能性があります。
大手攻略サイトの検証によれば、10連プリント時のレアボールチャンスの発生確率はおよそ7〜10%とされています。
ある攻略サイトの1,000回検証では10連で10回発生(約10%)、別の検証では100回の10連中7回発生(7%)という結果が報告されており、いずれにしても狙って出せるほど高い確率ではありません。
レアボールチャンスで入手できるオシャボ一覧
レアボールチャンスが発生すると、以下のようなレアボール(通称オシャボ)を入手できるチャンスがあります。
| レア度 | 入手可能なボール |
|---|---|
| 虹枠(最高レア) | マスターボール、ウルトラボール、サファリボール、コンペボール、ドリームボール、スピードボール、レベルボール、ヘビーボール、ラブラブボール、ムーンボール、ルアーボール、フレンドボール |
| 金枠 | ゴージャスボール |
| 銀枠 | ハイパーボール、ネストボール、タイマーボール、クイックボール、リピートボール、ダイブボール、ダークボール、ネットボール |
ここで重要なのは、レアボールチャンスが発生してもオシャボの排出が確定するわけではないという点です。
虹色の光の演出が見られればオシャボは確定しますが、演出が金色や銀色だった場合はショップで購入できる通常のボールしか出ないこともあります。
演出パターンの種類
道具プリンターにはプリント時の演出が複数パターン用意されており、排出されるアイテムのレア度を事前に判別できます。
虹色に光ればオシャボ確定、金色に光れば金枠アイテム確定、銀色なら銀枠アイテム確定です。
また、道具2倍チャンスやレアボールチャンスは道具の変換後に発生する演出で、次回のプリント時に効果が適用されます。
この演出の仕組みを理解しておくと、プリント結果に一喜一憂する楽しさがさらに増すでしょう。
道具プリンターで入手できるアイテム一覧
道具プリンターからは非常に多くの種類のアイテムが排出されます。
主なカテゴリーごとに、代表的なアイテムを紹介します。
育成・対戦関連アイテム
育成や対戦で重宝するアイテムが幅広く手に入ります。
とくせいパッチ、とくせいカプセル、きんのおうかん、ぎんのおうかん、けいけんアメXL、けいけんアメLなどの定番アイテムに加え、しあわせタマゴやおまもりこばんといった周回効率を高める道具も排出対象です。
対戦向けの持ち物としては、たべのこし、かえんだま、どくどくだま、きあいのハチマキ、いかさまダイス、ふうせん、あつぞこブーツ、おんみつマント、ひかりのねんどなどが入手可能となっています。
テラピース(全タイプ対応)
3回目の改良を完了すると、テラピースステラが排出アイテムに追加されます。
テラピースステラはポケモンのテラスタイプをステラに変更するために必要なアイテムで、道具プリンターが実質的に唯一の量産手段です。
ほかにも、ノーマルからフェアリーまで全18タイプのテラピースがプリント対象に含まれているため、テラスタイプの変更を頻繁に行うプレイヤーにとって非常にありがたい機能といえます。
進化アイテムと限定素材
メタルコート、りゅうのウロコ、プロテクター、エレキブースター、マグマブースターなどの進化用アイテムも排出されます。
さらに、スターアメざいくとリボンアメざいくは道具プリンター限定でしか入手できない特別なアイテムです。
マホイップの進化に必要なアメざいく系アイテムのコンプリートを目指す場合、道具プリンターの活用は欠かせません。
換金アイテム
でかいきんのたま、きんのたま、おだんごしんじゅ、すいせいのかけら、おおきなしんじゅなどの高額換金アイテムが多数排出されます。
これらの換金アイテムをフレンドリィショップで売却することが、後述する金策の基盤となっています。
おすすめの素材(おとしもの)と効率的な集め方
ピンプクのおとしものが最高効率
道具プリンターに投入するおとしものには、アイテムごとにゲージの充填率が異なります。
最も効率が良いのはピンプクのおとしもので、3回目の改良後には1個あたり約68%のゲージを満たせます。
10連プリントに必要なおとしものはわずか15個程度で済むため、素材のコストパフォーマンスが圧倒的に優れているのが特徴です。
同じ68%の充填率を持つおとしものとしてはダンバル、メタモン、ブビィのものもありますが、入手しやすさの面ではピンプクが頭一つ抜けています。
ラッキー周回でピンプクのおとしものを集める方法
ピンプクのおとしものは、ラッキーやハピナスを倒すことでドロップします。
おすすめの周回場所はパルデア北3番エリアで、以下の手順で効率よく素材を集められます。
まず、レッツゴーの移動速度が速いポケモン(ブロロンが最速)を手持ちの先頭に配置します。
次に、そうぐうパワーノーマルのサンドイッチを作ってノーマルタイプのポケモンの出現率を上げます。
おすすめレシピは「ライス×1、トマトスライス×1、ハラペーニョ×1、カレーパウダー×1、マヨネーズ×1」で作るハイパーカレーライスふうサンドです。
あとはレッツゴーでラッキーやハピナスをおまかせバトルで倒していくだけで、短時間でピンプクのおとしものが大量に集まります。
ヤミラミ放置周回という選択肢
もう一つの人気の周回方法が、東3番エリアの洞窟を利用したヤミラミの放置周回です。
この洞窟はそうぐうパワーあくを付けるとヤミラミしか出現しなくなる特殊な環境で、レッツゴーによる半自動周回が可能になります。
サンドイッチのレシピ次第ではおとしものパワーも同時に付与できるため、さらに効率が高まります。
ただし、完全放置ではポケモンが途切れてしまうことがあるため、画面をこまめに確認するのがポイントです。
道具プリンターを使った金策の方法と効率
学園最強大会の3〜4倍の金策効率
道具プリンターは金策手段としても非常に優秀です。
排出される換金アイテムをフレンドリィショップで売却することで、1時間あたり約100〜120万円を稼ぐことができます。
従来の定番金策だった学園最強大会周回の時給が約25〜30万円であることを考えると、およそ3〜4倍の効率です。
さらに、金策と並行してオシャボやテラピースも入手できるため、総合的な効率は数字以上に優れています。
| 金策手段 | 1時間あたりの収入 | 特徴 |
|---|---|---|
| 道具プリンター(通常) | 約100〜120万円 | 手動操作が必要、オシャボも同時入手可能 |
| 学園最強大会 | 約25〜30万円 | 連射コントローラーで自動化可能 |
自動化できないという弱点
道具プリンターによる金策の唯一の弱点は、作業の自動化ができないことです。
素材の投入からプリントの実行まですべて手動で行う必要があるため、放置して稼ぐことはできません。
一方、学園最強大会は条件が揃えば連射コントローラーによる完全自動化が可能です。
手動で集中して稼ぎたいときは道具プリンター、放置で稼ぎたいときは学園最強大会というように、状況に応じて使い分けるのが賢い方法でしょう。
道具プリンターの乱数調整とは?仕組みと手順
乱数調整の基本的な仕組み
2024年4月に、道具プリンターの排出結果がSwitch本体の内部時計に基づく乱数で決定されていることが解析によって判明しました。
この発見により、本体の時計を特定の日時に設定し、決められた秒数後にプリントを実行することで、狙ったアイテムを意図的に排出させる「乱数調整」が可能になっています。
具体的には、レアボールチャンスや道具2倍チャンスが発生するタイミング、特定のオシャボや特性パッチが排出されるタイミングがseed値として特定されており、有志によって設定日時の一覧が広く共有されています。
乱数調整の基本手順
乱数調整を行う大まかな手順は以下の通りです。
まず、道具プリンターを最終段階まで改良しておく必要があります。
次に、プリンターの前で「プリントする!」を選択できる画面まで進めた状態で、ホームボタンを押してSwitch本体の設定画面を開きます。
本体の日時を、狙いたいアイテムに対応する特定の日時に変更します。
ゲーム画面に戻り、指定された秒数が経過したタイミングで「プリントする!」を選択すれば、目的のアイテムが排出される仕組みです。
レアボールチャンスを先に発生させてから、次のプリントで狙ったオシャボを引くという二段階の調整が基本パターンとなっています。
乱数調整で可能な金策の効率
乱数調整を活用すると、道具2倍チャンスと組み合わせて特性パッチを大量生産できます。
特性パッチは売却価格が非常に高いため、わずか数分で数百万円を稼ぐことも不可能ではありません。
一部では「時給7,000万円超え」という報告もあり、ゲーム内金策の最高効率手段として広く認知されています。
乱数調整の注意点とリスク
秒単位のタイミング精度が求められる
乱数調整では、ボタンを押すタイミングが1〜2秒ずれるだけで意図した結果にならないことがあります。
特にアイテムの乱数調整はチャンス発生の乱数調整と比べて秒数ずれの許容範囲が狭いと言われており、慣れるまでは何度か失敗することも覚悟しておいたほうがよいでしょう。
タイマーアプリなどを併用して正確なタイミングを計ることが成功率を高めるコツです。
みまもり設定の解除が必要
本体の時計を自由に変更するためには、Nintendo Switchの「みまもり設定」を事前に解除しておかなければなりません。
保護者が設定している場合は暗証番号が必要になるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
本体時計の変更による影響
乱数調整では本体の時計を頻繁に変更するため、他のゲームや本体のシステム時刻に影響が出る可能性があります。
時刻依存のイベントがあるゲームを同時にプレイしている場合は、影響範囲を考慮したうえで実行してください。
乱数調整を終えた後は、本体の日時設定を「インターネットで時刻をあわせる」に戻しておくのを忘れないようにしましょう。
乱数調整に対するコミュニティの評価
乱数調整については、プレイヤー間で賛否が分かれています。
「ゲーム内の仕様をそのまま活用しているだけで問題ない」という肯定的な意見が多数を占める一方、「ガチャの楽しさが失われる」「通常プレイとの公平性に欠ける」と感じるプレイヤーも一定数存在します。
現時点でアップデートによる修正は行われておらず、今後も修正される可能性は低いとの見方が一般的です。
利用するかどうかは個人の判断に委ねられていますが、オンライン交換などで他プレイヤーと関わる際には相手の考えも尊重することが大切です。
オシャボ市場への影響と交換レートの変化
道具プリンターの登場、そして乱数調整の確立は、ポケモンSVにおけるオシャボの価値に大きな変化をもたらしました。
かつてはサファリボールやコンペボールといったレアボールは入手手段が極めて限られており、オンライン交換市場では非常に高い交換レートが設定されていました。
しかし、道具プリンターによって誰でもオシャボを量産できるようになったことで、レアボール全般の希少価値は従来と比較して大幅に低下しています。
マスターボールですら複数個の入手が現実的になったため、交換市場の相場は以前とはまったく異なるものになりました。
コレクション目的でオシャボを集めていたプレイヤーにとっては朗報ですが、希少性そのものに価値を見出していたプレイヤーにとっては複雑な変化といえるかもしれません。
リセマラ不可の仕様と上手な付き合い方
道具プリンターはプリント実行の直前に自動でレポートが書かれる仕様になっています。
そのため、結果が気に入らないからといってリセットしてやり直す「リセマラ」は一切できません。
この仕様を踏まえると、通常プレイでオシャボを狙う場合はひたすら試行回数を重ねるしかないことになります。
レアボールチャンスの発生確率が10連で7〜10%、さらにそこから虹枠が出る確率も考えると、目当てのオシャボを引くには相当な根気が必要です。
乱数調整を使わない場合は、オシャボ入手はあくまで「出たらラッキー」程度の気持ちで楽しみ、メインの目的は育成アイテムや換金アイテムの収集に設定しておくと、ストレスなく道具プリンターを活用できるでしょう。
まとめ:ポケモンSV道具プリンターを最大限活用するために
- 道具プリンターはDLC「藍の円盤」で追加される機能で、リーグ部のPCから科学部に200BPを支援すると解放される
- 改良は全3段階あり、最終段階までの改良には累計180回以上のプリントと合計1,700BPが必要である
- 2回目の改良でレアボールチャンスが追加され、マスターボールを含む全12種類のオシャボが入手可能になる
- レアボールチャンスの発生確率は10連プリントで約7〜10%と低く、さらにオシャボ確定の虹枠演出が出るとは限らない
- おすすめの素材はピンプクのおとしもので、1個あたり約68%のゲージを満たせるため10連に必要な数がわずか15個程度で済む
- 金策としての効率は学園最強大会の約3〜4倍にあたる時給100〜120万円で、換金アイテムの売却が収入源となる
- 乱数調整を活用すれば特性パッチの大量生産による超高効率な金策が可能だが、秒単位のタイミング精度が求められる
- リセマラは不可能な仕様のため、通常プレイではオシャボ狙いに過度な期待を持たず試行回数を重ねるのが現実的である
- 乱数調整には本体のみまもり設定の解除や時計変更が必要で、ほかのゲームへの影響にも注意が求められる
- 道具プリンターの登場によりオシャボの希少価値は大きく変動し、オンライン交換市場のレート体系にも影響を与えている

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