真・女神転生5ストーリーひどい説の真相と評価を徹底検証

「真・女神転生5のストーリーがひどい」という評判を目にして、購入を迷っている方は多いのではないでしょうか。

実際にプレイしたユーザーからは、キャラクターの掘り下げ不足や展開の唐突さに対する批判が数多く寄せられています。

一方で、全世界累計200万本を突破し、メタスコア88点という高評価を獲得している事実もあります。

この記事では、真・女神転生5のストーリーが批判される具体的な理由を詳しく解説するとともに、擁護意見やVengeance版での改善点、購入前に知っておくべき注意点まで網羅的にお伝えします。

ストーリー評価の真相を理解することで、このゲームが自分に合っているかどうかを判断できるようになるでしょう。

目次

真・女神転生5のストーリーがひどいと言われる5つの理由

真・女神転生5のストーリーに対する批判は、発売直後から現在まで根強く存在しています。

多くのプレイヤーが指摘する問題点を整理すると、主に5つの理由に集約されます。

キャラクターの掘り下げが浅く感情移入できない

最も多く挙げられる批判が、キャラクターの描写不足です。

登場人物が出てきても背景や動機が十分に語られないまま退場してしまうため、感情移入する間もなく物語が進んでしまいます。

特にカオスヒーローである敦田については、ロウヒーローの太宰と比較して思想形成の過程がほとんど描かれていません。

太宰はアブディエルとの関係がメインストーリーで語られるため、まだ理解しやすい面があります。

しかし敦田は、なぜ越水の思想に傾倒したのかが一切説明されないまま、突然カオス側の立場を取るようになります。

このアンバランスさが、プレイヤーに「カオスルートを選ぶ動機がない」と感じさせる原因となっています。

中盤以降の展開が急すぎてついていけない

ストーリー構成の問題も深刻な批判対象となっています。

序盤から中盤にかけての「ダアト侵入編」「ラフム撃破編」は比較的丁寧に描かれており、世界観の提示や主人公の成長が段階的に進みます。

ところが「万魔会談編」以降、展開が急激に加速します。

突然世界各地のベテル支部が登場し、「創世のための力は我々が手に入れる」と対立状態に突入するため、プレイヤーは置いてけぼりにされた感覚を覚えます。

それまで「東京を守ろう」という明確な目的があったにもかかわらず、急に創世を巡る争いに巻き込まれる展開は、多くのユーザーから「頭でっかち」な構成だと指摘されています。

ベテル各国支部の悪魔が噛ませ犬扱いで期待外れ

発売前の宣伝で大々的に紹介されたベテル各国支部の悪魔たちへの失望も、批判の大きな要因です。

オーディン、ヴァスキ、ゼウスといった神話上の強大な存在が登場すると告知されたため、ファンは重要な役割を期待していました。

しかし実際にプレイしてみると、彼らは終盤まで物語にほとんど関与せず、登場してもすぐに倒されてしまう「噛ませ犬」的な扱いでした。

真・女神転生IVのリリスのように序盤から暗躍したり、四大天使のように各陣営に誘い込もうとしたりする存在感はありません。

「発売前の情報で期待させておいて、この役割では詐欺に近い」という声すら上がっています。

ルート分岐の動機が弱く選択に迷う意味がない

シリーズ伝統のLNC(ロウ・ニュートラル・カオス)ルート分岐についても、批判が集中しています。

従来の真・女神転生シリーズでは、各陣営が魅力的な思想を掲げ、プレイヤーを引き込もうとしてきました。

ところが真・女神転生5では、どの陣営からも積極的に勧誘されることがありません。

「仲間になるならいいけどね」程度の距離感で、歪んだ魅力や狂気的な信念といったシリーズ特有の引力が感じられないのです。

プロデューサーの山井一千氏は「各陣営を選ぶ理由ではなく、選ばない理由を提示する」意図があったと語っていますが、結果として「どれを選んでも同じ」という虚無感につながっています。

エンディングの締め方が尻すぼみで盛り上がらない

物語の締めくくり方への不満も多く聞かれます。

重要なキャラクターが退場する場面でも演出があっさりしており、ドラマチックな盛り上がりがありません。

最終ボスを撃破しても印象的な言葉がなく、「え、今ので終わり?」と拍子抜けしてしまうプレイヤーが続出しました。

ペルソナシリーズのような派手な演出や感動的なクライマックスを期待していたファンにとって、この淡白さは大きな失望材料となっています。

グラフィックは向上しているにもかかわらず、見せ方が下手だという評価は、多くのレビューで共通して指摘されている点です。

ストーリー批判への反論と擁護意見

批判が多い一方で、真・女神転生5のストーリーを擁護する声も存在します。

表面的な評価だけでは見えてこない、作品の意図や深層を読み解く視点を紹介します。

意図的に人間から距離を置かせる演出という解釈

一部のファンは、キャラクターへの感情移入のしづらさは意図的な演出だと主張しています。

物語の序盤で、主人公はアオガミと融合してナホビノという人間を超えた存在になります。

つまりプレイヤーは、もはや人類と同じ種族ではなくなっているのです。

さらに東京が偽物であり、人間のNPCに顔がないという設定は、単なるグラフィックの省略ではなく世界観の一部として機能しています。

実際に作中では、ある学生が「先生やクラスメイトの顔が見えなくなった」と語る場面があります。

救おうとしている人間たちが幻影にすぎないのなら、プレイヤーが彼らに感情移入できないのは、むしろ物語の狙い通りだという解釈が成り立ちます。

プロデューサーが語った真・女神転生Vの狙いとは

プロデューサーの山井一千氏は、過去のインタビューで真・女神転生Vの方向性について語っています。

「普通のRPGでは、困っている人を助けて悪を倒す主人公が正義とされる。しかしメガテンでは『本当に彼らを救いたいのか?』『この世界を救う価値があるのか?』と問いかける」

この発言から、製作側は意図的にプレイヤーを人類救済から遠ざけようとしていたことがわかります。

「世の中には『No』と答えたい人も少なくない。

そういう人が楽しめる人生シミュレーターを目指した」という言葉は、本作が万人向けではなく、特定の価値観を持つプレイヤーに向けて作られたことを示唆しています。

深読みすると見えてくる緻密な世界観設計

ストーリーを丁寧に読み解くと、実は緻密に設計された世界観が浮かび上がってきます。

神が力を独占したことで、かつて神格を持っていた存在は悪魔に堕落しました。

悪魔が人間を狩るのは、失われた知恵(魂)を取り戻すためであり、長い年月の中でその理由すら忘れてしまった存在もいます。

天使は人間の命を本質的には重視しておらず、人間を守る理由は「悪魔に魂を奪われてナホビノが生まれることを防ぐため」にすぎません。

こうした設定は、サブクエストや悪魔との会話、ミマンの台詞などに散りばめられています。

メインストーリーだけを追っていては見落としてしまうため、「素晴らしいストーリーだが、語り方が下手」という評価が生まれる原因となっています。

無印版とVengeance版でストーリーは改善されたのか

2024年6月に発売された真・女神転生V Vengeanceは、無印版の批判を受けて多くの改善が施されました。

ストーリー面での変化を具体的に検証します。

復讐の女神篇で追加されたストーリー要素

Vengeance版では、無印版のストーリーである「創世の女神篇」に加えて、新たに「復讐の女神篇」が追加されました。

復讐の女神篇は、ゲーム序盤で「少女の手を取る」選択をすることで分岐する、完全に新しいストーリーラインです。

蛇神たちの介入により、物語は創世の女神篇とは異なる方向へ展開していきます。

新キャラクターとして尋峯ヨーコが登場し、彼女の正体と目的を巡るミステリー要素が加わったことで、物語への没入感が高まりました。

プレイ時間は1ルートで約80時間、両ルートを合わせると約160時間という大ボリュームになっています。

キャラクター描写はどこまで改善されたか

復讐の女神篇では、無印版で批判されていたキャラクター描写の問題が一定程度改善されています。

各キャラクターの心理描写がより明確になり、行動の動機が理解しやすくなりました。

「悪魔の裏庭」という新機能が追加され、仲魔との会話イベントを楽しめるようになったことも、キャラクターへの愛着を深める助けになっています。

ファミ通のユーザーレビューでは「新シナリオはキャラクターを深く知ることができて良かった」という声が多く見られます。

ただし「元がアレなので劇的に変わったとは言えない」「多少マシになった程度」という冷静な評価も存在します。

創世の女神篇は変わっていないので注意

重要な注意点として、無印版相当の「創世の女神篇」自体には大きな変更が加えられていません。

つまり、無印版でストーリーに不満を感じたプレイヤーが創世の女神篇を再プレイしても、根本的な印象は変わらない可能性が高いです。

Vengeance版でストーリーの改善を期待するなら、必ず「復讐の女神篇」を選択する必要があります。

初めてプレイする場合は、製作順序である「創世の女神篇」から始めて、2周目に「復讐の女神篇」をプレイする方法が公式から推奨されています。

ただし、ストーリー重視のプレイヤーであれば、最初から復讐の女神篇を選んでも問題ありません。

ペルソナ5との違いを知ればストーリー評価も変わる

真・女神転生5への批判には、同じアトラス製作のペルソナシリーズとの比較が含まれていることが多いです。

両シリーズの根本的な違いを理解することで、評価の視点が変わるかもしれません。

ゲームプレイ重視のメガテンとストーリー重視のペルソナ

真・女神転生シリーズとペルソナシリーズは、同じ世界観を共有しながらも、設計思想が大きく異なります。

項目 真・女神転生5 ペルソナ5
重視する要素 戦闘・探索・育成 ストーリー・キャラクター
ゲーム開始まで すぐに戦闘可能 約2時間のチュートリアル
難易度 高い(ミス即死のリスク) 比較的易しい
世界観 ポストアポカリプス 現代日本の日常

ペルソナ5はストーリーが始まるまでに2時間近くかかることもありますが、そのぶんキャラクターの魅力や物語への没入感を丁寧に構築しています。

一方で真・女神転生5は、ストーリーよりもプレイヤーの選択とゲームプレイ体験を重視しています。

演出や雰囲気の根本的な違い

両シリーズは、演出面でも対照的なアプローチを取っています。

ペルソナ5は、スタイリッシュなUIデザインや派手なカットイン、印象的なBGMの使い方で、プレイヤーの感情を盛り上げることに長けています。

真・女神転生5は、荒廃した東京を黙々と探索し、思想的な選択を迫られる硬派な体験を提供します。

「ペルソナの演出力と比べるとメガテンは寂しい」という批判は的を射ていますが、それは設計思想の違いであって、どちらが優れているという話ではありません。

暗く重厚な世界観で哲学的なテーマに向き合いたい人にとっては、むしろ真・女神転生5の方が適しています。

どちらを選ぶべきかは求めるものによる

最終的に、どちらのシリーズを選ぶべきかは、プレイヤーが何を求めているかによります。

魅力的なキャラクターと感動的なストーリーを楽しみたいなら、ペルソナシリーズがおすすめです。

歯ごたえのある戦闘と悪魔育成、思想的な問いかけを楽しみたいなら、真・女神転生シリーズが向いています。

海外のファンコミュニティでは「メガテンは大人向け、ペルソナはカジュアル向け」という表現がよく使われますが、これは優劣ではなく方向性の違いを示しています。

購入前に知っておくべき注意点とデメリット

真・女神転生5の購入を検討している方に向けて、事前に把握しておくべき注意点を整理します。

ストーリー重視の人には向かない可能性がある

ここまで解説してきた通り、真・女神転生5はストーリーやキャラクター描写を最優先に設計されたゲームではありません。

ペルソナシリーズや一般的なJRPGのような、感情を揺さぶるドラマチックな物語を期待すると、高確率で失望することになります。

「ストーリーがほとんど機能していない」「評価をするほどの内容がない」という厳しいレビューは、決して少数派の意見ではありません。

物語を楽しむことがゲーム購入の主な動機であれば、慎重に検討することをおすすめします。

完全版商法への批判と無印版販売終了の経緯

真・女神転生V Vengeanceは、いわゆる「完全版商法」として批判を受けています。

無印版を9,878円で購入したプレイヤーが追加要素を得るには、同額の9,878円で再購入する必要があるためです。

DLCでの対応がなかったことに対する不満は大きく、「最初から全部盛り込むべきだった」という声が多数上がりました。

さらに、Vengeance発売に伴い、無印版のダウンロード販売は2024年6月13日で終了しています。

現在、無印版を入手するにはパッケージ版(中古含む)を探す必要があります。

新規プレイヤーは実質的にVengeance版一択となっている状況です。

難易度が高く初心者は挫折しやすい

真・女神転生シリーズは、他のRPGと比較して難易度が高いことで知られています。

真・女神転生5も例外ではなく、弱点を突かれると一瞬でパーティが壊滅するリスクがあります。

先手を取られると戦略を練る間もなく全滅することがあり、「難しい」というより「理不尽」と感じるプレイヤーもいます。

悪魔合体のUIも複雑で、どのスキルを継承すべきか比較するのに手間がかかります。

初心者や、サクサク進めたいプレイヤーは、難易度を「Casual」や「Safety」に設定することを強くおすすめします。

それでも真・女神転生5が高評価される理由

ストーリーへの批判がある一方で、真・女神転生5は数々の高評価も獲得しています。

なぜこのゲームが支持されているのか、その理由を解説します。

シリーズ最高峰と評される戦闘システム

真・女神転生5の戦闘システムは、シリーズファンから「最高傑作」と評されることが多いです。

プレスターンバトルは、弱点を突くと行動回数が増え、逆に回避や無効化されると行動回数が減るという緊張感のあるシステムです。

本作ではさらに「マガツヒスキル」が追加され、ゲージをためることで強力な必殺技を発動できるようになりました。

敵もマガツヒスキルを使用するため、敵の全攻撃がクリティカルになる「会心」への対策として防御コマンドを活用する駆け引きが生まれています。

Hard難易度では一瞬の油断が全滅につながるため、戦略を練る楽しさを存分に味わえます。

悪魔育成と合体の奥深さ

悪魔の育成と合体システムも、本作の大きな魅力です。

「写せ身」システムにより、悪魔のスキルを自由に調整できるようになりました。

好きな悪魔を最初から最後まで連れ回すことも可能で、悪魔への愛着を深められる設計になっています。

主人公の耐性も写せ身で変更できるため、ボス戦前に対策を練る戦略性が加わりました。

悪魔デザインは相変わらず魅力的で、美麗な3Dグラフィックで描かれた悪魔たちを愛でる楽しさは本作ならではです。

全世界200万本突破の販売実績とメタスコア88点

客観的な数字で見ると、真・女神転生5シリーズは商業的にも批評的にも成功を収めています。

2025年7月時点で、シリーズ全世界累計販売本数は200万本を突破しました。

Vengeance単体でも100万本を突破しており、真・女神転生シリーズとしては異例のヒット作となっています。

メタスコアは88〜90点、Steamのユーザーレビューは95%が高評価で「圧倒的に好評」のステータスを獲得しています。

ストーリーへの批判は存在するものの、ゲーム全体としての完成度は高く評価されている証拠です。

真・女神転生5を楽しむためのおすすめプレイ方法

真・女神転生5を最大限に楽しむための、具体的なプレイ方法を紹介します。

初心者におすすめの難易度設定

初めて真・女神転生シリーズをプレイする方には、難易度「Normal」がおすすめです。

他のJRPGより手強いですが、「ちょっとしたミスで即死」というほどの理不尽さはありません。

NormalとCasualはゲーム中いつでも変更できるため、難しいと感じたらCasualに下げることも可能です。

ストーリーだけを楽しみたい場合は、無料DLCで追加される「Safety」を選ぶと、戦闘がほぼ作業になるほど簡単になります。

Hardを選ぶと途中で変更できなくなるため、シリーズ経験者以外は避けた方が無難です。

Vengeance版のルート選択はどちらから始めるべきか

Vengeance版では、ゲーム序盤で「創世の女神篇」と「復讐の女神篇」のどちらかを選択します。

公式推奨は、製作順序通りに「創世の女神篇」(手を取らない)から始めて、2周目で「復讐の女神篇」をプレイする方法です。

ただし、両ルートは独立したストーリーなので、どちらから始めても問題ありません。

ストーリーの厚みを重視するなら、最初から「復讐の女神篇」を選んでも良いでしょう。

創世の女神篇は無印版相当のため、ストーリー面での不満を感じる可能性があることは認識しておいてください。

ストーリーを補完するサブクエストの活用法

真・女神転生5のストーリーを深く理解するには、サブクエストやNPCとの会話が重要です。

メインストーリーだけでは語られない世界観の詳細が、サブクエストに散りばめられています。

特にミマン(小さな悪魔)を見つけたときの会話には、東京の豆知識や世界観に関する重要な情報が含まれていることがあります。

悪魔との会話や、龍穴周辺のNPCとの対話も見逃さないようにしましょう。

「素晴らしいストーリーだが、語り方が下手」と評される本作ですが、丁寧に情報を集めることで、緻密に設計された物語を読み解くことができます。

まとめ:真・女神転生5ストーリー評価の総括

  • 真・女神転生5のストーリー批判は、キャラクター描写の浅さと展開の唐突さが主な原因である
  • 中盤以降の急展開と、ベテル各国支部の悪魔の扱いへの失望が批判を加速させた
  • ルート分岐の動機が弱く、どの陣営を選んでも同じという虚無感を生んでいる
  • 擁護意見として、意図的に人間から距離を置かせる演出という解釈が存在する
  • Vengeance版の復讐の女神篇では、キャラクター描写がある程度改善された
  • 創世の女神篇(無印相当)自体には大きな変更がないため注意が必要である
  • ペルソナシリーズとは設計思想が異なり、ストーリーより戦闘・育成重視のゲームである
  • 完全版商法への批判があり、無印版は現在ダウンロード販売終了している
  • 戦闘システムと悪魔育成は高く評価されており、メタスコア88点を獲得している
  • 全世界200万本突破の販売実績が示すように、ゲームとしての完成度は高い
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