龍が如く極2の戦闘はつまらない?理由とコツを解説

『龍が如く 極2』をプレイし、「戦闘がもっさりしている」「『0』や『極1』と比べてつまらない」と感じている方は少なくないようです。

特に前作『極1』の快適なバトルスタイルに慣れているほど、操作感の違いに戸惑うかもしれません。

この記事では、『龍が如く 極2』の戦闘がなぜ「つまらない」と感じるのか、その理由と背景にある「ドラゴンエンジン」の影響、そして戦闘を少しでも快適にするためのコツについて詳しく解説します。

目次

『龍が如く 極2』の戦闘は本当につまらない?『0』『極1』との比較レビュー

結論:戦闘が「つまらない」「もっさり」と感じる理由はドラゴンエンジン

『龍が如く 極2』の戦闘が「つまらない」あるいは「もっさりしている」と感じる最大の理由は、ゲームエンジンの変更にあります。

本作は、『龍が如く6』から採用された「ドラゴンエンジン」を使用しており、これが操作感に大きな影響を与えています。

『0』や『極1』で使用されていた旧エンジンとは根本的に設計が異なるため、特にシリーズ経験者ほど違和感を覚えやすいのです。

なぜ『0』や『極1』の戦闘スタイル(ラッシュ等)は廃止されたのか?

前作『極1』や『0』では、「チンピラ」「ラッシュ」「壊し屋」「堂島の龍」といった複数のバトルスタイルを切り替えて戦うシステムが好評でした。

しかし、『龍が如く 極2』ではこれらの戦闘スタイルは廃止され、新しいドラゴンエンジンに基づいた単一のスタイルに統一されています。

これは、ドラゴンエンジンの導入に伴うゲームシステムの刷新によるもので、従来のスタイルチェンジシステムは引き継がれませんでした。

スピーディな「ラッシュ」スタイルなどがなくなったことが、戦闘の爽快感が減ったと感じる一因となっています。

戦闘は不評だがストーリーや真島編(牧村実のその後)は面白い?

戦闘システムについては賛否が分かれる一方で、ストーリーの評価は非常に高い作品です。

オリジナル版『龍が如く2』の重厚なシナリオはそのままに、グラフィックが美麗に進化したことで、より没入感が増しています。

また、追加シナリオである真島吾朗の物語も大きな魅力です。

『龍が如く0』で描かれた牧村実とのエピソードの「その後」が描かれており、このシナリオのためだけでもプレイする価値があるというファンも多いです。

なぜ?『龍が如く 極2』の戦闘が「ひどい」と言われる5つの具体的理由

理由1:操作性が悪い・動きが「もっさり」する

ドラゴンエンジン初期の作品であるためか、桐生の動き出しや攻撃後の硬直が長く、「もっさりしている」と感じる場面が多くあります。

特に『0』や『極1』の「ラッシュ」スタイルのような素早い動きに慣れていると、操作に対するレスポンスが鈍く感じられ、ストレスにつながりやすいです。

また、敵に掴まれた際に氷の上を滑るように移動するなど、不自然な挙動も操作のしにくさに拍車をかけています。

理由2:敵が固く、コンボを理不尽にガード(ブロック)される

今作の敵、特にボス格や一部のザコ敵は非常に体力が高く(固く)、なかなか倒れません。

さらに、こちらのコンボ攻撃の途中で、敵が不自然なタイミングでガードを固めたり、割り込んで攻撃してきたりすることが頻発します。

これによりコンボが中断されやすく、ヒットアンドアウェイ戦法を余儀なくされることが、爽快感の欠如につながっています。

理由3:ラグドール物理演算がひどい(敵が変に吹っ飛ぶ)

ドラゴンエンジンは物理演算(ラグドール)を特徴としており、攻撃を当てた敵やオブジェクトがリアルに(あるいは過剰に)吹っ飛ぶようになりました。

しかし、この挙動が調整不足な面もあり、敵が不自然に宙を舞ったり、壁にめり込んだりすることがあります。

この「GMODのようだ」とも評される物理演算が、戦闘のシリアスさを削ぎ、コミカルに見えてしまう点も「つまらない」と感じる一因です。

理由4:『極1』にあったQTE(勝機)がない

『極1』のボス戦では、特定の状況で発生するQTE(クイックタイムイベント)「勝機」があり、成功すると大ダメージを与えられるなど、戦闘のアクセントとなっていました。

『極2』ではこのシステムが廃止されており、戦闘が単調に感じやすいという意見もあります。

理由5:黒服など一部の敵が強すぎる

ゲーム中盤以降に登場する「黒服」の敵など、一部のザコ敵が異常に強い点も不満点として挙げられます。

ボスでもない敵が異常に固く、攻撃力も高いため、戦闘を避けて進めたくなるほどのストレスを感じるプレイヤーも多いようです。

諸悪の根源?「ドラゴンエンジン」とは何か

ドラゴンエンジンは『龍が如く6』で初採用された未調整のシステム

「ドラゴンエンジン」は、『龍が如く6 命の詩。』で初めて本格的に導入された、龍が如くスタジオ独自開発の新しいゲームエンジンです。

『極2』は、このドラゴンエンジンが使われた2作目のタイトルにあたります。

当時のインタビューなどでも語られている通り、『6』や『極2』の時点ではまだエンジンが成熟しておらず、多くの点が調整不足でした。

『0』や『極1』は、PS3時代のエンジンをPS4向けに最適化し、完成度を高めたものであったため、それらと比較すると『極2』の戦闘が粗削りに感じてしまうのは仕方のない面もあります。

シームレスな移動と引き換えに戦闘の快適さが失われた?

ドラゴンエンジンの最大のウリの一つが、建物への出入りや戦闘への移行がロードなしで行われる「シームレス」なゲーム体験です。

このシームレス化と、よりリアルな物理演算の導入に開発リソースが割かれた結果、旧エンジンで培われた戦闘の「快適さ」や「爽快感」が犠牲になった側面があると考えられます。

ドラゴンエンジンは『7』以降でどう進化したのか

このドラゴンエンジンは、その後の『JUDGE EYES:死神の遺言』や『龍が如く7 光と闇の行方』(アドベンチャーパート)などで改良が重ねられていきます。

特に『ロストジャッジメント』や『龍が如く7外伝』のアクションバトルでは、『極2』時代の「もっさり感」は大幅に改善され、非常にスピーディで爽快感のあるバトルへと進化を遂げています。

【対処法】つまらない戦闘を少しでもマシにするコツと操作方法

最優先で習得すべきスキルは?(コンボスピードアップ等)

戦闘の「もっさり感」を軽減するために、最優先で取得したいのが「コンボスピードアップ」系のスキルです。

これを習得するだけでも、攻撃のテンポが改善され、かなり操作しやすくなります。

序盤は経験値が貯まり次第、基礎能力、特にスピード関連のスキルに振っていくことをおすすめします。

最強の技「虎落とし」の覚え方と出し方のコツ

シリーズ伝統の強力なカウンター技「虎落とし」は、『極2』でも健在です。

習得するには、蒼天堀の「よつば鍼灸院」に通い、特定の条件(闘技場で古牧の弟子を倒すなど)を満たす必要があります。

敵の攻撃が当たる瞬間にタイミングよくボタンを押す必要があり、最初は難しいですが、習得すればボス戦の難易度が激変します。

武器は積極的に使うべき?おすすめの武器は?

今作の戦闘は素手(ステゴロ)よりも、武器の使用が前提となっているバランスに感じられます。

敵が固く、ガードも多用してくるため、街中に落ちている看板や自転車、あるいは購入した武器を積極的に使った方が効率的にダメージを与えられます。

特に刀やフォトンブレード(ビームサーベル)など、威力の高い武器は戦闘のストレスを大きく軽減してくれます。

ヒートアクションが出にくい時の対処法

ヒートアクションは、敵を掴んだり、壁際に追い詰めたり、特定の武器を持ったりすることで発動条件を満たします。

今作はヒートゲージが溜まりにくいと感じる場合もありますが、スキル習得で改善できます。

また、敵をダウンさせた後の「超追討ちの極み」は比較的出しやすく強力です。

食事コンボでの経験値稼ぎは必須?

『極2』では、飲食店で特定のメニューを組み合わせて注文する「食事コンボ」で、大量の経験値を得ることができます。

戦闘で稼ぐよりも効率が良いため、スキルを早期に揃えたい場合は「胃腸薬」などを活用して飲食店をハシゴする「食い倒れ」が有効な手段となります。

戦闘以外もつまらない?クランクリエイターやストーリーの評価

ミニゲーム「クランクリエイター」の評判は?

『龍が如く6』から導入されたミニゲーム「クランクリエイター」は、『極2』にも登場します。

これはタワーディフェンス風のシミュレーションゲームですが、こちらも「単調でつまらない」という意見が一定数見られます。

真島建設を舞台にしたストーリーは面白いものの、ゲーム性自体は好みが分かれるようです。

ストーリーは面白いが狭山薫との恋愛描写に賛否両論?

前述の通り、メインストーリーと真島編の評価は非常に高いです。

ただし、オリジナル版から存在するヒロイン・狭山薫との恋愛描写については、「展開が急すぎる」「桐生のキャラに合わない」といった否定的な意見も一部存在します。

とはいえ、全体としては『龍が如く』シリーズ屈指の熱いドラマが楽しめます。

『龍が如く3』以降の作品は楽しめる?戦闘システムは戻るのか

『3』『4F』『5』リマスター版の戦闘システムは?(PS3基準)

『龍が如く 極2』の次にプレイが推奨される『龍が如く3』『4』『5』のリマスター版は、『極2』とは異なり、PS3時代の旧エンジン(『0』や『極1』に近いエンジン)をベースにしています。

そのため、『極2』のドラゴンエンジンとは操作感が全く異なります。

ただし、『3』はシリーズの中でも特に敵のガードが固く、「ガード地獄」と揶揄されることもあり、別のストレスを感じる可能性もあります。

『4』『5』と進むにつれて、戦闘システムは快適に進化していきます。

ドラゴンエンジンはいつまで続く?『7』以降の戦闘システム解説

『極2』で使用されたドラゴンエンジンは、その後も『6』以降の時系列の作品(『ジャッジアイズ』シリーズ、『7』『8』など)で継続して使用され、改良が重ねられています。

『龍が如く7』『8』はコマンドRPGになりましたが、『7外伝』や『ジャッジアイズ』シリーズでは、このエンジンを使った快適なアクションバトルが楽しめます。

まとめ:龍が如く 極2の戦闘がつまらないと感じる点

  • 『極2』の戦闘が「つまらない」主因はドラゴンエンジンの調整不足である
  • 『0』『極1』の旧エンジンとは操作感が大きく異なり「もっさり」感じる
  • 『0』『極1』にあったバトルスタイル(ラッシュ等)は廃止された
  • 敵が固く、コンボ中に理不尽なガードを多用するのがストレスの一因である
  • ラグドール物理演算が過剰で、敵が不自然に吹っ飛ぶことがある
  • 戦闘の不満は「コンボスピードアップ」のスキル習得で多少改善する
  • 最強カウンター技「虎落とし」を習得すれば戦闘難易度は下がる
  • 本作は素手より武器を積極的に使った方が効率的である
  • 戦闘以外のメインストーリーや真島編(牧村実のその後)の評価は高い
  • 『3』『4』『5』は旧エンジン、『7外伝』などは進化したドラゴンエンジンを採用している
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