バイオハザードのネトフリ版は全何作?評価や打ち切り理由を徹底解説

「バイオハザードってNetflixで見られるの?」「ネトフリ版のドラマは面白いの?打ち切りって本当?」といった疑問を持っている方は少なくないでしょう。

カプコンが誇る世界的ホラーゲーム「バイオハザード」は、映画やドラマなど数多くの映像作品が制作されてきました。

中でもNetflixでは、実写ドラマ版とCGアニメ版の2作品が独占配信されています。

しかし実写ドラマ版は、配信開始からわずか1か月余りでシーズン1をもって打ち切りが決定し、大きな話題となりました。

この記事では、Netflixで配信されているバイオハザード作品の全体像から、打ち切りの経緯、評判の詳細、他の映像作品との比較、そして2026年最新の映像化動向まで、気になる情報をすべて網羅してお伝えします。

これから視聴を検討している方にも、すでに視聴済みで深い情報を知りたい方にも、参考になる内容をまとめています。

目次

Netflix限定のバイオハザード映像作品は実写ドラマとCGアニメの2種類

Netflixで配信されているバイオハザードの独占作品は、2022年配信の実写ドラマ版と、2021年配信のCGアニメ『インフィニット ダークネス』の2作品です。

どちらもNetflixオリジナル作品として全世界に向けて独占配信されたもので、他の動画配信サービスでは視聴できません。

実写ドラマ版はゲームの世界観を下敷きにしたオリジナルストーリーを展開し、CGアニメ版はゲーム本編の正史に組み込まれた外伝的な作品となっています。

同じ「バイオハザード」の名を冠していますが、両作品のテイストや方向性は大きく異なるため、それぞれの特徴を把握しておくことが大切です。

実写ドラマ版の配信日・話数・キャストなど基本スペック一覧

Netflix実写ドラマ版『バイオハザード』は、2022年7月14日に全8話が一挙配信されました。

各話の長さは46分から63分で、レーティングはTV-MA(成人向け)に指定されています。

主要な制作情報とキャストは以下の通りです。

項目 内容
配信日 2022年7月14日
話数 全8話
各話の長さ 46〜63分
企画・製作総指揮 アンドリュー・ダブ
制作会社 コンスタンティン・フィルム
撮影地 南アフリカ
レーティング TV-MA
役名 キャスト
アルバート・ウェスカー ランス・レディック
ジェイド・ウェスカー(成人期) エラ・バリンスカ
ジェイド・ウェスカー(少女期) タマラ・スマート
ビリー・ウェスカー(少女期) シエナ・アグドン
ビリー・ウェスカー(成人期) アデライン・ルドルフ
イヴリン・マーカス パオラ・ヌニェス

制作を手掛けたコンスタンティン・フィルムは、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の映画版バイオハザードシリーズ全6作も制作した会社として知られています。

企画・製作総指揮のアンドリュー・ダブは、海外ドラマ『スーパーナチュラル』のシーズン12から15でショーランナーを務めた人物です。

CGアニメ『インフィニット ダークネス』の配信日・話数・あらすじ概要

『バイオハザード:インフィニット ダークネス』は、2021年7月8日にNetflixで全4話が一挙配信されました。

バイオハザードシリーズとしては初の連続CGドラマ作品であり、ゲーム本編でおなじみのレオン・S・ケネディとクレア・レッドフィールドの2人を主軸にした物語が展開されます。

制作はトムス・エンタテインメントが担当し、カプコンが監修に入っています。

あらすじは、ラクーンシティの悪夢から数年後、ホワイトハウスを突然襲った謎のウイルス事件の真相を追うレオンとクレアが、やがて恐ろしい陰謀の存在にたどり着くというものです。

ゲームの時系列に正式に組み込まれた外伝作品という位置づけのため、ゲームファンにとっては正史の補完として楽しめる内容になっています。

Netflix実写ドラマ版バイオハザードのストーリーをわかりやすく解説

実写ドラマ版は、原作ゲームの設定を土台にしつつも、ゲームには登場しないオリジナルキャラクターを中心に据えた独自の物語が展開されます。

ゲームシリーズの主要イベントは「バックストーリー」として世界に存在していますが、主役はあくまでドラマオリジナルのキャラクターです。

2022年と2036年の二重時間軸で描かれるオリジナルストーリーとは

実写ドラマ版の最大の特徴は、2022年と2036年という2つの時間軸を交互に行き来しながら物語が進行する構成です。

2022年のパートでは、アルバート・ウェスカーの14歳の双子の娘であるジェイドとビリーが、父の勤務先であるアンブレラ社の企業城下町「ニューラクーンシティ」に引っ越してくるところから始まります。

2人の少女は、自分たちの出自やアンブレラ社が隠している陰謀を次第に知っていくことになります。

一方、2036年のパートでは、T-ウイルスの拡散によって文明社会が崩壊した世界が舞台です。

成人したジェイドが、60億人がゾンビ化(作中では「ゼロ」と呼称)した地球で、T-ウイルスの根絶を目指して活動を続けている姿が描かれます。

主人公ウェスカー姉妹とアンブレラ社の陰謀が交差する物語構成

物語の中心にいるのは、ウェスカー姉妹であるジェイドとビリーです。

2人はアルバート・ウェスカーの娘として育てられていますが、実はウェスカー自身がオリジナルのウェスカーから作られたクローン人間であるという衝撃的な設定が明かされます。

アンブレラ社はラクーンシティ崩壊後も倒産しておらず、創設者の娘イヴリン・マーカスのもとで存続しています。

T-ウイルスの誘導体を含む抗うつ剤「JOY」の販売に社運を賭けるアンブレラの計画と、ウェスカー一家の秘密が複雑に絡み合いながら、やがて世界規模のバイオハザードへと繋がっていく構成です。

原作ゲームではラクーンシティ崩壊後にアンブレラが倒産する流れですが、ドラマ版では存続しているという大きな相違点があります。

原作ゲームを知らなくても楽しめるのか?予備知識の必要度

結論から言えば、原作ゲームの知識がなくてもストーリー自体は理解できます。

ドラマ版はオリジナルキャラクターが中心で、ゲームの詳細な設定を知らなくても物語を追うことは可能です。

ただし、多くの視聴者からは「原作を知らなくても楽しめないレベル」と評されているのが実情です。

原作ファンにとっては、ゲームとの設定の食い違いが気になるという声が大半を占めています。

逆に原作を知らない視聴者にとっても、ストーリー自体の完成度の問題から満足度が低い傾向にあることは認識しておいたほうがよいでしょう。

なぜ打ち切りに?Netflix版バイオハザードがシーズン1で終了した理由

Netflix実写ドラマ版『バイオハザード』は、2022年8月にシーズン1全8話のみで打ち切りが正式に発表されました。

配信開始からわずか約1か月半という異例の早さでの決定であり、視聴データの急落と厳しい評価が複合的に影響したと報じられています。

初週7270万時間から急落した視聴データの推移

ドラマ版は配信初週に7270万時間の視聴を記録し、Netflixの週間ランキングで2位に入りました。

ちなみに当時の1位は、同時期に話題を集めていた『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4です。

しかし第2週には3位に後退し、他の人気シリーズで見られるような「2週目で視聴数が上昇する」という現象は起こりませんでした。

第3週にはトップ10から完全に脱落しており、視聴者が継続して視聴するモチベーションを維持できなかったことが数字に如実に表れています。

Rotten Tomatoes観客スコア27%が示す視聴者の厳しい反応

映画批評サイトRotten Tomatoesでは、批評家スコアが53〜55%とまずまずの数字だった一方で、観客スコアは27%という極めて低い評価となりました。

IMDbでは4.2/10(約49,000件の評価)、日本の映画レビューサイトFilmarksでも2.7/5.0(約2,300件超)を記録しており、国内外を問わず視聴者からの評判は厳しいものでした。

評価サイト スコア
Rotten Tomatoes(批評家) 53〜55%
Rotten Tomatoes(観客) 27%
IMDb 4.2 / 10
Filmarks(日本) 2.7 / 5.0

批評家からは「可もなく不可もなく」程度の評価を受けた一方で、実際に視聴した観客からの評価は大幅に低く、Netflix史上最も低い観客評価の作品の一つとも報じられました。

制作側が認めたIPの扱い方における失敗とは

コンスタンティン・フィルムの副CEOは、打ち切り後のインタビューにおいて、失敗の要因としてIPの扱い方に問題があったことを認めています。

具体的には、バイオハザードというIPの核にある「ホラー」や「キャラクター」を十分に活かしきれなかった点が敗因として指摘されました。

この反省を踏まえ、同社は2026年公開予定のリブート映画では全く異なるアプローチを採用しており、ホラーの名手として評価の高い監督に「白紙委任状」を与えるという方針転換を図っています。

Netflix版バイオハザードの評判が悪い原因を徹底分析

実写ドラマ版が低評価に終わった原因は一つではなく、複数の要素が重なった結果です。

原作との乖離、キャスティングの問題、ストーリーの質、ホラー演出の不足など、さまざまな角度から批判が集中しました。

レオンもクリスも不在?原作キャラクターとの決定的な乖離

多くのファンが最も失望したのは、原作ゲームの人気キャラクターがほぼ登場しないという点です。

レオン・S・ケネディ、クリス・レッドフィールド、ジル・バレンタインといったシリーズを代表するキャラクターは一切登場しません。

唯一の原作キャラクターはアルバート・ウェスカーですが、名前と一部の設定を借りただけの全くの別人として描かれています。

製作総指揮のアンドリュー・ダブは「ゲームはドラマのバックストーリー」と説明しましたが、原作の象徴であるキャラクターが不在では「バイオハザードらしさ」を感じられないという声が大勢を占めました。

バイオハザードの映像化においては、CGアニメシリーズがゲームキャラクターをそのまま使用できる強みを持っていることと対照的に、実写化におけるキャラクター再現の難しさが浮き彫りとなった事例といえます。

ウェスカーのキャスティング変更が呼んだ賛否両論

原作ゲームで金髪白人男性として描かれてきたアルバート・ウェスカーを、黒人俳優のランス・レディックが演じたことは、配信前から大きな議論を呼びました。

原作のビジュアルイメージとの乖離に対して批判的な声が上がった一方で、ランス・レディック自身の演技力は高く評価されており、評価が二分する結果となっています。

さらにドラマ版のウェスカーにはオリジナルの双子の娘がいるという設定ですが、原作ゲーム『バイオハザード6』ではウェスカーに息子ジェイク・ミューラーが存在しており、設定上の矛盾も指摘されました。

キャスティングの多様性そのものへの批判というよりも、「原作をリスペクトした上での変更なのか」という疑問が根底にあったと考えられます。

ホラー要素の不足とテンポの悪さに対する不満の声

バイオハザードといえばホラーゲームの代名詞ですが、ドラマ版ではホラー演出が著しく不足しているという指摘が非常に多く見られました。

特に2022年の過去パートは学園ドラマ的な要素が強く、恐怖を感じる場面がほとんどないと多くの視聴者が感じています。

さらに、2022年と2036年の時間軸を交互に切り替える構成がテンポの悪さを生んでおり、「物語に没入できない」という不満が相次ぎました。

アクションシーンの質に関しても、銃弾が命中していないゾンビが倒れる描写など、制作クオリティへの疑問が呈されています。

アンブレラ社のセキュリティが杜撰に描かれている点なども、作品のリアリティを損なう要因として批判の対象となりました。

主人公ジェイドの行動に共感できないという批判が続出した背景

ストーリーの中核を担う主人公ジェイドに対して、「身勝手で共感できない」という批判が非常に多く寄せられました。

ジェイドは過去の過ちを修正しようとする一方で、周囲を巻き込んで多くの犠牲者を出す行動を繰り返します。

作中でも妹のビリーから「自分の過ちを正すことばかり考えて、周りが巻き込まれることはお構いなし」と糾弾される場面があり、制作側もキャラクターの問題点を認識していたことがうかがえます。

しかし、そうした欠点を持つキャラクターを魅力的に描く演出力が伴わなかったため、視聴者の離脱を招く結果となったと言われています。

それでも評価された点は?Netflix版の数少ない見どころ

低評価が目立つ実写ドラマ版ですが、すべてが否定されているわけではありません。

一部の要素については肯定的な声も見られ、見どころがゼロではないことも公平に伝えておく必要があるでしょう。

ランス・レディックの演技力は唯一の救いと言われる理由

キャスティングの是非とは別に、ウェスカー役を演じたランス・レディックの演技力そのものは高く評価されています。

『ジョン・ウィック』シリーズのコンシェルジュ役で世界的に知られるランス・レディックは、ドラマ版でも圧倒的な存在感を発揮しました。

娘たちを守ろうとしながらもアンブレラの陰謀に加担せざるを得ないウェスカーの葛藤を、繊細かつ力強く演じ切っています。

なお、ランス・レディックは2023年3月に60歳で急逝しており、仮にシーズン2が制作されていたとしてもキャスト続投は叶わない状況でした。

多くの視聴者が「ドラマ版で唯一の救い」と評するランス・レディックの演技は、作品の評価とは別に一見の価値があるといえるでしょう。

ニューラクーンシティの美術セットと原作イースターエッグの魅力

アンブレラ社の企業城下町「ニューラクーンシティ」の美術セットは、真っ白で清潔すぎるがゆえにどこか不気味な雰囲気を醸し出しており、好意的に受け止められました。

また、作中にはゲームファンが楽しめるイースターエッグ(小ネタ)が随所に仕込まれています。

「ゼロ」と呼ばれるゾンビの大量出現、リッカーや巨大クモなどおなじみのB.O.W.(生物兵器)の登場、不自然に画面に映るタイプライター、ベートーヴェンの「月光」が流れる演出など、原作を知っている人なら思わずニヤリとするポイントが散りばめられています。

ただし、こうしたイースターエッグがあくまで表面的な引用にとどまっているという見方も多いのが実情です。

バイオハザードだと思わなければ見られるB級ドラマとしての楽しみ方

少数派ながら、「バイオハザードのタイトルを外して一本のB級SFドラマとして見れば、そこそこ楽しめる」という意見も存在します。

ゾンビによる終末世界を舞台にしたサバイバルものとして割り切れば、全8話という手軽なボリュームで気軽に視聴できる作品ではあります。

ただし、バイオハザードの名前に期待を寄せて視聴すると大きな落差を感じる可能性が高いため、ハードルを下げて臨むのが賢明です。

CGアニメ『インフィニット ダークネス』の評価はドラマ版と何が違う?

同じNetflix独占配信でありながら、CGアニメ版は実写ドラマ版とは評価の方向性が大きく異なります。

ゲームとの関係性やキャラクターの扱いにおいて、両作品には明確な差があります。

レオンとクレアが主役のゲーム正史に組み込まれた外伝的位置づけ

CGアニメ版の最大の強みは、ゲーム本編の人気キャラクターであるレオンとクレアがそのまま主役として登場する点です。

物語はゲームの時系列に正式に組み込まれた外伝として位置づけられており、ゲームファンにとっては正史の補完を楽しめる作品となっています。

実写ドラマ版が原作キャラクターをほぼ排除したのとは対照的なアプローチであり、このキャラクター選択の違いがファンからの評価に直結しています。

CGクオリティは高評価だがストーリーが薄いと言われる理由

Rotten Tomatoesの批評家コンセンサスでは「素晴らしいアニメーションが原作の迫力あるスリルを捉えている。

ストーリーがテロルの瞬間と同じくらい引き込まれるものであれば」と評されています。

つまり映像面は高く評価されているものの、物語の深みや展開にはもう一歩という見方が一般的です。

全4話(実質的には映画1本分程度のボリューム)という短さもあり、「物語のスケールがフランチャイズの持つ広大な世界観に見合っていない」という指摘が見られます。

とはいえ、実写ドラマ版のような激しい拒絶反応は少なく、「悪くはないが飛び抜けて良くもない」という評価に落ち着いています。

実写ドラマ版とCGアニメ版はどちらを先に見るべきか

2作品は世界観が全く異なるため、どちらから見ても問題ありません。

ゲームファンであれば、正史に組み込まれたCGアニメ版『インフィニット ダークネス』を優先的に視聴することをおすすめします。

レオンやクレアといったおなじみのキャラクターが活躍するため、ゲーム体験の延長線上で楽しめるでしょう。

一方、ゲームに詳しくない方がバイオハザードの雰囲気を味わいたい場合でも、CGアニメ版のほうが短尺で見やすく、映像のクオリティも高いため入り口としては適しています。

実写ドラマ版は打ち切りにより物語が未完のまま終わっている点を考慮すると、満足感を得にくい可能性がある点には注意が必要です。

Netflix版と他のバイオハザード映像作品を比較するとどれがおすすめ?

バイオハザードの映像作品は、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の映画シリーズ、リブート映画、CG映画シリーズ、そしてNetflixの2作品と、非常に多岐にわたります。

それぞれの特徴と評価を把握することで、自分に合った作品を見つけやすくなるでしょう。

ミラ・ジョヴォヴィッチ版映画6作との違いと評価の差

2002年から2016年にかけて公開されたミラ・ジョヴォヴィッチ主演の映画シリーズ全6作は、Rotten Tomatoesの批評家スコアこそ各作33〜36%前後と低いものの、全世界で累計12億ドル以上の興行収入を記録した商業的大成功シリーズです。

映画版は原作ゲームのキャラクター(ジル、クリスなど)を一部登場させつつ、オリジナル主人公アリスを中心に据えたアクション重視の路線で独自のファン層を獲得しました。

Netflix実写ドラマ版との決定的な違いは、映画版はアクション娯楽作として割り切った作品づくりが功を奏した点です。

ドラマ版は原作要素を入れつつも独自路線を歩もうとした結果、どちらのファンからも支持を得られなかったという構図があります。

ウェルカム・トゥ・ラクーンシティとNetflixドラマ版の原作再現度を比較

2021年公開の映画『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は、原作ゲーム1作目と2作目を1本の映画に再構成し、レオン、クリス、ジル、クレアなど原作キャラクターが主役を務めた作品です。

Rotten Tomatoesの批評家スコアは30%と低く興行的にも振るいませんでしたが、原作の雰囲気やキャラクターを再現しようとする姿勢は一定の評価を受けました。

Netflix実写ドラマ版が原作キャラクターをほぼ排除したのに対し、ウェルカム・トゥ・ラクーンシティはキャラクターの再解釈が激しいながらも原作との接点を維持しようとしていた点が異なります。

「原作再現度」という観点では、不十分ながらもウェルカム・トゥ・ラクーンシティのほうが高い評価を受けています。

CG映画シリーズ(ディジェネレーション〜デスアイランド)との立ち位置の違い

バイオハザードのCG映像作品は、劇場公開されたCG映画シリーズとNetflix配信のCGドラマを合わせて以下の4作品が存在します。

タイトル 公開年 形式
ディジェネレーション 2008年 劇場CG映画
ダムネーション 2012年 劇場CG映画
ヴェンデッタ 2017年 劇場CG映画
インフィニット ダークネス 2021年 Netflix CGドラマ(全4話)
デスアイランド 2023年 劇場CG映画

CG作品群の最大の利点は、ゲームのキャラクターモデルに近い形でレオン、クリス、クレア、ジルなどの人気キャラクターを忠実に描ける点です。

いずれもゲーム本編の正史に位置づけられており、原作ファンからの信頼度が実写作品群よりも総じて高い傾向にあります。

原作ゲームファンが最も満足できる映像作品はどれか

原作ゲームのファンが最も満足しやすい映像作品は、CG映画シリーズおよびCGドラマ『インフィニット ダークネス』です。

ゲームキャラクターがそのまま登場し、ゲームの正史として物語が展開されるため、原作の世界観を損なうことなく楽しめます。

実写作品の中では、『ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』が不完全ながらも原作再現を試みた作品として位置づけられます。

Netflix実写ドラマ版は、原作ファンの満足度という点では最も厳しい評価を受けた作品であることは否めません。

2026年最新動向!バイオハザード映像化の今後はどうなる?

2026年現在、バイオハザードの映像化は新たな局面を迎えています。

Netflix版の打ち切りという失敗を経て、フランチャイズ全体がどのような方向に進んでいるのかを確認しておきましょう。

ザック・クレッガー監督による映画リブート版が2026年9月に全米公開予定

バイオハザード映画シリーズの完全リブート版が、2026年9月18日に全米公開される予定です。

監督・脚本を務めるのは、『バーバリアン』や『WEAPONS/ウェポンズ』で高い評価を受けたホラー映画の新鋭ザック・クレッガーです。

2025年10月からチェコ・プラハで撮影が行われ、すでに撮影は完了しており現在は編集段階にあると報じられています。

配給はソニー・ピクチャーズが担当し、ワーナー・ブラザースやNetflixを含む4社による配給権争いの末に決定しました。

リブート映画のあらすじとキャストが示す新たな方向性とは

リブート映画の主なキャストと公開情報は以下の通りです。

項目 内容
監督・脚本 ザック・クレッガー
共同脚本 シェイ・ハッテン
主演 オースティン・エイブラムス
共演 ポール・ウォルター・ハウザー、ザック・チェリー、カリ・レイス
撮影監督 ダリウス・ウォルスキー
全米公開予定 2026年9月18日
配給 ソニー・ピクチャーズ

IMDbによると、あらすじは「不運な配達人が辺鄙な病院への荷物配達を請け負い、アウトブレイクの最中に巻き込まれてミュータント・クリーチャーと戦いながら生き延びる」というものです。

コンスタンティン・フィルムのCEOは2026年2月のインタビューで「これまでのバイオハザードとはまったくかけ離れた完全な新構築であり、クレッガー監督に白紙委任状を与えた」と語っています。

ゲームの世界観を舞台にしつつも完全オリジナルストーリーを展開し、「アクションよりもホラーを重視する」方針が示されており、過去の映像化の失敗から大きく方向転換していることがわかります。

Netflixでバイオハザードの新作ドラマが制作される可能性はあるのか

2026年2月現在、Netflixでバイオハザードの新作ドラマシリーズが制作されるという公式発表は確認されていません。

2022年の実写ドラマ版打ち切り後、Netflixがバイオハザードの映像化権を再び取得したという情報もない状況です。

リブート映画の配給権争いにNetflixも参加していた事実はありますが、最終的にはソニー・ピクチャーズが獲得しており、当面のバイオハザード映像化の主軸は劇場映画になると見られています。

ただし、リブート映画が成功した場合、関連するテレビシリーズなどの展開が生まれる可能性は否定できません。

ゲーム新作『バイオハザード レクイエム』との相乗効果に期待

2026年2月27日には、ゲーム新作『バイオハザード レクイエム』がNintendo Switch 2、PlayStation 5、Windows、Xbox Series X/Sで発売予定です。

ナンバリング第9作に相当する本作は、シリーズ初登場のFBI分析官グレース・アッシュクロフトを主人公としたサバイバルホラー作品です。

ゲーム新作と映画リブート版が同じ2026年に登場することで、バイオハザードフランチャイズ全体が大きな盛り上がりを見せることが期待されています。

Netflix版の失敗を経てもなお、バイオハザードというIPの映像化への挑戦が続いていることは、このフランチャイズの持つ底力を証明しているといえるでしょう。

Netflix版バイオハザードを今から見る際の注意点と視聴ガイド

ここまでの情報を踏まえた上で、2026年現在からNetflix版バイオハザードの視聴を検討している方に向けて、知っておくべき注意点を整理します。

シーズン1で打ち切りのため伏線が未回収という最大の注意点

Netflix実写ドラマ版を視聴する上で最も注意すべき点は、物語がシーズン1で完結していないということです。

ドラマ版は当初シーズン2以降の制作を前提としたストーリー設計がなされており、多数の伏線が未回収のまま最終話を迎えています。

たとえば、ビリーの行方やアンブレラ社の最終的な運命など、物語の核心に関わる要素が明かされないまま終わっているため、消化不良を感じる可能性が極めて高いです。

完結した物語を求める方にとっては、視聴前にこの点を理解しておくことが重要です。

レーティングはTV-MA(成人向け)で暴力描写が含まれる

実写ドラマ版のレーティングはTV-MA(成人向け)であり、激しい暴力描写やゴア表現が含まれています。

IMDbの保護者向けガイドによれば、暴力描写は「Severe(深刻)」と分類されており、ゾンビとの戦闘シーンや残酷な描写が多数含まれます。

未成年の視聴や、グロテスクな表現が苦手な方の視聴には適していません。

CGアニメ版『インフィニット ダークネス』も同様にTV-MAのレーティングが付与されていますが、CG作品であるためリアルさの度合いは実写版とは異なります。

2026年現在の配信状況と視聴に必要なNetflixプラン

2026年2月時点で、実写ドラマ版『バイオハザード』全8話およびCGアニメ『バイオハザード:インフィニット ダークネス』全4話は、いずれもNetflixで視聴可能です。

打ち切りはシーズン2の制作中止を意味するものであり、配信そのものが終了したわけではありません。

ただし、Netflixの配信ラインナップは時期によって変動する可能性があるため、視聴を検討している場合は早めの視聴をおすすめします。

なお、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の映画版1作目(2002年)もNetflixで見放題配信されている場合がありますが、配信状況は地域や時期により異なります。

Netflix限定のバイオハザード2作品以外の映像作品は、他の動画配信サービスでの視聴が必要となる点も併せて覚えておくとよいでしょう。

まとめ:バイオハザードのネトフリ版の全体像と今後の展望

  • Netflixで独占配信されたバイオハザード作品は、実写ドラマ版(2022年、全8話)とCGアニメ版『インフィニット ダークネス』(2021年、全4話)の2作品である
  • 実写ドラマ版は2022年8月にシーズン1のみで打ち切りが決定し、物語は未完のまま終了している
  • 打ち切りの主因は視聴データの急落と、Rotten Tomatoes観客スコア27%に象徴される極めて低い視聴者評価である
  • 原作ゲームの人気キャラクター(レオン、クリス、ジル等)がほぼ不在だったことが、ファンの最大の不満点である
  • ウェスカー役ランス・レディックの演技は数少ない高評価ポイントだが、同氏は2023年3月に60歳で急逝している
  • CGアニメ版はゲーム正史に位置づけられ、レオンとクレアが主役を務めるため原作ファンからの評価は実写版より高い
  • バイオハザードの映像作品全体を比較すると、原作ファンにはCG作品群が最も満足度の高い選択肢である
  • 2026年9月にはザック・クレッガー監督による映画リブート版が全米公開予定で、ホラー重視の完全新構築として期待されている
  • ゲーム新作『バイオハザード レクイエム』も2026年2月発売予定で、フランチャイズ全体の盛り上がりが見込まれる
  • 実写ドラマ版は伏線未回収のまま終わるため、視聴前にこの点を理解しておくことが重要である
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