バイオハザードのナタリアはその後どうなった?全伏線を徹底考察

『バイオハザード リベレーションズ2』をクリアした後、多くのプレイヤーが気になるのは「ナタリアはあの後どうなったのか?」という疑問ではないでしょうか。

エンディングで見せた不敵な笑みの真意、アレックス・ウェスカーとの人格をめぐる攻防、そして最新作『バイオハザード レクイエム』での再登場の可能性まで、ナタリアに関する謎は10年以上にわたって放置されたままです。

この記事では、ナタリア・コルダというキャラクターの正体から、グッドエンドとバッドエンドの結末の違い、さらにはシリーズ全体の未回収伏線としての位置づけまで、あらゆる角度から徹底的に考察していきます。

リベレーションズ2のストーリーをもう一度深く理解したい方にも、バイオハザード9に向けて伏線を整理しておきたい方にも、きっと参考になる内容をお届けします。

目次

ナタリア・コルダとは何者か?基本プロフィールと登場作品

ナタリア・コルダは、2015年に発売された『バイオハザード リベレーションズ2』で初登場した少女キャラクターです。

熊のぬいぐるみを抱えた無垢な外見とは裏腹に、シリーズ屈指の謎めいた存在として、今なお多くのファンの間で考察が続けられています。

まずは彼女の基本的なプロフィールと、物語における役割を整理していきましょう。

ナタリアの年齢・出身・声優などの基本情報

ナタリアは2001年頃に生まれたハンガリー出身の少女で、リベレーションズ2の時点では10歳前後です。

公式設定資料『BIOHAZARD REVELATIONS 2 ULTIMANIA』によると、身長は137cm、体重は32kgと年相応の体格をしています。

日本語版の声優は悠木碧さんが担当しており、開発陣は「守ってあげたくなる可愛さと、ミステリアスな雰囲気の二面性を表現できる方」としてキャスティングしたことがファミ通の開発者インタビューで明かされています。

英語版はGabriella Pastoreさんが演じました。

常に持ち歩いている熊のぬいぐるみ「ロッティ」は、彼女にとって心の支えとなる大切な存在であり、物語においても重要な意味を持っています。

感情の起伏が乏しく内向的な性格として描かれていますが、孤独を極端に恐れるという一面も見せるキャラクターです。

テラグリジア・パニックで両親を失った壮絶な過去

ナタリアの人生を決定的に変えたのは、2004年に発生したテラグリジア・パニックです。

これは前作『バイオハザード リベレーションズ』で描かれたバイオテロ事件であり、地中海都市テラグリジアがバイオテロ組織イル・ヴェルトロによって襲撃されました。

当時まだ3歳ほどだったナタリアは、この事件で両親を目の前で失うという壮絶な体験をしています。

ナタリアはFBC(連邦バイオテロ委員会)に所属していたニール・フィッシャーによって救出され、テラセイブが運営する孤児院へと送られました。

この幼少期のトラウマが原因で、ナタリアは「恐怖」という感情をほぼ感じられない特殊な精神状態へと変わりました。

一見すると不幸な結果ですが、この特殊体質こそが、後にアレックス・ウェスカーに目をつけられる原因となるのです。

リベレーションズ2でバリーと出会うまでの経緯

リベレーションズ2の物語は、2011年6月にテラセイブのパーティー会場が武装集団に襲撃されるところから始まります。

ナタリアを含むテラセイブ関係者はバルト海に浮かぶザイン島へと拉致され、腕輪を装着された状態で目覚めました。

クレア編のエピソード2で、廃墟となった市街地に一人でいるナタリアをクレアとモイラが発見し、合流することになります。

しかし、テラセイブのスパイであったニールによってナタリアは連れ去られ、アレックスの転生の儀の対象となりました。

半年間の昏睡状態を経て覚醒したナタリアは、娘モイラの捜索のためにザイン島を訪れたBSAAアドバイザーのバリー・バートンと出会います。

ここからバリー編が始まり、ナタリアはバリーのパートナーとして島の脱出を目指す旅に同行することになるのです。

ナタリアの正体はアレックス・ウェスカーの器だった

ナタリアがただの少女ではないことは、物語が進むにつれて徐々に明らかになっていきます。

その正体は、リベレーションズ2の黒幕であるアレックス・ウェスカーが「転生」するために選んだ器でした。

なぜナタリアが選ばれたのか、転生の仕組みはどうなっているのかを解説します。

アレックスが転生先としてナタリアを選んだ理由

アレックスがナタリアを器に選んだ最大の理由は、ナタリアが恐怖を感じない特殊な精神状態にあったからです。

アレックス・ウェスカーは、アンブレラ社の創設者オズウェル・E・スペンサーが推進した「ウェスカー計画」の被験者の一人であり、元アンブレラのウイルス学者でもあります。

不治の病に侵されていたアレックスは、死を回避するために自らの意識を別の肉体に移す「転生」を目論んでいました。

転生の鍵となるのがt-Phobosウイルスです。

このウイルスは感染者が恐怖を感じた際にのみ活性化して発症するという特殊な性質を持っています。

つまり、恐怖を感じないナタリアであれば、ウイルスに感染してもクリーチャー化する心配がありません。

テラセイブのスパイだったニール・フィッシャーがこの特性をアレックスに報告し、転生計画の最適な候補者として推薦したことがゲーム内の資料「ニールの報告書」で判明しています。

転生の儀とは?意識転送の仕組みをわかりやすく解説

転生の儀とは、アレックスが開発した先端技術を用いて、自らの記憶と人格を別の人間の脳に移植する儀式のことです。

2011年6月、クレア編のエピソード3終盤でナタリアはニールに連れ去られ、アレックスの拠点であるモニュメントの塔内部で転生の儀が執り行われました。

高度な科学技術によってアレックスの意識がデジタル化され、ナタリアの脳へと転写されたのです。

儀式の後、ナタリアは半年間の昏睡状態に入りました。

一方のアレックス自身は儀式の直後に自殺を図りますが失敗し、t-Phobosウイルスの影響で異形の姿へと変貌してしまいます。

計画通りなら自殺は成功し、ナタリアの中でアレックスの意識だけが目覚めるはずでした。

この自殺の失敗が、物語終盤でオリジナルのアレックスと「ナタリアの中のアレックス」が対峙するという異常事態を引き起こすことになります。

t-Phobosウイルスとナタリアの特殊な関係性

t-Phobosウイルスは、アレックスがT-ウイルスをベースに独自開発した新型ウイルスです。

従来のT-ウイルスが感染者を無差別にゾンビ化させるのに対し、t-Phobosは感染者のストレスホルモン量に応じて作用が変化します。

恐怖を感じなければウイルスは休眠状態を保ち、逆に深刻な副作用なく人間を超人へと変えることも可能とされています。

ゲーム中、実験体に装着された腕輪は恐怖レベルを色で表示する仕組みになっています。

緑が平常、橙が緊張、赤点滅が恐怖、赤が発症状態を示します。

興味深いことに、ナタリアの腕輪はクレア編エピソード2で赤色を示す場面がありながら、彼女自身は一切発症しませんでした。

これはナタリアが恐怖の感情を欠落しているだけでなく、t-Phobosに対する抗体を持っていた可能性を示唆しています。

転生の儀を経て覚醒した後には、壁越しに変異体の位置を感知する超感覚能力を獲得しており、t-Phobosが彼女に超人的な力を与えたことが確認できます。

白ナタリアと黒ナタリアの違いを詳しく解説

転生の儀の後、ナタリアの中には二つの人格が存在するようになりました。

ファンの間では「白ナタリア」「黒ナタリア」と呼ばれるこの二重人格の構造を理解することが、リベレーションズ2のストーリーを読み解く最大の鍵となります。

白ナタリアは本来の人格で黒ナタリアはアレックスの意識

白ナタリアとは、テラグリジア・パニック以前から存在していた本来のナタリア・コルダの人格を指します。

無垢で素直な性格であり、バリーとともに行動する場面での優しい言動がこの人格を象徴しています。

一方、黒ナタリアは転生の儀によって移植されたアレックス・ウェスカーの人格そのものです。

ゲーム内では黒い衣服をまとった姿で描かれ、冷徹で計算高い言動を見せます。

Resident Evil Wiki(Fandom)でも、黒ナタリアは「アレックスの人格がナタリアの姿をとったもの」と明確に定義されています。

バリー編の随所でナタリアがもう一人の自分と会話する場面が挟まれており、二つの人格がナタリアの内部で対話し、主導権を争っていることが示唆されます。

エクストラエピソード「Little Miss」で描かれた精神世界の攻防

エクストラエピソード2「Little Miss」は、ナタリアの精神世界を舞台にしたDLCストーリーです。

転生の儀から半年後に覚醒した直後のナタリアが、黒ナタリアとともにぬいぐるみのロッティを探し求める内容になっています。

このエピソードでプレイヤーは白ナタリアを操作し、切り替えることで黒ナタリアの透視能力を使用できます。

物語の核心は、黒ナタリアの戦略にあります。

黒ナタリアはナタリアを島内のクリーチャーの近くへ誘導し、恐怖を感じさせることでストレスを蓄積させ、精神が弱った隙にアレックスの人格が主導権を握ろうとしていました。

動き回るぬいぐるみのロッティすらも、アレックスの精神が作り出した幻影として描かれています。

しかし、ナタリアがロッティのもとにたどり着いたことでこの計画は失敗に終わりました。

エピソードの最後で黒ナタリアが「もう少し時間が掛かりそうね」と呟く場面は、支配が完了していないことと、今後も試みが続くことの両方を意味しています。

二重人格はいつから始まりどう進行したのか

ナタリアの二重人格は、2011年6月に行われた転生の儀の直後から始まっています。

アレックスの意識がデジタル化されてナタリアの脳に移植された瞬間から、二つの人格は一つの体の中で共存状態となりました。

半年間の昏睡状態の間も、精神世界では白ナタリアと黒ナタリアの攻防が続いていたと考えられています。

バリー編の開始時点では、表面上は白ナタリアが主人格として機能していました。

ところが、物語が進みナタリアが生命の危機に晒される場面で、黒ナタリアが一時的に表面化する描写が登場します。

特に注目すべきはエピソード3の重要シーンです。

変異したアレックス本体がナタリアの首を絞めた瞬間、ダーク・ナタリアが一瞬だけ覚醒して目の色が変化しました。

その変化を認識したオリジナルのアレックスは恐怖に駆られて逃走しています。

この場面は、ナタリアの中のアレックスがオリジナルよりも強力に進化している可能性を示す重要な伏線です。

グッドエンドとバッドエンドでナタリアの結末はどう変わる?

リベレーションズ2はマルチエンディングを採用しており、プレイヤーの選択によってナタリアの運命が大きく分岐します。

エンディングの分岐条件は、エピソード3の終盤でニール変異体を「誰が倒すか」にかかっています。

モイラがトドメを刺すとグッドエンドへ、クレアが倒すとバッドエンドへと進みます。

グッドエンドではバリー家に引き取られ意味深な笑みを浮かべる

グッドエンドでは、モイラが銃への恐怖を克服してニールにトドメを刺すルートに入ります。

モイラは塔の崩壊後も生存し、6ヶ月間ザイン島でサバイバリストとして生き延びていました。

最終決戦でアレックス変異体がナタリアの首を絞めた瞬間、モイラの銃撃がナタリアを救出します。

その後、クレアとBSAAの増援部隊が到着し、アレックス変異体はRPG-7によって完全に撃破されました。

エピローグは事件から2年後の2013年6月を描いています。

ナタリアはバリー・バートン一家の養女として引き取られ、カナダで穏やかな生活を送っている様子が映し出されます。

しかし、最後のシーンでナタリアはフランツ・カフカの著作『チューラウの箴言』を朗読し、「鳥は変わったのだ」という一節を口にした後、不敵な笑みを浮かべます。

一見穏やかな日常に潜む不穏な空気が、プレイヤーの背筋を凍らせるラストシーンとなっています。

バッドエンドでは完全にアレックスに人格を乗っ取られる

バッドエンドは、エピソード3でクレアがニール変異体を倒してしまった場合に到達するルートです。

この分岐ではモイラが瓦礫に潰されて死亡するため、半年後のバリー編で彼女が駆けつけることはありません。

最終決戦でナタリアはアレックスに捕らえられ、首を絞められ続けます。

モイラの援護がない極限のストレス状態の中で、黒ナタリア(アレックスの人格)が完全に覚醒し、白ナタリアの人格を飲み込んでしまいます。

覚醒したダーク・ナタリアは、変異したオリジナルのアレックスの心臓部分を素手でむしり取って破壊するという圧倒的な力を見せつけました。

バリーが「ナタリア」と呼びかけると、少女は冷たく「いいえ…私はアレックスよ」と答えます。

ナタリア・コルダという人格は完全に消滅し、アレックスの意識がその体を支配した結末です。

正史はどちらのエンディングなのか

シリーズの正史(カノン)として扱われているのは、グッドエンドであると広く認識されています。

英語版Wikipediaの『Resident Evil: Revelations 2』の記事では、モイラが生存するルートを「canon ending」と明記しています。

グッドエンドのみにエピローグ(2年後のシーン)が存在し、バリー、モイラ、クレア、ナタリアの全員が生存している前提で物語が描かれていることも根拠の一つです。

ただし、カプコンが公式声明として「グッドエンドが正史である」と明言した記録は、現時点では確認されていません。

また、グッドエンドであっても「安心できる結末」ではないことに注意が必要です。

ナタリアのラストシーンはアレックスの影響が消えていないことを強く示唆しており、どちらのエンディングでもナタリアの物語は不完全なまま幕を閉じています。

最後の「鳥は変わったのだ」の意味とは?転生の成否を考察

グッドエンドのエピローグでナタリアが口にした「鳥は変わったのだ」という言葉は、リベレーションズ2で最も議論を呼んだシーンの一つです。

この一節の解釈次第で、アレックスの転生が成功したのか失敗したのか、見方が大きく変わってきます。

カフカの引用とアレックスの趣味が示す不穏な証拠

「鳥は変わったのだ」は、フランツ・カフカの著作『チューラウの箴言(The Zürau Aphorisms)』に収録された一節です。

原文は「籠が鳥を探しに行った。

しかし今や鳥はいない。

鳥は変わったのだ」という短い寓話になっています。

リベレーションズ2全体がカフカ作品をモチーフとして構成されており、各エピソードのタイトルもカフカの著書から採られています。

エピソード1は「流刑地にて(Penal Colony)」、エピソード2は「観察(Contemplation)」、エピソード3は「審判(Judgment)」、エピソード4は「変身(Metamorphosis)」です。

ここで最も重要な事実は、アレックス・ウェスカーがカフカの熱心な愛読者であったという設定です。

10歳の少女が自発的にカフカの哲学書を読むとは通常考えにくく、ナタリアがこの本を手に取っていること自体が、アレックスの人格が影響を及ぼしている証拠と広く解釈されています。

転生は成功したのか失敗したのかファンの間で分かれる解釈

アレックスの転生が成功したか失敗したかについては、ファンの間で複数の解釈が存在します。

転生成功説の根拠は、ナタリアがカフカを愛読していること、最後の笑みがアレックスの人格を反映していること、そして「鳥は変わった」という台詞が人格の置換を意味するという点に集約されます。

一方、転生失敗説は、グッドエンドの時点ではナタリアの人格が表面上は消えておらず、白ナタリアが主導権を握ったまま日常生活を送れていることを根拠とします。

アレックスの当初の計画はナタリアの人格を完全に消し去り、自分だけがその体を支配することでした。

その意味では計画通りに進んでいないため、「部分的な成功」あるいは「時間をかけて進行中の転生」として捉える折衷的な見方も広まっています。

いずれの解釈も公式に否定も肯定もされておらず、これがナタリアの物語が「シリーズ最大の未回収伏線の一つ」と呼ばれる所以です。

ナタリアがアレックスの精神を逆に飲み込んだ説の根拠

一部のファンの間では、白ナタリアがむしろアレックスの精神を逆に取り込んだのではないかという説も根強く存在します。

この説によれば、エピローグで見せた笑みはアレックスの勝利ではなく、ナタリアがアレックスの知識や記憶を吸収した結果であるとされます。

根拠となるのは、ナタリアの精神力の異常な強さです。

テラグリジア・パニックを生き延び、恐怖の感情を完全に克服したナタリアの精神は、アレックスの想定を超えていた可能性があります。

エクストラエピソード「Little Miss」で黒ナタリアが支配を試みたにもかかわらず失敗に終わった事実や、エピソード3でオリジナルのアレックスがナタリア内部のアレックスに恐怖して逃げ出した描写も、この説を支える材料となっています。

この解釈に従えば、ナタリアはアレックスの膨大な知識を保持しつつも、自分自身のアイデンティティを保っていることになります。

「鳥は変わったのだ」とは、ナタリアが元の無垢な少女ではなくなったことを意味するものの、アレックスに支配されたわけではない、という読み方も成立するのです。

ナタリアの特殊能力と歴代最強の少女と呼ばれる理由

ナタリアは「歴代バイオハザードシリーズで最強の子供キャラクター」と呼ばれることがあります。

メディア記事でも「最強の少女」という表現で紹介されており、ゲームプレイとストーリーの両面でその異常な強さが際立つ存在です。

視界外の敵を感知する超感覚能力の仕組み

転生の儀を経て覚醒した後、ナタリアは壁の向こうにいるクリーチャーの位置を感知する超感覚能力を獲得しました。

この能力はバリー編のゲームプレイにおける中核システムとして機能しています。

しゃがみ姿勢になることで感知範囲がさらに拡大し、遠方の敵も把握できるようになります。

前作リベレーションズに登場した「ジェネシス」というスキャナー装置の役割を、ナタリアという一人の少女が担っているわけです。

この超感覚がt-Phobosウイルスの影響なのか、それともアレックスの人格移植の副産物なのかは、ゲーム内で明確に説明されていません。

公式設定資料『ULTIMANIA』ではナタリアの能力を「不思議な知覚能力」と表現しており、科学的な解明は意図的に避けられています。

恐怖を感じない体質がもたらしたt-Phobos耐性

ナタリアがクリーチャー化しなかった最大の理由は、恐怖という感情が欠落していることにあります。

t-Phobosウイルスは感染者が強い恐怖を感じた時にのみ活性化する仕組みであるため、恐怖を感じないナタリアはウイルスの発症条件を永久に満たさないのです。

加えて、ナタリアはt-Phobosに対する抗体を持っていた可能性も一般的に指摘されています。

腕輪のセンサーは外部からの刺激に反応して色を変えますが、ナタリアの内面ではストレスホルモンが分泌されていなかったと考えられています。

ちなみに、テラセイブのスパイであるニールの腕輪が戦闘中にも緑色のままだったのは、彼が恐怖を感じないのではなく、そもそも実験対象から除外されたアレックス側の協力者だったためです。

ナタリアの腕輪の挙動とニールの腕輪を比較すると、両者の立場の違いが浮き彫りになるという巧みな伏線が仕込まれていました。

シェリーやローズなど歴代の子供キャラとの強さ比較

バイオハザードシリーズには、過去にも印象的な子供キャラクターが登場してきました。

ナタリアの特殊性を理解するために、他のキャラクターとの比較を整理してみましょう。

キャラクター 登場作品 能力の由来 戦闘能力 人間性
シェリー・バーキン バイオ2・6 G-ウイルス感染 超回復能力 純粋な人間(ウイルス適合)
ナタリア・コルダ リベレーションズ2 t-Phobos+意識転写 超感覚・レンガ攻撃 純粋な人間(遺伝子改造なし)
ローズマリー・ウィンターズ バイオ8・DLC 菌根(メガマイセート) 精神感応・超常的力 非人間的出生

ナタリアは遺伝子改造やウイルスによる肉体変異を受けていない点で、純粋な人間でありながら超常的な能力を持つ極めて特異な存在です。

また、恐ろしいクリーチャーが徘徊する島内を武器も装備も持たずに一人で生き延びた精神力は驚異的といえます。

ローズとの類似性もファンの間で頻繁に指摘されており、どちらも精神世界でもう一人の自分と対峙した経験を持つという共通点があります。

リベレーションズ2以降ナタリアはなぜ登場しないのか

リベレーションズ2で衝撃的なラストを迎えたにもかかわらず、ナタリアはその後のシリーズ作品に一切登場していません。

2015年から2026年現在に至るまで約11年間、ナタリアの物語には公式な進展がないのが現状です。

バイオ7・8で一切言及されなかった理由を検証

バイオハザード7(2017年)はイーサン・ウィンターズという新主人公を据え、アメリカ南部のベイカー邸を舞台にした完全新規のストーリーでした。

バイオハザード8(2021年)はその直接の続編であり、ヨーロッパの雪深い村を舞台にマザー・ミランダとの戦いが描かれています。

いずれの作品もナタリアやアレックス・ウェスカーへの言及は一切なく、ウェスカー家系のストーリーラインとは切り離された物語が展開されました。

これは、バイオ7以降のシリーズがイーサンとその家族(ローズ)を軸とする新しい物語の流れを構築する方針を取ったためと考えられています。

カプコンの公式年表にはナタリアの存在が記載されているものの、今後の方針については沈黙が続いている状態です。

シリーズ最大級の未回収伏線と言われる所以

ナタリアの物語が「シリーズ最大級の未回収伏線」と称される理由は、エンディングが明確な「続きを期待させる構造」になっているからです。

グッドエンドの最後の笑みは、単なる余韻ではなく、次回作への布石として意図的に配置されたことが読み取れます。

アレックスの人格がナタリアの中で活動しているという設定は、いつでも新たな脅威として復活できる「時限爆弾」のような存在を意味しています。

2023年5月のメディア記事では、ナタリアの再登場が「バイオハザードシリーズに残された真実が明かされないままの謎5選」の一つとして取り上げられました。

2025年2月にはリベレーションズ2の発売10周年を迎え、ファミ通が記念特集を組んだことで話題が再燃しています。

約11年もの間、ファンの記憶から消えることなく議論され続けているという事実が、このキャラクターの持つ物語的な求心力の強さを物語っています。

ジェイクやコネクションなど他の放置された伏線との比較

ナタリアだけでなく、バイオハザードシリーズには他にも回収されていない重要な伏線が存在します。

バイオ6で登場したジェイク・ミューラーは、アルバート・ウェスカーの実子でありC-ウイルスへの抗体を持つ人物ですが、バイオ6以降の消息は不明のままです。

バイオ7で名前が登場した犯罪組織「コネクション」は、エヴリンという生体兵器を開発した組織として紹介されましたが、その全容はいまだ明らかにされていません。

バイオ8のエンディングではBSAAの腐敗が示唆され、クリスが独自に調査を進める描写がありましたが、こちらも続報がない状態です。

ファンコミュニティでは、ジェイク、シェリー、ナタリア、ローズの4人を「新世代キャラクター」として捉え、将来的にこれらのキャラクターが合流する展開を期待する声が根強く存在しています。

ナタリアの伏線は、こうした複数の未解決要素の中でも特にインパクトが大きく、回収への期待度が高い案件だといえるでしょう。

バイオハザード9レクイエムにナタリアは登場するのか?

シリーズ最新作『バイオハザード レクイエム(Resident Evil 9: Requiem)』は2026年2月27日の発売を控えています。

ナタリアの再登場を長年待ち望んできたファンにとって、最も気になるのはこの作品での扱いでしょう。

2026年2月18日時点で判明している情報を整理します。

レクイエムの舞台・主人公・登場確定キャラの最新情報

レクイエムの舞台は、シリーズの原点であるラクーンシティに回帰することが発表されています。

対応機種はPS5、Xbox Series X|S、PC(Steam・Epic Games)、そしてNintendo Switch 2で、全プラットフォーム同日発売です。

主人公は2人います。

一人目はグレース・アッシュクロフトというFBI分析官で、『バイオハザード アウトブレイク』に登場したアリッサ・アッシュクロフトの娘であることが明らかになっています。

二人目はシリーズの人気キャラクターであるレオン・S・ケネディで、2025年12月のThe Game Awards発表でプレイアブルキャラクターとしての参戦が確認されました。

シェリー・バーキンの登場も最新トレーラーで確認されており、シリーズ旧作ファンにとって嬉しい要素が詰まった作品となっています。

一方、中西ディレクターはクリス・レッドフィールドが本作には登場しないことを明言しており、シリーズの世代交代が進んでいる印象を受けます。

トレーラー映像にナタリアの痕跡があるとする分析

公式映像「Road to Requiem」の明度を調整したところ、背景にナタリアの写真らしきものが確認されたという分析がSNS上で話題になりました。

また、レクイエムのためにスキャンされたフェイスモデルのデータがナタリアに似ているのではないかという指摘も、海外のファンコミュニティで広がっています。

ゲームメディアの記事でも、「RE9のヴィラン候補8人」の一人としてナタリア・コルダの名前が挙げられており、注目度の高さがうかがえます。

ただし、これらはいずれもファンの分析や憶測の域を出るものではありません。

2026年2月18日の時点で、カプコンからナタリアやアレックス・ウェスカーの登場に関する公式発表は一切行われていないのが実情です。

リーク情報ではスペンサーやコネクションに関連する黒幕の存在が示唆されており、ナタリアが直接の黒幕であるかどうかは不透明な状況が続いています。

次世代ウェスカーとしてヴィランになる可能性の考察

多くのファンが予想しているのは、ナタリアが「次世代のウェスカー」としてシリーズの新たな宿敵になるという展開です。

アルバート・ウェスカーはバイオハザード5で死亡しており、ウェスカーの系譜を継ぐ存在としてナタリア(の中のアレックス)が注目されています。

仮にナタリアが成長した姿で再登場した場合、レクイエムの時間軸(2026年推定)では25歳前後になっている計算です。

アレックスの知識と戦略を内包しながら、t-Phobosによる超人的能力も備えた存在は、シリーズ屈指の脅威となりうるでしょう。

一方で、単純なヴィランとしてではなく、アレックスの人格と本来のナタリアの人格の間で葛藤する複雑なキャラクターとして描かれる可能性も考えられます。

敵として立ちはだかるのか、あるいはローズやシェリーと並ぶ新世代キャラクターとして味方側に立つのか。

いずれにしても、ナタリアの物語に決着がつく日を、世界中のバイオハザードファンが待ち望んでいることは間違いありません。

ナタリアに関するよくある疑問をまとめて解決

ここまでの内容を踏まえた上で、ナタリアについて特に頻繁に寄せられる疑問をQ&A形式で整理します。

初めてリベレーションズ2をプレイした方にも分かりやすいよう、簡潔にまとめました。

ナタリアは人間なのか超人なのか公式設定の答え

ナタリアは公式設定上「t-Phobosプロジェクトによって生み出された超人(superhuman)」に分類されます。

Resident Evil Wiki(Fandom)の記述でもこの表現が使用されており、通常の人間とは明確に区別されています。

ただし、アルバート・ウェスカーのように遺伝子改造を直接受けたわけではありません。

生まれた時点では普通の人間であり、テラグリジア・パニックのトラウマで恐怖感情が欠落したこと、t-Phobosウイルスへの耐性を持っていたこと、そして転生の儀後に超感覚を獲得したことによって「超人」の領域に達した存在です。

純粋な人間でありながらウイルスによる肉体変異を受けずに超人化したという点で、シリーズの中でも極めてユニークなポジションにいます。

ぬいぐるみのロッティに隠された物語上の意味とは

ロッティは、テラグリジア・パニック後にニール・フィッシャーからナタリアに贈られた熊のぬいぐるみです。

両親を失ったナタリアにとって、心の拠り所となる唯一の存在でした。

しかし、エクストラエピソード「Little Miss」では、ロッティはアレックスの精神が作り出した幻影として描かれており、ナタリアを精神的に追い込むための道具として利用されています。

バリー編の開始時点でナタリアがロッティを持っていないのは、精神世界での出来事を経て手放した結果です。

ロッティはナタリアの心の脆さの象徴であると同時に、アレックスがつけ入る精神的な隙間を表す重要なモチーフといえるでしょう。

クレア編とバリー編の時系列はいつなのか整理

リベレーションズ2の時系列は、バイオハザード5とバイオハザード6の間に位置しています。

クレア編は2011年6月の出来事です。

テラセイブのパーティー会場が襲撃され、クレアやモイラたちがザイン島に拉致されるところから始まります。

バリー編はクレア編から半年後の2011年12月にあたります。

ナタリアが転生の儀の後に半年間昏睡していた期間が、この時間差に対応しています。

グッドエンドのエピローグはさらに2年後の2013年6月に設定されており、ナタリアがバリー家で暮らしている場面が描かれます。

なお、一度のプレイでは自然とバッドエンドに到達しやすい構造になっているため、グッドエンドを見るには意識的にエピソード3でモイラにニールを倒させる選択をする必要があります。

まとめ:バイオハザードのナタリアのその後に残された全伏線

  • ナタリア・コルダは2001年頃生まれのハンガリー人少女で、リベレーションズ2のキーキャラクターである
  • テラグリジア・パニックで両親を失い、恐怖を感じない特殊な精神状態となったことがt-Phobos耐性の理由である
  • アレックス・ウェスカーの転生の器として選ばれ、2011年6月に意識転写が行われた
  • 白ナタリア(本来の人格)と黒ナタリア(アレックスの意識)の二重人格が転生の儀の直後から始まっている
  • グッドエンド(正史)ではバリー家に養子として引き取られるが、最後のカフカ朗読と笑みがアレックスの影響を示唆する
  • バッドエンドではナタリアの人格が完全に消滅し、アレックスが体を乗っ取る明確な結末となる
  • 「鳥は変わったのだ」の解釈は転生成功説・失敗説・逆転説に分かれ、公式には未確定のままである
  • リベレーションズ2の発売から約11年間、後続作品でナタリアの物語に公式な進展は一切ない
  • バイオハザード9レクイエムへの登場はファンの間で強く期待されているが、2026年2月時点で公式確認はない
  • ナタリアはジェイク・シェリー・ローズと並ぶ新世代キャラクターの一人として、シリーズの未来を左右しうる存在である
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