映画『バイオハザード』シリーズを観ていて、「アリシアって結局何者なの?」「アリスとの関係がよくわからない」と感じた方は多いのではないでしょうか。
シリーズ最終作『ザ・ファイナル』で初めて登場したアリシア・マーカスは、主人公アリスの正体に深く関わる重要なキャラクターです。
しかし、過去作との設定矛盾や、レッドクイーンとの関係など、理解しづらい点も少なくありません。
この記事では、アリシア・マーカスの正体から、アリスとのクローン関係、シリーズ内の設定矛盾、そして2026年の最新情報まで、すべての疑問に答えていきます。
映画をより深く楽しむための完全ガイドとして、ぜひ最後までご覧ください。
アリシア・マーカスとは何者?基本プロフィールと登場作品
アリシア・マーカスは、実写映画『バイオハザード』シリーズにおいて、物語の核心に迫る重要な存在として描かれています。
シリーズ全6作の中で最終作にのみ登場するキャラクターですが、主人公アリスの出生の秘密と深く結びついています。
アリシア・マーカスの正体はアンブレラ創設者の娘
アリシア・マーカスは、T-ウイルスを開発したジェームズ・マーカス博士の一人娘です。
父親はアンブレラ社の創設者の一人であり、アリシアは父の死後、会社の株式50%を相続してアンブレラの共同所有者となりました。
幼少期にプロジェリア(早老症)という難病を発症しており、この病気を治療するためにT-ウイルスが開発されたという設定が『ザ・ファイナル』で明かされています。
物語の現在時点では、治療の効果が不完全だったため、車椅子に乗った老人の姿で登場します。
登場作品は映画『バイオハザード ザ・ファイナル』のみ
アリシア・マーカスが登場するのは、2016年公開の『バイオハザード:ザ・ファイナル』のみです。
シリーズ第1作から第5作まではまったく言及されておらず、最終作で突然その存在が明らかになりました。
映画の後半で重要な役割を果たし、主人公アリスの正体を明かすキーパーソンとなっています。
回想シーンでは幼少期の姿も描かれ、父親との関係やアンブレラ社設立の経緯が語られます。
演じたのはミラ・ジョヴォヴィッチとエヴァー・アンダーソン
成人したアリシア・マーカスを演じたのは、シリーズ全作で主人公アリスを演じてきたミラ・ジョヴォヴィッチです。
アリスとアリシアが同一の遺伝子を持つ設定であることから、同じ女優が一人二役を務めています。
幼少期のアリシア、そしてレッドクイーンの姿は、ミラ・ジョヴォヴィッチの実の娘であるエヴァー・アンダーソンが演じました。
エヴァー・アンダーソンは監督ポール・W・S・アンダーソンとミラの娘であり、本作が映画デビュー作となっています。
アリシアとアリスの関係は?クローン設定を完全解説
『ザ・ファイナル』で明かされた最大の衝撃は、主人公アリスがアリシア・マーカスのクローンだったという事実です。
シリーズを通して謎だったアリスの出生の秘密が、ここで初めて解き明かされました。
アリスはアリシアのクローンとして作られた存在
アリス・アバーナシーは、アリシア・マーカスのDNAから作られたクローン人間です。
ただし、単純な複製ではなく、アリシアが患っていたプロジェリア(早老症)の遺伝的要因を除去した状態で作られています。
つまりアリスは、病気を発症せず健康体のまま成人した「もう一人のアリシア」として生み出されました。
アンブレラ社の「アリス計画」は、このクローンを様々な実験に利用するためのプロジェクトだったのです。
なぜアリスには幼少期の記憶がないのか
シリーズ第1作からアリスが記憶喪失だった理由は、彼女がクローンとして生み出された存在だからです。
アリスには本当の幼少期が存在せず、持っている記憶はすべてアンブレラによって植え付けられた偽りのものでした。
「アリス・アバーナシー」という名前も、「ジェイナス・プロスペロー」という別名も、すべて作られた設定に過ぎません。
小説版では、アリス自身が「どの名前が本名かわからない」と述懐しており、アイデンティティの曖昧さが強調されています。
アリシアがアリスに託した記憶データの意味
物語の終盤で、アリシアは自分の幼少期の記憶データをアリスに託します。
この記憶はジェームズ・マーカス博士が生前に娘のために保存していたもので、アリシアの本物の思い出が詰まっています。
アリスはこの記憶を受け取ることで、自分だけの過去を持つことができました。
ラストシーンでアリスが「私はアリス」とつぶやくのは、アンブレラの道具でもなく、アリシアの複製でもない、自分自身として生きる決意を示しています。
レッドクイーンのモデルはアリシア?設定の矛盾点を検証
『ザ・ファイナル』では、AIレッドクイーンのモデルがアリシアであると明かされました。
しかし、この設定は過去作との間に明らかな矛盾を生じさせており、ファンの間で議論の的となっています。
ザ・ファイナルで明かされたレッドクイーンの真実
『ザ・ファイナル』では、レッドクイーンは幼少期のアリシア・マーカスをモデルに作られたAIだと説明されています。
アイザックス博士がマーカス博士の保存していた娘の脳内データをアップロードし、レッドクイーンのコンソールに組み込んだとされています。
つまり、アリシア、アリス、レッドクイーンの三者は同一の起源を持つ存在ということになります。
レッドクイーンがアリスに協力する理由も、この設定によって説明されています。
アポカリプスとの設定矛盾はなぜ起きたのか
問題は、シリーズ第2作『アポカリプス』では、レッドクイーンのモデルがアンジェラ・アッシュフォードだと描かれていた点です。
アンジェラはアッシュフォード博士の娘であり、アリシアとはまったく別人物です。
さらに第1作では、レッドクイーンについて「プログラマーの娘がモデル」という噂話程度の言及がありました。
これらの設定は『ザ・ファイナル』の内容と明らかに食い違っており、シリーズ内での整合性が取れていません。
シリーズ全体で整合性が取れない理由
設定矛盾が生じた最大の理由は、シリーズが長期にわたって制作される中で、後付けの設定が加えられたことにあります。
監督のポール・W・S・アンダーソンは各作品で新たな要素を追加してきましたが、過去作との整合性チェックが十分ではなかったと考えられています。
また『リトリビューション』では、アリスがスキャンされた際にクローンと判定されなかったという描写もあり、クローン設定自体にも矛盾が指摘されています。
ファンの間では「個々の映画を楽しむべきで、シリーズ全体の整合性を求めすぎないほうがよい」という見方が一般的です。
アリシアが患った病気プロジェリアとは?T-ウイルス開発の背景
アリシアの物語を理解するうえで欠かせないのが、彼女が患っていたプロジェリアという病気です。
この病気の存在が、T-ウイルス開発の動機となり、ひいてはバイオハザード世界全体の悲劇の発端となりました。
早老症プロジェリアの症状と作中での描写
プロジェリアは現実にも存在する難病で、正式名称は「ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群」といいます。
常人よりも異常に早く老化が進行する病気で、患者は幼少期から老人のような外見的特徴を示します。
映画内では、アリシアが25歳の時点で肉体年齢は90歳並みになると説明されています。
『ザ・ファイナル』の現在時点でアリシアが老人の姿をしているのは、この病気の進行によるものです。
T-ウイルスは娘を救うために開発された
T-ウイルスが開発された本来の目的は、アリシアのプロジェリアを治療することでした。
父親のジェームズ・マーカス博士は、愛する娘を救うためにウイルス研究に没頭し、T-ウイルスの前駆細胞を開発しました。
この細胞をアリシアに投与したことで、一時的に老化の進行を抑制することに成功しています。
しかし皮肉なことに、このウイルスが後に世界規模のバイオハザードを引き起こす原因となりました。
治療が不完全だった理由と老人姿の真相
T-ウイルスによるアリシアの治療は、完全な成功とは言えませんでした。
小説版の設定によると、使用されたのはT-ウイルスの前駆細胞であり、完成版ではなかったとされています。
そのため老化の進行を完全に止めることはできず、時間の経過とともに再び症状が現れました。
『ザ・ファイナル』で車椅子に乗った老人として登場するのは、治療効果が持続しなかった結果です。
アリシアの物語での役割と最期を時系列で解説
アリシアは『ザ・ファイナル』の物語において、受動的な存在ではなく、アンブレラに対する反撃の鍵を握る人物として描かれています。
彼女の行動がなければ、アリスは勝利することができなかったでしょう。
父ジェームズ・マーカス暗殺後のアリシアの人生
ジェームズ・マーカス博士は、アイザックス博士の指示を受けたウェスカーによって暗殺されました。
当時まだ子供だったアリシアは真相を知らされないまま、アイザックスに引き取られることになります。
父の死後、アリシアはアンブレラの株式50%を相続して形式上は共同経営者となりましたが、実際の経営権はアイザックスが握っていました。
アイザックスはアリシアを生かしておいた理由について、「友人の娘を飼い殺しにするのも面白い」と考えていたと語っています。
アイザックス博士を裏切りアリスに協力した理由
アリシアが反旗を翻したきっかけは、アイザックスが計画した「浄化作戦」の内容を知ったことでした。
この計画はT-ウイルスを使って人類の大半を滅ぼし、アンブレラの上級幹部だけが生き残るという狂気的なものでした。
アリシアは人工知能レッドクイーンに情報を流し、アリスがハイブに侵入できるよう密かにサポートしました。
長年アイザックスの支配下に置かれながらも、彼の本性を知った時点で明確に敵対する道を選んでいます。
ウェスカーを足止めしハイブで迎えた最期
物語のクライマックスで、アリシアは自身の持つアンブレラ共同所有者としての権限を行使します。
ウェスカーの雇用を解除するという宣言によって彼を足止めし、アリスが行動するための時間を稼ぎました。
最終的にウェスカーはアリシアに助けを求めますが、彼女はこれを拒否し、ウェスカーは爆発に巻き込まれて死亡します。
アリシア自身もハイブの爆発に巻き込まれ、アリスに記憶データを託した後、生涯の幕を閉じました。
アリシア・マーカスはゲーム版に登場する?映画オリジナル設定の注意点
バイオハザードには映画版とゲーム版が存在し、それぞれ独自の世界観を持っています。
アリシア・マーカスについて調べる際は、この違いを理解しておくことが重要です。
ゲーム版ジェームズ・マーカスは生涯独身設定
映画でアリシアの父親として描かれるジェームズ・マーカスは、ゲーム版にも登場するキャラクターです。
しかしゲーム版のマーカス博士は生涯独身という設定であり、娘が存在するという描写はありません。
つまりアリシア・マーカスは完全に映画オリジナルのキャラクターであり、ゲームをプレイしても出会うことはできません。
映画版とゲーム版では登場人物の設定が大きく異なる場合があることを覚えておきましょう。
アリッサ・アッシュクロフトとの違いと混同注意
バイオハザードシリーズには「アリシア」と名前が似た「アリッサ」というキャラクターが存在します。
アリッサ・アッシュクロフトはゲーム『バイオハザード アウトブレイク』(2003年発売)に登場するプレイアブルキャラクターです。
彼女はラクーンシティで活動するジャーナリストであり、映画のアリシア・マーカスとは無関係の人物です。
| キャラクター | 登場作品 | 説明 |
|---|---|---|
| アリシア・マーカス | 実写映画『ザ・ファイナル』 | マーカス博士の娘、アリスのオリジナル |
| アリッサ・アッシュクロフト | ゲーム『アウトブレイク』 | ジャーナリスト、レクイエム主人公の母 |
| アリス・アバーナシー | 実写映画シリーズ | 主人公、アリシアのクローン |
モバイル版アリシアは別キャラクター
さらに混乱を招く要素として、モバイルゲーム『BIOHAZARD Outbreak Survive』にも「アリシア」という名前のキャラクターが登場します。
このアリシアはラクーンシティの一般住民という設定で、映画のアリシア・マーカスとは完全に別人です。
バイオハザードシリーズは展開が多岐にわたるため、同名または類似名のキャラクターが複数存在することがあります。
情報を調べる際は、どの作品に登場するキャラクターなのかを確認することをおすすめします。
映画『ザ・ファイナル』の評価とアリシア設定への反応
『バイオハザード:ザ・ファイナル』は2016年に公開され、シリーズに区切りをつける作品となりました。
アリシアの登場とアリスのクローン設定については、視聴者の間で様々な反応が見られます。
アリス=クローン設定は好評か不評か
アリスがアリシアのクローンだったという設定については、評価が分かれています。
好意的な意見としては、「シリーズを通じて謎だったアリスの正体が明かされて感動した」「最終作にふさわしい衝撃の展開だった」といった声があります。
一方で批判的な意見も存在し、「最終作で突然持ち出された後付け設定に感じる」「過去作との整合性が取れていない」という指摘も見られます。
総じて、シリーズのファンほど設定の矛盾に敏感な傾向があるようです。
過去作ファンが指摘する矛盾と擁護意見
ファンコミュニティでは、前述のレッドクイーン問題以外にも複数の矛盾が指摘されています。
『リトリビューション』のラストで描かれたホワイトハウス防衛戦が、『ザ・ファイナル』冒頭であっさり省略されている点も批判の対象です。
前作で重要な役割を果たしたジル、レオン、エイダといったキャラクターが最終作に登場しないことへの不満もあります。
ただし擁護意見として「アクション映画として楽しめればよい」「シリーズ全体の整合性より個々の作品の完成度が重要」という声もあります。
シリーズ完結作としての総合評価
『ザ・ファイナル』の総合評価は、視聴者によって大きく異なります。
ミラ・ジョヴォヴィッチのアクションシーンや、第1作からのオマージュ(レーザー罠など)は概ね好評です。
一方で「設定の矛盾が多い」「ご都合主義的な展開が目立つ」という批判も根強く存在します。
映画レビューサイトでは賛否両論の評価となっており、シリーズへの思い入れによって受け止め方が変わる作品といえるでしょう。
2026年最新情報|バイオハザード映画リブートとゲーム新作
2026年はバイオハザードファンにとって重要な年となります。
映画の新作リブートとゲームの最新作が相次いで公開・発売される予定です。
映画リブート版は2026年9月公開でアリシアは登場しない
ソニー・ピクチャーズは、バイオハザード映画のリブート版を2026年9月18日に全米公開すると発表しています。
監督は『バーバリアン』で注目を集めたザック・クレッガーが務め、ゲームの「新たなオリジン・ストーリー」として原点回帰する方針です。
2025年10月からプラハで撮影が開始されており、ミラ・ジョヴォヴィッチ版シリーズとは完全に別の作品となります。
したがってアリシア・マーカスやアリスといったキャラクターは、リブート版には登場しない見込みです。
ゲーム新作レクイエムの主人公はアリッサの娘グレース
カプコンのゲーム新作『バイオハザード レクイエム』(通称バイオ9)は、2026年2月27日に発売予定です。
対応機種はNintendo Switch 2、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PCとなっています。
主人公はグレース・アッシュクロフトという新キャラクターで、『アウトブレイク』に登場したアリッサ・アッシュクロフトの娘という設定です。
舞台は滅菌後のラクーンシティであり、映画のアリシア・マーカスとは関連のないストーリーが展開されます。
今後アリシア・マーカスが再登場する可能性は
アリシア・マーカスは映画『ザ・ファイナル』で死亡しており、ミラ・ジョヴォヴィッチ版シリーズは完結しています。
リブート映画は新たな世界観で展開されるため、アリシアというキャラクターが引き継がれる可能性は極めて低いでしょう。
ゲーム版ではそもそもアリシア・マーカスは存在しない設定のため、ゲームでの登場も考えられません。
アリシア・マーカスの物語を楽しむには、今後も『バイオハザード:ザ・ファイナル』を視聴するのが唯一の方法となります。
バイオハザード アリシアに関するよくある質問
アリシア・マーカスについて、読者から寄せられることの多い質問にお答えします。
基本的な疑問を解消し、映画をより深く理解するための参考にしてください。
アリシアとアリスは同一人物?
アリシアとアリスは同一人物ではありませんが、遺伝子的には同一の存在です。
アリスはアリシアのDNAから作られたクローンであり、別個体として存在しています。
物語の中で二人は対面し、会話を交わしており、明確に異なる人格として描かれています。
「同じ遺伝子を持つが、別々の人生を歩んできた二人の女性」と理解するのが適切でしょう。
レッドクイーンとアリシアの関係は?
レッドクイーンは幼少期のアリシアをモデルにして作られた人工知能です。
アリシアの脳内データがレッドクイーンにアップロードされており、外見も幼いアリシアの姿をしています。
したがってアリシア、アリス、レッドクイーンの三者は、すべて同じ起源を持つ存在といえます。
レッドクイーンがアリスに協力するのも、この繋がりが理由として示唆されています。
アリシアはバイオハザードのどの作品で見られる?
アリシア・マーカスが登場するのは、実写映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』(2016年)のみです。
シリーズ第1作から第5作には登場せず、ゲーム版やCG映画にも登場しません。
『ザ・ファイナル』は各種動画配信サービスで視聴可能で、U-NEXTでは見放題作品として配信されています。
アリシアの物語を知りたい方は、この作品を視聴することをおすすめします。
まとめ:バイオハザード アリシアの正体と設定を振り返る
- アリシア・マーカスはT-ウイルス開発者ジェームズ・マーカス博士の一人娘である
- 映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』(2016年)にのみ登場する映画オリジナルキャラクターである
- 主人公アリスはアリシアのDNAからプロジェリアの因子を除去して作られたクローンである
- レッドクイーンは幼少期のアリシアをモデルに作られた人工知能だが、過去作との設定矛盾が存在する
- アリシアが患っていたプロジェリアを治療するためにT-ウイルスが開発された
- アイザックス博士の浄化作戦を知ったアリシアはアリスに協力し、最終的にハイブの爆発で死亡した
- ゲーム版のジェームズ・マーカスは生涯独身設定のため、アリシアはゲームには存在しない
- アリッサ・アッシュクロフト(アウトブレイク)とは名前が似ているが別人物である
- 2026年公開予定の映画リブート版は別世界観のため、アリシアは登場しない
- アリシア・マーカスの物語を楽しめるのは『ザ・ファイナル』が唯一の作品である

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