アウターワイルズは酔う?快適にプレイするための原因と対策を全解説

「アウターワイルズが気になっているけど、3D酔いがひどいと聞いて購入をためらっている」という声は非常に多く見られます。

実際にアウターワイルズは、ゲーム業界の中でも画面酔いしやすい作品として広く知られています。

しかし、適切な設定変更と対策を行えば、酔いを大幅に軽減してプレイを楽しめる可能性は十分にあります。

この記事では、アウターワイルズで酔う原因を科学的な観点から解説し、ゲーム内のおすすめ設定やプラットフォームごとの違い、購入前に知っておくべき判断基準まで網羅的にお伝えします。

目次

アウターワイルズとはどんなゲームか

アウターワイルズ(Outer Wilds)は、Mobius Digital が開発しAnnapurna Interactiveから2019年に発売されたSFアクションアドベンチャーゲームです。

プレイヤーは新米の宇宙飛行士となり、恒星系最後の22分間を繰り返すタイムループの謎に挑みます。

さまざまな惑星に残された古代文明の遺跡を調査しながら、自分が置かれている状況の真相を解き明かしていくのがゲームの目的です。

2020年のBAFTAゲームアワードでベストゲーム賞を受賞し、Giant BombやPolygon、Eurogamer、The Guardianなど複数の大手メディアからゲーム・オブ・ザ・イヤーに選ばれた実績を持ちます。

対応機種はPC(Windows)、PlayStation 4、PlayStation 5、Xbox One、Xbox Series X/S、Nintendo Switchと幅広く、2024年10月にはDLC「Echoes of the Eye」を同梱したパッケージ版「Archaeologist Edition」がPS5とSwitch向けに発売されました。

ゲームとしての評価は極めて高い一方で、「3D酔いしやすい」という点が発売当初から現在に至るまで繰り返し指摘されているタイトルでもあります。

アウターワイルズで酔う主な原因

アウターワイルズが酔いやすいと言われる原因は、一つではありません。

複数の要因が重なり合うことで、他のゲームと比べても画面酔いが起こりやすい構造になっています。

一人称視点と無重力空間の組み合わせ

アウターワイルズは全編が一人称視点(FPS視点)で構成されています。

キャラクターの目線そのもので宇宙空間を移動するため、視覚から入る情報と身体の平衡感覚の間にズレが生じやすいのが特徴です。

さらに、ゲームの大部分が無重力もしくは微重力環境で展開されます。

宇宙空間では上下左右の概念が失われるため、6自由度(前後・左右・上下すべての方向への回転と移動)の動きが方向感覚を大きく狂わせる要因となります。

ニュートン物理シミュレーションによる「ふわふわ」した挙動

アウターワイルズの物理エンジンはニュートン力学に忠実に設計されています。

慣性の法則がしっかり再現されているため、宇宙船やキャラクターの動きがいわゆる「ふわふわ」した挙動になります。

止まりたいところで止まれない、曲がりたいところでオーバーシュートする、という感覚が日常の身体感覚と大きく乖離し、これが脳の混乱を引き起こして酔いにつながります。

惑星ごとの重力差による急激な視覚変化

ゲーム内には重力の強さが異なる複数の惑星が存在します。

無重力の宇宙空間から惑星に着陸する瞬間、重力の強さが急変し、視覚情報が一気に変化します。

この急激な環境変化が三半規管(前庭器官)への負荷となり、酔いを誘発するメカニズムです。

デフォルト設定のFOV(視野角)が狭い

多くのユーザーが指摘している原因として、初期設定のFOV(視野角)が低めに設定されている点があります。

視野角が狭いと画面に圧迫感が生まれ、実際の視界と画面上の視界との差が大きくなるため、酔いやすさが増します。

この問題は設定変更で対処可能であり、後述するおすすめ設定で詳しく解説します。

フレームレートの不安定さ(特にSwitch版)

アウターワイルズの物理シミュレーションは秒間60回の更新で動作するよう設計されていますが、Nintendo Switch版ではフレームレートが30fps前後で不安定に変動します。

フレームレートが安定しないと映像のカクつきが発生し、これが酔いを助長する要因として多くのユーザーから報告されています。

ゲーム内で特に酔いやすい場面と惑星

アウターワイルズでは、場所や場面によって酔いやすさに大きな差があります。

事前にどこが「危険地帯」かを知っておくと、心構えや対策がしやすくなります。

巨人の大海(Giant’s Deep)が最も酔いやすい

コミュニティで最も多く「酔う惑星」として名前が挙がるのが巨人の大海です。

荒れ狂う海面、大量の竜巻、そして急激な重力変化が組み合わさることで、他の惑星とは比較にならない酔いやすさを生み出しています。

海中に潜る場面ではさらに方向感覚を失いやすく、「この惑星だけ別格にきつい」という声が後を絶ちません。

闇のイバラ(Dark Bramble)での方向感覚喪失

闇のイバラは、上下の概念がない暗闇の中を漂うように移動する必要があるエリアです。

視覚的な手がかりが極端に少ないため、操作ミスで意図せず回転し続けてしまう状況が起こりやすいのが特徴です。

「絵的に上下があるように見えるのに無重力でぐるぐるするから酔う」という指摘は、この場所の問題を端的に表しています。

序盤の集落(Timber Hearth)でも酔う人がいる

意外かもしれませんが、ゲーム開始直後の地上エリアで既に酔うという報告も少なくありません。

デフォルト設定のままプレイすると、地上を歩き回る段階で視点移動の速さや画面の暗さが合わずに気分が悪くなるケースがあります。

こうしたケースはゲーム開始前の設定変更で防げることが多いため、プレイ前の準備が非常に重要です。

宇宙空間での自由飛行と着陸の瞬間

惑星間を移動する宇宙空間での自由飛行では、慣性の法則により操作ミスが回転運動に直結します。

特に操作に慣れていない序盤は、意図しない方向への回転が頻繁に起こり、これが酔いの大きな原因になります。

さらに、無重力環境から惑星への着陸時に重力が急に発生する瞬間の視覚変化も、多くのプレイヤーが酔いを感じるポイントとして挙げています。

アウターワイルズで酔わないためのおすすめ設定

画面酔い対策として最も効果的なのは、ゲーム内の設定を適切に変更することです。

以下では、酔い軽減効果が高い順に具体的なおすすめ設定を紹介します。

視点感度(カメラ速度)を最低まで下げる

最初に変更すべき設定がカメラの視点感度です。

オプション内の「インプット」タブから視点感度を最低値に設定することで、急激なカメラ回転を防止できます。

カメラがゆっくり動くようになるため、脳が視覚変化に追いつきやすくなり、酔いの発生率が大幅に下がります。

操作のレスポンスは遅くなりますが、酔い対策としてはこの設定が最も効果的だと多くのプレイヤーが報告しています。

FOV(視野角)を最大に広げる

グラフィック設定内にあるFOV(視野角)の項目を最大値まで広げてください。

視野角が広がると画面の圧迫感が軽減され、現実の視界に近い感覚でプレイできるようになります。

Reddit等のコミュニティでは「FOVを最大にしたらゲームでの乗り物酔いが治った」という報告が複数見られ、効果の高さが広く認知されている対策です。

モーションブラーをOFFにする

モーションブラーとは、動きの速い場面で映像をぼかす視覚効果のことです。

リアルな映像表現のために搭載されている機能ですが、画面酔いの原因になりやすいため、酔いが心配な方はOFFにしておくのが安全です。

「表示中の時間停止」をすべて有効にする

アウターワイルズには、NPCとの会話中やテキストの解読中にゲーム内の時間進行を止めるオプションが用意されています。

「ゲームプレイ」タブまたは飛行前チェックリストから、時間停止に関する項目をすべて「有効」にしておきましょう。

時間が止まることで焦って操作する必要がなくなり、急なカメラ操作による酔いを防ぐ効果があります。

ガンマ値を上げて画面を明るくする

特にDLC「Echoes of the Eye」の暗所エリアで有効な対策として、ガンマ値を上げて画面全体を明るくする方法があります。

暗い画面を注視し続けることは目の疲労を早め、酔いを誘発しやすいため、画面の明るさを上げることで負担を軽減できます。

本編でも暗い洞窟や宇宙空間のシーンが多いため、プレイ全体を通じて効果を発揮する設定変更です。

PC版ではウィンドウモードで画面を小さくする

PC版をプレイする場合は、全画面表示をやめてウィンドウモードに切り替えることをおすすめします。

画面サイズは全画面の半分程度(1366×768ピクセル前後)が目安として推奨されています。

画面が小さくなることで周辺視野の情報量が減り、中心視野でゲーム画面全体を捉えやすくなるため、酔いの軽減につながります。

ゲーム外でできる3D酔い対策

設定変更に加えて、プレイ環境や体調管理の面からも酔い対策を講じることで、より快適にアウターワイルズを楽しめます。

酔い止め薬の服用が最も効果的

ゲーム外の対策として最も効果が高いと報告されているのが、市販の酔い止め薬の服用です。

ゲーム酔い(3D酔い)は医学的に乗り物酔いと同じメカニズムで発生するため、一般的な酔い止め薬が効果を発揮します。

プレイの30分前に服用しておくと、吐き気やめまいの症状が大幅に抑えられたという報告が多く見られます。

プレイ時間と休憩のコントロール

一度に長時間プレイし続けることは酔いのリスクを大きく高めます。

最初のうちは30分から1時間で休憩を入れ、徐々にプレイ時間を延ばしていくアプローチが推奨されています。

休憩中は画面から視線を外し、部屋の中を軽く歩いたり、深呼吸をしたりすることで、視覚と平衡感覚のズレをリセットできます。

プレイ環境の整備

部屋を明るくした状態でプレイすること、画面から適度に離れて座ること、姿勢を正してプレイすることも効果的な対策です。

暗い部屋で明るいモニターを至近距離から見続ける環境は、酔いのリスクを最大化してしまいます。

飲食面では水やお茶など軽い飲み物を用意し、コーヒーやアルコール、炭酸飲料といった刺激の強い飲み物は避けるのがよいでしょう。

疲労時や寝不足の状態でのプレイも酔いやすさを増すため、体調が良いときにプレイするのが基本です。

プラットフォーム別の酔いやすさの違い

アウターワイルズの酔いやすさは、プレイするプラットフォームによって大きく異なります。

酔い対策の自由度とパフォーマンスの安定性が、プラットフォーム選びの重要な判断基準になります。

プラットフォーム FOV調整 ウィンドウモード フレームレート MOD対応 酔い対策の自由度
PC(Steam) 可能 可能 高い・安定 あり 最も高い
PS5 可能 不可 安定 なし 中程度
Nintendo Switch 可能 不可 不安定(30fps前後) なし 最も低い

PC版が酔い対策の面で最も優れている

PC版はFOVの細かい調整、ウィンドウモードでの画面サイズ変更、高フレームレートの確保、さらにMODの導入まで対応しています。

有志制作の三人称視点MODやVR MOD(NomaiVR)も利用可能で、プレイスタイルに応じた柔軟な酔い対策が行えます。

酔いに不安がある方にとって、PC版は最も安心な選択肢です。

PS5版は安定したパフォーマンスが強み

PS5版はPC版ほどの設定の柔軟性はないものの、パフォーマンスが安定している点が強みです。

DualSenseコントローラーの振動機能やトリガーエフェクトにも対応しており、没入感のあるプレイ体験が得られます。

PCを持っていない方にとっては、十分な酔い対策が可能なプラットフォームといえます。

Switch版は酔い対策の面でハンデがある

Switch版はフレームレートが30fps前後で不安定に変動し、グラフィック品質もPC版と比べて低下しています。

設定の自由度も最も限られており、コミュニティでは「他のプラットフォームでプレイ可能ならそちらを推奨する」という意見が一般的です。

ただし、携帯モードの小さい画面でプレイすることで、結果的に画面酔いが軽減される可能性がある点はメリットの一つです。

DLC「Echoes of the Eye」の酔い事情

DLC「Echoes of the Eye」は、本編とは異なるタイプの酔い要因を持っており、別途の対策が必要になるケースがあります。

暗所での長時間移動が新たな酔い要因

DLCの主要エリアである「夢の世界」は非常に暗く、プレイヤーはランタンの灯りだけを頼りに暗闘の中を進むことになります。

本編の「無重力によるぐるぐる回転」とは異なり、暗所と閉所での圧迫感や方向感覚の喪失が酔いの主因です。

ガンマ補正を最大に設定して画面を明るくすることで、この問題を軽減しているプレイヤーが多く見られます。

Reduced Frights(恐怖軽減)オプションについて

DLCにはReduced Frightsというオプションが用意されており、ジャンプスケア要素の軽減や怖い演出の抑制が行えます。

恐怖感から来る身体的な緊張やストレスは酔いを悪化させる場合があるため、間接的に酔い軽減に寄与する可能性はあります。

ただし、3D酔い自体への直接的な効果は限定的とされており、前述の設定変更と併用するのが望ましいでしょう。

他のゲームと比較した酔いやすさ

アウターワイルズの酔いやすさが「どの程度なのか」を把握するために、他のゲームとの比較情報を整理します。

画面酔いしやすいゲームの中でも上位に位置する

一般的な画面酔いティアリストにおいて、アウターワイルズは最も酔いやすいSランク相当に分類されることが多いタイトルです。

同ランクに並ぶゲームとしては、ホグワーツ・レガシー、サイレントヒル2、Portal、スーパーマリオ64(3Dコレクション版)などが挙げられます。

歴代最も3D酔いしやすいゲームを問うアンケートではHalf-Life 2が1位に挙がることが多いですが、アウターワイルズも常に上位に名前が登場する常連です。

他の宇宙ゲームとの比較

同じ宇宙を舞台にしたElite Dangerousと比較した場合、「Elite Dangerousは無理だったがアウターワイルズはクリアできた」という報告と、逆のパターンの両方が見られます。

人によって酔いのトリガーが異なるため、他の宇宙ゲームの経験が必ずしも参考にならない点は注意が必要です。

「普段は一人称視点ゲームで酔わない人でも、アウターワイルズは特別にきつい」という評価は一般的な認識として広く共有されています。

購入前に確認すべきポイントと判断基準

アウターワイルズの購入を検討している方が、3D酔いの観点から事前に確認しておくべきポイントをまとめます。

体験版は存在しないが返金制度を活用できる

アウターワイルズには体験版やデモ版が存在しません。

ただし、Steam版であれば購入後2週間以内かつプレイ時間2時間未満であれば返金申請が可能です。

コミュニティでは「まず買って設定を変更した上で試し、ダメなら返金する」という方法が広く推奨されています。

購入直後に前述の酔い対策設定をすべて行ってから判断することが重要です。

こんな人は特に慎重に判断を

一人称視点ゲームで10本中5本以上酔った経験がある方、大画面テレビで至近距離からプレイする環境しかない方、Switch版しか選択肢がない方は、購入前に慎重な判断をおすすめします。

逆に、PC版で設定を柔軟に変更でき、酔い止め薬の併用も厭わないという方であれば、多少酔いやすい体質でもクリアまで到達できる可能性は十分にあります。

操作デバイスの選び方

公式はゲームパッドの使用を推奨していますが、キーマウ操作に慣れている方はキーボードとマウスの方が視点操作を細かくコントロールでき、酔いにくいという報告もあります。

自分が最も慣れているデバイスを選ぶことが、操作ミスによる意図しないカメラ回転を減らし、結果として酔い対策になります。

酔いを克服して楽しむためのコツ

アウターワイルズの3D酔いは多くのプレイヤーが経験する問題ですが、「慣れ」によって克服できたという報告も数多く存在します。

慣れるまでの目安は半日から2日程度

一般的な報告を総合すると、操作に慣れるまでの期間は半日から2日程度とされています。

操作習熟と酔い耐性の獲得は密接に関連しており、宇宙船の操縦や無重力での姿勢制御に慣れてくると、自然と酔いの頻度も下がる傾向があります。

最初のうちは急がず、ゆっくり移動することを意識するだけでも酔いの発生率は大きく変わります。

22分のタイムループに焦らない

アウターワイルズの22分というタイムループは、慣れないうちは焦りの原因になりがちです。

焦って急いで操作すると、不必要なカメラ回転や衝突が増え、酔いを悪化させる悪循環に陥ります。

ループは何度でも繰り返せる仕組みなので、1回のループで多くのことを成し遂げようとせず、少しずつ探索を進めていく姿勢が酔い対策としても有効です。

それでも酔いが克服できない場合

設定変更と酔い止め薬を併用しても改善しない場合は、無理にプレイを続けないことが大切です。

Steamの返金制度を利用する、実況動画で物語を楽しむ、といった代替手段もあります。

アウターワイルズの物語は多くのプレイヤーから絶賛されていますが、健康を損なってまでプレイすべきゲームはありません。

まとめ:アウターワイルズの酔う問題を理解して快適にプレイしよう

  • アウターワイルズは一人称視点、無重力環境、ニュートン物理シミュレーションの組み合わせにより、ゲーム業界でも屈指の3D酔いしやすいタイトルである
  • 画面酔いの最大の原因はデフォルト設定のFOVの狭さと視点感度の高さにあり、プレイ開始前の設定変更が必須である
  • 視点感度を最低に、FOVを最大に、モーションブラーをOFFにするのが最優先のおすすめ設定である
  • 「表示中の時間停止」をすべて有効にすることで、焦りによる急な操作ミスを防止できる
  • ゲーム内で最も酔いやすい場所は巨人の大海であり、闇のイバラや宇宙空間での自由飛行も要注意である
  • DLC「Echoes of the Eye」は暗所移動が主体のため、ガンマ値を上げて画面を明るくする対策が有効である
  • 市販の酔い止め薬の服用はゲーム外の対策として最も効果が高いと多くのユーザーが報告している
  • プラットフォーム選びではPC版が酔い対策の自由度で最も優れ、Switch版はフレームレートの不安定さから最もハンデがある
  • 体験版は存在しないが、Steam版は2時間以内・2週間以内なら返金可能なため、購入して試す方法が推奨されている
  • 操作への慣れにより半日から2日程度で酔いが軽減されるケースが多いが、無理は禁物である
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