「俺の屍を越えてゆけ」を初めてプレイするとき、序盤の進め方で迷う方は少なくありません。
世代交代という独自のシステムは他のRPGにはない面白さがある反面、何も知らずにプレイすると取り返しのつかない失敗をしてしまうこともあります。
「難しい」と感じて序盤で挫折してしまうケースも珍しくなく、難易度のおすすめ設定や交神の相手選び、ダンジョンの攻略順など、事前に押さえておきたいポイントは数多く存在します。
この記事では、序盤で知っておくべき基本知識から、効率的な進め方、やりがちな失敗の回避法まで、攻略に必要な情報を網羅的に解説していきます。
初プレイの方はもちろん、久しぶりに遊び直す方にも役立つ内容に仕上げていますので、ぜひ最後までお読みください。
俺の屍を越えてゆけとは?ゲームの基本を押さえよう
「俺の屍を越えてゆけ」は、1999年にソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたPlayStation用のロールプレイングゲームです。
通称「俺屍(オレシカ)」と呼ばれ、ゲームデザインを桝田省治氏、開発をアルファ・システムが担当しています。
2011年にはPSPでリメイク版が発売され、2024年4月にはPlayStation Plusのクラシックスカタログに追加されたことで、PS5やPS4でもプレイできるようになりました。
舞台は平安時代の京の都で、鬼の総首領である朱点童子によって「短命の呪い」と「種絶の呪い」をかけられた一族が主人公となります。
短命の呪いにより一族の者は生後1年半から2年で命を落とし、種絶の呪いによって人間同士では子を残せません。
しかし神々との間には子を授かることが可能で、この「交神」という仕組みを通じて世代交代を繰り返しながら、朱点童子の打倒と呪いの解放を目指していくのがゲームの目的です。
「生きる、死ぬ、託す。
」というキャッチフレーズが象徴するように、短い命を次の世代に託していく独特のゲーム体験が最大の魅力といえるでしょう。
序盤で最初にやるべきこと|初代当主の性別と交神相手の選び方
初代当主の性別はどちらを選ぶべきか
ゲームを開始すると、まず初代当主の名前と性別を決めることになります。
男性当主を選んだ場合、水神の「魂寄せお蛍」と交神することで上位水神「白浪河太郎」の解放条件を満たせるという大きなメリットがあります。
加えて「ささらのお焔」と交神すれば「タタラ陣内」を解放でき、攻略の幅が広がるでしょう。
男専用の火属性武器「益荒男刀」を装備できる点も見逃せません。
一方、女性当主には基本寿命が1年7ヶ月と男性(1年6ヶ月)より1ヶ月長いという利点があります。
2年目の3月まで生存できるため、大江山攻略に向けた11月・12月の出撃に余裕が生まれます。
女専用の土属性武器「真砂ノ太刀」が装備できる点も魅力的です。
総合的には男性当主がやや効率面で有利とされていますが、どちらを選んでもクリアに支障はありません。
好みで選んでしまって問題ないでしょう。
最初の交神相手は水系か土系の神様がおすすめ
初代当主の最初の交神相手は、水系または土系の神様を選ぶことが広く推奨されています。
理由は明確で、本作における回復術の大半は水や土のパラメータが習得条件になっているためです。
一般的なRPGとは異なり、本作では戦闘不能になると戦闘中に回復する手段が一切存在しません。
生還してもペナルティが残る厳しい仕様であることから、「とにかく死なないこと」が序盤の最優先事項になります。
具体的には、男性当主なら水神「魂寄せお蛍」、女性当主なら水神「鹿島中竜」を相手に選ぶのが定番です。
お蛍と交神した場合は体の水(HP)を伸ばせるうえ、相翼院での白浪河太郎の解放条件も満たせます。
なお、交神時の難易度設定は必ず「あっさり」にしておきましょう。
「どっぷり」のまま交神すると遺伝継承の質が大幅に低下し、世代を重ねるほど取り返しのつかない差になってしまいます。
難易度設定の選び方|あっさり・どっぷりの使い分け
初プレイなら「あっさり」から始めるのが鉄則
本作には「あっさり」「しっかり」「じっくり」「どっぷり」の4段階の難易度が用意されており、戦闘中以外であればいつでも変更が可能です。
初めてプレイする場合は「あっさり」または「しっかり」から始めることが広く推奨されています。
「どっぷり」はシリーズ経験者でも苦労するほどの高難度であり、初プレイでは確実に壁にぶつかるでしょう。
各難易度で変化する要素は次のとおりです。
| 項目 | あっさり | どっぷり |
|---|---|---|
| 敵の体力 | 低い | 高い |
| 獲得報酬 | 多い | 少ない |
| 子孫の能力値 | 高い | 低い |
| ダンジョン内の時間経過 | 早い | 遅い |
| クリア予想時間 | 20〜30時間 | 100時間超 |
一方、イベント内容や神様の解放条件は難易度によって変化しません。
一部のボスの体力も難易度に関係なく固定されているため、低難易度でも油断は禁物です。
赤い火が出たときだけ「どっぷり」に切り替えるテクニック
序盤から活用したい重要なテクニックが、難易度の動的な切り替えです。
ダンジョン探索中に画面左上に赤い炎が出現する月があり、これはレアアイテムの入手確率が跳ね上がるボーナスタイムを意味しています。
「どっぷり」モードでは戦闘での時間経過が遅いため、この赤い火が出ている間だけ難易度を「どっぷり」に切り替えると、限られた時間内で多くの戦闘をこなせるようになります。
ただし「どっぷり」では敵の体力も増加するため、格上の相手に対してはかえって時間がかかる点に注意してください。
また、前述のとおり交神時は必ず「あっさり」に戻すことを忘れないようにしましょう。
序盤の進め方|1年目の月別スケジュールと行動指針
ゲーム開始直後にやるべき3つのこと
ゲームが始まったら、まず以下の3つを優先的に実行しましょう。
1つ目は、子供の誕生時にもらえる「七光の御玉」の売却です。
高値で売れるうえ、子供が生まれるたびに必ずもらえるためコレクションする必要はありません。
2つ目は、雑貨屋で「有寿の宝鏡」をまとめ買いしておくことです。
ダンジョン内での時間管理に不可欠なアイテムで、術では代替できないため序盤から二桁の数を確保しておいて損はないでしょう。
3つ目は、商業部門への投資です。
最初の4月に400両を投資して商業レベルを2に上げると「引波の御守」が購入可能になり、討伐の効率が格段に向上します。
年間スケジュールの基本パターン
序盤の行動計画は、交神と討伐のバランスが鍵を握ります。
一般的に採用されることの多い年4回の交神スケジュールは以下のとおりです。
| 月 | 行動 | 備考 |
|---|---|---|
| 1月 | 交神 | – |
| 2月 | 討伐 | – |
| 3月 | 選考試合 or 討伐 | 選考試合への参加は任意 |
| 4月 | 交神 | 夏の選考試合に間に合う |
| 5月 | 討伐 | – |
| 6月 | 討伐 | 夏の選考試合月 |
| 7月 | 交神 | 商業Lv3への投資も検討 |
| 8月 | 討伐 | – |
| 9月 | 選考試合 or 討伐 | – |
| 10月 | 交神 | – |
| 11月 | 討伐 | 春の選考試合に間に合う |
| 12月 | 討伐 | 冬の選考試合月 |
ゲームは初代当主と最初の子供の2人でスタートするため、早めに交神してもう1人増やすことが重要です。
追加メンバーは弓使いにすると、敵大将への狙い撃ちが容易になり、戦利品の確保効率が上がります。
ただし交神のしすぎには注意が必要です。
頭数を増やすことに注力しすぎると個々の育成が追いつかず、一族全体の弱体化を招いてしまいます。
1年目の選考試合は慎重に判断しよう
選考試合は奉納点や賞品が手に入る魅力的なイベントですが、1年目の最初の選考試合は参加しないほうが無難とされています。
「あっさり」モードでもかなり厳しい戦いになるうえ、体力がゼロになると死亡する可能性があるためです。
本作では一度死んだキャラクターは二度と復活しないという厳格な仕様があり、序盤でのキャラロストは致命的なダメージとなります。
どうしても参加したい場合は、全体攻撃術の併せを活用するのが有効な手段です。
勝ち進めれば序盤としては破格の戦勝点が得られるため、リスクとリターンを天秤にかけて判断しましょう。
序盤のダンジョン攻略|おすすめの探索順と稼ぎ方
最初のダンジョンは相翼院か九重楼
序盤に出撃できるダンジョンはいくつかありますが、最初の行き先としては相翼院または九重楼が推奨されています。
九重楼は八起苑までの敵が非常に弱く、最序盤のレベル上げに最適なスポットです。
一度階段を上がればショートカットが可能になる構造も、限られた時間の中で効率よく稼ぐのに向いています。
ただし中ボスは比較的楽に倒せるものの、大ボスは序盤の戦力では強敵となるため、無理に奥へ進む必要はありません。
相翼院には槍の指南書が配置されており、序盤で入手できれば早い段階で槍使いという強力な職業を解放できます。
最速で開始年の7月に槍使いに就職可能ですが、赤い火を利用しなければ厳しい条件であるため、リセットとロードが前提になりやすい点は覚えておきましょう。
6〜8月からは白骨城も攻略対象に
キャラクターがある程度育ってきた6月以降は、白骨城を攻略対象に加えるとよいでしょう。
白骨城で入手できる薙刀の「ブンブン刀」は風属性の武器で、大江山攻略まで十分に活躍できる性能を持っています。
序盤において属性武器の有無は戦闘効率に直結するため、できるだけ早い段階で確保したいところです。
また白骨城の前半では竜神刀という水属性の剣も入手可能で、攻撃が当たった敵に状態異常を付与する強力な効果を持っています。
ただし序盤は入口付近で稼ぐのが安全です。
ダンジョンは奥に行くほど強い敵が出現するため、「このエリアの雑魚は余裕」と感じるようになってから次のエリアに進むのが鉄則といえます。
鳥居千万宮は序盤では稼ぎにくい
鳥居千万宮はダンジョンとしてアクセス可能ですが、序盤では敵の出現頻度が低く、効率的に稼ぐのが難しいとされています。
奥の殿まで進めれば悪羅大将が多数出現する稼ぎスポットになりますが、そこに到達するまでの戦力が求められるでしょう。
序盤で鳥居千万宮に向かう場合は紅こべ大将との戦闘が発生することがありますが、地味に防御力が高く術も効きにくいため、初心者にとっては意外な壁になりがちです。
当主の指輪の使用も検討しながら慎重に挑みましょう。
職業選択のコツ|序盤で活躍する職業と編成バランス
弓使い・槍使い・拳法家は序盤から終盤まで活躍
本作には全8種類の職業が存在しますが、序盤で重視すべきは前列と後列のバランスを整えることです。
弓使い、槍使い、拳法家は序盤から終盤まで、雑魚戦からボス戦まで幅広く活躍できる職業とされており、パーティに常時1人は確保しておきたい存在です。
薙刀士は中盤に大筒士の属性武器が手に入るまで前衛として頼りになります。
特に女性薙刀士は秋津ノ薙刀やブンブン刀といった属性武器を早い段階で装備でき、雑魚散らしに大きく貢献するでしょう。
一方、壊し屋と踊り屋は扱いが難しく、序盤で無理に使用する必要はないとされています。
剣士は序盤ではやや不利
初代当主の職業は父親と同じ剣士に固定されています。
剣士は前列の1体にしか攻撃できないという制約があり、「ダメージを受けること」自体がハイリスクな本作のゲーム設計上、やや不利な立場に置かれがちです。
多くのプレイヤーからは、序盤のつなぎ役や奥義の習得要員として活用し、主力は薙刀士や槍使いに任せるという運用が推奨されています。
ただしPSPリメイク版では剣士に大幅な上方修正が入り、オリジナル武器の作成や形見システムとの相乗効果で単体攻撃に特化した性能に仕上がっています。
重防具を装備できる耐久力や強力な奥義の存在もあり、決して使えない職業ではありません。
序盤の推奨編成例
序盤における基本的なパーティ編成は「薙刀士、薙刀士、槍使い、弓使い」が一般的に推奨されています。
この編成であれば前衛と後衛のバランスが取れ、雑魚戦の殲滅力とボス戦での狙い撃ち能力を両立できます。
家系図を意識しすぎるのは中盤以降で十分であり、序盤は属性武器を幅広く使えるように職業を振り分けることを優先しましょう。
交神の基礎知識|序盤で押さえるべき遺伝と素質の仕組み
遺伝情報は生まれた瞬間に決まり変わらない
本作のキャラクター育成で最も重要なのが、交神による遺伝情報の仕組みです。
キャラクターのパラメータには心・技・体の3カテゴリがあり、それぞれに火・水・土・風の4属性が設定されています。
子供の素質(成長率)は、両親の遺伝情報から算出されて出生時点で確定し、その後は一切変化しません。
レベルアップや訓練で後天的に能力値を伸ばすことはできますが、遺伝情報そのものには影響を及ぼさない点が重要です。
つまり、留守番をさせて成長が遅れたとしても、交神の際にマイナスにはならないということです。
序盤の10点神は「体」の値を重視して選ぶ
序盤に交神できる神様は奉納点が低い、いわゆる「10点神」が中心となります。
10点神はおおむね各パラメータの成長上限が100程度で頭打ちになるため、心と体の値を重視して相手を選ぶのが基本的な戦略です。
特に体の水(HP)は序盤の生存率に直結するパラメータであり、水系の神様が安定した選択肢とされています。
序盤に重要な回復術「円子」や攻撃術「雷電」は心水の育成がなければ早期習得が難しいため、中長期的な視点で水や土の遺伝子を仕込んでおくことが効率的なプレイにつながります。
奉納点は余らせずに使い切る
交神時には奉納点を消費して神様と子を授かりますが、奉納点を温存するのは非効率です。
序盤から奉納点を最大限に活用して、できるだけ能力の高い神様と交神することが一族の強化に直結します。
また、特定の家系のみに高奉納点の神様を集中させ、残りの家系は一代限りの戦力要員と割り切る戦略が効率的とされています。
大江山クリアまでは奥義に頼らなくとも十分にクリア可能であり、奥義は継承させなくてもパラメータの条件さえ満たせば自動的に覚えることも覚えておきましょう。
序盤のお金の使い方|復興投資の優先順位と商業レベルの罠
商業部門への投資が最優先
京都の復興には商業、宗教、娯楽、公共の各部門があり、お金を投資することでレベルを上げていけます。
序盤で最も優先度が高いのは商業部門への投資です。
商業レベルが上がると店の品揃えが充実し、より強力な武器・防具・道具が購入可能になります。
具体的には、最初の4月に400両を投資して商業レベル2にし、7月に2,000両を投資してレベル3に上げるのが定石とされています。
レベル2で購入可能になる「引波の御守」は、ダンジョン内で敵を呼び寄せる効果があり、戦闘回数を増やして効率的に稼ぐのに欠かせないアイテムです。
家の増築は後回しで問題ありません。
初期状態でも家族を6人まで収容でき、常に4人を討伐に向かわせつつ1人を訓練に回す運用が十分に可能です。
商業レベルの上げすぎに注意
商業部門への投資は重要ですが、大きな落とし穴も存在します。
商業レベルが上がると低ランクの商品が店のラインナップから消えてしまうのです。
特に問題になるのが軽防具の消滅で、事前に買い溜めしておかないと、軽防具しか装備できない職業が初期装備のまま戦場に出る事態に陥りかねません。
商業レベルを上げる前に、現在のラインナップをよく確認し、必要な低ランク装備を確保しておくことを強くおすすめします。
宗教部門は序盤では控えめでよい
宗教部門への投資は序盤においてはそれほど急ぐ必要がありません。
序盤で漢方屋を利用する場面はほとんどなく、総合部門の復興は剣福程度までで十分とされています。
限られた資金を商業部門に集中させ、店の品揃えを充実させることに注力したほうが、攻略の効率は格段に上がるでしょう。
序盤でやりがちな失敗と対策|初心者が陥る5つの罠
1. ダンジョンの奥に無理に突っ込む
序盤で最も避けるべき行動が、戦力不足のままダンジョンの奥へ進んでしまうことです。
本作では一度死んだキャラクターは二度と復活せず、戦闘中に戦闘不能を回復する手段も存在しません。
まずはダンジョン入口付近で雑魚を確実に倒せる状態を作り、余裕が出てから一段階ずつ奥へ進むのが鉄則です。
GAME Watchの25周年記事でも「とくに序盤は迷宮の入口で戦闘を重ね、いきなり奥へ進むのは避けるべき」と指摘されています。
2. 交神回数を増やしすぎる
序盤で頭数を揃えたいあまりに交神を繰り返すと、一族の個々の戦力が伸び悩んでしまいます。
交神には1ヶ月を消費するため、その分だけ討伐に出撃できる回数が減ることになるからです。
生後0歳8ヶ月になった時点で交神するのが効率的とされており、計画的なスケジュール管理が重要になります。
3. 属性武器の重要性を見落とす
無属性の武器だけで序盤を乗り切ろうとするのは非効率です。
属性武器は雑魚戦の殲滅力を大幅に高め、1戦あたりの所要時間を大幅に短縮してくれます。
白骨城のブンブン刀や相翼院の秋津ノ薙刀など、序盤で入手できる属性武器の確保を優先的に狙いましょう。
属性武器を持っているかどうかで、序盤の攻略難度が体感的に大きく変わるとされています。
4. アイテム管理を怠る
討伐から帰還したら、必ず手持ちのアイテムを「蔵」に移す習慣をつけましょう。
これを怠ると次の出撃時にアイテム枠が圧迫され、肝心のドロップアイテムを拾えないという事態に陥ります。
また「有寿の宝鏡」や「速風の符」は、対応する術を覚えるまでの間、ダンジョン内での時間管理に不可欠なアイテムです。
序盤で雑貨屋に並んでいるうちに十分な数を確保しておくとよいでしょう。
5. 忠誠心の管理を軽視する
忠誠心が一定以下まで低下すると、一族の者が家出してしまうことがあります。
家出したキャラクターは二度と戻ってこないため、実質的なキャラロストと同義です。
戦闘中の進言を却下すると忠誠心が下がり、進言どおりに行動すると上がる仕組みになっています。
「朱ノ首輪」は技パラメータを大幅に上昇させる強力なアイテムですが、装備したまま月をまたぐと忠誠心が大きく低下するリスクを伴います。
装備と解除のタイミングを慎重にコントロールする必要があるでしょう。
PS版とPSP版の違い|どちらで遊ぶべきか
グラフィックと快適性の大幅な向上
PSP版では迷宮のフィールドがフルポリゴンに刷新され、筆で描いたような和風タッチのグラフィックに生まれ変わっています。
キャラクターにも動きが加わり、アナログスティックによる自由度の高い移動が可能になりました。
全体的にロード時間も短縮されており、戦闘中のメッセージ表示も簡略化されたことで、プレイの快適性は大きく向上しています。
ゲームバランスの大幅調整
PSP版では職業バランスに多くの調整が入りました。
拳法家が後列からでも攻撃可能になったほか、奥義の健康度消費が緩和され気軽に使えるようになっています。
術の併せだけでなく、奥義同士の併せも可能になった点は戦略の幅を大きく広げました。
一方で注意が必要なのが、ラスボス「阿朱羅」の大幅な強化です。
PS版ではイベント戦闘に近い難度だったものが、PSP版では全体術で450〜500、全体攻撃の「狂った光」では600前後のダメージを受ける強敵へと変貌しています。
赤い火の仕様もPS版から変更され、1ヶ月に最大3つ出現するようになりましたが、赤い火の発動中は敵が四方に瞬間移動してくるデメリットも追加されました。
PSP版の追加要素
PSP版では剣士専用のオリジナル武器を作成できる「形見システム」が導入されています。
代を重ねて武器を引き継ぐたびに性能が向上していく仕組みで、剣士の長期的な育成に新たな楽しみが加わりました。
交神を繰り返すと神様側も成長するシステムも追加されており、奉納点コストは上がるものの、より強い子孫を残しやすくなっています。
裏京都モードやアドホック通信による他プレイヤーとの交流機能など、やりこみ要素も充実しています。
現在プレイするならPS5/PS4版がおすすめ
2024年4月にPlayStation Plusのクラシックスカタログに追加されたことで、PS5やPS4でPSP版をプレイできるようになりました。
PS5/PS4版にはアップレンダリング、巻き戻し機能、クイックセーブ、カスタムフィルターなどの追加機能が実装されています。
特に巻き戻し機能は、選考試合での不意の死亡や戦闘での事故を簡単にリカバリーできるため、序盤の難所を大幅に緩和してくれる存在です。
これから新規にプレイを始める方にとっては最も遊びやすい環境といえるでしょう。
序盤から知っておきたい戦闘のコツと術の使い方
敵大将の撃破を最優先にする
本作の戦闘では、敵大将を倒した時点で勝利となります。
大将以外の配下を全滅させる必要はなく、むしろ大将を集中攻撃したほうがアイテムを得る機会が増えるとされています。
ただし、大将だけを倒しても経験値やお金はあまり得られません。
経験値稼ぎを目的とする場合は配下の敵を優先的に倒し、戦利品の入手を目的とする場合は大将を狙い撃ちにするという使い分けが重要です。
なお、敵大将は配下が全滅すると戦利品を持って逃走する可能性が高いため、欲しいアイテムが出た場合は大将を逃さない立ち回りを心がけましょう。
先制攻撃と術「陽炎」の活用
シンボルエンカウント制を採用している本作では、敵シンボルの背後を取ることで先制攻撃が可能です。
先制を取れるかどうかで戦闘の難度は大きく変わります。
術の「陽炎」は先制を取るために非常に有効な手段です。
陽炎を使って敵の背後を取り、先制攻撃で大将を倒すという流れが基本的な戦術となります。
攻撃術は弱い|補助術と併せを活用する
本作の攻撃系の術は全般的に威力が低く、単体で使っても効果が薄い場合がほとんどです。
実戦で真に有効なのは、味方の回避率を上げる術や行動不能にする状態異常系の術、そして味方の能力を上昇させる補助術になります。
術の「併せ」は複数のキャラクターが同時に同じ術を使用することで威力を倍増させる仕組みで、攻撃術はこの併せで使う前提のバランスになっています。
序盤で特に覚えておきたい有用な術は以下のとおりです。
| 術名 | 効果 | 重要度 |
|---|---|---|
| 円子 | HP回復 | 最重要 |
| 陽炎 | 先制補助 | 非常に高い |
| 速瀬 | 移動速度上昇 | 高い |
| 白鏡 | 味方ステータス上昇 | 高い |
| 黒鏡 | 敵ステータス低下 | 高い |
| 雷電 | 攻撃術(水属性) | 中程度 |
白鏡や黒鏡を覚えるまでの間は、「有寿の宝鏡」や「嵐火の符」といったアイテムで代用することも検討してください。
序盤の前半最大の山場|大江山攻略への準備
大江山は前半戦のクライマックス
序盤から前半にかけての最大の目標は、朱点童子が待ち受ける大江山の攻略です。
大江山は他のダンジョンと比べて敵が格段に強く、十分な準備なしに挑むのは無謀とされています。
一般的には数世代にわたって一族を育成し、属性武器や術の充実を図ったうえで挑戦するのが標準的な攻略法です。
一方で、上級者向けの攻略として1年目(初代当主の手)で大江山クリアを目指すプレイスタイルも研究されており、その綿密な計画は多くの攻略サイトで考察されています。
大江山攻略前に揃えておきたいもの
大江山に挑む前には、以下の準備を整えておくことが推奨されています。
まず属性武器の確保が不可欠です。
朱点童子(鬼朱点)は水が弱点とされていますが、序盤に入手しやすい属性武器は風属性のものが多いため、竜神刀やブンブン刀の入手を目指しましょう。
次に、回復術「円子」を使える一族が最低1人は必要です。
戦闘中の回復手段は術に頼るしかないため、円子の有無が大江山攻略の成否を大きく左右します。
補助術の「白鏡」「黒鏡」も可能であれば習得しておきたいところです。
味方の攻撃力を上げて奥義で一気に畳みかけるという戦術は、大江山のボス戦で特に有効に機能します。
まとめ:俺の屍を越えてゆけ序盤の進め方と攻略のポイント
- 初プレイの難易度は「あっさり」がおすすめで、赤い火の時だけ「どっぷり」に切り替えるのが定番テクニック
- 初代当主の性別は男女どちらでもクリア可能だが、効率面では男性がやや有利とされている
- 最初の交神相手は水系か土系の神様を選び、回復術の早期習得と一族の生存力向上を優先する
- 交神時の難易度は必ず「あっさり」に設定し、遺伝継承の質を確保する
- 序盤のお金は商業部門への投資を最優先にし、家の増築は後回しで問題ない
- 商業レベルの上げすぎで軽防具が店から消滅するため、必要な低ランク装備は事前に買い溜めしておく
- 序盤のダンジョンは相翼院か九重楼から始め、6月以降に白骨城を追加するのが安全な進め方
- 属性武器(ブンブン刀・竜神刀・秋津ノ薙刀など)の早期入手が攻略難度を大きく左右する
- 戦闘不能の回復手段が存在しないため、ダンジョンの奥に無理に突っ込まず段階的に進めることが重要
- 現在プレイするならPS5/PS4のPS Plus版が最も快適で、巻き戻し機能により序盤の難所も安心して挑戦できる

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