リトルナイトメアをプレイしていると、暗闇の中をちょこちょこと走り回る小さな存在に気づくはずです。
とんがり帽子をかぶった、臆病でどこか愛らしいキャラクター「ノーム」。
シリーズのマスコット的な存在として多くのファンに親しまれていますが、彼らの正体を知ったとき、その印象は大きく変わるかもしれません。
なぜ彼らはあの姿をしているのか、なぜ怯えながら暮らしているのか、そしてシックスがノームを食べたあの衝撃シーンの裏にはどんな真実があるのか。
この記事では、シリーズ全作品の情報と公式設定をもとに、ノームの外見的特徴から悲劇的な正体、最新作リトルナイトメアIIIでの変化、関連グッズまで、あらゆる角度からノームの全貌を解き明かしていきます。
初めてシリーズに触れる方でも理解できるように、ネタバレ箇所は段階的に掘り下げていく構成にしていますので、安心して読み進めてください。
リトルナイトメアのノームとは何者なのか
ノームは、リトルナイトメアシリーズを通じて登場する小型のキャラクターです。
敵でもなく、完全な味方とも言い切れない不思議な存在として、ゲーム世界「ノーウェア」の各地に点在しています。
シリーズの象徴的なキャラクターでありながら、公式が明確な答えを示さないことでも知られており、ファンの間では発売から約9年経った現在も活発に考察が続けられています。
ノームの基本的な外見と特徴まとめ
ノームは白っぽい肌を持ち、身体全体を覆うほど大きな円錐形の帽子をかぶった小型のヒューマノイド型キャラクターです。
顔は帽子に完全に隠れて見えず、汚れた白いシフト(ワンピースのような衣服)だけを身にまとい、足は裸足のままになっています。
主人公シックスよりもさらに小柄で、病的なほどに痩せた体型が特徴的です。
性格は非常に臆病で、プレイヤーが近づくと素早く逃げ出してしまいます。
走る速度は「ノーウェア」の他の住人を上回るほど速く、狭い隙間にするりと入り込んで身を隠す習性があります。
鳴き声はカエルのようなくぐもった音や、キーキーというかすれた音を発し、不気味さと愛らしさが同居する独特の雰囲気を醸し出しています。
名前の由来はヨーロッパ伝承の妖精ノーム
「ノーム(Nome)」という名前は、ヨーロッパの民間伝承に登場する妖精「gnome(ノーム)」に由来しています。
伝承上の妖精ノームは、四大元素のうち「土」を司る精霊として知られ、地中に住み、炭鉱などで人間を手伝う働き者の小人とされてきました。
ゲーム内でノームたちが船の動力室で石炭を運ぶ労働をしている姿は、まさにこの伝承を彷彿とさせます。
また、ヨーロッパの庭先に飾られる「ガーデンノーム」の人形がとんがり帽子をかぶっていることも、ゲーム内のデザインとの明確なつながりを感じさせる要素です。
名前そのものに「ドワーフ」や「地の精」という意味があり、ゲーム世界での彼らの立場や役割を端的に表しているといえるでしょう。
公式サイトが語るノームの設定文を読み解く
公式サイトには、ノームについて以下のような設定文が掲載されています。
「思いもよらないことがたくさん起こるモウの中、ノームたちはそこらじゅうにひそんでいる。
過去に何があったのか、おびえながら暮らすノームたち。
それでも中には他の者と友だちになりたがるノームもいる。
そうしたノームは、たいてい長くは生きられないというのに」
注目すべきは「たいてい長くは生きられない」という不穏な一文です。
友好的なノームほど危険にさらされやすいという設定は、ゲーム本編でシックスにソーセージを差し出したノームの運命と痛いほど重なります。
さらに、公式X(旧Twitter)では「ノームは残滓(remnants)、かつて存在したものの反響(echoes)であり、それ以上のものではない。
残滓すら残っていなければ、ノームも存在しない」という意味深な発言も確認されています。
この表現は、ノームが「何かの成れの果て」であることを強く示唆しており、正体に迫る重要な手がかりとなっています。
ノームのとんがり帽子に隠された意味とは
ノームの最も特徴的なビジュアル要素であるとんがり帽子には、実は複数の元ネタが存在すると考えられています。
単なるデザイン上の選択ではなく、キャラクターの背景や世界観を暗示する重要なシンボルとして機能しているのです。
伝承の妖精がかぶる三角帽子との関係
前述の通り、ヨーロッパの伝承に登場する妖精ノームは、赤や緑のとんがり帽子をかぶった姿で描かれることが一般的です。
ゲーム内のノームが円錐形の大きな帽子を被っているのは、この伝承上の妖精のイメージを直接反映したデザインだと広く認識されています。
ただし、伝承の妖精が陽気で働き者な存在として描かれるのに対し、リトルナイトメアのノームは怯え、痩せ細り、暗闘の中を逃げ回る存在です。
明るいイメージの妖精像を意図的に反転させることで、ゲーム世界の異質さと残酷さを際立たせる演出がなされているといえるでしょう。
学校の罰で子供に被せた「ダンスキャップ」説
もう一つの有力な元ネタとして、かつて欧米の学校で使われていた「ダンスキャップ(Dunce Cap)」があります。
ダンスキャップとは、学業成績が悪い生徒に罰として被せた円錐形の帽子のことです。
現在では行われていない風習ですが、「恥」や「劣等」の象徴として広く知られています。
リトルナイトメアのノームが被るとんがり帽子との形状的な一致は、偶然とは思えないほど明確です。
子供がノームに変えられるという設定と組み合わせて考えると、とんがり帽子は「罰を受けた子供」「社会から排除された存在」を象徴するアイテムとして機能している可能性が高いといえます。
リトルナイトメアIIの学校ステージが示すヒント
リトルナイトメアIIの学校チャプターでは、ダンスキャップ説を裏づけるかのような重要な描写が存在します。
教室の中に、ノームのとんがり帽子にそっくりな三角帽子を被らされ、縄で繋がれた生徒の姿が確認できるのです。
この描写は、三角帽子が「罰」と結びついていることを視覚的に示しています。
教師(The Teacher)に支配された学校で、言うことを聞かない子供に三角帽子を被せるという構図は、レディが子供をノームに変える行為との間に明確な平行関係を生み出しています。
シリーズを通じてとんがり帽子が「子供の自由や個性を奪う象徴」として一貫して用いられていることがわかる、非常に示唆に富んだ場面です。
ノームの正体は元子供だった?その衝撃の真実
リトルナイトメアシリーズにおけるノームの正体は、本編だけでは明確にはわかりません。
しかし、DLC「Secrets of the Maw」三部作をプレイすることで、衝撃的な真実が段階的に明かされていきます。
ここからは重大なネタバレを含みますので、未プレイの方はご注意ください。
DLC「The Hideaway」で判明した影の秘密
DLC第2弾「The Hideaway」では、主人公のランナウェイ・キッドがノームたちと協力して石炭を暖炉に運ぶ共同作業を行います。
このチャプターの終盤、キッドはノームたちの隠れ家にたどり着きます。
部屋の中央にある暖炉の周りに多数のノームが集まっており、一見すると穏やかな光景に見えるかもしれません。
しかし、暖炉の光に照らされたノームたちの影をよく見ると、円錐形のとんがり帽子の姿ではなく、人間の子供のシルエットになっていることがわかります。
この演出によって、ノームの正体が「かつて人間の子供だった存在」であることが強く示唆されました。
影という間接的な手法で真実を提示する手腕は、リトルナイトメアシリーズの真骨頂ともいえる演出です。
レディの魔法で子供がノームに変えられる瞬間
DLC第3弾「The Residence」では、ノームの正体がさらに直接的な形で明かされます。
ランナウェイ・キッドはレディ(The Lady)の居住区を探索する中で、ついにレディ本人に捕まってしまいます。
そしてレディは魔法の力を使い、キッドの身体を変容させ、ノームへと変えてしまうのです。
この場面は、プレイヤーが操作していたキャラクターが目の前でノームに変わるという、シリーズ屈指の衝撃的な瞬間です。
レディが子供をノームに変える魔法の持ち主であることがここで確定し、モウに住む多数のノームたちもまた、同様の運命をたどった子供たちであるという事実が浮き彫りになりました。
ランナウェイ・キッドがたどった悲劇の結末
ノームに変えられたキッドは、操作不能になったわけではありません。
小さなノームの姿のまま、モウの中をさまよい続けます。
他のノームたちとすれ違いながら移動を続け、やがてゲストエリアの一室にたどり着きます。
その部屋の床には、一本のソーセージがぽつんと置かれています。
キッドはソーセージの周りをうろうろと歩き回り、やがて他のノームたちは部屋を去っていきます。
そしてDLCはここで幕を閉じます。
この場面が意味するものは、本編の展開を知っているプレイヤーにとって、言葉にできないほど残酷です。
シックスが食べたノームの正体が残酷すぎる
本編第4章「ゲストエリア」の終盤、空腹で倒れそうなシックスの前に、ソーセージを差し出す親切なノームが現れます。
しかしシックスは、ソーセージではなくノームそのものに食らいつき、命を奪ってしまいます。
DLC「Secrets of the Maw」の内容を踏まえると、このノームこそがレディによってノームに変えられたランナウェイ・キッドである可能性が極めて高いのです。
キッドは元々シックスと同じ子供であり、モウからの脱出を試みていた仲間のような存在でした。
ノーム化されてもなお親切心を失わず、空腹のシックスにソーセージを差し出した結果、その命を奪われてしまうという結末は、シリーズ全体を通じて最も悲しいエピソードの一つとして多くのプレイヤーの心に刻まれています。
全てのノームが元子供とは限らない?野生ノーム説を検証
DLCでノームの正体が「レディに変えられた子供」であることが判明しましたが、シリーズ全体を見渡すと、この説だけでは説明できない矛盾が存在します。
考察コミュニティでは「野生ノーム」と「ノーム化された子供」の二種類が存在するのではないかという議論が活発に行われています。
開発者が語った「ノームはレディより先に存在した」発言
2018年のインタビューにおいて、リトルナイトメアの開発者であるDave Mervik氏は「ノームはレディよりも先に存在していた」という趣旨の発言をしています。
この発言が事実であれば、全てのノームがレディの魔法によって生み出されたわけではないことになります。
レディが登場する以前から「ノーウェア」の世界にノームという種族が自然発生的に存在していた可能性が浮上するのです。
ただし、開発者が意図的に曖昧な表現を使っている可能性もあり、額面通りに受け取ってよいかどうかについては意見が分かれています。
モウ以外の場所にノームがいる理由の考察
レディの魔法でノームが作られるのであれば、ノームはレディの支配圏であるモウの中にしか存在しないはずです。
しかし実際には、リトルナイトメアIIのハンターの家、モバイル版「Very Little Nightmares」の舞台であるネスト、そして最新作リトルナイトメアIIIのスパイラルにもノームが登場します。
この事実は、ノームの起源がレディの魔法だけでは説明できないことを示しています。
コミュニティでは複数の仮説が提唱されており、「レディ以外にも子供をノーム化できる存在がいる」「ノームがペットや商品として各地に輸送されている」「そもそも野生のノームという自然種が存在する」といった説が議論されています。
リトルナイトメアIIではノームの姿が描かれた荷物が確認されており、ノームが何らかの形で流通・売買されていた可能性を示唆する興味深い証拠です。
リトルナイトメアIIIで影が子供でなかった矛盾点
リトルナイトメアIIIのカルネヴァーレ章では、暖炉の前にノームが集まるシーンがあります。
第1作DLC「The Hideaway」と同様の状況ですが、今回は暖炉の光に照らされたノームの影が子供の姿をしていないことが確認されています。
影はノームそのままの円錐形のシルエットとして映し出されているのです。
この矛盾については、コミュニティで活発な議論が続いています。
「スパイラルのノームはモウのノームとは異なる起源を持つ野生のノームである」という説が有力視される一方で、「リトルナイトメアIIIの開発スタジオがTarsier StudiosからSupermassive Gamesに変更されたことに伴う設定の見落としではないか」という指摘もあります。
公式からの明確な回答はなく、ノームの起源に関する最大の未解決問題として現在も論争が続いている状態です。
シリーズ全作品におけるノームの登場シーンまとめ
ノームはシリーズのほぼ全作品に登場しており、作品ごとに異なる役割を果たしています。
以下では、各作品におけるノームの登場場面と役割を時系列順に整理します。
第1作でハグできるノーム全13体の役割
リトルナイトメア第1作では、ゲーム中に合計13体のノームを見つけてハグ(抱きしめる)することができます。
ノームはプリズン、レア、キッチン、ゲストエリアの各チャプターに分散して隠れています。
近づくと逃げ出しますが、追い詰めるとシックスがハグできるようになります。
全13体をハグすると実績「Little Lost Things」が解除され、ゲームのメインメニューでコンセプトアートが1枚ずつ解放されていく仕組みです。
エンディングでは、シックスが階段を上ってモウを去る際に、ハグしたノームたちが階段の下に集まって見送るという印象的な演出があります。
集まるノームの数はプレイヤーがハグした数に対応しており、13体全てをハグしていれば12体のノームが見送りに来ます。
13体目はシックスに食べられてしまうため、見送りの場に現れることはありません。
DLC「Secrets of the Maw」での共同作業と隠れ家
DLC三部作では、ノームの出番が大幅に増加します。
第1弾「The Depths」ではノームの鳴き声だけが確認できる程度ですが、第2弾「The Hideaway」ではゲームプレイの中核にノームが組み込まれています。
ランナウェイ・キッドは各所に散らばったノームたちを仲間にし、協力して石炭を巨大な暖炉に運び込むことで、カート式のリフトを動かして上層階へ進んでいきます。
終盤に訪れる隠れ家では、多数のノームが暖炉の周りに集まる心温まるシーンが展開されますが、前述の通り影が子供のシルエットであるという衝撃の事実がここで判明します。
第3弾「The Residence」でキッドがノームに変えられる場面は、DLC全体のクライマックスであると同時に、シリーズの考察を根本から変えた転換点でもありました。
リトルナイトメアIIのDLC「ノームの屋根裏部屋」
リトルナイトメアII本編では、ノームの直接的な登場はほぼありません。
唯一の例外がDLC「ノームの屋根裏部屋(The Nome’s Attic)」です。
ハンターの家の中で引き出しを開けると1体のノームが飛び出し、主人公モノとの追いかけっこが始まります。
ノームは屋根裏部屋の中を逃げ回りますが、最終的にはマッチに火を灯してモノを案内し、秘密の通路へと導いてくれます。
クリア報酬として着せ替えアイテム「ノームの帽子」が入手でき、モノにとんがり帽子を被せてプレイできるようになります。
短いコンテンツながらも、ノームとの温かい交流が楽しめるファンサービス的なDLCとして一般的に好評を得ています。
Very Little Nightmaresやオーディオドラマでの登場
モバイル向けタイトル「Very Little Nightmares」では、舞台となるネスト(The Nest)の壁の中に多数のノームが暮らしています。
ネストの住人たちはノームにほとんど関心を示さず、ノームたちは自由に動き回ったり、互いに遊んだりしている姿が確認できます。
黄色いレインコートの少女がノームの力を借りてベッドからジャンプして脱出したり、洗濯シュートを開けてもらったりするなど、パズルの一部としても活躍します。
オーディオドラマ「The Sounds of Nightmares」では、主人公ノーワン(Noone)が下水道でノームと出会い、一時的に行動を共にする場面が描かれています。
ノームはノーワンの動作を真似するなど愛らしい行動を見せますが、やがて壁の隙間に消えてしまいます。
直後に何百体ものノームが津波から逃げる大群として押し寄せてくるという、スケールの大きな描写も印象的です。
リトルナイトメアIIIのノームは何が変わったのか
2025年10月10日に発売されたリトルナイトメアIIIでは、開発スタジオがTarsier StudiosからSupermassive Gamesに変更されました。
ノームの基本的なデザインや行動パターンは踏襲されていますが、いくつかの新要素と変化が見られます。
カルネヴァーレ章でハグできるノーム全6体の場所
リトルナイトメアIIIでは、第3章「カルネヴァーレ」の前半部分でのみノームをハグすることが可能です。
ハグできるノームは全部で6体あり、チャプター内の様々な場所に隠れています。
廊下の奥でノームを追いかけて捕まえたり、引き出しを開けて驚かせた後に追跡したり、暗い部屋の照明をつけてから見つけ出したりと、発見方法はバラエティに富んでいます。
ピアノを弾いて秘密の部屋を開けると現れるノームもおり、探索の楽しみが増す仕掛けになっています。
注意点として、カルネヴァーレ章の後半に進むとノームのいるエリアには戻れなくなるため、前半のうちに6体全てを回収しておく必要があります。
暖炉の前でヒューズをくれる心温まるイベント
カルネヴァーレ章の序盤で出会う最初のノームは、ストーリー進行上のイベントとして登場します。
ロゥとアローンが部屋の暖炉を点けると、暗がりに隠れていたノームが嬉しそうに跳ね回り始めます。
そしてプレイヤーに近づき、進行に必要なヒューズをプレゼントしてくれるのです。
ハグした他のノームたちも、このノームのいる暖炉の部屋に集まっていく演出があり、第1作のエンディングを彷彿とさせる温かい光景が広がります。
残酷な場面が多いシリーズの中で、ノームとの交流は数少ない心休まる瞬間として、多くのプレイヤーに好意的に受け止められています。
キンに捕まり殺されるノームの衝撃シーン
カルネヴァーレ章の後半では、ノームの悲惨な運命が直接的に描かれるシーンが存在します。
瓶に閉じ込められたノームを、ロゥとアローンが協力して救出するイベントが発生します。
しかし、自由になったノームは直後にレジデントであるキン(The Kin)に発見されてしまいます。
目の前でキンに捕まったノームは、潰されて命を落とします。
さらにその死体は、ミニキン(Mini-Kin)の食事として器に入れられるという、シリーズでも特に残酷な結末を迎えます。
プレイヤーの目の前でノームが殺される場面はシリーズ初であり、「ノーウェア」の世界がいかに弱者に容赦のない場所であるかを突きつける衝撃的な演出です。
実績「いとしのわがノーム」の解除条件と注意点
カルネヴァーレ章で6体全てのノームをハグすると、実績「Home Sweet Nome(いとしのわがノーム)」が解除されます。
カルネヴァーレ章にはもう一つ、射的のミニゲームでノームが描かれた的だけを射抜くと解除される実績「狙いは手堅く」も存在します。
注意すべき点は、ノームが存在するのはカルネヴァーレ章の前半部分のみだということです。
ストーリーが後半に進むと前半のエリアに戻ることができなくなるため、取り逃した場合はチャプター選択から最初からやり直す必要があります。
ネクロポリス章で棚の上の器に隠れたノームを1体だけ目撃できますが、こちらはインタラクトできず、収集対象には含まれません。
シックスはなぜノームをハグするのか
ゲーム中、シックスはノームに近づくと優しくハグする動作を見せます。
ソーセージを差し出すノームを食べてしまうシーンとの対比もあり、このハグという行為にはどのような意味があるのか、多くのプレイヤーが疑問を抱いています。
失った友人への悲しみを表しているという解釈
コミュニティで広く支持されている解釈の一つは、シックスが過去に失った友人への悲しみをノームへのハグで表現しているというものです。
リトルナイトメアIIの時系列上、シックスはモノとの別れを経験しています。
ノームをハグする行為は、かつて友人を失った経験に対する悲しみや贖罪の気持ちが、無意識のうちにノームという小さな存在への優しさとして表れているのではないかと解釈されています。
ハグという行為自体が「ノーウェア」の残酷な世界においては稀有な善意であり、シックスの人間性が完全には失われていないことを示す数少ない行動でもあります。
リトルナイトメアIIではモノと隠れんぼする理由
リトルナイトメアIIのDLC「ノームの屋根裏部屋」で登場するノームは、主人公モノに対して隠れんぼのような行動を取ります。
逃げ回りながらも最終的にはモノを受け入れ、マッチを灯して道案内をするという友好的な結末を迎えます。
しかし第1作では、ほとんどのノームがシックスから逃げ出してしまいます。
この違いについて、「ノームたちはシックスが何者であるかを本能的に察知しており、危険を感じて逃げている」という解釈がコミュニティで提唱されています。
モノに対しては友好的に振る舞うのに対し、シックスからは距離を取る行動は、シックスの内に秘められた「飢え」の本質をノームたちが感じ取っているからだとする見方です。
ハグしたノームがエンディングで見送りに来る演出の意味
第1作のエンディングで、ハグしたノームたちが階段の下に集まりシックスを見送る演出には、複数の解釈が存在します。
一つは、ハグという善意に対するノームたちの感謝の表現であるという解釈です。
もう一つは、ノームたちがシックスの旅立ちを見届けることで、自分たちが「かつて子供だった存在」であることを暗示しているという見方です。
子供であるシックスがモウを去る姿を、もう子供には戻れないノームたちが見つめるという構図は、シリーズのテーマである「子供時代の喪失」を凝縮した場面として広く評価されています。
なお、シックスに食べられた13体目のノーム(キッドだった可能性のあるノーム)だけはこの見送りに現れることがなく、その不在がかえって悲劇性を強調する演出になっています。
ノームと『千と千尋の神隠し』の類似点が興味深い
リトルナイトメアシリーズは、スタジオジブリの映画『千と千尋の神隠し』との類似点が数多く指摘されています。
ノームに関しても、両作品の間には無視できない共通点が存在します。
石炭を運ぶノームとススワタリの共通点
DLC「The Hideaway」で、ノームたちが列をなして石炭を運び、巨大な暖炉に投げ入れるシーンは、『千と千尋の神隠し』に登場するススワタリ(まっくろくろすけ)が釜爺の下で石炭を運ぶ場面と酷似しています。
小さな体で黙々と重い石炭を運搬する姿、暖かい暖炉の光に照らされる場面構成、そして自発的というよりも「そうせざるを得ない」という強制労働的なニュアンスまで、両者の共通点は非常に多いです。
この類似性はファンコミュニティで早くから注目されており、ノームの存在が同映画からインスピレーションを受けている可能性は高いと一般的に考えられています。
巨大な船で働かされる構造が重なる理由
類似点は個別のシーンにとどまりません。
『千と千尋の神隠し』の油屋が巨大な建造物であり、その内部で労働者たちが搾取されるという構造は、リトルナイトメアのモウと共通しています。
千尋が名前を奪われて「千」にされたように、モウの子供たちは人間としての姿を奪われてノームに変えられます。
人間が別の姿に変えられ、記憶を失いかけながらも労働を強いられるという構造的な類似は、両作品のテーマが深いところで重なっていることを物語っています。
開発元Tarsier Studiosが受けたジブリからの影響
リトルナイトメアシリーズの開発元であるスウェーデンのTarsier Studiosが、スタジオジブリ作品から影響を受けていることは、ファンの間で広く認識されています。
管理人(The Janitor)の異常に長い腕は釜爺の長い腕を連想させ、モウに到着するゲストたちの乗船シーンは油屋に客が訪れる場面を彷彿とさせます。
こうした作品全体に散りばめられたジブリ的要素の中で、ノームは『千と千尋の神隠し』のテーマである「本来の姿を取り戻す物語」の反転として位置づけられているともいえるでしょう。
千尋は最終的に名前と人間の姿を取り戻しますが、ノームたちには救いが訪れることなく、ノームのまま残酷な世界を生き続けるしかないのです。
ノームの公式グッズとDLCコスチューム情報
ノームはリトルナイトメアシリーズのマスコットキャラクターとして、ゲーム内外で高い人気を誇っています。
フィギュアやぬいぐるみ、DLCコスチュームなど、関連商品の展開状況を整理します。
Gecco製ミニフィギュアコレクションのノームは入手困難
フィギュアメーカーGeccoが企画・制作した「リトルナイトメア ミニフィギュアコレクション ノーム」は、2023年1月に参考価格4,190円(税込)で発売されました。
全高約10.5cmのPVC/ABS製フィギュアで、シックスへソーセージを差し出す名場面が完全再現されています。
スポットライトに照らされた部分と陰影を細密に再現した彩色効果が特に高い評価を受けていますが、現在は販売停止中となっており、新品での入手は極めて困難です。
二次流通市場では、シックスや管理人とのセット品が5,000円台から取引されている状況が確認されています。
同シリーズの第1弾は全6種で、シックス、ノーム、管理人、双子のシェフ、ゲスト、レディがラインナップされていました。
リトルナイトメアIIIのノームコスチュームセットの内容
リトルナイトメアIIIでは、DLCとして「ノーム コスチュームセット」が2025年11月13日に配信開始されました。
Steam版の価格は2.99ドルで、ロゥとアローンの両キャラクターに着用可能です。
物陰の暗がりに潜む秘密めいたノームをイメージした衣装で、不気味さと愛らしさを両立したデザインが特徴です。
2025年10月10日の発売記念イベントでは、来場者にノームコスチュームセットの特典コード付きオリジナルB2ポスターが配布されたこともあり、ファンの間で大きな話題となりました。
なお、ノームコスチュームセットはエキスパンションパス「Secrets of The Spiral」には含まれず、単体購入が必要です。
2026年発売予定の最新グッズとプライズ情報
リトルナイトメアIIIの発売を受け、関連グッズの展開が活発化しています。
インフォレンズ株式会社は、Youtoozブランドからロゥとアローンのフィギュア・ぬいぐるみ計4種を2026年5月下旬に発売予定と発表しています。
バンダイからは「LITTLE NIGHTMARES めじるしアクセサリー」がガシャポンオンラインで展開されており、シックス、モノ、アローン、ロゥ、ノームの5種類がラインナップに含まれています。
2026年2月から3月にかけては、ゲームセンターのプライズ(UFOキャッチャー景品)としてリトルナイトメア関連商品が入荷予定となっており、バンプレストの「モニタートップフィギュア」シリーズも順次展開されています。
ノーム単体の新商品については2026年2月時点で公式発表はありませんが、シリーズ人気の高まりに伴い今後の展開が期待されています。
ノーム収集で失敗しないための注意点
ノームの収集は実績解除やコンセプトアート解放に直結する要素ですが、一度取り逃すとやり直しが必要になるケースがあります。
ここでは、各作品におけるノーム収集の落とし穴を整理します。
第1作で10体目のノームを取り逃さない方法
第1作のゲストエリアには4体のノームが存在しますが、そのうち10体目のノームはキッチンチャプターの最後とゲストエリアの境目に位置しています。
チャプター選択メニューから「ゲストエリア」を選んで開始すると、開始地点がこのノームの位置より先になってしまうため、回収することができません。
10体目のノームを確実に入手するためには、前のチャプターである「キッチン」から通しでプレイする必要があります。
これはゲーム内では説明されないため、初見プレイヤーがつまずきやすいポイントとして知られています。
リトルナイトメアIIIで取り返しがつかないポイント
リトルナイトメアIIIのカルネヴァーレ章では、ストーリーが後半に進行すると前半のエリアへ戻ることができなくなります。
6体のノーム全てがカルネヴァーレ前半に配置されているため、後半に進んでしまった時点で未回収のノームはそのプレイでは取得不可能になります。
特に注意が必要なのは、暗い廊下の先にある部屋やピアノで開く秘密の部屋など、見つけにくい場所に隠されたノームです。
チャプターを進める前に、全ての部屋を丁寧に探索する癖をつけておくことが、取り逃し防止の最善策といえるでしょう。
チャプター選択では回収できないノームがいる理由
前述の通り、第1作のチャプター選択では一部のノームが回収できない仕様になっています。
これはチャプター選択の開始位置が固定されており、前のチャプターとの境目に配置されたノームがカバーされないことが原因です。
リトルナイトメアIIIでは、チャプター選択でカルネヴァーレ章を最初から開始すれば全ノームの回収が可能ですが、チャプター途中からの再開はできない点に注意が必要です。
実績コンプリートを目指す場合は、できるだけ初回プレイの時点で丁寧にノームを探しながら進めることを推奨します。
どうしても取り逃した場合は、該当チャプターの冒頭からやり直すのが最も確実な方法です。
まとめ:リトルナイトメアのノームとは何かを振り関えて
- ノームはリトルナイトメアシリーズ全作品に登場する小型のキャラクターで、白い肌ととんがり帽子が特徴的である
- 名前の由来はヨーロッパ伝承の妖精「gnome」で、地中に住む働き者の精霊がモチーフとなっている
- とんがり帽子には伝承の妖精と欧米の学校で使われた「ダンスキャップ」という二つの元ネタが存在する
- DLC「Secrets of the Maw」で、ノームの正体がレディの魔法で姿を変えられた子供であることが判明した
- シックスが食べた13体目のノームは、ランナウェイ・キッドがノーム化された姿である可能性が極めて高い
- 開発者の「ノームはレディより先に存在していた」という発言から、野生のノームと元子供のノームの二種類がいるとする説がある
- リトルナイトメアIIIでノームの影が子供の姿でなかった点は、シリーズ最大級の未解決の謎として議論が続いている
- 第1作では13体、リトルナイトメアIIIでは6体のノームをハグでき、収集要素と実績解除に直結する
- ノームの石炭運搬シーンは『千と千尋の神隠し』のススワタリとの類似点がファンの間で広く指摘されている
- グッズ展開ではGecco製フィギュアが入手困難な人気商品となり、2026年以降も新商品の展開が続いている

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