キングダムハーツ3エンディング完全解説|結末の謎と考察まとめ

キングダムハーツ3のエンディングは、シリーズファンの間で大きな議論を巻き起こしました。

約13年ぶりのナンバリング新作として期待を一身に背負った本作の結末は、感動と困惑が入り混じる複雑なものだったからです。

ソラはなぜ消えたのか、シークレットムービーに登場した謎の人物は誰なのか、エピローグのチェス盤が暗示するものとは何か。

この記事では、キングダムハーツ3のエンディングにまつわるあらゆる要素を時系列で整理し、考察を交えながら徹底的に解説していきます。

本編の結末からDLC「Re Mind」で補完された真相、さらには次回作への伏線まで、すべてを網羅した内容となっています。

なお、この記事にはストーリー全編にわたる重大なネタバレが含まれますので、未クリアの方はご注意ください。

目次

キングダムハーツ3のエンディングで何が起きたのか?結末を時系列で解説

キングダムハーツ3のエンディングでは、長年にわたるダークシーカー編が決着を迎えます。

しかし、すべてが円満に解決したわけではなく、主人公ソラに大きな犠牲が伴う結末となりました。

ここでは、最終決戦からエンディングまでの流れを時系列に沿って整理します。

マスター・ゼアノート撃破からカイリ消滅までの流れ

物語の最終盤、キーブレード墓場での激闘を経て、ソラたち「光の守護者」はマスター・ゼアノートとの直接対決に挑みます。

ゼアノートはχブレード(キーブレード)の鍛造に成功し、キングダムハーツの扉を開こうとしていました。

この過程でゼアノートはカイリを結晶化して粉砕するという衝撃的な行動に出ます。

ソラ、ドナルド、グーフィーの3人はゼアノートを追い、すべてのキーブレード使いの故郷とされる「スカラ・アド・カエルム」へ突入しました。

壮絶な最終決戦の末、マスター・ゼアノートはついに敗北します。

敗れたゼアノートのもとに、かつての親友であるエラクゥスの精神体が現れました。

エラクゥスはテラの心の中にずっと隠れていたのです。

二人は過去の確執を超えて和解し、共に光の中へ消えていきました。

こうしてダークシーカー編の黒幕であるゼアノートとの戦いは幕を閉じましたが、カイリだけが失われたままという大きな問題が残されたのです。

ソラが単独でカイリ捜索に旅立った理由と代償

ゼアノートを倒した後、仲間たちはカイリの捜索方法を検討するため、一度イェン・シッドのもとに帰還しようと提案します。

特にリクは冷静に状況を分析し、態勢を立て直すことを勧めました。

しかし、ソラはこの提案を退けます。

「もうカイリを一人にさせたくない」という強い想いから、今すぐに捜索へ向かうと決意したのです。

ドナルドとグーフィーが同行を申し出ますが、ソラは「一人でしか行けない」とこれも断りました。

王様ミッキーからは「元の世界に帰れなくなるかもしれない」という深刻な忠告を受けますが、ソラは「必ず帰ってくる」と言い残し、単身でカイリ捜しの旅へ出発します。

ソラがカイリを見つけるために使ったのが「目覚めの力(Power of Waking)」です。

この力は本来、眠りに落ちた心を目覚めさせるためのものでした。

しかしソラは、失われた心を取り戻すという本来の用途を超えた使い方を繰り返しており、その代償が後のエンディングで明らかになります。

ディスティニーアイランドでソラが消えたシーンの意味

エンディングムービーでは、すべてが解決したかのような穏やかな光景が広がります。

ディスティニーアイランドにソラの仲間たちが勢ぞろいし、それぞれが平和なひとときを過ごしていました。

テラ、アクア、ヴェントゥスのBbSトリオ、ロクサス、シオン、アクセルのDaysトリオなど、長年にわたって苦しんできたキャラクターたちが笑顔を取り戻しています。

カイリもまた、ソラの隣に座っていました。

つまり、ソラはカイリを救出することに成功したのです。

ところが、カイリが涙を流した直後、隣にいたソラの姿がゆっくりと消えていきます。

この描写は、カイリだけが元の世界に帰還でき、ソラは戻ってこられなかったことを示唆しています。

ソラが「目覚めの力」を酷使した代償として消滅したのか、それとも別の世界へ飛ばされたのか、ゲーム本編では明確に語られていません。

この曖昧な結末こそが、キングダムハーツ3のエンディングをめぐる議論と考察の出発点となりました。

ソラはなぜ消えた?エンディングの核心を考察

キングダムハーツ3の結末で最も多くのプレイヤーが疑問に感じたのが、ソラの消滅です。

なぜソラだけが消えなければならなかったのか、この問いに対しては複数の解釈が存在します。

「目覚めの力」の酷使がもたらした代償とは

ソラが消えた最大の原因として広く受け入れられているのが、「目覚めの力」の過剰使用による代償という説明です。

「目覚めの力」とは、心を通じて世界にアクセスしたり、眠りに落ちた心を呼び覚ましたりする能力を指します。

ソラはキーブレード墓場での戦いにおいて、一度全滅した仲間たちを救うためにこの力を何度も使用しました。

さらに、粉砕されたカイリの心の欠片を集め、復元するという前例のない使い方にまで踏み込んでいます。

ミッキーが事前に「帰れなくなるかもしれない」と警告していたのは、こうしたリスクを察知していたからでしょう。

本来の用途を逸脱して力を使い続けた結果、ソラ自身の存在が世界から切り離されてしまったと考えるのが、最も有力な解釈です。

カイリの涙とソラ消滅が示唆する真実

エンディングでカイリが涙を流す場面は、単なる感動のシーンではありません。

カイリはソラの隣に座り、まるで最後の時間を共有しているかのように描かれています。

ソラが消える直前にカイリが泣き出したことから、カイリにはソラが消えることがわかっていた、もしくはソラの存在が薄れていく感覚を察知していたと推測できます。

二人が過ごしたこのひとときは、ソラがカイリを元の世界に送り届けるまでの猶予期間だったのかもしれません。

DLC「Re Mind」ではこの場面がさらに掘り下げられ、二人が他の仲間たちを遠くから見守る拡張シーンが追加されました。

この描写は、ソラの消滅が突発的な出来事ではなく、避けられない運命として二人の間で共有されていた可能性を強く示唆しています。

ソラは死んだのか?それとも別の世界に飛ばされたのか

ソラの消滅が「死」を意味するのかどうかは、公式には明言されていません。

ただし、複数の手がかりから「完全な死ではない」と考えるのが妥当です。

まず、エピローグやシークレットムービーにおいてソラの姿が確認されることから、ソラの存在そのものが消滅したわけではないことがわかります。

また、DLC「Re Mind」のリミットカットエピソードでは、本編エンディングから約1年後を舞台に、仲間たちがソラを捜索している様子が描かれました。

もしソラが完全に消え去ったのであれば、捜索という行為は成り立たないでしょう。

さらに、シークレットムービーではソラが渋谷のような都市に出現する姿が映されています。

これらの情報を総合すると、ソラは「死んだ」のではなく、「目覚めの力」の代償として本来の世界から切り離され、別の世界(後にクァドラトゥムと判明する場所)へ飛ばされたと解釈するのが、現在最も有力な説となっています。

エピローグで判明した衝撃の事実と次章への伏線

本編のエンディング後に視聴できるエピローグでは、ダークシーカー編の裏で暗躍していた存在の正体が明かされます。

同時に、シリーズ全体の新たな方向性を示す重大な伏線がいくつも提示されました。

シグバールの正体がルシュだったことの重大な意味

エピローグで最も衝撃的だったのは、XIII機関のメンバーであるシグバール(人間名:ブライグ)の正体が「ルシュ」だったという事実です。

ルシュとは、遥か古代のキーブレード戦争の時代に活動していた人物で、「マスター・オブ・マスター」の6人目の弟子にあたります。

師であるマスター・オブ・マスターから、「ノーネーム」と呼ばれるキーブレードと「黒い箱」を託され、ある使命を帯びていました。

ルシュは自身の体を捨てながらも、時代を超えて何度も姿を変え、最終的にシグバールとしてXIII機関に潜り込んでいたのです。

つまり、シグバールはゼアノートの手下のふりをしながら、実はまったく別の目的のために動いていたことになります。

この事実は、ダークシーカー編のさらに背後に、より大きな物語が存在していたことを意味しています。

予知者(フォーテラー)4人が帰還しアヴァだけ不在の謎

シグバールことルシュが本来の姿を現した場面には、古代キーブレード戦争を主導した予知者(フォーテラー)たちも姿を見せました。

予知者とは、マスター・オブ・マスターの弟子のうち最初の5人を指し、それぞれがユニオン(組合)のリーダーとして活動していた人物たちです。

エピローグに登場したのは、イラ、アセッド、インヴィ、グウラの4人でした。

注目すべきは、5人目の予知者であるアヴァだけが姿を見せなかった点です。

アヴァが不在である理由は一切語られておらず、意図的な欠席なのか、何らかの事情で帰還できないのかも不明のままです。

このアヴァの不在は、次章「ロストマスター編」における重要な謎の一つとして、多くのファンの間で活発に考察されています。

チェス盤の暗示が示す「ロストマスター編」の構図

エピローグの最後には、若き日のゼアノートとエラクゥスがチェスを打つシーンが再び登場します。

本編を通じて繰り返し挿入されてきたこのチェスの場面は、作中の出来事を象徴的に表現するメタファーとして機能していました。

ダークシーカー編を象徴するゲームを終えた後、エラクゥスは新しいゲームを提案します。

盤上に置かれたのは7つの黒い駒で、そのデザインは5人の予知者、ルシュ、そしてマスター・オブ・マスターを連想させるものでした。

ゼアノートが「白い駒はいくつある?」と尋ねると、エラクゥスは「見ていろ」と答えながら、ソラを象徴する1つの駒を盤上に叩きつけます。

この演出は、次の物語ではソラがたった一人で7つの闇の勢力に立ち向かうことを暗示しているように見えます。

まさに新章「ロストマスター編」の幕開けを宣言する象徴的な場面といえるでしょう。

シークレットムービー「夜空」の内容と考察

キングダムハーツ3のシークレットムービーは、本編のエンディングやエピローグとはまったく異なる空気感を持つ映像として、多くのプレイヤーに衝撃を与えました。

タイトルは「夜空(Yozora)」で、シリーズの未来を大きく方向転換させる内容が含まれています。

シークレットムービーの解放条件と見る方法

シークレットムービーを視聴するには、ゲーム本編をクリアするだけでは不十分です。

ゲーム中のあらゆる場所に隠された「幸運のマーク」を、グミフォン(ゲーム内カメラ)で撮影する必要があります。

必要な撮影数は選択した難易度によって異なり、ビギナーモードでは全マークのコンプリートが必要となる一方、プラウドモードやクリティカルモードではより少ない数で解放されます。

条件を満たした状態で本編をクリアすると、エンディング後にシークレットムービーが自動的に再生される仕組みです。

渋谷に現れたヨゾラの正体とソラとの関係性

シークレットムービーの舞台は、現実の東京・渋谷を彷彿とさせるネオンが輝く夜の都市です。

「すばらしきこのせかい(TWEWY)」に登場する「104ビル」(実在する渋谷109をモデルにした建物)が映り込んでおり、何らかのつながりが示唆されています。

この街でソラと対峙するのが、オッドアイ(左右で異なる瞳の色)を持つ謎の青年「ヨゾラ」です。

ヨゾラは本編のトイボックス(トイ・ストーリーのワールド)で登場した劇中ゲーム「VERUM REX」の主人公でした。

「ヨゾラ」という名前は日本語で「夜空」を意味し、「ソラ(空)」と対になるネーミングとなっています。

このシークレットムービーでは、リクが別の場所(同じく渋谷風の都市)で目を覚ます場面や、フードをかぶった謎の人物が登場する場面も含まれており、次回作への伏線が大量に詰め込まれたものとなっています。

ヨゾラとFF15ノクティスの類似点が意味するもの

ヨゾラのビジュアルと設定には、ファイナルファンタジー15の主人公ノクティスとの明確な類似点があります。

まず、「ヨゾラ=夜空」と「ノクティス=ラテン語で夜」は、どちらも夜をモチーフにした名前です。

また、DLC「Re Mind」のシークレットエピソードにおいて、ヨゾラがリムジンの後部座席で目覚めるシーンは、かつて公開された「ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII」のトレーラーで、ノクティスがリムジン内で目覚める場面と酷似しています。

ファイナルファンタジー ヴェルサスXIIIは、キングダムハーツシリーズのディレクターである野村哲也氏が指揮していたプロジェクトで、後にFF15へと変貌する過程で多くの構想が没になったことが知られています。

こうした類似点から、野村氏がヴェルサスXIII時代に実現できなかったアイデアを、キングダムハーツの世界観を通じて再構築しようとしているのではないかと、一般的に広く考察されています。

DLC「Re Mind」で補完されたエンディングの真相

2020年に配信されたDLC「Re Mind(リマインド)」は、本編エンディングの「空白部分」を埋める重要な追加コンテンツです。

本編では語られなかったソラの旅の詳細や、仲間たちのその後が明かされました。

キーブレード墓場の追体験で明かされた新事実

「Re Mind」の追加シナリオでは、キーブレード墓場での戦いをソラの視点から追体験する形で物語が進行します。

ソラは「目覚めの力」を使って時間を遡り、仲間たちの心に入り込みながら、裏側から彼らを支えていました。

この過程で、プレイヤーはカイリ、ロクサス、アクアなど複数のキャラクターを操作できるようになります。

追加シナリオによって補完された主な事実は以下の通りです。

アクアがテラ=ゼアノートの初撃に抵抗できなかった理由が、ソラの介入タイミングとの関係で説明されました。

ロクサスが戦場に突然現れた経緯も、ソラが心を繋いだことで実体化が可能になったと明かされています。

ナミネの帰還やチリシィ(ヴェントゥスの古い相棒)の登場についても、「目覚めの力」による因果の書き換えが関与していることが判明しました。

拡張エンディングで描かれたソラとカイリ最後の時間

「Re Mind」では、本編のエンディングムービーが拡張された形で描かれています。

本編ではカイリとソラが並んで座り、ソラが消えるまでの短い時間しか映されませんでした。

拡張版では、二人がディスティニーアイランドで仲間たちの姿を遠くから見守るシーンが追加されています。

このシーンからは、ソラが消えるまでにわずかな猶予があり、その時間を二人きりで過ごしていたことが読み取れます。

穏やかでありながらどこか切ないこの場面は、ソラの消滅が避けられない運命であることを二人とも理解していたことを暗に語っているのでしょう。

本編だけでは唐突に感じられたソラの消滅に、感情面での文脈が加わることで、エンディングの受け取り方が大きく変わったという声も少なくありません。

リミットカットエピソードで判明したソラ捜索の全容

「Re Mind」には追加シナリオの後日談として「リミットカットエピソード」が収録されています。

このエピソードは本編エンディングから約1年後の世界が舞台です。

ソラは依然として行方不明であり、仲間たちはそれぞれの方法でソラを探していることが明かされます。

テラ、アクア、ヴェントゥスのBbSトリオは、実際に各地を巡ってソラの手がかりを探す物理的な捜索を担当しています。

リクは、レオン(スコール)をはじめとするホロウバスティオンのFFキャラクターたちにデータ解析の協力を依頼しました。

トワイライトタウンのハヤナー、ピンツ、オレットたちは、ロクサスとシオンの記憶からソラの手がかりを探しています。

そしてカイリは、賢者アンセムとその弟子たちの協力のもと、自身の心の奥深くを探索するという内面的なアプローチを取っていました。

このカイリの心の探索は、後に発売された「キングダムハーツ メロディ オブ メモリー」の物語へ直接繋がっていきます。

シークレットボス・ヨゾラ戦の結末が示す未来

「Re Mind」のリミットカットエピソードで全13体のデータボスを撃破すると、シークレットエピソードが解放されます。

そこで待ち受けるのが、シリーズ屈指の強敵として名高いヨゾラとの一騎打ちです。

ヨゾラに勝利した場合と敗北した場合のエンディングの違い

ヨゾラ戦には、勝利と敗北で異なるエンディングが用意されています。

ソラが勝利した場合、ヨゾラは「ソラの力を確認した」と納得したような反応を見せた後、結晶化して消えていきます。

場面が切り替わると、ヨゾラはリムジンの後部座席で目を覚まします。

一方、ソラが敗北した場合は逆の展開となり、ソラが結晶化して消滅します。

この場合、ヨゾラは「必ずソラを救う」と宣言し、場面は夜の世界で空を見上げるヨゾラの姿に切り替わります。

勝敗に関わらず共通しているのは、ヨゾラがソラに対して敵意ではなく、何らかの救済の意図を持っているように見える点です。

また、ヨゾラは戦闘前に「君は本来の姿と違って見える」とソラに語りかけており、二人が認識している現実にズレがあることも示されています。

「この世界が本当に本物なのか」というセリフの考察

勝敗どちらのルートでも、エンディングの最後に挿入されるのが「この世界が本当に本物なのか」という意味深なセリフです。

この一言は、キングダムハーツ3のエンディング全体を貫くテーマと深く結びついています。

ソラが飛ばされた場所、ヨゾラが住む世界、そしてシークレットムービーに映った渋谷風の都市。

これらが「現実の世界」なのか、それとも仮想の世界や心の中の投影なのかという問いかけが、このセリフには込められていると考えられます。

キングダムハーツシリーズでは、心の世界、眠りの世界、データの世界など、「現実とは何か」というテーマが繰り返し扱われてきました。

次回作「キングダムハーツ4」の舞台であるクァドラトゥムは「虚構の世界」と位置づけられていることが公開情報から判明しており、この問いかけはまさに新章の中核テーマに直結しています。

キングダムハーツ3のエンディングに対する評価と賛否

キングダムハーツ3のエンディングは、シリーズファンの間で大きく評価が分かれるポイントとなりました。

約13年ぶりのナンバリング新作の結末として、喜びと失望の両面が語られています。

長年のファンが感動した仲間たちの救済シーン

エンディングの評価において、多くのファンが感動したと語るのが、長年苦しみ続けてきたキャラクターたちの救済です。

特に高い評価を受けているのは以下のシーンです。

ロクサス、シオン、アクセル(リア)の3人が再会し、抱き合う場面は、「358/2 Days」のプレイヤーにとって涙なしには見られない瞬間でした。

テラ、アクア、ヴェントゥスのBbSトリオが全員揃って元の姿に戻れたことも、「バース バイ スリープ」で描かれた悲劇からの長い道のりを思うと、格別の感動があります。

ナミネが自分自身の体を手に入れ、独立した存在として仲間に加わったシーンも、忘れがたいものとなっています。

これらの救済シーンは、シリーズを長く追い続けてきたファンほど深い感動を覚える構成となっており、キングダムハーツ3のエンディングで最も高く評価されている要素です。

駆け足の展開やソラ消滅に対する批判的な声

一方で、エンディングに対する不満の声も少なくありません。

最も多く指摘されるのが、ストーリー展開の「駆け足感」です。

本編の大半はディズニーワールドの攻略に費やされ、メインストーリーの核心部分がキーブレード墓場以降に集中しています。

一つの戦闘で複数キャラクターの復活や和解が同時に処理される場面もあり、個々のドラマを十分に掘り下げきれていないという印象を持つプレイヤーが多かったようです。

また、ソラの消滅というビターエンドに対しても、ダークシーカー編の完結として釈然としないという声が一般的に見られます。

13年間待ち続けた結末がハッピーエンドではなく、次回作への「引き」で終わった点に落胆したファンは決して少数派ではありません。

ゼアノートの過去や内面を突然深掘りし始める終盤の展開に違和感を覚えたという指摘や、カイリの活躍があまりにも少なかった点への批判もエンディング評価に影響を与えています。

DLC「Re Mind」は本編の不足を補えたのか

DLC「Re Mind」は、こうした本編への不満に対する回答として機能する追加コンテンツでした。

キーブレード墓場の戦いの裏側を描くことで、本編では唐突に見えた展開に説得力が加わり、カイリを含む複数のキャラクターにプレイアブルとしての出番が与えられました。

拡張されたエンディングシーンやリミットカットエピソードも、物語の余韻を深めるものとして好意的に受け止められています。

ただし、「この内容は最初から本編に含まれているべきだった」という声も根強く存在します。

有料DLCとして後から補完する形に対しては、ストーリーの完成度を追加課金で補うのは適切ではないのではないか、という疑問が一般的に呈されました。

評価を総合すると、「Re Mind」は本編の不足を確かに補った一方で、理想を言えば本編の時点でこのレベルの描写が欲しかったと感じるファンが多いというのが、現在の大方の見方です。

キングダムハーツ4へつながるエンディングの伏線まとめ

キングダムハーツ3のエンディングは、ダークシーカー編の完結であると同時に、新章「ロストマスター編」の序章でもあります。

回収された謎と同じくらい、あるいはそれ以上に多くの新たな謎が提示されました。

クァドラトゥムとは何か?次回作の舞台についての考察

キングダムハーツ4のトレーラーで公開された新たな舞台が「クァドラトゥム」です。

現代の東京を思わせるリアルな都市景観が特徴で、ソラはこの街のアパートで目を覚ます場面が映されています。

シリーズにおいてクァドラトゥムは「虚構の世界」と位置づけられており、ソラたちが暮らしてきた世界とは根本的に性質が異なる場所です。

キングダムハーツ3のシークレットムービーに登場した渋谷風の都市との関連も深いと見られています。

ヨゾラがこの世界の住人である可能性が高く、キングダムハーツ4ではソラとヨゾラの関係性がストーリーの中核になると予想されます。

また、「現実」と「虚構」の境界がテーマとなることが示唆されており、シリーズの世界観が大きく拡張されることは間違いないでしょう。

マスター・オブ・マスターと黒い箱の謎は解かれるのか

キングダムハーツシリーズ全体を通じて最大の未解決の謎が、マスター・オブ・マスターの正体と目的、そして彼がルシュに託した「黒い箱」の中身です。

マスター・オブ・マスターは、古代キーブレード戦争よりもさらに前の時代に6人の弟子を育てた人物です。

未来を見通す「予知書」を作成し、弟子たちにそれぞれ異なる役割を与えた後、姿を消しました。

キングダムハーツ3のエピローグでは、ルシュが黒い箱を確保している様子が描かれ、マレフィセントとピートもこの箱を追っていることが確認されています。

しかし、箱の中身が何であるかは一切明かされていません。

マスター・オブ・マスターの素顔も不明のままであり、シークレットムービーに登場したフード姿の人物が彼ではないかという考察も存在しますが、確定的な情報はありません。

これらの謎が解き明かされるのは、キングダムハーツ4以降の「ロストマスター編」においてになるでしょう。

キングダムハーツ4の最新開発状況と発売時期の情報

キングダムハーツ4は、2022年4月のシリーズ20周年記念イベントで正式に発表されました。

新章「ロストマスター編」の幕開けとなる作品であり、クァドラトゥムを舞台にしたトレーラーやスクリーンショットが公開されています。

2025年5月にはスクウェア・エニックスが新たな開発中のゲーム画面を公式に公開し、「鋭意開発中」であることを改めて表明しました。

同年12月には公式サイトが更新されたものの、発売日や対応プラットフォームなどの具体的な情報は発表されていません。

一部のリーク情報では2026年内の発売を示唆する声もありますが、公式からの正式なアナウンスは2026年3月時点で存在しない状況です。

なお、スマートフォン向けに開発されていた「キングダムハーツ ミッシングリンク」は開発中止が発表されており、開発リソースが本作に集中している可能性も指摘されています。

キングダムハーツ3のエンディングで提示された数々の伏線がどのように回収されるのか、続報が待たれるところです。

まとめ:キングダムハーツ3のエンディングを振り返る完全ガイド

  • キングダムハーツ3のエンディングは、ダークシーカー編の完結と新章への橋渡しを兼ねた二重構造の結末である
  • マスター・ゼアノートはスカラ・アド・カエルムでソラに敗北し、エラクゥスの精神体と共に光の中へ消滅した
  • ソラは「目覚めの力」を酷使した代償として、カイリを救出した直後にディスティニーアイランドから消滅した
  • エピローグでシグバールの正体がルシュであったことが判明し、古代キーブレード戦争との接続が明かされた
  • シークレットムービー「夜空」では渋谷風の都市にソラとヨゾラが出現し、次回作の舞台と新キャラクターが示唆された
  • DLC「Re Mind」は本編で語られなかったキーブレード墓場の裏側やソラとカイリの最後の時間を補完するコンテンツである
  • リミットカットエピソードでは本編から1年後の世界が描かれ、仲間たちがそれぞれの方法でソラを捜索している
  • ヨゾラ戦には勝敗で異なるエンディングがあり、いずれも「この世界は本物なのか」という問いで締めくくられる
  • エンディングの評価はファンの間で賛否が大きく分かれており、感動と不満の両面が存在する
  • キングダムハーツ4は「ロストマスター編」として開発中であり、エンディングで提示された伏線の回収が期待されている
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