ibゲームのダウンロード完全ガイド|無料版と有料版の違いと注意点

不気味な美術館を舞台にしたホラーアドベンチャー「Ib(イヴ)」は、2012年のフリーゲーム版公開以来、口コミだけで爆発的に広まった伝説的な作品です。

2022年にはリメイク版がSteamで配信され、その後Nintendo SwitchやPlayStationにも展開されました。

しかし、いざダウンロードしようとすると「無料版と有料版はどう違うの?」「どこからダウンロードすれば安全?」「Windows 10や11だとうまく起動しないって本当?」といった疑問にぶつかる方が少なくありません。

この記事では、Ibのダウンロード方法をフリー版・リメイク版の両方について網羅的に解説し、各プラットフォームの比較から注意すべきポイントまで、プレイ開始に必要な情報をすべてお届けします。

目次

Ibとはどんなゲームか|基本情報を整理

Ibは、個人開発者kouri氏がRPGツクール2000で制作した2D探索型ホラーアドベンチャーゲームです。

両親と美術館「ゲルテナ展」を訪れた9歳の少女イヴが、突然ひとりぼっちになり、異変の起きた美術館からの脱出を目指すというストーリーが展開されます。

操作は「移動」と「調べる」のみというシンプルな設計で、ゲーム初心者でも楽しめる難易度になっています。

プレイヤーの選択や行動によって物語が分岐し、7種類のマルチエンディングが用意されている点も大きな特徴です。

初見でのクリア時間はおよそ2〜3時間、全エンディングの回収を含めても約7時間半と、比較的コンパクトにまとまっています。

パブリッシャーのPLAYISMが販売するリメイク版では、グラフィックの全面刷新に加え、会話システムやズーム機能といった新要素が追加されました。

Steamでのレビューは全言語で約4,900件を超え、好評率は約99%という驚異的な数値を記録しています。

Ibのゲームには無料版と有料版がある

Ibには大きく分けて「フリーゲーム版」と「リメイク版(有料)」の2種類が存在します。

フリーゲーム版は2012年2月に公開されたオリジナルで、完全に無料でダウンロードして遊べます。

一方、リメイク版は2022年4月にSteamで配信が開始された有料作品で、見た目も機能も大きく進化しています。

両者の主な違いを整理すると、以下のようになります。

比較項目 フリーゲーム版 リメイク版(有料)
価格 無料 Steam版 約1,300円〜
画面解像度 低い(RPGツクール2000仕様) 大幅に向上
グラフィック オリジナルドット絵 全面的に描き直し
会話システム なし 同行キャラとの会話が可能
ズーム機能 なし 小さなアイテムや美術品を拡大表示
新規ギミック 完全新規パズルの追加あり
BGM オリジナル版 一部変更+書き下ろし楽曲あり
エンディング数 7種類 7種類(追加なし)
対応OS Windows(Me/2000/XP/Vista/7) Windows 10以降
携帯機対応 なし Switch/PS4/PS5版あり

エンディングの数自体は同じ7種類ですが、リメイク版では会話イベントの追加により、キャラクターの掘り下げがより深くなっています。

無料のフリーゲーム版をダウンロードするやり方

公式サイトからVectorへアクセスする手順

フリーゲーム版Ibのダウンロードは、開発者kouri氏の公式サイト「モノクロミュージアム」を経由するのが最も安全な方法です。

公式サイトのIb紹介ページに設置された「ダウンロード」リンクをクリックすると、ソフトウェア配布サイトVectorのページに移動します。

Vector上でIb ver.1.07のZIPファイルをダウンロードし、任意の場所に解凍すれば準備は完了です。

RPGツクール2000のランタイムパッケージは不要と公式に案内されているため、別途インストールする必要はありません。

解凍したフォルダ内の実行ファイルを起動すればゲームが開始されます。

なお、初回起動時はウィンドウモードでのプレイが推奨されています。

全画面表示にすると画面比率の問題や描画の不具合が発生しやすいためです。

Windows 10やWindows 11で起動しないときの対処法

フリーゲーム版Ibは元々Windows 7以前のOS向けに開発されているため、Windows 10や11の環境では画面が真っ暗なまま起動しないという報告が非常に多く寄せられています。

この問題への対処法は主に3つ知られています。

1つ目は、PCのサウンド設定で「オーディオの強化」と「立体音響」をオフにしてから再起動する方法です。

Windows 11ではサウンド設定画面から該当項目を探し、両方を無効にしたうえでゲームの実行ファイルを起動し直してください。

2つ目は、ゲームフォルダ内のRPG_RT.exeを新しいバージョンに差し替える方法です。

RPGツクール2000製ゲームの実行ファイルが古いことが原因で起動に失敗するケースがあり、新しいバージョンのファイルに置き換えることで解決できる場合があります。

3つ目は、後述するEasyRPG Playerを使って起動する方法です。

これらの対処をすべて試しても解決しない場合は、リメイク版の購入が最も確実な手段といえるでしょう。

ブラウザやMacでプレイする方法

フリーゲーム版IbはWindows専用ですが、EasyRPG Playerというオープンソースのツールを活用すれば、ブラウザ上でプレイすることも可能です。

EasyRPGの公式サイトにはウェブプレイヤーが用意されており、対応ゲームの一覧からIbを選ぶだけで、インストール不要でゲームを開始できます。

Macユーザーの場合は、homebrewを使ってEasyRPG Playerをインストールし、別途ダウンロードしたIbのゲームデータを読み込ませるという手順が広く知られています。

ただし、いずれも開発者公式のサポート対象外であるため、動作の保証はない点に注意が必要です。

Androidスマートフォンでも、EasyRPG Playerのアプリ版にフリー版のデータを読み込ませて動かす方法がありますが、こちらも非公式の手段となります。

iPhoneやiPadについては、現時点で現実的なプレイ手段は確認されていません。

リメイク版Ibをダウンロード購入できるプラットフォーム一覧

Steam(PC版)のダウンロード方法と価格

リメイク版Ibの最もスタンダードな入手先はSteamです。

Steamストアで「Ib」と検索するか、アプリIDの1901370で直接アクセスすれば、ストアページにたどり着けます。

通常価格は$12.99で、日本円にすると約1,300〜1,500円前後です。

過去にはver.1.08のアップデート記念として30%OFFの910円で販売された実績があり、これが過去最大の割引率となっています。

サマーセールやウィンターセールなどの大型セール時にも割引されることがあるため、急がない方はセールのタイミングを狙うのも一つの手です。

SteamDBのサイトで価格推移を確認できるので、購入前にチェックしておくとよいでしょう。

PCの動作要件はWindows 10以降、Intel Core2 Duo以上、メモリ2GB、ストレージ400MBとなっており、高性能なPCは必要ありません。

Nintendo Switch版のダウンロード方法と価格

Switch版はニンテンドーeショップからダウンロード購入できます。

ダウンロード版の価格は1,500円(税込)で、リメイク版の全プラットフォーム中、最も手頃な価格設定です。

Amazonなどの通販サイトでオンラインコード版を購入することも可能ですが、ダウンロード番号の有効期限が購入から150日以内となっている点には気をつけてください。

パッケージ版は通常版が3,980円(アートブック同梱)、豪華BOX版が4,980円(アートブック+レースのハンカチ同梱)という構成です。

携帯モードで気軽にプレイできることから、Switch版を選ぶユーザーは多い傾向にあります。

PlayStation 4・PlayStation 5版の情報

PS4/PS5版は2024年3月14日に発売されました。

PlayStation Storeからダウンロード購入でき、価格は通常版で4,400円(税込)です。

パッケージの限定生産版は5,500円で、アートブックやミルクパズルが付属します。

ゲーム内容はSteam版やSwitch版と同一ですが、価格はほかのプラットフォームと比べて割高です。

PS4版はPS5でも下位互換により動作する旨が公式に案内されています。

対応言語は日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語など全11言語です。

フリー版とリメイク版はどちらを選ぶべきか

初めてIbに触れるなら、リメイク版を選ぶのが一般的に推奨されています。

高解像度のグラフィック、会話システム、ズーム機能など、遊びやすさに直結する改善が多数施されているためです。

謎解きの難易度も「ゲームが苦手な人でも楽しめる」というコンセプトのもとで再調整されており、初心者がつまずきにくい設計になっています。

一方、フリー版には「オリジナルの空気感を味わえる」という独自の魅力があります。

RPGツクール2000特有のドット絵が醸し出す雰囲気を好むファンも根強く存在しています。

すでにフリー版をプレイ済みの方がリメイク版を遊んでも、新規ギミックや美術品の追加、BGMの変更により、新鮮な発見が得られたという声は多いです。

コストを最優先するならフリー版やブラウザ版で十分に楽しめますが、快適さや追加コンテンツを重視するならリメイク版の価値は高いといえます。

予算に余裕がある場合は、フリー版で原点を体験してからリメイク版に進むという二段階のプレイスタイルも楽しみ方の一つです。

各プラットフォームの価格比較と選び方

リメイク版Ibは複数のプラットフォームで入手できますが、価格やコストパフォーマンスには明確な差があります。

プラットフォーム 形式 通常価格 セール時最安 特徴
Steam(PC) ダウンロード 約1,300円 約910円(30%OFF) 最安。セール頻度あり
Switch ダウンロード 1,500円 携帯プレイ対応
Switch パッケージ通常版 3,980円 アートブック付
Switch 豪華BOX版 4,980円 ハンカチ付。在庫希少
PS4/PS5 ダウンロード 4,400円 他より割高
PS4/PS5 限定生産版 5,500円 パズル・アートブック付

コストパフォーマンスだけで判断するなら、Steam版が圧倒的に有利です。

セール時には1,000円を切る価格で購入できた実績もあります。

外出先や寝転びながらプレイしたいなら、SwitchのDL版が1,500円で手に入り、コストと利便性のバランスに優れています。

コレクターズアイテムとして所有したい場合は、Switch豪華BOX版やPS限定生産版が候補になりますが、いずれも流通量が限られているため、早めの確保が望ましいでしょう。

ダウンロード時に知っておくべき注意点

フリー版の技術的な制約

フリーゲーム版はWindows Me〜7時代に開発されたソフトウェアであり、最新のOSでは正常に動作しないケースが多発しています。

前述の通り、Windows 10や11で起動しない問題は広く知られており、対処にはある程度の技術的な知識が求められます。

また、フリー版はMacやスマートフォンに公式対応しておらず、非公式ツールを使わない限りプレイできません。

リメイク版のセーブデータとフリー版の間に互換性はないため、途中から切り替えるといったことも不可能です。

リメイク版のボリュームと価格のバランス

リメイク版は高い評価を受けている一方で、プレイ時間の短さに対する意見も一定数あります。

初見クリアで約2〜3時間、全エンディング回収を含めても約7時間程度であるため、特にPS4/PS5版の4,400円という価格に対しては「割高に感じる」という声が見られます。

ただし、多くのユーザーは「短いながらも体験の密度が非常に高い」と評価しており、Steamの好評率99%という数字がそれを裏付けています。

値段とボリュームのバランスが気になる方は、Steam版のセール時を狙って購入するのが賢い選択です。

実況・配信をする場合のガイドライン

Ibの実況・配信に関するルールは、フリー版とリメイク版で大きく異なります。

フリーゲーム版では、プレイ動画の投稿やリアルタイム配信は許可されていますが、収益化は一切禁止です。

広告収入の発生する動画投稿や有料チャンネルでの配信もNGとなっています。

開発者kouri氏は「ゲームはプレイしてもらうために作ったもの」であり、「初見プレイ時の衝撃こそゲームの一番の価値」であるという方針を示しています。

一方、リメイク版(PLAYISM販売版)では、個人・法人を問わず、全配信プラットフォームでのゲーム実況が許可されており、収益化もOKです。

ただし、動画や配信の説明文に権利表記と公式サイトへのリンクを記載する必要があります。

発売から1ヶ月以内のネタバレや、ムービーシーンだけを繋いだ動画の投稿は控えるよう要請されています。

実況や配信を考えている方は、リメイク版を購入してPLAYISMのガイドラインに従う形が最もスムーズです。

Ibと似たおすすめのホラーゲーム

Ibの世界観や雰囲気を気に入った方には、同じくRPGツクール系のホラーゲームがおすすめです。

「魔女の家」は、少女ヴィオラが謎の洋館からの脱出を目指す作品で、Ibよりも追いかけっこやトラップ死の要素が多く、緊張感が高めです。

「青鬼」は、閉じ込められた洋館で青い怪物から逃げるというシンプルな構造ながら、ジャンプスケア要素が強く、より本格的な恐怖を求める方に向いています。

「Mad Father」は、ゴシックホラーの雰囲気を持つ作品で、Ibと同様にストーリーとキャラクターの魅力が高く評価されています。

「ゆめにっき」は、台詞がほとんどない非言語的な探索ゲームで、不条理な世界観を自分なりに解釈して楽しむスタイルが特徴です。

これらの作品はいずれもフリーゲーム版とリメイク版の両方が存在し、SteamやSwitchで入手できるものが多くなっています。

Ibのホラー度は上記作品群の中では最も控えめとされており、「怖いのが苦手でもプレイできた」という感想は広く共有されています。

Ibの最新動向とトレンド(2024年〜2026年)

2024年3月にPS4/PS5版がリリースされたことで、Ibは主要な家庭用ゲーム機すべてに対応する形となりました。

同月にはタワーレコードカフェの表参道店と大阪ステーションシティ店で、描き下ろしイラストを使用したコラボカフェが開催され、ファンの間で大きな話題を集めました。

Fangamer Japanからは公式グッズとして、イヴやギャリーのぬいぐるみ、ゲルテナの世界をモチーフにしたTシャツやピンバッジが販売されています。

GiGO京都とのコラボでは、和風衣装を身にまとったキャラクターたちのキービジュアルが公開されました。

2025年以降も、Ibに影響を受けたと公言する新作ホラーゲームが複数登場しており、フリーゲーム発のホラーアドベンチャーというジャンルにおける存在感は依然として大きいものがあります。

Steamにおける直近30日間のレビューでは好評率100%を維持しており、発売から3年以上が経過しても評価は安定しています。

フリーゲームから商業リメイクへ、そしてマルチプラットフォーム展開とグッズ・イベント事業への拡大という流れは、インディーゲームの成功モデルとして注目を集めています。

まとめ:Ibのゲームダウンロードで失敗しないために

  • Ibは個人開発者kouri氏が制作した2D探索型ホラーアドベンチャーで、フリー版は無料、リメイク版は有料で入手できる
  • フリーゲーム版は公式サイト経由でVectorからダウンロードでき、RPGツクール2000のランタイムは不要である
  • Windows 10やWindows 11ではフリー版が起動しない不具合が多く、サウンド設定の変更やEasyRPG Playerの利用で対処可能である
  • ブラウザ版のEasyRPG Playerを使えば、インストール不要でフリー版をプレイできる
  • リメイク版はSteam、Switch、PS4、PS5の4プラットフォームで配信されており、Steam版が最もコストパフォーマンスに優れる
  • Steam版の通常価格は約1,300円で、過去最安値はセール時の約910円(30%OFF)である
  • Switch DL版は1,500円で携帯プレイにも対応しており、価格と利便性のバランスが良い
  • PS4/PS5版は同一内容で4,400円と割高なため、価格を重視するなら他プラットフォームが有利である
  • 実況・配信のルールはフリー版(収益化禁止)とリメイク版(収益化OK)で大きく異なるため、事前にガイドラインを確認すべきである
  • 初めてプレイするならリメイク版が推奨されるが、無料で試したい場合はフリー版やブラウザ版でも十分に楽しめる
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