紅の砂漠のキャラクリはどこまで自由?仕様と注意点を総まとめ

『紅の砂漠(Crimson Desert)』を購入するか迷っている方の多くが気にしているのが、キャラクリ(キャラクタークリエイション)の自由度ではないでしょうか。

前作にあたる『黒い砂漠』は世界最高峰のキャラメイクシステムで知られていただけに、同じ開発元の新作でどこまで外見をカスタマイズできるのか、気になるのは当然のことです。

この記事では、紅の砂漠のキャラクリで実際にできること・できないことを網羅的に整理し、理髪店や染色屋の解放条件から具体的なカスタマイズ項目、さらには黒い砂漠との比較や注意点までを一本にまとめています。

読み終える頃には、購入前の不安や疑問がすっきり解消しているはずです。

目次

紅の砂漠にフルキャラクリはない|その理由と仕様

結論から述べると、紅の砂漠にはゲーム開始時のキャラクタークリエイター画面が存在しません。

骨格や輪郭をスライダーで調整し、ゼロからオリジナルキャラクターを作り上げるような、いわゆるフルキャラクリ機能は搭載されていない仕様です。

この点は、開発初期の段階でPearl Abyssが意図的に選択した設計方針だとされています。

4Gamerによる開発陣へのインタビューでも、キャラメイクや職業・クラスの選択はなく、あらかじめ設定された主人公を操作する形式であることが明言されていました。

フルキャラクリを採用しなかった理由は、映画的なカットシーンの演出品質を最大限に高めるためです。

表情の細かな動き、声優の演技と口元の同期、過去の因縁を背負った主人公の一貫した存在感。

これらはすべて、固定モデルだからこそ実現できた品質であり、実際にプレイすると納得する方も少なくありません。

とはいえ、外見のカスタマイズが一切できないわけではなく、髪型やタトゥー、装備の染色など、限定的ながらも奥深いカスタマイズ要素が用意されています。

操作できるキャラクターは3人|主人公クリフと仲間たち

紅の砂漠では、メインストーリーの進行に応じて操作キャラが段階的に増えていきます。

最終的にプレイアブルキャラクターは3人になり、それぞれが全く異なる戦闘スタイルを持っている点が特徴です。

主人公クリフ|灰色たてがみの戦士

物語の中心となるのが、灰色たてがみ団の戦士であるクリフです。

プレイ時間の大半をクリフとして過ごすことになり、剣と盾を基本装備としたバランス型のファイターとして設計されています。

背中に弓も背負っており、近接戦と遠距離戦の両方に対応可能です。

なお、開発初期には主人公の名前が「マクダフ」と呼ばれていた時期もありましたが、製品版ではクリフに変更されています。

過去の情報を目にして混乱する方もいるかもしれませんが、マクダフとクリフは同一人物の別称と捉えて問題ありません。

デミアン|銃とレイピアの二刀流

2人目の操作キャラとなるデミアンは、故郷デメニスを離れて灰色たてがみ団と合流する女性キャラクターです。

ピストルやマスケット銃による遠距離射撃と、レイピアとバックラーを使った素早い近接戦闘を組み合わせるハイブリッド型の戦闘スタイルが魅力でしょう。

女性キャラを操作できるかどうかを気にしている方も多いようですが、デミアンがまさにその枠を担っています。

ウンカ|圧倒的パワーのオーク族

3人目のウンカは、灰色たてがみ団に所属するオーク族の戦士です。

両手斧を振り回す重量級のパワーファイターであり、一撃の重みを楽しみたいプレイヤーに最適な操作キャラといえます。

露出の多い鎧を身につけているため、ボディタトゥーのカスタマイズが最も映えるキャラクターでもあります。

3キャラの比較表

項目 クリフ デミアン ウンカ
武器 剣・盾・弓 レイピア・銃 両手斧・銃
戦闘タイプ バランス型 機動型 パワー型
性別 男性 女性 男性
種族 人間 人間 オーク
解放時期 ゲーム開始時 ストーリー中盤 ストーリー中盤

3人はパーティを組んで同時に行動するわけではなく、それぞれが単独行動しており、プレイヤーが任意のタイミングで操作キャラを切り替える方式になっています。

理髪店でできるカスタマイズ一覧|髪型・髭・タトゥー

紅の砂漠における外見変更の中核を担うのが、グレイメーン(灰色たてがみ)キャンプ内に設置される理髪店です。

理髪師エリックを解放すると利用可能になり、各操作キャラの顔周りと体のカスタマイズを行えます。

髪型と髪色の変更

クリフの場合、少なくとも6種類の髪型が確認されており、それぞれにフルカラーパレットが用意されています。

短髪にして歴戦の傭兵らしい無骨さを演出することも、長髪にして中世ファンタジーの騎士のような優雅な雰囲気をまとうことも可能です。

自社開発のブラックスペースエンジンによって、髪の毛一本一本の質感がリアルに描画されるため、どの髪型を選んでもスクリーンショット映えする仕上がりになるでしょう。

髭と眉毛のスタイル

クリフとウンカの2人には髭のスタイルと色を変更するオプションが用意されています。

眉毛については3キャラクター全員が対象で、スタイルと色を個別に調整できます。

細かな部分の変更ではありますが、髭の有無だけでもキャラクターの印象は大きく変わるため、試してみる価値は十分にあるでしょう。

顔と体のタトゥー

最もロールプレイの幅を広げてくれるのが、顔と体に施すタトゥーです。

ウンカには少なくとも13種類の顔タトゥーが確認されており、他のキャラクターにも同様のセットが用意されていると報告されています。

戦場を渡り歩いてきた傭兵らしさを強調するために顔に傷跡風のタトゥーを入れたり、部族的な模様で独自のバックストーリーを演出したりと、楽しみ方は人それぞれです。

タトゥーの描画品質も非常に高く、インクの肌への馴染み具合まで丁寧に表現されている点は、さすがPearl Abyssといえます。

染色屋でできるカスタマイズ一覧|装備・馬具・ロボット

理髪店と並ぶカスタマイズの柱が、染色屋(ダイハウス)です。

防具や武器だけでなく、馬具やウォーロボットの鎧まで、幅広い装備品のカラーリングを変更できます。

防具と武器の染色

染色屋では、1つの装備品に対して複数の部位を個別に塗り分けることが可能です。

たとえば鎧であれば、金属板のベース部分、革紐のつなぎ目、装飾の布地、マントの裏地といった各パーツに異なる色と素材質感を設定できます。

メインカラーとサブカラーを組み合わせたツートンカラーや、装飾部分だけをゴールドに染めて高級感を出すといった高度なコーディネートを楽しめるのが魅力です。

金属部分にはメタリックな染料、布地部分にはマットな質感の染料を使い分けるなど、材質に応じた色の使い方もできるため、リアリティのある仕上がりになります。

馬具の染色

プレイヤーの冒険に欠かせない馬の装備品も、セクションごとに染色できます。

鞍や手綱、馬用の鎧に至るまで、クリフの装備と統一感のあるカラーリングにすれば、一体感のある見た目が実現するでしょう。

広大なファイウェル大陸を愛馬とともに駆け抜ける際、自分のテーマカラーに染め上げた装備が風に揺れる姿は格別です。

ウォーロボットの装甲

ゲーム中盤以降に搭乗可能になるウォーロボットの装甲も、馬具と同じシステムで個別パーツの色を変更できます。

メカの各部位を好みの配色に仕上げることで、ファンタジー世界に登場するロボットという異色の存在感をさらに際立たせることが可能です。

染料の入手方法と錬金術によるオリジナルカラー作成

装備を染め上げるために必要な染料は、単に商人から購入するだけでなく、探索や戦闘を通じて自ら生み出すことができます。

素材の採集と錬金術

フィールドに群生する植物の採取や、洞窟の奥に眠る鉱石の採掘で染料の素材を集められます。

集めた素材はゲーム内の錬金術システムで調合することで、さまざまな色の染料へと変換可能です。

赤や青といった原色にとどまらず、素材の組み合わせ次第では淡いパステルカラーや深い光沢を放つメタリックカラーなど、絶妙な色合いを作り出せます。

特定の地域でしか採れない素材から生まれる希少な染料も存在するため、新しい色を求めてまだ見ぬ土地を探索する動機にもなるでしょう。

ボスドロップや購入による入手

強敵を討伐した際のドロップアイテムとして、レアな特殊染料が手に入ることも確認されています。

また、各地の商人から基本的な染料を購入する方法もあるため、錬金術が苦手な方でも最低限の染色は行えます。

戦闘・探索・採集というゲーム内のあらゆる活動が、最終的に外見のカスタマイズに結びつく設計は、プレイヤーを長く引きつける要素として機能しているといえるでしょう。

理髪店と染色屋の解放条件|序盤はカスタマイズ不可

注意しておきたいのが、理髪店と染色屋はゲーム開始直後から利用できるわけではないという点です。

理髪店の解放手順

理髪師エリックがキャンプに加入するには、灰色たてがみ団の仲間を30人集める必要があります。

具体的な手順としては、「サンライズの地」エリアで発生する噂やサイドクエストを追いかけていくことで、キャンプに戻る仲間の数が増えていく仕組みです。

メインストーリーだけを一直線に進めていると仲間の集まりが遅くなるため、サイドコンテンツにも積極的に取り組むことが重要になります。

染色屋の解放手順

染色屋もキャンプの拡充に応じて利用可能になります。

理髪店と同様に、仲間を増やしキャンプの設備を充実させていく過程で自然に解放される流れです。

序盤はカスタマイズが一切できない状態でプレイすることになるため、ゲーム開始直後から自分好みの見た目で冒険したいと考えている方には、やや不満に感じられるかもしれません。

黒い砂漠のキャラクリとの違い|比較でわかる設計思想の転換

紅の砂漠と黒い砂漠は同じPearl Abyssが開発していますが、キャラクリの方向性は根本から異なります。

比較項目 黒い砂漠 紅の砂漠
顔の骨格調整 可能(スライダー式) 不可
体型の調整 可能 不可
髪型の変更 可能(多数) 可能(6種類以上)
髭・眉毛 可能 可能
タトゥー 一部可能 可能(顔・体)
装備の染色 可能 可能(部位別詳細染色)
ゲームジャンル MMORPG シングルプレイRPG
キャラメイクの自由度 世界最高峰クラス 限定的

黒い砂漠はMMORPGであり、他のプレイヤーと差別化を図るためにフルキャラクリが重要な意味を持っていました。

一方、紅の砂漠は明確なエンディングを持つシングルプレイヤー作品であり、ストーリードリブンな設計が軸となっています。

固定の主人公を採用したことで、カットシーンの品質やキャラクターの感情表現が格段に向上しており、プレイすると設計意図が理解できるという声も多く聞かれます。

黒い砂漠ファンの中には、フルキャラクリができない点に落胆する方もいますが、両作品は目指す体験そのものが異なるため、単純な上位・下位の関係ではないと理解しておくとよいでしょう。

ちなみに、黒い砂漠で培われた染色システムのノウハウは紅の砂漠に確実に引き継がれており、パーツごとの詳細な染色やブラックスペースエンジンによるマテリアル表現は、前作から一世代上の体験へと進化しています。

Steam評価の推移|賛否両論から非常に好評へ急回復

紅の砂漠の評価は、発売から10日間で劇的な変化を遂げました。

リリース直後の低評価とその原因

2026年3月20日の発売直後、Steamユーザーレビューのステータスはおよそ57%の好評率で「賛否両論」にとどまりました。

主な不満点として挙げられたのは、操作性の悪さ、カメラワークの不安定さ、ロックオンの挙動、キーバインドの制約、インベントリ容量の圧迫といったUI・操作系の問題です。

キャラクリが存在しないこと自体への不満も一部で見られましたが、低評価の大半はゲームプレイの品質面に集中していたといえます。

パッチ配信後の急速な回復

3月23日に操作性改善パッチが配信されると、レビューの傾向は一変しました。

SteamDBのデータによると、パッチ以降は低評価レビューがほとんどなくなり、高評価が大勢を占めるようになっています。

2026年3月30日時点で全言語のレビュー数は約6万3千件に達し、好評率は80%を超えて「非常に好評」のステータスを獲得しました。

Metacriticのユーザースコアも8.7を記録しており、遊び込むほどに評価が高まる傾向がはっきりと表れています。

Steam最大同時接続数も276,261人に更新されるなど、プレイヤー人口の面でも好調な滑り出しです。

一方で、日本語レビューに限ると依然として「賛否両論」のステータスにとどまっており、日本語圏のユーザーからはUIや操作性に対するさらなる改善を求める声が根強い状況です。

紅の砂漠のキャラクリに関する注意点とデメリット

カスタマイズ要素は確かに存在するものの、購入前に知っておくべき注意点がいくつかあります。

ゲーム開始時にキャラクリ画面は一切ない

ゲームを起動してすぐにキャラクリ画面が表示されることを期待している方は、肩すかしを食らう可能性があります。

主人公クリフの顔つきや体格は完全に固定されており、プレイヤーが手を加えられるのは髪型・タトゥー・装備の染色のみです。

自分だけのオリジナルキャラクターで冒険したいという強いこだわりがある場合、紅の砂漠は向いていないかもしれません。

カスタマイズの変更は戦闘ステータスに影響しない

理髪店と染色屋で変更できるすべてのオプションは、純粋に見た目のみの変更です。

髪型を変えても攻撃力が上がることはなく、染色で防御力が変動することもありません。

ゲームプレイ上の有利不利とは完全に切り離されている点は、メリットでもありデメリットでもあるでしょう。

マルチプレイヤー要素がないため見せ合いの場がない

紅の砂漠は完全シングルプレイヤー専用タイトルであり、協力プレイやPvPは一切実装されていません。

Pearl AbyssのPRリードが公開インタビューで明確に「ノー」と回答しており、ローンチ後の追加予定もないとされています。

せっかくカスタマイズした見た目を他のプレイヤーに見せる機会がない点は、黒い砂漠のようなMMO体験に慣れた方にとっては物足りなく感じる部分かもしれません。

まとめ:紅の砂漠のキャラクリでできること・できないこと

  • 紅の砂漠にはゲーム開始時のフルキャラクリ機能が搭載されておらず、顔の骨格や体型の変更は不可能である
  • 主人公クリフは固定キャラクターであり、開発初期にマクダフと呼ばれていた人物と同一である
  • 操作キャラはクリフ・デミアン・ウンカの3人で、ストーリー進行に応じて段階的にアンロックされる
  • 外見変更はキャンプ内の理髪店と染色屋の2施設で行い、理髪店の解放には仲間30人の加入が必要である
  • 理髪店では髪型・髪色・髭・眉毛・顔タトゥー・体タトゥーを変更でき、ウンカは13種類以上の顔タトゥーが確認されている
  • 染色屋では防具・武器・馬具・ウォーロボットの装甲をパーツごとに個別に色と素材質感を変更できる
  • 染料は錬金術による自作・ボスドロップ・商人購入で入手でき、パステルカラーやメタリックカラーも作成可能である
  • 黒い砂漠と比べてキャラクリの自由度は大幅に制限されているが、染色システムの細かさはむしろ進化している
  • Steamレビューは発売当初の「賛否両論」から10日間で「非常に好評」へ急回復し、好評率80%超・ユーザースコア8.7を記録している
  • すべてのカスタマイズは見た目のみの変更であり、戦闘ステータスへの影響は一切ない
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