「ゴッドイーター3」をプレイして、前作までの主人公やアリサといった人気キャラクターたちがどうなったのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
物語の舞台や登場人物が一新されたことで、「前作の主人公は死亡したのでは?」といった噂も飛び交っています。
この記事では、ゴッドイーター3における前作主人公や主要キャラクターたちの公式設定上の安否、そしてなぜ死亡説が流れたのか、その背景にあるストーリー設定などを詳しく解説します。
【結論】ゴッドイーター3で前作主人公は死亡した?公式設定を解説
公式の最終的な見解は「消息不明」であり死亡ではない
結論から言うと、ゴッドイーター3の時点において、前作(GE1、GE2)の主人公が死亡したという公式設定はありません。
正確には「消息不明」というのが現状です。
作中で主人公の死を示唆する直接的な描写はなく、あくまで物語に登場しないという形になっています。
なぜ「死亡説」や「行方不明」という噂が広まったのか?
死亡説や行方不明説が広まった主な理由は、ゴッドイーター3の過酷な世界設定にあります。
前作から数十年が経過し、「灰域」と呼ばれる未知の厄災によって人類の生存圏はさらに縮小、多くのゴッドイーターが所属していた組織「フェンリル」も事実上崩壊しています。
このような絶望的な状況下で、作中に一切登場しないことから、ファンの間で「過酷な戦いの中で命を落としたのではないか」という憶測が広がったと考えられます。
ソーマが語る「かつてのダチ」が主人公を示唆する重要なセリフとは
主人公が直接登場しない一方で、その存在を強く示唆する重要な場面があります。
それは、追加エピソード「過去との邂逅アイン編」でのことです。
偽名を名乗るソーマ(アイン)が、ゴッドイーターシリーズ屈指の名台詞「生きることから逃げるな」を口にし、「かつて俺のダチが言った言葉だが…」と回想するシーンがあります。
このセリフは、初代「ゴッドイーター バースト」で主人公が発したものであるため、ソーマが初代主人公のことを今でも大切な仲間として記憶していることがわかります。
追加エピソードでも主人公の直接的な登場や言及はあった?
前述のソーマのセリフ以外に、追加エピソードを含めても前作主人公が直接登場したり、名前が語られたりする場面はありません。
あくまで、過去作をプレイしたファンだけが気づく間接的な表現に留まっています。
これは、ゴッドイーター3が新たな主人公たちの物語であるという点を明確にするための演出と言えるでしょう。
主要な前作キャラクターたちの安否一覧|アリサやブラッド隊はどうなった?
ソーマは偽名「アイン」として登場|その経緯とGE3での役割
ゴッドイーターシリーズの人気キャラクターであるソーマ・シックザールは、ゴッドイーター3に「アイン」という偽名で登場します。
外見や声優(中井和哉さん)、使用する神機がバスターブレードである点などから、彼がソーマであることは明らかです。
作中で偽名を名乗っているのは、過去に「厄災の三賢者」の一人として名前が広まってしまったため、身を隠して行動しやすくするためと考えられます。
アリサは死亡した?結婚した?GE3時点での消息まとめ
シリーズのヒロインであるアリサ・イリーニチナ・アミエーラに関しても、主人公と同様に「消息不明」です。
死亡したという事実はなく、結婚したという情報も公式にはありません。
ソーマ以外の初代メンバーの安否は一切語られておらず、今後の展開を待つしかない状況です。
GE2のブラッド隊(ジュリウス、シエル等)は全員消息不明?
「ゴッドイーター2」で活躍した特殊部隊「ブラッド」のメンバー(ジュリウス・ヴィスコンティ、シエル・アランソンなど)も、全員が消息不明となっています。
ゴッドイーター3の物語は、彼らが所属していたフェンリル極東支部とは遠く離れた北欧が舞台であり、時間も経過しているため、作中での言及は一切ありません。
リンドウやサクヤは極東支部で生存?アイン編での通信内容
初代のリーダーであった雨宮リンドウは、追加エピソード「過去との邂逅アイン編」にて、声のみですが登場します。
ソーマ(アイン)が極東支部のリンドウと通信するシーンがあり、この時点で彼が生存していることが確定しました。
会話の内容から、サクヤをはじめとする他の極東支部のメンバーも共にいることが推測されますが、通信以降の安否については不明です。
なぜ前作キャラは登場しない?ゴッドイーター3のストーリーと世界設定
理由①:物語の舞台がGE2から数十年後の北欧であるため
前作キャラクターが登場しない最大の理由は、物語の舞台設定にあります。
ゴッドイーター3は、これまでの極東支部ではなく、遠く離れた北欧が舞台です。
さらに、GE2レイジバーストから数十年という長い年月が経過しており、物理的な距離と時間の両面で、過去作との接点が意図的に薄くされています。
理由②:未知の厄災「灰域」の発生でフェンリルが事実上崩壊したから
ゴッドイーター3の世界では、「灰域」と呼ばれる新種の厄災によって文明が崩壊し、人々は「ミナト」と呼ばれる地下拠点での生活を余儀なくされています。
ゴッドイーターたちが所属していた巨大組織「フェンリル」もその統治機能を失い、各支部は孤立。
支部間の通信や交流がほぼ断絶しているため、極東支部にいるであろう前作キャラクターたちが北欧の物語に絡むのは極めて困難な状況なのです。
理由③:AGE(対抗適応型ゴッドイーター)が中心の世代交代の物語だから
ゴッドイーター3は、旧来のゴッドイーターよりもアラガミに近い存在である新世代の兵士「AGE(対抗適応型ゴッドイーター)」たちの物語です。
過酷な環境で生きる新たな主人公たちに焦点を当てるため、意図的に過去作とのつながりを断ち切り、世代交代を明確に描くという制作上の意図があったと考えられます。
ゴッドイーター3のストーリーが「ひどい」「炎上した」と言われる理由
前作キャラの扱いが不明瞭でシリーズファンが消化不良を起こした
ゴッドイーター3のストーリーが一部で「ひどい」と評される理由の一つに、前作キャラクターたちの扱いが挙げられます。
多くのシリーズファンが期待していた主人公やアリサたちのその後が一切描かれず、「消息不明」という形で完全に放置されてしまったことに、消化不良や不満を感じる声が多く上がりました。
「世界を救う物語」から「自分たちの居場所探し」へのスケールダウン感
過去作が「人類の存亡をかけた戦い」や「世界を救う」といった壮大なテーマを扱っていたのに対し、ゴッドイーター3は「奴隷のような扱いを受ける主人公たちが自由と居場所を求めて戦う」という、より個人的な物語になっています。
このスケールの変化が、一部のファンにとっては物足りなく感じられ、評価が分かれる一因となりました。
AGEが奴隷のように扱われる設定に納得できないという声
対アラガミの最重要戦力であるはずのAGEが、一部のミナトで奴隷同然の非人道的な扱いを受けているという設定にも、多くのプレイヤーから疑問の声が上がりました。
人類が滅亡の危機に瀕している世界観において、貴重な戦力をそのように扱うことの合理性や整合性が取れていないと感じるファンが多く、物語への没入を妨げる要因になったと指摘されています。
ゴッドイーター3の前作キャラに関するよくある質問
今後の続編(ゴッドイーター4)で前作主人公やアリサに会える可能性はありますか?
現時点で「ゴッドイーター4」に関する公式発表はありません。
しかし、ゴッドイーター3のエンディングでソーマ(アイン)が極東支部を目指すことを決意しているため、もし続編が制作されるのであれば、前作主人公やアリサたちと再会する物語が描かれる可能性は十分に考えられます。
アインの正体がソーマであることは作中で明言されていますか?
作中で「アインの正体はソーマ・シックザールである」と明確に語られることはありません。
しかし、声優、容姿、使用神機、リンドウとの会話といった数々の状況証拠から、プレイヤーの間では「アイン=ソーマ」であることは確定的な事実として受け入れられています。
ゴッドイーター3からプレイしてもストーリーは理解できますか?
はい、ゴッドイーター3からプレイしてもストーリーを理解することは十分に可能です。
物語は本作でほぼ完結しており、登場人物も一新されているため、過去作をプレイしていなくても問題なく楽しめます。
ただし、アインの正体やソーマのセリフの意味など、過去作をプレイしていると、より深く物語を味わえる要素が含まれているのも事実です。
まとめ:ゴッドイーター3の前作主人公死亡説と真相
- ゴッドイーター3で前作主人公は死亡しておらず、公式設定は「消息不明」である
- 死亡説は、作中に登場しないことや世界の過酷な状況から生まれたファンの推測である
- 追加EPでソーマが語る「かつてのダチ」は、初代主人公を指している
- ヒロインのアリサやGE2のブラッド隊も、同様に全員「消息不明」となっている
- 初代メンバーのリンドウは、追加EPでの通信により生存が確認された
- 前作キャラが登場しないのは、舞台が数十年後の北欧へと移ったためである
- 厄災「灰域」の発生で組織フェンリルが崩壊し、世界が分断されたことも理由の一つだ
- ゴッドイーター3は、新世代の兵士「AGE」を中心とした世代交代の物語として描かれている
- 前作キャラの扱いが不明瞭であった点が、一部でストーリーが批判される一因となった
- 物語は独立しているため、ゴッドイーター3から初めてプレイしても問題なく楽しめる
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