SteamでPC版の「ゴッドイーター」をプレイしたいのに、「おま国」で購入できず困っていませんか。
なぜ人気の国産ゲームであるゴッドイーターが、日本のSteamストアで販売されていないのか、その理由が気になっている方も多いでしょう。
この記事では、ゴッドイーターがSteamでおま国になっている根本的な理由から、現在の購入方法、そして日本語化に関する情報まで、2024年時点での最新情報を網羅的に解説します。
この記事を読めば、おま国問題の背景を深く理解し、今後の動向についても見通しを立てることができます。
結論:Steam版ゴッドイーターが「おま国」なのはなぜ?【2024年最新情報】
日本では家庭用ゲーム機版の販売が優先されたのが最大の理由
結論から言うと、Steam版ゴッドイーターがおま国状態にある最大の理由は、開発・販売元であるバンダイナムコエンターテインメントが、日本国内においてはPlayStationなどの家庭用ゲーム機での販売を優先する戦略を取ったためです。
発売当時、日本ではPCゲーム市場よりも家庭用ゲーム機市場が圧倒的に大きかったため、プラットフォームを絞って販売を最適化する判断がなされたと考えられます。
現在もSteamストアから日本国内での正規購入は不可能
2024年7月現在においても、残念ながら日本のSteamストアから「ゴッドイーター」シリーズを正規ルートで購入することはできません。
Steamの商品ページ自体は存在しますが、日本からのアクセスでは「お住まいの地域ではご利用になれません」と表示され、購入ボタンを押すことができない状態が続いています。
対象は「GOD EATER 2 Rage Burst」と「GOD EATER Resurrection」のセット
おま国の対象となっているのは、正確には「GOD EATER 2 Rage Burst」です。
ただし、Steamではこのタイトルが発売当初から「GOD EATER Resurrection」(初代のリマスター版)とセットで販売されているため、実質的にこの2作品が購入できないということになります。
Steamで「おま国」が発生する3つの主な理由
理由①:家庭用ゲーム機(PS4/Vita)での独占・優先販売契約
ゴッドイーターがおま国である最も直接的な理由は、前述の通り、日本国内での家庭用ゲーム機版の販売を優先したためです。
特に日本では、PlayStationやNintendo Switchといったコンソール機の普及率が非常に高く、メーカーとしてはまずこの巨大な市場での売上を最大化する戦略を取ることが一般的でした。
そのため、PC版(Steam版)は海外市場向けとし、国内では展開しないという判断に至ったのでしょう。
理由②:海外版と日本版のローカライズ(翻訳)契約の問題
これは一般的な「おま国」の理由ですが、海外のゲームを日本で販売する、あるいは日本のゲームを海外で販売する際には、ローカライズ(翻訳や文化対応)に関する複雑な契約が発生します。
販売権やサポート体制、利益配分などが地域ごとに異なる契約になっている場合、プラットフォームによっては特定の地域での販売が見送られることがあります。
ゴッドイーターのケースがこれに該当するかは不明ですが、販売戦略の一環として契約が影響した可能性は否定できません。
理由③:MOD文化によるゲーム改変やチート行為への懸念
PCゲームには、ユーザーがゲームデータを改造して楽しむ「MOD」文化が根付いています。
この文化はゲームの寿命を延ばす一方で、メーカーの意図しない改変や、オンラインプレイでのチート(不正行為)につながるリスクもはらんでいます。
特に日本のゲームメーカーの中には、作品の世界観やバランスが崩れることを嫌い、MODやチート行為を防ぐ目的でPC版の国内リリースに慎重になる傾向があります。
【現状】Steam版ゴッドイーターの購入方法と注意点
Steamストアページから直接購入はできる?過去に買えた事例も解説
現在、日本のSteamアカウントから直接ゴッドイーターを購入することはできません。
しかし、過去にはごく稀にSteam側の設定ミスなどが原因で、一時的に購入可能な状態になったという報告がインターネット上で見られました。
ただし、これらはあくまで例外的なケースであり、現在では完全に購入不可となっているため、この方法に期待することはできないでしょう。
外部ストアでプロダクトキーを購入する方法【有効化できない危険性あり】
Steam本体以外でゲームのプロダクトキー(シリアルキー)を販売している外部ストアを利用する方法があります。
しかし、これらのストアで販売されているキーの多くは、日本での有効化(アクティベーション)ができないリージョンロックがかかっています。
実際に、ある非公式ストアで「日本で有効化可能」と記載されたキーを購入したものの、有効化に失敗したという報告もあり、非常にリスクの高い方法と言えます。
【体験談】Play-Asia(プレアジ)での購入実績と現在の成功確率
過去には、海外のゲーム関連商品を扱う「Play-Asia(通称:プレアジ)」で販売されていたリージョンフリーのキーを購入し、日本での有効化に成功したという体験談がありました。
しかし、その記事の追記情報によると、後から同じ商品を購入した別の読者は有効化に失敗したとのことです。
これは、同じ商品ページでも仕入れ時期によってキーの種類が異なる可能性があることを示唆しており、現在プレアジで購入しても成功する保証は全くありません。
VPNを使った海外ストアからの購入はSteam利用規約違反のリスク大
VPN(仮想プライベートネットワーク)を使用して自身の所在地を海外だと偽り、海外のSteamストアから購入する方法も理論上は考えられます。
しかし、この行為はSteamの利用規約で明確に禁止されています。
規約違反が発覚した場合、アカウントの一時的または永久的な停止(BAN)といった厳しいペナルティを受ける可能性があるため、絶対におすすめできません。
失敗しないために!プロダクトキーの種類を見分ける方法
「Global/Worldwide」キーなのに日本で有効化できない罠
外部ストアでは、有効化できる地域が「Global」や「Worldwide」と表記されているキーがよく見られます。
しかし、これは「全世界で有効化できる」という意味ではなく、「一部の国(日本を含む)を除いた多くの国」という意味で使われていることが多々あります。
実際に、多くのストアでは「Global」と表記しつつも、注意書きで「日本では有効化不可」と明記しているケースがほとんどです。
日本で有効化できる可能性があった「Retail」キーとは?
過去の情報を分析すると、日本で有効化できたキーには、商品名の末尾に「Retail」と付いていたという特徴が見られました。
これは、パッケージ版などに含まれるキーを指す名称と考えられますが、現在この「Retail」キーを安定して入手できる正規の販売店は確認できていません。
もし外部ストアで見かけたとしても、それが本当に有効化できる保証はないため、購入は慎重に行うべきです。
鍵屋の「日本で有効化可能」という表記は信頼できるのか?
前述の通り、一部の非公式ストア(通称:鍵屋)では「Can activate in Japan」などと、日本での有効化が可能であるかのような表記が見られます。
しかし、実際には有効化できなかったという失敗事例が報告されており、これらの表記は全く信頼できないと考えた方が安全です。
万が一有効化できなくても、返金対応などがスムーズに行われない可能性も高く、リスクが非常に大きいと言えるでしょう。
購入できても日本語は非対応?Steam版ゴッドイーターの日本語化について
Steam版に公式の日本語は収録されているか解説
仮に何らかの方法でSteam版ゴッドイーターを入手できたとしても、残念ながら公式では日本語に対応していません。
ゲーム内のテキストや音声はすべて英語などの外国語であり、日本語でプレイすることはできません。
これは、元々日本国内での販売を想定していなかったためです。
有志が作成した日本語化MODの導入方法と自己責任のリスク
公式が非対応である一方で、有志のファンが作成した「日本語化MOD」が存在します。
このMODを導入することで、ゲーム内のテキストを日本語で表示させることが可能になります。
ただし、MODの導入は非公式な行為であり、すべて自己責任で行う必要があります。
ファイルの導入に失敗してゲームが起動しなくなったり、最悪の場合、ダウンロードしたファイルにウイルスが含まれているといったリスクもゼロではありません。
日本語化MODの導入に必要なツールと手順の概要
日本語化MODを導入するには、まず指定された海外のサイトなどからMODファイルをダウンロードする必要があります。
ファイルの解凍には特定のツール(WinRARなど)が必要な場合があり、解凍したデータをゲームのインストールフォルダ内にある所定の場所に手動でコピーするといった作業が求められます。
詳細な手順はMODの配布元で確認する必要がありますが、PCのファイル操作に慣れていない方には少しハードルが高いかもしれません。
今後ゴッドイーターのおま国は解除される?バンダイナムコの動向
参考事例:ドラゴンボールシリーズの一部タイトルでおま国が解除
今後の見通しとして、希望が全くないわけではありません。
同じバンダイナムコエンターテインメントが販売する「ドラゴンボール」シリーズの一部のタイトルは、長らくおま国状態が続いた後、2024年5月に突如として日本での販売が解禁されました。
この前例から、メーカーの方針転換次第では、ゴッドイーターのおま国が将来的に解除される可能性も考えられます。
日本のPCゲーム市場の拡大と今後の可能性
近年、eスポーツの盛り上がりや高性能なゲーミングPCの普及により、日本国内のPCゲーム市場は着実に拡大しています。
かつては家庭用ゲーム機が中心でしたが、現在ではPCでゲームをプレイするユーザーが大幅に増加しました。
この市場の変化をメーカーが重視すれば、今後は新作をPCと家庭用ゲーム機で同時に国内発売したり、過去作のおま国を解除したりする動きが活発になるかもしれません。
最新作やリマスター版が登場すればPC版も国内販売される?
もし今後、「ゴッドイーター」シリーズの完全な新作や、過去作のさらなるリマスター版が開発されることになれば、その際には時流に合わせてSteam版が最初から日本国内向けに販売される可能性は高いでしょう。
過去の販売戦略に縛られず、現在の市場環境に合わせたグローバルな展開が期待されます。
まとめ:ゴッドイーターがSteamでおま国なのはなぜか総括
- Steam版ゴッドイーターのおま国は家庭用ゲーム機版の販売戦略が主な理由である
- おま国の対象は「GOD EATER 2 Rage Burst」と「GOD EATER Resurrection」である
- 現在も日本国内からSteamストアでの正規購入は不可能である
- 外部ストアのプロダクトキーは有効化できないリスクが非常に高い
- 「Global」キーとあっても日本で有効化できない場合がある
- 過去にPlay-Asiaでの購入成功例はあるが現在は保証されない
- VPN利用による購入はSteamの利用規約違反にあたる
- Steam版は公式で日本語に対応していない
- 有志による日本語化MODが存在するが導入は自己責任となる
- バンナムの他タイトルでおま国解除の前例があり将来的な希望はある
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