2025年10月2日に発売されたPS5専用タイトル「Ghost of Yōtei(ゴースト・オブ・ヨウテイ)」は、前作「Ghost of Tsushima」の約300年後を描くオープンワールド・アクションアドベンチャーです。
1603年の蝦夷地(北海道)を舞台に、主人公の女武芸者・篤(あつ)が復讐の旅に出る壮大な物語が展開されます。
本作では、日本語版・英語版ともに実力派のキャストが揃い、キャラクターに命を吹き込んでいます。
「声優は誰が担当しているのか」「前作との違いは何か」「日本語と英語どちらの音声がおすすめか」といった疑問を抱く方は多いのではないでしょうか。
この記事では、ゴーストオブヨウテイの全主要キャストを網羅的に紹介するとともに、演技の評判や前作との比較、方言へのこだわりなど、知っておきたい情報を余すことなくお届けします。
ゴーストオブヨウテイとは?作品の基本情報をおさらい
ゴーストオブヨウテイは、Sucker Punch Productionsが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが販売するPS5専用のアクションアドベンチャーゲームです。
前作「Ghost of Tsushima」の329年後にあたる1603年が舞台となっており、北海道の羊蹄山周辺をモデルとした蝦夷地が広大なオープンワールドとして描かれています。
主人公は、無法者集団「羊蹄六人衆」に家族を殺された女武芸者・篤です。
16年の時を経て故郷の蝦夷地に戻った篤が、復讐を胸に未開の地へ足を踏み入れるところから物語が始まります。
Metacriticでは87点(104件のレビュー)を獲得し、前作の83点を上回りました。
ファミ通のレビューでも39/40点という高得点をマークしています。
発売から32日間で累計330万本を突破し、2026年1月末時点では約400万本・約3億ドルの売上に到達したと推計されており、商業的にも大きな成功を収めた作品です。
ゴーストオブヨウテイの日本語版キャスト声優一覧
ゴーストオブヨウテイの日本語版には、アニメやゲームの第一線で活躍する実力派キャストが多数起用されています。
ここでは主要キャラクターを担当する声優と代表作をまとめて紹介します。
| キャラクター | 声優 | 主な代表作 |
|---|---|---|
| 篤(あつ) | ファイルーズあい | ジョジョの奇妙な冒険 空条徐倫 |
| 十兵衛 | 中村章吾 | ゴールデンカムイ 中村大尉 |
| 十兵衛(幼少期) | 三浦冴子 | ドラゴン王子S4 ルシア |
| 斎藤 | 田中美央 | キングダム 渕 / ゴジラ-1.0 堀田辰雄 |
| お雪 | 朴璐美 | 鋼の錬金術師 エドワード・エルリック |
| 菊 | 若山詩音 | ダンダダン 綾瀬桃 |
| 龍 | 関智一 | ドラえもん 骨川スネ夫 |
| 狐 | 福山潤 | コードギアス ルルーシュ |
| 鬼 | 宮内敦士 | ONE PIECE ヴィンスモーク・ニジ |
| 蛇 | 佐々木睦 | どろろ 琵琶丸 |
| 蜘蛛 | 杉田智和 | 銀魂 坂田銀時 |
| 北守 | 中村章吾 | 十兵衛と兼任 |
杉田智和が蜘蛛役で出演していることは、発売当初から大きな話題となりました。
「銀魂」の坂田銀時や「涼宮ハルヒの憂鬱」のキョンで知られる独特の声質が、敵キャラクターに深い存在感を与えています。
関智一や福山潤といったベテラン声優が敵組織「羊蹄六人衆」を演じている点も、ファンの間で「豪華すぎる」と評判を呼んでいます。
主人公・篤役のファイルーズあいについて
主人公・篤の日本語ボイスを担当するのは、ファイルーズあいです。
「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」の空条徐倫役や「トロピカル〜ジュ!プリキュア」の夏海まなつ役で知られ、近年最も注目される若手声優の一人といえるでしょう。
本作の収録ワード数は声優人生で最多だったと本人がインタビューで語っており、収録期間は通算で約1ヵ月にも及びました。
復讐心に燃える激しさと、仲間に見せる優しさという二面性を持つ篤のキャラクターを、繊細かつ力強い演技で表現しています。
ダメージボイスでは幼少期のトラウマを表現するため、通常の「やられ声」とは異なるアプローチで収録に臨んだことも明かされています。
篤は単なる復讐鬼ではなく、厚みのあるキャラクターとして多くのプレイヤーの心を掴みました。
敵組織「羊蹄六人衆」の声優陣
物語の軸となる敵組織「羊蹄六人衆」は、篤の家族を殺害した無法者集団です。
頭目の斎藤を田中美央が演じ、「キングダム」の渕や「ゴジラ-1.0」の堀田辰雄で培った重厚な演技力を発揮しています。
六人衆のメンバーには、前述の通り杉田智和(蜘蛛)、関智一(龍)、福山潤(狐)、宮内敦士(鬼)、佐々木睦(蛇)と錚々たる顔ぶれが並びます。
それぞれのキャラクターが個性的で、ボス戦における声の演技が戦闘の緊張感を大いに高めていると、多くのプレイヤーが評価しています。
サブキャラクターの声優情報
主要キャスト以外にも、物語を彩るサブキャラクターの声優が判明しています。
| キャラクター | 声優 | 備考 |
|---|---|---|
| よね(篤の母) | 鈴木秀香 | 甲州弁を担当 |
| 吉田 | 内田夕夜 | 本人がSNSで出演を公表 |
| 雨月 | 観世智顕 | 賢プロダクション所属 |
篤の母であるよね役を演じた鈴木秀香は、実際に甲州弁を話せる声優として起用されました。
地域差にも配慮しながら収録が行われたことが、本人のブログで語られています。
ゴーストオブヨウテイの英語版キャスト声優一覧
ゴーストオブヨウテイは英語が原語であり、日本語版はローカライズとして制作されています。
英語版にも実力派の俳優・声優が多数参加しており、特に主人公篤を演じるErika Ishiiはフェイスモデルも兼任しています。
| キャラクター | 声優 | 主な代表作 |
|---|---|---|
| Atsu(篤) | Erika Ishii | Apex Legends ヴァルキリー |
| Jubei(十兵衛)/ Lord Kitamori | Noshir Dalal | RDR2 チャールズ |
| Lord Saito(斎藤) | Feodor Chin | — |
| The Snake(蛇) | Robert Wu | — |
| The Oni(鬼) | Tommy Kang | — |
| The Kitsune(狐) | Matt Yang King | — |
| The Spider(蜘蛛) | Nelson Lee | — |
| The Dragon(龍) | David Sakurai | — |
| Oyuki(お雪) | Jeannie Bolet | — |
| Kiku(菊) | Suzie Yeung | — |
英語版主人公を演じるErika Ishiiとは
Erika Ishii(エリカ・イシイ)は1987年3月7日生まれのアメリカの声優・俳優です。
「Apex Legends」のヴァルキリー役で世界的に知名度を獲得し、テーブルトークRPGの実況プレイ動画への出演でも幅広いファンを持っています。
本作では篤の声だけでなくフェイスモデルも担当しており、キャラクターの表情や仕草にもErika Ishii自身の演技が反映されています。
ローカライズチームからは「飾りっ気がなく、篤というキャラクターをまるごと自分のものにしている」と評されました。
東京ゲームショウ2025では来日してインタビューに応じ、大のゲーム好きで時代劇好きだというエピソードも紹介されています。
十兵衛役Noshir Dalalの存在感
英語版で十兵衛と北守の両役を演じるNoshir Dalalは、ゲーム業界で非常に多くの出演歴を持つベテラン俳優です。
「Red Dead Redemption 2」のチャールズ・スミス役、「Star Wars Jedi: Survivor」のボード・アクーナ役、「Horizon Forbidden West」のコタロー役などが代表作に挙げられます。
前作「Ghost of Tsushima」でもMaster Izo役で出演しており、シリーズを通じて起用されている数少ないキャストの一人です。
十兵衛のシーンでは、多くの英語圏プレイヤーが「この声、聞き覚えがある」と話題にしたことでも知られています。
篤の方言に込められたローカライズのこだわり
ゴーストオブヨウテイの日本語版には、原語の英語にはない独自の方言演出が施されています。
篤の一家は「長篠の戦い」で武田方から落ち延びて蝦夷地に移住したという設定のため、篤・十兵衛・父の謙吾・母のよねの4人には甲州弁が採用されました。
「北海道が舞台なのに甲州弁なのはなぜ?」という疑問を持つプレイヤーも一定数見られましたが、当時の北海道はアイヌが原住民であり、和人はすべて本州からの移住者です。
この設定は歴史的にも理にかなっているといえます。
ローカライズを担当したSIEのチームは、音響ディレクターに相談のうえ、日本各地の方言を使用できる声優を起用しました。
単なる英語からの翻訳ではなく、「日本のユーザーが楽しめるように」という方針で独自のアレンジが加えられています。
方言の違和感のなさについては、一般的に高い評価が寄せられており、「声優さんの方言は本当に素晴らしい」という声が多く確認されています。
日本語音声と英語音声の違いとおすすめの選び方
ゴーストオブヨウテイでは、ゲーム内のモード設定によって音声言語をいつでも切り替えることが可能です。
「武芸者モード」を選べば日本語音声、「旅人モード」を選べば英語音声でプレイできます。
日本語音声の特徴
日本語音声の最大の魅力は、キャラクターの出自に合わせた方言演出です。
甲州弁をはじめ、各地方の方言が自然に取り入れられており、時代劇としての没入感が大きく高まります。
ファイルーズあいの篤は、怒りと優しさの二面性を繊細に演じ分けており、日本語ならではの言葉のニュアンスを楽しめるのが強みです。
杉田智和や関智一といったベテラン声優の演技も、日本語音声でこそ真価を発揮するといえるでしょう。
英語音声の特徴
英語音声は原語であるため、開発者が意図した通りの演出を楽しめます。
Erika Ishiiがフェイスモデルも担当しているため、口の動きと音声の一致度が英語版のほうが高くなっています。
洋ゲーの雰囲気を重視するプレイヤーには英語音声がおすすめです。
注意点:翻訳によるニュアンスの違い
英語テキストと日本語テキストでは、細部のニュアンスが異なる箇所があります。
特にストーリー終盤、前作主人公・境井仁の墓を訪れるシーンでは、英語と日本語で篤のセリフの味わいがかなり異なることが指摘されています。
英語音声で日本語テキストを表示する組み合わせでプレイすると、音声と字幕のズレに気づく場面もあるでしょう。
こだわり派のプレイヤーは、1周目と2周目で音声を切り替えて両方の演技を味わうのも一つの楽しみ方です。
前作ゴーストオブツシマとのキャスト比較
ゴーストオブヨウテイのキャスティングを理解するうえで、前作との比較は欠かせません。
両作品のキャスト構成を整理すると、制作方針の変化がはっきりと見えてきます。
| 比較項目 | Ghost of Tsushima | Ghost of Yōtei |
|---|---|---|
| 日本語版主人公 | 中井和哉(境井仁) | ファイルーズあい(篤) |
| 英語版主人公 | Daisuke Tsuji | Erika Ishii |
| フェイスモデル兼任 | Daisuke Tsuji | Erika Ishii |
| 主人公の性格 | 武士の矜持を持つ寡黙な男性 | 皮肉と優しさを併せ持つ女性 |
| 方言の使用 | なし | キャラクターの出自に応じた各地の方言 |
| 日本語版の位置づけ | ローカライズ(吹き替え) | ローカライズ(独自アレンジあり) |
前作で境井仁の日本語ボイスを担当した中井和哉は「ONE PIECE」のロロノア・ゾロ役でも知られ、重厚な武士の演技が高く評価されました。
一方、今作のファイルーズあいはより感情の振り幅が大きい演技で、篤の複雑な内面を表現しています。
前作の英語版主人公Daisuke Tsujiが日系アメリカ人俳優であったように、今作のErika Ishiiも日系アメリカ人であり、キャスティングの一貫性が感じられます。
キャストの演技に対する一般的な評価と注意点
ゴーストオブヨウテイのキャスト陣の演技は、メディア・プレイヤーの双方から概ね高い評価を受けています。
ただし、すべてが絶賛というわけではなく、賛否両論の声も見られます。
高く評価されているポイント
ファイルーズあいによる篤の演技は、「葛藤・怒り・優しさのすべてを繊細に表現している」と多くのプレイヤーが評価しています。
羊蹄六人衆を演じるベテラン声優陣の演技については、「ボス戦の緊迫感が声によって何倍にも増している」との声が一般的です。
方言を活かしたローカライズの作り込みも、日本語版ならではの付加価値として広く認められています。
英語版ではErika Ishiiの自然体の演技が好評で、フェイスモデル兼任による表情と声の一体感が高く評価されています。
賛否が分かれているポイント
篤のキャラクター性については、前作の境井仁と比較して好みが分かれる傾向があります。
皮肉で捻くれた性格は魅力的だと感じるプレイヤーがいる一方、もう少し素直な主人公を好む層からは賛同を得にくい面もあるようです。
ガイド的な役割を果たす雨月というキャラクターの演技についても、一部のプレイヤーからは前作の典雄(坊さん)と比較してやや物足りないという意見が見られます。
また、英語が原語であるため、日本語版はあくまでローカライズという位置づけです。
原語のニュアンスを完全に再現できていない箇所が存在することは、構造的な制約として認識しておくべきでしょう。
レジェンズDLCと今後のキャスト展開
2026年2月13日のState of Playで、無料DLC「Ghost of Yōtei Legends(冥人奇譚)」が発表されました。
配信日は2026年3月10〜11日で、最大4人のオンライン協力型マルチプレイモードが追加されます。
プレイヤーは4つの役割(クラス)から一つを選び、巨大化した羊蹄六人衆や新たな敵と戦うことになります。
前作「Ghost of Tsushima」のLegendsモードと同様のコンセプトを踏襲しつつ、新たなミッションタイプやクラスが用意されています。
2026年3月時点で、レジェンズDLCにおける新規キャストの追加は公式には発表されていません。
開発元のSucker Punchは「篤というキャラクターが大好きで、改善や追加をしたい気持ちはある」と述べていますが、ストーリー追加DLCについての具体的な発表はまだありません。
今後のアップデートやDLCで新たなキャストが追加される可能性は十分にあるため、公式情報を継続的にチェックすることをおすすめします。
まとめ:ゴーストオブヨウテイのキャスト声優ガイド
- ゴーストオブヨウテイは2025年10月2日発売のPS5専用アクションアドベンチャーで、Metacritic87点・累計約400万本の大ヒット作である
- 主人公・篤の日本語版声優はファイルーズあいで、声優人生最多のワード数を約1ヵ月かけて収録した
- 敵組織「羊蹄六人衆」には杉田智和・関智一・福山潤・宮内敦士・佐々木睦・田中美央というベテラン声優陣が揃う
- 英語版主人公のErika Ishiiは声とフェイスモデルの両方を担当し、Apex Legendsのヴァルキリー役で知られる
- 英語版十兵衛役のNoshir Dalalは前作Ghost of TsushimaにもMaster Izo役で出演しているシリーズ経験者である
- 日本語版では篤の一家に甲州弁を採用するなど、キャラクターの出自に合わせた方言演出が施されている
- ゲーム内のモード設定で日本語音声と英語音声をいつでも切り替えられる
- 英語音声はフェイスモデルとの口の動きの一致度が高く、日本語音声は方言や時代劇的ニュアンスの作り込みに優れる
- 雨月役の観世智顕や吉田役の内田夕夜など、サブキャラクターの声優情報も本人のSNS等で公表されている
- 2026年3月配信の無料DLC「Legends」では新キャスト追加の可能性があり、今後の公式発表に注目が集まる

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