原神のファンコミュニティで、ある二次創作ジャンルが爆発的に広がっていることをご存じでしょうか。
「もし七神とファデュイ執行官の立場が入れ替わったら?」という大胆な仮定のもと、イラスト、小説、考察が日々生まれ続けています。
2024年11月にあにまん掲示板で産声を上げたこのムーブメントは、わずか1年余りでスレッド数69を超えるモンスターコンテンツへと成長しました。
本家ストーリーでもコロンビーナが執行官から月神へ転身するなど、公式と二次創作が奇妙にリンクする現象まで起きています。
この記事では、逆転IFの基本設定から人気ペアの魅力、楽しみ方のコツ、そしてコミュニティで指摘されている注意点まで、知っておくべき情報を余さずお届けします。
原神の世界をもっと深く味わうための新しい視点を、ここで一緒に探っていきましょう。
原神で流行中の「七神と執行官の逆転IF」とは何か
原神の二次創作シーンで最大級の盛り上がりを見せているのが、七神とファデュイ執行官の立場を丸ごと入れ替えるIF設定です。
このジャンルは単なる一過性のネタではなく、独自のルールやコミュニティ文化を持つ、体系的な創作活動へと発展しました。
逆転IFの基本ルールと発祥の経緯
逆転IFとは、原神のテイワットに存在する「俗世の七執政(七神)」と「ファデュイ執行官(ファトゥス)」の立場が入れ替わった世界を描く二次創作ジャンルです。
風神ウェンティが執行官になり、淑女シニョーラが風神になる。
岩神鍾離が末席の執行官に甘んじ、公子タルタリヤが岩神として璃月を統べる。
こうした「もしも」を出発点として、本家ストーリーがどう変わるかを想像し、イラストや小説として形にしていきます。
確認できる最も初期の発祥地は、2024年11月14日に立てられたあにまん掲示板のスレッド「ここだけ7神と執行官の立場が…」です。
ほぼ同時期にX(旧Twitter)でも関連イラストが拡散され、瞬く間にファンコミュニティ全体へ波及しました。
あにまん掲示板で69スレ超の大ブームに至った背景
あにまん掲示板の逆転IFスレッドは、2026年1月28日時点でスレ69に到達しています。
CP(カップリング)要素を含む派生スレも別途27スレ以上が消化されており、合計100スレに迫る勢いです。
ここまで盛り上がった背景には、いくつかの要因があります。
まず、「逆転しているのは七神と執行官だけ」という最小限のルール設計が参入障壁を下げました。
他のキャラクターの扱いや細かな設定は各自の自由に委ねられているため、初心者でも気軽に妄想を共有できます。
さらに、本家ストーリーの進行に合わせて新たな議論のネタが供給され続けたことも大きな要因です。
ナタ編での隊長カピターノの活躍、ナドクライ編でのコロンビーナの月神転身など、公式の展開がファンの想像力を刺激し続けました。
公式タグ「#gnsn逆転IF」の使い方と検索方法
逆転IFの作品を探す際に最も便利なのが、ハッシュタグ「#gnsn逆転IF」です。
pixivではこのタグでイラストや小説を横断的に検索できます。
X上でも同じタグを使えば、最新のファンアートや考察ポストをリアルタイムで追うことが可能です。
関連タグとして「#博士(原神)」「#ナヒーダ」「#フリーナ(原神)」「#アルレッキーノ」などが頻出するため、特定のキャラクターに絞って作品を探したい場合にはこれらを組み合わせると効率的でしょう。
なお、pixivの「gnsn逆転IF」タグページにはイラスト13件以上、小説3件以上が投稿されています(2026年2月時点)。
あにまん掲示板の方が圧倒的に作品量は多いため、テキスト中心の妄想や考察を楽しみたい場合はそちらも併せて参照することをおすすめします。
七神と執行官の逆転対応表を一覧で確認
逆転IFを楽しむうえで最初に押さえておきたいのが、「誰と誰が入れ替わるのか」という基本の対応関係です。
以下の表が、コミュニティで最も広く採用されている対応表になります。
| 元素 | 逆転後の神 | 逆転後の執行官 | 執行官の序列 |
|---|---|---|---|
| 風 | シニョーラ | ウェンティ | 8位 |
| 岩 | タルタリヤ | 鍾離 | 11位 |
| 雷 | スカラマシュ | 雷電将軍 | 6位 |
| 草 | ドットーレ | ナヒーダ | 2位 |
| 水 | アルレッキーノ | フリーナ | 4位 |
| 炎 | カピターノ | マーヴィカ | 1位 |
| 氷 | 道化(有力説) | 未確定 | 統括官 |
この対応関係は、本家で各キャラクターが対峙したストーリーラインに基づいています。
それぞれのペアがどのような設定になるのか、順に見ていきましょう。
風神シニョーラと執行官ウェンティの入れ替え設定
本家では淑女シニョーラがウェンティの神の心を奪い取るシーンが印象的でした。
逆転IFでは、シニョーラが自由の神としてモンドを統べる存在になります。
一方、ウェンティは友人の死をきっかけに暴走した末、ファデュイ入りを果たした執行官第8位として描かれることが一般的です。
本家のシニョーラが恋人の死で暴走した設定と鏡合わせになっている点が、多くのファンの心を掴んでいます。
「飲んだくれ無職から飲んだくれセクハラ執行官へのキャリアアップ」というユーモラスな解釈も掲示板では定番のネタとなっています。
岩神タルタリヤと執行官鍾離のギャップが人気の理由
岩神タルタリヤは、つい最近まで一般人だった若者が突然神に祭り上げられた設定として描かれます。
仙人たちに厳しく教育されながら、璃月の長い歴史も知らないまま奮闘する姿は「不憫かわいい」と評判です。
対する執行官11位の鍾離は、元岩神でありながら末席に甘んじ、悠然と各国を観光するフリーダムな存在として描かれます。
「摩耗で弱体化して11位になったと言っているが、絶対に実力を隠している」という解釈がコミュニティの定番です。
本家で鍾離先生がタルタリヤを振り回していた構図は、立場が逆転しても健在という点に多くのファンが笑いを禁じ得ないようです。
雷神スカラマシュと執行官雷電将軍の関係性
雷神スカラマシュは、傾奇者時代の性格を反映した少年神として描かれることが多い傾向にあります。
「飯マズ引きこもりポンコツショタの雷神」というキャッチーな解釈が掲示板で生まれ、広く支持を得ました。
執行官6位の雷電将軍は、姉を失った悲しみで神の地位を捨て、放浪の末にファデュイに拾われた設定が人気です。
本家でスカラマシュが雷電将軍の「被造物」であった関係が逆転し、スカラマシュの「娘」として影や眞が存在することになる点も、議論の種として盛り上がっています。
草神ドットーレと執行官ナヒーダが最も注目される組み合わせ
逆転IFにおいて最大の人気を誇るのが、草神ドットーレと執行官2位ナヒーダのペアです。
草神ドットーレは、研究者気質で戦闘が本当に苦手な引きこもり青年神として描かれます。
本家ナヒーダの可憐な少女像とは対照的に、乗り物酔いに苦しみながらフロート車に乗る博士の姿がギャグとして成立するのです。
一方の執行官ナヒーダは、幼い外見とは裏腹に、冷徹な知略でターゲットを追い詰めていく「狡猾ロリ」として描かれます。
本家で博士がナヒーダに脅されたシーンが、逆転IFでは「成人男性がロリに主導権を握られる構図」として再解釈される点が、ギャップ萌えとして絶大な支持を集めています。
水神アルレッキーノと執行官フリーナの二重構造とは
フォンテーヌ編の大きな要素だった「影武者」の設定が、逆転IFではさらに面白い形で機能します。
水神アルレッキーノは本名ペルヴェーレのまま水神の影武者を務め、真の水神はクリーヴ(アルレッキーノの施設の関係者)であるという設定が提案されています。
執行官4位のフリーナは、優秀なときと無能なときの落差が激しく、周囲から二重人格を疑われる存在として描かれることが定番です。
「本当はフォカロルスが真の4位で、一般ファデュイのフリーナが影武者をしている」という入れ子構造は、本家の複雑な設定を知るファンほど楽しめる仕掛けになっています。
炎神カピターノと執行官マーヴィカは逆転しても変わらない?
炎神カピターノと執行官1位マーヴィカは、逆転IFにおいて「立場が変わっても関係性がほぼ変わらない」唯一のペアとして知られています。
本家でも互角の実力を誇った両者だけに、逆転しても安定感のある組み合わせです。
炎神カピターノは500年前の呪いで玉座に座るのもやっとの状態ながら、執行官1位マーヴィカと互角に渡り合える力を秘めているという設定が好まれています。
自己犠牲の道を突き進む炎神カピターノを、執行官マーヴィカが止めようとする構図は「控えめに言って最高」と多くのファンが評価しているペアです。
氷神の逆転相手は道化ピエロなのか
氷神の逆転ペアは、2026年2月時点でまだ確定していません。
最有力候補は、ファデュイ統括官である道化(ピエロ)です。
道化はカーンルイアの生き残りであり、ファデュイ最初の執行官として全体を束ねる存在のため、氷神=女皇の対となるキャラクターとして自然な位置づけにあります。
ただし、本家でも氷の女皇の個人名や真名が未公開であるため、逆転IFの対応関係は今後の公式情報次第で変わる可能性を残しています。
Ver.7.0でスネージナヤ本国が実装されれば、この最後のピースが埋まることになるでしょう。
逆転IFで特に人気が高いペアとその魅力
逆転IFの醍醐味は、キャラクターの新たな一面を発見できることにあります。
ここでは、コミュニティで特に高い人気を誇るペアや設定に焦点を当てて、その魅力を掘り下げます。
執行官2位ナヒーダの狡猾ロリ設定に惹かれるファンが多い理由
執行官ナヒーダの人気の核心は、「純真無垢な外見」と「冷徹な知略」のギャップにあります。
本家のナヒーダが持つ「全て見えている」「手を繋ごうか」といったセリフが、執行官の文脈に置かれると途端に不穏な響きを帯びるのです。
掲示板では「葬フリのソリテールっぽい」という形容が生まれました。
好奇心で相手に質問を投げかけつつ、他と隔絶した能力で敵を追い立てていく純真無垢系ヴィラン。
このキャラクター像に「感情がバグる」と表現するファンが続出したのも頷けます。
スメール編の有名な交渉シーンも、逆転IFでは「端から見たらロリが脅されているように見えるが、実際は成人男性がロリに脅されている」という構図に変わるため、コミカルかつ不穏な魅力が増幅されています。
摩耗で11位に甘んじる鍾離の「自由な厄介キャラ」像
逆転IFにおける鍾離は、本家の「契約の神」としての重厚さから解放され、フリーダムな厄介キャラへと変貌します。
6000年を生きた元岩神が末席の執行官として各国を巡り、歴史と文化を満喫しながら悠然と暮らす姿は、多くのファンにとって新鮮な発見でした。
「俺が払おう」を絶対に言わない鍾離。
ココナッツヒツジで大爆笑する鍾離。
悪役ごっこを目を輝かせながら楽しむ鍾離。
これらの描写は、「鍾離は璃月に縛られているくらいがちょうどいい」という気づきをファンにもたらしました。
一方で、タルタリヤを次期岩神に仕立て上げたのは鍾離の暗躍だったという設定も人気が高く、「公子タルタリヤ以上に手が付けられない第11位」として恐れられています。
少女コロンビーナの立場は逆転IFでどう変わるのか
本家でファデュイ執行官第3位「少女」と呼ばれたコロンビーナは、ナドクライ編を経て月神へと転身しました。
逆転IFにおけるコロンビーナの扱いは、コミュニティ内でも議論が続いているテーマです。
本家の展開で「執行官→神」という道を実際に辿ったキャラクターであるため、逆転IFの枠組みに収まりにくい存在となっています。
一部では「逆転IFでは最初から神の側に属する存在」として描く向きもあれば、「敵対組織の幹部として旅人の前に立ちはだかる」パターンを採用する創作者もいます。
いずれにしても、月の力を操る神秘的な存在というコロンビーナの本質は、どの解釈でも共通して描かれる要素です。
ファデュイ側に回った七神女性陣のデザインが話題に
逆転IFのイラストで特に注目を集めたのが、七神の女性キャラクターたちがファデュイの執行官として描かれた作品群です。
雷電将軍、フリーナ、ナヒーダ、マーヴィカといった人気キャラクターが、ファデュイの白い制服やマントを身にまとう姿は、衣装交換の魅力とキャラクター性の再解釈が同時に楽しめるコンテンツとなっています。
pixivやX上では、これらのイラストが逆転IFブーム初期の拡散において大きな役割を果たしました。
単なるコスチュームチェンジにとどまらず、「この衣装のナヒーダならどんな性格になるのか」という想像の入口として機能している点が、逆転IFというジャンルの奥深さを物語っています。
逆転IFブームを加速させた本家ストーリーの展開
逆転IFの人気は、ファンの創造力だけで成り立っているわけではありません。
本家の原神ストーリーが供給する「燃料」が、ブームを持続的に加速させてきました。
ナタ編で示された執行官が七神に匹敵する実力の公式設定
Ver.5.0から始まったナタ編は、ファデュイ執行官第1位の隊長カピターノが中心人物として登場しました。
カピターノは炎神マーヴィカに比肩する戦闘力を披露し、ファデュイ上位の執行官が七神クラスの力を持つという設定を公式に裏付けたのです。
タルタリヤや放浪者のボイスラインでも「隊長はトップクラスの実力者」と語られていましたが、実際にゲーム内で描写されたのはこれが初めてでした。
「七神と執行官は対等の存在である」という前提が公式によって補強されたことで、逆転IFの世界観がより説得力を持つようになりました。
ナドクライ編でコロンビーナが執行官から月神へ転身した衝撃
Ver.6.0から展開されたナドクライ編「空月の歌」は、逆転IFファンにとって特別な意味を持つストーリーとなりました。
ファデュイ執行官第3位「少女」として知られたコロンビーナが、月の三女神の力を受け継ぎ、月神「クータル」として新たな道を歩み始めたのです。
「執行官が神になる」という展開は、まさに逆転IFが描いてきた世界観の一端が公式で実現したことを意味します。
コロンビーナはLuna IV(Ver.6.3付近)でプレイアブルキャラとしても実装され、「再臨せし月神」として原神の物語に新たな一ページを刻みました。
ただし、月の三女神が亡くなった戦争の影響で月神の力はテイワットから拒絶されており、コロンビーナは日に日に弱体化しているという切ない設定も明かされています。
ドットーレが月の力を掌握しようとした空月の歌の結末
ナドクライ編のもう一つの軸は、ファデュイ執行官第2位の博士ドットーレの暗躍でした。
ドットーレは恒月・虹月・霜月の三つの月の力を自分のものにしようと画策します。
空月の歌第6幕では、コロンビーナが月の扉に入って自身を犠牲にすることでドットーレの野望を一度は阻止しました。
しかし第7幕・第8幕でドットーレは人工の月髄を用いて再び月の力を掌握し、主人公たちの前に敵として立ちはだかります。
最終的にはコロンビーナの力と主人公の奮闘によって撃退されましたが、ドットーレの消息は不明のままです。
逆転IFの「草神ドットーレ」設定のファンにとって、本家で博士が神に匹敵する力を手にしようとした展開は、まさに逆転IFの世界を彷彿とさせるものだったといえるでしょう。
スネージナヤ本国の実装で逆転IFに新展開はあるか
スネージナヤ本国の実装はVer.7.0が有力とされています。
現在はスネージナヤの南端に位置するナドクライが舞台ですが、Ver.7.0では氷の女皇が統治する本国が開放される見込みです。
氷の女皇の個人名や真名はまだ公式に明かされておらず、逆転IFで「氷神=道化」とする有力説の検証材料は今後のアップデートに委ねられています。
さらに、道化のナドクライへの登場が示唆されていることから、スネージナヤ編の本格始動前にある程度の情報が出てくる可能性もあるでしょう。
スネージナヤ編の開幕は、逆転IFにとって最後の対応ペアが確定するタイミングとなり、コミュニティの盛り上がりが再び大きな波を迎えることが予想されます。
逆転IFを楽しむための注意点と批判的な意見
どんなファンコミュニティにも光と影があります。
逆転IFを心から楽しむためには、コミュニティで指摘されている問題点をあらかじめ把握しておくことが大切です。
「執行官を上げて七神を下げる」表現が敵視される問題
逆転IFに対して最も多く寄せられる批判が、いわゆる「執行官age・七神sage」の傾向です。
執行官側のキャラクターを格好良く、有能に描く一方で、七神側のキャラクターを弱々しく、情けなく描く作品が目立つという指摘があります。
「七神にも執行官にも推しがいるからこそ、片方を持ち上げてもう片方を貶める構図に吐き気がする」という率直な声が、X上の匿名投稿で確認されています。
もちろん、立場の逆転に伴いキャラクターの描写が変わるのは創作上の必然ともいえます。
しかし、受け手への配慮として、七神への敬意を失わない描き方が推奨されている点は意識しておくべきでしょう。
住み分けとタグ付けのマナーが求められる理由
ブーム初期の2024年12月頃には、逆転IFの投稿がタグなしでX上に大量に流れ、見たくないユーザーの目にも入ってしまうという問題が発生しました。
この経験から、コミュニティでは「#gnsn逆転IF」タグの使用と注意書きの徹底が自然発生的に求められるようになりました。
あにまん掲示板のスレッド6では「地雷配慮に逆転ifとかタグとかそういったことをすればいい」という議論が行われ、スレッド16ではタグ名称の統一についても話し合いが持たれています。
逆転IFは「好きな人にとっては最高だが、苦手な人にとっては地雷になり得る」ジャンルです。
SNSに投稿する際はタグと注意書きの添付を心がけ、棲み分けに協力する姿勢が大切になります。
設定の統一ルールがないことで生じる解釈の衝突
逆転IFの唯一の共通ルールは「七神と執行官の立場が逆転している」という一点のみです。
性格も逆転するのか、立場だけが変わって性格はそのままなのか。
他のキャラクター(仙人、八重神子、ヌヴィレットなど)の扱いはどうなるのか。
これらは一切定められておらず、各創作者の解釈に委ねられています。
このゆるさが参入障壁を下げ、ブームの拡大に貢献した側面がある一方で、「自分の解釈と合わない作品を見てしまった」という不快感につながるケースも存在します。
あにまん掲示板では「自分の信じる逆ワットの幻覚を見よう」という合言葉が共有されており、他者の解釈を否定せず、それぞれの妄想を尊重する文化が根付いています。
本家の推しキャラが弱体化して描かれることへの不快感
逆転IFでは、本家で強大な力を持つ七神が「ポンコツ」「弱い」「泣き虫」として描かれることが珍しくありません。
執行官フリーナが水神アルレッキーノに襲撃されて泣いている姿や、執行官鍾離が戦闘で苦戦する姿は、本家の鍾離やフリーナが好きなファンにとっては受け入れがたいこともあるでしょう。
逆もまた然りで、本家で敵として立ちはだかった執行官が「優しい神」として描かれることに違和感を覚える層も存在します。
こうした不快感は逆転IF固有の問題ではなく、パラレル系の二次創作全般に共通するものです。
自衛の手段として、タグやキャプションで内容を確認してから閲覧する習慣をつけることが推奨されます。
逆転IFの創作プラットフォーム別の楽しみ方ガイド
逆転IFは複数のプラットフォームにまたがって展開されています。
それぞれの特徴を理解しておくと、より効率的に好みの作品と出会えます。
あにまん掲示板のスレッド参加時に押さえるべきルール
あにまん掲示板は逆転IFの発祥地であり、最も活発な議論が行われている場です。
参加にあたって押さえておくべきルールは以下の通りです。
まず、スレッドのテンプレートに記載されている「七神と執行官逆転以外は決まってないので好きに妄想してください」という大原則を理解しましょう。
オリキャラ要素が強めのキャラクター(光落ちアザールやアラン富者など)を投稿する場合は、Writening(外部テキスト共有サービス)で注意書きをつけることが求められます。
本家ストーリーの最新話に関するネタバレを含む場合も、注意書きの添付がマナーです。
CP要素を含む話題は、本スレではなく「【閲覧注意・CP要素あり】」と冠された派生スレで展開するのが暗黙のルールとなっています。
pixivでイラストや小説を探すときのタグ活用術
pixivで逆転IF作品を探す場合、メインタグは「gnsn逆転IF」です。
併用されることの多いタグとして「博士(原神)」「ナヒーダ」「フリーナ(原神)」「アルレッキーノ」「スカラマシュ」などが挙げられます。
特定のペアに絞って検索したい場合は、メインタグとキャラクタータグをAND検索で組み合わせると精度が上がります。
なお、pixiv百科事典のウェンティ(原神)記事内にも逆転IFへの言及が追記されるなど、ジャンルとしての認知度は百科事典レベルにまで浸透しています。
小説作品はpixivだけでなく、プリ小説byGMOでも「原神逆転if」のタグで夢小説を含む作品が複数投稿されていますので、テキスト系の創作を好む方はこちらも確認してみてください。
X(旧Twitter)で逆転IFの最新作品を効率よく見つける方法
Xでは「#gnsn逆転IF」のハッシュタグ検索が基本です。
「最新」タブに切り替えることで、リアルタイムの投稿を時系列で追うことができます。
イラスト中心に見たい場合は、検索結果を「画像」タブでフィルタリングすると視覚的に楽しめます。
ブーム初期に話題となった衣装交換イラストを探す場合は、2024年12月前後の期間指定検索が有効です。
なお、タグをつけずに投稿しているクリエイターもいるため、「七神 執行官 逆転」「逆テイワット」といったフリーワード検索も併用すると、タグ外の作品も拾い上げることができるでしょう。
逆転IFと類似する原神二次創作ジャンルとの違い
原神の二次創作には、逆転IFと似たコンセプトのジャンルがいくつか存在します。
混同されやすいジャンルとの違いを整理しておきましょう。
衣装交換イラストと逆転IFは何が違うのか
衣装交換イラストは、キャラクター同士の衣装を入れ替えて描く、ビジュアル重視のジャンルです。
鍾離がタルタリヤの衣装を着る、ナヒーダがドットーレのコートを羽織るといった作品がこれに該当します。
一方、逆転IFは衣装だけでなく「立場」「役割」「ストーリー」までも入れ替える、より包括的な設定変更を伴います。
衣装交換はあくまで見た目の遊びですが、逆転IFは「このキャラが神(あるいは執行官)だったらどう振る舞うか」という性格や行動原理の再構築を含む点が大きな違いです。
もちろん、逆転IFのイラストが衣装交換を含むケースも多く、両者は完全に分離されているわけではありません。
CP要素ありの派生スレと本スレの棲み分け
あにまん掲示板では、逆転IFの本スレとCP要素ありの派生スレが明確に分けて運営されています。
本スレ「ここだけ7神と執行官の立場が…」は、妄想や考察をカジュアルに共有する場です。
CP要素を含む内容は「【閲覧注意・CP要素あり】ここだけ執行官と7神の立場が…」という別スレッドで扱われます。
この棲み分けは、CP(カップリング)が地雷になりうるユーザーへの配慮から自然発生的に形成されたものです。
派生スレは2026年2月時点で27スレ以上に達しており、本スレに劣らない活況を呈しています。
逆転ifテイワット人類編など拡張ジャンルの広がり
逆転IFの基本設定は「七神と執行官の立場逆転」に限定されていますが、そこから派生してさらに範囲を広げたジャンルも生まれています。
「逆転ifテイワット人類編」は、七神と執行官以外のキャラクターの立場も逆転させるという、より大胆な試みです。
仙人たちがファデュイの一般構成員になっていたり、八重神子が別の陣営に属していたりと、想像の翼がテイワット全土に広がります。
こうした拡張ジャンルの存在は、逆転IFという概念が単一のネタにとどまらず、ファンの創造性を次々と刺激するプラットフォームとして機能していることを示しています。
原神の七神とファデュイ執行官の公式設定おさらい
逆転IFをより深く楽しむには、本家の公式設定を正しく理解しておくことが不可欠です。
ここで改めて、七神と執行官の基本情報を整理しておきましょう。
七神の名前と元素および司る理念の一覧
テイワットを統べる七柱の神、通称「俗世の七執政」は以下の通りです。
| 元素 | 国家 | 個人名 | 魔神名 | 司る理念 |
|---|---|---|---|---|
| 風 | モンド | ウェンティ | バルバトス | 自由 |
| 岩 | 璃月 | 鍾離 | モラクス | 契約 |
| 雷 | 稲妻 | 影 | バアルゼブル | 永遠 |
| 草 | スメール | ナヒーダ | ブエル | 知恵 |
| 水 | フォンテーヌ | フリーナ/フォカロルス | フォカロルス | 正義 |
| 炎 | ナタ | マーヴィカ | ハボリム | 戦争 |
| 氷 | スネージナヤ | 未公開 | 未公開 | 未公開 |
七神の中で現存する最古の神は岩神モラクス(鍾離)です。
草神ナヒーダ(ブエル)は500歳で最も若く、先代の草神マハールッカデヴァータの死後に誕生した二代目にあたります。
氷神については個人名・魔神名ともに未公開であり、「氷の女皇」として知られるのみです。
ファデュイ執行官11人の序列と現在の生死状況
ファデュイ執行官(ファトゥス)は「十一人のファトゥス」と呼ばれ、実力順に序列が定められています。
| 序列 | コードネーム | 元素 | 現在の状態 |
|---|---|---|---|
| 統括官 | 道化(ピエロ) | 不明 | 現役 |
| 1位 | 隊長(カピターノ) | 氷 | ナタ編で退場・死亡 |
| 2位 | 博士(ドットーレ) | 不明 | 空月の歌で暗躍後、消息不明 |
| 3位 | 少女(コロンビーナ) | 水 | 執行官を辞し月神に転身 |
| 4位 | 召使(アルレッキーノ) | 炎 | Ver.4.6でプレイアブル化 |
| 5位 | 雄鶏(プルチネッラ) | 不明 | スネージナヤの市長として現役 |
| 6位 | 散兵(スカラマシュ) | 風 | 脱退済み、放浪者としてプレイアブル化 |
| 7位 | 傀儡(サンドローネ) | 不明 | 現役、ナドクライPVに登場 |
| 8位 | 淑女(シニョーラ) | 炎 | 稲妻編で雷電将軍に処刑、死亡 |
| 9位 | 富者(パンタローネ) | 不明 | 死亡 |
| 10位 | 不明 | 不明 | 空席の可能性あり |
| 11位 | 公子(タルタリヤ) | 水 | 現役、Ver.1.1でプレイアブル化済み |
ファトゥスの序列は実力によって決まります。
上位の執行官ほど七神に匹敵する力を持つとされ、タルタリヤのボイスでは第3位のコロンビーナについて「なぜあの子があの位置にいるのか分からない」「戦う気が起きない」と語られていました。
逆転IFを深く楽しむために知っておきたいストーリー要点
逆転IFの妄想や考察を十分に楽しむには、以下のストーリー要点を把握しておくことが有益です。
モンド編では淑女シニョーラがウェンティの神の心を奪取しています。
この出来事が逆転IFでは「執行官ウェンティが風神シニョーラの神の心を奪う」形に反転し、両者の因縁の逆転が物語の軸になります。
璃月編では鍾離がタルタリヤを利用して自らの引退劇を演出しました。
逆転IFでは「鍾離がタルタリヤを岩神に仕立て上げた黒幕」という設定に変換され、鍾離の厄介さが一段と増す形で楽しまれています。
スメール編ではドットーレが草神ナヒーダと交渉し、自らの断片の多くを消失する取引を行いました。
この関係性が逆転することで、「神のドットーレが敵であるナヒーダに翻弄される」という、本家とは真逆の力関係が生まれるのです。
まとめ:原神の七神と執行官の逆転IFを楽しむ完全ガイド
- 逆転IFとは原神の七神とファデュイ執行官の立場を丸ごと入れ替えた二次創作ジャンルである
- 2024年11月にあにまん掲示板で発祥し、2026年2月時点でスレ69超・派生スレ27超の規模に成長している
- 最も広く採用されている対応表では、元素ごとに七神と執行官の序列が対になっている
- 草神ドットーレと執行官2位ナヒーダの組み合わせがコミュニティで最大の人気を誇る
- 本家ナドクライ編でコロンビーナが「執行官→月神」へ転身したことで、逆転IFの世界観に公式が追い風を吹かせた
- 「執行官を上げて七神を下げる」傾向への批判が根強く存在するため、描写には配慮が求められる
- SNS投稿時は「#gnsn逆転IF」タグと注意書きの添付が住み分けマナーとして定着している
- 設定の統一ルールは最小限であり、各自の自由な解釈が許容される緩やかなコミュニティ文化がある
- 衣装交換やCP派生スレ、人類編など関連ジャンルへの広がりも著しい
- Ver.7.0スネージナヤ本国の実装で氷神の逆転ペアが確定し、さらなるブーム再燃が予想される

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