「FNAFのストーリーが複雑すぎて、何から手をつければいいかわからない」と感じていませんか。
Five Nights at Freddy’sは2014年の発売以来、10年以上にわたってシリーズが展開され、ゲーム、小説、映画と多岐にわたるメディアで物語が語られてきました。
時系列がゲームの発売順と異なること、公式から明確な年表が提示されていないこと、そして新作が出るたびに設定が追加されることから、ストーリーの全体像を把握するのは容易ではありません。
この記事では、FNAFの時系列を1970年代から2035年まで年代順に整理し、主要キャラクターの正体や関係性、ゲームをプレイする最適な順番、そして2025年から2026年にかけての最新情報まで網羅的に解説します。
FNAFの世界に初めて触れる方も、より深く理解したい方も、この記事を読み終える頃にはシリーズ全体の流れを把握できるようになるでしょう。
FNAFストーリー時系列の全体像を把握しよう
FNAFとは?シリーズの基本情報と魅力
Five Nights at Freddy’s(略称:FNAF)は、Scott Cawthonが開発したインディーホラーゲームシリーズです。
2014年8月8日に第1作が発売され、2025年6月13日発売の『Secret of the Mimic』まで、メインタイトルだけでも10作品以上がリリースされています。
プレイヤーは子供向けピザレストラン「Freddy Fazbear’s Pizza」の夜間警備員となり、夜になると動き出す殺人的なアニマトロニクス(機械人形)から身を守るというゲームシステムが基本となっています。
シリーズの魅力は、単なるジャンプスケア(驚かし)だけではありません。
ゲーム内に散りばめられた断片的な情報から物語を読み解く「考察」の要素が、世界中のファンを熱狂させてきました。
子供の誘拐事件、悲劇的な家族の物語、そして死後も成仏できない魂たちの苦悩が、恐怖の裏側に隠されているのです。
時系列が複雑になった理由と理解のコツ
FNAFの時系列が複雑になった最大の理由は、ゲームの発売順と作中の年代が一致していないことにあります。
例えば、最初に発売されたFNAF 1は作中年代で1993年の出来事を描いていますが、2番目に発売されたFNAF 2は1987年の出来事であり、時系列上ではFNAF 1より前の話となります。
さらに、物語の重要な情報がミニゲームや隠し要素、電話の録音メッセージといった形で断片的にしか提示されないため、プレイヤー自身が情報を繋ぎ合わせる必要があるのです。
理解のコツとしては、まず「William Afton(ウィリアム・アフトン)による連続殺人事件」と「被害者の魂がアニマトロニクスに宿る」という2つの軸を押さえることが重要です。
すべての出来事は、この2つの軸を中心に展開されています。
ゲーム発売順と時系列順の違いを整理
ゲームを理解するうえで、発売順と時系列順の違いを把握しておくことは非常に重要です。
以下の表で両者の違いを確認してください。
| 発売順 | タイトル | 作中年代 |
|---|---|---|
| 1 | FNAF 1 | 1993年 |
| 2 | FNAF 2 | 1987年 |
| 3 | FNAF 3 | 2023年 |
| 4 | FNAF 4 | 1983年 |
| 5 | Sister Location | 1980年代後半 |
| 6 | Pizzeria Simulator | 2023年以降 |
| 7 | UCN | 2023年以降 |
| 8 | Help Wanted | 2028-2029年 |
| 9 | Security Breach | 2035年 |
| 10 | Secret of the Mimic | 1979年 |
このように、最も古い出来事を描いているのは最新作の『Secret of the Mimic』であり、FNAF 4やFNAF 2がFNAF 1よりも過去の話であることがわかります。
FNAF時系列を年代順に完全解説【1970年代〜2035年】
1970年代:Fredbear’s Family Dinerの誕生とThe Mimicの起源
FNAFの物語は1970年代から始まります。
William Afton(ウィリアム・アフトン)とHenry Emily(ヘンリー・エミリー)という2人の男性が、子供向けエンターテイメントレストラン「Fredbear’s Family Diner」を設立しました。
この店舗では、Fredbear(フレッドベア)とSpring Bonnie(スプリングボニー)という2体のアニマトロニクスが子供たちを楽しませていました。
WilliamとHenryは「スプリングロックスーツ」という革新的な技術を開発します。
これは、アニマトロニクスとしても、人間が中に入って着用するスーツとしても使用できる画期的な発明でした。
一方、1970年代には別の重要な出来事も起きています。
Edwin Murray Jr.という人物が、息子Davidの死をきっかけに「The Mimic」というAI搭載のエンドスケルトンを開発しました。
1979年には、このThe Mimicが暴走し、Edwinを殺害する事件が発生します。
これが2025年発売の『Secret of the Mimic』で描かれる物語であり、シリーズ内で最も古い時代の出来事となっています。
1983年:83年の噛みつき事件とCrying Childの悲劇
1983年は、FNAFの物語において最も悲劇的な年として知られています。
William Aftonの末の息子である「Crying Child(泣く子)」は、父親が作ったアニマトロニクスを極度に恐れていました。
兄のMichael Aftonとその友人たちは、日常的にCrying Childをいじめており、アニマトロニクスの仮面をつけて脅かすなどの行為を繰り返していました。
そして運命の日、Crying Childの誕生日パーティーで悲劇が起こります。
Michaelとその友人たちは「いたずら」として、泣き叫ぶCrying ChildをFredbearの口の中に押し込みました。
稼働中だったFredbearの顎がCrying Childの頭蓋骨を噛み砕き、少年は致命傷を負います。
病院に運ばれたCrying Childは、昏睡状態のまま息を引き取りました。
この事件は「83年の噛みつき事件(Bite of ’83)」と呼ばれ、FNAFシリーズ全体の悲劇の始まりとなったのです。
同じ1983年、HenryEmilyの娘Charlotte(シャーロット)もWilliam Aftonによって殺害されます。
Charlotteの魂はHenryが作った「The Puppet(パペット)」に宿り、後の物語で重要な役割を果たすことになります。
1985年:失踪児童事件と子供たちの魂が宿るまで
1983年の悲劇を経て、William Aftonは狂気へと堕ちていきました。
1985年、WilliamはFreddy Fazbear’s Pizzaで連続殺人事件を起こします。
Spring Bonnieのスーツを着用したWilliamは、少なくとも5人の子供たちを店の裏へと誘い出し、殺害しました。
この事件は「失踪児童事件(Missing Children’s Incident)」として知られるようになります。
殺害された子供たちの遺体はアニマトロニクスの中に隠されました。
The Puppetに宿ったCharlotteの魂は、殺された子供たちを哀れに思い、彼らの魂をアニマトロニクスに憑依させます。
こうして、Freddy、Bonnie、Chica、Foxy、そしてGolden Freddyには、それぞれ子供たちの魂が宿ることになったのです。
被害者の名前はGabriel(Freddy)、Jeremy(Bonnie)、Susie(Chica)、Fritz(Foxy)、そしてCassidy(Golden Freddy)とされています。
店舗では、アニマトロニクスから異臭がするという苦情が相次ぎ、血液や粘液が漏れ出しているという報告もありました。
この事件をきっかけに、Freddy Fazbear’s Pizzaは閉店に追い込まれます。
1987年:FNAF2の舞台と87年の噛みつき事件
1987年、Fazbear Entertainmentは新たな店舗をオープンしました。
この新店舗がFNAF 2の舞台となります。
新店舗では「Toy Animatronics(トイ・アニマトロニクス)」と呼ばれる新型のアニマトロニクスが導入されました。
一方、1985年の事件に関わった旧型のアニマトロニクスは「Withered Animatronics(ウィザード・アニマトロニクス)」として店の奥に保管されていました。
プレイヤーはJeremy Fitzgeraldという夜間警備員として、新旧両方のアニマトロニクスの脅威から身を守ることになります。
1987年11月、新店舗でも悲劇が起こりました。
アニマトロニクスの1体「Mangle(マングル)」が人間を襲い、前頭葉を噛み千切るという事件が発生します。
この事件は「87年の噛みつき事件(Bite of ’87)」と呼ばれ、店舗は再び閉鎖されることになりました。
被害者の正体については、Jeremy Fitzgerald説が有力ですが、公式には明言されていません。
1993年:初代FNAFの出来事とPizza閉店
1993年、Freddy Fazbear’s Pizzaは三度目のオープンを迎えます。
ここが初代FNAF(FNAF 1)の舞台です。
プレイヤーはMike Schmidtという名前で夜間警備員として働きますが、このMike Schmidtの正体はWilliam Aftonの長男Michael Aftonであると考えられています。
Michaelは父親の過去の罪を知り、その真相を探るために警備員として潜入したのでしょう。
夜間、魂の宿ったアニマトロニクスたちは動き回り、警備員を襲おうとします。
彼らはMichaelを、父親William Aftonと勘違いしている可能性があります。
ゲーム中の電話メッセージでは、「Phone Guy」と呼ばれる先輩警備員からの録音が流れますが、4日目の夜にPhone Guyはアニマトロニクスに襲われて命を落とします。
Michaelは7日間を生き延びた後、「アニマトロニクスの改ざん」と「異臭」を理由に解雇されました。
1993年末、店舗は経営難と度重なる問題により閉店し、Freddy Fazbear’s Pizzaの歴史は一度幕を閉じることになります。
2023年以降:FNAF3からSecurity Breachまでの流れ
Freddy Fazbear’s Pizzaの閉店から約30年後、物語は再び動き始めます。
2023年、「Fazbear’s Fright: The Horror Attraction」というホラーアトラクションが開業しました。
これがFNAF 3の舞台です。
廃墟となった旧店舗から「Springtrap(スプリングトラップ)」と呼ばれるアニマトロニクスが発見されます。
このSpringtrapの中には、かつて子供たちの魂に追い詰められ、Spring Bonnieスーツの中で死亡したWilliam Aftonの遺体と魂が宿っていたのです。
Fazbear’s Frightは最終的に火災で焼失しますが、Springtrapは生き延びました。
その後、FNAF 6(Pizzeria Simulator)で、Henry EmilyとMichael Aftonは全てに決着をつける計画を実行します。
Henryは偽のフランチャイズ店を開業し、全ての憑依されたアニマトロニクスをおびき寄せ、建物ごと焼却しました。
この火災で、Springtrap(William)、Scrap Baby(Elizabeth Afton)、Molten Freddy、そしてThe Puppet(Charlotte)が焼かれ、魂たちは解放されたはずでした。
しかし、2028年から2029年頃を舞台とするHelp Wantedで、William Aftonの意識が「Glitchtrap(グリッチトラップ)」としてデジタル空間に復活します。
そして2035年、Freddy Fazbear’s Mega Pizza Plexを舞台としたSecurity Breachで、Glitchtrapの影響を受けた「Vanny(ヴァニー)」が新たな脅威として登場しました。
主要キャラクターの正体と関係性を解説
William Aftonはなぜ殺人鬼になったのか
William Aftonは、FNAFシリーズにおける最大の悪役であり、全ての悲劇の元凶です。
彼が殺人鬼になった理由については、複数の解釈が存在します。
最も有力な説は、1983年の息子Crying Childの死がきっかけであるというものです。
自分の発明品(アニマトロニクス)によって息子を失ったWilliamは、魂の仕組みや不死への執着を持つようになりました。
息子の魂がGolden Freddyに宿ったことを知ったWilliamは、「魂をアニマトロニクスに宿らせる」という研究を始めたと考えられています。
また、ビジネスパートナーであるHenry Emilyへの嫉妬も動機の一つとされています。
Williamは自分の家族を失った一方で、Henryにはまだ娘Charlotteがいました。
この嫉妬が、Charlotteを最初の殺人被害者として選んだ理由かもしれません。
Williamは「Purple Guy(紫の男)」「Springtrap」「Scraptrap」「Glitchtrap」「Burntrap」など、シリーズを通じて様々な姿で登場し、「I always come back(俺は必ず戻ってくる)」という台詞どおり、何度も復活を繰り返しています。
Golden Freddyに憑依しているのは誰?Cassidy説を検証
Golden Freddyは、FNAFシリーズで最も謎に包まれた存在の一つです。
現在最も有力な説は、失踪児童事件の被害者の一人である「Cassidy」がGolden Freddyに憑依しているというものです。
この説を支持する証拠はいくつかあります。
まず、FNAF 6発売後に出版された「Freddy Fazbear’s Survival Logbook」という公式書籍には、暗号やパズルが隠されており、解読するとCassidyという名前が浮かび上がります。
また、Ultimate Custom Night(UCN)では、Golden Freddyの魂がWilliam Aftonを永遠の煉獄で苦しめている様子が描かれており、これはWilliamへの強い復讐心を持つ被害者の魂であることを示唆しています。
ただし、「二重憑依説」も根強く支持されています。
この説では、CassidyとCrying Childの両方の魂がGolden Freddyに宿っているとされます。
Golden Freddyの前身であるFredbearは、83年の噛みつき事件でCrying Childを殺害したアニマトロニクスでもあるため、この説にも一定の説得力があるのです。
Crying Child(泣く子)の正体と死後の運命
Crying Childは、William Aftonの末の息子であり、83年の噛みつき事件の被害者です。
公式名称は「The Crying Child」であることが「Animatronic Encyclopedia」で確認されていますが、本名は現在も明かされていません。
ファンの間では「Chris」という名前が広まっていますが、これは完全に非公式の愛称であり、公式情報ではありません。
Crying Childの死後の運命については、複数の説が存在します。
Golden Freddy憑依説では、Crying ChildがFredbearによって殺されたことから、旧Fredbear(Golden Freddy)に魂が宿ったとされます。
一方、Shadow Freddy説では、Crying ChildがShadow Freddyという別の存在になったと考える人もいます。
また、FNAF 4のミニゲームに登場するFredbear Plushの中に魂が宿ったという説もあります。
FNAF 4の最後で、Fredbear Plushは「I will put you back together(君を元に戻してあげる)」とCrying Childに語りかけますが、この言葉の真意は未だに解明されていません。
The Mimicの正体とWilliam Aftonとの関係
The Mimicは、2025年発売の『Secret of the Mimic』で本格的に描かれた存在です。
The Mimicの正体は、Edwin Murray Jr.が開発したAI搭載のエンドスケルトン「M2」です。
Edwinは息子Davidを交通事故で失った後、その悲しみからDavidを模倣するロボットを作ろうとしました。
M2はDavidの行動パターンを学習するよう設計されていましたが、Edwinがその行動に怒りをぶつけた結果、暴力と苦悩(Agony)を学習してしまいます。
最終的にM2はEdwinを殺害し、暴走を始めました。
The MimicとWilliam Aftonの関係については、Secret of the Mimicで新たな情報が明らかになりました。
Edwin MurrayはかつてFazbear Entertainmentと契約しており、WilliamとHenryとの接点がありました。
一部の考察では、WilliamがEdwinの技術に嫉妬し、会社を乗っ取ろうとしたという説もあります。
The Mimicは他者の行動を模倣する能力を持っており、Security BreachのDLC「RUIN」では、William Aftonの行動パターンを模倣した存在として登場しています。
Michael Aftonの役割と各作品での行動
Michael Aftonは、William Aftonの長男であり、FNAFシリーズの複数作品で主人公を務めるキャラクターです。
1983年、幼い頃のMichaelは弟のCrying Childをいじめていました。
83年の噛みつき事件で弟を死なせてしまったことは、Michaelに深い罪悪感を残します。
FNAF 1では、MichaelはMike Schmidtという偽名でFreddy Fazbear’s Pizzaの夜間警備員として働きます。
父親の過去の罪を調査し、弟の魂が宿っているかもしれないアニマトロニクスと対峙したのです。
Sister Locationでは、父Williamの指示で地下施設「Circus Baby’s Entertainment and Rentals」に潜入します。
ここで妹Elizabethの魂が宿ったCircus Babyと遭遇し、最終的にEnnard(複数のFuntimeアニマトロニクスが融合した存在)に体を乗っ取られます。
しかしMichaelは、残留物(Remnant)の力により、腐敗した体のまま生き続けることになりました。
FNAF 6では、Henry Emilyと協力し、全ての憑依されたアニマトロニクスをおびき寄せて焼却する計画を実行します。
この火災でMichael自身も命を落とし、ようやく安息を得ることになりました。
ゲームをプレイする順番はどれがおすすめ?
初心者向け:発売順でプレイするメリット
FNAFを初めてプレイする方には、発売順でのプレイをおすすめします。
発売順でプレイする最大のメリットは、開発者Scott Cawthonが意図した情報の出し方を体験できることです。
FNAFシリーズは、新作が出るたびに過去作の謎が明らかになるという構成になっています。
FNAF 1から始めることで、「アニマトロニクスはなぜ動くのか」「過去に何が起きたのか」という疑問を抱きながら、次作で少しずつ答えを得ていく体験ができるのです。
また、ゲームシステムの習熟という点でも発売順は理にかなっています。
FNAF 1は最もシンプルな操作体系であり、シリーズを追うごとに新しい要素が追加されていきます。
初心者向けの発売順は以下のとおりです。
FNAF 1 → FNAF 2 → FNAF 3 → FNAF 4 → Sister Location → Pizzeria Simulator → UCN → Help Wanted → Security Breach → Secret of the Mimic
ストーリー重視:時系列順でプレイする方法
ストーリーを最優先で理解したい場合は、作中の年代順にプレイする方法があります。
この方法では、物語を最初から順番に追うことができるため、キャラクターの動機や事件の因果関係を把握しやすくなります。
時系列順でプレイする場合の順番は以下のとおりです。
Secret of the Mimic(1979年)→ FNAF 4(1983年)→ FNAF 2(1987年)→ Sister Location(1980年代後半)→ FNAF 1(1993年)→ FNAF 3(2023年)→ Pizzeria Simulator(2023年以降)→ UCN → Help Wanted(2028-2029年)→ Security Breach(2035年)→ RUIN
ただし、時系列順には注意点もあります。
一部のゲーム(特にFNAF 4)は過去作をプレイしていないと理解が困難な演出が含まれています。
また、Secret of the Mimicは最新作でありながら最も古い時代を描いているため、システム面での違和感を感じる可能性もあります。
時間がない人向け:最短でストーリーを理解するルート
ゲームをすべてプレイする時間がない方には、最短ルートでストーリーを把握する方法をご紹介します。
最も効率的なのは、映画版『Five Nights at Freddy’s』(2023年)を観ることです。
映画は1作目の内容をベースにしつつ、シリーズ全体の基本設定を理解できる構成になっています。
映画を観た後は、YouTubeの考察動画を活用することをおすすめします。
「An Undeniably Canon FNaF Timeline」という動画シリーズは、確定情報のみを扱っており、理論や憶測を排した信頼性の高い内容となっています。
もし1本だけゲームをプレイするなら、『Help Wanted』が最適です。
Help Wantedは過去作のシチュエーションをVRで追体験できるミニゲーム集となっており、シリーズの雰囲気を短時間で味わえます。
時間に余裕がある場合は、FNAF 1、FNAF 2、Pizzeria Simulatorの3本をプレイすることで、メインストーリーの大筋を把握できるでしょう。
ゲーム・小説・映画の違いとカノン(正史)の見分け方
ゲーム本編がメインカノンである理由
FNAFシリーズにおいて、最も信頼できる「正史(カノン)」はゲーム本編です。
原作者のScott Cawthonが直接開発に関わっており、シリーズの物語はゲームを中心に展開されてきました。
ゲーム内のミニゲーム、電話メッセージ、隠し要素などに散りばめられた情報が、公式のストーリーを構成しています。
ただし、ゲーム本編でも全ての情報が明確に提示されているわけではありません。
Scott Cawthonは意図的に曖昧な表現を使用しており、プレイヤーの考察を促す作りになっています。
そのため、「公式に確定した情報」と「ファンの解釈」を区別することが重要です。
公式に確定した情報の例としては、William Aftonが殺人犯であること、失踪児童事件が発生したこと、アニマトロニクスに魂が宿っていることなどが挙げられます。
Silver Eyes三部作はゲームと別世界
FNAFの小説シリーズの中でも、『The Silver Eyes』『The Twisted Ones』『The Fourth Closet』のいわゆる「Silver Eyes三部作」は、ゲーム本編とは異なる世界線の物語です。
Scott Cawthon自身が、これらの小説はゲームとは「別の連続性」であると明言しています。
登場人物の設定や事件の展開がゲームとは異なる部分が多く、そのままゲームのストーリーに適用することはできません。
例えば、小説ではHenry Emilyが処刑されたという設定がありますが、ゲームではHenryはPizzeria Simulatorまで生存しています。
ただし、Silver Eyes三部作は、ゲームでは描かれない詳細な設定や世界観を知るうえで参考になります。
キャラクターの性格や動機、事件の詳細な状況などは、ゲームを補完する情報として読むことができるでしょう。
Fazbear Frightsシリーズはゲームと関連あり
『Fazbear Frights』および『Tales from the Pizzaplex』シリーズは、Silver Eyes三部作とは異なり、ゲーム本編と関連性があるとされています。
これらの短編集には、ゲームでは語られなかった事件や設定が含まれており、多くのファンは「ほぼ正史」として扱っています。
特に重要なのが、The Mimicの起源が『Fazbear Frights』の中で初めて語られたという点です。
ゲーム『Secret of the Mimic』はこの小説の内容をベースにしており、小説とゲームの連続性を示す好例となっています。
ただし、全ての短編がゲームと直接つながっているわけではありません。
Scott Cawthonは、これらの小説について「ゲームの謎を解く手がかりになる」と述べていますが、「すべてが正史」とは明言していません。
情報を取捨選択しながら読む必要があるでしょう。
映画版の設定はゲームとどう違う?
2023年に公開された映画『Five Nights at Freddy’s』は、ゲームの設定を基にしながらも、独自のアレンジが加えられています。
主な相違点を以下にまとめます。
映画版のMike Schmidtは、ゲームとは異なりWilliam Aftonの息子ではありません。
映画版Mikeには誘拐された弟Garrettの記憶があり、その事件を追うという独自の動機が設定されています。
また、映画版ではVanessa(ヴァネッサ)がWilliam Aftonの娘として登場しますが、ゲーム版のVanessaとは設定が異なります。
アニマトロニクスのデザインや動きについても、映画独自の演出が加えられています。
映画版は「ゲームのストーリーを忠実に再現する」というよりも、「ゲームの世界観を映画として再構築する」という方針で制作されています。
そのため、映画の設定をそのままゲームの正史として理解しようとすると、混乱が生じる可能性があります。
FNAFストーリーの未解決の謎と最新考察
Crying Childの本名は結局何なのか
FNAFシリーズで最も長く議論されている謎の一つが、Crying Childの本名です。
公式には「The Crying Child」という呼称のみが確認されており、本名は2026年現在も明かされていません。
ファンコミュニティでは「Chris」「Evan」「Norman」など様々な名前が推測されてきましたが、いずれも公式情報ではありません。
「Chris Afton」という名前は特に広く知られていますが、これは完全にファンが付けた愛称であり、ゲームや小説には一切登場しません。
Survival Logbookの暗号を解読した結果「Evan」という名前が浮かび上がったという説もありますが、この解釈についてはファンの間でも意見が分かれています。
Scott Cawthonが意図的にCrying Childの名前を隠しているのか、それとも単に設定されていないだけなのかは不明です。
Gregoryの正体は人間かロボットか
Security Breachの主人公Gregoryについては、「人間ではなくロボットなのではないか」という説が根強く存在します。
この説を支持する根拠はいくつかあります。
まず、Gregoryには両親や家族の描写が一切ありません。
ゲーム内で明かされる情報によると、Gregoryはホームレスの少年とされていますが、その過去は詳しく語られていません。
また、GregoryはGlamrock Freddyのお腹の中に入ることができますが、このスペースは通常の子供には狭すぎるという指摘もあります。
さらに、DLC「RUIN」で登場するCassieとGregoryの関係性にも疑問が残ります。
Cassieはトランシーバー越しにGregoryの声を聞きますが、実際のGregoryの姿は描かれません。
一部の考察では、CassieがGregoryだと信じていた声は、The Mimicによる模倣だったのではないかとも推測されています。
ただし、Gregoryがロボットであるという説は公式には確認されておらず、あくまで考察の域を出ていません。
Midnight Motoristの謎を読み解く
FNAF 6(Pizzeria Simulator)に登場するミニゲーム「Midnight Motorist」は、シリーズの中でも特に解釈が難しいとされています。
このミニゲームでは、プレイヤーはオレンジ色の車を運転するキャラクターを操作します。
車を降りて家に入ると、一人の子供が部屋から逃げ出し、窓から外へ出て行った形跡が見つかります。
このミニゲームの解釈には複数の説があります。
最も有力な説は、オレンジ色のキャラクターがWilliam Aftonであり、逃げ出した子供がCrying Childであるというものです。
窓の外には謎の足跡があり、これはThe Puppetまたは別の何者かがCrying Childを連れ出したことを示唆しているとされます。
2024年発売の『Into the Pit』によって、このミニゲームに関する新たな解釈の手がかりが得られましたが、完全な解明には至っていません。
Midnight Motoristは、FNAFストーリーにおける重要なピースでありながら、未だに多くの謎を残しています。
Security Breach以降の時系列はどうなる?
Security Breach(2035年)とそのDLC「RUIN」は、現時点でFNAFシリーズの最も未来を描いた作品です。
RUINの舞台は2030年代から2040年代と推測されており、Mega Pizza Plexが廃墟と化した後の世界が描かれています。
RUINでは、The Mimicが主要な敵として登場し、William Aftonとは異なる新たな脅威として描かれました。
これは、シリーズがWilliam Aftonを中心とした物語から、新しい方向へ進む可能性を示唆しています。
今後のストーリー展開については、いくつかの予測があります。
The Mimicがシリーズの新たなメイン悪役となる可能性、Cassie(RUINの主人公)の物語がさらに展開される可能性、そしてWilliam Aftonが再び復活する可能性などが議論されています。
Steel Wool Studiosは今後の開発計画を明確にしていませんが、Secret of the MimicがThe Mimicの起源を描いたことから、この存在を中心とした物語が続く可能性は高いでしょう。
2025-2026年の最新情報とトレンド
Secret of the Mimicで判明した新事実
2025年6月13日に発売された『Five Nights at Freddy’s: Secret of the Mimic』は、シリーズ内で最も古い1979年を舞台としています。
この作品で明らかになった重要な新事実をまとめます。
まず、The Mimicの完全な起源が描かれました。
Edwin Murray Jr.という人物が、息子Davidの死後に開発したAI搭載エンドスケルトンがThe Mimicの正体です。
M2と呼ばれるこのエンドスケルトンは、暴力と苦悩を学習し、最終的にEdwinを殺害しました。
次に、EdwinとFazbear Entertainmentの関係が明らかになりました。
EdwinはWilliam AftonやHenry Emilyと契約関係にあり、彼の技術がFazbear Entertainmentのアニマトロニクス開発に影響を与えた可能性が示唆されています。
さらに、WilliamとHenryの関係についても新たな情報が得られました。
一部の解釈では、WilliamがEdwinの優れた技術に嫉妬していたことが、後の行動に影響を与えたとされています。
Secret of the Mimicは、PS5、Steam、Epic Gamesで配信されており、シリーズファンにとって必見の作品となっています。
映画FNAF2の興行収入と評価まとめ
2025年12月5日に米国で公開された映画『Five Nights at Freddy’s 2』は、商業的に大きな成功を収めました。
興行収入の詳細は以下のとおりです。
公開初週末の北米興行収入は6,300万ドルを記録し、製作費3,600万ドルを大きく上回りました。
全世界での初週興行収入は1億900万ドルに達しています。
評価については賛否両論となっています。
ファンからは「アニマトロニクスの描写が進化した」「前作より緊張感がある」といった好意的な意見がある一方、「ファンサービス過多」「ストーリーが散漫」という批判も見られます。
批評家からは、前作同様に厳しい評価を受けていますが、ターゲット層であるゲームファンからの支持は堅調です。
映画版はゲームとは異なる連続性で展開されており、映画独自のストーリーラインが今後も続く見込みです。
Josh Hutchersonは引き続き主演を務め、シリーズの顔として定着しています。
今後発売予定の新作と展開予想
2026年2月現在、公式に発表されている新作ゲームの情報は限られています。
ただし、いくつかの展開が予想されています。
まず、Security Breach/RUINの続編の可能性があります。
RUINはCassieとGregoryの物語に多くの謎を残しており、これらを解決する続編が開発されている可能性は十分にあります。
次に、映画版の続編についてです。
映画FNAF2の成功を受けて、FNAF3の映画化が進む可能性は高いでしょう。
FNAF3はSpringtrapを中心とした物語であり、映画としての見どころも多い作品です。
Tales from the Pizzaplexシリーズは継続的に刊行されており、ゲームに先駆けて新たなストーリー要素が追加される可能性があります。
また、VRやAR技術を活用した新作の可能性も議論されています。
Help WantedがVR対応作品として成功したことから、同様のアプローチの新作が開発されることも考えられます。
FNAF時系列を理解するための信頼できる情報源
公式情報と非公式Wikiの使い分け方
FNAFの情報を収集する際は、情報源の信頼性を意識することが重要です。
最も信頼できる情報源は、開発元Steel Wool Studiosの公式発表と、原作者Scott Cawthonの過去の発言です。
ただし、Scott Cawthonは2021年に引退を表明しており、現在は直接的な発言は限られています。
非公式Wikiについては、Five Nights at Freddy’s Wiki(Fandom)が最も包括的な情報を提供しています。
このWikiは更新頻度が高く、ゲームの詳細な情報からファン考察まで幅広くカバーしています。
ただし、Wikiの情報には「公式に確定した事実」と「ファンの解釈」が混在している場合があります。
情報を参照する際は、出典や根拠が明示されているかを確認することをおすすめします。
特に、「推測」「考察」「理論」といった言葉が使われている箇所は、公式情報ではない可能性が高いことに注意してください。
おすすめの考察動画と注意点
YouTubeにはFNAFの考察動画が数多く投稿されています。
その中でも特におすすめの動画・チャンネルをご紹介します。
「An Undeniably Canon FNaF Timeline」は、確定情報のみを扱った動画シリーズです。
理論や憶測を排除し、ゲーム内で明確に示された情報だけをまとめているため、初心者が基礎知識を得るのに最適です。
Game Theory(MatPatのチャンネル)は、FNAFの考察で最も影響力のあるシリーズです。
詳細な分析と独自の理論が魅力ですが、あくまで「考察」であり、公式情報ではないことに注意が必要です。
考察動画を視聴する際の注意点として、以下を心がけてください。
動画の投稿日を確認し、新作発売前の古い情報でないかをチェックすること。
「確定」「公式」という言葉が使われていても、実際には考察である場合があること。
複数の情報源を比較し、偏った解釈を避けること。
日本語で情報収集できるサイト一覧
日本語でFNAFの情報を収集できる主要なサイトを紹介します。
Five Nights at Freddy’s 非公式 Wiki(fnaf.swiki.jp)は、日本語のFNAF情報源として最も充実しています。
時系列のまとめページや各キャラクターの詳細ページがあり、基本情報を把握するのに役立ちます。
Five Nights at Freddy’s 日本語版非公式wiki(freddys.wiki.fc2.com)も、日本語での情報収集に有用です。
こちらもゲームの詳細情報や時系列についてまとめられています。
ナムウィキの日本語版では、韓国のファンコミュニティの考察を日本語で読むことができます。
異なる視点からの解釈を知りたい場合に参考になるでしょう。
TwitterやYouTubeでは、日本のFNAFファンによる考察動画や情報発信も活発に行われています。
「FNAF 考察」「FNAF 解説」などのキーワードで検索すると、最新の情報を得ることができます。
FNAFストーリー時系列のよくある質問
FNAFは全部で何作品ある?
FNAFのメインゲームシリーズは、2026年2月現在で以下の作品がリリースされています。
FNAF 1(2014年)、FNAF 2(2014年)、FNAF 3(2015年)、FNAF 4(2015年)、Sister Location(2016年)、Pizzeria Simulator(2017年)、Ultimate Custom Night(2018年)、Help Wanted(2019年)、Security Breach(2021年)、Help Wanted 2(2023年)、Secret of the Mimic(2025年)の計11作品です。
これに加えて、FNAF World(スピンオフRPG)、FNAF AR: Special Delivery(ARゲーム)、Security BreachのDLC「RUIN」なども存在します。
小説シリーズはSilver Eyes三部作、Fazbear Frightsシリーズ、Tales from the Pizzaplexシリーズなど、数十冊が刊行されています。
映画は2023年公開の第1作と2025年公開の第2作があります。
ストーリーを理解するのに何時間かかる?
FNAFのストーリーを理解するために必要な時間は、どの程度の深さまで理解したいかによって大きく異なります。
基本的なストーリーの概要を把握するだけであれば、2〜3時間程度で可能です。
映画版を観るか、YouTubeの解説動画を視聴することで、メインストーリーの流れを掴むことができます。
メインゲーム全作品をプレイしてストーリーを追う場合は、30〜50時間程度が目安です。
ただし、隠し要素やミニゲームをすべて見つけるには、さらに時間が必要になります。
考察や理論まで含めて深く理解したい場合は、数週間から数ヶ月かかることもあります。
FNAFの考察コミュニティは10年以上の歴史があり、膨大な量の情報が蓄積されているためです。
まずは映画または解説動画から始め、興味が湧いたらゲームをプレイするというアプローチをおすすめします。
映画だけ見てもストーリーはわかる?
映画だけでも、FNAFの基本的なストーリーは理解できます。
2023年公開の映画第1作は、シリーズの導入として機能するよう設計されています。
Freddy Fazbear’s Pizzaという場所、夜になると動き出すアニマトロニクス、過去の児童失踪事件、そしてWilliam Aftonという悪役の存在について、映画を通じて知ることができます。
ただし、映画とゲームでは設定が異なる部分があるため、注意が必要です。
映画版のMike Schmidtの背景や、Vanessaの設定はゲーム版とは異なります。
映画を観た後にゲームをプレイすると、設定の違いに混乱する可能性があるでしょう。
映画は「FNAFの世界観を知る入口」として最適ですが、シリーズの全体像を把握するにはゲームのプレイや追加の情報収集が必要になります。
小説を読まないと理解できない部分はある?
ゲーム本編のストーリーを理解するために、小説を必ずしも読む必要はありません。
FNAFのメインストーリーはゲーム内で完結しており、小説は補完的な位置づけです。
ただし、小説を読むことでより深い理解が得られる部分もあります。
例えば、The Mimicの詳細な起源は『Fazbear Frights』シリーズで初めて語られました。
Secret of the Mimicをプレイする前にこの小説を読んでいると、ストーリーの理解度が高まります。
また、Remnant(残留物)やAgony(苦悩)といった概念は、小説シリーズで詳しく説明されています。
これらの概念はゲームでも暗示されていますが、明確な説明は小説に委ねられている部分があります。
Silver Eyes三部作についてはゲームとは別の世界線であるため、ゲームのストーリー理解には直接関係しません。
しかし、キャラクターの性格や世界観の雰囲気を知るうえでは参考になるでしょう。
まとめ:FNAFストーリー時系列の完全ガイド
- FNAFの時系列はゲームの発売順と異なり、Secret of the Mimic(1979年)が最も古く、Security Breach/RUIN(2035年以降)が最も新しい
- シリーズの中心となるのはWilliam Aftonによる連続殺人事件と、被害者の魂がアニマトロニクスに宿るという設定である
- 83年の噛みつき事件でCrying Childが死亡し、これがWilliam Aftonの狂気の始まりとなった
- Golden Freddyに憑依しているのはCassidyとされるが、Crying Childとの二重憑依説も存在する
- 初心者には発売順でのプレイを推奨し、ストーリー重視なら時系列順でのプレイも選択肢となる
- ゲーム本編がメインカノンであり、Silver Eyes三部作はゲームとは別の世界線である
- 映画版はゲームとは設定が異なる部分があるため、両者を混同しないよう注意が必要である
- 2025年発売のSecret of the MimicでThe Mimicの起源とFazbear Entertainmentとの関係が明らかになった
- 映画FNAF2は初週興行収入1億900万ドルを記録し、商業的成功を収めた
- 公式情報とファン考察を区別し、Five Nights at Freddy’s Wiki(Fandom)などの信頼できる情報源を活用することが重要である

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