FF7リメイクの発売以降、多くのファンが気にかけているのが、アバランチメンバー「ジェシー」の安否です。
原作では序盤で命を落とす彼女ですが、リメイク版では大幅にキャラクターが掘り下げられ、その魅力的な人物像から「生存してほしい」と願う声が絶えませんでした。
特に、同じく死亡するはずだったビッグスの生存が確認されたことで、ジェシー生存への期待は最高潮に達しました。
しかし、続編であるFF7リバースが発売され、彼女の運命に関する新たな情報が提示されています。
この記事では、FF7リメイクから続くジェシー生存の可能性に関する伏線を整理し、FF7リバースで描かれた彼女の結末について、最新情報をもとに詳しく解説していきます。
FF7リメイクにおけるジェシー生存の可能性
ジェシーはFF7リメイクでどう変わった?
FF7リメイクにおいて、ジェシーは単なるサブキャラクターから、物語の序盤を彩る重要な「サブヒロイン」へと大きくその役割を変えました。
原作のFF7では、ジェシーは主人公クラウドが所属する反神羅組織「アバランチ」のメンバーの一人として登場しますが、セリフも少なく、七番街プレート落下という悲劇の中で命を落とす、数いるキャラクターの一人という印象でした。
しかし、リメイク版では彼女の人物像が非常に深く掘り下げられています。
例えば、彼女には元々女優になるという夢があったこと、しかし神羅の社員だった父親が魔晄中毒で倒れたことをきっかけにアバランチに参加した、という重い過去が設定されました。
さらに、クラウド、ビッグス、ウェッジと共に過ごすチャプター4は、彼女の魅力を伝えるための専用章と言っても過言ではありません。
こうした変更により、プレイヤーはジェシーという一人の女性の生き様や葛藤を強く感じ取ることができ、感情移入の度合いが原作とは比べ物にならないほど高まりました。
結果として、彼女の運命に対する関心も飛躍的に増大したのです。
FF7リメイクのジェシーがかわいいと大人気
ジェシーが多くのプレイヤーから絶大な人気を獲得した最大の理由は、リメイク版で描かれた彼女の「かわいさ」にあります。
この「かわいさ」は、単なる外見の美しさだけを指すものではありません。
彼女の言動や性格の多面性が、キャラクターとしての魅力を何層にも深めています。
まず、美男子に目がないという設定通り、主人公クラウドに対して非常に積極的なアプローチを見せます。
バイクでの二人乗りの際にはしゃいだり、報酬と称してハグをしたりと、彼女のストレートな好意表現に心を掴まれたプレイヤーは少なくありません。
一方で、彼女はアバランチの爆弾製造を担当する技術者でもあります。
作戦の成否を左右する重要な役割を担う真剣な姿と、普段の明るく少しお調子者な姿とのギャップが、彼女の人間的な魅力を際立たせていました。
さらに、壱番魔晄炉爆破作戦で予想以上の被害が出たことに罪悪感を抱き、責任を感じる繊細な一面も描かれています。
このような強さと弱さ、明るさと切なさを併せ持ったキャラクター性が、「ジェシーがかわいい」という評価につながり、生存を願う声を大きくする原動力となりました。
FF7リメイクのジェシーとの選択肢とご褒美
FF7リメイクでは、プレイヤーの選択によってジェシーとの関係性が少しだけ変化するイベントが用意されており、これが彼女のヒロインとしての立場をより強固なものにしました。
特に印象的なのが、チャプター4で発生する二つのイベントです。
一つ目は、バイクのミニゲームです。
このミニゲームのクリア時のクラウドの残りHPによって、その後のジェシーからの評価が変化します。
高評価を得る(HPを80%以上残すなど)と、ジェシーから「運転のご褒美」として頬にキスをされるという特別なシーンを見ることができます。
この不意打ちのキスシーンは、多くのプレイヤーを驚かせ、ジェシーの魅力を決定づけるものとなりました。
二つ目は、ジェシーの家を訪れた際の会話の選択肢です。
彼女からの積極的なアプローチに対し、クラウド(プレイヤー)がどのような反応を示すかを選ぶことができます。
これらの選択肢がメインストーリーの展開に直接影響を与えるわけではありませんが、クラウドとジェシーの間のパーソナルなやり取りをプレイヤー自身が選ぶ体験は、キャラクターへの愛着を深める上で非常に効果的でした。
こうしたインタラクティブな要素が、ジェシーを単なる物語上の人物ではなく、「プレイヤーにとって特別な存在」へと昇華させたのです。
FF7リメイクのビッグス生存が示す希望
ジェシー生存説がこれほどまでに熱を帯びた最大の根拠は、FF7リメイクのエンディングで「ビッグスの生存」が確定したことです。
原作のFF7では、アバランチの主要メンバーであるビッグス、ウェッジ、そしてジェシーの三人は、七番街プレート支柱での攻防の末、全員が死亡するという結末を迎えます。
これは、物語における悲劇性を象徴する確定した運命でした。
しかし、リメイクのエンディングでは、運命の番人である「フィーラー」を打ち破った影響か、本来死ぬはずだったビッグスがリーフハウスで目を覚ますシーンがはっきりと描かれました。
この「死の運命の改変」は、プレイヤーに大きな衝撃を与えます。
ビッグスが助かったのであれば、同じ状況にいたジェシーも生き延びている可能性があるのではないか、という希望的観測が一気に広がりました。
さらに、その希望を後押ししたのが、ビッグスが目覚めた部屋に置かれていたジェシーの物と思われる「手袋とバンダナ」です。
これは開発者からの意図的なメッセージではないかと考察され、「ジェシー生存の伏線」として多くのファンの間で語られることになりました。
確定された運命が覆る可能性が示されたことで、ジェシーの生存は単なる願望から、十分にあり得る未来の選択肢の一つとして認識されるようになったのです。
FF7リバースでジェシーの生存は確認された?
FF7リバースのジェシーはラブレスで登場
ファンからの大きな期待が寄せられていたジェシーの生存ですが、結論から言うと、FF7リバースのメインストーリーにおいて、彼女が生きて登場することはありませんでした。
しかし、彼女は完全に物語から消えたわけではなく、非常に印象的な形で再登場を果たします。
その舞台となったのが、ゴールドソーサーの「イベントスクェア」で上演される劇『LOVELESS』です。
この劇はVRゴーグルを通して鑑賞するもので、その中でヒロインである女神役を演じているのが、生前のジェシーの姿を模したVRアクターでした。
女優になるという彼女の夢が、死後、このような形で叶えられたのです。
劇中での彼女の姿は非常に美しく、在りし日の仲間であるバレットやティファが、彼女の写真や舞台を見て感極まるシーンも描かれています。
この演出は、ジェシーというキャラクターへの最大級のリスペクトであり、彼女の夢と存在をプレイヤーの心に深く刻み込むものです。
ただ、これはあくまで「追憶」や「顕彰」としての登場であり、生存していることを示すものではありません。
むしろ、このように彼女の死を前提とした上でその功績を称える描写は、メインの世界線においては彼女が亡くなっていることを暗に、しかし決定的に示していると言えるでしょう。
原作FF7でジェシーを助けない選択は不可能
ここで、原作のFF7におけるジェシーの扱いを振り返ることも重要です。
原作では、物語の序盤、壱番魔晄炉からの脱出シークエンスで、ジェシーが瓦礫に足を挟まれて動けなくなるというイベントが発生します。
これは時間制限のあるイベントであり、プレイヤーは緊迫した状況に置かれます。
しかし、この場面で「ジェシーを助けない」という選択肢は存在しません。
彼女を助けなければイベントが進行しないため、プレイヤーは必ず彼女を救助することになります。
この事実は、原作の時点では彼女の役割が、あくまで「主人公に助けられる仲間」というプロット上の装置の一つであったことを示唆しています。
彼女を助けるかどうかで運命が分岐することはなく、その後のプレート落下での死という結末も、変えることのできない一本道のシナリオの一部でした。
リメイク版で彼女の生存がこれほど議論されたのは、まさにこの「変えられなかった運命」が、リメイク三部作のテーマである「運命への抗い」によって覆される可能性が出てきたからです。
原作での確定した死を知っているからこそ、リメイク版で示されたわずかな希望に多くのファンが惹きつけられたのです。
FF7のジェシーがかわいい!その魅力とは
前述の通り、ジェシーの魅力は多岐にわたりますが、改めて整理すると、その核心は「人間味あふれる多面性」にあると言えます。
彼女の魅力を構成する要素は、主に以下の四点に集約されるでしょう。
1. 技術者としての有能さ
彼女はアバランチの活動に不可欠な爆弾や偽造IDを作成する整備担当です。
作戦を支えるブレインとしての一面は、彼女の信頼性と重要性を高めています。
2. 恋する乙女としての一途さ
クラウドに対するストレートな好意は、見ていて微笑ましく、応援したくなる気持ちにさせます。
普段は強気な彼女が見せる、恋する女性としての一面は非常に魅力的です。
3. 過去と向き合う真摯さ
元女優志望という過去や、父の病気をきっかけにアバランチに参加した経緯など、彼女の行動にはしっかりとした動機があります。
また、自らの行動がもたらした結果に責任を感じ、苦悩する姿は、彼女の誠実な人柄を表しています。
4. 仲間思いの明るさ
ビッグスやウェッジとは幼馴染であり、彼らとの軽妙なやり取りはチームの雰囲気を明るくしています。
仲間を大切に思う気持ちが、彼女の行動の根底にあることが伝わってきます。
これらの要素が組み合わさることで、ジェシーは単なる「かわいいキャラクター」ではなく、プレイヤーが共感し、その幸せを心から願う存在となったのです。
FF7の重要人物アバランチのジェシー
ジェシーは、FF7リメイクの世界において、反神羅組織「アバランチ」を象徴する重要人物の一人として描かれています。
彼女の存在は、アバランチという組織が単なる武力闘争集団ではないことを示しています。
バレットのように強い思想を持って戦うリーダーがいる一方で、ジェシーのように個人的な過去や家族への想いを抱えて参加しているメンバーもいます。
彼女は、爆弾製造や浄水装置の販売で活動資金を稼ぐなど、組織の裏方として極めて重要な役割を担っていました。
戦闘員ではない彼女が最前線で命を落とすという事実は、アバランチの活動がいかに危険で、大きな犠牲を伴うものであるかをプレイヤーに突きつけます。
また、彼女を通じてその両親が登場し、七番街に住む一般市民の生活が描かれたことも重要です。
これにより、神羅とアバランチの戦いが、ミッドガルのごく普通の人々の日常と地続きであることが示され、物語にリアリティと深みを与えました。
ジェシーは、その生き様と死を通して、FF7リメイクのテーマの一つである「戦いの中に生きる人々の営みと、その犠牲」を体現する、忘れられないキャラクターとなったのです。
まとめ:FF7ジェシー生存の可能性とリバースでの結末
- FF7リメイクでジェシーの役割は大幅に拡大され、サブヒロイン級の人気を得た
- 女優を目指した過去や家族の物語など、深いバックストーリーが追加された
- クラウドへの積極的なアプローチや選択肢イベントが、彼女の魅力を高めた
- リメイクのエンディングでビッグスが生存したことが、ジェシー生存説の最大の根拠となった
- ビッグスの部屋にあった手袋とバンダナは、ジェシー生存を示唆する伏線と考察された
- FF7リバースのメインストーリーでは、ジェシーは生存しておらず、生きて登場しない
- ゴールドソーサーの劇『LOVELESS』に、VRアクターとして登場し夢を叶えた
- この演出は彼女への追悼の意味合いが強く、メイン世界線での死を決定づけるものと言える
- 原作FF7では、彼女の死は変えることのできない確定事項であった
- パラレルワールドなど、別の世界線で生存している可能性はゼロではないが、現時点では不明である
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