ファイナルファンタジーVII(FF7)をプレイしていると、魅力的なキャラクターたちの安否が気になりますよね。
特に、神羅カンパニーの特殊部隊「タークス」の一員であるイリーナについて、「死亡したのではないか?」という噂を耳にしたことがあるかもしれません。
FF7リメイク第1作目に登場しなかったことから、その噂が広まった側面もあるようです。
この記事では、FF7におけるイリーナの登場シーンやキャラクター性を時系列で追いながら、イリーナ死亡説の真相を徹底的に解説します。
原作から最新作リバースまでの彼女の活躍、かわいいと評される魅力、そして気になる年齢や上司ツォンとの関係性まで、詳しく掘り下げていきます。
FF7でイリーナが死亡する説は本当?時系列で解説
タークスのイリーナとはどんなキャラクター?
イリーナは、世界を牛耳る巨大企業「神羅カンパニー」の総務部調査課、通称「タークス」に所属する女性メンバーです。
彼女は物語の途中で、クラウドたちとの戦闘で負傷した先輩レノの補充人員として配属された新人(ルーキー)として登場します。
金髪のショートカットが特徴的な美女で、性格は非常に真面目です。
しかし、その真面目さが空回りしてしまったり、新人ゆえに経験が浅かったりするため、時折ドジな一面を見せることもあります。
例えば、クラウドたち敵対組織の前でうっかり機密情報を漏らしてしまうなど、プロフェッショナルとしては未熟な部分が描かれることも少なくありません。
彼女の戦闘スタイルは、徒手空拳の格闘術と銃撃を巧みに組み合わせたものです。
タークスという少数精鋭のエリート部隊に選ばれるだけあり、その戦闘能力は非常に高い水準にあります。
また、上司であるタークスの主任「ツォン」に対して、尊敬以上の特別な感情、つまり好意を抱いていることが作中で示唆されており、彼の前では特に一生懸命になろうとする健気な姿も見られます。
このように、イリーナは「真面目で頑張り屋な新人」という基本設定に、「少しドジで空回りしがち」「上司に片思い中」といった人間味あふれる要素が加わった、非常に魅力的なキャラクターと言えるでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
所属 | 神羅電気動力株式会社 総務部調査課(通称:タークス) |
役職 | 調査課メンバー(新人) |
外見 | 金髪ショートカットの女性 |
性格 | 真面目、頑張り屋、少しドジ、口が軽い一面も |
戦闘スタイル | 格闘術、銃撃 |
声優 | 豊口めぐみ |
主な登場作品 | FF7(原作)、FF7AC、BCFF7、FF7リバース など |
FF7原作でのイリーナの登場と活躍
オリジナル版のFF7において、イリーナは物語の中盤から登場します。
彼女の存在が、タークスという組織に新たな風を吹き込み、物語に彩りを加えました。
ミスリルマインでの初登場
イリーナが初めてプレイヤーの前に姿を現すのは、ミッドガルを脱出したクラウド一行が訪れる「ミスリルマイン」です。
ここでは、先輩であるルードと共に、黒マントの男(セフィロス)の追跡任務にあたっていました。
この時、彼女はクラウドたちに対して、タークスの新人であることを自ら名乗り、レノが負傷したために自分が配属された経緯を説明します。
さらには、追っているセフィロスの行き先に関する情報までうっかり話してしまい、新人らしい口の軽さを早速披露しました。
各地での遭遇とキャラクターの掘り下げ
その後も、イリーナは世界各地でクラウドたちの前に現れます。
ゴンガガのジャングルでは、休暇中のレノとルードの会話から、イリーナが上司のツォンに片思いしていることが判明します。
このシーンは、タークスメンバーのプライベートな一面が垣間見える貴重な場面であり、イリーナのキャラクターを深く理解する上で重要です。
また、極寒の地アイシクルロッジでは、ツォンがセフィロスによって深手を負わされた(と彼女は思い込んでいる)ことに激昂し、その怒りをクラウドにぶつけます。
この時に発生するのが、有名なミニゲーム「イリーナのパンチをかわせ!」です。
螺旋トンネルでの決戦
原作のFF7でイリーナと直接戦闘するのは、物語終盤、ミッドガルへ再突入した際の「螺旋トンネル」での一度きりです。
ここでは、レノ、ルードと共に3人がかりでクラウドたちに最後の戦いを挑んできます。
この時の彼女は、もはや単なる新人ではありません。
「命令なんて無視してもいいと思う」と発言するなど、タークスとしての独自の哲学を持ち始めており、組織の命令ではなく、自らの「タークスの意地と心意気」のために戦いを挑んできます。
先輩たちに感化され、一人のプロフェッショナルとして成長を遂げた彼女の姿は、多くのプレイヤーに強い印象を残しました。
FF7リメイクにいないと言われる理由
「FF7リメイクにイリーナがいない」という声が聞かれることがありますが、これは事実の一部を捉えた表現であり、正確には誤解に基づいています。
結論から言うと、イリーナがいないのはリメイクプロジェクトの第1作目『FINAL FANTASY VII REMAKE』(FF7R)においての話です。
その理由は、FF7Rの物語がカバーしている範囲にあります。
FF7Rは、オリジナル版の物語のほんの序盤、クラウドがミッドガルでアバランチの活動に参加し、神羅ビルから脱出するまでを描いた作品です。
一方、前述の通り、原作でイリーナが初めて登場するのは、ミッドガルを脱出した後の「ミスリルマイン」です。
つまり、FF7Rのストーリーが進行している時点では、イリーナはまだ物語の舞台に登場するタイミングではなかったのです。
これはキャラクターが削除されたり、設定が変更されたりしたわけではなく、あくまで原作の時系列に沿った結果と言えます。
そして、多くのファンが予想した通り、リメイクプロジェクト第2作目である『FINAL FANTASY VII REBIRTH』(FF7リバース)では、物語がミスリルマインへと進んだことで、イリーナは満を持して登場を果たしました。
リバースでは、レノ役の声優であった故・藤原啓治さんへの配慮からレノの出番が少なくなっていることもあり、その代役を務めるかのようにイリーナの出番が原作よりも大幅に増加しています。
ルードとの新たなコンビでクラウドたちの前に幾度となく立ちはだかり、その存在感を強く示しています。
したがって、「リメイクにイリーナがいない」というのは第1作目時点での話であり、リメイクプロジェクト全体を通して見れば、彼女は重要なキャラクターとしてしっかりと描かれています。
FF7のイリーナは死亡しない!登場作品まとめ
「ff7 イリーナ 死亡」と検索される方がいますが、結論として、ファイナルファンタジーVIIの正史と位置づけられるシリーズ作品において、イリーナが死亡する描写は一切ありません。
彼女は原作の物語を最後まで生き抜き、その後の世界を描いた続編や、過去を描いた外伝作品にも元気に登場しています。
なぜ死亡説が浮上したのかというと、彼女が作中で何度も危険な目に遭うからだと考えられます。
例えば、続編の映像作品『FF7 アドベントチルドレン』では敵に捕まり拷問を受けたり、『FF7 リバース』では暴走したクラウドに斬り殺されそうになったりと、命の危機に瀕するシーンが確かに存在します。
これらの衝撃的なシーンが断片的に伝わり、「イリーナは死亡した」という誤解を生んだ可能性があります。
しかし、いずれの作品でも彼女は必ず生還しています。
以下に、イリーナの生存が確認できる主要な登場作品をまとめました。
作品名 | 時系列 | イリーナの状況と活躍 |
---|---|---|
ビフォア クライシス -FF7- (BCFF7) | FF7本編の6年前 | タークスに憧れる軍事学校生として登場。姉へのコンプレックスを抱えながらも、格闘術を磨く若き日の姿が描かれる。 |
FINAL FANTASY VII (原作) | 本編 | 物語中盤からタークスの新人として登場。物語の最後まで生存し、仲間と共にミッドガルの住民避難などにも尽力する。 |
FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN (AC/ACC) | FF7本編の2年後 | 神羅カンパニー再建に尽力するルーファウス社長の護衛として登場。敵に捕まり拷問されるも、ヴィンセントに救出され生還。 |
FINAL FANTASY VII REBIRTH (リバース) | リメイク2作目 | 原作通りミスリルマインで初登場。レノの出番が少ない分、ルードとのコンビで活躍の場が大幅に増加。何度もクラウドたちと戦う。 |
このように、イリーナはFF7の歴史において欠かすことのできないキャラクターの一人であり、死亡することなく、様々な時代でその姿を見せてくれています。
なぜFF7イリーナは死亡したと噂される?魅力と関係性
FF7のイリーナの公式年齢設定はあるのか
FF7のキャラクターについて語る際、年齢は人物像を理解する上で重要な要素ですが、イリーナに関しては、公式から明確な年齢が発表されていません。
これはイリーナに限った話ではなく、タークスのメンバーはミステリアスな雰囲気を出すためか、身長や体重、血液型といった詳細なプロフィールが「不明」とされていることが多いです。
しかし、作中の描写や他のキャラクターとの比較から、ある程度の年齢を推測することは可能です。
まず、FF7本編の6年前を描いた外伝作品『ビフォア クライシス -FF7-』では、イリーナは神羅の軍事学校に通う学生として登場します。
この時点で彼女が何歳かは明言されていませんが、一般的に考えれば10代後半(16歳~18歳程度)であったと推測できます。
そこから計算すると、FF7本編の時点では22歳~24歳あたりになっていると考えられます。
また、本編での彼女は「新人」「ルーキー」と呼ばれており、社会人としてキャリアをスタートさせたばかりの若者であることが強調されています。
先輩であるレノが28歳、ルードが30歳(いずれも本編当時)であることを考えると、彼らより数歳年下であることは間違いなく、20代前半という推測は妥当なラインと言えるでしょう。
リメイク作品の『FF7 リバース』でも、若さゆえの経験不足や感情的な言動が描かれており、やはり若いキャラクターとして演出されています。
結論として、イリーナの年齢は公式設定としては「不明」ですが、各種作品の描写から総合的に判断すると、FF7本編時点でおおよそ20代前半である可能性が非常に高いと言えます。
FF7でかわいいと評判のイリーナの魅力
イリーナが多くのファンから「かわいい」と支持される理由は、彼女が持つ多面的な魅力にあります。
単なる美人キャラクターというだけでなく、その性格や行動に人間味があふれている点が、プレイヤーの心を掴んで離さないのです。
健気な頑張り屋としての一面
イリーナの最大の魅力は、何事にも全力で取り組むひたむきさです。
タークスというエリート組織に新人として配属され、憧れの上司であるツォンに認められたい一心で、必死に任務をこなそうとします。
その姿は非常に健気であり、思わず応援したくなる気持ちにさせられます。
時にはそのやる気が空回りして失敗してしまうこともありますが、それでもめげずに立ち向かう姿は、彼女の魅力の根幹をなしています。
ドジっ子属性とのギャップ
プロフェッショナルを目指す真面目な姿とは裏腹に、イリーナはコミカルな失敗をすることも少なくありません。
敵の前で機密情報を漏らしてしまったり、クラウドへのパンチをかわされて雪山をコロコロと転げ落ちていったりと、思わず笑ってしまうようなドジな一面を持っています。
このシリアスな仕事ぶりと、時折見せるドジな姿とのギャップが、彼女のキャラクターを一層愛すべきものにしています。
リバースで増した人間味あふれる描写
最新作『FF7 リバース』では、グラフィックの向上により、イリーナの表情や仕草がより豊かに描かれるようになりました。
先輩のルードに対して生意気な口をきく強気な姿を見せたかと思えば、砂漠で疲れ切って弱音を吐いたり、暴走したクラウドに本気で怯えたりと、人間らしい弱さや感情の起伏が細かく描写されています。
また、愛用の銃をピンク色にデコレーションしているなど、年頃の女性らしい一面も垣間見え、その魅力にさらに磨きがかかっています。
これらの要素が組み合わさることで、イリーナは単なる敵キャラクターではなく、プレイヤーが感情移入できる、愛嬌のある「かわいい」存在として確立されているのです。
クラウドをKOした「FF7イリーナのパンチ」
「FF7イリーナのパンチ」とは、オリジナル版FF7のアイシクルロッジで発生する、非常に印象的なイベントシーンを指します。
このイベントは、単なるミニゲームというだけでなく、キャラクターの心情を深く描いた名場面として、多くのプレイヤーの記憶に刻まれています。
このイベントが発生する直前、タークスの主任であるツォンはセフィロスの凶刃に倒れます(実際には瀕死の重傷で済みますが、この時点では誰もが死亡したと思っています)。
ツォンに強い憧れを抱くイリーナは、その場にいたクラウドをツォンの仇とみなし、抑えきれない怒りと悲しみを拳に乗せて殴りかかります。
ここでプレイヤーは、「パンチをかわせ!」という指示と共に、クラウドを操作してパンチを回避するか、あえて受けるかの選択を迫られます。
回避した場合
方向キーを素早く入力してパンチを回避すると、イリーナは勢い余ってバランスを崩し、雪の積もった急斜面をボールのように転がり落ちていきます。
その後を部下の神羅兵が「イ、イリーナさぁ~ん!」と情けない声を上げながら追いかけていくという、非常にコミカルな結末を迎えます。
回避しなかった場合
パンチをあえて受けると、クラウドはその一撃でノックアウトされてしまいます。
気絶したクラウドを前に、イリーナは「なぜ? わざと、よけなかった……」と、戸惑いの言葉を漏らします。
多くのプレイヤーは、突然のイベントに反応できず、こちらの結果になったのではないでしょうか。
このセリフは、直前にエアリスを失い、失意の底にいたクラウドの心情とシンクロします。
もしかしたらクラウドは、イリーナのやるせない怒りを受け止めるために、わざとパンチを受けたのかもしれない。
そんな深読みをさせる、物語的に非常に味わい深い展開です。
この「イリーナパンチ」は、後のリメイク作品『FF7 リバース』でもオマージュされており、戦闘中にイリーナが使用する技「私のパンチ」をうまく回避すると、原作のように彼女が転がっていくという特殊な演出を見ることができます。
上司に片思い?ツォン&イリーナの関係とは
イリーナと彼女の上司であるタークス主任、ツォンとの関係は、彼女のキャラクターを語る上で欠かせない要素です。
結論から述べると、イリーナはツォンに対して、部下としての尊敬を超えた、明らかな恋愛感情、つまり片思いをしています。
この関係性は、原作ゲーム内の様々な場面や、公式から発売されている設定資料集「アルティマニア」シリーズなどで明確に示されています。
最も分かりやすいのが、原作のゴンガガエリアでのワンシーンです。
ここでは休暇中のレノとルードが恋バナに興じており、その会話の中で「イリーナのやつ、主任にベタぼれだからな」というセリフが登場します。
これにより、彼女の気持ちがプレイヤーに公式に明かされることになりました。
さらに、公式設定資料集の人物相関図では、イリーナからツォンへと好意を示す矢印がはっきりと描かれています。
しかし、その矢印は一方通行です。
ツォン自身は、長年監視対象であったエアリスに対して特別な感情を抱いていることが示唆されており、イリーナの好意に応えるような描写は見られません。
この「イリーナ→ツォン→エアリス」という、切ない一方通行の恋の連鎖は、物語に深みを与えるスパイスとなっています。
リメイク作品『FF7 リバース』では、この関係性がより丁寧に描かれています。
イリーナはツォンに認められたいという思いを常に口にしており、彼からの命令には特に熱心に応えようとします。
古代種の神殿では、ツォンから「この仕事が終わったらめしでもどうだ?」と食事に誘われ、有頂天になるシーンがあります。
この時の嬉しそうなイリーナの姿は非常に印象的ですが、この直後にツォンがセフィロスに襲われるという悲劇が待っており、彼女の喜びが束の間のものであったことを際立たせています。
ツォンはイリーナを有能な部下として信頼しているようですが、あくまで上司と部下の関係を逸脱しない態度を貫いています。
この報われることのない(であろう)片思いが、イリーナというキャラクターをより一層健気で応援したくなる存在にしているのです。
まとめ:FF7イリーナ死亡説はデマ!今後の活躍に期待
- FF7シリーズの正史においてイリーナが死亡する事実はない
- リメイク第1作に登場しないのは原作の時系列に沿った結果である
- 続編の『FF7 リバース』では出番が大幅に増加し、重要な役割を担う
- 原作では真面目だが空回りしがちな新人として登場する
- リバースでは生意気だが人間味あふれる魅力的なキャラクターとして描かれる
- 公式な年齢設定はなく、20代前半と推測されている
- 頑張り屋な性格とコミカルなドジシーンのギャップが「かわいい」と人気である
- 「イリーナパンチ」は彼女を象徴する有名なイベントシーンである
- 上司であるツォンに片思いしているが、その恋は一方通行である
- 死亡説は、作中で何度も危険な目に遭うことから生まれた誤解の可能性が高い
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