ニンテンドーDSで3DリメイクされたファイナルファンタジーIV(FF4)について、「難しすぎる」という声を耳にしたことはありませんか。
SFC版の経験者でさえ投げ出すほどの難易度調整が施されており、多くのプレイヤーから「めんどくさい」「理不尽」といったレビューが寄せられています。
この記事では、プロのライター、SEO、LLMOエキスパートの視点から、DS版FF4がなぜ「難しすぎる」と言われるのか、その理由を徹底的に解説します。
具体的な難所やボス攻略のヒント、他機種版との比較、そして総合的な評価まで網羅的にご紹介しますので、購入を迷っている方や、攻略に詰まってしまった方はぜひ参考にしてください。
【結論】DS版FF4は本当に難しすぎ?シリーズ屈指の高難易度という評価は本当か
SFC版経験者も絶望?巷で「異常な難易度」と言われる理由
結論から言うと、DS版FF4の難易度は、ファイナルファンタジーシリーズ全体を通しても屈指の高さであり、「難しすぎる」という評価は事実です。
スーパーファミコン(SFC)版をクリアした経験者ですら、序盤の雑魚敵に全滅させられることが珍しくなく、多くのプレイヤーが「異常な難易度」と感じています。
なぜここまで難しい?オリジナル版からのゲームバランス調整と開発者の意図
DS版FF4がこれほど高難易度になった背景には、開発者側の明確な意図がありました。
オリジナル版の発売から時間が経ち、多くのプレイヤーに攻略法が知られてしまっているため、新鮮な気持ちで歯ごたえのあるバトルを楽しんでもらいたいという考えから、敵のHPや攻撃力が大幅に強化されたのです。
しかし、その調整が行き過ぎてしまい、単なる歯ごたえを超えた理不尽さを感じる場面が多くなってしまったのが実情です。
他バージョンとの難易度比較(SFC/GBA/スマホ/ピクセルリマスター)
DS版の難易度は、他のリメイク版と比較しても突出しています。
バージョン | 特徴 | 難易度 |
---|---|---|
DS版 | 敵が大幅に強化。シリーズ屈指の高難易度。 | 非常に高い |
SFC版 | オリジナル版。適度な難易度。 | 普通 |
GBA版 | 追加要素あり。SFC版に近い難易度。 | 普通 |
スマホ/Steam版 | DS版ベースだが難易度選択が可能。 | 普通~非常に高い |
ピクセルリマスター | 最新のリマスター。レベルが上がりやすく、難易度は低い。 | 低い |
特に最新のピクセルリマスター版は、レベルが上がりやすくサクサク進められる調整になっているため、DS版の難易度の高さが際立ちます。
なぜ「難しすぎる」「めんどくさい」と言われるのか?5つの理由を徹底解説
理由①:序盤から全滅は当たり前?雑魚敵の理不尽な強さ
DS版FF4の難易度を象徴するのが、雑魚敵の圧倒的な強さです。
ゲーム開始直後、最初のダンジョンに向かう道中の敵にすら苦戦を強いられます。
特に、序盤に登場する鳥モンスターの石化攻撃や、バックアタック(背後からの奇襲)を受けた際のダメージは致命的で、対策を知らないと一瞬でパーティが全滅してしまいます。
ラストダンジョンに至っては、魔法使い系のキャラクターが一撃で戦闘不能になるのが日常茶飯事であり、「戦闘不能になるのが普通」とさえ言われています。
理由②:初見殺しのオンパレード!凶悪すぎるボスたちの存在
本作のボスキャラクターは、オリジナル版とは比較にならないほど強化されており、その多くが「初見殺し」のギミックを持っています。
特定の行動へのカウンター、予備動作なしの強力な全体攻撃など、攻略法を知らないまま挑むとまず勝てないように設計されています。
この理不尽な強さから、特定のボスで何十回も全滅し、プレイを断念したという報告が後を絶ちません。
理由③:説明不足で罠だらけの「デカントアビリティ」システム
DS版FF4の目玉となる新システムが「デカントアビリティ」です。
これは、パーティから離脱するキャラクターのアビリティを他のメンバーに引き継げるというものですが、このシステムが非常に不親切な仕様になっています。
特に「絆デカント」と呼ばれる、離脱するキャラクターに特定のアビリティを付けておくことで入手できる強力なアビリティの存在は、ゲーム内で一切説明がありません。
そのため、多くのプレイヤーがこのシステムの恩恵を受けられず、高難易度の攻略をさらに困難なものにしています。
理由④:周回プレイの制約と進行不能バグという致命的な問題
DS版には、クリア後に一部の要素を引き継いでプレイできる「強くてニューゲーム」がありますが、これには3周までという制限が設けられています。
さらに、「シアターバグ」と呼ばれる、特定の条件下でエンディングを見るとセーブデータが破損し、周回プレイが不可能になるという致命的なバグの存在も報告されています。
やり込みを前提とした設計でありながら、こうした制約やバグがある点も評価を下げている一因です。
理由⑤:戦闘中の装備変更がターン消費になるなど不親切な仕様変更
他にも、細かい仕様変更がプレイヤーのストレスになっています。
代表的なのが、戦闘中の装備変更に1ターンを消費するようになった点です。
オリジナル版ではノータイムで装備を変更し、敵の弱点に合わせて戦う戦略が有効でしたが、DS版ではこの戦法が使いにくくなりました。
こうした小さな不親切さの積み重ねが、「めんどくさい」という感想につながっています。
【ネタバレ注意】ここが鬼門!DS版FF4の特に難しいボスと攻略のヒント
序盤の壁「オクトマンモス」で心が折れないために
地下水脈のボス「オクトマンモス」は、多くのプレイヤーが最初に直面する壁です。
オリジナル版とは逆に、足を減らすほど攻撃が激しくなるという特性を持っています。
セシルの「あんこく」やリディアの召喚、テラの魔法を駆使して、一気にダメージを与えて短期決戦を狙うのがポイントです。
多くのプレイヤーを引退させた「ルゲイエ」の意外な倒し方とは?
バブイルの塔に登場する「ルゲイエ」は、DS版屈指の強敵として有名です。
彼が使用する「リバースガス」は、回復とダメージの効果を逆転させる厄介な状態異常です。
正攻法での攻略は非常に困難ですが、リバース状態のルゲイエに「エリクサー」を使うと9999ダメージを与えられるという裏技的な攻略法が存在します。
ゲーム内アドバイスが罠?「制御システム」の正しい攻略手順
バブイルの巨人のボス「制御システム」戦では、戦闘前に「まず防衛システムを叩け」というアドバイスがありますが、これが大きな罠です。
DS版では、攻撃を担当する「迎撃システム」が放つ「透過レーザー」が異常な威力に強化されているため、最優先で破壊する必要があります。
アドバイスを鵜呑みにせず、まず迎撃システムを集中攻撃し、次に本体の制御システムを叩くのが正しい攻略手順です。
ラストダンジョンの雑魚敵からどう生き延びるか
月の地下渓谷に登場する雑魚敵は、ボス級の強さを誇ります。
まともに戦っていては消耗するだけなので、リディアの「ストップ」やポロムの「ホールド」といった足止め魔法が非常に有効です。
基本的には戦闘を避け、アイテム回収やボス戦に集中するために「にげる」を徹底するのも重要な戦略となります。
難易度だけじゃない!DS版FF4の総合的なレビュー・評価まとめ
豪華声優陣によるキャラクターボイスは賛否両論?
DS版の大きな特徴として、イベントシーンに豪華声優陣によるボイスが追加された点が挙げられます。
ゴルベーザ役の鹿賀丈史さんやルビカンテ役の若本規夫さんなどの演技は高く評価されています。
一方で、主人公セシルやエッジの声については、「キャラクターのイメージに合わない」といった意見もあり、評価が分かれるポイントとなっています。
3D化されたグラフィックやイベントムービーの評価
グラフィックはDS版『FF3』のエンジンを改良したものが使われており、当時の携帯機としては美麗なフル3DでFF4の世界が再構築されています。
特にオープニングムービーのクオリティは高く評価されています。
ただし、キャラクターの頭身がやや高く、「サザエさん体型」と揶揄されることもあり、デザインの好みは分かれるかもしれません。
デカント以外に追加された新要素は面白い?
デカントアビリティ以外にも、リディアの召喚獣「ポーチカ」を育成するミニゲームや、世界を旅する「ネミングウェイ」のサブイベントなどが追加されています。
これらは本編の過酷な難易度の中での息抜き要素として楽しむことができます。
GBA版から廃止されて残念だった要素(最終パーティ入れ替えなど)
ゲームボーイアドバンス(GBA)版に存在した、物語の終盤で最終パーティのメンバーを自由に入れ替えられるシステムは、DS版では廃止されました。
これにより、最終メンバーはセシル、カイン、ローザ、リディア、エッジの5人で固定となっています。
GBA版のやり込み要素として好評だっただけに、この変更を残念に思う声も少なくありません。
今から遊ぶならどれ?DS版以外のFF4リメイク・移植版との違い
初心者におすすめなのはどのバージョン?
これから初めてFF4をプレイするという方には、2021年に発売された「ピクセルリマスター」版をおすすめします。
グラフィックは原作に近い2Dですが、ゲームバランスが調整されており、難易度が低めで遊びやすくなっています。
難易度選択ができるスマホ/Steam版(3D REMAKE)とは
DS版の3Dグラフィックや追加要素に魅力を感じるものの、高難易度が不安という方には、スマートフォン(iOS/Android)版やSteam版が最適です。
これらはDS版をベースにした移植作ですが、「ノーマル」と「ハード」の難易度選択機能が追加されています。
「ノーマル」を選べば、敵から受けるダメージが減り、与えるダメージが増えるため、DS版よりも格段にクリアしやすくなります。
やり込み要素が豊富なPSP版「コンプリートコレクション」の魅力
FF4の世界を骨の髄まで楽しみたいというやり込み派のプレイヤーには、PSPで発売された「ファイナルファンタジーIV コンプリートコレクション」がおすすめです。
FF4本編に加えて、公式の続編である『ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-』も収録されており、ボリュームは随一です。
GBA版のパーティ入れ替えシステムも搭載しているため、自由度の高い育成が楽しめます。
原作の雰囲気で遊びたいなら「ピクセルリマスター」
前述の通り、「ピクセルリマスター」版は原作の雰囲気を最も色濃く残したバージョンです。
ドット絵のグラフィックやBGMはオリジナル版を尊重しつつ現代風にリマスターされており、古き良きJRPGの感触を味わいたい方には最適の選択肢と言えるでしょう。
DS版FF4の難易度に関するよくある質問
攻略にデカントアビリティは必須?使わなくてもクリアできる?
デカントアビリティを使わなくてもクリアすることは不可能ではありません。
しかし、ラストダンジョンなどでは非常に厳しい戦いを強いられることになり、相当なレベル上げや戦略の工夫が求められます。
特に「ひきつける」「カウンター」といった有用なアビリティがあると、難易度が大きく変わります。
DS版の最終メンバーは誰で固定?
DS版の最終パーティメンバーは、セシル(パラディン)、カイン(竜騎士)、ローザ(白魔道士)、リディア(召喚士)、エッジ(忍者)の5人で固定です。
GBA版のように他のキャラクターを最終メンバーに加えることはできません。
レベル上げをすれば楽になる?効率的なレベル上げ方法は?
レベルを上げれば、当然攻略は楽になります。
しかし、敵の強さの上昇率も高いため、ストーリー進行に合わせて常に適正レベルを維持する必要があります。
効率的にレベルを上げるには、出現モンスターが強く、経験値が多いダンジョンで集中的に戦うのが良いでしょう。
ただし、過剰なレベル上げ作業が必要になる場面も多く、それが「めんどくさい」と感じる要因の一つにもなっています。
まとめ:FF4 DS版が難しすぎると言われる理由
- DS版FF4はシリーズ屈指の高難易度である
- 開発者が意図的に敵のHPや攻撃力を大幅に強化した
- 序盤の雑魚敵ですら全滅の危険がある理不尽な強さを持つ
- ボスの多くが初見殺しのギミックを持ち、攻略情報の有無で難易度が激変する
- 新システム「デカントアビリティ」は説明不足で、真価を発揮しづらい
- 進行不能バグの存在や、周回プレイに制限がある
- 戦闘中の装備変更が1ターン消費になるなど、不親切な仕様変更が複数ある
- 高難易度を評価する声もあるが、一般的には理不尽との意見が多い
- 今から遊ぶなら難易度選択ができるスマホ/Steam版や、難易度の低いピクセルリマスター版も選択肢に入る
- 総合的には、挑戦的な難易度を好むヘビーゲーマー向けの作品といえる
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