FF10のリマスター版をプレイしたいけど、PS4版やSwitch版、Steam版など色々あって、どれを選べばいいか迷っていませんか?
特に、携帯モードでも遊べるスイッチ版と、高画質が期待できるPS4版では、具体的にどのような違いがあるのか気になりますよね。
また、Steam版にあるというチート機能はスイッチ版にもあるのでしょうか。
この記事では、そんな疑問を解消するために、FF10リマスターにおけるスイッチ版と他機種版の違いを詳しく比較し、あなたに合ったおすすめの機種がどれなのかを解説していきます。
スイッチ版FF10の追加機能と違い
スイッチ版の便利なクイック回復機能
スイッチ版のFF10には、パーティメンバー全員のHPを手軽に全回復させられる「クイック回復」機能が搭載されています。
これは、もともとPS Vita版に実装されていた便利な機能で、リマスター版として発売されたスイッチ版にも引き継がれました。
この機能の最大のメリットは、メニュー画面をわざわざ開かなくても、簡単な操作で即座に回復が実行できる点にあります。
具体的には、スイッチのタッチスクリーンを右にフリックするか、画面に表示される専用のアイコンをタッチするだけで使用可能です。
回復方法も、ユウナの白魔法「ケアル」系を使うか、手持ちの「ポーション」などのアイテムを使うかを選択できます。
ダンジョン探索中や、戦闘が終わってすぐにHPを立て直したい場面で非常に役立ち、ゲームプレイのテンポを損なうことがありません。
特に、FFシリーズに慣れていない初心者の方にとっては、ドラクエシリーズの「まんたん」コマンドのように直感的に使えるため、心強い味方となるでしょう。
なお、この便利なクイック回復機能は、PS4版やPS3版には搭載されていない、スイッチ版とVita版ならではの機能となっています。
BGMと召喚演出の変更点
スイッチ版のFF10リマスターでは、プレイヤーの好みに合わせてゲーム体験をカスタマイズできる、いくつかの便利な設定変更が可能です。
その代表的なものが、BGMと召喚獣の演出に関する設定です。
まずBGMですが、本作ではオリジナル版の楽曲と、リマスター化にあたって豪華メンバーがアレンジを手掛けた「リマスター&アレンジ楽曲」の2種類が収録されています。
コンフィグ画面からいつでも自由に切り替えられるため、「グラフィックは最新のリマスター版で楽しみつつ、音楽は思い出深いオリジナル版の音源でプレイしたい」といった楽しみ方ができます。
次に、戦闘を華やかに彩る召喚獣の演出ですが、これも「通常演出」と、時間を短縮した「ショート版」から選択できます。
特にFF10は召喚獣の演出が長いことで知られているため、周回プレイやアイテム集めのための戦闘を効率的に進めたい場合には、このショート版が非常に役立ちます。
この設定は戦闘中でもメニューから変更できるため、ボス戦など特定の場面だけ迫力ある通常演出を楽しむ、といった柔軟な使い方も可能です。
これらのBGM切り替えや召喚演出の短縮機能は、PS4版やSteam版など、他のリマスター版にも共通して搭載されている機能です。
2種類から選べるスフィア盤
スイッチ版を含むリマスター版のFF10では、ゲーム開始時にキャラクターの成長システムである「スフィア盤」を2種類から選択することができます。
これは、過去に発売された「インターナショナル版」から採用された仕様で、プレイヤーの好みに合わせた育成を楽しめるようになっています。
ただし、一度選んだスフィア盤は後から変更することができないため、それぞれの特徴を理解した上で慎重に選ぶ必要があります。
通常スフィア盤
オリジナル版で採用されていたスフィア盤です。
各キャラクターのスタート地点が異なり、それぞれの役割(物理攻撃役、黒魔道士、白魔道士など)に沿ったルートが設定されています。
そのため、育成方針に迷いにくく、キャラクターの個性を活かした王道のプレイを楽しめるのが特徴です。
FF10を初めてプレイする方や、キャラクター育成で悩みたくない方には、こちらの通常スフィア盤をおすすめします。
最終的にキャラクターを極限まで育て上げた場合、ステータス合計値が最も高くなるのも、この通常スフィア盤です。
上級者向けスフィア盤
インターナショナル版で追加されたスフィア盤です。
最大の特徴は、全てのキャラクターが盤の中央付近からスタートし、そこから自由にルートを選択して育成できる点にあります。
例えば、本来は白魔道士のユウナを物理アタッカーとして育てたり、戦士のアーロンに黒魔法を覚えさせたりと、非常に自由度の高い育成が可能です。
育成計画を自分でじっくり立てたい、やり込み派の上級者向けの仕様と言えるでしょう。
携帯モードとテレビモードで遊べる利点
スイッチ版FF10が持つ最大の魅力であり、他の機種版との最も大きな違いは、やはり「携帯モード」と「テレビモード」を自由に切り替えて遊べる点にあります。
これにより、プレイヤーのライフスタイルに合わせた非常に柔軟なプレイスタイルが実現可能です。
例えば、平日の夜は自室のテレビに繋いで大画面でじっくりと物語に没入し、休日の昼間はリビングで家族と過ごしながら携帯モードでレベル上げに勤しむ、といった遊び方ができます。
また、ベッドで寝転がりながらリラックスしてプレイしたり、通勤・通学中の移動時間に少しずつストーリーを進めたりすることも可能です。
ロード時間に関しても、PS4版と比較して遜色ないレベルで非常に快適です。
特にセーブにかかる時間は、PS4版が約3秒なのに対し、スイッチ版は約1秒と非常に高速で、ストレスなくプレイに集中できます。
このように、場所や時間を選ばずに自分のペースで壮大な物語を楽しめるハイブリッドなプレイスタイルは、テレビの前でしかプレイできないPS4版や、PC環境が必要なSteam版にはない、スイッチ版ならではの大きなアドバンテージと言えるでしょう。
他機種版FF10とスイッチ版の決定的な違い
ff10リマスターのps4版とswitch版の違いを比較
FF10リマスターのPS4版とスイッチ版、どちらを購入するか迷っている方のために、両者の主な違いを比較してまとめました。
結論から言うと、大きな違いは「画質」「クイック回復の有無」「プレイスタイル」「トロフィー機能」の4点に集約されます。
項目 | Nintendo Switch版 | PlayStation 4版 |
---|---|---|
画質 | フルHD対応(PS3版より向上) | フルHD対応(Switch版とほぼ同等) |
フレームレート | 30fps | 30fps |
クイック回復 | あり | なし |
プレイスタイル | テレビモード、携帯モード | テレビモードのみ |
ロード時間 | 短い | 短い(Switch版とほぼ同等) |
セーブ時間 | 非常に速い(約1秒) | 速い(約3秒) |
トロフィー機能 | なし | あり |
画質については、どちらもフルHDに対応しており、非常に美しいグラフィックで物語を楽しめます。
厳密に比較すれば、高性能なテレビ環境ではPS4版の方がわずかに精細に感じられるかもしれませんが、その差はほとんど気にならないレベルです。
フレームレートも両機種ともに30fpsで安定しており、ゲームプレイの快適さに差はありません。
前述の通り、「クイック回復」機能はスイッチ版のみの利点です。
一方で、PlayStationのゲームではおなじみの「トロフィー機能」はPS4版にしかありません。
ゲームの達成度を記録し、コンプリートを目指すのが好きな方にとっては、PS4版を選ぶ大きな理由になるでしょう。
最終的には、携帯性や手軽さを重視するならスイッチ版、トロフィー集めや最高のグラフィック環境を求めるならPS4版、という選択になります。
FF10のスイッチ版にチート機能はある?
結論から申し上げますと、スイッチ版のFF10リマスターには、公式の「チート機能」は搭載されていません。
ここで言うチート機能とは、PCゲームプラットフォームであるSteam版に実装されている「ゲームブースト機能」のことを指します。
この機能は、ゲームの進行を大幅に楽にするためのもので、PC版独自の追加要素として提供されています。
スイッチ版やPS4版といった家庭用ゲーム機版では、開発者が意図したゲームバランスをプレイヤーに楽しんでもらうという観点から、このような機能は実装されていないのが一般的です。
そのため、スイッチ版でプレイする場合は、レベル上げやアイテム収集、ギル(お金)稼ぎなどを全て自力で行う必要があります。
これは一見するとデメリットに聞こえるかもしれませんが、試行錯誤しながらキャラクターを育て、強敵を打ち破っていくというRPG本来の楽しみ方をじっくりと味わえるというメリットでもあります。
「とにかくストーリーだけを早く見たい」という明確な目的がない限り、チート機能がないことは、FF10の魅力を損なうものではないと言えるでしょう。
Steam版限定のゲームブースト機能
スイッチ版やPS4版にはない、PC(Steam)版だけの最大の特徴が「ゲームブースト機能」の存在です。
これは、いわゆる公式のチート機能であり、ゲームプレイを快適かつ効率的に進めるための様々な便利機能がセットになっています。
仕事や学業で忙しく、なかなかゲーム時間を確保できない方や、過去に一度クリアしていてストーリーだけをサクッと追体験したい方にとっては、非常に魅力的な機能と言えます。
具体的には、以下のような機能が利用可能です。
速度変更
ゲーム全体の速度を2倍速、または4倍速に変更できます。
広大なマップの移動や、繰り返しの戦闘にかかる時間を大幅に短縮することが可能です。
エンカウント調整
フィールドやダンジョンでの敵との遭遇(エンカウント)率を調整できます。
エンカウントを完全に無くしてストーリー進行に集中したり、逆に遭遇率を上げて集中的にレベル上げをしたりと、目的に応じた使い分けができます。
バトルアシスト
戦闘を有利に進めるための強力なサポート機能です。
味方全員のHPやMPを常に最大に保ったり、必殺技であるオーバードライブゲージを常に満タンの状態にしたりできます。
その他の便利機能
上記以外にも、「オートバトル機能」や、「所持金(ギル)をMAXにする」「全アイテム・全アビリティを入手する」といった、まさにチートと呼ぶにふさわしい機能が搭載されています。
これらのゲームブースト機能は、あくまでSteam版限定の特典であり、スイッチ版やPS4版では利用できない点に注意が必要です。
結局どの機種がおすすめ?
ここまで各機種版の違いを解説してきましたが、最終的にどの機種を選ぶべきかは、あなたがゲームに何を求めるかによって変わってきます。
それぞれの機種のメリット・デメリットをまとめたので、ご自身のプレイスタイルや価値観と照らし合わせて、最適な一台を選んでみてください。
スイッチ版がおすすめな人
- 場所や時間を選ばず、手軽にFF10をプレイしたい人
- 通勤中やベッドの中など、隙間時間でゲームを進めたい人
- クイック回復などの便利機能を使って、快適にプレイしたい人
- チート機能に頼らず、ゲーム本来のバランスでじっくりと物語を楽しみたい人
PS4版がおすすめな人
- 既にPS4を所有しており、テレビの大画面でプレイしたい人
- トロフィー機能を使って、ゲームの達成度を記録・コンプリートしたい人
- わずかな差であっても、可能な限り最高のグラフィック環境を追求したい人
Steam版がおすすめな人
- PCでゲームをプレイする環境が整っている人
- ゲームブースト(チート)機能を使って、時間や手間をかけずにサクサク進めたい人
- ストーリーだけを効率的に楽しみたい、2周目以降のプレイヤー
- ユーザーが作成したMODなどを導入して、通常とは違った遊び方をしてみたい人
このように、それぞれに明確な長所があります。
ご自身のゲーム環境や、FF10という作品にどのような楽しみ方を求めているのかを一度整理してみることをお勧めします。
まとめ:FF10リマスターのスイッチ版と他機種版の違いを理解して選ぼう
- スイッチ版は携帯モードとテレビモードで遊べる
- スイッチ版には便利なクイック回復機能がある
- PS4版はトロフィー機能に対応している
- 画質はPS4版とスイッチ版で大きな差はない
- BGMはオリジナル版とリマスター版で切り替え可能である
- 召喚演出はショートカットできる
- スフィア盤は通常版と上級者向けから選択可能である
- Steam版には強力なゲームブースト(チート)機能がある
- スイッチ版とPS4版に公式のチート機能はない
- 自分のプレイスタイルに合った機種を選ぶのが最も重要である
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