『Clair Obscur: Expedition 33』(エクスペディション33)の戦闘で、パリィのタイミングがつかめずに苦戦していませんか。
本作はターン制RPGでありながら、敵の攻撃をリアルタイムで受け流すパリィシステムが戦闘の核となっています。
成功すればAPの回復やカウンター攻撃で戦況を一変させられる一方、失敗すれば即座に大ダメージを受けてしまう、ハイリスク・ハイリターンな仕組みです。
この記事では、パリィの基本操作から成功のコツ、回避との使い分け、パリィできない攻撃への対処法まで、網羅的に解説していきます。
読み終えるころには、パリィの仕組みを体系的に理解し、実践で活かせる具体的なテクニックが身についているはずです。
エクスペディション33のパリィとは|基本の仕組みを解説
エクスペディション33におけるパリィとは、敵の攻撃が味方にヒットする直前にR1ボタン(PlayStation)またはRBボタン(Xbox)を押すことで、攻撃を受け流す防御アクションのことです。
本作の戦闘システムは「リアクティブ・ターンベース」と呼ばれており、通常のコマンド選択に加えて、敵のターン中にリアルタイムで防御行動をとる必要があります。
パリィはこのリアルタイム要素の中心に位置するアクションであり、マリオRPGやSea of Starsといったタイミング制アクションコマンドRPGの系譜を受け継ぎつつも、より高難度・高リターンに振った設計が特徴です。
パリィに成功すると、攻撃のダメージを完全に無効化できるだけでなく、ヒット1回ごとにAPが1ポイント回復します。
APはスキル発動に必要なリソースであるため、パリィの成功が直接的に攻撃力の向上につながる点が、このシステム最大のポイントといえるでしょう。
さらに、敵の一連の攻撃をすべてパリィで受け流しきると、強力なカウンター攻撃が自動で発生します。
ダメージ無効化、AP回復、カウンター攻撃の3つが同時に手に入るため、多くのプレイヤーから「パリィゲー」と呼ばれるほど、戦闘の根幹を成すシステムとなっています。
パリィの操作方法と成功時の効果
R1ボタンで発動する基本操作
パリィの操作はシンプルで、敵の攻撃が味方キャラクターにヒットする瞬間にR1ボタンを1回押すだけです。
Xbox版ではRBボタンが対応しています。
注意が必要なのは、ボタンを押した瞬間にパリィモーションが発生する点です。
タイミングが早すぎると、モーションの途中で攻撃を受けてしまい、ダメージがそのまま通ってしまいます。
逆に遅すぎた場合も当然ヒットするため、「攻撃が当たる直前」のジャストタイミングを狙う必要があります。
なお、敵が全体攻撃を繰り出してきた場合は、味方パーティ全員が同時にパリィを行えます。
1回のボタン入力でパーティ全体を守れるため、全体攻撃の方がパリィしやすいと感じるプレイヤーも少なくありません。
AP回復とカウンター攻撃の仕組み
パリィに成功するたびにAPが1ポイント回復する仕組みは、戦闘全体の戦略に大きな影響を及ぼします。
例えば、敵が12回の連続攻撃を仕掛けてきた場合、すべてパリィに成功すれば一度に12APを獲得できる計算です。
高コストのスキルを連発できるようになるため、攻撃力が飛躍的に上がります。
また、敵の一連の攻撃をすべて受け流しきると発動するカウンター攻撃は、通常攻撃とは比較にならないダメージを叩き出せます。
ピクトスと呼ばれる装備アイテムの中にはカウンターダメージを増加させるものもあり、ビルド次第ではカウンターだけで大半の敵を撃破することも可能です。
多段攻撃の敵に対しては、すべてのヒットをパリィしなければカウンターが発動しないため難易度は上がりますが、成功したときのリターンはそれだけ大きくなります。
パリィのタイミングをつかむコツ
まず回避で敵の攻撃パターンを覚える
パリィのタイミングをつかむために最も有効な方法は、まず回避で敵の攻撃パターンを観察することです。
回避はL1ボタン(PlayStation)またはLBボタン(Xbox)で発動し、パリィよりも受付時間が長いため成功させやすくなっています。
回避を繰り返す中で「パーフェクトドッジ」と表示されるタイミングがあれば、それがそのままパリィの成功タイミングと一致します。
パーフェクトドッジを安定して出せるようになったら、パリィに切り替えていくのがスムーズな上達の流れです。
公式Xアカウントも当初「最初は回避から始めましょう」とアドバイスしていたほど、この順番は開発側も推奨する方法といえます。
字幕テキストを活用する
戦闘中、画面上部には敵の行動を示す字幕テキストが表示されます。
「ゆっくりと攻撃する」「速攻を仕掛ける」といった内容が書かれており、攻撃のテンポや速度を事前に把握する手がかりになります。
とくに初見の敵に対しては、視覚的なモーションだけでなく字幕の内容も併せて確認することで、パリィのタイミングを予測しやすくなるでしょう。
サウンドキューを聞き分ける
多くのプレイヤーが見落としがちなコツとして、音声による合図の活用があります。
敵の攻撃には、ヒット直前に特有の効果音(シューッという音など)が鳴るパターンが多く組み込まれています。
コミュニティの間では、映像よりも音のタイミングに合わせた方がパリィしやすいという声が広く共有されています。
サウンド設定でBGMの音量をやや下げ、効果音を強調する調整を行うと、聞き分けやすくなるためおすすめです。
早押しを避けて引きつける意識を持つ
パリィで最も失敗しやすいのは、ボタンを早く押しすぎるパターンです。
R1を押した瞬間にパリィモーションが始まるため、早押しするとモーション中に無防備な状態で攻撃を受けてしまいます。
コツは「引きつける」意識を持つことです。
敵の攻撃が自分のキャラクターに「当たる瞬間」を狙い、ギリギリまで待ってからボタンを押す感覚を身につけましょう。
SEKIROなどアクションゲームの経験者であっても、本作のパリィ受付時間はそれらよりも短いとされているため、慎重なタイミング取りが求められます。
パリィと回避の違い|どちらを使うべきか
パリィと回避のどちらを優先すべきかという議論は、発売直後からプレイヤーコミュニティで白熱した話題の一つです。
両者の違いを以下の表にまとめます。
| 比較項目 | パリィ | 回避 |
|---|---|---|
| 入力ボタン | R1(RB) | L1(LB) |
| タイミング難度 | 非常にシビア | やや余裕がある |
| ダメージ無効化 | あり | あり |
| AP回復 | 1ヒットにつき1回復 | なし |
| カウンター攻撃 | 全ヒット成功で発動 | なし |
| パーフェクト判定 | なし(成功か失敗のみ) | パーフェクトドッジあり |
| 失敗時のリスク | ダメージをそのまま受ける | ダメージをそのまま受ける |
総合的には、リターンの大きさからパリィの方が推奨される場面が多いといえます。
ただし、タイミングをずらすディレイ攻撃やフェイントモーションを繰り出す敵に対しては、無理にパリィを狙うよりも回避で安全に凌ぐ方が結果的に有利です。
マエルのように回避やパリィの成功時にAP獲得のパッシブスキルを持つキャラクターの場合は、回避でもAPを稼げるため、プレイスタイルに合わせた使い分けが重要になります。
実際のプレイにおいては、「慣れた敵にはパリィで攻め、初見や苦手な攻撃パターンには回避で対応する」という柔軟な切り替えが最も効率的な立ち回りとされています。
パリィできない攻撃とその対処法
グラディエントアタックにはR2でカウンター
本作には、通常のパリィや回避では防御できない攻撃が存在します。
代表的なものが「グラディエントアタック」と呼ばれる敵の大技です。
グラディエントアタックに対しては、R2ボタン(PlayStation)またはRTボタン(Xbox)で発動する「グラディエントカウンター」でのみ対処できます。
攻撃のモーションや演出が通常攻撃とは明確に異なるため、見分け自体は難しくありません。
ただし、タイミング判定はパリィと同様にシビアであり、油断すると大ダメージを受けてしまいます。
グラディエントアタックの存在は、パリィだけでなく複数の防御アクションを状況に応じて使い分ける必要があることを意味しています。
ジャンプ回避が必要な攻撃
一部の敵は足元を狙う攻撃を行い、ジャンプで回避しなければ防げないパターンも存在します。
ジャンプのタイミングがつかめないという声はコミュニティでも多く見られ、パリィ以上に苦戦するプレイヤーもいるようです。
対策としては、敵の攻撃モーションを注意深く観察し、足元を払うような動きが見えたらジャンプに切り替える判断力を養うことが求められます。
即死級攻撃はパリィよりも回避が安全
ボスの溜め攻撃など、パリィに失敗すると即死級のダメージを受ける攻撃も存在します。
こうした高威力の攻撃に対して無理にパリィを狙うと、失敗時のリスクが極めて高くなります。
一般的に、即死級の攻撃にはパリィよりも回避で安全に凌ぐことが推奨されています。
慣れるまではボスの大技を回避でやり過ごし、通常攻撃にのみパリィを狙うというメリハリのある戦い方が効果的です。
パリィが苦手なプレイヤーへの救済策
難易度「ストーリー」で受付フレームが拡大
パリィがどうしても成功しない場合、難易度を下げることで受付フレームが長くなります。
難易度「ストーリー」モードでは与ダメージの増加と被ダメージの減少に加え、パリィと回避のタイミング判定が緩和されるため、練習に最適な環境が整います。
難易度はゲーム中いつでも変更できるため、特定のボスで詰まったときだけ一時的に下げるという使い方も可能です。
ただし、複数の難易度を比較したプレイヤーの報告によると、パリィのタイミングウィンドウ自体の変化は体感的に小さいという声もあり、被ダメージ軽減の恩恵の方が大きいとも言われています。
ピクトスでパリィ周りの性能を強化
本作にはピクトスと呼ばれる装備アイテムが存在し、パリィに関連する性能を強化できるものが複数用意されています。
代表的なものとして「ヒールパリィ」があり、パリィ成功時にHPが3%回復する効果を持ちます。
12回の連続攻撃をすべてパリィすれば36%ものHPを回復できる計算であり、耐久面での安定感が大幅に向上します。
ほかにも「エナジャイズ・パリィ」のようなAP回復を強化するピクトスや、カウンターダメージを増加させるピクトスなどがあり、パリィ中心のビルドを組むことも可能です。
逆に「危うきパリィ」のように、パリィ時のAP獲得と引き換えに被ダメージが2倍になるハイリスクなピクトスも存在するため、装備選択は慎重に行いましょう。
パリィに頼らない戦い方も可能
パリィが苦手なプレイヤーでも、回避を中心とした立ち回りで十分にクリアは可能です。
防御力や体力にステータスを振り、耐久寄りのビルドを組めば、パリィを失敗して被弾しても致命傷にはなりにくくなります。
また、ダメージを受けた際にAPが回復するスキルも存在するため、パリィによるAP回収に頼らない戦略も用意されています。
「パリィができなければ楽しめないゲーム」というわけではなく、プレイスタイルに合わせた多様なアプローチが用意されている点は、本作の大きな魅力の一つです。
パリィを妨害する敵のテクニック
ディレイ(遅延)攻撃とフェイント
ゲームが進行するにつれて、パリィを意図的に狂わせてくる敵が登場します。
代表的なのが「ディレイ攻撃」と呼ばれるもので、攻撃モーションの途中で一瞬動きを止め、タイミングをずらして攻撃してくるパターンです。
「ねっちょりディレイ」や「大袈裟フェイント」といった表現がコミュニティで広まっているほど、プレイヤーの間でも印象に残る仕掛けとして認知されています。
海外ではこうしたフェイント攻撃をテーマにしたパロディ動画が話題になるなど、本作のパリィシステムを象徴する要素の一つとなっています。
ディレイ攻撃への対策
ディレイ攻撃への対策は大きく2つあります。
1つ目は、前述のサウンドキューに頼ることです。
映像のモーションにフェイントが入っていても、攻撃ヒット直前の効果音はタイミング通りに鳴るケースが多いため、音を基準にすることでディレイに惑わされにくくなります。
2つ目は、初見のディレイ攻撃に対しては無理にパリィを狙わず、回避で凌ぐ判断をすることです。
回避の方が受付時間に余裕があるため、タイミングがずれても成功しやすくなります。
何度か回避で攻撃パターンを把握してから、改めてパリィに挑戦するのが堅実なアプローチといえるでしょう。
入力遅延の問題と環境面の注意点
パリィのタイミングが合わない原因は、操作スキルの問題だけとは限りません。
発売当初からSteamのコミュニティフォーラムなどで報告されている問題として、入力遅延(インプットラグ)があります。
とくにテレビのV-Sync設定が有効になっている環境では、コントローラーのボタン入力からゲーム内の反応までに体感できるレベルの遅延が生じることがあるとされています。
パリィの受付時間が非常に短い本作では、わずかな入力遅延が成功率に大きく影響します。
対策としては、テレビのゲームモードを有効にする、V-Syncをオフにする、フレームレートの上限を解除するといった設定の見直しが推奨されています。
PC版ではG-Sync対応モニターを使用することで遅延が改善したという報告もあり、環境面の最適化がパリィ上達の隠れた鍵になっている可能性があります。
操作自体に問題がないはずなのにパリィが成功しないと感じる場合は、ゲーム内設定とディスプレイ設定の両方を見直してみることをおすすめします。
パリィを活かしたビルド戦略
パリィを中心とした戦闘スタイルを確立するには、ステータス振りやピクトスの選択を含めた総合的なビルド構築が重要です。
パリィ成功時のAP回復を軸にする場合、APをスキル連発に回せるため、攻撃力に特化したステータス配分が有効です。
具体的には、ヒールパリィでHPを回復しつつ、エナジャイズ・パリィでAP獲得量を増やし、高コストの連続攻撃スキルを毎ターン使用するという流れが一つの理想形として知られています。
一方、パリィに自信がない段階では、防御力と体力を高めに振り、パリィ失敗時のリスクを軽減するビルドが安定します。
ダメージを受けた際にAPが回復するスキルを組み合わせれば、被弾してもAPの枯渇を防げるため、パリィへの依存度を下げた戦い方が実現できます。
マエルのように「名手」の構えを維持して大ダメージを狙うキャラクターの場合は、パリィによるAP回収が火力に直結するため、より積極的にパリィを狙うビルドが適しています。
キャラクターの特性とプレイヤーの操作スキルに応じて、パリィの比重を柔軟に調整することが、本作のビルド構築における最大のポイントです。
まとめ:エクスペディション33のパリィを極めるために
- パリィはR1ボタンで敵の攻撃を受け流す防御アクションであり、本作の戦闘システムの核となる仕組みである
- 成功するとダメージ無効化、1ヒットごとのAP回復、全ヒット成功時のカウンター攻撃という3つのリターンが得られる
- タイミングのコツは「早押しを避けて引きつける」ことであり、パーフェクトドッジと同じ瞬間を狙う
- 初見の敵にはまず回避で攻撃パターンを覚え、慣れてからパリィに切り替えるのが基本的な上達ルートである
- 字幕テキストとサウンドキューの両方を活用することで、パリィの成功率を大幅に上げられる
- グラディエントアタックなどパリィできない攻撃にはR2のグラディエントカウンターやジャンプ回避で対処する
- ディレイ攻撃やフェイントには音声合図を基準にしたタイミング判断が有効である
- 難易度「ストーリー」では受付フレームが拡大されるため、練習環境として活用できる
- ヒールパリィなどのピクトスを装備することでパリィ成功時の恩恵をさらに高められる
- 入力遅延が原因で失敗している場合はテレビのゲームモードやV-Sync設定の見直しが効果的である

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