【エルデンリング】ゴッドフレイ考察|最初の王の正体から謎まで徹底解説

エルデンリングの物語終盤、プレイヤーの前に立ちはだかる「最初の王、ゴッドフレイ」。

彼はなぜ「最初の王」と呼ばれ、主人公と戦うことになったのでしょうか。

また、戦闘中に背中のライオンを殺し、「蛮地の王ホーラ・ルー」へと変貌する衝撃的なシーンは、多くのプレイヤーに疑問を抱かせました。

この記事では、ゴッドフレイとホーラ・ルーの正体、女王マリカとの関係、狭間の地を追放された理由、そしてDLCで示唆された彼のルーツまで、ゲーム内の情報と最新の考察を交えて徹底的に解説します。

ゴッドフレイの物語を知ることで、エルデンリングの世界がより深く理解できるはずです。

目次

最初のエルデの王、ゴッドフレイとは?その正体とホーラ・ルーの名

ゴッドフレイの基本情報:女王マリカの最初の夫にして最初のエルデの王

ゴッドフレイとは、永遠の女王マリカの最初の夫であり、「最初のエルデの王」として狭間の地を統べた伝説的な人物です。

彼はマリカと共に巨人戦争や嵐の王との戦いを勝ち抜き、黄金樹の時代の礎を築きました。

その功績から、彼は王として絶大な力を誇っていましたが、物語の核心に迫るにつれて、彼の複雑な背景が明らかになっていきます。

プレイヤーが彼と対峙するのは、黄金樹に至る最後の関門であり、その戦いはエルデの王を目指す者にとって避けられない宿命と言えるでしょう。

もう一つの名「戦士ホーラ・ルー」とは?ゴッドフレイとの関係性

ホーラ・ルーとは、ゴッドフレイが王となる前の、そして王たるを捨てた後の「戦士」としての名前です。

アイテム「戦士ホーラ・ルーの記憶」のテキストには、「王たるを捨て、只の戦士に戻ったのだ」と記されています。

つまり、ゴッドフレイは王としての理知的な側面、ホーラ・ルーは戦士としての荒々しい本能の側面を象徴しており、同一人物の異なる状態を示しているのです。

狭間の地を追放された後、彼はホーラ・ルーとして蛮地で戦い続け、「蛮地の王」とまで呼ばれるようになりました。

なぜゴッドフレイは「最初の王」なのか?竜王プラキドサクスとの違い

エルデンリングの世界には、ゴッドフレイ以前にも「竜王プラキドサクス」という王が存在していました。

それにもかかわらずゴッドフレイが「最初の王」と呼ばれるのは、彼が「黄金樹の時代における最初のエルデの王」だからです。

プラキドサクスは、黄金樹が生まれる遥か昔、時のはざまに座する王でした。

一方、ゴッドフレイは女王マリカと共に新たな律「黄金律」を確立し、黄金樹の時代を始めた王です。

つまり、ゴッドフレイの「最初」とは、マリカが築いた新しい時代の始まりを意味しているのです。

なぜセローシュを殺したのか?戦士ホーラ・ルーへの変身の謎

宰相の獣セローシュの正体と役割:ゴッドフレイの戦意を抑えるリミッター

ゴッドフレイが常に背負っているライオン、その名は宰相の獣「セローシュ」です。

「ゴッドフレイの肖像」というタリスマンの説明によれば、セローシュはゴッドフレイが王となる際に、沸々と滾り続ける戦意を抑えるために背負った存在でした。

つまり、セローシュはゴッドフレイの荒ぶる魂を抑えつけ、王としての威厳と理性を保たせるための「リミッター」や「重し」のような役割を担っていたと考えられます。

彼は単なるペットではなく、ゴッドフレイが王であり続けるために不可欠なパートナーだったのです。

「行儀のよい振りは、もうやめだ」セローシュ殺害と変身に込められた決意

戦闘の第二段階でゴッドフレイは、長年連れ添ったセローシュを自らの手で殺害します。

そして「行儀のよい振りは、もうやめだ。今より、俺はホーラ・ルー!戦士よ!」と叫び、その本性を解放します。

この行動は、王としての責務や体裁、理性を全てかなぐり捨て、一人の「戦士」として純粋な力で相手と向き合うという決意表明です。

セローシュを殺すという衝撃的な行為は、彼が王の座ではなく、目の前の強者との戦いそのものに価値を見出した瞬間を象徴しています。

王の理性を捨てた理由:褪せ人との戦いに全てを懸けた覚悟

ゴッドフレイが王の理性を象徴するセローシュを捨て去った最大の理由は、目の前にいる褪せ人(プレイヤー)を、自らの全力をぶつけるに値する「好敵手」と認めたからです。

かつて彼は、狭間の地から好敵手がいなくなったことで祝福を失い、瞳の色が褪せました。

しかし、永い時を経て現れた主人公との戦いの中で、彼は再び戦士としての魂を燃え上がらせたのです。

王としての使命や過去を捨て、ただ一人の戦士ホーラ・ルーとして戦うこと。

それが、彼が好敵手に対して示した最大の敬意であり、自身の存在証明でもあったのでしょう。

ゴッドフレイの物語:狭間の地「追放」から「帰還」までの全貌

なぜマリカはゴッドフレイを追放した?瞳が色褪せた理由とマリカの真意

ゴッドフレイは、狭間の地を平定し、巨人戦争などの大戦を終結させたことで、戦うべき「好敵手」を全て失ってしまいました。

その結果、彼の戦士としての輝き、すなわち祝福が失われ「王の瞳は色褪せた」と伝えられています。

そして、彼から祝福を奪い、狭間の地からの追放を命じたのは、妻である女王マリカ自身でした。

マリカの言霊からは、彼らが外の世界で戦い、死に、そしていつか再び狭間の地へ戻ってくることを予期していたことが伺えます。

これは、エルデンリングが砕かれるような未来を見越したマリカが、ゴッドフレイをより強い存在へと鍛え上げるための、一種の「保険」であったと考察されています。

追放後のゴッドフレイはどこにいた?褪せ人の長征と蛮地での死

追放されたゴッドフレイは、彼に従う者たちと共に「褪せ人」となり、船で狭間の地の外へと旅立ちました。

この旅は「褪せ人の長征」と呼ばれています。

彼らが向かった先は「蛮地」と呼ばれる土地で、そこでゴッドフレイは王たるを捨て、戦士ホーラ・ルーとして戦いに明け暮れました。

そして、ゲームのオープニングムービーで描かれているように、彼はその蛮地での戦いの果てに命を落としたと考えられます。

【DLC考察】どうやって復活した?モーゴットの遺体を依り代にした説

蛮地で死んだはずのゴッドフレイが、なぜ再び狭間の地に現れたのか。

その謎を解く鍵が、DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」で示唆されています。

DLCでは「神の帰還は王により導かれ、王の魂には、依り代が求められる」という情報が登場しました。

ゴッドフレイが復活する直前、息子であるモーゴットの遺体を抱きかかえているシーンは非常に印象的です。

モーゴットが持つ「混じり角」は魂を降ろす依り代としての適性が高いとされ、ゴッドフレイは息子の肉体を依り代として、その魂を狭間の地に呼び戻したのではないかと考察されています。

なぜ主人公の前に現れ戦うのか?エルデの王の座を賭けた宿命

ゴッドフレイが狭間の地に戻ってきた理由は、主人公と同じです。

彼はゲームのオープニングで名前を呼ばれた褪せ人の一人であり、失われた祝福の導きによって、再びエルデの王となるために帰還しました。

マリカもまた「いつか奪ったものを返そう。狭間の地に戻り、戦い、赴くままにエルデンリングを掲げるがよい」と、彼の帰還と再起を望んでいました。

そのため、同じくエルデの王を目指す主人公とは、たった一つの王座を巡って戦うことが避けられない運命だったのです。

複雑な人間関係からゴッドフレイを深掘り考察

妻マリカとの関係:出会い、協力、そして別れの理由とは

ゴッドフレイとマリカは、かつて夫婦として、また王と女王として、共に狭間の地を平定した協力者でした。

マリカはゴッドフレイを「我が王」と呼び、彼の武力を頼りにしていました。

しかし、平和が訪れゴッドフレイが戦う理由を失ったことで、二人の関係は終わりを迎えます。

マリカは、より大きな計画のために、彼をあえて追放するという非情な決断を下しました。

二人の関係は愛憎を超えた、エルデンリングの歴史そのものを動かす複雑なものであったと言えるでしょう。

【DLC考察】マリカを神にした王?誘惑と裏切りから始まった黄金樹の時代

DLCで追加された情報から、ゴッドフレイとマリカの出会いについて、より深い考察が可能になりました。

ストーリートレーラーでは「はじまりは、誘惑と裏切りだった」と語られます。

ゴッドフレイが、かつて角人が神聖視した「坩堝」の力を従えていたことから、彼は元々角人側の信仰対象であった可能性が浮上します。

マリカがそのゴッドフレイを「誘惑」して味方に引き入れ、角人を「裏切らせる」ことで黄金樹の時代を築いた、という説が考えられます。

マリカを神へと導いた「王」こそがゴッドフレイだったのかもしれません。

息子たちとの絆:ゴッドウィン、モーゴット、モーグの名前の法則

ゴッドフレイとマリカの子供やその子孫たちの名前には、ある共通の法則が存在します。

それは、ゴッドフレイ(Godfrey)の頭文字である「G」が含まれていることです。

  • ゴッドウィン(Godwyn)
  • モーゴット(Morgott)
  • モーグ(Mohg)
  • ゴドリック(Godrick)※子孫

この法則は、マリカとラダゴン(Radagon)の子供が「M」(ミケラ、マレニア)、ラダゴンとレナラ(Rennala)の子供が「R」(ラニ、ラダーン、ライカード)で始まることと対比され、エルデンリングの世界における血縁関係を示す重要な要素となっています。

忌み王モーゴットの亡骸を抱いた理由と親子関係

ゴッドフレイが復活する際に、息子モーゴットの亡骸を優しく抱きかかえるシーンは、多くのプレイヤーの胸を打ちました。

前述の通り、これは復活の「依り代」としての役割があった可能性が高いですが、それだけではないでしょう。

モーゴットは「忌み子」として生まれながらも、誰よりも黄金樹と王都ローデイルを守り抜きました。

ゴッドフレイは、その息子の孤独な戦いと忠義を理解し、「…よくぞ、戦い抜いた」と、父として労いの言葉をかけています。

このシーンは、彼らの間に確かに存在した親子の絆を感じさせる、物語屈指の名場面です。

ゴッドフレイの起源とルーツに関する最新考察【DLC情報含む】

ゴッドフレイの出身地は影の地?ラウフ高地の熊狩人だった可能性

ゴッドフレイの出自は本編では謎に包まれていましたが、DLCエリア「影の地」でその手がかりが見つかります。

影の城の中庭には「王の受領のタリスマン」が落ちており、彼が王となる儀式をこの地で行ったことを示唆しています。

また、「誉の装束」など高地の戦士の装備テキストには、熊の狩人についての記述があり、斧を振るい雄叫びを上げるホーラ・ルーの姿と重なります。

これらの情報から、ゴッドフレイは元々、影の地のラウフ高地で熊を狩っていた屈強な戦士だったのではないかと推察されています。

ネフェリ・ルーとの関係は?「ルー」の名を持つ一族の謎

ゲーム内に登場するNPC「ネフェリ・ルー」は、ホーラ・ルーと同じ「ルー」の名を持っています。

彼女もまた「戦士」を自称し、斧を武器とすることから、二人の間には血縁関係があると考えられています。

直接の親子ではないものの、ネフェリはホーラ・ルーの一族の末裔であり、「ルー」とは彼らの出身である集落や氏族を示す名だったのかもしれません。

ネフェリの存在は、ホーラ・ルーという戦士の文化や血脈が、今なお受け継がれていることを示しています。

ゴッドフレイと坩堝の騎士:彼は坩堝思想をどう捉えていたのか

ゴッドフレイは、生命の原初たる「坩堝」の力を宿す坩堝の騎士たちを、自らの配下として従えていました。

後の黄金律の時代では、多様な生命が混じりあう坩堝の諸相は「混沌に近しい」として蔑まれるようになります。

しかし、ゴッドフレイが彼らを重用していた事実から、彼自身は黄金律原理主義とは一線を画し、強さの源泉である坩堝の力に対して好意的、あるいは少なくとも実利的に評価していたと考えられます。

純粋な「強さ」を是とする彼らしい価値観と言えるでしょう。

まとめ:エルデン リング ゴッドフレイ 考察の要点

これまでの考察ポイント総まとめ:ゴッドフレイという男の生涯

この記事では、最初のエルデの王ゴッドフレイについて、その正体から人間関係、そして彼の壮大な物語を多角的に考察してきました。

彼は王であり、戦士であり、夫であり、父でした。

マリカの野望に利用され、追放の憂き目に遭いながらも、最後には一人の戦士として好敵手と相まみえることを選びました。

彼の生涯は、エルデンリングの黄金樹の時代の始まりから終わりまでを象徴する、まさに英雄譚そのものと言えるでしょう。

「その力こそ、王の故」純粋な強さを追い求めた戦士の魅力

ゴッドフレイが多くのプレイヤーを魅了するのは、その圧倒的な強さと、裏表のない純粋な「戦士」としての在り方にあるのかもしれません。

彼は策略や権謀術数とは無縁で、ただひたすらに強さを求め、強者と戦うことに喜びを見出します。

主人公に敗れた際に残す「見事だ…その力こそ、王の故」という言葉は、彼の価値観のすべてを表しています。

力こそが王たる資格であると潔く認めるその姿は、狭間の地の数多の登場人物の中でも、ひときわ強い輝きを放っているのです。

  • ゴッドフレイは女王マリカの最初の夫であり、黄金樹の時代における「最初のエルデの王」である
  • ホーラ・ルーはゴッドフレイが王の座を捨てた「戦士」としての名である
  • 宰相の獣セローシュは、ゴッドフレイの荒ぶる戦意を抑えるためのリミッターであった
  • セローシュ殺害は、王の理性を捨て、一人の戦士として褪せ人と全力で戦う決意の表れである
  • 好敵手を失い祝福が色褪せたため、女王マリカによって狭間の地から追放された
  • 追放は、マリカが未来を見越してゴッドフレイをさらに鍛えるための策であった可能性がある
  • 追放後は蛮地で戦死したが、息子モーゴットの遺体を依り代に復活したと考察される
  • ゴッドフレイ自身も褪せ人の一人であり、エルデの王の座を巡って主人公と戦う宿命にあった
  • DLCの情報から、ゴッドフレイの出自は影の地の熊狩人であった可能性が示唆されている
  • 彼の物語は、純粋な強さを追い求めた一人の偉大な戦士の英雄譚である
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