【エルデンリング】復讐者エドガー徹底考察|イレーナ殺害の犯人と狂い火の謎

エルデンリングの広大な世界には、数多くのNPCたちがそれぞれの物語を紡いでいます。

中でも、忠義の騎士から娘を失った復讐者へと変貌を遂げる「エドガー」の物語は、多くのプレイヤーに衝撃と深い謎を残しました。

この記事では、復讐者エドガーの物語を徹底的に考察します。

娘イレーナを殺害した真犯人の正体、彼が狂い火に侵された理由、そして謎多き巫女ハイータとの関係性まで、エドガーに関するあらゆる疑問に答えていきます。

目次

【エルデンリング】復讐者エドガーの物語を徹底考察|悲劇の騎士の結末とは

復讐者エドガーとは何者か?モーン城の城主としての役割

エドガーは、リムグレイブの最南端「啜り泣きの半島」にそびえるモーン城の城主です。

彼はデミゴッドの一人、「接ぎ木のゴドリック」に仕える忠実な騎士であり、ゴドリックの命を受けて城の管理を任されていました。

城に配置されている「混種」たちは彼の従僕であり、ゴドリックの配下として共に城を守る立場にあったと考えられます。

しかし、プレイヤーが訪れた際には、従僕である混種たちが反乱を起こし、城は混乱の渦中にあります。

エドガーは城主としての強い責任感から、反乱軍に城の宝である「混種の剣」を渡すまいと、一人で戦い続けているのです。

娘イレーナとの関係性と悲劇の始まり

エドガーには、イレーナという心優しい娘がいます。

彼女は父の身を案じ、城から脱出して「贄送りの大橋」のたもとで助けを求めています。

プレイヤーは彼女から父への手紙を託され、この悲劇的な物語に関わることになります。

エドガーは娘のことを深く愛しており、城主としての役目を終えたら、イレーナと共に静かに暮らすことを望んでいました。

この親子愛が、後の彼の行動を決定づける、物語の最も重要な核となります。

エドガーのイベント全流れを時系列で解説

エドガーの物語は、プレイヤーの選択によって細部が変化しますが、主な流れは以下の通りです。

  1. イレーナからの依頼:「贄送りの大橋」でイレーナと会い、父エドガーへの手紙を預かります。
  2. モーン城での対面:モーン城の屋上でエドガーに手紙を渡し、城の宝を守る使命を打ち明けられます。
  3. 獅子の混種討伐:城のボス「獅子の混種」を倒し、宝の剣を取り戻します。エドガーに報告すると、彼は娘の元へ向かう決意をします。
  4. イレーナの死:プレイヤーがイレーナのいた場所に戻ると、彼女は無残にも殺害されており、その傍らで父エドガーが復讐を誓っています。
  5. 復讐者エドガー:リエーニエの「復讐者のボロ家」にて、エドガーは「復讐者エドガー」としてプレイヤーに侵入してきます。彼は正気を失っており、撃破すると物語は悲劇的な結末を迎えます。

娘イレーナを殺した真犯人は誰?主人公を襲う理由とは

殺害現場に残された混種の武器はミスリードか?

イレーナの遺体の側には、モーン城の混種が使う「鉄の鉈」が突き立てられています。

この状況から、多くのプレイヤーは「反乱を起こした混種が逃げたイレーナを殺害した」と考えるでしょう。

しかし、これは巧妙なミスリードである可能性が高いです。

エドガー自身のセリフや、その後の彼の行動には、犯人が混種だけではないことを示唆する複数の手がかりが残されています。

エドガーのセリフ「お前も」が示唆する”複数の犯人”の存在

エドガーのセリフには、犯人像を考察する上で重要なものが二つあります。

一つは、イレーナの亡骸の前で彼が誓う「こんな目に合わせた畜生どもを、きっと見つけ出し、根絶やしにしてやるとも…」という言葉です。

彼は犯人が単独ではなく「複数」であることを知っているように聞こえます。

もう一つは、もしプレイヤーがイレーナを殺害した場合に聞ける「まさか、貴公。お前も、イレーナに手にかけたのか!」というセリフです。

「お前も」という言葉は、プレイヤー以外にもイレーナに手をかけた存在がいることを前提としており、単純な混種の犯行とは考えにくい状況を示しています。

黒幕はモーグ?指巫女狩りとの関連性を考察

犯人が混種ではないとすると、一体誰がイレーナを殺したのでしょうか。

ここで浮上するのが、デミゴッドの一人「血の君主モーグ」の存在です。

モーグは自らの王朝を築くため、各地で「指巫女」を狩っていました。

そして、イレーナは殺害されることで「巫女の血」を収集できる対象であることから、彼女が指巫女、あるいはその素質を持っていた可能性が示唆されます。

モーグが雇った複数の刺客(指巫女狩り)がイレーナを襲った、という説が有力です。

この説であれば、エドガーが犯人を「複数」と認識していることや、「お前も」というセリフの謎を合理的に説明できます。

なぜ主人公に襲いかかるのか?狂い火による正気の喪失

エドガーが主人公に襲いかかる直接的な理由は、復讐の過程で「狂い火」に心を蝕まれ、正気を失ってしまったからです。

娘を失った絶望と、犯人への憎悪が彼を狂気へと駆り立て、見境なく他者を攻撃するようになってしまったと考えられます。

彼は主人公を娘の仇の一味と誤認したか、あるいは狂気によって、目に入るもの全てが敵に見えていたのかもしれません。

決して、主人公に個人的な恨みがあったわけではないのです。

エドガーと「狂い火」の謎:悲劇の騎士はなぜ狂ったのか

「シャブリリのブドウ」をドロップする意味とは?

エドガーが狂い火に侵されている決定的な証拠が、彼を倒した際にドロップする「シャブリリのブドウ」です。

このアイテムの説明文には「黄色く爛れきった、病み人の瞳」とあり、狂い火の病を発症した者の目玉であることがわかります。

これを持つということは、エドガー自身が狂い火の病み人であったことを意味します。

娘を失った悲しみが、彼を狂い火という最も忌まわしい病に引き寄せてしまったのです。

復讐者のボロ屋にいる霊体のセリフが示すエドガーの末路

エドガーが侵入してくる「復讐者のボロ家」の近くには、彼の末路を語る霊体がいます。

その霊体は「ああ、あのお方は狂っていなさる。愛も、復讐も、狂い火に焼き溶かされていなさる」と呟きます。

このセリフは、エドガーが復讐心すらも焼き尽くすほどの完全な狂気に陥っていたことを示しており、彼の悲劇性をより一層際立たせています。

狂い火の根源「放浪の民」の呪詛との関係性

狂い火は、かつて地下に生き埋めにされた「放浪の民」が絶望の呪詛を唱えたことで生まれたとされています。

それは、あらゆるものを分かち隔てる黄金律や生命そのものを否定し、全てを混沌に還そうとする破滅の炎です。

エドガーがこの炎に身を委ねてしまったのは、娘という世界の全てを失った彼にとって、世界そのものが絶望の対象となり、破壊すべきものに見えたからなのかもしれません。

イレーナとハイータは同一人物?二人の関係性の謎に迫る

根拠①:イレーナの死と同時にハイータが出現するタイミング

エドガーの物語における最大の謎の一つが、娘イレーナと狂い火の巫女ハイータの関係です。

最も重要な点は、盲目の巫女ハイータがゲーム内に登場するのは、イレーナが死亡した直後からである、ということです。

この符合は、二人が無関係であると考えるにはあまりにも出来すぎています。

根拠②:瓜二つの容姿と同一の声優

イレーナとハイータは、ゲーム内のモデルや衣装が酷似しており、瓜二つと言っても過言ではありません。

さらに、彼女たちの声を担当している声優も同一人物です。

これらの事実は、二人が何らかの形で同一の存在、あるいは極めて深い関わりを持つ存在であることを強く示唆しています。

根拠③:「巫女の血」が採れるイレーナの特異性

前述の通り、イレーナは「白面のヴァレー」のイベントで「巫女の血」を採取できる対象です。

ただの城主の娘が、なぜ巫女としての性質を持っているのか。

この点も、彼女が通常の人間ではないことを示しています。

イレーナの死後、その「巫女」としての器に、狂い火の意志のようなものが宿り、「ハイータ」として活動を始めたのではないか、という考察が成り立ちます。

結論:イレーナの肉体に別の何かが宿ったのか?

これらの状況証拠から、「イレーナとハイータは、肉体を共有する別の存在」であるという説が最も有力です。

イレーナという個人の魂は死んでしまったものの、彼女が持っていた巫女としての器(肉体)を利用して、シャブリリ、あるいは狂い火そのものの意志がハイータとして顕現した、と考えるのが自然でしょう。

イレーナの遺体がその場に残り続けるため、単純な転生や蘇生とは異なる、より複雑な事象が起きたと推測されます。

【イベント攻略Q&A】エドガーのイベントが進まない・殺してしまった場合の対処法

「復讐者のボロ家で侵入されない」バグと現在の対処法は?

発売初期には、特定の条件下でエドガーが「復讐者のボロ家」に侵入してこないという進行不能バグが多数報告されていました。

これは主に、リエーニエのエリアボスを先に倒してしまうことなどが原因とされていました。

しかし、その後のアップデート(Ver.1.04以降)でこの不具合は修正されており、現在ではほとんど発生しません。

もし侵入されない場合は、イベントの手順(イレーナの死体前で復讐を誓うエドガーと会話する等)を正しく踏んでいるか再確認してみてください。

エドガーをモーン城で先に殺してしまったらどうなる?

もし、モーン城で出会った際にエドガーを殺害してしまった場合、復讐者としてのイベントは発生しません。

その場で彼は「失地騎士の斧槍+8」をドロップします。

ロードを挟んで彼がいた場所に戻ると、ハイータのイベントに必要な「シャブリリのブドウ」が落ちているため、アイテムの回収は可能です。

ただし、悲劇の物語の結末を見届けることはできなくなります。

ハイータのイベントに影響は出る?

エドガーのイベントは、ハイータのイベントを進行させるために必要な「シャブリリのブドウ」を入手する手段の一つです。

前述の通り、たとえエドガーを早期に殺害してもブドウ自体は入手できるため、ハイータのイベントが完全に進行不能になることはありません。

しかし、正規のルートでエドガーの物語を最後まで進めることが、エルデンリングの世界をより深く味わう上で推奨される手順と言えるでしょう。

より深い考察:ベルナールとの比較で見る「巫女を失った騎士」の末路

共通点:愛する指巫女を失い、二本指に背を向けた騎士たち

エルデンリングには、エドガーとよく似た境遇の騎士が登場します。

「背律者ベルナール」です。

彼の装備のテキストには「彼の巫女が、火に身を投げるまでは」王たる英雄に相応しかった、と記されています。

ベルナールもまた、二本指の導きに従った結果、愛する巫女を失い、その導きそのものである黄金律に背を向け「背律者」となりました。

大切な女性を失い、本来歩むべき道から外れてしまった点で、彼らは共通しています。

相違点:復讐の対象と迎えた結末の違いを分析

エドガーとベルナールの決定的な違いは、その怒りの矛先です。

エドガーの憎悪は、犯人への個人的な復讐心から始まり、やがて狂い火によって無差別な破壊衝動へと変質しました。

一方、ベルナールの怒りは、巫女を犠牲にするシステムそのもの、つまり「二本指」や「黄金律」という大きな理に向けられました。

その結果、彼は火山館に合流し、理への反逆という明確な意志を持って行動します。

個人的な絶望が狂気に繋がったエドガーと、絶望から理への反逆という思想に至ったベルナール。

彼らの対照的な末路は、「喪失」というテーマに対する二つの異なる答えを示しているようで、非常に興味深いものがあります。

まとめ:エルデン リング エドガー 考察

  • エドガーはゴドリックに仕えるモーン城の城主である
  • 娘イレーナを殺害され、復讐者へと変貌する
  • イレーナ殺害の真犯人は混種ではなく、モーグ配下の指巫女狩りと考察される
  • 主人公を襲う理由は、復讐の過程で狂い火に侵され正気を失ったためである
  • 彼がドロップする「シャブリリのブドウ」は、狂い火の病み人であった証拠
  • イレーナとハイータは、同一の肉体を持つが別人格である可能性が高い
  • イレーナの死後、彼女の肉体を器としてハイータが活動を開始したと考えられる
  • エドガーのイベントが進行しないバグは、現在ではほぼ修正済みである
  • エドガーを早期に殺害しても、ハイータのイベント進行は可能
  • ベルナールとの比較から、巫女を失った騎士の多様な末路が描かれていることがわかる
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次