エルデンリングの世界で、プレイヤーに強烈な印象を残す敵対NPC「褪せ人喰い、アナスタシア」。
なぜ彼女は指巫女を装い、執拗に私たちの前に立ちはだかるのでしょうか。
この記事では、そんなアナスタシアの正体や目的、そしてDLCでさらに深まった背景の謎について、関連キーワードやWeb上の情報を基に徹底的に考察します。
アナスタシアに勝てない方向けの具体的な攻略法まで、この記事を読めばアナスタシアの全てがわかります。
褪せ人喰い、アナスタシアとは?その正体と基本情報
アナスタシアとは何者?指巫女を装う人食いの鬼女
褪せ人喰い、アナスタシアは、フロム・ソフトウェア開発のアクションRPG『エルデンリング』に登場する敵対NPCの一人です。
その名の通り、指巫女の装いをしながら、実際にはプレイヤーである褪せ人を喰らうために襲いかかってくる謎多き鬼女として描かれています。
彼女は特定のエリアでプレイヤーの世界に侵入し、巨大な「解体包丁」を手に襲いかかってきます。
その執拗さから、多くのプレイヤーにとって忘れられない存在となっています。
アナスタシアの素顔は?火傷痕のある美人なのか
アナスタシアの素顔は、ゲーム内データなどから整った顔立ちの美人であるとされています。
しかし、その身体には火傷のような痕があるとも言われており、この特徴が彼女の過去や背景を考察する上で重要な鍵となっています。
指巫女のローブで顔の大部分は隠されていますが、そのミステリアスな容姿と狂気的な行動のギャップが、彼女のキャラクター性をより一層引き立てています。
元ネタは過去作にあり?人食いミルドレッドとの関連性
アナスタシアのキャラクター設定は、フロム・ソフトウェアの過去作、特に『ダークソウル』シリーズからの影響が見受けられます。
中でも、初代『ダークソウル』に登場した敵対NPC「人食いミルドレッド」との関連性が指摘されています。
ミルドレッドもまた、巨大な肉断ち包丁を手にプレイヤーに襲いかかる人食いの女性キャラクターであり、アナスタシアはこの伝統的な「包丁を持った人食い女」という枠組みを受け継いだ存在と言えるでしょう。
【徹底考察】アナスタシアの謎|褪せ人を喰らう目的とDLCで深まる背景
なぜ褪せ人を喰らうのか?その目的を考察
アナスタシアがなぜ褪せ人を喰らうのか、その明確な理由は作中で語られていません。
しかし、いくつかの説がユーザーの間で考察されています。
一つは、冒涜の君主ライカードのように、他者を喰らうことで「一つになる」という思想に基づいているという説です。
また、後述する狂い火や、彼女の出身地とされる「ボニ村」の陰惨な風習が、彼女の人食いという行動に影響を与えている可能性も考えられます。
DLCで判明した「ボニ村」との関係は?解体包丁が示す陰惨な過去
DLC「Shadow of the Erdtree」の登場により、アナスタシアの背景に関する新たな考察が生まれました。
DLCの舞台である影の地には「ボニ村」という場所があり、そこでは「大壺師」と呼ばれる者たちが「ボニの解体包丁」を用いて、巫女と罪人を壺に詰めるという、あまりにも陰惨な儀式を行っていたことが判明します。
アナスタシアが使う解体包丁との関連性から、彼女がこのボニ村の出身者、あるいは儀式の犠牲者であった可能性が強く示唆されており、彼女の行動原理を解き明かす重要な手がかりとなっています。
アナスタシアは狂い火の巫女?火傷痕と黄色い瞳の謎
アナスタシアの身体にあるとされる火傷痕や、一部で噂される黄色く輝く瞳は、「狂い火」との関連を想起させます。
狂い火は、すべてを焼き尽くし混沌に還す力であり、その影響を受けた者は正気を失うとされています。
もしアナスタシアが狂い火の病に侵されているのであれば、彼女が理性を失い、本能的に褪せ人を襲う理由の説明がつくかもしれません。
指巫女の姿をしているのも、かつては正規の巫女であったが、何らかの理由で狂い火に触れてしまった過去があるのかもしれません。
なぜ3回も侵入してくる?褪せ人への異常な執着心
アナスタシアはゲーム中、リムグレイブ、アルター高原、聖別雪原と、合計3回もプレイヤーの前に現れます。
この異常なまでの執着心は、単なる人食いというだけでは説明がつきません。
一説には、プレイヤーである褪せ人が「巫女なき褪せ人」であることに気づき、特別な獲物として認識しているのではないかと考えられています。
あるいは、何度も自分を退ける主人公の強さに惹かれ、ストーカーのようになっているという解釈もできます。
なぜDLCには登場しなかった?故郷ボニ村との関係を考察
多くのプレイヤーがDLCでの再登場を期待していましたが、残念ながらアナスタシアは影の地に姿を現しませんでした。
この理由として最も有力なのが、「影の地が彼女の故郷、あるいはトラウマの地であるため、二度と戻りたくなかった」という説です。
前述の通り、ボニ村で行われていた儀式は非常に悲惨なものでした。
もし彼女がその地獄から逃げ出してきたのだとすれば、自ら故郷に戻ることは考えにくいでしょう。
【面白い説】壺詰めにされたが中の肉を食って脱出した?
ユーザーコミュニティでは、アナスタシアの過去に関するユニークな考察が生まれています。
その中でも特に面白いのが、「アナスタシアはボニ村で壺に詰められそうになったが、中にいた罪人の肉を喰らい尽くして生き延び、大壺師から解体包丁を奪って脱出した」というものです。
この説は、彼女の超人的な強さ、人食いという性質、そして解体包丁を持つ理由をすべて説明できるため、多くのプレイヤーから支持を集めています。
【攻略】褪せ人喰い、アナスタシアの全出現場所と簡単な倒し方
アナスタシアの全出現場所とドロップアイテム一覧
アナスタシアは、ストーリーの進行に合わせて以下の3か所で侵入してきます。
出現場所 | 地域 | ドロップアイテム |
---|---|---|
燻り教会の周辺 | リムグレイブ | 聖なる蠍 |
死体臭のボロ家 | アルター高原(火山) | 神聖な解体包丁 |
聖別雪原奥地の川沿い | 巨人たちの山嶺(雪原) | 古竜岩の喪色鍛石 |
聖別雪原で「古竜岩の喪色鍛石」を確実に入手するためには、先の2か所でアナスタシアを倒しておくことが推奨されています。
【場所別】アナスタシアの攻略法と推奨レベル
アナスタシアの攻撃は、解体包丁を振り回す大振りなモーションが特徴です。
そのため、基本的な攻略法は、彼女の攻撃をしっかりと回避またはガードし、攻撃後の大きな隙を狙って反撃することです。
- 燻り教会(推奨レベル20~30): 周囲に他の敵はおらず、タイマンでの戦闘に集中できます。落ち着いて後隙を狙いましょう。
- 死体臭のボロ家(推奨レベル60~70): 周囲にいる野犬が厄介です。アナスタシアが侵入してくる前に、先に野犬を処理しておくと安全に戦えます。
- 聖別雪原(推奨レベル100~120): 終盤ということもあり、アナスタシアの攻撃力が非常に高くなっています。特に祈りの一撃は即死級の威力なので、絶対に食らわないように注意が必要です。
勝てない人向け!崖から落として簡単に倒す方法
どうしてもアナスタシアに勝てない、特に序盤の燻り教会で苦戦している場合は、地形を利用した簡単な攻略法があります。
それは、燻り教会の裏手にある崖からアナスタシアを落下させる方法です。
- 燻り教会の正面でアナスタシアの侵入を確認します。
- 教会を正面に見て左手側から裏手へ回り込みます。
- 崖際にある段差の下へ降り、しゃがんで隠れます。
- プレイヤーを見失ったアナスタシアが崖際を捜索し、ジャンプ攻撃などで自ら崖下へ落下していきます。
この方法を使えば、武器の強化が進んでいない状態でも安全に倒すことが可能です。
アナスタシアが出現しない(侵入されない)原因と対処法
アナスタシアに侵入されず、会うことすらできない場合があります。
その主な原因として、該当エリアのフィールドボス(例:黄金樹の化身など)を先に倒してしまったことが考えられます。
また、特定のバージョンでは出現フラグに関するバグも報告されていました。
対処法としては、まずゲームを最新バージョンにアップデートすることです。
それでも出現しない場合は、侵入ポイント周辺を馬でくまなく走り回ってみましょう。
それでもダメな場合は、残念ながらその周回での出現は諦め、次の周回プレイでボスを倒す前に侵入場所へ向かう必要があります。
褪せ人喰い、アナスタシアに関するQ&A
アナスタシアの武器「神聖な解体包丁」は強い?入手方法と性能
アナスタシアがドロップする「神聖な解体包丁」は、攻撃時にHPをわずかに回復する特殊効果を持つ大斧です。
アルター高原の死体臭のボロ家でアナスタシアを倒すことで入手できます。
初期状態で神聖属性が付与されており、戦技「乱撃」がセットされています。
信仰戦士ビルドなどではユニークな運用が可能で、特に攻略道中での継戦能力を高めてくれる面白い武器です。
アナスタシアの遺灰や傀儡は入手できる?
残念ながら、2024年8月現在、褪せ人喰い、アナスタシアを召喚できる遺灰や傀儡はゲーム内に存在しません。
彼女のユニークなキャラクター性から、多くのプレイヤーが共闘したいと望んでいますが、入手する方法はありません。
今後のアップデートや続編に期待する声も多く上がっています。
まとめ:エルデンリング アナスタシア 考察の完全ガイド
- アナスタシアは指巫女を装い褪せ人を襲う敵対NPCである
- その素顔は美人だが、身体には火傷のような痕があるとされる
- 過去作『ダークソウル』の「人食いミルドレッド」が元ネタの可能性がある
- 褪せ人を喰らう理由は不明だが、複数の説が考察されている
- DLCで登場した「ボニ村」の陰惨な風習との関連が強く示唆される
- 火傷痕などから狂い火の影響を受けている可能性も否定できない
- 出現場所はリムグレイブ、アルター高原、聖別雪原の計3か所
- 攻略の基本は、大振りな攻撃の後の隙を的確に突くこと
- 燻り教会では地形を利用して崖から落下させることで簡単に倒せる
- アナスタシアの遺灰や傀儡を入手することはできない
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