エルデンリングのピディ考察!セルブスとの正体と関係を解説

フロム・ソフトウェアが贈る大人気アクションRPG「エルデンリング」は、広大な世界と魅力的なキャラクター、そしてプレイヤーの想像力をかき立てる謎に満ちたストーリーで多くのファンを魅了しています。

中でも、魔術教授セルブスと召使いピディの関係は、多くのプレイヤーが考察を巡らせる興味深いテーマの一つです。

一見するとただの召使いに見えるピディですが、彼の言動やセルブスの死を巡るイベントには、二人が単なる主従関係ではないことを示唆する伏線が散りばめられています。

この記事では、「エルデンリング ピディ 考察」と検索しているあなたへ向けて、ピディの正体、そして魔術教授セルブスとの驚くべき関係性について、ゲーム内の情報を基に深く掘り下げていきます。

セルブスの死亡イベントの真相や、彼の地下室に隠された秘密、そして傀儡とは何かという根本的な問いに至るまで、徹底的に解説します。

目次

エルデンリングのピディの正体についての考察

ピディの正体はセルブスと同一人物なのか?

エルデンリングに登場する召使いピディの正体は、魔術教授セルブスが彼の操る「傀儡(くぐつ)」であり、ピディ自身がその本体、つまり黒幕であるという説が非常に有力です。

ゲーム内ではっきりと明言されているわけではありませんが、数多くの状況証拠がこの「ピディ黒幕説」を強く裏付けています。

主な根拠として、ピディと初めて会った際の不自然なセリフ回し、セルブスとピディの死が常に連動している点、そしてセルブスの遺体の状態が、彼の集める傀儡たちと酷似していることなどが挙げられます。

これらの点から、尊大に振る舞う魔術教授セルブスという人格は、薄暗い倉庫にうずくまる召使いピディが表向きの顔として作り上げた、遠隔操作の人形であった可能性が高いと考えられます。

この後の見出しで、それぞれの根拠についてより詳しく掘り下げていきましょう。

初対面のセリフに隠された伏線

ピディがセルブスの操り主であるという説を補強する最も分かりやすい伏線が、プレイヤーとの初対面のセリフに隠されています。

カーリアの城館で初めてピディに話しかけると、彼は動揺したように「き、きみ…、いえ、貴方様は…」と言葉を発します。

ここで注目すべきは、彼が最初に口にした「きみ」という二人称です。

これは、魔術教授セルブスがプレイヤー(褪せ人)を呼ぶ際に一貫して使う、やや見下したニュアンスを含む呼び方と全く同じです。

ピディはすぐに「貴方様」という召使いらしい丁寧な言葉に言い直しますが、この一瞬の言い間違いは、普段彼が「魔術教授セルブス」として振る舞っていることの表れだと解釈できます。

つまり、予期せぬ訪問者であるプレイヤーを前にして、つい素の「セルブス」としての人格が出てしまい、慌てて「召使いピディ」の役割を演じ直した、と考えられるのです。

この巧妙なセリフ回しは、開発元であるフロム・ソフトウェアが意図的に仕込んだ、二人の関係性を示す重要なヒントと言えるでしょう。

ピディが「しろがね人」である可能性を考察

ピディの正体を考察する上で、彼の種族も重要な要素となります。

彼の灰色の肌や、やや人間離れした身体的特徴から、ピディは「しろがね人」である可能性が極めて高いと考えられています。

しろがね人は、エルデンリングの世界において人工的に生み出された生命体であり、その多くが虐げられてきた歴史を持ちます。

彼らが持つ特異な背景は、ピディがなぜ召使いとして身をやつし、裏で傀儡師として暗躍していたのかという動機にも繋がりそうです。

しろがね人の血とピディの謎

ただし、この説には一つ大きな謎が残ります。

しろがね人の血は銀色であるとされていますが、ピディが死亡した際に流れる血は人間と同じ「赤色」なのです。

これにはいくつかの解釈が考えられます。

一つは、彼が第二世代のしろがね人である可能性です。

しろがね人のラティナが語るように、第二世代は人間と見分けがつきにくいとされています。

もう一つの可能性は、ピディが傀儡の研究の過程で何らかの人体実験を自らに施し、その結果として血の色が変化したというものです。

いずれにしても、彼が「しろがね人」であることは、カーリア王家への奉仕という立場や、彼の持つ特異な魔術技術の背景を考える上で、無視できないポイントです。

エルデンリングにおける「傀儡」とは何か?

ピディとセルブスの関係を理解するためには、エルデンリングにおける「傀儡」がどのような存在かを正確に知る必要があります。

結論から言うと、傀儡はプレイヤーが戦闘で召喚する「遺灰」とは全く異なる存在です。

遺灰が霊的な存在であるのに対し、傀儡は「魂を抜かれた肉体そのもの」であり、物理的な実体を持っています。

この事実は、セルブスが研究している「精薬」の存在によって裏付けられています。

精薬は、飲んだ者の魂だけを殺し、肉体を意のままに操れる人形へと変えてしまう薬です。

実際に、イベントを進めることで戦士ネフェリ・ルーや忌まわしき糞喰いを傀儡にすることが可能であり、彼らの元の人格は失われてしまいます。

遺灰と傀儡の違い

特徴遺灰傀儡
存在形式霊体(青白い半透明)肉体(物理的な実体)
作成方法魂が宿った遺灰を入手精薬などで魂を抜き、肉体を人形化
ゲーム内での扱いFPを消費して召喚NPC、敵、イベントアイテムとして登場
自我の有無基本的に無し(命令に従う)無し(魂が死んでいる)

このように、傀儡はより冒涜的で非人道的な技術であり、セルブス(ピディ)の歪んだ欲望の対象となっています。

この傀儡技術の知識が、彼の野望の根幹を成しているのです。

エルデンリングのピディと関連人物の考察

エルデンリングのセルブス死亡イベントの真相

魔術教授セルブスの死は、特定のイベント進行によって引き起こされる、物語の重要な転換点です。

彼の死の真相は、ラニのイベントラインと密接に結びついています。

セルブスは、主君であるはずのラニをも自らの傀儡コレクションに加えようと画策しており、プレイヤーを利用して彼女に「琥珀の精薬」を飲ませようとします。

この裏切り行為がラニに露見した場合、あるいはプレイヤーがラニに「指殺しの刃」を渡して彼女の宿願成就への道を開いた時点で、セルブスは「用済み」と見なされ、粛清されます。

プレイヤーがセルブスの塔を訪れると、彼はまるで糸の切れた人形のように崩れ落ちた姿で発見されます。

そして重要なのは、このタイミングでピディのもとへ向かうと、彼もまた自身の傀儡たちに襲われて絶命しているのです。

これは、本体であるピディがラニ(あるいはその配下)によって直接的、もしくは間接的に排除された結果、遠隔操作されていたセルブスも機能を停止した、という流れを示唆しています。

セルブスの地下室から見える歪んだ趣味

カーリアの城館の北東、ラニの魔術師塔の手前にある廃墟には、巧妙に隠されたセルブスの地下室が存在します。

この地下室こそ、彼の歪んだ収集趣味を何よりも雄弁に物語る場所です。

地下室の床は幻の壁になっており、攻撃することで隠された階段が出現します。

その先には、彼が「精薬」を用いて傀儡にした者たちが、まるで陳列品のように並べられています。

プレイヤーの選択によっては、ここにネフェリ・ルーや糞喰いが追加されることもあり、彼の非道な行いを目の当たりにすることになります。

隠し部屋の存在

さらに、この地下室の奥にもう一つの幻の壁があり、その先にはベッドが置かれた小部屋が存在します。

この空間が何のために使われていたのかは想像に難くなく、セルブス(ピディ)の倒錯した欲望の深さを物語っています。

また、魔術師セレンとのイベントを進めている場合、彼女の本体がこの近くに囚われていることも判明し、セルブスが多くの人物と裏で繋がり、自らの欲望のために利用していたことがうかがえます。

エルデンリングのドローレスを巡る考察

セルブスが販売する傀儡の中に、「眠りのドローレスの傀儡」という一体が存在します。

彼女は単なるコレクションの一つではなく、セルブスと円卓の百智卿ギデオン=オフニールの過去を繋ぐ、重要な鍵を握る人物です。

ドローレスの傀儡のテキストには、「かつてギデオンの批判者であり、友であった」「そして、彼とセルブスが、袂を分かつ理由となった」と記されています。

ここから、セルブスがギデオンの友人であったドローレスを非道にも傀儡にしてしまい、それが原因で二人の関係が破綻したことが分かります。

ギデオンにセルブスの精薬を見せると、彼は「悪い癖だ」と吐き捨て、薬を処分してくれますが、その言葉の裏にはドローレスを巡る過去の因縁があったのです。

ピディが死亡した際に、条件を満たしているとこのドローレスの傀儡をドロップすることからも、彼女がセルブス(ピディ)にとって「お気に入り」であったことが示唆されており、彼の執着心の強さを感じさせます。

ピディの死と暴走した傀儡たち

前述の通り、セルブスが死亡するタイミングで、ピディもまた命を落とします。

彼の死に際に立ち会うことはできませんが、ピディのいた場所に近づくと、彼の悲痛な断末魔が聞こえてきます。

「やめておくれ、やめておくれ…お前たちは私の傀儡、あんなに愛してあげたじゃないか」

このセリフは、ピディが襲われている相手が、彼が世話をしていたはずの傀儡たちであることを示しています。

そして何より、「私の傀儡」という言葉は、彼が単なる召使いではなく、傀儡たちの真の主であったことを自ら告白しているに等しいものです。

このイベントは、セルブスが機能停止(死亡)したことで本体であるピディが傀儡を制御する力を失い、その隙を突いて自我の断片が残っていたのか、あるいは第三者の手によって操られた傀儡たちが、日頃の恨みを晴らすべく主人に反逆した、という因果応報の結末をプレイヤーに見せつけます。

彼が愛でていたはずのコレクションによって殺されるという最期は、彼の行いを象徴する皮肉な結末と言えるでしょう。

まとめ:エルデンリングのピディ考察!深まる謎とセルブスとの関係

  • ピディが本体でセルブスは傀儡であるという説が有力である
  • 初対面のセリフ「き、きみ…」はピディとセルブスの関係を示す重要な伏線
  • ピディの正体は「しろがね人」である可能性が高い
  • 傀儡は魂を抜かれた肉体であり、霊体である遺灰とは異なる存在
  • セルブスとピディの死はラニのイベント進行と密接に連動する
  • セルブスの地下室は彼の歪んだ収集癖を物語る証拠の場所
  • 眠りのドローレスの傀儡化がギデオンとの決別の原因となった
  • ピディは自身の傀儡に殺されるという因果応報の結末を迎える
  • ピディの断末魔は彼が傀儡の真の主であったことを示唆している
  • ゲーム内で全ての真相は明言されておらず、多くの考察の余地を残している
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