エルデンリングをプレイしていると、「レベルはどこまで上がるのだろう」「レベルを上げすぎると何かデメリットはあるのか」といった疑問が浮かぶことがあります。
特に、オンラインでのマルチプレイを楽しみたい方や、ゲーム本来の歯応えを失いたくない方にとって、レベル上限や適切なレベル帯は重要な情報です。
この記事では、エルデンリングのレベル上限(カンスト)、レベルを上げすぎた場合のメリット・デメリット、多くのプレイヤーが特定のレベルで育成を止める理由、そして高レベル帯での楽しみ方まで、データベースに基づいた正確な情報で詳しく解説します。
エルデンリングのレベル上限は713!カンストで全ステータス99に
レベル上限(カンスト)は713
エルデンリングにおけるプレイヤーキャラクターのレベル上限は「713」です。
このレベルに到達すると、生命力や筋力といった全てのステータスが上限値である99になります。
一度レベル713に到達すると、それ以上レベルを上げることはできなくなり、キャラクターの育成は完了となります。
レベルカンストに必要な総ルーンと所要時間の目安
レベル1から713まで上げるために必要となる総ルーンは、約17億(1,692,566,842)というとてつもない量です。
最も効率が良いとされる「モーグウィン王朝」でのルーン稼ぎを続けたとしても、カンストまでには数十時間を要します。
これはあくまで目安であり、準備や操作の習熟度によって時間は大きく変動するため、非常に根気のいる作業であることは間違いありません。
どの素性で始めても最終ステータスは同じ
ゲーム開始時に選ぶ素性によって初期ステータスは異なりますが、最終的なレベル上限はどの素性でも713です。
レベルカンスト時には全てのステータスが99になるため、最終的にはどの素性を選んでもステータス上の差はなくなります。
そのため、素性は主に序盤のプレイスタイルや、特定のレベル帯で育成を止める際のステータス効率を考えて選ぶのが一般的です。
レベルを上げすぎるとどうなる?メリットとデメリットを解説
【メリット】キャラクターが強化され攻略が楽になる
レベルを上げる最大のメリットは、ステータスを強化することでキャラクターが純粋に強くなる点です。
生命力を上げれば耐久力が増し、筋力や知力などを上げれば火力が向上するため、強力なボスや難しいエリアの攻略が格段に楽になります。
特にアクションゲームが苦手な方でも、レベルを十分に上げることで、ストーリーをクリアしやすくなるでしょう。
【デメリット①】マルチプレイがマッチングしにくくなる
エルデンリングのオンラインマルチプレイ(協力・侵入)は、自分と相手の「キャラクターレベル」と「武器の強化レベル」が近いプレイヤー同士でマッチングする仕組みになっています。
そのため、レベルを際限なく上げすぎてしまうと、同レベル帯のプレイヤー人口が減少し、他のプレイヤーとマッチングしにくくなるというデメリットが生じます。
白面のヴァレーのイベントなど、マルチプレイが進行条件に関わる場合は注意が必要です。
【デメリット②】ゲームの歯応えが減り「つまらない」と感じる可能性
レベルを上げすぎると、敵の攻撃を何発受けても耐えられたり、ボスを簡単に倒せてしまったりと、ゲームの難易度が大幅に下がります。
フロム・ソフトウェア作品特有の、強敵を試行錯誤の末に乗り越える達成感や緊張感を重視するプレイヤーにとっては、この「ヌルゲー」化が物足りなく感じられ、「つまらない」と感じてしまう原因にもなり得ます。
ゲームの歯応えを楽しみたい場合は、レベルの上げすぎに注意する方が良いかもしれません。
なぜレベルを止める?マルチプレイの主流レベル帯と人口
多くの人がレベルを止める理由はマッチング仕様のため
前述の通り、エルデンリングのマッチングシステムがレベルに依存しているため、多くのプレイヤーはオンラインマルチプレイが活発な特定のレベル帯で育成を止める傾向にあります。
これは、協力プレイや対人戦をスムーズに楽しむための、コミュニティ内で形成された暗黙のルールのようなものです。
ビルドに個性を持たせ、限られたステータスの中で工夫する楽しさを重視するプレイヤーが多いことも理由の一つです。
【本編】マルチプレイが活発なレベル帯は120~150
発売から長らく、エルデンリングのマルチプレイにおける主流レベル帯は120から150とされてきました。
このレベル帯は、一つのビルド(例:筋力特化、魔術特化など)を完成させつつ、生命力などにもある程度ステータスを振れるバランスの良い範囲です。
そのため、多くのプレイヤーがこのレベル帯に集まり、対人戦や協力プレイの人口が最も多くなっていました。
【DLC後】主流はレベル200へ?最新のレベル帯論争まとめ
大型DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」の配信後は、レベル帯に関する議論が再び活発になっています。
DLCエリアの敵が非常に強力であることや、複数のステータスを要求する魅力的な武器が多いことから、従来の150レベルでは攻略が厳しいと感じるプレイヤーが増えました。
その結果、新たな主流レベル帯として175や200といった、より高いレベル帯が提唱されており、コミュニティの動向が注目されています。
ソロプレイならレベル上限を気にせず上げてOK
これらのレベル帯は、あくまでオンラインマルチプレイを快適に遊ぶための目安です。
もしあなたがオフラインで一人でじっくり攻略するプレイスタイルであれば、マッチングを気にする必要は一切ありません。
レベル上限である713を目指して、思う存分キャラクターを強化し、自分だけの最強の褪せ人を目指すのも、エルデンリングの楽しみ方の一つです。
レベルを上げすぎた時の対処法|レベルを下げることはできる?
結論:一度上げたレベルを下げる方法は存在しない
エルデンリングには、一度上げてしまったキャラクターのレベルを直接下げる機能は存在しません。
そのため、レベルを上げすぎたと感じても、元のレベルに戻すことは不可能です。
レベルを上げる際は、後から戻せないことを念頭に置き、慎重に行う必要があります。
対処法:満月の女王レナラで不要なステータスに振り直す
レベル自体を下げることはできませんが、「満月の女王レナラ」の力でステータスを振り直す「産まれ直し」を行うことで、実質的にキャラクターを弱体化させることは可能です。
例えば、ビルドに関係のないステータス(筋力ビルドにおける知力や信仰など)にポイントを割り振れば、意図的に火力を落としてゲームの難易度を調整できます。
ただし、「産まれ直し」には貴重なアイテム「雫の幼生」が必要です。
レベル帯ごとのセーブデータをバックアップしておくのも有効
PC版やPlayStationのクラウドストレージ機能を利用して、特定のレベルに到達した時点のセーブデータをバックアップしておくという方法もあります。
これにより、例えばレベル150のキャラクターデータを残しておきつつ、メインのデータではさらにレベルを上げていく、といった遊び方が可能になります。
ただし、セーブデータの管理は自己責任となるため、手順をよく確認してから行いましょう。
高レベル・レベルカンスト帯の楽しみ方とおすすめビルド
レベル300以上でのステ振りの考え方
レベルが300を超えてくると、生命力や持久力といった生存に関わるステータスを十分に確保した上で、複数の攻撃ステータス(例:筋力、技量、知力)を80などの高い数値まで伸ばすことが可能になります。
もはや特定のビルドに縛られるというよりは、「何でもできる万能型」のキャラクターへと近づいていきます。
様々な武器や魔術、祈祷を組み合わせて、自分だけの独自の戦闘スタイルを模索するのが楽しくなるレベル帯です。
レベルカンスト(713)でのおすすめ最強武器・装備
レベルカンスト状態では全ステータスが99になるため、武器の能力補正によるダメージの伸びはあまり意味をなさなくなります。
そのため、武器選びは純粋な基礎攻撃力の高さや、モーションの使いやすさ、そして強力な「戦技」を持つものが基準となります。
具体的には、戦技でHP回復も可能な「冒涜の聖剣」や、遠距離攻撃が強力な「暗月の大剣」などが、攻略から対人まで幅広く活躍できるため人気です。
全武器・魔術・祈祷を使える「万能ビルド」の魅力
高レベル帯、特にレベルカンストの最大の魅力は、ステータス不足を気にすることなく、ゲーム内に存在するほぼ全ての武器、魔術、祈祷を自由に試せる点にあります。
これまで使えなかった重厚な特大武器を振り回したり、高レベルの魔術を詠唱したりと、プレイの幅が無限に広がります。
周回プレイを重ねながら、様々な装備の組み合わせを試すことで、エルデンリングの世界をさらに深く楽しむことができるでしょう。
エルデンリングのレベル上限に関するよくある質問
効率的なレベル上げ(ルーン稼ぎ)におすすめの場所は?
エルデンリングで最も効率的なルーン稼ぎ場所として知られているのは、終盤に到達できるエリア「モーグウィン王朝」の祝福「王朝に至る崖路」付近です。
崖際にいる敵(しろがね人)たちを、「神の遺剣」の戦技などで一掃することで、短時間で大量のルーンを獲得できます。
レベルカンスト(8周目以降)の難易度はどれくらい?
エルデンリングは周回プレイ(ニューゲームプラス)を重ねるごとに敵が強化されていき、その強化は8周目(NG+7)で最大となります。
8周目以降の、いわゆる「カンスト周回」では、敵の攻撃力が非常に高くなり、レベルカンストしたキャラクターでも油断するとすぐに倒されてしまうほどの高難易度になります。
レベルを上げなくてもクリアできる?レベル1縛りとは?
はい、エルデンリングはレベルを一切上げない「レベル1」の状態でもクリアすることが可能です。
これは「レベル1縛り」と呼ばれるやり込みプレイの一種で、プレイヤー自身のスキルと知識が極限まで試されます。
武器の強化や戦技、アイテムなどを駆使して強敵を打ち破る、非常に歯応えのある挑戦です。
まとめ:エルデンリングのレベル上限とプレイスタイル
- エルデンリングのレベル上限は713である
- レベルカンストすると全てのステータスが99になる
- レベルを上げすぎるとマルチプレイでマッチングしにくくなる
- ゲームの歯応えが減り、つまらないと感じる場合がある
- マルチプレイ主流帯は本編で120~150、DLC後は200帯も議論されている
- レベルを止める最大の理由は他プレイヤーとのマッチングのためである
- ソロプレイであればレベル上限を気にせず自由に上げて問題ない
- 一度上げたレベルを下げることはできない
- レベルカンスト状態では全ての武器や魔術・祈祷を使用できる
- 自身のプレイスタイルに合わせてレベル管理を考えることが重要
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