SFCで発売され、今なお色褪せない名作RPG「クロノ・トリガー」。
現在ではSteam版をはじめ、PS版、DS版、スマホ版など様々な機種でプレイ可能ですが、「どのバージョンで遊ぶのが一番良いのだろう?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
特にPCで手軽に遊べるSteam版は、他の機種と比べて何が違うのか、気になるところだと思います。
この記事では、各機種のクロノ・トリガーを徹底的に比較し、Steam版の独自仕様、メリット・デメリット、そして今からプレイするならどのバージョンが最適なのかを、プロの視点から詳しく解説します。
【結論】クロノ・トリガー Steam版は買うべき?他機種版との違いを徹底解説
結論:今から遊ぶならどのバージョンがおすすめ?
結論から言うと、どのバージョンにも長所があり、プレイヤーの環境や好みによって最適解は異なります。
PCの大画面で快適にプレイしたい、コントローラー操作にこだわりたいという方には、現行のアップデートが適用された「Steam版」が最もおすすめです。
一方で、追加要素を余すことなく楽しみたいなら「DS版」、オリジナルの雰囲気を忠実に味わいたいなら「SFC版」という選択肢も依然として魅力的です。
Steam版のメリットとデメリットは?
Steam版の最大のメリットは、PC環境でのプレイに最適化されている点と、高解像度グラフィックに対応している点です。
ロード時間が非常に短く、クラウドセーブ機能で複数のPCからでもセーブデータを共有できるなど、利便性の高さが光ります。
一方、デメリットとしては、DS版に存在した追加コンテンツ「次元の闘技場」が未収録であることや、一部の効果音がオリジナル版と異なるといった細かな仕様変更が挙げられます。
発売当初は操作性などに問題がありましたが、現在はアップデートによって大幅に改善されています。
各バージョンの違いが一目でわかる!早わかり比較表
各バージョンの特徴を以下の表にまとめました。
機種 | 発売年 | 主な追加要素 | 注意点 |
SFC版 | 1995年 | – (オリジナル) | 全てのバージョンの基礎 |
PS版 | 1999年 | アニメムービー、おまけモード | ロード時間が長い、BGMの音源が異なる |
DS版 | 2008年 | PS版要素+追加シナリオ2種、次元の闘技場 | 中古価格が高騰気味 |
スマホ版 | 2018年 | DS版ベース、タッチ操作に最適化 | 「次元の闘技場」は未収録 |
Steam版 | 2018年 | スマホ版ベース、PC向けにUI・操作を改善 | 「次元の闘技場」は未収録、一部ムービーもカット |
クロノ・トリガー Steam版の独自仕様と追加要素
グラフィックはSFC版(オリジナル)と高解像度を選べる?
はい、Steam版ではグラフィックの設定を「オリジナル」と「高解像度」からいつでも切り替えることが可能です。
「オリジナル」はSFC版のドット絵の雰囲気を尊重したもので、「高解像度」はドットを滑らかに処理し、より綺麗に見えるようにしたグラフィックです。
どちらが良いかは個人の好みが分かれる部分ですが、プレイヤー自身が好きな方を選べるのはSteam版の大きな利点と言えるでしょう。
UI(メニュー画面)は2種類から選択可能?
はい、Steam版のインターフェース(UI)は、コントローラーやキーボードでの操作に最適化されたものと、スマホ版がベースのタッチパネル・マウス操作を想定したものの2種類から選択できます。
前者はSFC版に近い感覚でプレイでき、後者はスマホ版の雰囲気を味わうことができます。
自分のプレイスタイルに合わせて自由に切り替えられるため、非常に快適なプレイ環境を構築できます。
対応している操作方法は?(コントローラー・キーボード・マウス)
Steam版は、コントローラー(ゲームパッド)、キーボード、マウス、そしてタッチパネル(対応PCの場合)という幅広い操作方法に対応しています。
元々が家庭用ゲーム機向けの作品であるため、コントローラーでのプレイが最もSFC版に近い感覚で楽しめます。
PS4やNintendo Switchのコントローラーも簡単な設定で利用できるため、慣れ親しんだ操作感で冒険を進めることが可能です。
オートセーブとクラウドセーブに対応してる?
はい、Steam版はオートセーブ機能と、Steamクラウドを利用したセーブデータのバックアップ機能の両方に対応しています。
オートセーブはマップを切り替えた際などに自動で保存されるため、万が一ゲームが終了してしまっても直前の状態から再開できます。
また、クラウドセーブ機能を使えば、自宅のデスクトップPCで遊んだ続きを、外出先のノートPCでプレイするといったことも簡単に行えます。
Steam版の価格とセール情報は?
Steam版クロノ・トリガーの定価は1,980円(税込)です。
Steamでは定期的に大規模なセールが開催されており、その際には50%OFFの990円(税込)で購入できるチャンスが多くあります。
購入を検討している場合は、セールのタイミングを狙うのが賢い選択と言えます。
Steam版と他機種版(SFC・PS・DS・スマホ)の具体的な違い
オリジナル(SFC版)との違いは?
Steam版は、オリジナルのSFC版をベースに、多くの追加要素とシステムの改善が施されています。
PS版で追加されたアニメーションムービーや、DS版で追加されたクリア後のシナリオ「竜の聖域」「次元のゆがみ」が収録されています。
グラフィックやUIの選択機能、オートセーブなど、現代のゲーム環境に合わせた快適なプレイが可能になっている点が大きな違いです。
PS版との違いは?(ロード時間・追加ムービー)
PS版の最大の課題であったロード時間の長さは、Steam版では完全に解消されています。
メニュー画面の開閉や戦闘突入が瞬時に行われるため、SFC版同様のテンポの良いプレイが楽しめます。
また、PS版から収録されたアニメムービーは、Steam版ではより高画質化されており、物語への没入感を高めています。
DS版との違いは?(追加コンテンツ・次元の闘技場)
Steam版はDS版の追加要素の多くを引き継いでいますが、完全な移植ではありません。
DS版で追加された2つのシナリオ「竜の聖域」「次元のゆがみ」はSteam版にも収録されています。
しかし、モンスターを育てて対戦させるミニゲーム「次元の闘技場」は未収録です。
このコンテンツを楽しみたい場合は、DS版を選ぶ必要があります。
スマホ版との違いは?(UI・操作性)
Steam版は配信当初、スマホ版をそのまま移植した内容でしたが、後のアップデートでPC向けに大きく改善されました。
現在のSteam版は、コントローラー操作に最適化された専用UIが実装されており、スマホのタッチ操作を前提としたUIとは一線を画します。
グラフィックオプションやキーコンフィグ機能も充実しており、PCでプレイする上ではスマホ版よりも格段に快適な環境が提供されています。
購入前に知っておきたいSteam版の注意点
発売当初は不評だった?現在のアップデートでの改善点まとめ
Steam版は2018年の発売当初、スマホ版のUIをそのままPCに移植した操作性の悪さや、グラフィックの質感から「ほぼ不評」という厳しい評価を受けていました。
しかし、その後スクウェア・エニックスは複数回にわたる大規模なアップデートを実施しました。
PC専用UIの実装、グラフィックオプションの追加、キーコンフィグ機能の搭載などが行われ、現在では発売当初とは全く異なる、快適に遊べるバージョンへと生まれ変わっています。
BGMや効果音(SE)に違いはある?
BGMの音源はDS版準拠とされており、高音質で楽しむことができます。
ただし、一部の効果音(SE)がSFCのオリジナル版と異なっていたり、別の場面の効果音が使われていたりする箇所があるという指摘がユーザーから寄せられています。
オリジナル版をやり込んだプレイヤーほど、少し違和感を覚える部分があるかもしれません。
DS版の追加コンテンツはすべて収録されてる?
前述の通り、DS版の追加コンテンツが全て収録されているわけではありません。
クリア後のやりこみシナリオである「竜の聖域」と「次元のゆがみ」は楽しめますが、ミニゲームの「次元の闘技場」とその関連アイテムは未収録です。
DS版の全ての要素を体験したい場合は、DS版の実機や互換機でプレイする必要があります。
推奨スペックは?低スペックのノートPCでも動く?
公式の最低システム要件は、プロセッサーが「Intel Core i3 2.3GHz」、グラフィックが「INTEL HD Graphics 530」とされています。
しかし、元がSFCの2Dゲームであるため、要求スペックは非常に低く設定されています。
実際に、10年近く前のノートPCの内蔵グラフィックでも問題なく快適に動作したという報告もあり、最近のPCであればスペックを気にする必要はほとんどないでしょう。
【攻略情報】Steam版クロノ・トリガーで役立つTIPS
効率的な稼ぎ場所はどこ?(技ポイント・レベル上げ)
技ポイント(TP)を効率的に稼ぐなら、特定のモンスターを狙うのがおすすめです。
中盤では原始時代の「狩りの森」や中世の「お化けカエルの森」に低確率で出現する「ヌウ」が、倒せば大量の技ポイントを落とします。
終盤以降は、ラストダンジョンである「黒の夢」が出現する敵も多く、経験値と技ポイントを同時に稼げる最高の場所になります。
最強武器・防具の入手方法は?(主要サブイベントまとめ)
キャラクターの最強クラスの武具は、主にストーリー終盤に発生するマルチイベント(サブイベント)をクリアすることで入手できます。
例えば、クロノの最強武器「にじ」はイベント「虹色の貝がら」と「太陽石」をクリアすることで、ルッカ達の強力な防具「プリズムシリーズ」は「虹色の貝がら」で手に入ります。
これらのイベントはクリアしなくてもエンディングは見られますが、戦力を大幅に強化できるため、挑戦することをおすすめします。
難敵「黒の影」や「ミラクルロック」の倒し方は?
「黒の影」はDS版の追加ダンジョン「次元のゆがみ」に出現するクロノの分身です。
天属性の強力な魔法を多用するため、パーティ全員の魔法防御を装備で99近くまで高めて挑むのが攻略の鍵となります。
「ミラクルロック」は、ルッカの最強防具の素材となるアイテムを落とすモンスターですが、特定の場所でしか出現しません。出会ったら確実に倒しましょう。
「輝石のかけら」はどこで手に入る?
「輝石のかけら」は、前述のモンスター「ミラクルロック」を倒した際に、確率でドロップするアイテムです。
このアイテムを中世の「竜の里」にいるショップの店主に渡すことで、ルッカの最強防具の一つ「エレメントガード」を作成してもらえます。
キャラ育成で「魔力」は誰に使うのがおすすめ?
ステータスを恒久的にアップさせる「マジックカプセル」は、主人公のクロノに優先して使うのがおすすめです。
クロノは初期の魔力が低いにもかかわらず、習得する魔法の威力は高く設定されています。
魔力を重点的に強化することで、彼の魔法攻撃は単体・全体問わず、ゲーム終盤において最強クラスのダメージソースになります。
まとめ:クロノトリガー steam 違いの完全ガイド
PCでクロノ・トリガーをプレイするなら、現在のSteam版は非常に優れた選択肢です。
かつての名作を現代の環境で快適に、そして深く楽しむための情報が、この記事には詰まっています。
それぞれのバージョンの違いを理解し、あなたにとって最高のタイムトラベルに出発してください。
- Steam版はPCでの快適なプレイに最適化されたバージョンである
- グラフィックはSFCに近い「オリジナル」と滑らかな「高解像度」から選択可能
- UIもコントローラー用とマウス用の2種類から選べる
- PS版の欠点だったロード時間はなく、非常に快適である
- DS版で追加されたシナリオ「竜の聖域」「次元のゆがみ」は収録されている
- DS版のミニゲーム「次元の闘技場」は未収録という違いがある
- 発売当初は不評だったが、アップデートで大幅に改善されている
- 要求スペックは低く、多くのノートPCでも問題なく動作する
- 価格は定価1,980円で、セール時には半額になることが多い
- 今からPCで遊ぶなら、Steam版が最もおすすめの選択肢の一つである
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