ブレイブリーデフォルトのストーリーがひどいと言われる5つの理由

ブレイブリーデフォルトは2012年に発売された人気RPGですが、「ストーリーがひどい」という評価を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

実際にプレイを検討している方にとって、本当にストーリーに問題があるのか、それとも一部の意見に過ぎないのかは気になるポイントです。

この記事では、ブレイブリーデフォルトのストーリーが批判される具体的な理由から、肯定派と否定派それぞれの意見、シリーズ別の比較、そして2025年発売のHDリマスター版での改善点まで、購入判断に必要な情報を網羅的に解説します。

目次

ブレイブリーデフォルトのストーリーがひどいと言われる5つの理由

ブレイブリーデフォルトのストーリーに対する批判は、主に5つのポイントに集約されます。

王道RPGとして高く評価される一方で、これらの要素がプレイヤーの不満を招いている実態を見ていきましょう。

後半の繰り返し構造が約5周も続く作業感

最も多い批判が、ゲーム後半における繰り返し構造です。

5章以降、プレイヤーは同じダンジョンを巡り、同じボスと戦う展開が約5回繰り返されます。

新しく追加されるコンテンツは、アスタリスク所持者のバックストーリーが増える程度で、メインストーリーや会話にほとんど変化がありません。

「なぜ5周もさせたのか謎」という声は国内外で共通しており、この繰り返しによって多くのプレイヤーがゲームを途中で断念しています。

プロデューサーの浅野智也氏によると、クリア率は20%未満だったとのことで、この数字が後半の作業感の深刻さを物語っています。

エアリー黒幕展開と嘘つきエアリーの賛否

物語の核心に関わる部分として、妖精エアリーが実は黒幕だったという展開があります。

エアリーは序盤から主人公たちに同行し、クリスタル解放の旅を導く存在でした。

しかし終盤で、エアリーの真の目的がウロボロスという存在の復活であったことが明かされます。

この展開には巧みな伏線が張られており、タイトルの「FLYING FAIRY」から「FF」を抜くと「LYING AIRY」(嘘つきエアリー)になるという仕掛けが施されています。

終章のサブタイトルが「嘘つきエアリー」に変化する演出は、驚きと感動を与えた一方で、「初っ端から怪しかったので最初から気付いていた」という声も少なくありません。

鬱展開の多さと殺害後の違和感ある演出

ブレイブリーデフォルトには、人間型ボスを倒すと基本的に相手が死亡するという設定があります。

問題視されているのは、必ずしも悪人ではないキャラクターや、説得すれば平和的に解決できそうな相手とも戦闘になり、倒さなければならない点です。

さらに批判を招いているのが、殺害直後のパーティチャットで「とってもお似合いのカップルだったね」などと和やかな会話が始まる演出の不整合です。

一部のサブイベントではブラックかつ救いようのない展開が用意されており、人によっては不快に感じる可能性があります。

しかもアスタリスク獲得のためには避けて通れないイベントとなっているため、多くのプレイヤーが見ざるを得ない状況です。

主人公たちの行動や判断への批判

主人公パーティに対する批判も根強く存在します。

特に羊飼いのティズと風の巫女アニエスについては、「盲目で無知」「頑固を通り越してひどい」という厳しい評価が見られます。

登場人物たちの精神年齢が幼く見えること、危機意識が欠如していること、言葉足らずで事前に説明していれば争いにならなかったはずの場面が多いことなどが指摘されています。

また、羊飼いという設定のティズが、なぜ他のメンバーと同等に戦えるのかという説明がラスボス戦直前まで明かされない点も、ストーリーへの没入感を妨げる要因となっています。

クリスタル解放イベントのボタン連打が苦痛

ストーリー進行に必須のクリスタル解放イベントでは、Xボタンを何十回も連打する作業が求められます。

このイベントは4つのクリスタルそれぞれで発生し、最終的に各クリスタルで5回ずつ、合計20セットもの連打作業を強いられます。

「桃太郎伝説のいなずま修行より苦痛だった」という声もあり、単調な作業の繰り返しがストーリーへの集中を阻害している側面があります。

実際にプレイした人の評価は?肯定派と否定派の意見まとめ

ブレイブリーデフォルトのストーリー評価は、プレイヤーによって大きく分かれます。

批判だけでなく、高く評価する声も多数存在するため、両方の意見を把握しておくことが重要です。

肯定派が評価するストーリーの良い点

肯定派からは、王道ストーリーの中に「正義とは何か」「世界を救うとはどういうことか」を深く描いたシナリオとして高い評価を得ています。

シナリオライターは『STEINS;GATE』『CHAOS;HEAD』などを手掛けた林直孝氏で、RPG初挑戦ながら練り込まれたストーリーを構築しました。

メインストーリーだけでなく、サブシナリオやパーティチャットでもキャラクターの魅力が最大限に引き出されており、敵キャラクターについても「倒すには惜しい」と言われるほど濃いキャラクター付けがなされています。

「Dの手帳」による謎めいた記述がプレイヤーを物語に引き込む演出も好評で、ミステリアスな要素がゲーム全体に深みを与えています。

否定派が指摘するストーリーの問題点

否定派の意見をまとめると、繰り返しチャプターでテーマ性が失われ、キャラクターが成長しないまま同じことを繰り返す印象が強いという批判が中心です。

「ストーリーには楽しめる要素がたくさんあるが、酷い部分によって台無しにされている」という声は、肯定と否定の両面を端的に表現しています。

また、ネタバレを見てしまうと楽しみが大きく損なわれる構造であることも、プレイ前の情報収集を難しくしている要因です。

クリア率20%未満の理由とは

プロデューサーが明かしたクリア率20%未満という数字には、複数の要因が絡んでいます。

後半の繰り返し構造による作業感が最大の原因ですが、戦闘難易度の高さ、セーブデータが1つしか作れない仕様、負けるとタイトル画面に戻されるリトライ機能の欠如なども影響しています。

ただし、この数字はスクエニのメンバーズサイトにアップロードされたクリアデータ数の割合であり、実際のクリア率とは異なる可能性がある点には注意が必要です。

シリーズ別ストーリー評価の比較と選び方

ブレイブリーシリーズは複数の作品が展開されており、それぞれストーリー評価が異なります。

どの作品から始めるべきか、各作品の特徴を比較して解説します。

初代とフォーザシークウェルの違い

2013年に発売された「ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル」は、初代の完全版として位置づけられています。

最大の改善点は、不評だった7章・8章のアスタリスク所持者に関するサブシナリオが一新された点です。

後半の作業感が緩和されており、初代で批判された殺害後の違和感についても、リレイズで蘇生している場面が追加されるなどの配慮がなされています。

これからプレイするのであれば、初代よりもフォーザ・シークウェルを選ぶことをおすすめします。

ブレイブリーセカンドが酷評された理由

2015年発売の続編「ブレイブリーセカンド」は、シリーズ中でも特に厳しい評価を受けています。

最大の問題点は、前作のシナリオライター林直孝氏から担当が変更されたことで、ストーリーの質が低下したと感じるプレイヤーが多かった点です。

「ストーリーがまったく面白くない」「読み飛ばしたい」という声が相次ぎ、メインストーリーとサブシナリオの噛み合わなさも批判の対象となりました。

ターゲット年齢が下がった印象があるという指摘もあり、前作のファン層との乖離が生じてしまいました。

ブレイブリーデフォルト2のストーリー評価

2021年にNintendo Switchで発売された「ブレイブリーデフォルト2」は、前作セカンドの批判を受けてストーリーが抑え気味になっています。

初代やセカンドとは世界観が一新された完全新作で、キャラクターも全員成人以上と年齢層が上がっています。

「王道すぎてありきたり」という評価がある一方で、「ストーリー重視の方は買い」という声もあり、評価は分かれています。

シリーズ未経験者にとっては、過去作との繋がりがないため入りやすい作品といえるでしょう。

オクトパストラベラーとどっちがおすすめ?

同じチーム浅野が手掛けた「オクトパストラベラー」との比較もよく議論されます。

項目 ブレイブリーデフォルト オクトパストラベラー
パーティ人数 4人固定 8人から選択
重視する要素 ジョブ育成・理論構築 ストーリー体験
グラフィック 3D HD-2D
昔のFFに近い より近い やや異なる

ジョブシステムの自由度や戦略性を重視するならブレイブリーデフォルト、ストーリー体験を重視するならオクトパストラベラーが向いています。

2025年HDリマスター版での改善点と最新評価

2025年6月にNintendo Switch 2向けに発売されたHDリマスター版では、オリジナル版の問題点がどの程度改善されているのかを解説します。

Switch 2版で追加された新機能と変更点

HDリマスター版は、完全版である「フォーザ・シークウェル」をベースに制作されています。

主な変更点として、グラフィックのHD化、UIの刷新、倍速機能の搭載、通信機能の換装が挙げられます。

また、2種類のミニゲームが新規収録され、オリジナル版のARマーカーを使った特殊ムービーもSwitch 2向けに再現されています。

フレームレートが大幅に向上し、メニューの視認性も改善されたことで、3DS版と比較して快適にプレイできる環境が整いました。

倍速機能で後半の繰り返しは緩和された?

倍速機能の搭載により、戦闘やイベントのテンポが改善されています。

「3DSでは耐えられなかったが、Switch 2ではずっと楽しめる」という声があり、後半の繰り返しに対するストレスが軽減されたプレイヤーも少なくありません。

ただし、繰り返し構造そのものが変更されたわけではないため、根本的な解決とはいえない点には注意が必要です。

海外レビューと国内レビューの評価傾向

HDリマスター版は国内外で概ね好評を得ています。

海外メディアからは「名作が本質を失うことなく進化できることを示した」という評価があり、リマスター手法が高く評価されています。

国内のGame8では100点満点中84点、総合スコア77点という評価で、「神ゲー寄りの良作」と位置づけられています。

既プレイ者からは新鮮さに欠けるという指摘もありますが、新規プレイヤーにとっては十分に楽しめる内容となっています。

購入前に知っておくべき注意点とデメリット

ブレイブリーデフォルトの購入を検討している方に向けて、事前に把握しておくべき注意点を解説します。

ストーリー重視の人には向かない理由

ストーリーを最重視してRPGを選ぶ方には、本作は慎重な検討が必要です。

前述の通り、後半の繰り返し構造、鬱展開の多さ、キャラクターへの批判など、ストーリー面での評価は賛否が大きく分かれています。

ジョブ育成や戦闘システムを楽しめることが前提となるため、ストーリーだけを目的にプレイすると満足度が低くなる可能性があります。

戦闘難易度とゲームバランスの問題

本作の戦闘は全体的に難易度が高めに設定されています。

中盤以降はノーガード状態で敵全員が生存していると、1ターンで全滅寸前まで追い込まれることも珍しくありません。

「殺られる前に殺れ」が基本戦略となりますが、先制攻撃を防ぐ手段は終盤まで入手困難で、出会い頭に先制されて事故死という状況がしばしば発生します。

一方で、強力なアビリティを習得すると難易度が極端に下がり、中盤までのボスは1ターン・ノーダメージで撃破可能になるなど、バランスの極端さも指摘されています。

UIやセーブ機能の不便な点

ゲームシステム面でもいくつかの不便さがあります。

セーブデータが1つしか作れないため、周回プレイにはデータを消す必要があります。

アイテムのソートが不可能で、売却時は入手順にバラバラに並ぶため目当てのアイテムを探すのが困難です。

また、ノルエンデ村復興にはリアル時間で最大99時間かかる仕様があり、効率を求めるプレイヤーにはストレスとなる可能性があります。

結局買うべき?おすすめできる人とできない人

最後に、ブレイブリーデフォルトの購入判断に役立つ情報をまとめます。

ブレイブリーデフォルトをおすすめできる人の特徴

以下に当てはまる方には、本作をおすすめできます。

FF3やFF5のジョブシステムが好きで、キャラクター育成に時間をかけることを楽しめる方は、本作の魅力を存分に味わえるでしょう。

戦略的なコマンドバトルを求める方、Revo(Sound Horizon)の音楽が好きな方、硬派なRPG難易度を求める方にも適しています。

また、後半の繰り返しを「テーマ的に合っている」「ゲームの仕組みを深く理解できる機会」と捉えられる方は、より高い満足度を得られます。

プレイを避けた方がいい人の特徴

逆に、以下に当てはまる方は購入を慎重に検討すべきです。

ストーリーを最重視するプレイヤー、繰り返し作業が苦手な方、コマンドRPG初心者には難易度が高く感じられる可能性があります。

鬱展開やダークな要素が苦手な方、リトライ機能がないことにストレスを感じやすい方も、事前に理解した上で判断することをおすすめします。

シリーズを始めるならどれからがベスト?

シリーズを始めるなら、「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー HDリマスター」から発売順でプレイすることをおすすめします。

初代の改善版であるフォーザ・シークウェルがベースとなっており、現時点で最も快適にプレイできる環境が整っています。

ただし、過去作との繋がりを気にせず手軽に始めたい場合は、「ブレイブリーデフォルト2」から入る選択肢もあります。

ブレイブリーセカンドは初代の直接的な続編のため、初代クリア後にプレイすることを推奨します。

まとめ:ブレイブリーデフォルトのストーリー評価を総括

  • 後半の繰り返し構造が約5周続き、クリア率20%未満の最大要因となっている
  • エアリー黒幕展開には巧みな伏線があるが、予測できたという声も多い
  • 鬱展開や殺害後の和やかな会話など、演出の不整合が批判されている
  • 肯定派からは「正義とは何か」を深く描いたシナリオとして高評価を得ている
  • シナリオライター林直孝氏による練り込まれたストーリーは評価が分かれる
  • フォーザ・シークウェルでは7・8章が一新され作業感が緩和されている
  • ブレイブリーセカンドはシナリオライター変更により最も厳しい評価を受けた
  • 2025年HDリマスター版では倍速機能やUI改善で快適性が向上している
  • ジョブ育成や戦闘システムを楽しめる人には今でも魅力的な作品である
  • ストーリー重視の方は事前に批判点を理解した上で購入判断すべきである
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