バイオハザードシリーズの公式漫画として知られる「ヘヴンリーアイランド」は、ゲーム本編の空白期間を描いた正史作品です。
カリブ海の孤島で繰り広げられる壮絶なサバイバルホラーは、クレア・レッドフィールドをはじめとするおなじみのキャラクターが登場し、多くのファンの心を掴みました。
一方で「結末はどうなるのか」「蠱毒計画とは何か」「ゲームとの時系列はどこに位置するのか」など、気になるポイントも数多く存在します。
この記事では、全5巻のストーリーを巻ごとに詳しく追いかけながら、主要キャラクターの結末や未回収の伏線、さらには前作マルハワデザイアとの違いまで、ヘヴンリーアイランドに関するあらゆる情報を網羅的にお届けします。
ゲームシリーズとのつながりや、読者の間で話題となっている考察ポイントについても掘り下げていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、本記事には物語の核心に触れるネタバレが多数含まれます。
未読の方はご注意ください。
バイオハザード ヘヴンリーアイランドとは?基本情報まとめ
バイオハザード ヘヴンリーアイランドは、芹沢直樹氏が手がけたカプコン公式の漫画作品です。
秋田書店の「週刊少年チャンピオン」にて2015年7号から連載が開始され、途中休載を挟みながら2017年10号で完結しました。
単行本は少年チャンピオンコミックス・エクストラから全5巻で刊行されています。
シナリオは「バイオハザード リベレーションズ2」を手がけた佐藤大氏が担当しており、カプコン監修のもと制作された正史に位置づけられる作品です。
前作にあたる「バイオハザード マルハワデザイア」に続く公式漫画の第2弾であり、今回はリベレーションズ2およびアンブレラコアと連動した物語が展開されます。
バイオハザードシリーズとしては初めて、日系人ではない純粋な日本人キャラクターが主人公に据えられた点も大きな特徴でしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式タイトル | バイオハザード〜ヘヴンリーアイランド〜(BIOHAZARD heavenly island) |
| 作者 | 芹沢直樹(漫画)/佐藤大(シナリオ) |
| 出版社 | 秋田書店 |
| 掲載誌 | 週刊少年チャンピオン |
| 連載期間 | 2015年7号〜2017年10号 |
| 巻数 | 全5巻 |
| 連動タイトル | バイオハザード リベレーションズ2、アンブレラコア |
ヘヴンリーアイランドのあらすじをネタバレありで紹介
物語の舞台と導入
本作の舞台は、カリブ海に浮かぶ架空の孤島「ソニドデ・トトーガ島」です。
この島には、世界的に人気のテレビ番組「アイドル・サバイバル」の撮影のため、水着タレントや約60名のスタッフが訪れていました。
日本人のアシスタントディレクター・富長タケルもその一人です。
しかし、天国のような南国の楽園に見えたこの島には、恐るべき秘密が隠されていました。
かつてアンブレラの創設者オズウェル・E・スペンサーが購入し、アレックス・ウェスカーに研究施設として提供した過去を持つ場所だったのです。
アレックスが去った後も、元部下のディルク・ミラーが「蠱毒計画」と呼ばれる非道な実験を続けており、島は危険なB.O.W.(生物兵器)の巣窟と化していました。
反バイオテロ活動を行うNGO団体テラセイブのメンバーであるクレア・レッドフィールドも、この島の異変を調査するために訪れていたのです。
事件の発端とパンデミック
撮影開始直後、ロケ隊からはぐれた水着タレントのココが、巨大な銛を持つ仮面の怪人に惨殺されます。
タケルが恐怖のあまり付けた「モリオ(銛男)」という名のこの怪人こそ、蠱毒計画によって生み出されたB.O.W.でした。
モリオの襲撃をきっかけに、島ではゾンビの大量発生というパンデミックが引き起こされます。
水着タレントやスタッフが次々と感染してゾンビ化していく地獄絵図の中、タケルはグラビアアイドルのマユ、元BSAA隊員のブラウン、スーパーモデルのローラらと合流し、生き残りをかけた戦いに身を投じることになるのです。
蠱毒計画の全容
物語の核心にあるのが、黒幕ディルク・ミラーが企てた蠱毒計画です。
蠱毒とは、複数の毒虫を一つの容器に入れて共食いさせ、最後に残った最強の個体を得るという古来の呪術的概念を指します。
ディルクはこの発想をバイオハザードの世界に持ち込みました。
人間に特殊なウイルスを注入してB.O.W.化し、さまざまな条件下で戦わせることで、最後に生き残った個体から最強のウイルスを抽出しようとしたのです。
実験体にプログラミングされた行動は二つあります。
「最も戦闘力の高い相手を標的にする」ことと、「いかなる者も島から出さない」ことです。
島全体を蠱毒の器として機能させるため、この命令が刷り込まれていました。
使用されたウイルスは突然変異の確率を高める特殊な性質を持ち、宿主との感染を通じて変異を繰り返していきます。
なお、このウイルスの正式名称は作中では明言されておらず、t-ウイルス関連ではないかと示唆されるにとどまっています。
クライマックスと結末
物語はクレアやタケルたちが地下研究施設にたどり着き、蠱毒計画の真相を知るところから一気に加速します。
撮影隊に紛れていた新人女優・紫麗(ジューリー)の正体が神亜製薬のエージェントであることが明らかになり、彼女は蠱毒計画のアンプルを奪取して本性を現しました。
クレアをも上回る戦闘能力でタケルたちを圧倒する紫麗でしたが、ゾンビ化したローラの奇襲によって水路へ転落し致命傷を負います。
最後の力で自らにウイルスを注射した紫麗は、前後が逆転した四足歩行の恐るべきB.O.W.へと変貌しました。
変異した紫麗は、自ら呼び寄せたアンブレラコアの特殊部隊すら数分で壊滅させる凄まじい力を見せます。
しかし、妹のマリルーを守ろうとするモリオの決死の抵抗、クレアが放ったロケットランチャーによる爆破、そしてタケルとマユが頭部だけで生き残った紫麗の口に手榴弾を押し込むという連携により、ついに紫麗は完全に倒されました。
エピローグでは、タケルとマユの交際開始、マリルーのテラセイブ加入、クレアからクリスへのレポート送付など、生存者たちのその後が描かれています。
全5巻の巻ごとネタバレ詳細
第1巻のネタバレ
第1巻では、主要キャラクターが一挙に顔を揃えます。
アイドル・サバイバルの撮影のためにソニドデ・トトーガ島へ到着した撮影隊の面々、テラセイブの調査員として訪れたクレアとイネス、そして島の少女マリルーが登場しました。
物語が動き出すのは、モデルのココが森の中でモリオに襲われて殺害される場面からです。
ココは本作で最初にゾンビ化した人物となり、夜の森でタケルの前にその姿を現します。
さらに前回大会の優勝者カイリーも、撮影開始直後にモリオの犠牲になりました。
島の神殿にはもう一体のB.O.W.であるSchraube Dämon(スクリュー魔人)が封印されていることも明かされ、不穏な空気が一気に高まります。
スペンサーの写真が登場し、島とアンブレラの関係が示唆されるなど、物語全体の伏線が丁寧に敷かれた巻となっています。
第2巻のネタバレ
第2巻では、島のパンデミックが本格的に始まります。
ビーチに集まった水着タレントたちが次々とゾンビ化し、海へ逃げた生存者を泳いで追いかけてくるゾンビの姿は、本作ならではの恐怖を生み出しました。
プロデューサーを偽装していたマイク・D・シーマンの正体は、B.O.W.の商品価値をテロリストに宣伝するため、虐殺映像を世界に発信しようと企むエージェントでした。
しかし、Schraube Dämonの制御を目論んだマイクは、逆にSchraube Dämonのスクリューで斬殺されてしまいます。
ディレクターのマシューもゾンビに食い殺され、避難した船内ではゾンビ化したミリーがダネルを殺害し、船が壊滅状態に陥りました。
絶望したコメディアンのクレイジー・アレクは自ら命を絶ちますが、皮肉にも転落した遺体がゾンビの注意を引いたことで、ブラウンとローラが脱出する時間を稼ぐことになったのです。
クリスが別任務中であることを示す連絡シーンも描かれ、パーカー派遣への布石が打たれました。
第3巻のネタバレ
第3巻は、物語の大きなターニングポイントとなる巻です。
ウイルスに感染していたブラウンがゾンビ化の兆候を見せ始め、わずかに残った自我でローラへの襲撃を食い止めます。
タケルにマユたちを守って生き抜くことを約束させた後、ブラウンは拳銃で自らの頭部を撃ち抜いて最期を迎えました。
この瞬間からタケルはリーダーとしての覚悟を決め、生存者をまとめ上げていきます。
一方、クリスの要請を受けたパーカー・ルチアーニが率いるBSAA部隊が島に降下しました。
AA-12をはじめとする重火器でSchraube Dämonに挑みますが、効果は薄く苦戦を強いられます。
さらにモリオがBSAA部隊に猛攻を仕掛けて壊滅に追い込み、パーカーも重傷を負って意識を失いました。
アンブレラコアの傭兵部隊も姿を見せ始め、複数の組織が暗躍する構図が明確になってきます。
第4巻のネタバレ
第4巻は、物語の真相が次々と明らかになる衝撃的な展開が連続します。
呪術師として島民を欺いていたディルク・ミラーがついに正体を現し、蠱毒計画の首謀者であることが判明しました。
クレアは地下研究施設を発見し、アレックス・ウェスカーがかつてこの島で研究を行っていた事実、そしてディルクがアレックスの元部下として計画を引き継いだ経緯を突き止めます。
しかし、黒幕であるはずのディルクは、紫麗によってあっけなく殺害されてしまいます。
紫麗は神亜製薬のエージェントとしての本性をさらけ出し、蠱毒計画のアンプルを奪取しました。
さらにこの巻では、ローラが以前ブラウンに人工呼吸をした際にウイルスに感染していたことが判明し、研究施設内でゾンビ化するという悲劇が描かれます。
テラセイブのイネス・ディアーコもハンターの攻撃で背中を貫かれて命を落としました。
そしてクライマックスとなるSchraube Dämonとモリオの一騎打ちでは、モリオが勝利を収めます。
Schraube Dämonの仮面が外れた際に見えた素顔は、マリルーの許嫁だったロペのものと推測されており、島の住人たちがいかに犠牲になっていたかを物語る場面です。
第5巻(最終巻)のネタバレ
最終巻は、息つく暇もないアクションと衝撃的な展開が詰め込まれています。
Schraube Dämonを倒したモリオは蠱毒計画の最終生存個体となり、紫麗によって体内のウイルスを抽出されました。
タケルを拷問していた紫麗は、ゾンビ化したローラの奇襲を受けてもみ合いになり、共に水路へ転落します。
致命傷を負った紫麗はモリオから採取したウイルスを自身に注射し、前後が逆転した四足歩行の怪物「モンスター紫麗」へと変貌しました。
髪の毛が刃物のような触手に変化したこの姿は、本作屈指の恐怖を読者に与えます。
変異した紫麗が自ら呼び寄せたアンブレラコアの部隊は、ゾンビを一掃したものの、紫麗の圧倒的な力の前にわずか数分で全滅してしまいました。
最終決戦では、モリオが妹マリルーを守るために紫麗の動きを体を張って封じ込めます。
クレアのロケットランチャーが紫麗の体を爆破し、モリオもこの攻撃に巻き込まれて命を落としました。
しかし、紫麗の頭部だけが生き残り、脱出ヘリを襲撃してパイロットを殺害、ヘンドリックにも重傷を負わせます。
ヘンドリックが残った触手を全て切断したことで弱体化した紫麗に対し、タケルとマユが口に手榴弾を叩き込んで爆破。
ここでようやく紫麗は完全に死亡しました。
エピローグでは、タケルとマユが一躍時の人となり交際を始めたこと、マリルーがテラセイブに加入したこと、パーカーが救援を呼んで全員が脱出したことが描かれています。
主要キャラクターの結末一覧【生死ネタバレ】
全キャラクターの最終的な生死を整理しました。
物語を通じて、多くのキャラクターが壮絶な運命をたどっています。
| キャラクター名 | 立場 | 結末 |
|---|---|---|
| 富長タケル | 撮影隊AD/主人公 | 生存。マユと交際開始 |
| 優貴マユ | グラビアアイドル | 生存。タケルと交際開始 |
| クレア・レッドフィールド | テラセイブ | 生存。クリスにレポート送付 |
| パーカー・ルチアーニ | BSAA | 生存。重傷から回復し救援を要請 |
| マリルー・マボウ | 島の住人 | 生存。テラセイブに加入 |
| ヘンドリック | BSAA隊員 | 生存。紫麗との戦闘で負傷 |
| ローラ・ビアス | スーパーモデル | ゾンビ化。最終話で海岸に出現 |
| ブラウン・アンダーソン | 元BSAA/サバイバルアドバイザー | 感染後に拳銃で自殺(第3巻) |
| 紫麗(ジューリー) | 神亜製薬エージェント | B.O.W.化後、手榴弾で爆破され死亡 |
| ディルク・ミラー | 黒幕/アレックスの元部下 | 紫麗に殺害(第4巻) |
| マイク・D・シーマン | エージェント偽装のプロデューサー | Schraube Dämonに斬殺(第2巻) |
| モリオ(エリセオ) | B.O.W./マリルーの兄 | ロケットランチャーの巻き添えで死亡 |
| イネス・ディアーコ | テラセイブ | ハンターに貫かれ死亡(第4巻) |
| クレイジー・アレク | コメディアン | 絶望して拳銃で自殺(第2巻) |
ゲームシリーズとの時系列とつながり
ヘヴンリーアイランドの時系列はいつなのか
ヘヴンリーアイランドの正確な時期について、作中では明確な年号が示されていません。
しかし、複数の手がかりから2014年の出来事であると広く考察されています。
最大の根拠は、元BSAA隊員のブラウン・アンダーソンが「最後はアフリカだ…もう5年も前か…」と語る場面です。
バイオハザード5のアフリカでの事件が2009年に設定されているため、逆算するとヘヴンリーアイランドは2014年に位置することになります。
さらに、クレアがアレックス・ウェスカーを知っている点からリベレーションズ2(2011年)より後であること、クリスがバイオ6仕様の容姿で記憶を取り戻していることからバイオ6(2012年末〜2013年)より後であることが確認できます。
これらの情報を総合すると、バイオハザード6とバイオハザード7の間、具体的には2014年の夏頃が本作の時系列として最も妥当だと言えるでしょう。
登場するゲームキャラクターとの関連
本作にはゲームシリーズでおなじみのキャラクターが複数登場し、物語に深みを与えています。
クレア・レッドフィールドはテラセイブのメンバーとして直接的に活躍する中心人物であり、漫画作品での本格的な登場は本作が初めてとなります。
クリス・レッドフィールドはBSAA北米支部隊長として連絡シーンのみの登場ですが、パーカーを現地に派遣するという重要な判断を下しました。
リベレーションズで活躍したパーカー・ルチアーニは、今回部隊を率いる隊長に昇格しています。
重傷を負いながらも生還を果たすその生命力は、リベレーションズでの経験と重なるものがあるでしょう。
アレックス・ウェスカーとオズウェル・E・スペンサーは写真や回想でのみ登場しますが、蠱毒計画の背景を理解するうえで欠かせない存在です。
アンブレラコアとの連動要素
ヘヴンリーアイランドはゲーム「バイオハザード アンブレラコア」との連動作品でもあります。
作中では、アンブレラ崩壊後にその遺産を回収する傭兵部隊が登場し、対ゾンビ戦闘術CQBZに特化した装備で島に上陸しました。
ゲームでおなじみのゾンビジャマーの解説シーンも盛り込まれており、アンブレラコアをプレイした読者にとっては嬉しいファンサービスと言えます。
ただし、圧倒的な装備を持つ傭兵部隊が変異した紫麗にあっさりと壊滅させられる展開は、紫麗の強さを際立たせる一方で、傭兵たちの活躍を期待していたファンにとっては物足りないと感じられる部分かもしれません。
未回収の伏線と考察ポイント
ローラ・ビアスのラストシーンの意味
最終話の最後のコマで、ゾンビ化したローラ・ビアスが海からビーチに上がってくる姿が描かれています。
腹部が損傷した状態で海面から現れるこのシーンは、自我を取り戻しているかのようにも見え、読者の間で大きな議論を呼びました。
海外のファンコミュニティでも「ローラは意識を取り戻したのか」「続編への布石なのか」という考察が行われていますが、連載完結後もこの伏線が回収される作品は発表されていません。
勇敢に戦い続けたローラの最期が曖昧なまま残されていることは、本作最大の未回収要素だと言えるでしょう。
蠱毒計画のウイルスの正体
蠱毒計画に使用されたウイルスの正式名称は、作中で明かされていません。
突然変異の確率を高め、宿主との感染で変異を繰り返すという特性が描写されていますが、既存のウイルス(t-ウイルス、C-ウイルスなど)との明確な関係性は不明のままです。
B.O.W.に振られた実験番号が「001193」や「228546」といった大きな数字であることから、実験体の総数が膨大であった可能性も指摘されています。
スペンサーの日記にある「数百人の被験体」という記述と合わせると、この島で行われた実験の規模の大きさが窺えます。
バイオハザード7との関連性
ヘヴンリーアイランドの時系列がバイオ6と7の間に位置することから、バイオ7への直接的な伏線があるのではないかと期待されていました。
しかし、物語の内容はバイオ7のベイカー家やエヴリンのストーリーとは直接つながっておらず、バイオ7との関連性はほぼ見られません。
本作はあくまでリベレーションズ2とアンブレラコアの系譜に位置する物語であり、シリーズ全体の大筋を大きく動かす展開とはなっていない点は、読む前に把握しておくとよいでしょう。
前作マルハワデザイアとの違いを比較
ヘヴンリーアイランドをより深く理解するために、前作マルハワデザイアとの違いを整理しておきます。
どちらも芹沢直樹氏による全5巻の公式漫画ですが、その作風やアプローチには明確な差があります。
| 比較項目 | マルハワデザイア | ヘヴンリーアイランド |
|---|---|---|
| 連載時期 | 2012年〜2013年 | 2015年〜2017年 |
| 連動ゲーム | バイオハザード6 | リベレーションズ2、アンブレラコア |
| 舞台 | シンガポール近郊の学園 | カリブ海の孤島 |
| 序盤の雰囲気 | 学園モノ風でほのぼのとした展開 | 水着タレントのリアリティ番組 |
| 主人公 | リッキー・トザワ(日系人学生) | 富長タケル(日本人AD) |
| 主要ゲームキャラ | クリス、ピアーズ、カーラ | クレア、クリス、パーカー |
| 黒幕 | カーラ・ラダメス | ディルク・ミラー |
| ラスボス | ビンディ・ベルガーラ | モンスター紫麗 |
| 生存者数 | 3人 | 6人以上 |
マルハワデザイアは前半が学園モノの要素が強く、後半からバイオハザードらしい展開に転じる構成でした。
一方のヘヴンリーアイランドは、序盤から水着タレントとゾンビという刺激的な組み合わせで物語が始まり、比較的早い段階からホラー色が濃くなっていきます。
多くの読者の間では「マルハワデザイアのほうが印象深い」という声がある一方、「ヘヴンリーアイランドのほうがアクション面で見応えがある」という意見も見られ、評価は分かれています。
読む順番としては、発表順であるマルハワデザイアを先に読むことが推奨されていますが、ストーリー上の直接的な続編ではないため、ヘヴンリーアイランドから読み始めても問題ありません。
読者からの評判と注意点
一般的に高く評価されているポイント
多くの読者から共通して評価されているのは、作画のクオリティの高さです。
ゲームのキャラクターイメージを損なわない美麗な描写は、特にクレアの造形について好意的な声が目立ちます。
グロテスクな描写にも迫力があり、ホラー漫画としての読み応えは十分だと評されているようです。
ゲーム本編とのリンク要素も好評で、リベレーションズ2やアンブレラコアをプレイした読者にとっては「知っている設定が漫画に登場する楽しさ」が大きな魅力になっています。
さらに、一般人のADが極限状況でリーダーへと成長していく王道の少年漫画的展開は、ゲームとは異なる新鮮さを持っており、漫画単体としても楽しめる作品に仕上がっているでしょう。
デメリット・注意点として指摘されている点
一方で、いくつかの注意点も挙げられています。
まず序盤に水着タレントのお色気描写が多い点は、バイオハザードらしいホラーを期待して読み始めた場合に違和感を覚える可能性があります。
少年誌連載ならではのサービスシーンとも言えますが、作品の方向性を見誤らせる要因になり得るでしょう。
元BSAA隊員で最も頼りになるブラウンが3巻で退場してしまう展開は、「もっと活躍を見たかった」と惜しまれることが多いポイントです。
黒幕のディルク・ミラーが4巻で紫麗にあっさり殺害される点も、「黒幕としての格が低い」と感じる読者がいます。
前述のローラのラストシーンが未回収であることや、バイオ7との直接的なつながりが薄い点も、期待値によっては物足りなさにつながるかもしれません。
グロテスクな描写がリアルであるがゆえに、ホラーやグロ表現が苦手な方は注意が必要です。
購入方法と読める電子書籍サービス
ヘヴンリーアイランドは紙の単行本と電子書籍の両方で入手可能です。
紙の単行本は秋田書店から全5巻が刊行されており、新品での入手が難しい場合は中古書店やフリマアプリでセット販売を探すとよいでしょう。
電子書籍版は、Kindle、コミックシーモア、ブックライブ、ebookjapan、まんが王国、Renta!など主要なサービスで配信されています。
1巻あたりの価格は631円〜660円(税込)程度で、全5巻を揃えると約3,200円となります。
多くのサービスで1巻の一部が無料で試し読みできるため、購入前に作画や雰囲気を確認するのがおすすめです。
ゼブラックでも配信が行われており、毎日1話無料で読めるキャンペーンが実施されている場合もあります。
まとめ:バイオハザード ヘヴンリーアイランドのネタバレ完全ガイド
- カプコン公式のバイオハザード漫画第2弾で、芹沢直樹作画・佐藤大シナリオの全5巻完結作品である
- 舞台はカリブ海の孤島ソニドデ・トトーガ島で、TV番組撮影中にバイオハザードが発生する
- 蠱毒計画とはB.O.W.同士を戦わせ最強のウイルスを作り出す実験で、黒幕はアレックス・ウェスカーの元部下ディルク・ミラーである
- 真のラスボスは神亜製薬のエージェント・紫麗が自らウイルスを投与して変異した「モンスター紫麗」である
- モリオの正体はマリルーの兄エリセオで、人間の記憶を残しつつ最後まで妹を守り抜いた
- 最終的にタケル・マユ・クレア・パーカー・マリルー・ヘンドリックらが生還を果たした
- 時系列はバイオ6とバイオ7の間の2014年と考察されており、リベレーションズ2とアンブレラコアに連動している
- ゾンビ化したローラが最終話の海岸に出現する場面は未回収の伏線として残されている
- 前作マルハワデザイアとはストーリー上の直接的なつながりはなく、どちらからでも読み始められる
- 電子書籍はKindle・コミックシーモア・ブックライブなど主要サービスで配信中で、全5巻で約3,200円である

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