大人気ホラーゲーム『青鬼』が、もともと無料で公開されたフリーゲームだったことをご存知でしょうか。
多くのファンがその世界観に魅了される一方で、「製作者は儲かってるの?」「なぜUUUMが運営しているの?」といった疑問を持つことも少なくありません。
フリーゲームから始まった作品が、どのようにして巨大なコンテンツへと成長し、収益を生み出しているのか、その背景には複雑な仕組みが存在します。
この記事では、謎に包まれた製作者noprops氏の人物像から、青鬼の権利関係、そしてUUUMとのビジネスモデルまで、その収益構造の全貌を徹底的に解説します。
【結論】青鬼の製作者は儲かってる?フリーゲームから生まれた驚きの収益構造
結論:作者noprops氏はライセンス料で相当な収益を得ていると推測
結論から言うと、『青鬼』の製作者であるnoprops氏は、相当な収益を得ていると推測されます。
原作はフリーゲームとして無料で公開されたため、ゲームのダウンロード自体から直接的な収益は発生しません。
しかし、その後のメディアミックス展開によって、状況は大きく変わりました。
なぜ無料なのに儲かる?フリーゲームが巨大IPになるまでの仕組み
無料のフリーゲームが大きな収益を生む仕組みは、その作品が強力な「IP(知的財産)」へと成長することにあります。
『青鬼』は、ゲーム実況動画などを通じて爆発的な人気を獲得し、多くのファンに認知される国民的なIPとなりました。
IPとしての価値が高まることで、ゲーム以外の様々な分野で活用され、その対価として原作者に収益がもたらされるのです。
主な収益源は?小説・映画・アニメ化による印税と原作使用料
noprops氏の主な収益源は、多岐にわたるメディアミックス展開から得られるライセンス料やロイヤリティ(印税)です。
具体的には、小説の発行部数に応じた印税、映画やアニメが制作される際の原作使用料、関連グッズが販売された際の売上の一部などが考えられます。
これら一つ一つの契約が、作者にとって大きな収入源となっているのです。
スマホアプリの収益はどうなってる?広告収入と課金の一部が作者へ
スマートフォン向けアプリも、重要な収益源の一つです。
アプリ版『青鬼』シリーズは、アプリ内課金や広告表示によって収益を上げています。
この収益の一部が、IP使用の対価としてロイヤリティという形で原作者であるnoprops氏に支払われる仕組みになっています。
謎多き製作者「noprops」氏の正体と現在の活動
noprops氏とはどんな人物?公開されているプロフィールまとめ
『青鬼』の製作者は、「noprops(のぷろぷす)」という名で活動する個人のゲームクリエイターです。
2004年に原作を発表して以来、その独特な世界観で一躍有名になりました。
しかし、本名や素顔、年齢といった詳細なプロフィールは一切公表されておらず、その人物像は多くの謎に包まれています。
青鬼はいつ、何で作られた?原点は2004年のRPGツクール
原作の『青鬼』が初めてインターネット上で公開されたのは2004年のことです。
このゲームは「RPGツクールXP」という、パソコン用のRPG作成ソフトを使用して制作されました。
無料で誰でもダウンロードして遊べるフリーゲームであったことが、後にゲーム実況文化と結びつき、人気が爆発する大きな要因となりました。
noprops氏の現在の活動は?新作ゲームにも関わっている?
noprops氏は、現在もゲームクリエイターとして活動を続けているとされています。
表立って情報を発信することは稀ですが、2024年に発売された『最恐 -青鬼-』のような新作がリリースされる際には、原作・監修としてプロジェクトに参加していると考えられます。
『青鬼』というIPを管理しつつ、新たな作品制作にも関わっている可能性があります。
作者の公式Twitter(X)やサイトは存在する?
noprops氏個人の公式サイトやブログは存在しますが、頻繁に更新されるわけではありません。
また、公式なTwitter(X)アカウントも開設されており、自身の作品に関する情報を発信することがあります。
しかし、日常的な投稿は少なく、あくまでクリエイターとしての情報発信が中心です。
青鬼の権利はどこに?UUUM(LiTMUS)が運営する理由
なぜUUUMが関わっている?ゲーム実況文化との深い関係性
現在、スマートフォンアプリ版の『青鬼』シリーズは、大手YouTuber事務所UUUMの完全子会社である「LiTMUS株式会社」が運営を手がけています。
これは、UUUMがゲーム実況と自社クリエイターの高い親和性に着目し、ゲーム事業を戦略的に展開しているためです。
『青鬼』はゲーム実況で人気を博した代表的な作品であり、UUUMにとって非常に魅力的なIPだったのです。
現在のIP(知的財産)管理と運営体制を解説
『青鬼』のIP(知的財産権)は、原作者であるnoprops氏が保有しています。
その上で、LiTMUS社がスマホアプリの開発やライセンス事業に関する権利を管理・運営するという体制が取られています。
これにより、IPの価値を維持・向上させながら、組織的にコンテンツを展開することが可能になっています。
作者とUUUMはどんな関係?監修者としてのビジネスモデル
原作者のnoprops氏は、LiTMUS社が展開するプロジェクトに対して、監修者という立場で関わっています。
LiTMUS社は新たなゲーム開発やメディアミックスを行う際にnoprops氏の監修を受け、原作の世界観を損なわないように努めます。
noprops氏は原作使用料や監修料を受け取り、LiTMUS社はIPを活用して事業を拡大するという、協力的なビジネスモデルが成り立っているのです。
「青鬼はオワコン?」今も続く人気の理由とコンテンツの歴史
人気爆発のきっかけはニコニコ動画やYouTubeのゲーム実況
『青鬼』が「オワコン」ではなく、今なお多くの人に知られる理由は、その人気の原点にあります。
2009年頃からニコニコ動画やYouTubeでゲーム実況動画が投稿され始めると、実況者のリアクションとゲームの恐怖が相乗効果を生み、口コミで爆発的に知名度が上がりました。
このゲーム実況文化の黎明期を支えた作品であることが、色褪せない人気の基盤となっています。
原作から最新作まで!青鬼シリーズ全作品の年表
『青鬼』は2004年の誕生以来、時代に合わせて様々な進化を遂げてきました。
| 公開年 | 作品名 | プラットフォーム | 特徴 | 
|---|---|---|---|
| 2004年 | 青鬼 Ver.1.0 | PC (フリーゲーム) | 全ての始まりとなった初代バージョン | 
| 2010年 | 青鬼 Ver.6.23 | PC (フリーゲーム) | 原作の完成形と名高いバージョン | 
| 2016年 | 青鬼2 | スマホアプリ | スマホ向けの完全新作ストーリー | 
| 2018年 | 青鬼オンライン | スマホアプリ | 100人でのサバイバルモードを実装 | 
| 2020年 | 青鬼X | スマホアプリ | マルチエンディングを初採用 | 
| 2024年 | 最恐 -青鬼- | PC (Steam) | 一人称視点の3Dホラーアクション | 
今から無料で遊べる青鬼シリーズはどれ?
はい、現在でも無料でプレイできる『青鬼』シリーズは多数存在します。
スマートフォン向けに配信されている『青鬼』、『青鬼2』、『青鬼3』、『青鬼オンライン』、『青鬼X』は、すべて基本プレイ無料です。
アプリストアからダウンロードするだけで、誰でも手軽に青鬼の恐怖を体験できます。
青鬼の製作者や儲けに関するよくある質問
青鬼の元ネタや正体の公式設定はある?
ゲーム本編では、青鬼の正体や元ネタについて明確な公式設定は語られていません。
捕まった仲間が青鬼化する描写などから様々な考察が生まれていますが、謎に包まれている点も魅力の一つです。
ただし、黒田研二氏による小説版では、遺伝子治療の失敗によって生まれた怪物という独自の設定が描かれています。
結局、青鬼の著作権は誰が持っている?
『青鬼』に関する著作権、すなわちIP(知的財産権)の根幹は、原作者であるnoprops氏が保有しています。
小説や映画、スマホアプリなどの各メディアは、noprops氏からライセンス(使用許諾)を得て、コンテンツを制作・展開しています。
シリーズの最高傑作はどれ?ファンからの評価まとめ
どの作品を最高傑作とするかはファンの間でも意見が分かれますが、古くからのファンからは原作フリーゲームの最終バージョンである『青鬼6.23』を推す声が多く聞かれます。
洗練された謎解きと恐怖演出の完成度が高く評価されています。
一方で、手軽に遊べるスマホアプリ版や、新たな恐怖が味わえる『最恐 -青鬼-』を支持する声もあり、それぞれの作品に独自の魅力があります。
まとめ:青鬼の製作者は儲かってる?儲けの仕組みを徹底解説
- 青鬼の製作者は「noprops」という名前で活動する個人クリエイター
- 原作は2004年にRPGツクールで制作された無料のフリーゲーム
- ゲーム実況動画をきっかけに人気が爆発し、国民的IPへと成長
- 製作者の主な儲けは、メディアミックス展開によるライセンス料や印税
- フリーゲームでもIP化することで大きな収益を生むビジネスモデルを確立
- 現在のスマホアプリはUUUMの子会社「LiTMUS」が運営している
- 作者のnoprops氏は監修者としてプロジェクトに関わっている
- 青鬼の著作権(IP)は原作者であるnoprops氏が保有
- 現在もスマホアプリなどで無料でプレイすることが可能
- 2024年には一人称視点の3Dホラーとして新作が発売されるなど、今も進化を続けている

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