『レッド・デッド・リデンプション2(RDR2)』をプレイしていると、物語の後半で操作キャラクターがアーサー・モーガンからジョン・マーストンへと切り替わります。
この展開に驚き、ジョンとは何者なのか、エピローグではどんな体験が待っているのか、気になった方も多いのではないでしょうか。
特に前作を未プレイの場合、ジョンの背景やシリーズ全体における立ち位置が分かりにくいと感じることもあるはずです。
この記事では、ジョン・マーストンの生い立ちからRDR2での役割、エピローグの攻略ポイント、そして前作『レッド・デッド・リデンプション(RDR1)』との繋がりまで、あらゆる角度から徹底的に解説します。
ネタバレを含む内容となっていますので、未クリアの方はご注意ください。
ジョン・マーストンとは?RDR2における役割と立ち位置
ジョン・マーストンは、RDR2のエピローグで操作可能になる「第2の主人公」です。
メインストーリーのチャプター1から6まではアーサー・モーガンが主人公を務めますが、本編クリア後に始まるエピローグでは、プレイヤーはジョンを操作してオープンワールドを自由に探索できるようになります。
ジョンは単なるサブキャラクターではありません。
シリーズ前作『レッド・デッド・リデンプション』の主人公であり、RDR2はジョンの物語の「前日譚」にあたります。
つまりRDR2でのジョンの姿は、前作で描かれた彼の壮絶な運命へと繋がる出発点なのです。
本編中のジョンは、ダッチ・ギャングの一員として行動する若き無法者として登場します。
序盤では狼に襲われて瀕死の重傷を負い、仲間に助けられるところから物語が始まるため、頼りない印象を受けるかもしれません。
しかしエピローグに入ると、家族のために真っ当な人生を歩もうとする一人の男の成長が丁寧に描かれ、多くのプレイヤーの心を掴んできました。
ジョン・マーストンの生い立ちと経歴を徹底解説
孤児からギャングメンバーへ:壮絶な幼少期
ジョン・マーストンは1873年にニューヨークで生まれました。
父親はスコットランドからの移民で、母親はジョンの出産時に命を落としています。
父親もジョンが8歳のときに亡くなり、幼くして天涯孤独の身となりました。
孤児院に送られたジョンでしたが、12歳のときに脱走に成功します。
イリノイ州でリンチに遭いかけたところを、ダッチ・ファンデルリンデに救われたことが人生の転機となりました。
ダッチに拾われる形でヴァンダリン・ギャング(通称ダッチ・ギャング)に加わり、以後は無法者としての道を歩み始めます。
入団後のジョンは、ダッチとホセア・マシューズから射撃や狩猟、読み書きといった生きるための術を教え込まれました。
やがてアーサー・モーガンとともにダッチの「息子」のような存在となり、ギャングの中核メンバーとして数々の強盗や襲撃に加担するようになっていきます。
アビゲイルとの出会い、そして家族の誕生
1894年、孤児仲間だったアビゲイル・ロバーツという女性がギャングに加わります。
やがてジョンとアビゲイルは恋に落ち、2人の間に息子ジャック・マーストンが誕生しました。
ギャングのメンバーたちはジャックにとって大家族のような存在であり、多くの仲間がジャックの「叔父」「叔母」のように接していました。
しかしジョンは、ジャックが1歳になる頃にギャングから1年間姿を消しています。
この失踪がアーサーとの確執を生む原因となりました。
アーサーはジョンの行為を「裏切り」と感じ、2人の間に深い溝が生じたのです。
RDR2本編でアーサーがジョンに対して時折見せる厳しい態度は、こうした過去の経緯に起因しています。
RDR2本編でのジョンの活躍と物語上の意味
チャプター1〜6:頼りない存在からの変化
RDR2本編におけるジョンは、率直に言えば「頼りない」印象が強いキャラクターです。
冒頭の雪山では狼に襲われて顔に深い傷を負い、仲間に救出されるところから物語が始まります。
この顔の傷こそ、前作RDR1でジョンのトレードマークとなっていた傷跡の由来です。
RDR2で初めてその原因が明かされたことは、シリーズファンにとって大きな発見でした。
本編中のジョンは、妻子を置いてギャングから逃げ出した過去を仲間にからかわれたり、アーサーから「お前は泳げないだろ」と揶揄されたりと、どこか未熟な青年として描かれます。
しかし物語が進むにつれ、ジョンは家族を守ることへの決意を固めていきます。
アーサーが病に倒れながらもジョンの未来を託す姿は、RDR2のクライマックスで最も感動的なシーンの一つです。
アーサーとの関係:兄弟のような絆
アーサーとジョンの関係は、RDR2の物語全体を貫く重要なテーマです。
2人はダッチに育てられた「兄弟」であり、ダッチのお気に入りの「息子たち」でした。
序盤こそジョンの過去の失踪に起因する確執がありましたが、物語が進むにつれてアーサーはジョンの家族を守る覚悟を固めていきます。
特に名誉レベルを高く保ってプレイした場合、アーサーの最期はジョンの逃亡を助ける自己犠牲的な行動として描かれます。
「ジョンなら成功できる」というアーサーの信念が、エピローグでジョンが真っ当な人生を築こうとする動機に直結しているのです。
この兄弟のような絆の物語が、多くのプレイヤーから「ゲーム史上最高の人間ドラマ」と称賛されています。
エピローグ完全攻略:ジョン編の進め方とポイント
エピローグ・パート1「プロンティアの底辺」の流れ
本編クリア後に始まるエピローグ・パート1では、ダッチ・ギャング解散後のジョンの姿が描かれます。
ジョンは「ジム・ミルトン」という偽名を使い、牧場の日雇い労働者として新しい生活を始めています。
パート1ではサイロの建設や牧場での仕事といった比較的穏やかなミッションが中心です。
戦闘は少なめで、ジョンが真っ当な生き方を模索する日常が丹念に描かれます。
テンポが遅いと感じるプレイヤーもいますが、ギャング時代と決別しようとするジョンの葛藤を感じ取れる重要なパートです。
パート1の終盤でアビゲイルやジャックとの関係にも変化が訪れるため、会話やイベントを丁寧に追うことをおすすめします。
エピローグ・パート2「ビーチャーズ・ホープ」の攻略
エピローグ・パート2では、ジョンがウエストエリザベスの「ビーチャーズ・ホープ」に土地を購入し、自分の牧場を建設していきます。
チャールズ・スミスやアンクルの協力を得ながら、古い小屋の取り壊し、柵の修理、家の建築といったミッションを進めていく流れです。
牧場が完成した後は、家族との食事や家畜の世話など日常的な活動も楽しめるようになります。
飼料を運んでニワトリに餌をやり、牛の乳搾りや糞掃除をこなす日々は、西部劇のアクションとは対照的な穏やかさがあります。
パート2のクライマックスでは、セイディ・アドラーとともにマイカ・ベルのアジトを急襲し、アーサーの仇討ちを果たします。
この最終ミッションは、本編を通じて積み上げてきた感情の集大成として非常に評価が高い場面です。
アビゲイルへのプロポーズと結婚式も描かれ、ジョンの新たな門出が祝福されます。
アーサーからジョンへの引き継ぎ:何が残り何が消えるのか
エピローグでジョンに切り替わる際、アーサー時代の持ち物がどこまで引き継がれるのかは多くのプレイヤーが気にするポイントです。
引き継ぎのルールを以下の表にまとめました。
| 項目 | 引き継ぎ状況 |
|---|---|
| 所持金 | 全額リセットされる |
| 馬 | 全て失われる(野生馬は再出現するため再捕獲可能) |
| 武器 | エピローグ1のミッション「母として」で回収可能 |
| コスチューム | 引き継がれる |
| バッグ | 引き継がれる |
| 馬用装備(鞍など) | 引き継がれる |
| 日記 | アーサーの日記を引き継ぎ、ジョンが書き足していく |
特に注意すべきは所持金のリセットです。
アーサー編で何千ドルもの大金を貯めていても、エピローグ開始時にはほぼ無一文からの再スタートとなります。
ただしエピローグを最後までクリアすると、ジョンは約2万ドルという大金を手に入れるため、資金面での心配は最終的に解消されます。
馬に関しても、アーサー時代に愛着を持って育てた馬が消えてしまうことにショックを受けるプレイヤーは少なくありません。
この仕様を事前に知っておくだけで、心の準備ができるでしょう。
ジョンとアーサーの違い:操作キャラとしての比較
泳げないジョン:最大の注意点
ジョンとアーサーの最も大きな違いは、ジョンが泳げないという点です。
アーサーは川や湖を自由に泳いで渡ることができましたが、ジョンは水に入ると即座に溺れてしまいます。
作中でもアーサーがジョンに「お前は泳げないだろ」とからかう場面があり、ゲーム内の設定として明確に位置づけられています。
この仕様はもともと前作RDR1のゲームデザインに由来しています。
RDR1では水域がマップの境界線として機能しており、プレイヤーがアクセス不可能な地域へ移動できないようにする目的でジョンは泳げない設定になっていました。
RDR2ではこの設定を前作との整合性を保つ形で踏襲しています。
エピローグで川辺を移動する際は、必ず橋を利用するか浅瀬を選んで渡るようにしてください。
日記のスケッチ:芸術家アーサーと落書きジョン
もう一つの顕著な違いが、日記に描かれるスケッチの質です。
アーサーは風景や動物を芸術的なタッチで描き上げるのに対し、ジョンの絵は子供の落書きのような稚拙さが特徴です。
この差はキャラクターの個性を表現する演出として、多くのプレイヤーに愛されています。
ジョンの絵の下手さは、アーサーという人物がいかに多面的な魅力を持っていたかを改めて実感させる要素でもあります。
一方で、100パーセントクリア時にのみ見られるジョンの特別なスケッチでは、努力の跡が感じられる描写がなされており、細部にまで行き届いた開発陣のこだわりが光ります。
戦闘能力とスキルの差
体格面ではアーサーの方が大柄で格闘戦に優れているとされています。
一方、ジョンは射撃の腕前においてアーサーと同等かそれ以上という見方がファンの間で一般的です。
RDR1でジョンが発揮する圧倒的なガンマンとしての実力は、RDR2のエピローグ時点ではまだ発展途上ですが、その片鱗は十分に感じ取れます。
ゲームプレイの操作感そのものには大きな差はなく、デッドアイシステムも同様に使用可能です。
ただしジョン固有の制限として、前述の水泳不可がフィールド探索に影響を与える点は留意しておきましょう。
前作との繋がり:RDR1を未プレイでも楽しめるのか
RDR2のエピローグはRDR1への架け橋
RDR2のエピローグは、時系列上RDR1の直前にあたる時代を描いています。
RDR2の本編が1899年、エピローグが1907年、そしてRDR1が1911年という流れです。
エピローグの最終シーンでは、アメリカ政府の捜査官がジョンのビーチャーズ・ホープ牧場を遠くから監視している様子が映し出されます。
このカットは、RDR1冒頭でジョンが連邦捜査局(BOI)に家族を人質に取られ、かつての仲間を追う旅に出る展開への伏線です。
前作を知っているプレイヤーにとっては、ジョンの平穏な暮らしが長くは続かないことを示す残酷な演出として、強烈な印象を残します。
前作を未プレイでもRDR2は十分に楽しめる
RDR2は時系列上、前作よりも過去の物語を描いているため、前作を未プレイでも問題なくストーリーを理解し楽しむことができます。
むしろRDR2を先にプレイすることで、ジョンやダッチ・ギャングの背景を深く理解した状態でRDR1に進めるというメリットもあります。
ただし前作をプレイ済みの場合、ジョンの最終的な運命を知っているからこそ感じる切なさや、細部に散りばめられた伏線に気づく喜びがあることも事実です。
2025年12月にはRDR1がPS5、Nintendo Switch 2、Xbox Series X|S、iOS、Androidといった最新プラットフォーム向けに発売されており、60fps対応やHDR対応による映像強化も施されています。
RDR2のエピローグをクリアした後にRDR1をプレイするという流れは、現在最も理想的なシリーズ体験の一つといえるでしょう。
エピローグ後のやり込み要素とクリア後の世界
ジョンで楽しめるオープンワールド
エピローグクリア後は、ジョンとしてRDR2の広大なオープンワールドを自由に探索できます。
見知らぬ人ミッション(サイドクエスト)やチャレンジ、コレクション収集、宝の地図、伝説の動物の狩猟など、膨大なコンテンツが待っています。
エピローグ完了時に手に入る約2万ドルの資金があれば、武器や衣装の購入にも困りません。
ビーチャーズ・ホープの牧場では、アビゲイルやジャック、アンクルとの食事イベントが楽しめるほか、ニワトリの餌やりや牛の世話といった牧場経営的な要素も体験できます。
アクションだけでなく、西部開拓時代の穏やかな生活を味わえるのもジョン編の魅力です。
取り返しのつかない要素に注意
エピローグ後に注意すべき重要なポイントがあります。
アーサー編限定のサイドミッションや、特定のNPCとの交流イベントの中には、ジョン編に移行すると完了できなくなるものが存在します。
特にチャプター6に入ると自動的に進行不能になるコンテンツがあるため、やり込みを重視するプレイヤーはチャプター4から5の段階でサイドコンテンツを消化しておくことが推奨されます。
一方で、メインストーリーをスキップしたミッションについては、エピローグクリア後にやり直せる仕組みも用意されています。
100パーセントクリアを目指す場合は、攻略情報を事前に確認しながら進めるのが安全です。
ジョン・マーストンの評価:なぜ愛され続けるのか
ゲーム史に残るキャラクターとしての評価
ジョン・マーストンは、ゲーム史上最も愛されるキャラクターの一人として広く認知されています。
海外のゲームコミュニティでは「史上最高のゲームキャラクター」として名前が挙がることも珍しくなく、RDR1とRDR2の2作品にわたって描かれる人物像の深みが高く評価されています。
孤児から無法者へ、そして家族のために生き方を変えようとする男へという変遷は、単なるゲームの枠を超えた物語性を持っています。
RDR2における若き日のジョンと、RDR1における成熟したジョンの対比が、キャラクターの魅力をさらに引き立てています。
「アーサーロス」を超えた先にある感動
RDR2のコミュニティでは「アーサーロス」という現象がよく話題になります。
本編でアーサーに深く感情移入したプレイヤーが、エピローグでジョンに切り替わった瞬間に喪失感を覚え、しばらくプレイを続けられなくなるという現象です。
多くのプレイヤーがこの経験を報告しており、一時的にゲームから離れてしまうケースも少なくありません。
しかし最終的にはエピローグを最後までプレイした人の大多数が「やって良かった」と語っています。
アーサーの犠牲の上にジョンの新生活が成り立っているという物語構造が、クリア後に深い余韻を残すためです。
牧場建設という一見地味なパートも、マイカへの仇討ちという劇的なクライマックスへの布石として機能しており、RDR2のエピローグはゲーム史上最高のエピローグの一つと評価されています。
RDR3の可能性とジョンの物語の行方
シリーズ続編となるRDR3への期待は、ファンの間で根強く存在します。
アーサー・モーガンの声優がRDR3の実現は「確実だ」と発言したことや、元Rockstar Gamesのダン・ハウザー氏が「将来的に作られる可能性がある」と示唆したことが話題を呼びました。
ジョンの物語はRDR1で完結しているため、仮にRDR3が制作される場合、新たな主人公による新しい時代の物語になる可能性が高いと見られています。
ファンの間ではダッチ・ファンデルリンデの若き日を描く前日譚を求める声や、ジョンの息子ジャック・マーストンを主人公にした続編を期待する声など、さまざまな議論が交わされています。
いずれにしても、RDR2でジョンとアーサーが紡いだ物語が次回作の土台になることは間違いないでしょう。
2025年12月にRDR1が最新ハード向けに発売されたことで、シリーズ全体への注目度は再び高まっています。
まとめ:RDR2のジョン・マーストンを深く知るために
- ジョン・マーストンはRDR2のエピローグで操作可能になる第2の主人公であり、前作RDR1の主人公でもある
- 1873年ニューヨーク生まれの孤児で、12歳でダッチに拾われギャングの一員となった
- 妻アビゲイルと息子ジャックがおり、家族を守るために無法者の生活と決別しようとする姿が物語の核となる
- アーサー・モーガンとは兄弟のような関係で、アーサーの自己犠牲がジョンの新生活を可能にした
- エピローグではビーチャーズ・ホープに牧場を建設し、最終的にマイカ・ベルへの仇討ちを果たす
- アーサーからの引き継ぎでは所持金と馬がリセットされるため、事前に仕様を把握しておくべきである
- ジョンは泳げないという前作由来の制限があり、水辺では橋や浅瀬を利用する必要がある
- 日記のスケッチがアーサーに比べて稚拙になる演出は、キャラクターの個性として高く評価されている
- 前作を未プレイでもRDR2は十分楽しめるが、RDR1をプレイすることでジョンの物語がより深く理解できる
- 2025年12月にRDR1が最新プラットフォーム向けに発売され、シリーズを通したジョンの物語を体験できる環境が整った

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