メタルギア スネークの種類一覧!5人の関係と時系列を解説

「メタルギアシリーズのスネークって何人いるの?」「ビッグ・ボスとソリッド・スネークの関係は?」「時系列が複雑で誰が誰だか分からない…」

そんな疑問を抱えていませんか。

壮大なストーリーが魅力のメタルギアシリーズですが、物語の核となる「スネーク」と呼ばれる人物が複数登場するため、その種類や関係性を理解するのは少し難しいかもしれません。

この記事では、メタルギアシリーズに登場する主要な5人のスネークの種類、彼らの複雑な関係性、そして物語の時系列に沿った活躍を、初心者にも分かりやすく徹底解説します。

この記事を読めば、ヴェノム・スネークがなぜ殺されたのか、ソリッド・スネークが「かわいそう」と言われる理由など、ファンが抱く深い疑問までスッキリ解決するでしょう。

目次

【一覧】メタルギアに登場する「スネーク」は主に5人!

メタルギアシリーズに登場する「スネーク」と称される主要なキャラクターは、大きく分けて5人存在します。

彼らはそれぞれ異なる背景を持ち、シリーズの壮大な物語を紡いでいく重要な役割を担っています。

① ネイキッド・スネーク(後のビッグ・ボス):すべての始まりとなった伝説の傭兵

ネイキッド・スネークは、『メタルギアソリッド3』の主人公であり、後に「ビッグ・ボス」として世界に名を轟かせる伝説の傭兵です。

彼はシリーズ全体の物語の原点となる人物で、師である「ザ・ボス」から受け継いだ意志を胸に、兵士だけの国家「アウターヘブン」を創設することになります。

彼の行動と決断が、後のソリッド・スネークをはじめとする多くの人々の運命を大きく左右していくことになります。

② ソリッド・スネーク:ビッグ・ボスのクローンにして「不可能を可能にする男」

ソリッド・スネークは、初代『メタルギア』や『メタルギアソリッド』の主人公であり、シリーズを最も象徴するキャラクターです。

彼はビッグ・ボスの体細胞から作られたクローンの一人であり、その「劣性遺伝子」を受け継いだとされています。

数々の潜入任務を成功させ、「不可能を可能にする男」として伝説になりますが、その出生の秘密や過酷な運命に翻弄され続けることになります。

③ リキッド・スネーク:ソリッドと双子の兄弟、ビッグ・ボスへの愛憎に生きた男

リキッド・スネークは、ソリッド・スネークと双子の兄弟であり、同じくビッグ・ボスのクローンです。

彼はビッグ・ボスの「優性遺伝子」を受け継いだと信じ、自身こそが真の後継者であると考えていました。

しかし、実際には自分が劣性遺伝子を受け継いだ「絞りカス」だという誤解から、オリジナルであるビッグ・ボスと、その「成功作」であるソリッド・スネークに対して、強い憎しみを抱いています。

『メタルギアソリッド』では、武装蜂起した特殊部隊FOXHOUNDのリーダーとしてソリッドの前に立ちはだかります。

④ ソリダス・スネーク:ビッグ・ボスの完璧なクローン、元アメリカ大統領

ソリダス・スネークは、ソリッドやリキッドとは異なり、ビッグ・ボスの完全なクローンとして生み出された存在です。

彼は3人の中で唯一、オリジナルのビッグ・ボスと全く同じ遺伝子配列を持っています。

元アメリカ合衆国大統領という驚くべき経歴を持ち、シリーズの黒幕である「愛国者達」の支配から世界を解放するために行動します。

『メタルギアソリッド2』では、物語の黒幕として雷電とソリッド・スネークの前に現れます。

⑤ ヴェノム・スネーク:ビッグ・ボスの影武者(ファントム)となった男

ヴェノム・スネークは、『メタルギアソリッドV ファントムペイン』の主人公です。

物語の終盤で、彼の正体が本物のビッグ・ボスではなく、かつて彼の部隊に所属していたごく普通の「衛生兵」であったことが明かされます。

事故で重傷を負った本物のビッグ・ボスを守るため、彼は整形手術と記憶操作によって「ビッグ・ボスの影武者(ファントム)」となり、世界を欺き続けました。

一目でわかる!スネークたちの複雑な関係性を相関図で解説

スネークたちの関係は非常に複雑ですが、その根幹には「恐るべき子供達計画」というプロジェクトが存在します。

ここでは、彼らの関係性をより深く理解するためのポイントを解説します。

すべての元凶?「恐るべき子供達計画」とは何か

「恐るべき子供達計画(Les Enfants Terribles)」とは、伝説の兵士ビッグ・ボスのクローンを人為的に作り出す計画です。

この計画の目的は、ビッグ・ボスという「最強の兵士」を偶像として再誕させることでした。

この計画によってソリッド・スネークとリキッド・スネークが、そして後にソリダス・スネークが誕生し、彼らの運命的な対立の火種となりました。

ネイキッド・スネーク(ビッグ・ボス)は誰の父親?

ネイキッド・スネーク(ビッグ・ボス)は、ソリッド、リキッド、ソリダスの3人にとって、遺伝子上の「父親」にあたる存在です。

しかし、彼らの間には一般的な親子のような愛情や交流はなく、あくまで遺伝子のオリジナルとクローンという関係性に過ぎません。

むしろ、クローンである彼らはオリジナルのビッグ・ボスを倒すべき存在として、あるいは超えるべき壁として対峙することになります。

ソリッド、リキッド、ソリダスは兄弟?クローンの違いを解説

同じビッグ・ボスの遺伝子から生まれたソリッド、リキッド、ソリダスは、遺伝学的には「兄弟」と言えますが、その作られ方には明確な違いがあります。

名前遺伝子の特徴役割・背景
ソリッド・スネーク劣性遺伝子を集約「恐るべき子供達計画」の産物。数々の事件を解決する英雄。
リキッド・スネーク優性遺伝子を集約ソリッドの双子。ビッグ・ボスへの愛憎から反乱を起こす。
ソリダス・スネーク完璧なクローンビッグ・ボスと全く同じ遺伝子。元アメリカ大統領。

ヴェノム・スネークとビッグ・ボスの関係は「影武者」

ヴェノム・スネークとビッグ・ボスの間には、血縁関係や遺伝的な繋がりは一切ありません。

ヴェノムの正体は、ビッグ・ボスが率いた部隊「MSF」の優秀な衛生兵でした。

本物のビッグ・ボスが表舞台から姿を消して活動するために、彼は記憶と顔を与えられ、完璧な「影武者」としての役割を演じることになったのです。

物語の時系列で見る!各スネークの登場作品と活躍まとめ

メタルギアシリーズは、作品の発売順と物語の時系列が一致しないのが大きな特徴です。

ここでは、物語の時系列に沿って、各スネークがどの作品でどのように活躍したのかを見ていきましょう。

【1964年~】ネイキッド・スネークの時代(MGS3, PW, MGSV)

物語の最も古い時代を描くのが、ネイキッド・スネークが「ビッグ・ボス」となるまでの物語です。

  • 1964年(MGS3): CIAの特殊部隊FOXの一員としてソ連に潜入。師であるザ・ボスとの悲劇的な対決を経て、「ビッグ・ボス」の称号を得ます。
  • 1974年(PW): 自身の私設軍隊「国境なき軍隊(MSF)」を設立。核抑止の矛盾に立ち向かいます。
  • 1975年(MGSV: GZ): MSFが謎の部隊XOFに襲われ壊滅。ビッグ・ボスも昏睡状態に陥ります。

【1995年~】ソリッド・スネークの時代(MG, MG2, MGS, MGS2, MGS4)

ビッグ・ボスのクローンであるソリッド・スネークの活躍は、シリーズの中核をなす物語です。

  • 1995年(MG): 特殊部隊FOXHOUNDの新人として、武装要塞国家「アウターヘブン」に潜入。首謀者であるビッグ・ボス(実際はヴェノム・スネーク)を倒します。
  • 1999年(MG2): ザンジバーランド騒乱を鎮圧するため再び召集され、今度こそ本物のビッグ・ボスと対決し、これを打ち破ります。
  • 2005年(MGS): アラスカのシャドー・モセス島で発生したテロ事件の鎮圧のため、単独潜入します。
  • 2007年~2009年(MGS2): 反メタルギア財団「フィランソロピー」の一員として活動。ビッグ・シェル占拠事件の裏で暗躍します。
  • 2014年(MGS4): 急激な老化に苦しみながらも、宿敵リキッド・オセロットを止めるため、最後の戦いに挑みます。

【2005年】リキッド・スネークの反乱(MGS)

ソリッド・スネークの双子の兄弟であるリキッド・スネークは、『メタルギアソリッド』で最大の敵として登場します。

彼はシャドー・モセス島を占拠し、核搭載二足歩行戦車「メタルギアREX」を盾に、世界にビッグ・ボスの遺体を要求。自身の出生の秘密をソリッドに明かし、宿命の対決を繰り広げました。

【2009年】ソリダス・スネークの決起(MGS2)

ビッグ・ボスの完璧なクローンであるソリダス・スネークは、『メタルギアソリッド2』の物語の核心にいます。

彼は「自由の息子達」を率いて海上除染施設「ビッグ・シェル」を占拠。世界を裏で操る「愛国者達」からの解放を目指し、自身の「息子」でもある雷電と死闘を演じました。

【1984年】ヴェノム・スネークの覚醒(MGSV: TPP)

ビッグ・ボスの影武者、ヴェノム・スネークの物語は『メタルギアソリッドV ファントムペイン』で描かれます。

9年間の昏睡から目覚めた彼は、失われた仲間と栄光を取り戻すため、復讐の私設軍隊「ダイヤモンド・ドッグズ」を率いてアフガニスタンやアフリカの紛争地帯へと身を投じます。

メタルギアのスネークに関するよくある質問(FAQ)

ここでは、メタルギアのスネークに関して特に多くの人が抱く疑問について、Q&A形式でお答えします。

なぜネイキッド・スネーク(ビッグ・ボス)は悪役になったの?クズと言われる理由は?

ビッグ・ボスが悪の道へ進んだ最大の理由は、師であるザ・ボスの「兵士が社会から解放され、尊重される世界を作る」という遺志を誤って解釈してしまったからです。

彼は、兵士が常に必要とされる争いの絶えない世界、すなわち「アウターヘブン(兵士たちの天国)」を創り出すことを自らの使命としました。

この理想のために、仲間や影武者であるヴェノム・スネークをも利用し、世界を混乱に陥れた側面から、「クズ」や「悪役」と見なされることがあります。

ヴェノム・スネークはなぜ殺された?初代メタルギアとの繋がり

ヴェノム・スネークが殺されたのは、彼が初代『メタルギア』でソリッド・スネークに倒された「ビッグ・ボス」その人だったからです。

『MGSV』のエンディングで、本物のビッグ・ボスが裏で活動する時間稼ぎのため、ヴェノム・スネークは「アウターヘブン」の司令官としてソリッド・スネークと戦い、敗北したことが示唆されています。

彼は最後までビッグ・ボスの影武者としての役割を全うし、歴史の表舞台から姿を消したのです。

ヴェノム・スネークはただの衛生兵なのになぜ強すぎた?

ヴェノム・スネークがビッグ・ボスと遜色ない戦闘能力を発揮できたのは、彼が元々MSFの中でも特に優秀な兵士であったことに加え、昏睡中に施された記憶移植や催眠療法によるものです。

これにより、彼はビッグ・ボスの戦闘技術や経験、知識を追体験させられました。

プレイヤーが『MGSV』で体験する彼の成長物語そのものが、一人の衛生兵が伝説の英雄「ビッグ・ボス」へと変貌していく過程を描いていたのです。

ソリッド・スネークの最後はどうなった?死亡したのか、かわいそうと言われる理由は?

ソリッド・スネークは死亡してはいませんが、『MGS4』のエンディングで、クローンであるが故の急激な老化により余命がわずかであることが明かされました。

彼はクローンとして生まれ、殺人ウイルス「FOXDIE」の運び屋にされ、常に戦うことだけを強いられるという過酷な人生を送りました。

この宿命的な苦悩と、英雄でありながら安らかな生を得られなかったことから、「かわいそう」と言われることが多いです。

最後は、死んだはずのビッグ・ボスと再会し、残りの人生を人として静かに生きることを決意します。

眼帯をしているスネークは誰?作品によって違う?

眼帯はビッグ・ボス・サーガの象徴的なアイテムであり、主に3人のスネークが着用しています。

  • ネイキッド・スネーク / ヴェノム・スネーク: 『MGS3』でネイキッド・スネークが右目を失って以降、彼と、その影武者であるヴェノム・スネークは右目に眼帯をしています。
  • ソリダス・スネーク: 『MGS2』に登場する彼は、左目にサイボーグ化された機械を隠すための眼帯をしています。

なお、ソリッド・スネークは『MGS4』で「ソリッド・アイ」というハイテク眼帯のような装置を装着しますが、これは視力を失ったわけではありません。

初心者必見!メタルギアシリーズとスネークを象徴する豆知識

最後に、メタルギアシリーズとスネークの世界をより深く楽しむための、ユニークな豆知識をいくつかご紹介します。

スネークといえば「ダンボール」!その愛すべき歴史とは?

「ダンボール」は、敵の目から身を隠すためのシリーズ伝統の潜入アイテムです。

初代『メタルギア』から登場し、当初はその場で隠れることしかできませんでしたが、『メタルギアソリッド』からは被ったまま移動が可能になりました。

作品を重ねるごとに、二人で入れる「ラブダンボール」や、兵器である「ダンボール戦車」まで登場するなど、独自の進化を遂げています。

スネーク自身も「この箱を見ていると無性に被りたくなる」と語るほど、彼にとっては任務に不可欠な相棒なのです。

名台詞「待たせたな」はいつから始まった?

シリーズを象徴する名台詞「待たせたな」は、『メタルギアソリッド2』のタンカー編で、ソリッド・スネークが潜入ミッションを開始する際に初めて使われました。

この台詞はファンの間で絶大な人気を博し、以降の作品ではビッグ・ボスや雷電など、他のキャラクターもここぞという場面で口にする決め台詞となっています。

これからメタルギアを始めるならどの作品がおすすめ?

もしこれからメタルギアシリーズをプレイするのであれば、物語の始まりを描いた『メタルギアソリッド3 スネークイーター』から始めるのがおすすめです。

時系列で最も古い物語であり、後のシリーズに繋がる重要な出来事や人物の原点を知ることができます。

あるいは、ソリッド・スネークの物語に触れたい場合は、彼の伝説の始まりである『メタルギアソリッド1』も良い選択肢です。

まとめ:メタルギアのスネークの種類を徹底解説

  • メタルギアシリーズに登場する主要なスネークは5人である
  • すべての始まりはネイキッド・スネーク、後のビッグ・ボスである
  • ソリッド、リキッド、ソリダスはビッグ・ボスのクローンとして生まれた
  • ヴェノム・スネークはビッグ・ボスの影武者であり血縁関係はない
  • 物語は発売順と時系列が異なり、複雑な構成となっている
  • ビッグ・ボスが悪役となったのは師ザ・ボスの遺志を誤解したためである
  • 初代『メタルギア』でソリッド・スネークに倒されたのはヴェノム・スネークだった
  • ソリッド・スネークは死亡せず、急激な老化が進む中で余生を送ることになった
  • 眼帯をしているスネークはネイキッド、ヴェノム、ソリダスの3人である
  • ダンボールや「待たせたな」という台詞はシリーズを象徴するユニークな要素である
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