クロノクロスの戦闘システムは、一般的なRPGとは大きく異なる独自の設計が施されています。
スタミナやパワーレベルといった独自の概念に加え、6つの属性を活用したフィールドエフェクトの戦略性など、初めてプレイする方にとっては戸惑う要素が少なくありません。
「攻撃の順番がよく分からない」「エレメントの配置がうまくできない」「ボスに勝てないけどレベル上げもできない」といった悩みは、多くのプレイヤーが通る道です。
この記事では、クロス・シーケンス・バトルの基礎から属性の相性関係、フィールドエフェクトの活用法、そして実践的な攻略のコツまでを体系的に解説していきます。
リマスター版で追加された便利機能や、戦闘システムに対する一般的な評価にも触れていますので、これからプレイを始める方にも、久しぶりに遊び直す方にも役立つ内容となっています。
クロノクロスの戦闘システム「クロス・シーケンス・バトル」とは?
クロノクロスが採用している戦闘システムは「クロス・シーケンス・バトル」と呼ばれる独自のバトルシステムです。
スタミナの管理を軸に、通常攻撃でパワーを溜めてエレメント(魔法や技に相当するもの)を発動するという、戦略性の高い構造になっています。
開発を手がけたのはディレクターの加藤正人氏とプロデューサーの田中弘道氏で、田中氏はバトルシステムのデザインを「ファイナルファンタジーIIIの進化系」と表現しています。
前作クロノ・トリガーから何が変わったのか
前作クロノ・トリガーではATB(アクティブタイムバトル)が採用されていましたが、クロノクロスではその仕組みが根本から見直されました。
ATBはリアルタイムでゲージが溜まり、満タンになったキャラクターから行動するシステムでした。
一方、クロス・シーケンス・バトルではスタミナが残っている限り、味方キャラクターの行動順を自由に選べます。
また、MPという概念が撤廃され、代わりにパワーレベルとスタミナを消費してエレメントを使う仕組みに変わっています。
前作のゼノギアスで導入されたコンボ攻撃の概念をさらに発展させたシステムとも言われており、RPGの常識にとらわれない設計が大きな特徴です。
スタミナ制の基本ルールと行動の自由度
すべてのキャラクターは、戦闘開始時にスタミナ最大値の7.0を持った状態でスタートします。
通常攻撃やエレメントの使用によってスタミナは消費され、1.0未満になると行動不能になります。
ただし、他のキャラクター(味方・敵を問わず)が行動するたびに少しずつスタミナが回復していく仕組みです。
防御コマンドを選択しても回復するため、パーティ全体のスタミナが減ってきた場合は防御で立て直すことも有効な選択肢となります。
このシステムの最大の魅力は、スタミナさえ残っていれば好きなキャラクターに好きなタイミングで行動させられるという自由度の高さにあります。
弱・中・強の3段階攻撃と命中率の仕組み
通常攻撃は弱・中・強の3段階に分かれており、それぞれスタミナの消費量やダメージ、パワーレベルの上昇量が異なります。
| 攻撃の種類 | スタミナ消費 | パワーレベル上昇 | 命中率の傾向 |
|---|---|---|---|
| 弱攻撃 | 1.0 | +1 | 高い |
| 中攻撃 | 2.0 | +2 | 中程度 |
| 強攻撃 | 3.0 | +3 | 低い |
同じキャラクターが攻撃を連続で命中させると、次の攻撃の命中率が段階的に上昇していきます。
そのため、まず弱攻撃で確実にヒットさせて命中率を上げ、そこから中攻撃、強攻撃へとつなげる流れが基本の戦術です。
なお、行動を途中で終了したり、攻撃対象を変更したり、敵の反撃を受けたりすると命中率はリセットされる点には注意が必要です。
エレメントの使い方とグリッド配置の基本を理解しよう
エレメントは、クロノクロスにおいて魔法・特技・アイテムのすべてを兼ねる重要なシステムです。
一般的なRPGのようにMPを消費して魔法を使うのではなく、通常攻撃でパワーレベルを溜めてから発動するという独特の手順を踏みます。
この仕組みを理解することが、戦闘をスムーズに進めるための第一歩です。
エレメントはMPではなくパワーレベルで発動する
エレメントを使用するためには、通常攻撃をヒットさせて「パワーレベル」を上昇させる必要があります。
パワーレベルは最大8まで上昇し、エレメントグリッドに配置されたレベルに到達して初めて使用可能になります。
エレメントの使用時にはスタミナを7.0消費するため、使用後はほぼ確実に行動不能の状態に陥ります。
スタミナが7.0未満であってもエレメントの発動自体は可能ですが、スタミナがマイナスの値になってしまい、回復するまでしばらく動けなくなることを覚えておきましょう。
基本的な戦闘の流れとしては、通常攻撃を数回繰り出してパワーレベルを溜め、スタミナが1.0程度になった段階でエレメントを発動するのが効率的です。
エレメントグリッドの配置レベルで威力が変わる理由
エレメントは、キャラクターごとに用意された「エレメントグリッド」にあらかじめセットしておかなければ使用できません。
グリッドにはLv1からLv8までのレベルが存在し、エレメントの固有レベルよりも高いグリッドに配置すれば威力が上がり、低いグリッドに配置すると威力が下がります。
この威力の変動幅は約±12.5%とされています。
ただし、回復系など効果が固定されているエレメントについては、あえて低いレベルのグリッドに配置した方が少ないパワーレベルで使用できるため有利になるケースもあります。
キャラクターによってグリッドの数や配置は異なり、グリッドが多いキャラクターはエレメントを多用できる魔法型、少ないキャラクターはHPや攻撃力が高い物理型という傾向があります。
共有エレメントと固有エレメントの違いとは
エレメントには、どのキャラクターでもセットできる「共有エレメント」と、特定のキャラクターだけが使える「固有エレメント」の2種類があります。
共有エレメントはショップで購入したり、フィールドで拾ったりして入手でき、複数個を同じキャラクターにセットすることも可能です。
固有エレメントはキャラクター専用の必殺技のような存在で、レベルアップに伴って自動的に習得していきます。
なお、共有エレメントの中にも、キャラクターの先天属性によって装備の可否が制限されるものが存在します。
1つのグリッドに配置されたエレメントは1戦闘中に1回しか使えませんが、消耗品タイプ以外のエレメントは戦闘終了後に自動的に回復します。
消耗品エレメントには名前の前に「x1」などの表記があり、使い切ると補充が必要になるため注意してください。
6つの属性の相性関係と先天属性の活かし方
クロノクロスの戦闘において、属性の理解は勝敗を左右する重要な要素です。
6色の属性にはそれぞれ対立関係があり、敵の弱点を的確に突くことで戦闘を有利に進められます。
キャラクターやモンスターに設定された先天属性も、ダメージの計算に大きく関わってきます。
赤と青・緑と黄・白と黒の対立属性を一覧で整理
本作には赤・青・緑・黄・白・黒の6色の属性が存在し、それぞれ以下のように対立関係が設定されています。
| 属性 | 対立する属性 | 主なイメージ |
|---|---|---|
| 赤 | 青 | 炎・爆発 |
| 青 | 赤 | 水・氷 |
| 緑 | 黄 | 風・自然 |
| 黄 | 緑 | 大地・雷 |
| 白 | 黒 | 光・聖 |
| 黒 | 白 | 闇・重力 |
対立する属性のエレメントで攻撃すると大きなダメージを与えられる一方で、同じ属性のエレメントで攻撃してもダメージはほとんど通りません。
この基本的な相性を覚えておくだけで、通常の戦闘からボス戦まで立ち回りが格段に楽になります。
キャラクターの先天属性がダメージに与える影響
すべてのキャラクターとモンスターには「先天属性」が1つ設定されており、無属性のキャラクターは本作には存在しません。
先天属性が赤のキャラクターが赤属性のエレメントを使うと通常よりも高い威力を発揮し、逆に対立する青属性のエレメントを使っても威力は控えめになります。
防御面においても、先天属性と同じ色の攻撃を受けた場合はダメージが軽減され、対立する色の攻撃を受けると大きなダメージを受ける仕組みです。
一部のボスは、自身の先天属性と同じ色のエレメント攻撃を吸収してしまう場合もあるため、何も考えずに弱点を突こうとすると裏目に出ることもあります。
ボス戦で属性の弱点を突くパーティ編成のポイント
ボス戦で苦戦する場合、まず確認すべきはボスの先天属性です。
ターゲット選択時にボスの属性が表示されるため、対立する属性のエレメントを多く装備したキャラクターをパーティに組み込みましょう。
さらに、ボスと同じ先天属性を持つキャラクターをあえて編成することで、ボスの攻撃によるダメージを抑えるという戦法も有効です。
例えば赤属性のボスに対しては、赤属性のキャラクターで被ダメージを軽減しつつ、青属性のエレメントを多くセットして攻撃するという両面作戦が効果的といえます。
ただし、弱点属性で攻撃すると強力な反撃やパワーアップを発動するボスも存在するため、初見ではまず様子を見てからエレメントを使うのが安全です。
フィールドエフェクトの仕組みと戦略的な活用法
フィールドエフェクトは、クロノクロスの戦闘における最も特徴的な要素の一つです。
エレメントの威力に直結する重要なシステムであり、意識して操作できるようになると戦闘の幅が大きく広がります。
フィールドエフェクトとは何か?画面左上の3枠の見方
フィールドエフェクトとは、戦闘フィールド全体に作用する属性の状態を示すシステムです。
画面左上に表示される3つの枠がフィールドエフェクトを表しており、敵味方がエレメントを使用するたびに、使われたエレメントの属性色が最新の1枠に追加されます。
古い属性色は外側に押し出され、常に直近3回分のエレメント使用履歴が反映される仕組みになっています。
戦闘開始時にはフィールドの初期属性が設定されており、マップの種類によって初期の色が変わります。
フィールドを同色に染めるメリットと対立属性の弱体化
フィールドエフェクトの3枠を同じ属性色で多く占めるほど、該当する属性のエレメント威力が大幅に強化されます。
同時に、対立する属性のエレメントは弱体化されるため、フィールドの色をコントロールすることは攻守両面で大きな意味を持ちます。
例えば、3枠すべてが赤属性で染まっている状態では赤属性のエレメント威力が最大限に引き上げられ、対立する青属性のエレメントは大幅に弱体化されます。
この仕組みを利用して、ボス戦ではまず自分たちに有利な色でフィールドを塗り替えることを意識すると、与えるダメージが目に見えて増加します。
ただし、敵側もエレメントを使うたびにフィールドの色が変わっていくため、常に画面左上を確認しながら戦う姿勢が重要です。
フィールドエフェクトを一色に統一して召喚エレメントを発動する方法
フィールドエフェクトの最も重要な役割の一つが、召喚エレメントの発動条件になっていることです。
召喚エレメントは、フィールドエフェクトの3枠すべてを同一の属性色に統一した場合にのみ使用できます。
例えば青属性の召喚エレメントを発動したい場合、フィールドの3枠すべてを青色に染める必要があります。
実際には味方だけで3連続同色のエレメントを使うのは難しく、途中で敵がエレメントを使ってフィールドの色が変わってしまうことも珍しくありません。
そのため、敵のエレメント使用も計算に入れながら、最後の1枠を自分で染めるという段取りが求められます。
なお、召喚エレメントはその属性と同じ先天属性を持つキャラクターしか装備できず、使用回数は所持しているレベルスターの数に依存し、宿屋に泊まることで回復する仕組みです。
連携技・トラップエレメント・召喚の発動条件まとめ
クロノクロスの戦闘には、通常のエレメント以外にも連携技やトラップエレメントといった特殊な要素が用意されています。
これらを使いこなすことで戦闘の幅はさらに広がり、とくにボス戦では攻略の鍵となる場面が多くあります。
連携技を出すためのキャラとエレメントの組み合わせ
連携技は、戦闘に参加している特定のキャラクター同士が条件を満たした際に発動できる合体技です。
発動の条件は、該当するキャラクター2人もしくは3人がパーティに編成されていること、かつ全員が指定された固有エレメントを習得済みであること、さらに各キャラクターのパワーレベルが必要なレベルに到達していることの3つです。
前作クロノ・トリガーを彷彿とさせる「エックス斬り」や「ミックスデルタ」といった連携技も存在し、シリーズファンにとっては嬉しい要素となっています。
連携技は通常の固有エレメントよりも高い威力を誇るものが多く、条件を揃える手間に見合った強力な攻撃手段です。
トラップエレメントで敵の大技を無効化する手順
トラップエレメントは、敵が特定のエレメントを使用した際にその効果を無効化し、さらにそのエレメントを奪い取れるという特殊なエレメントです。
使い方としては、敵がエレメントを使う前にあらかじめトラップエレメントを発動させておく必要があります。
ボス戦では敵が強力なエレメントを使ってくるパターンが多いため、行動パターンを把握したうえでトラップを仕掛けると、被害を防ぎつつ貴重なエレメントを入手できます。
特に周回プレイでレアなエレメントを集める際にも活用できる、やり込み要素としても評価されている仕組みです。
召喚エレメントの発動条件と装備できるキャラの制限
召喚エレメントは本作における最強クラスの攻撃手段であり、前述のとおりフィールドエフェクトを1色に統一することが発動の絶対条件となります。
装備できるのは召喚エレメントと同じ先天属性を持つキャラクターのみで、例えば赤属性の召喚エレメントは先天属性が赤のキャラクターにしかセットできません。
使用回数はレベルスターの所持数に連動しており、使うとレベルスターの数が一時的に減少したように表示されますが、宿屋で休むことで回復します。
発動条件は厳しいものの、フィールドエフェクトのコントロールを含めた戦略をうまく組み立てれば、ボス戦を一気に有利に進められる切り札です。
レベルスターシステムとキャラ育成の考え方
クロノクロスの成長システムは、一般的なRPGの経験値制とは根本的に異なります。
「レベルスター」と呼ばれる独自のシステムを採用しており、育成の考え方自体を切り替える必要があるのが本作の大きな特徴です。
経験値がないRPG?ボス撃破でしかレベルが上がらない理由
本作には経験値の概念が存在せず、ストーリー上のボスを倒した際に「レベルスター」を獲得することでキャラクターが成長します。
レベルスターは仲間全員で共有される仕組みで、パーティに入っていなかったキャラクターも含めて一律にレベルアップします。
この設計は、40人以上にもなる仲間キャラクターが次々と加入する本作の特性に配慮したものと考えられています。
新しい仲間が加わるたびにレベル上げをやり直す必要がないため、多彩なキャラクターを気軽に試せる環境が実現されています。
レベルスターの最大値は99個で、周回プレイを重ねることでキャラクターをさらに強化していくことも可能です。
途中加入キャラが即戦力になる仕組みとパーティ編成の自由度
レベルスターがパーティ全員に共有されるため、物語の途中で加入したキャラクターであっても、すでに獲得済みのレベルスター分の成長が反映された状態で仲間になります。
この仕組みにより、加入直後のキャラクターでもすぐに前線で活躍させることが可能です。
キャラクターごとに先天属性、グリッドの構成、固有エレメントが異なるため、ボスの属性や戦況に応じて柔軟にパーティを組み替えられるのが本作の醍醐味といえます。
40人以上の仲間キャラクターそれぞれに異なる個性があり、お気に入りのメンバーで攻略を進められる自由度の高さは、多くのプレイヤーから好意的に受け止められています。
雑魚戦でレベル上げができない場合の攻略の考え方
レベルスターシステムの裏返しとして、「雑魚敵を倒してレベルを上げ、力押しでボスを突破する」という従来のRPGの定番戦術が通用しません。
ボス戦で勝てない場合にまず見直すべきなのは、装備品の更新、エレメントグリッドの配置、そしてパーティの属性構成です。
素材を集めて鍛冶屋で新しい装備を作ったり、ボスの行動パターンを観察して弱点属性のエレメントを多くセットしたりといった工夫が攻略の鍵を握ります。
ボスのやっかいなエレメント攻撃に対してはトラップエレメントで対処する方法もあり、力ではなく知恵と準備で乗り越えるのが本作の設計思想です。
なお、雑魚戦にもまったく意味がないわけではなく、レベルスター獲得後にはボーナスとしてステータスが微量に上昇する余地があるほか、装備素材の収集にも雑魚戦は活用できます。
初心者がつまずきやすい戦闘のコツと実践テクニック
クロノクロスの戦闘システムは奥深い反面、ゲーム内のチュートリアルだけでは説明が不十分と感じる場面が多いことでも知られています。
ここでは、初めてプレイする方が特につまずきやすいポイントに絞って、すぐに実践できるコツを紹介します。
スタミナ管理のコツは「弱→中→強」の黄金パターン
スタミナ7.0の状態から行動する場合、弱攻撃(消費1.0)→中攻撃(消費2.0)→強攻撃(消費3.0)の順に繰り出すと、合計6.0のスタミナを消費して残り1.0になります。
この残り1.0の状態でエレメントを発動するのが、1ターンの中で最も効率よくダメージとエレメント効果を両立できるパターンです。
命中率も弱攻撃のヒットによって段階的に上昇するため、強攻撃を当てやすくなるという利点もあります。
もちろん状況によっては弱攻撃を2回繰り出してから中攻撃に切り替えるなど、柔軟に組み合わせを調整しても構いません。
大切なのは、「スタミナが1.0程度残った状態でエレメントを発動する」という基本の流れを意識することです。
エレメント配置のコツは回復系を低レベルグリッドに多めに入れること
エレメントグリッドへの配置で最も重要な考え方は、使用頻度の高いエレメントほど低いレベルのグリッドにセットするということです。
とくに回復系のエレメントは戦闘中に何度も使いたい場面があるため、低レベルのグリッドに複数個配置しておくと少ないパワーレベルで素早く回復でき、ピンチの際にも対応しやすくなります。
一方で、強力な攻撃エレメントは高レベルのグリッドに配置することで威力がさらに上がるため、ここぞという場面で大きなダメージを狙えます。
配置に迷った場合は「おすすめ配置」機能を使えば自動的にエレメントを最適な位置に振り分けてくれるため、これを土台にして自分好みに調整するのも良い方法です。
ボスに勝てないときに見直すべき3つのチェックポイント
ボス戦で何度も敗北してしまう場合は、以下の3つの観点から戦略を見直してみてください。
1つ目は、ボスの先天属性を確認し、対立する属性のエレメントを十分にセットできているかどうかです。
2つ目は、装備品が最新のものに更新されているかどうかの確認で、素材が揃っていれば鍛冶屋でより強い武器や防具を作成できます。
3つ目は、パーティ編成の属性バランスで、ボスの攻撃属性と同じ先天属性のキャラクターを入れることで被ダメージを大幅に軽減できる場合があります。
これら3点をチェックし直すだけで、勝てなかったボスを攻略できるケースは少なくありません。
全戦闘から逃走可能な仕様を活かした立て直し戦術
クロノクロスでは、ラスボス戦を含むすべての戦闘から100%の確率で逃走できるという珍しい仕様が採用されています。
ボス戦の途中で「このままでは負ける」と判断した場合、一度逃走して体勢を立て直すことが可能です。
逃走後はメニューを開いてエレメントの配置を変更したり、装備を見直したりしてから再び挑戦できます。
ただし、逃走するとそれまでに与えたダメージはすべてリセットされ、敵のHPは全回復してしまいます。
また、盗んでいたアイテムも手元から失われるため、アイテム目当ての場合は逃走のタイミングに注意が必要です。
一部のボスでは逃走後にメニューを開けずそのまま再戦となるケースもありますが、基本的にはこの仕様を活用して何度でもやり直せる設計になっています。
リマスター版で追加された戦闘の便利機能とは?
2022年4月にリリースされた「クロノ・クロス:ラジカル・ドリーマーズ エディション」では、オリジナル版の戦闘システムをそのまま引き継ぎつつ、プレイをスムーズにするための複数の便利機能が追加されました。
ストーリーに集中したい方や、時間に余裕がない方にとって非常にありがたい機能が揃っています。
バトルブーストで攻撃力最大&被弾ゼロにする方法
バトルブースト機能は、戦闘中にR3ボタン(右スティック押し込み)を押すだけで発動できるリマスター版の特別機能です。
発動すると、味方キャラクター全員のパワーレベルが即座に最大値まで上昇し、さらに敵からの攻撃をすべて回避できる状態になります。
通常攻撃でパワーレベルを溜める必要がなくなるため、いきなり最強クラスのエレメントを連発することが可能です。
ストーリーをテンポよく進めたい場合や、強敵にどうしても勝てない場合の救済措置として機能する一方、本来の戦略性を楽しみたいプレイヤーはオフのままプレイすることもできます。
オートバトルとエンカウントOFFの使い分け
リマスター版にはオートバトル機能も搭載されており、有効にすると味方キャラクターが自動で攻撃やエレメントの使用を行ってくれます。
雑魚敵との戦闘で手動操作が面倒に感じる場面では、オートバトルに切り替えることでプレイのテンポを大きく改善できます。
さらに「エンカウントOFF」の機能を使えば、フィールド上で敵と遭遇すること自体を防げるため、ダンジョン探索やストーリー進行に集中したいときに便利です。
いずれの機能もプレイ中にいつでも切り替え可能で、ボス戦では手動、雑魚戦ではオートといった使い分けが柔軟に行えます。
倍速プレイでサクサク進めたい人向けの設定ガイド
ゲームスピードの変更機能も追加されており、通常速度の2倍速でゲーム全体を進行できます。
戦闘中のエレメント演出やフィールドの移動がすべて高速化されるため、周回プレイの際にはとくに重宝する機能です。
バトルブースト、オートバトル、エンカウントOFF、倍速プレイのすべてを組み合わせることで、1周目に数十時間かかっていたプレイ時間を大幅に短縮できます。
ただし、初回プレイでこれらの機能をすべて有効にしてしまうと、クロス・シーケンス・バトル本来の面白さを体感できないまま終わってしまう可能性があります。
まずは通常のプレイで戦闘システムに触れたうえで、2周目以降に便利機能を活用するのがおすすめの楽しみ方です。
クロノクロスの戦闘システムは実際どう評価されているのか
クロノクロスの戦闘システムに対する評価は、発売当時から現在に至るまで賛否が分かれ続けています。
独自性が高く評価される一方で、複雑さゆえにハードルが高いという声も根強く存在します。
独自の戦略性が高く評価されるポイント
多くのファンから高く評価されているのは、スタミナ管理やフィールドエフェクトのコントロールを通じて、戦闘の流れを能動的にデザインできる戦略性の深さです。
「ターン制RPGの中でも最高クラスの戦闘システムの一つ」と評する声もあり、エレメントの配置やフィールドの色の操作がTCG(トレーディングカードゲーム)のデッキ構築に近い楽しさを持つと表現されることもあります。
全戦闘から逃走可能な仕様も、プレイヤーにストレスを与えない設計として好意的に受け止められています。
慣れるほどに奥深さが見えてくるタイプのシステムであり、やり込みプレイヤーほど高い評価を与える傾向があります。
複雑でとっつきにくいと言われる理由と賛否の背景
一方で、「ゲーム内のチュートリアルが不十分で理解しづらい」「システムが複雑すぎて初心者には敷居が高い」という指摘は少なくありません。
スタミナ、パワーレベル、エレメントグリッド、フィールドエフェクト、先天属性と複数のシステムが同時に絡み合うため、すべてを把握するまでに時間がかかります。
また、経験値によるレベル上げが不可能なため、ボスに負けた際の打開策が装備やエレメント配置の見直しに限られる点も、従来のRPGに慣れたプレイヤーにとっては戸惑いの原因となっています。
ゲームカタログ系のサイトでは「やや鈍重で練り込み不足な部分もあるが、斬新でタクティカル」という評価がまとめられており、革新性と難解さが表裏一体の関係にあるシステムだといえます。
前作ファンと新規プレイヤーで評価が分かれる構造的な要因
クロノクロスの戦闘システムに対する評価が割れるもう一つの大きな要因は、前作クロノ・トリガーとのギャップです。
クロノ・トリガーのATBは直感的で分かりやすく、多くのプレイヤーから愛されたシステムでした。
その続編としてクロノクロスをプレイした場合、まったく異なるシステムに切り替わったことへの違和感や失望を感じるプレイヤーが一定数存在します。
逆に、前作への先入観なくクロノクロスを単体の作品として遊んだプレイヤーからは、独自性と戦略性を純粋に楽しめたという声が多く聞かれます。
2022年のリマスター版発売や2024年の25周年を経て再評価が進んでおり、2025年12月にはNintendo Switch 2への互換対応も確認されるなど、新しい世代のプレイヤーがこの戦闘システムに触れる機会は今後さらに広がっていくと考えられます。
まとめ:クロノクロスの戦闘システムを理解して冒険を楽しもう
- 戦闘システムの正式名称は「クロス・シーケンス・バトル」で、前作のATBとは根本的に異なる独自設計である
- スタミナの最大値は7.0で、行動のたびに消費し、他キャラの行動や防御で回復する
- 通常攻撃は弱・中・強の3段階があり、「弱→中→強」の順で命中率を上げながらつなぐのが基本のコツである
- エレメントの使用にはパワーレベルの蓄積が必要で、MPの概念は存在しない
- エレメントグリッドの配置レベルによって威力が変動し、回復系は低レベルグリッドへのセットが有効である
- 6つの属性には赤⇔青・緑⇔黄・白⇔黒の対立関係があり、弱点を突くことで大ダメージを与えられる
- フィールドエフェクトの3枠を同色に染めるとその属性が強化され、召喚エレメントの発動条件にもなる
- レベルスターシステムにより経験値制は廃止されており、ボス撃破のみでキャラクターが成長する
- リマスター版ではバトルブースト・オートバトル・エンカウントOFF・倍速プレイの便利機能が追加されている
- 戦闘の評価は「斬新でタクティカル」と「複雑でとっつきにくい」の両面があり、慣れるほどに面白さが増すシステムである

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