Inscryptionをクリアした後、あの独特な体験をもう一度味わいたいと感じた方は少なくないでしょう。
デッキ構築の戦略性、薄暗い部屋で繰り広げられるホラー演出、脱出ゲームのような謎解き、そしてメタフィクションによる衝撃。
これほど多彩な要素を一つに詰め込んだ作品は極めて稀であり、「Inscryptionみたいなゲームを探しているけれど、何を選べばいいかわからない」という悩みは当然のことです。
この記事では、Inscryptionに似たゲームを15タイトル厳選し、類似度や対応プラットフォーム、注意すべきデメリットまで網羅的に比較していきます。
自分がInscryptionのどの部分に惹かれたのかを軸に、最適な一本を見つけるための判断材料をお届けします。
Inscryptionとはどんなゲームか|似たゲームを探す前に整理
Inscryptionは、カナダのインディー開発者Daniel Mullins氏が手がけたデッキ構築型のカードゲームです。
パブリッシャーはDevolver Digitalで、2021年10月にPC版がリリースされました。
ジャンルとしてはデッキ構築ローグライク、脱出ゲーム風パズル、サイコロジカルホラーが融合した唯一無二の構成となっています。
リリースから約3か月で100万本を突破し、2022年のGDC AwardsではGame of the Yearを受賞しました。
Independent Games Festival(IGF)でもSeumas McNally Grand Prizeを含む4部門を制覇しており、日本ゲーム大賞2022のゲームデザイナーズ大賞にも選ばれています。
対応プラットフォームはPC、PlayStation 4、PlayStation 5、Nintendo Switch、Xbox One、Xbox Series X/Sと幅広く、価格は19.99ドルです。
クリアまでの所要時間はおよそ9時間から13時間と比較的コンパクトですが、公式拡張の「Kaycee’s Mod」を利用すればAct 1をエンドレスなローグライクとして無限に周回できます。
Inscryptionの魅力を構成する5つの要素
Inscryptionに似たゲームを探すうえで最も重要なのは、自分がどの要素に惹かれたのかを明確にすることです。
この作品の魅力は、大きく5つに分解できます。
1つ目は、デッキ構築とローグライクが融合したカードバトルの戦略性です。
犠牲システムやシジルと呼ばれる特殊能力を駆使し、限られたリソースで最適な盤面を構築する面白さがあります。
2つ目は、ゲームマスターとの対話と駆け引きです。
薄暗い部屋の向こう側に座るLeshyとのやり取りは、単なるカードゲームを超えた緊張感を生み出しています。
3つ目は、脱出ゲーム的な謎解きとパズル要素です。
カードバトルの合間にテーブルから立ち上がり、部屋の中を探索してアイテムや暗号を見つける体験は、多くのプレイヤーを夢中にさせました。
4つ目は、サイコロジカルホラーの不穏な雰囲気です。
ダークで陰鬱なビジュアルと、じわじわと迫る恐怖演出が作品全体を覆っています。
5つ目は、メタフィクションと第四の壁を破壊する仕掛けです。
ゲーム内のルールやUIそのものが変化していくという体験は、Daniel Mullins氏の過去作であるPony IslandやThe Hexにも共通する特徴であり、プレイヤーの常識を覆す驚きを提供しています。
Act 1・Act 2・Act 3で異なるゲーム性を理解する
Inscryptionは3つのActで構成されており、それぞれゲーム性が大きく異なります。
Act 1はLeshyの小屋を舞台としたカードバトルと脱出ゲームのパートで、最もファンからの支持が厚い部分です。
暗い小屋の中でカードゲームを強要される緊迫感と、テーブルを離れて部屋を探索する自由度が絶妙に組み合わされています。
Act 2ではピクセルアートのレトロRPG風に切り替わり、複数のScrybeが登場するオープンワールド的な構造に変化します。
このパートは賛否が分かれやすく、「別のゲームになったようだ」と感じるユーザーも少なくありません。
一方で、物語の深層やロアを理解するうえでは不可欠なパートと位置づけるファンもいます。
Act 3はP03が支配するデジタル空間でのカードバトルが展開され、Act 1に近い構造を持ちつつも短めに終わります。
こうしたAct間の落差こそがInscryptionの独自性ですが、類似ゲームを探す際には「自分が最も楽しんだAct」を軸にすると選びやすくなります。
Inscryptionに似たゲームの選び方|目的別おすすめ分類
Inscryptionみたいなゲームを探すとき、最もよくある失敗は「似ていると聞いて買ったのに、求めていた体験と違った」というケースです。
前述のとおりInscryptionは複合的なジャンルで構成されているため、類似作もそれぞれ異なる側面をカバーしています。
ここでは、求める体験の方向性に応じた分類を示します。
カードバトルの戦略性を求めるなら
純粋にデッキ構築の駆け引きを楽しみたい場合は、Slay the Spireをはじめとするローグライク系デッキビルダーが最適です。
ホラー要素やメタフィクションは含まれませんが、カードゲームとしての深みと周回性は突出しています。
Monster TrainやWildfrost、Vault of the Voidなども同じカテゴリに属し、それぞれ独自のメカニクスで差別化を図っています。
Balatroはポーカーの役を基盤とした変則的なデッキビルダーで、既知のカードゲームを再構築するという点ではInscryptionと発想が近い作品です。
ホラー演出と不穏な雰囲気を求めるなら
Inscryptionのダークな世界観に惹かれた場合は、Inkshade、The Killing Stone、INFERIUSといったホラー系カードゲームが候補になります。
特にInkshadeは「暗い部屋でクリーチャーとボードゲームを強要される」という構造がInscryption Act 1と酷似しており、多くのユーザーから精神的後継作と呼ばれています。
メタフィクションや衝撃展開を求めるなら
ゲームそのものがプレイヤーを欺き、第四の壁を破壊する体験を再び味わいたい場合は、Pony Island、Doki Doki Literature Club!、Undertale、OneShot等が該当します。
いずれもカードゲームではありませんが、「ゲームとは何か」を問い直すメタ的な仕掛けが共通しています。
パズルと探索のワクワク感を求めるなら
Act 1で小屋の中を歩き回り、暗号を解いた体験が忘れられない方には、Blue PrinceやOuter Wildsが適しています。
Blue Princeは2025年に発売されたパズルローグライクで、変化し続ける部屋を探索する設計が高く評価されました。
デッキ構築ローグライク系の類似タイトル5選
ここからは、Inscryptionに似たゲームを目的別に分類しながら個別に紹介していきます。
まずはデッキ構築ローグライクとしての側面に焦点を当てたタイトルです。
Slay the Spire|ジャンルの金字塔と続編の衝撃
Slay the Spireは、デッキ構築型ローグライクというジャンルを確立した金字塔です。
2019年の正式リリース以降、PC、PlayStation、Nintendo Switch、Xbox、iOS、Androidと幅広いプラットフォームで展開されています。
毎回異なるカードやレリックの組み合わせで攻略ルートが変化し、周回を重ねるほどに戦略の奥深さが増していく設計です。
Inscryptionとの大きな違いは、ホラー演出やメタフィクション要素が一切ない点にあります。
純粋にカードバトルの戦略性を突き詰めたい方に最適な作品と言えるでしょう。
なお、続編であるSlay the Spire 2は2026年3月5日にSteam早期アクセスが開始されます。
最大4人のオンライン協力プレイに対応するなど大幅な進化を遂げており、ジャンル全体を再び活性化させる最注目タイトルです。
Monster Train|多層防衛の戦略が光るデッキビルダー
Monster Trainは、列車の各階層にユニットを配置して防衛するタワーディフェンス型のデッキビルダーです。
PC、Nintendo Switch、PlayStation 5、Xbox Series X/Sに対応しており、Steamでは非常に好評の評価を獲得しています。
Slay the Spireとは異なり、複数の階層を同時に管理する立体的な戦略が求められる点が特徴です。
2025年には続編のMonster Train 2も登場しており、ジャンルの中でも高い注目を集め続けています。
Balatro|ポーカーを再構築する中毒性
Balatroは2024年にリリースされたポーカー×ローグライクデッキビルダーで、爆発的なヒットを記録しました。
ポーカーの役を組み合わせてスコアを稼ぐという一見シンプルなルールの裏に、ジョーカーカードによる無限の戦略が広がっています。
PC、PlayStation、Xbox、Nintendo Switch、iOS、Androidの全主要プラットフォームに対応しており、スマートフォンでも手軽に遊べる点は大きな強みです。
Inscryptionの「既知のゲームを変形させる」という発想に惹かれた方には特に響くタイトルでしょう。
Wildfrost|可愛さの裏に潜む高難度
Wildfrostは、カラフルで愛らしいアートスタイルが目を引くカードバトル型ローグライクです。
見た目の印象とは裏腹に難易度が非常に高く、カウントダウン式のターンシステムがシビアな判断を要求します。
PC、Nintendo Switch、iOSに対応しており、モバイルでも遊べる数少ないデッキビルダーの一つです。
一般的に、カードバトルのバランスが運に左右されやすいという点が賛否の分かれるポイントとして挙げられています。
Dungeons & Degenerate Gamblers|ブラックジャックの変則ローグライク
Dungeons & Degenerate Gamblersは、ブラックジャックをベースにしたローグライクデッキビルダーです。
酒場の住人を相手に21を目指すという基本ルールに、カード固有の特殊効果が加わることで予測不能な展開が生まれます。
Inscryptionとの共通点として、互いのカードプールがほぼ一致する対戦型のルール設計が挙げられることがあります。
一般的にBalatroとの比較で語られることが多いタイトルですが、ダンジョン攻略の要素が加わることで独自の立ち位置を確立しています。
ホラー×カードゲーム系の類似タイトル4選
次に、Inscryptionのダークな雰囲気やホラー演出に惹かれた方向けのタイトルを紹介します。
Inkshade|最も近い精神的後継作
Inkshadeは、2025年8月にリリースされたターン制タクティクスゲームで、Inscryption Act 1に最も近い体験を提供する作品として広く認知されています。
開発はStudio Vezelleによるソロ開発者プロジェクトで、価格は19.99ドル、PC専用です。
暗い部屋でクリーチャーが木製のボードゲームを強要してくるという設定から始まり、六角形タイルの盤面で駒を操作する戦闘、合間に行う部屋の探索と謎解きが交互に展開されます。
Steamでは574件のレビューで87%が好評という「非常に好評」の評価を獲得しています。
ただし注意すべきデメリットもあります。
ラン間のバリエーション不足、終盤の急激な難易度上昇、一部ユニットのバランスの偏りが指摘されています。
また画面全体が非常に暗く、視認性に難を感じるユーザーもいます。
2026年3月時点で日本語には未対応のため、英語でのプレイが前提となる点にも留意が必要です。
The Killing Stone|17世紀オカルトホラーのデッキビルダー
The Killing Stoneは、2026年2月18日にSteamで早期アクセスを開始したばかりの新作デッキビルダーです。
17世紀のイングランドを舞台に、呪われた一族の罪を清めるためにオカルト弁護士として悪魔とカードで交渉するという設定を持ちます。
一人称視点の3Dアートとゲームボード上のフィギュアが融合したビジュアルが特徴的で、BioShock 2で検討されたとされる「ダイナミック恐怖システム」の導入も注目されています。
Inscryptionのホラー×カードゲームという組み合わせに惹かれた方に推奨される一本ですが、早期アクセス段階であるためコンテンツ量は限定的です。
また、17世紀の英語文体が使われており、英語の読解にある程度の慣れが求められます。
INFERIUS|ダンテの神曲を着想源とするタロットデッキビルダー
INFERIUSは、ダンテの「神曲」にインスピレーションを受けた一人称ホラーローグライクデッキビルダーです。
大アルカナのタロットカードを使用して地獄の9つの領域を攻略していくという独自のコンセプトを持ちます。
Kickstarterでのクラウドファンディングを経て開発が進められており、2026年3月時点ではまだ発売されていません。
Steamページでウィッシュリスト登録が可能で、ホラーとデッキ構築の融合を追求する意欲作として注目を集めています。
Desecrated Deck|呪われた地下室のカードゲーム
Desecrated Deckは、呪われた家の地下室を舞台にしたオカルト系ホラーカードゲームです。
心理的ホラー要素とカード戦略が融合した設計で、Inscryptionコミュニティでも類似作として頻繁に名前が挙がるタイトルとなっています。
SteamおよびEpic Games Storeでウィッシュリスト受付中の段階であり、開発中のため完成品としての評価はまだできません。
個人開発プロジェクトのため、開発が途中で止まるリスクも考慮しておく必要があります。
メタフィクション・謎解き系の類似タイトル3選
Inscryptionの「ゲームそのものが変容する」衝撃や、探索と発見の喜びに焦点を当てたタイトルです。
Pony Island / Pony Island 2: Panda Circus|同じ開発者による原点
Pony Islandは2016年にリリースされたDaniel Mullins氏の処女作で、Inscryptionのメタフィクション要素の原点と言える作品です。
悪魔が作ったアーケードゲームから脱出するという設定の中で、ゲームのコードそのものを書き換えるという体験を提供します。
価格は非常に安く、クリアまで約2時間半とコンパクトなため、Inscryptionが気に入った方はまず手に取るべき一本でしょう。
続編のPony Island 2: Panda Circusは2026年中のリリースを目標に開発が進められています。
2026年1月には新たなスクリーンショットが公開され、複数のゲームジャンルを横断・解体・再構築するという野心的な内容が示唆されています。
Daniel Mullins氏の公式Steamページでは「現在の全力をPony Island 2に注いでいる」と明言されており、Inscryptionファンにとって最も注目すべき新作です。
Doki Doki Literature Club!|メタホラーの代名詞
Doki Doki Literature Club!は、一見すると平凡な恋愛シミュレーションに見えながら、プレイを進めるにつれてゲームそのものが崩壊していく衝撃作です。
無料でプレイ可能なオリジナル版と、追加コンテンツを収録したPlus版が存在します。
Inscryptionとジャンルこそ異なりますが、「ゲームに対する信頼が裏切られる」という体験の質が極めて近い作品です。
カードゲーム要素は一切ないため、戦略性を求める方には向きませんが、メタフィクションの衝撃度ではInscryptionに匹敵するという評価が一般的です。
Blue Prince|2025年最高評価のパズルローグライク
Blue Princeは2025年4月にリリースされたパズル探索型のローグライクで、発売直後に2025年最高評価タイトルの一つとなりました。
変化し続ける屋敷の部屋を選択しながら探索し、隠された謎を解き明かしていく構造を持ちます。
Inscryptionの脱出ゲーム的な謎解きや、周回ごとに新しい発見がある設計に惹かれた方には特におすすめです。
カードゲーム要素やホラー要素はほぼ含まれないため、Inscryptionとの直接的な類似度は高くありません。
しかし「探索とパズルを通じて世界の秘密を解き明かす」という本質的な体験の近さから、Inscryptionの後に遊ぶべき作品として広く推奨されています。
その他の注目すべき類似・関連タイトル3選
ここまでのカテゴリに収まりきらない、独自の切り口でInscryptionとの共通点を持つタイトルを紹介します。
Hand of Fate 2|ディーラーとの対決が生むInscryption的緊張感
Hand of Fate 2は、カードゲームとアクションRPGを融合させたハイブリッドタイトルです。
テーブルの向かい側に座るディーラーがカードを配り、そのカードがダンジョンやイベントとして展開されるという構造は、Inscryptionのゲームマスターとの対話に通じるものがあります。
PC、PlayStation 4、Nintendo Switch、Xboxに対応しており、Steamでは非常に好評の評価を得ています。
クリアまで10時間から60時間と幅があり、繰り返し遊べるボリュームも魅力です。
Black Book|スラヴ神話のダークRPG
Black Bookは、スラヴ神話をベースにしたカードバトルRPGです。
若き魔女を操作して呪いを解いていく物語が展開され、カードを「ページ」として呪文書に組み込む独自のデッキ構築システムを備えています。
Inscryption Act 2のようなRPG的な探索とダークな物語が融合した体験を求める方に向いています。
Steamでは95%の好評率を記録しており、価格もセール時には大幅に値引きされることが多いため手に取りやすい一本です。
一般的な注意点として、ロシア語からの翻訳品質にやや難があるという指摘や、21時間以上という長めのプレイ時間がテンポを重視する方には合わない可能性があることが挙げられています。
Umblight|2026年リリース予定のInscryptionライクカードゲーム
Umblightは、個人開発者によるInscryptionを明確にインスパイア元とした新作カードゲームアドベンチャーです。
暗い機械だらけの部屋に閉じ込められ、影と光のカードでデッキを構築しながらダンジョンマスターに挑むという設計を持ちます。
カードの合成メカニクスやスチームパンク風のビジュアルが特徴で、2026年中のリリースを予定しています。
Steamでウィッシュリスト登録が可能ですが、個人開発であるため完成時期や品質は流動的です。
Inscryptionに似たゲーム15作品の比較一覧表
ここまで紹介した各タイトルの主要情報を一覧で整理します。
自分の求める要素と照らし合わせて比較する際にご活用ください。
| タイトル | 価格(USD) | 対応プラットフォーム | 類似する要素 | 日本語対応 | 現在の状態 |
|---|---|---|---|---|---|
| Inkshade | 19.99 | PC | ホラー・脱出・カードバトル | 非対応 | 発売済 |
| Slay the Spire | 24.99 | PC/PS/Switch/Xbox/iOS/Android | デッキ構築ローグライク | 対応 | 発売済 |
| Slay the Spire 2 | 未定 | PC(EA) | デッキ構築ローグライク・Co-op | 未定 | 2026年3月5日EA開始 |
| Monster Train | 24.99 | PC/Switch/PS5/Xbox | デッキ構築・多層防衛 | 対応 | 発売済 |
| Balatro | 14.99 | PC/PS/Switch/Xbox/iOS/Android | ゲーム変形・デッキ構築 | 対応 | 発売済 |
| Wildfrost | 19.99 | PC/Switch/iOS | カードバトル・ローグライク | 対応 | 発売済 |
| D&D Gamblers | 14.99 | PC/Linux/Mac | 対戦型カードゲーム | 非対応 | 発売済 |
| The Killing Stone | 要確認 | PC(EA) | ホラー・カードバトル | 非対応 | 2026年2月EA開始 |
| INFERIUS | 未定 | PC(開発中) | ホラー・タロット・デッキ構築 | 未定 | 開発中 |
| Desecrated Deck | 未定 | PC(開発中) | ホラー・オカルト・カード | 未定 | 開発中 |
| Pony Island | 4.99 | PC | メタフィクション | 非対応 | 発売済 |
| PI2: Panda Circus | 未定 | PC(開発中) | メタフィクション・ジャンル横断 | 未定 | 2026年リリース目標 |
| DDLC | 無料/14.99 | PC/PS/Switch/Xbox | メタフィクション・ホラー | 対応 | 発売済 |
| Blue Prince | セール有 | PC | パズル・探索・ローグライク | 対応 | 発売済 |
| Hand of Fate 2 | 29.99 | PC/PS4/Switch/Xbox | ディーラー対決・カードRPG | 対応 | 発売済 |
| Black Book | 24.99 | PC/PS4/Switch/Xbox | ダークRPG・カードバトル | 対応 | 発売済 |
| Umblight | 未定 | PC(開発中) | ホラー・カード・脱出 | 未定 | 2026年リリース予定 |
スマホで遊べるInscryption風ゲームはあるか
Inscryption本体はPC、PlayStation、Nintendo Switch、Xboxでのみプレイ可能で、スマートフォンには対応していません。
では、モバイルでInscryptionに近い体験を得ることはできるのでしょうか。
結論から言えば、Inscryptionの全要素を再現したスマートフォンアプリは2026年3月時点で存在しません。
ただし、部分的に近い体験を提供するタイトルはいくつか存在します。
デッキ構築ローグライクとしてはSlay the SpireのiOS/Android版が最も完成度が高く、通勤中や移動時間にも手軽に遊べます。
BalatroもiOS/Androidに対応しており、短い周回を繰り返すスタイルがモバイルとの相性に優れています。
WildfrostはiOS版がリリースされており、可愛らしいアートスタイルのカードバトルが楽しめます。
メタフィクション系としてはThere Is No GameがiOS/Androidに対応しており、ゲームそのものを壊していくユーモラスなパズル体験を提供しています。
モバイルでは「Card Crawl」や「Card Thief」といったカードゲームがInscryptionの操作感に近いとして言及されることもあります。
2026年のデッキ構築ローグライク市場の動向
Inscryptionに似たゲームを探す際には、ジャンル全体の現在地を理解しておくことも有益です。
ジャンルの飽和と質の二極化
デッキ構築ローグライクの市場は急速に拡大しています。
2024年4月の報道によれば、Steamには「roguelike deckbuilder」タグが付いたタイトルが861本以上存在しており、参入する開発者は増え続けています。
Balatroの大ヒットやSlay the Spire 2の発表によってジャンルへの関心がさらに高まり、開発者コミュニティでは「ローグライクデッキビルダーは2Dプラットフォーマーの二の舞になるのではないか」という懸念の声も出ています。
実際、品質の低いタイトルが埋もれる一方で、Balatro、Monster Train 2、Blue Princeのように突出した完成度を持つ作品は依然として大きな商業的成功を収めています。
つまり、ジャンル自体は飽和しつつあるものの、質の高いタイトルは確実にプレイヤーに届いているという二極化の状況です。
2026年の注目新作とトレンド
2026年はデッキ構築ローグライクにとって大きな節目の年になる可能性があります。
Slay the Spire 2が3月5日にSteam早期アクセスを開始し、4人協力プレイという新機軸を打ち出しています。
Vampire Survivors開発元のPoncleが手がけるVampire Crawlersは、ダンジョンクロウラー×デッキビルダーという新しい組み合わせで注目を集めています。
2026年2月のSteam Next Festでデモが公開され、好評を博しました。
Daniel Mullins氏のPony Island 2: Panda Circusも2026年内のリリースが目標とされており、メタフィクション系の新作としてファンの期待が集まっています。
ホラー系では前述のThe Killing StoneやINFERIUSが開発を進めており、「ホラー×デッキ構築」という Inscryptionが切り開いたサブジャンルが一つの潮流として確立されつつあります。
類似ゲームを購入する前に知っておくべき注意点
最後に、Inscryptionに似たゲームを購入する際に陥りやすい落とし穴をまとめます。
Inscryptionの全要素を再現したゲームは存在しない
最も重要な前提として、デッキ構築、ホラー、脱出ゲーム、メタフィクションの全てを一本で兼ね備えた類似作は極めて稀です。
「Inscryptionみたいなゲーム」として紹介されるタイトルの多くは、特定の一面のみを共有しています。
購入前に「自分がInscryptionのどの要素を最も求めているか」を明確にすることで、ミスマッチを防げます。
早期アクセス・開発中タイトルへの注意
The Killing Stone、Slay the Spire 2、Umblight、INFERIUS、Desecrated Deckなど、2026年時点で未完成のタイトルが多数存在します。
早期アクセス版はコンテンツ量が限られているほか、バグや調整不足が残っている場合があります。
個人開発のプロジェクトについては、開発が途中で中断されるリスクも考慮に入れる必要があるでしょう。
日本語対応の有無を必ず確認する
InscryptionやSlay the Spire、Balatro、Black Bookなどは日本語に対応していますが、Inkshade、The Killing Stone、INFERIUSなど新しいインディータイトルは英語のみという場合が少なくありません。
特にストーリーやロアが重要なゲームでは、言語の壁がプレイ体験に大きく影響するため、購入前にSteamのストアページで対応言語を確認することを強くおすすめします。
Inscryption本体を未プレイなら、まず本家から
もしまだInscryptionをプレイしていないなら、類似作を探す前にまず本家を遊ぶことが最善の選択肢です。
価格は19.99ドルでセール時にはさらに安くなることがあり、クリアまで約10時間という手軽さもあります。
クリア後にKaycee’s ModでAct 1を無限周回できるため、お気に入りのパートだけを繰り返し楽しむことも可能です。
なお、Inscryptionは事前情報をできるだけ入れずにプレイすべき作品として広く知られており、ネタバレを避けることが最良の体験につながるという点は多くのプレイヤーとメディアが口を揃えて強調しています。
まとめ:Inscryptionに似たゲームで次の体験を見つけよう
- Inscryptionはデッキ構築、ホラー、脱出ゲーム、メタフィクションが融合した唯一無二の作品である
- 類似ゲームを選ぶ際は「自分がInscryptionのどのAct・どの要素を最も楽しんだか」を基準にする
- Act 1のカードバトルと脱出ゲーム体験に最も近いのはInkshadeで、Steamでは87%の好評率を獲得している
- 純粋なデッキ構築ローグライクとしてはSlay the Spireが金字塔であり、続編が2026年3月5日に早期アクセス開始される
- ホラー×カードゲームの新作としてThe Killing Stone(2026年2月EA開始)やINFERIUSが注目株である
- メタフィクション体験を求めるならPony Island、DDLC、Undertaleが候補となる
- Daniel Mullins氏の次回作Pony Island 2: Panda Circusは2026年内リリースを目標に開発中である
- スマートフォンでInscryptionの全要素を再現したアプリは存在しないが、Slay the SpireやBalatroで部分的に代替できる
- 早期アクセスや開発中タイトルはコンテンツ不足や開発中断のリスクがあるため購入時期の見極めが重要である
- 日本語未対応のタイトルが多いため、購入前にSteamストアページで対応言語を必ず確認する

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