Inscryptionの本編をクリアした後、もっと遊びたいと感じたことはないでしょうか。
実はInscryptionには公式・非公式を問わず多数のMODが存在し、新しいカードやActの追加、ゲームバランスの変更など、本編とはまったく異なる体験を楽しむことができます。
しかし、いざMODを導入しようとすると「どのツールを使えばいいのか」「手順が英語でわからない」「セーブデータが壊れないか不安」といった疑問にぶつかる方も少なくありません。
この記事では、InscryptionへのMOD導入に必要な基礎知識から、MODマネージャーの選び方、具体的なインストール手順、トラブルシューティングまでを網羅的に解説します。
初めてMODを触る方でも迷わず進められるよう、ステップごとに丁寧にまとめました。
Inscryption MODとは?公式MODと非公式MODの違い
InscryptionのMODには大きく分けて2種類が存在します。
1つ目は開発者のDaniel Mullins氏がリリースした公式拡張「Kaycee’s Mod」です。
2つ目はコミュニティが独自に作成した非公式MODで、Thunderstoreというプラットフォームを通じて配布されています。
両者はインストール方法がまったく異なるため、まずこの違いを正確に理解しておくことが重要です。
Kaycee’s Mod(公式MOD)の概要
Kaycee’s Modは、Inscryption本編のAct1(山小屋パート)をスタンドアロン化した無料の公式拡張コンテンツです。
繰り返し遊べるローグライクモードに再構成されており、チャレンジの追加やカードバランスの調整が施されています。
リリース当初はSteamのベータコードを入力する必要がありましたが、現在はゲーム本体に完全同梱されており、本編をクリアするとメインメニューに赤いドクロのアイコンが自動表示されます。
まだ本編をクリアしていない場合でも、メインメニューで「Shift + K + M」を同時に押すことでアンロックが可能です。
外部ツールやファイル操作は一切不要で、PS4、PS5、Nintendo Switch、Xboxといったコンソール版でも同様に遊ぶことができます。
非公式MOD(コミュニティMOD)の概要
非公式MODは、コミュニティの有志が開発した拡張プログラムの総称です。
新カードの追加、新しいアビリティの作成、さらにはゲーム内に丸ごと新Actを追加するような大型MODまで、その種類は多岐にわたります。
配布先はThunderstoreというMOD専門のプラットフォームが主流で、現在Inscryptionカテゴリだけで数百本以上のMODが公開されています。
なお、マインクラフトなど他のゲームではNexus Modsが主要なMOD配布プラットフォームとして知られていますが、InscryptionのMODはThunderstoreに集約されているため、Nexus Modsでは入手できない点に注意してください。
非公式MODの導入にはBepInExというUnity用のMODフレームワークが必須となり、PC版(Steam版)でのみ利用できます。
Inscryption MOD導入に必要な前提知識と準備
MODの導入作業に取りかかる前に、いくつかの前提条件と事前準備を確認しておきましょう。
ここを怠るとインストールに失敗したり、大切なセーブデータを失うリスクがあります。
対応プラットフォームの確認
非公式MODを導入できるのはPC版(Steam版)のInscryptionのみです。
PS4、PS5、Nintendo Switch、Xboxといったコンソール版では非公式MODを利用することはできません。
また、PC版であってもXbox Game Pass経由で入手した場合は、MODマネージャーが正常に動作しないケースが多く報告されています。
MODを楽しみたいのであれば、Steam版を用意するのが最も確実な選択肢です。
セーブデータのバックアップ
MOD導入前にセーブデータのバックアップを取ることは、多くのユーザーが口を揃えて推奨するもっとも基本的な安全対策です。
Inscryptionのセーブファイルはテキスト形式のため、ファイルをコピーしてリネーム保存するだけでバックアップが完了します。
なお、Inscryption APIをインストールすると「BepInEx」フォルダ内にMOD専用のセーブファイルが自動生成されます。
MOD用セーブはバニラ(通常版)のセーブデータとは分離される仕組みになっているため、基本的には本体側のセーブが直接破損するリスクは低いとされています。
ただし、万が一に備えてバックアップを取っておくことに越したことはありません。
MODの前提となるフレームワーク構成
InscryptionのMODは、複数の前提ソフトウェアが階層構造で連携することで動作します。
導入の順番と役割を把握しておくと、トラブル発生時の原因特定がスムーズになります。
| 名称 | 役割 | 備考 |
|---|---|---|
| BepInExPack Inscryption | Unity用の汎用MODフレームワーク。すべてのMODの土台 | バージョン5.4.19ベース |
| MonoMod Loader | ゲームコードへのパッチ適用を可能にするローダー | 手動インストール時に必要 |
| Inscryption API | カードやアビリティの作成・変更を可能にする標準API | ダウンロード数約39万回 |
| 個別MOD | 各種コンテンツを追加するMOD本体 | APIの上に構築される |
MODマネージャーを使う場合は依存関係が自動解決されるため、この構成を意識する必要はほとんどありません。
手動インストールを選ぶ場合のみ、上から順番にインストールしていく必要があります。
MODマネージャーの選び方と3種比較
Inscryptionに非公式MODを導入する際、もっとも手軽で確実な方法がMODマネージャーの利用です。
現在、主に3種類のMODマネージャーがInscryptionに対応しており、それぞれ特徴が異なります。
Thunderstore Mod Manager
Overwolfプラットフォーム上で動作するMODマネージャーで、全ゲーム合算のダウンロード数は約937万回にのぼります。
GUIが直感的で分かりやすく、初めてMODを導入する方にも扱いやすい設計になっています。
ワンクリックでMODのインストールが完了し、依存関係も自動で解決されるのが大きな利点です。
一方で、Overwolfという常駐型のプラットフォームアプリを別途インストールする必要があり、PCのリソースをやや消費する傾向があります。
日本語での解説記事や動画が豊富に存在するため、情報収集のしやすさという点でも初心者に適しています。
r2modman
スタンドアロン型のMODマネージャーで、Overwolfなどの外部プラットフォームを必要としません。
プロファイル管理機能に優れており、複数のMODセットを作成して簡単に切り替えることができます。
自動アップデート機能も備わっているため、インストール済みのMODを常に最新状態に保てるのが魅力です。
デメリットとしては、Thunderstoreに新規公開されたMODがr2modman上に反映されるまでに数時間程度のタイムラグが生じる場合がある点が挙げられます。
一般的に「もっとも安定したMODマネージャー」と評されることが多く、幅広いユーザーに支持されています。
Gale Mod Manager
2024年に登場した比較的新しいMODマネージャーで、SvelteとTauriで構築されています。
最大の特徴は動作の軽快さで、起動がほぼ一瞬で完了します。
MODのバージョン管理機能が非常に充実しており、アップデートするMODを個別に選択できるほか、過去のバージョンへのダウングレードもワンクリックで行えます。
Thunderstoreへの追従も即時反映されるため、最新MODをいち早く試したい方には最適です。
ただし、UIがr2modmanほど直感的ではなく、慣れるまでに多少の時間を要するとの声もあります。
2026年2月末時点でも活発に開発が継続されており、今後の発展がもっとも期待できるツールといえるでしょう。
3種の比較まとめ
| 項目 | Thunderstore Mod Manager | r2modman | Gale Mod Manager |
|---|---|---|---|
| 動作形式 | Overwolf上で動作 | スタンドアロン | スタンドアロン |
| 動作の軽さ | やや重い | 標準的 | 非常に軽い |
| 初心者向け | とても分かりやすい | 分かりやすい | やや複雑 |
| バージョン管理 | 基本的 | 基本的 | 非常に柔軟 |
| 新MOD反映速度 | 標準的 | 数時間の遅延あり | 即時反映 |
| 日本語情報の充実度 | 多い | 多い | 少ない |
| 開発の活発さ | 安定 | 安定 | もっとも活発 |
初めてMODを導入する場合はThunderstore Mod Managerまたはr2modmanを、MODの管理にこだわりたい中〜上級者にはGale Mod Managerをおすすめします。
MODマネージャーを使ったMODの入れ方【推奨手順】
ここからは、もっとも手軽で失敗しにくい方法であるMODマネージャーを使った導入手順を解説します。
r2modmanを例に説明しますが、基本的な流れはThunderstore Mod ManagerやGale Mod Managerでもほぼ同じです。
手順1:MODマネージャーのインストール
まず、r2modmanの公式配布ページにアクセスし、インストーラーをダウンロードします。
Thunderstoreの公式サイトから入手できるほか、各MODマネージャーの公式ページからも直接ダウンロードが可能です。
ダウンロードしたインストーラーを実行し、画面の指示に従ってインストールを完了させてください。
Windowsのセキュリティ警告が表示される場合がありますが、「詳細情報」をクリックしてから「実行」を選択することで進められます。
手順2:ゲームの選択とBepInExの導入
MODマネージャーを起動すると、対応ゲームの一覧が表示されます。
一覧の中から「Inscryption」を選択してください。
次に、オンラインMOD一覧から「BepInExPack Inscryption」を探し、「Install with Mod Manager」ボタンをクリックします。
BepInExはすべてのMODの土台となるフレームワークであり、これがなければ他のMODは一切動作しません。
インストールが完了したら、MODマネージャー経由でゲームを一度起動し、BepInExのコンソール画面がデスクトップに表示されることを確認してから終了してください。
手順3:Inscryption APIの導入
続いて、Inscryption APIをインストールします。
MODマネージャーのオンライン検索から「API」と入力すれば見つかります。
Inscryption APIはコミュニティが開発した標準APIで、カードやアビリティ、チャレンジ、マップノードなどの作成・変更機能を提供します。
ほぼすべての非公式MODがこのAPIに依存しているため、事実上の必須コンポーネントです。
手順4:好みのMODをインストール
BepInExとAPIの準備が整ったら、いよいよ好きなMODを導入できます。
MODマネージャーのオンライン検索機能を使ってMOD名やカテゴリで検索し、気になるMODの「Install」ボタンをクリックするだけで導入は完了します。
各MODが必要とする前提MODはMODマネージャーが自動的にダウンロード・インストールしてくれるため、依存関係を手動で調べる必要はありません。
手順5:MODマネージャー経由でゲームを起動
MODを反映させるには、必ずMODマネージャー経由でゲームを起動する必要があります。
Steamから直接起動した場合、MODは読み込まれずバニラ状態のままとなるので注意してください。
MODマネージャー上の「Launch Game」や「Start modded」ボタンからゲームを起動すると、インストール済みのMODが適用された状態でプレイを開始できます。
手動でMODを導入する方法【上級者向け】
MODマネージャーを使わず、ファイルを直接配置して導入する手動インストールも可能です。
ファイル構成への理解が求められるため上級者向けの方法ですが、トラブルシューティングの際にも役立つ知識となります。
BepInExの手動インストール
ThunderstoreのBepInExPack Inscryptionページから「Manual Download」をクリックし、ZIPファイルをダウンロードします。
ZIPを展開すると「BepInExPack_Inscryption」というフォルダが現れるので、そのフォルダの中身をゲームのインストールフォルダ(Inscryption.exeがある場所)にコピーしてください。
ここで重要なのは、「BepInExPack_Inscryption」フォルダそのものではなく、フォルダの中身をコピーするという点です。
フォルダごとコピーしてしまうとBepInExが正しく認識されず、起動に失敗する原因となります。
コピー後にゲームを一度起動し、デスクトップにBepInExのコンソールウィンドウが表示されれば成功です。
MonoMod LoaderとAPIの手動インストール
BepInExの動作確認後、MonoMod Loader InscryptionをThunderstoreからダウンロードします。
展開して得られる「patchers」フォルダの中身を、ゲームフォルダ内の「BepInEx/patchers」ディレクトリにコピーします。
フォルダが存在しない場合は手動で作成してください。
次にInscryption APIをダウンロードし、「plugins」フォルダの中身を「BepInEx/plugins」に、「monomod」フォルダの中身を「BepInEx/monomod」にそれぞれ配置します。
再びゲームを起動して、コンソールにAPIのロード完了メッセージが表示されれば導入は成功です。
個別MODの手動インストール
追加したいMODをThunderstoreからダウンロードしたら、「BepInEx/plugins」フォルダ内にMOD名の新しいサブフォルダを作成し、ZIPの中身を展開して配置します。
MODによっては「BepInEx」フォルダ構造がZIP内に含まれている場合があり、その場合はBepInExルートフォルダに上書きする形で配置してください。
manifest.jsonやREADME.mdといったファイルはゲーム動作に影響しないため、プラグインフォルダに一緒に置いておいても問題ありません。
Steam DeckやMac・Linuxでの導入方法
PC版であっても、WindowsとそれMac・Linux・Steam Deckでは導入手順にいくつかの違いがあります。
Steam Deckでの導入手順
Steam Deckでは、まずデスクトップモードに切り替えてr2modmanをダウンロードし、AppImageファイルから起動します。
使いたいMODとその依存パッケージをダウンロードしたら、プロファイル設定から「Browse Profile Folder」を開き、BepInExフォルダをコピーしてください。
次にSteamのライブラリからInscryptionのプロパティを開き、「Installed Files」の「Browse」でゲームフォルダを表示して、コピーしたBepInExフォルダを貼り付けます。
ゲーミングモードに戻ったら、プロパティの「Compatibility」タブで「Force the use of a specific Steam Play compatibility tool」にチェックを入れます。
さらに起動オプションに「WINEDLLOVERRIDES=winhttp.dll=n,b %command%」と入力してください。
ゲームを起動してコンソール画面が表示されれば、MODが正常に読み込まれています。
Mac・Linuxでの導入手順
MacやLinux環境では、まずBepInEx公式ドキュメントに記載されているプラットフォーム固有の手順に従ってBepInExをセットアップします。
その後は、前述した手動インストール手順のMonoMod Loader以降のステップを同様に実行すれば導入が完了します。
環境依存のトラブルが発生した場合は、Inscryption Modding Discordの該当チャンネルで質問するのがもっとも迅速に解決できる方法です。
おすすめの人気MOD紹介
Thunderstoreで公開されているInscryptionの非公式MODの中から、ダウンロード数やコミュニティの評判が特に高いおすすめMODを紹介します。
GrimoraMod
ダウンロード数は約13万2千回を記録しており、多くのユーザーから「もっとも完成度の高い大型MOD」と評価されています。
本編最終章のGrimoraセクションを丸ごとフルActに拡張するMODで、新しい音楽やクリプトも追加されており、まるで本編の続きをプレイしているかのような体験ができます。
P03 In Kaycee’s Mod
ダウンロード数約10万7千回の大型MODで、Kaycee’s Modの中でP03(Act3のキャラクター)と対戦できるようになります。
Expansion Pack 2まで提供されており、やり応えのあるボリュームが支持を集めています。
レシーとの対戦に飽きたプレイヤーに新鮮な刺激を与えてくれるMODです。
Magnificus Mod
ダウンロード数は約4万9千回で、Magnificusをテーマにしたダンジョンクローラー型の新Actが追加されます。
本編では語られなかったMagnificusの世界観を深く掘り下げた内容となっており、ストーリーを重視するプレイヤーからの評価が高いのが特徴です。
JSONCardLoader
ダウンロード数約17万回を誇るツール型のMODです。
JSON形式のファイルを編集するだけでオリジナルのカードやアビリティを作成できるため、C#のプログラミング知識がなくてもMOD制作を楽しめます。
自分だけのカードを作ってみたいという方への最初の一歩として広くおすすめされています。
WhistleWind Lobotomy Mod
ゲーム「Lobotomy Corporation」に登場する異常存在をInscryptionのカードとして追加するコンテンツMODで、ダウンロード数は約7万8千回です。
新ボスの追加やバランス変更も含まれており、原作ファンからはとくに高い人気を得ています。
MOD導入時のよくあるトラブルと解決策
MODの導入過程では、さまざまなエラーやトラブルに遭遇することがあります。
代表的な問題とその対処法をまとめました。
BepInExのコンソールが表示されない
もっともよくある問題の一つです。
主な原因はファイルの配置ミスで、「BepInExPack_Inscryption」フォルダの中身ではなくフォルダごとゲームディレクトリにコピーしてしまったケースが大半を占めます。
winhttp.dllがInscryption.exeと同じ階層に存在しているか確認してください。
それでも解決しない場合は、ゲームを管理者権限で実行するか、ファイルパーミッションの設定を見直してみましょう。
MissingMethodExceptionが発生する
APIバージョンとMODバージョンの不一致が原因で起こるエラーです。
Inscryption APIおよびJSONCardLoaderを最新バージョンに更新することで解決するケースがほとんどです。
古いバージョンのAPIに依存するMODを使いたい場合は、APIのバージョンをダウングレードするか、該当MODの使用を諦める必要があります。
トーテム選択時にゲームがフリーズする
NullReferenceExceptionによるソフトロックで、MOD用セーブデータの不整合が原因とされています。
Thunderstoreで配布されている「ModdedSaveFixer」をインストールすることで解決が見込めます。
チュートリアル開始時にゲームが止まる
MODが導入された状態でチュートリアルを開始すると、戦闘開始のタイミングでNullReferenceExceptionが発生します。
MOD入りの環境では、メインメニューでESCキーを押して表示されるメニューの2番目のオプションから開始してください。
Ctrl + A + Sのキー同時押しでも同じメニューを表示できます。
コンソールに黄色い警告メッセージが大量に表示される
BepInExのコンソールに表示される黄色い警告(Warning)は、基本的には無視して問題ありません。
対処が必要なのは赤色で表示されるエラー(Error)のみです。
赤色のエラーが出ている場合は、エラーメッセージの内容を確認し、該当するMODを特定して最新版への更新やアンインストールを検討してください。
MOD運用の注意点とデメリット
MODはゲーム体験を大きく広げてくれる一方で、いくつかの注意点やデメリットも存在します。
導入前に把握しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
MOD導入はすべて自己責任
非公式MODはゲーム開発元が関与していないユーザー制作のプログラムです。
ゲームの動作保証外であり、問題が発生しても公式サポートの対象にはなりません。
導入によるゲームの不具合やセーブデータの破損は自己責任となることを理解したうえで利用してください。
MOD間の互換性に注意が必要
複数のMODを同時に導入する場合、MOD同士が競合して正常に動作しなくなるリスクがあります。
とくに大型MOD(GrimoraMod、P03 Mod、Magnificus Modなど)はそれぞれ独自の依存MODを多数必要とするため、組み合わせによっては予期せぬエラーの原因となります。
新しいMODを追加する際は、1つずつ導入して動作確認を行うのが安全な運用方法です。
Kaycee’s Modとの互換性
非公式MODの中には、Kaycee’s Mod専用バージョンと通常版(Act1〜3向け)が別々に存在するものがあります。
対応していないバージョンを誤って導入すると、エラーやフリーズの原因になるため、ThunderstoreのMODページに記載されている対応Act情報を必ず確認しましょう。
ゲーム本体のアップデートによる影響
SteamDBの記録によると、Inscryption本体の最終パッチ更新は2025年8月31日です。
ゲーム本体がアップデートされた直後は、既存のMODが一時的に動作しなくなる可能性があります。
そうした場合は各MODの更新を待つか、ゲームのバージョンを固定する方法を検討してください。
日本語対応の限界
大半の非公式MODは英語のみで提供されています。
MODによって追加されるカードテキスト、UIの説明文、ルールブックの記載などが英語のままとなるケースが一般的です。
翻訳MODが別途提供されている場合もありますが、すべてのMODが対象になっているわけではありません。
プロファイル管理で安全にMODを楽しむコツ
MODマネージャーに備わっているプロファイル機能を活用することで、MOD環境とバニラ環境を安全に共存させることができます。
プロファイルを分けるメリット
プロファイルとは、MODの構成セットを保存・管理できる機能です。
たとえば「Default」をバニラ用、「Modded_Act1」をAct1向けMOD用、「Grimora」をGrimoraMod専用というように分けておけば、遊びたい内容に応じて瞬時に切り替えが可能になります。
ゲームの起動速度にも影響があり、MODが少ないプロファイルのほうがロード時間が短くなる傾向があります。
MODの一時停止と有効/無効の切り替え
すべてのMODマネージャーには、MODをアンインストールせずに一時的に無効化するトグル機能が搭載されています。
特定のMODが不具合の原因と疑われる場合、トグルをオフにして動作確認を行うことで、問題の切り分けが効率的に進められます。
データは完全にPC上に残ったままなので、再度有効化すればすぐにプレイを再開できます。
プロファイルの共有機能
Thunderstore Mod Managerでは、プロファイルのコードを生成して他のユーザーに共有できる機能があります。
友人と同じMOD環境で遊びたい場合や、おすすめのMODセットを紹介したい場合に便利な機能です。
受け取った側はコードをインポートするだけで、まったく同じMOD構成を再現できます。
Inscryption MODコミュニティの最新動向【2025〜2026年】
Inscryptionは2021年のリリースから数年が経過していますが、MODコミュニティは2026年現在も活発に活動を続けています。
コミュニティの規模と活動状況
Inscryption Modding Discordのメンバー数は約7,400〜7,450人で推移しており、技術サポートチャンネルでは日々MOD導入に関する質問と回答が交わされています。
Reddit上のr/inscryptionコミュニティでも、2025年から2026年にかけてMOD導入の質問投稿が継続的に見られます。
2025年6月にはwiki.gg上にInscryption Modding Wikiが新設され、記事数は100以上に成長しました。
注目のアップデートと新展開
Inscryption APIは2025年末から2026年初頭にかけて更新が行われ、コミュニティから寄せられた多数のバグ修正パッチが統合されています。
GrimoraModは2025年4月頃に新音楽とクリプトの追加アップデートを実施し、P03 In Kaycee’s Modは2025年9月頃にExpansion Pack 2を公開しました。
さらに、RTA in Japan Summer 2025ではKaycee’s Mod All Challengesカテゴリが正式採用され、スピードランの観点からもInscryptionが注目を集めています。
こうした動きから、InscryptionのMODシーンは今後もしばらく活況を維持すると見られています。
まとめ:Inscryption MODの入れ方を理解して遊びの幅を広げよう
- InscryptionのMODには公式の「Kaycee’s Mod」と、コミュニティ製の「非公式MOD」の2種類が存在する
- 非公式MODの導入はSteam版PC専用で、PS4やPS5、Switch、Xboxなどコンソール版では利用できない
- MOD導入の前提としてBepInEx、MonoMod Loader、Inscryption APIの3層構造を理解しておくとよい
- MODマネージャーはThunderstore Mod Manager、r2modman、Gale Mod Managerの3種があり、初心者にはr2modmanが最適である
- MODマネージャーを使えば依存関係が自動解決され、ワンクリックでインストールが完了する
- 手動インストールは上級者向けだが、トラブルシューティング時にファイル構成の知識が役立つ
- GrimoraMod、P03 Mod、Magnificus Modなど本編に匹敵するボリュームの大型MODが無料で公開されている
- MOD導入後にチュートリアルを開始するとフリーズするため、ESCメニューの2番目のオプションから開始する
- セーブデータのバックアップとプロファイル管理の活用がトラブル回避の基本である
- Inscryption Modding Discordは2026年現在も約7,400人以上が参加しており、サポート体制が整っている

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