Inscryptionをプレイしていて、突然画面がフリーズした経験はないでしょうか。
操作を一切受け付けなくなり、オートセーブによってバグった状態がそのまま保存されてしまう。
セーブデータを消して最初からやり直すしかないと知ったときの絶望感は、多くのプレイヤーが共感するところです。
本作はデッキ構築型ローグライトと脱出ゲーム、サイコロジカルホラーを融合させた傑作として世界中で高い評価を受けています。
一方で、ゲームの進行が止まってしまう不具合や、プラットフォームごとの安定性の違いに悩む声も少なくありません。
この記事では、Inscryptionで報告されているバグの全体像を整理し、進行不能になった場合の具体的な対処法から、ゲーム内の演出と本物の不具合の見分け方まで、プレイに必要な情報を網羅的にまとめています。
Inscryptionとは?ゲームの基本情報と特徴
Inscryptionは、Daniel Mullins Games が開発し、Devolver Digital がパブリッシングを手がけたインディーゲームです。
2021年10月19日にSteamで発売され、その後PS4・PS5版が2022年8月、Nintendo Switch版が同年12月、Xbox版が2023年4月にリリースされました。
ジャンルはデッキ構築型ローグライトを軸に、脱出ゲーム風のパズルとサイコロジカルホラーの要素が組み合わさった独自の構成になっています。
ゲームはAct1からAct3、そしてFinaleまで複数のパートに分かれており、各パートでゲームの見た目やルールが大きく変化する点が最大の特徴です。
Steam上のユーザーレビューでは好評率95%の「圧倒的に好評」を獲得し、Metacriticのスコアは85点を記録しています。
The Game Awards 2021の最優秀インディーズ賞、GDC Awards 2022のゲーム・オブ・ザ・イヤー、日本ゲーム大賞2022のゲームデザイナーズ大賞など、数々の賞にも輝きました。
売上は発売から10日で25万本、2022年1月には100万本を突破しています。
クリアまでの所要時間はおおむね10〜14時間程度とされており、クリア後にはやり込み用の追加コンテンツ「Kaycee’s Mod」も無料で遊べます。
Inscryptionで報告されている主なバグ一覧
Inscryptionでは、リリースから現在に至るまで様々な不具合がユーザーから報告されています。
ここでは、各Actごとに確認されている代表的なバグを整理します。
Act1で発生する代表的な不具合
Act1は山小屋を舞台にしたカードゲームパートですが、このパートでも進行を妨げるバグが複数確認されています。
最も報告件数が多いのが、マップ画面で紫色の月が延々と表示され続けるフリーズバグです。
この状態ではどこをクリックしても一切反応がなく、ゲームを強制終了するしかありません。
しかもオートセーブの仕様により、再起動しても同じ画面から動けない状態が保存されてしまいます。
また、カード取得マスに移動した際にカードが表示されず、以降の操作が完全に効かなくなる不具合も報告されています。
この問題はSwitch版での報告が特に目立ちます。
Act2・Act3で起きやすい進行不能バグ
Act2以降では、ゲーム性が大きく変化することに伴い、異なるタイプのバグが発生しています。
Act3ではSwitch版を中心にクラッシュの頻度が高く、カードパックを拾おうとした際にゲームが強制終了するケースが複数報告されています。
Aボタンが突然反応しなくなり、メインメニューにすら戻れなくなる深刻な症状もAct3で確認されています。
Xbox版では、フシギちゃん(Magnificus)のイベント中にモグラが出現した後、次の展開に進まなくなる事例があります。
P03エリアで「採取室のカメラを見てくるように」と指示された後、波の音だけが流れる暗い画面から動けなくなるという報告も多く見られました。
ただし、この問題は実際にはバグではなく、右スティックで周囲を見渡すことで解決できる仕様上の問題であったことが後に判明しています。
Kaycee’s Mod特有のバグ
Kaycee’s Modは本編クリア後に遊べるやり込みモードですが、このモードにも固有の不具合が存在します。
バトル終了後にテーブルから立ち上がってデッキ確認画面に移行した際、テーブルに戻れなくなるグリッチが報告されています。
「Scavenger」印に起因する複数のソフトロック(操作不能状態)も確認されていましたが、パッチで修正済みです。
戦闘フェーズ中に本来プレイできないはずのカードが出せてしまう不具合も、アップデートで解消されました。
SaveFileの破損によってKaycee’s Mod自体にアクセスできなくなるケースも報告されており、公式Discordでは修復用のセーブデータが共有されています。
プラットフォーム別のバグ発生傾向を比較
Inscryptionのバグ発生頻度や種類は、プレイするプラットフォームによって大きく異なります。
どの機種で遊ぶか検討している方にとって、安定性は重要な判断材料になるでしょう。
Steam(PC)版の安定性と既知の問題
Steam版は最もパッチ配信が頻繁に行われてきたプラットフォームであり、全体的な安定性は最も高いとされています。
リリース初期にはクラッシュや停電時にセーブファイルが破損する問題が最大の課題でした。
この問題にはV1.06で対策が施され、セーブ時にバックアップファイルが自動作成される仕組みが導入されています。
V1.07では、解像度が1ピクセルに保存されて変更不能になるという珍しいバグも修正されました。
2024年11月にはSteamのアップデート自体が繰り返し失敗する問題が報告されましたが、Steam本体の再インストールで解消することが確認されています。
PC版ではセーブファイルに直接アクセスできるため、バックアップファイルを利用したリカバリーが可能な点も大きな利点です。
Switch版で多発する不具合の実態
Switch版は、全プラットフォームの中でバグ報告が最も多い傾向にあります。
特にAct3でのクラッシュやフリーズが顕著で、ゲームが進行不能になる事例が2022年の発売直後から継続的に報告されています。
2025年4月の時点でも、Switch版で進行不能バグに遭遇しセーブデータを消すしかなくなったという報告がSNS上で確認されています。
PC版と比較するとフレームレートが低下する場面があり、処理落ちがバグの引き金になるケースも指摘されています。
さらに、PC版以外のコンソール版に共通する問題として、一部のムービーパートで日本語字幕が表示されない事象があります。
安定性を最優先するのであれば、多くのユーザーがSteam版を推奨する声を上げています。
PS4・PS5版の状況
PS4・PS5版は、Switch版と比較すると致命的なバグの報告が少ないプラットフォームです。
2023年7月にはPS5版向けにパッチ1.000.003が配信され、一部地域でトロフィー画像がプレースホルダー表示になる不具合が修正されました。
PS Plus加入者であればクラウドセーブを利用したリカバリーが可能なため、万が一セーブデータが破損した場合の復旧手段がある点はメリットといえます。
ただし、PC版で体験できるアーキビスト戦のファイル参照機能やウェブカメラを使った演出など、一部の要素はコンソール版では代替仕様に変更されています。
以下の表に、プラットフォームごとの特徴をまとめます。
| プラットフォーム | バグの頻度 | セーブ復旧手段 | 独自機能の対応 |
|---|---|---|---|
| Steam(PC)版 | 低い | バックアップファイルで復旧可能 | 全機能対応 |
| PS4・PS5版 | やや低い | PS Plusクラウドセーブで復旧可能 | 一部代替仕様 |
| Nintendo Switch版 | 高い | セーブデータ削除のみ | 一部代替仕様 |
| Xbox版 | やや低い | セーブデータ削除のみ | 一部代替仕様 |
進行不能バグに遭遇したときの具体的な対処法
Inscryptionで最も深刻なのは、ゲームが進められなくなる進行不能バグです。
オートセーブしか存在しない本作では、バグ状態がそのまま保存されてしまうため、対処を誤ると取り返しがつかなくなることがあります。
ここでは各プラットフォーム別の対処手順を解説します。
Steam版でのセーブデータ復旧方法
Steam版では、セーブデータのバックアップファイルを利用した復旧が可能です。
まず、セーブファイルの保存場所を確認してください。
Windowsの場合、エクスプローラーのアドレスバーに「%APPDATA%/../LocalLow/Daniel Mullins Games/Inscryption/」と入力するとフォルダにアクセスできます。
フォルダ内にある「SaveFile-Backup.gwsave」というファイルが自動バックアップです。
復旧手順としては、まず「SaveFile.gwsave」を別の場所に退避させ、次に「SaveFile-Backup.gwsave」を「SaveFile.gwsave」にリネームします。
ゲームを再起動すると、バックアップ時点の状態からプレイを再開できる場合があります。
この方法でも解決しない場合は、セーブファイルを削除してゲームを最初からやり直す必要があります。
万が一に備え、定期的にセーブフォルダごと手動でバックアップを取っておくことを強く推奨します。
Switch・PS・Xbox版での対処手順
コンソール版ではセーブファイルに直接アクセスできないため、復旧手段は限られます。
Switch版の場合、システム設定から「データ管理」を開き、「セーブデータの削除」からInscryptionを選択してデータを消去します。
これによりゲームは最初のAct1から再スタートとなり、途中経過は全て失われます。
PS4・PS5版でPS Plusに加入している場合は、クラウドストレージに保存されたセーブデータから復元を試みることが可能です。
「設定」から「セーブデータとゲーム/アプリの設定」を選び、「クラウドストレージ」から該当データをダウンロードしてください。
Xbox版の場合も、設定内の「セーブデータとゲーム/アプリの設定」から削除を選択する流れになります。
いずれのコンソール版でも、クラウドバックアップを活用していない場合はセーブデータの全消去が唯一の手段です。
バグ発生を未然に防ぐための注意点
進行不能バグを完全に防ぐ方法は存在しませんが、リスクを下げるために意識しておきたいポイントがあります。
Act3に入る前や、ボス戦の前など重要な場面では、ゲームを一度終了して正常にオートセーブが完了していることを確認してから再開すると安全です。
Steam版の場合は、前述のセーブフォルダを定期的に丸ごとコピーしておくことで、任意の時点に戻れるバックアップ体制を作れます。
Switch版では、プロコントローラーを接続した状態で携帯モードに切り替えるとボタン入力が効かなくなる事象が報告されています。
携帯モードで遊ぶ際は、プロコントローラーの接続を事前に解除しておくとトラブルを回避できます。
また、ゲームの動作が重くなったりフレームレートが低下した場合は、一度タイトル画面に戻ってから再開することでクラッシュのリスクを軽減できる場合があります。
ゲーム内演出としてのバグと本物のバグの見分け方
Inscryptionの大きな特徴として、ゲーム内でわざと「バグっているように見せる演出」が多用されている点が挙げられます。
初めてプレイする方は、本物の不具合なのかゲームの仕掛けなのか判断がつかず混乱することも少なくありません。
ストーリー上の演出バグとは
Inscryptionのストーリーでは、ゲーム内のキャラクターであるP03がプログラムをハッキングするという展開が用意されています。
この場面では「サブルーチン初期化」「NULL破損ファイル検出」「エラー:破損したチャンク」といったエラーメッセージが画面上に表示されます。
画面にノイズが走ったり、テキストが乱れたりする演出も含め、これらは全て開発者が意図的に組み込んだ正常な挙動です。
ゲームが強制的に終了して再起動を促される場面もありますが、この場合も演出の一部であり、指示通りに再起動すればストーリーが正しく進行します。
ゲーム内の世界が大きく切り替わるタイミングでは、コマンドプロンプト風の画面が表示されてプログラムの処理が流れる演出も入ります。
こうした仕掛けはInscryptionのメタフィクション的な魅力の核心であり、恐怖や驚きを与えるために緻密に設計されています。
Glitched Card(グリッチカード)の正体
Act1のプレイ中、山札からカードを引いた際に画面全体が一瞬ノイズのような表示になり、見たことのないカードが出現することがあります。
このカードは「Glitched Card(グリッチカード)」と呼ばれ、バグではなくゲーム内の正規カードです。
手札にある間や場に出す前は全体がテレビの砂嵐のような静止画として表示されますが、引いた瞬間にランダムな通常カードに変化します。
変化後のカードは完全に正常な機能を持っており、プレイに支障はありません。
見た目のインパクトから「バグに遭遇した」と誤解されやすいものの、これはInscryptionの世界観を彩る隠し要素の一つです。
本物のバグを見極めるポイント
演出としてのバグと本物の不具合を区別するための判断基準を整理します。
ゲーム内のバグ演出は一定時間が経過するか、特定の操作を行うことで必ず次の展開に移行します。
一方、本物のバグの場合はどのボタンを押しても、どれだけ待っても状況が一切変化しません。
具体的には、ゲームが完全にフリーズして操作を受け付けない、デスクトップやホーム画面に強制的に戻される、ロード後に本来いるはずのないActから始まるといった症状が本物の不具合です。
演出バグの場合はBGMや効果音が正常に流れ続けていることが多いのに対し、本物のフリーズではBGMが途切れたりループしたりする傾向があります。
5分以上待っても画面に一切の変化がない場合は、本物の不具合である可能性が高いと考えてよいでしょう。
公式パッチによるバグ修正の履歴と現状
Inscryptionはリリース後に複数のパッチが配信され、多くのバグが修正されてきました。
しかし、現在の修正対応の状況を正しく理解しておくことも重要です。
リリース初期のパッチ(V1.05〜V1.08)
本編リリース直後の2021年10月から11月にかけて、4回のパッチが配信されました。
V1.05では実績が正しく解除されない問題への対応が中心で、コンティニュー時に実績の解除を再チェックする仕組みが追加されています。
V1.06はセーブデータの保護に関する重要なアップデートでした。
クラッシュや停電によるセーブ破損に対応するため、セーブ時にバックアップファイルを自動生成する機能が導入されています。
また、仮想キーボードを使用するプレイヤー向けに、Ctrl+Shift+Uでカーソルのウインドウロックを解除するアクセシビリティ機能も追加されました。
V1.07では複数のソフトロックバグが修正され、V1.08ではGuardian(守護者)とBifurcated Strike(二叉攻撃)の印を同時に持つカードで攻撃するとゲームがロックする致命的な不具合が解消されています。
Kaycee’s Mod期のパッチ(V0.28〜V0.34)
2022年2月から3月にかけてのKaycee’s Modベータ期間中には、さらに細かなバグ修正と調整が行われました。
V0.31で修正された「GetFairHand」バグは、コミュニティ内で「悪名高い」と呼ばれた有名な不具合です。
コストが0または1のカードをデッキに1枚だけ残すと、1ターン目に必ずそのカードを引けてしまうという仕様上の欠陥で、これを利用すると毎回確実に1ターン目で勝利できてしまう状態でした。
V0.32〜V0.34では実績関連のバグ修正やローカライズの修正が続き、2022年3月18日のKaycee’s Mod正式リリースをもって大型パッチの配信は終了しています。
パッチ配信の停止と今後の見通し
2022年3月の正式リリース以降、PC版では新たな大型パッチは確認されていません。
コンソール版では2023年7月にPS5向けのマイナーパッチが配信された実績がありますが、既知のバグに対する根本的な修正は行われていない状況です。
開発元のDaniel Mullins Gamesは、次回作である「Pony Island 2: Panda Circus」の開発に移行しており、2026年2月には新しいスクリーンショットやQ&Aが公開されています。
Inscryptionへの継続的なバグ修正パッチが今後配信される見込みは低いと考えるのが現実的です。
つまり、現時点で残っている不具合は自力で対処するか、回避しながらプレイする必要があります。
RTAコミュニティが発見したグリッチと仕様の境界線
Inscryptionにはスピードラン(RTA)コミュニティが存在し、ゲームクリアまでの時間を競う中で数多くのグリッチや隠し仕様が発見されてきました。
これらの知識は一般プレイヤーにとっても、バグと仕様の違いを理解する上で参考になります。
修正済みのグリッチ(旧バージョン限定)
RTAで活用されていたグリッチの中には、パッチで修正されたものがあります。
「ターン終了後のカードプレイ」は、ベルを鳴らした直後にマウスクリックで手札を選択すると後出しでカードを場に出せる技で、V1.07まで有効でした。
「Boulder Sacrifice」は、盤面上の岩(Boulder)を本来不可能なはずの生贄コストとして支払えるグリッチで、約10秒の時間短縮が可能でした。
いずれも最新バージョンやコンソール版では修正済みですが、Speedrun.comのルール変更により、好きなバージョンで記録を申請できるようになったため、旧バージョンを使用したRTAでは現在も活用されています。
現在も有効なグリッチ・小技
パッチで修正されないまま残っているグリッチも複数存在します。
Act2のマグニフィカス戦後にカードパック開封をスキップする技は、リリースから長期間にわたり修正されていない代表的なグリッチです。
Act3の「Fight Skip」は、立ち上がりと座りの動作の間にイベントマスをクリックすることでカードバトルを終了させる技で、RTAでは重要なテクニックとして定着しています。
「Event Dupe」は消費されるはずのイベントマスを複製するグリッチで、マップ上の移動距離を短縮できます。
タイトル画面でShift+A+Sを同時に押すとチャプター選択画面に移動でき、Shift+K+MでKaycee’s Modを有効化できるショートカットも、本編クリア前から使用可能な隠し機能として存在しています。
これらはRTAコミュニティでは「仕様の範囲内」として扱われていますが、一般プレイヤーが意図せず発動させるとゲームの展開が不自然になる可能性がある点には注意が必要です。
ユーザーからの評判に見るバグへの不満と評価
Inscryptionは圧倒的な高評価を受けている一方で、バグに関連する不満の声も一定数存在します。
ここでは、コミュニティ全体の傾向として見られる意見を整理します。
オートセーブ仕様への批判
バグに関する不満の中で最も多いのが、オートセーブのみで手動セーブができない仕様への批判です。
進行不能バグに遭遇した場合、バグ状態がそのまま保存されてしまうため、何時間もかけて育てたカードやデッキが全て無駄になります。
特にSwitch版ではセーブファイルのバックアップ手段がなく、セーブデータを全消去して最初からやり直す以外に選択肢がありません。
「せめて手動セーブか、複数のセーブスロットがあれば被害を最小限に抑えられたのに」という声は、複数のコミュニティで共通して見られる意見です。
パッチ配信停止への意見
2022年3月以降、新たなバグ修正パッチが配信されていないことへの不満も散見されます。
2025年に入ってからも進行不能バグの報告が続いている状況で、修正の見込みがない点を残念に感じるプレイヤーは少なくありません。
ただし、インディーゲームの開発規模を考慮すると、リリースから数年が経過した作品の継続的なサポートには限界があるという理解を示す声も多く見られます。
バグ演出への高評価との両面性
興味深いのは、ゲーム内の意図的なバグ演出に対しては極めて高い評価が寄せられている点です。
P03によるハッキング演出やグリッチカードの存在は、Inscryptionのメタフィクション的な世界観を象徴する要素として多くのプレイヤーに支持されています。
「バグのような演出が怖くて面白い」「本物のバグと演出の区別がつかないところが天才的」といった肯定的な声は、Steamレビューやコミュニティで広く共有されています。
つまりInscryptionにおける「バグ」は、ネガティブな不具合とポジティブなゲーム体験の両面を持つ、特殊なテーマだといえるでしょう。
購入前に知っておくべき注意点とおすすめの遊び方
Inscryptionの購入を検討している方や、これからプレイを始める方に向けて、バグを踏まえた上でのアドバイスを整理します。
プラットフォーム選びのポイント
安定性を最優先するならSteam版が最も安心です。
パッチ配信の実績が最も豊富であり、セーブファイルへの直接アクセスによるバックアップや復旧が可能な点は他のプラットフォームにない強みです。
またPC版でのみ体験できるアーキビスト戦のファイル参照機能やウェブカメラ演出など、ゲーム体験の完全版を楽しめるのもSteam版の利点になります。
携帯機で遊びたい場合はSwitch版が選択肢になりますが、Act3付近でのクラッシュリスクが高いことを理解した上での購入が望ましいでしょう。
PS4・PS5版はSwitch版より安定しており、PS Plusのクラウドセーブによるバックアップが使える点でバランスの取れた選択肢です。
データが消える事態を防ぐためにできること
Inscryptionはオートセーブ専用であるため、データが消えるリスクに対しては事前の備えが欠かせません。
Steam版では、セーブフォルダを定期的に手動でコピーしておくことが最も確実な予防策です。
Act1のクリア前後、Act2からAct3への移行前など、大きな区切りのタイミングでバックアップを取る習慣をつけておくと安心です。
PS4・PS5版ではPS Plusのクラウドストレージへの自動アップロードを有効にしておけば、一定の保険になります。
Switch版ではNintendo Switch Onlineの「セーブデータお預かり」機能の対応状況を確認しておくとよいでしょう。
初見プレイで詰みを回避するコツ
Inscryptionではストーリーの進め方が分かりにくい場面がいくつかあり、バグではないにもかかわらず詰みだと感じてしまうケースが報告されています。
Act1のラスボスを倒した後、画面が暗転して何も起きなくなったように見える場面があります。
これはバグではなく、ESCキー(またはメニューボタン)を押してタイトル画面に戻り、「New Game」を選択することで次のActに進める仕様です。
Act3で暗い画面と環境音だけになった場合は、右スティックで視点を動かしてみてください。
こうした「仕様上の行き詰まり」を事前に知っておくだけで、不要なデータ消去を防ぐことができます。
まとめ:Inscryptionのバグを理解して安全にプレイしよう
- Inscryptionは2021年発売のデッキ構築ローグライトで、Metacriticスコア85点・Steam好評率95%を記録した高評価タイトルである
- 進行不能バグはAct1の月画面フリーズやAct3のクラッシュなど、全Actで報告されている
- オートセーブ専用でありバグ状態がそのまま保存されるため、データが消える実質的なリスクが常に存在する
- プラットフォーム別ではSwitch版のバグ報告が最も多く、Steam版が最も安定している
- Steam版ではセーブフォルダのバックアップファイルを利用した復旧が可能だが、コンソール版では手段が限られる
- P03のハッキング演出やグリッチカードなどゲーム内の「バグ風演出」は全て意図的な仕様であり本物の不具合ではない
- 公式パッチは2022年3月のKaycee’s Mod正式リリースを最後に大型配信が停止しており、今後の修正は期待しにくい
- 開発元は次回作「Pony Island 2: Panda Circus」の開発に移行済みである
- RTAコミュニティにより多数のグリッチが発見されており、修正済みのものと現在も有効なものが混在している
- セーブフォルダの定期バックアップと仕様上の行き詰まりポイントの事前把握が、詰みを回避する最善策である

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