ダークソウルリマスターをプレイしていると、最後にどんな結末が待っているのか気になる方は多いのではないでしょうか。
ラスボスを倒した後の選択によってエンディングが変わると聞いても、具体的な条件や意味がわからず戸惑うことも少なくありません。
本記事では、ダークソウルリマスターに用意された全エンディングの分岐条件、ストーリー上の意味、正史に関する考察、そして周回プレイへの影響までを網羅的に解説しています。
初見プレイで後悔しないためのポイントやトロフィーの効率的な取得方法にも触れていますので、これからクリアを目指す方にも、2周目以降を検討している方にも役立つ内容となっています。
ダークソウルリマスターのエンディングは全部で2種類
ダークソウルリマスターに用意されているエンディングは、「火を継ぐ者」と「闇の王」の2種類です。
インターネット上では「第3のエンディングが存在する」という噂が見られることもありますが、ダークソウル1およびリマスター版において第3のエンディングは存在しません。
3つ目のエンディングがあるのはシリーズ3作目にあたる『ダークソウル3』の「火の簒奪」エンドであり、混同しないよう注意が必要です。
2種類のエンディングはどちらも短いムービーで構成されており、ラスボス撃破後のたった一つの行動で分岐が決まります。
そのシンプルさゆえに、条件を知らないまま意図しないエンディングを迎えてしまうプレイヤーが後を絶ちません。
「火を継ぐ者」エンドの条件と内容
「火を継ぐ者」エンドは、ラスボスである薪の王グウィンを倒した後、ボスエリア中央に出現する篝火に触れることで発生します。
主人公である「選ばれし不死」は、グウィンに代わり自らの身を薪として「最初の火」に捧げます。
画面上では主人公が炎に包まれ、静かに燃え尽きていく様子が描かれます。
ストーリー上の意味としては、衰退しかけた「火の時代」を延命させる自己犠牲の選択にあたります。
世界蛇フラムトが主人公に「不死の使命は火を継ぐこと」と語っていた内容が、ここで成就するわけです。
火を継ぐことで不死の呪いが一時的に払われ、世界に光が戻るとされています。
「闇の王」エンドの条件と内容
闇の王エンドは、グウィンを撃破した後、篝火に触れずにボスエリアの外へ歩いて出ることで発生します。
画面が暗転すると、原初の蛇たちが主人公の前にひれ伏し、主人公は「闇の王」として君臨する姿が描かれます。
こちらはもう一体の世界蛇であるカアスが望んだ結末です。
グウィンがもたらした火の時代に終止符を打ち、世界は「闇の時代」すなわち「人の時代」へと移行します。
闇の時代とは、人間の始祖である「誰も知らぬ小人」が手にした「ダークソウル」の力が解放された世界を意味しています。
なお、カアスに一度も出会っていなくても、篝火に触れずに外へ出るだけで闇の王エンドを迎えることが可能です。
エンディング分岐の条件を比較
2つのエンディングの分岐条件を、表にまとめて整理します。
| 項目 | 火を継ぐ者エンド | 闇の王エンド |
|---|---|---|
| 分岐条件 | グウィン撃破後に篝火に触れる | グウィン撃破後に篝火に触れず外へ出る |
| 演出内容 | 主人公が炎に包まれ燃え尽きる | 原初の蛇たちが主人公にひれ伏す |
| 世界への影響 | 火の時代の延命 | 闇の時代(人の時代)の到来 |
| 関連NPC | 王の探索者フラムト | 闇撫でのカアス |
| ムービーの長さ | 数十秒程度 | 数十秒程度 |
| 対応トロフィー | 「火を継ぐ者」 | 「闇の王」 |
特に重要なポイントは、NPC「フラムト」や「カアス」との関係がエンディング分岐に一切影響しないという点です。
分岐を決定するのは、あくまでグウィン撃破後に「篝火に触れるかどうか」という一点のみとなります。
初見プレイヤーが陥りやすいエンディングの落とし穴
初めてクリアするプレイヤーの多くが、意図せず「火を継ぐ者」エンドを迎えてしまうことで知られています。
この現象は、ゲームの仕組みそのものに起因しています。
反射的に篝火に触れてしまう問題
ダークソウルでは、道中で篝火を見つけたら即座に触れるのがプレイヤーの習慣として身についています。
篝火はセーブポイントであり回復地点でもあるため、「篝火を見かけたら触る」という行動が条件反射として定着しているのです。
グウィンを倒した後、画面中央に篝火が出現すると、多くのプレイヤーが深く考えることなく触れてしまいます。
「カットシーンを見るために篝火に触れる必要があると思っていた」という報告は、海外コミュニティでも非常に多く見られます。
一度始まったエンディングはやり直せない
エンディングのムービーが一度始まると、キャンセルや巻き戻しは不可能です。
スタッフロールが終了すると、そのまま自動的に2周目(NG+)へ移行してしまいます。
ボタンを連打してスタッフロールをスキップした結果、2周目に入ったことにすら気づかなかったという報告も少なくありません。
闇の王エンドを見たかったのに火を継いでしまった場合は、2周目で再度グウィンを倒すまでやり直す必要があります。
ストーリー考察から読み解くエンディングの意味
ダークソウルのエンディングは、単なる分岐選択ではなく、作品世界の根幹に関わる深い意味を持っています。
公式には善悪の区別が設定されておらず、どちらが「正しい」選択かという問いに対する答えは意図的に示されていません。
火を継ぐことの本質とは
「火を継ぐ者」エンドを選択した場合、主人公はグウィンと同じく自らを犠牲にして最初の火を延命させます。
一見すると世界を救う「善い」選択に思えますが、火はいずれ再び衰退します。
実際にシリーズを通して描かれているのは、何度火を継いでも問題は解決せず、同じ苦しみのサイクルが繰り返されるという現実です。
つまり、火を継ぐ行為は根本的な解決ではなく「問題の先送り」にすぎないという見方が一般的に広く支持されています。
さらに、フラムトは主人公に「火を継げ」と勧めながらも、それが主人公自身を薪として燃やし尽くすことを意味するとは明言していません。
この点から、フラムトが主人公を利用しているという考察も根強く存在します。
闇の王エンドが意味するもの
闇の王エンドでは、グウィンが恐れた「闇」が世界を覆い、人間の祖である「誰も知らぬ小人」のダークソウルの力が解放されます。
カアスは「闇の時代こそ人間にとって自然な状態」と主張しており、火の時代のように神々が支配する不自然な世界から脱却するという解釈ができます。
しかし、闇の時代が人間にとって本当に幸福な世界なのかは、作中で一切描かれていません。
DLC「ARTORIAS OF THE ABYSS」で訪れるウーラシールでは、「深淵」の力が暴走して街が壊滅した様子が描かれており、闇の力が制御不能な危険性をはらんでいることも示唆されています。
フラムトとカアスはどちらも信用できない
エンディング選択を語る上で見逃せないのが、2体の世界蛇の存在です。
フラムトとカアスはどちらも「原初の蛇」と呼ばれる存在であり、それぞれが主人公に異なる行動を勧めます。
しかし、両者とも自分たちの目的のために主人公を誘導している節があり、完全に信頼できるNPCとは言えません。
フラムトは自己犠牲の真実を隠し、カアスは闇の時代のリスクを語りません。
どちらのルートを選んでも、主人公は「誰かの思惑に乗せられている」可能性が拭えないところに、本作のストーリーの奥深さがあります。
どちらのエンディングが正史なのか
シリーズファンの間で長年議論されてきたテーマが、「どちらが正史(カノン)なのか」という問いです。
フロム・ソフトウェアから公式に正史が明言されたことは一度もありません。
ダークソウル3の世界設定から読み解く正史
現時点で最も有力な根拠となるのは、『ダークソウル3』の世界観との整合性です。
ダークソウル3では、最初の火が幾度も継がれてきた世界が舞台となっています。
もし初代の主人公が闇の王となり火の時代を終わらせていたならば、ダークソウル3の世界は成立しません。
このことから、「火を継ぐ者」エンドが正史であるとする解釈がコミュニティの多数派を占めています。
加えて、ダークソウル3のラスボス「王たちの化身」は歴代の火継ぎの者たちの意志と力の集合体とされています。
第2フェーズではグウィン卿の戦闘スタイルが再現されるだけでなく、初代主人公を想起させるモーションも含まれていると多くのファンが指摘しています。
「正史は存在しない」という見方も有力
一方で、宮崎英高ディレクターが意図的に正解を設けていないとする見方も有力です。
ダークソウルのストーリーは断片的なテキストやアイテムの説明文から読み取る「考察型」のナラティブを採用しており、唯一の正解を提示しないデザイン思想が一貫しています。
どちらのエンディングが正しいかをプレイヤー自身が考え続けること自体が、作品体験の本質であるとも言えるでしょう。
ラスボス「薪の王グウィン」の評価と演出
エンディングの直前に立ちはだかるラスボス、薪の王グウィンに関する評判も、エンディング体験と切り離せない要素です。
パリィで簡単に倒せてしまう問題
グウィンはゲーム中でもパリィ(受け流し)が有効な数少ないボスの一つです。
パリィのタイミングさえ合わせれば、致命の一撃を繰り返すだけで簡単に倒すことが可能となります。
「ラスボスにしてはあまりにも弱い」という声が存在する一方で、パリィを使わずに正面から戦うと攻撃が素早く高火力であり、十分に手強いという評価もあります。
BGM「Plin Plin Plon」の圧倒的評価
グウィン戦が他のボスと決定的に異なるのは、戦闘BGMの演出です。
他のボスでは壮大なオーケストラが流れるのに対し、グウィン戦ではピアノソロによる静かで物悲しい楽曲が使用されています。
この楽曲はファンコミュニティで「Plin Plin Plon」という愛称で親しまれ、シリーズ全体を通して最も象徴的な楽曲の一つとして語り継がれています。
「光を象徴するグウィンの楽曲であるため、ピアノの白鍵のみで演奏できるように作曲された」という説がファンの間で広まっていますが、公式には確認されていません。
かつて最強の神として君臨しながらも、燃え尽きた亡者のような姿で孤独に主人公を待つグウィンの姿と、悲哀に満ちたピアノの音色が組み合わさることで、プレイヤーの記憶に深く刻まれるラストバトルとなっています。
エンディング曲「Nameless Song」
スタッフロールで流れるのは、作曲家・桜庭統による楽曲「Nameless Song」です。
ボーカルにはエミ・エバンスが起用されており、歌詞のないヴォカリーズ(スキャット)で構成された幻想的な楽曲となっています。
「名もなき歌」というタイトルが、名前を持たない「選ばれし不死」すなわちプレイヤー自身を象徴しているという解釈が一般的です。
ゲーム音楽の人気投票でも高い評価を獲得している楽曲であり、エンディング体験の余韻を深める重要な要素と言えるでしょう。
トロフィーと両方のエンディングを効率よく見る方法
ダークソウルリマスターでは、2つのエンディングそれぞれに対応したトロフィー(実績)が存在します。
プラチナトロフィーを目指す場合、両方のエンディングを必ず見る必要があります。
セーブバックアップを活用する方法
1周のプレイで両方のエンディングを確認するには、セーブデータのバックアップが有効です。
PC版の場合、セーブファイルは「C:\Users\ユーザー名\Documents\NBGI\DARK SOULS REMASTERED\」内に保存されており、ファイルを手動でコピーすることでバックアップが可能です。
PS4およびPS5版では、PS Plusのクラウドセーブ機能やUSBメモリを使ったバックアップが利用できます。
手順としては、グウィン撃破直前(または撃破直後の選択前)でセーブし、片方のエンディングを見た後にバックアップデータを復元してもう一方を見るという流れになります。
Nintendo Switch版については、Nintendo Switch Onlineのクラウドセーブに対応していないケースが報告されているため、事前に確認してください。
バックアップを使わない場合は最低2周必要
セーブバックアップを使わない場合、両方のエンディングを見るには最低2周のプレイが必要です。
加えて、トロフィー「騎士の名誉」の獲得には「大狼シフのソウル」から作成できる武器3種類が必要であり、シフは1周につき1体しか出現しません。
したがって、全トロフィーのコンプリートには最低3周目の途中までプレイする必要があります。
Steam版の実績取得率データによると、「闇の王」エンディングの到達率は約17%にとどまっており、初見で意図的に闇の王を選ぶプレイヤーが少数派であることがうかがえます。
エンディング後の周回プレイで変わること
エンディングのムービーとスタッフロールが終了すると、自動的にNG+(2周目)が開始されます。
周回プレイではゲームの難易度が大きく変化するため、事前に把握しておくことが重要です。
敵のステータスと獲得ソウルの変化
周回を重ねるごとに、全ての敵の攻撃力と耐久力が上昇します。
同時に、敵を倒した際に獲得できるソウル量も増加するため、キャラクターの育成効率は上がります。
ステータスの上昇は7周目まで続き、8周目以降は7周目と同じ数値で固定されます。
2周目の時点で雑魚敵の攻撃でも大ダメージを受ける場合があるため、油断は禁物です。
引き継がれる要素とリセットされる要素
周回プレイでは、キャラクターのレベル、能力値、装備品、消耗品、エスト瓶の強化段階などが引き継がれます。
一方で、NPCのイベント進行状況、貴重品(「底なしの木箱」と「万能鍵」を除く)、鍛冶屋に渡した種火、篝火の転送可否などはリセットされます。
なお、「アルトリウスの契約」と「黒焦げた橙の指輪」は例外として引き継がれず消失するため注意してください。
グウィン戦前に必ずやっておくべきこと
エンディング後は即座に2周目へ移行するため、ラスボス戦に挑む前にやり残しがないか確認しておくことが重要です。
具体的には、各エリアの未回収アイテムの取得、装備や魔法の強化、全篝火への注ぎ火、結晶トカゲの討伐、そして不要なNPCの殺害による装備品の回収などが挙げられます。
特にアノールロンドの巨人の鍛冶屋は、2周目で再度利用可能になるまでにかなりの時間がかかるため、優先的に利用しておくことを推奨します。
ダークソウルリマスターのエンディングに関する最新動向
2018年に発売されたリマスター版ですが、2025年以降もエンディングに関連するトピックが話題となっています。
ダークソウル3リマスターの開発が噂されている
2024年11月、業界インサイダーの情報として「ダークソウル3のリマスターが開発中」という報道がありました。
2026年の発売を予測する声もありますが、フロム・ソフトウェアおよびバンダイナムコからの公式発表は2026年2月時点では確認されていません。
もし実現すれば、シリーズ全3作品のリマスター版が現行機種で遊べるようになり、エンディングの繋がりを一気に体験できる環境が整うことになります。
ファンメイドModでエンディングの「その先」が描かれている
PC版のダークソウルリマスター向けには、「Dark Souls: Nightfall」という大型Modが開発されています。
初代ダークソウルのエンディング直後を舞台にしたファンメイドの続編という位置づけで、新ボス、新戦闘システム、再構成されたワールドマップなどが含まれています。
2022年にデモ版が公開されており、完全版は引き続き開発が進行中です。
「Dark Souls: Archthrones」という別の大型Modも話題となっており、エンディングの先を見たいというファンの需要が非常に高いことが示されています。
シリーズ累計販売は約4,000万本に到達
2025年のバンダイナムコ決算報告によれば、ダークソウルシリーズの累計販売本数は約3,971万本に達しました。
約4,000万本というマイルストーンを達成したことで、バンダイナムコのフランチャイズの中でもトップクラスの存在感を示しています。
2021年には英国の歴史あるゲームアワード「The Golden Joystick Awards」で、一般投票により「史上最高のゲーム」に選出された実績もあり、時代を超えて評価され続けている作品であることがわかります。
まとめ:ダークソウルリマスターのエンディング完全ガイド
- ダークソウルリマスターのエンディングは「火を継ぐ者」と「闇の王」の全2種類である
- 分岐条件はグウィン撃破後に篝火に触れるか触れないかの一点のみで決まる
- NPC「フラムト」「カアス」との関係はエンディング分岐に影響しない
- 初見プレイヤーは反射的に篝火に触れてしまい、意図しないエンディングになるケースが多い
- 一度エンディングが始まるとキャンセル不可で即座にNG+へ移行する
- 公式にどちらが正史かは明言されていないが、ダークソウル3の設定から「火を継ぐ者」が正史という解釈が主流である
- グウィン戦のピアノBGM「Plin Plin Plon」はシリーズで最も象徴的な楽曲として高く評価されている
- トロフィーコンプリートには両方のエンディングを見る必要があり、セーブバックアップを使えば1周で達成可能である
- セーブバックアップを使わない場合、全トロフィー取得には最低3周目の途中まで必要となる
- ファンメイドModやダークソウル3リマスターの噂など、エンディングの先を描くコンテンツへの需要は現在も高い

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