ibゲームのエンディング全種類と分岐条件を徹底解説

フリーホラーゲームの名作として知られる「Ib(イヴ)」は、プレイヤーの選択によって結末が大きく変わるマルチエンディング方式を採用しています。

美術館の裏世界から脱出を目指す物語の中で、何気ない行動や会話の一つひとつがエンディングの分岐に影響を与えるため、すべての種類を自力で回収するのは簡単ではありません。

「トゥルーエンドにたどり着けない」「分岐条件がわからない」「全部で何種類あるのか知りたい」といった疑問を抱える方は多いのではないでしょうか。

この記事では、Ibのエンディング全7種の内容と分岐条件を網羅的に解説し、効率的な回収方法や物語の考察まで詳しくお伝えしていきます。

目次

Ibのエンディングは全部で何種類?基本の仕組みを解説

Ibのエンディングを理解するためには、まず全体の構造を把握しておくことが大切です。

ゲーム内に存在するエンドの種類や、分岐を左右する仕組みを押さえておけば、狙ったエンディングに効率よくたどり着けるようになります。

エンディングの種類は全7種+バリエーション違いあり

Ibに用意されているエンディングは全部で7種類です。

ただし、ED5「ひとりぼっちのイヴ」には4つのバリエーション違いが存在するため、細かく数えると合計10パターン以上の結末を体験できます。

エンディングの一覧は以下の通りです。

ED番号 エンディング名 分類
ED1 再会の約束 トゥルーエンド(ベストエンド)
ED2 いつまでも一緒 バッドエンド
ED3 片隅の記憶 ノーマルエンド
ED4 忘れられた肖像 ノーマルエンド
ED5 ひとりぼっちのイヴ(4種) バッドエンド
ED6 ある絵画の末路 バッドエンド(リメイク版追加)
ED7 ようこそゲルテナの世界へ バッドエンド(リメイク版追加)

ED1「再会の約束」とED2「いつまでも一緒」の2つだけが、エンディング専用のイラストが表示される特別な結末となっています。

それ以外のエンドでは画面が暗転し、エンディング名のみが表示される演出が施されています。

エンド分岐を決める3つの内部パラメータとは

エンディングの分岐は、ゲーム内で目に見えない3つの内部パラメータによって管理されています。

1つ目は「ギャリー死亡カウンター」です。

特定の行動を取るたびに数値が上昇し、3以上になるとギャリーが「おもちゃばこ」エリアで命を落とします。

2つ目は「ギャリー好感度カウンター」で、イヴとギャリーの絆の深さを表しています。

8以上に達すると、トゥルーエンドへの道が開かれる仕組みです。

3つ目は「メアリー好感度カウンター」で、リメイク版で追加されたED6とED7の分岐に関わります。

4以上か未満かで、メアリーがイヴのもとに戻ってくるかどうかが決まります。

これら3つのパラメータは画面上には一切表示されないため、どの行動がどの数値に影響するのかを事前に把握しておくことが重要です。

周回プレイで追加エンディングが解放される条件

リメイク版のIbでは、初回クリア後に追加要素が解放されます。

2周目以降に挑戦できる追加ダンジョンが用意されているほか、「真・ゲルテナ展」という美術品図鑑機能も開放されます。

ED6「ある絵画の末路」とED7「ようこそゲルテナの世界へ」は、リメイク版のバージョン1.04で追加されたエンディングです。

フリーゲーム版には存在しなかった結末であり、リメイク版ならではの体験といえるでしょう。

全エンディングを回収するには複数回の周回が必要ですが、1周あたりのクリア時間は謎解きの手順を覚えていれば30分から1時間程度で済みます。

セーブデータを複数のスロットに分けて保存しておけば、分岐ポイントまで巻き戻して効率よく回収できます。

Ibのトゥルーエンドはどれ?最高評価の結末を解説

Ibのトゥルーエンドは、7つある結末の中で最も高い評価を受けているED1「再会の約束」です。

多くのプレイヤーがこの結末を目指してプレイしており、到達条件もやや厳しめに設定されています。

ED1「再会の約束」がトゥルーエンドとされる理由

「再会の約束」は、イヴとギャリーが裏世界の美術館から無事に脱出し、現実世界で再び巡り合うという唯一のハッピーエンドです。

他のエンディングでは、現実世界に戻っても互いの記憶を失ったり、どちらかが裏世界に取り残されたりする結末ばかりが待っています。

しかし「再会の約束」では、ギャリーがポケットの中からイヴの血のついたハンカチを見つけ、裏世界での記憶が徐々に蘇っていきます。

エンディング専用のイラストが表示されるのも、ED1とED2の2つだけです。

物語として最も美しく完結する結末であり、制作者kouri氏の公式サイトでもED1が最初に紹介されていることから、正史(カノン)にあたるエンドだと広く認識されています。

トゥルーエンドに到達するための好感度の上げ方

トゥルーエンドに到達するには、ギャリーとの好感度カウンターを8以上にする必要があります。

好感度を上げる行動は、ゲームの各エリアに点在しています。

灰色エリアでは、迷路にある右手の法則に関する張り紙を読むこと、ギャリーがマネキン頭を蹴ろうとするのを止めること、安全部屋でコートを返した後に7回以上話しかけることが有効です。

紫エリアでは、ロープ迷路の奥にある日記を読むこと、牛乳パズルを確認すること、暗転イベント後にギャリーへ沈黙以外の返答をすることで数値が加算されます。

スケッチブックエリアでは、偽の太陽光の下でギャリーに6回以上話しかけること、おもちゃばこに落下した後にイヴの状態を正直に伝えることがポイントです。

すべての上昇イベントを漏れなくこなすことで、確実に8以上の好感度を確保できます。

ハンカチイベントの発生条件と選択肢の正解

好感度を8以上にしただけでは、トゥルーエンドには到達できません。

メアリーの家でギャリーが手を怪我するイベントが発生した際に、イヴがハンカチを渡すかどうかの選択が最後の分かれ道となります。

好感度が十分に高ければ「ハンカチを渡す」という選択肢が出現し、ここで渡すことを選ぶとトゥルーエンドのフラグが成立します。

好感度が足りない場合は、選択肢自体が表示されません。

また、好感度が足りていても「渡さない」を選んでしまうと、ギャリー生存ルートであってもED3「片隅の記憶」に進んでしまいます。

ハンカチは、現実世界でギャリーが記憶を取り戻すきっかけとなる極めて重要なアイテムです。

イヴの名前が刺繍されたハンカチを手がかりに、ギャリーは裏世界での出来事を思い出し、二人は再会の約束を交わします。

ギャリー生存ルートで迎えるエンディングの分岐条件

ギャリーが生き残るルートでは、3つのエンディングに分岐する可能性があります。

好感度やプレイヤーの選択次第で、ハッピーエンドにもバッドエンドにもなり得るのが特徴です。

ED1「再会の約束」とED3「片隅の記憶」の違いは好感度

ギャリーが無事に生存し、イヴとともに「Fabricated World」の絵に飛び込んで現実世界へ帰還した場合、好感度の数値によってエンドが分かれます。

好感度8以上かつハンカチを渡している場合はED1「再会の約束」に進み、ギャリーがイヴの記憶を取り戻して再び出会います。

一方、好感度が8未満だったり、ハンカチを渡していなかったりする場合はED3「片隅の記憶」になります。

ED3では、現実世界の美術館でイヴがギャリーと偶然すれ違いますが、ギャリーは「精霊の化身」の彫刻を見て漠然とした悲しみを覚えるだけで、イヴとの記憶は蘇りません。

イヴの母親が迎えに来て、二人はそのまま別れてしまいます。

似たシチュエーションでありながら、ハンカチ一つで結末が大きく変わる対比が印象的なエンドです。

偽の母親を選ぶと発生する「ひとりぼっちのイヴ」

ギャリーが生存していても、最後の場面でイヴが「Fabricated World」の絵に飛び込まずに偽の母親についていくと、ED5「ひとりぼっちのイヴ」のバリエーション1が発生します。

絵の前でギャリーと偽の母親の両方がイヴに呼びかける場面で、母親を選ぶとイヴはトランス状態に陥り、画面の外へゆっくりと歩いていきます。

ギャリーは必死にイヴの名前を呼び続けますが、イヴは振り返ることなく姿を消してしまいます。

ギャリーが生きていてもプレイヤーの判断一つでバッドエンドになるという、Ibの厳しさを象徴する分岐といえるでしょう。

ギャリー死亡ルートで迎えるエンディングの分岐条件

ギャリーが命を落としてしまうルートでは、ED2、ED4、ED5のいずれかに分岐します。

死亡ルートに入るかどうかは、プレイ中の行動によって蓄積される死亡カウンターの数値で決まります。

死亡カウンターが上がる行動一覧と回避のコツ

ギャリーの死亡カウンターを上昇させる行動は、灰色エリアから茶色エリアにかけて複数存在します。

以下の表に、カウンターが増加する行動とポイントをまとめました。

エリア 行動 増加値
灰色エリア 鏡の部屋でギャリーにマネキン頭を蹴らせる +1
紫エリア 紐部屋で一番右の紐を引く +1
紫エリア しつこい人形を移動させずに蹴る +1
紫エリア 人形部屋で脱出に失敗する +2
茶色エリア メアリーに「ギャリーと帰る」と伝える +1
茶色エリア マネキン頭を必要以上に3つすべて壊す +1

合計が3以上になると、おもちゃばこエリアでギャリーが死亡するルートに突入します。

トゥルーエンドを目指す場合は、特に人形部屋の脱出失敗(+2)を避けることが最優先です。

人形部屋は制限時間内に脱出する必要があるため、事前にルートを確認しておくと安心でしょう。

ED2「いつまでも一緒」に至るメアリーとの交換イベント

ED2「いつまでも一緒」は、ギャリーが死亡した後にメアリーが現実世界へ脱出するエンディングです。

おもちゃばこで目覚めたイヴは、薔薇がなくなっていることに気づきます。

倒れていたギャリーを見つけた後、メアリーがイヴの赤い薔薇を持っているのを発見します。

ギャリーがイヴの薔薇を取り戻すため、自分の青い薔薇と交換を申し出る場面で、イヴが「ギャリー…」と答えるとギャリーは交換に応じます。

メアリーは手に入れた青い薔薇の花びらをちぎり、ギャリーは力尽きてしまいます。

現実世界に戻ったイヴの前に現れるのは、両親とともに立つメアリーの姿です。

メアリーはギャリーと存在を入れ替えてイヴの「姉妹」として現実世界に紛れ込み、イヴに「ずっと一緒に遊ぼう」と語りかけます。

エンディングイラストが表示される2つの結末のうちの1つですが、内容は非常に不穏です。

ED4「忘れられた肖像」でギャリーの絵が現れる条件

ギャリーの死亡後、イヴがギャリーのライターを回収してメアリーの絵を焼き、「Fabricated World」の絵に飛び込んで現実世界に戻ると、ED4「忘れられた肖像」に到達します。

現実世界の美術館で、もともと「首吊りの男」が展示されていた場所を訪れると、代わりに「忘れられた肖像」という新しい絵画が飾られています。

絵の中には、まるで眠っているかのようなギャリーの姿が描かれています。

イヴが絵の前で立ち止まっていると、父親が迎えに来て一緒に他の作品を見ようと誘います。

イヴは最後にもう一度だけ絵を振り返り、父親とともに去っていきます。

ギャリーは裏世界の住人として絵画の中に封じ込められたことが示唆されており、静かな余韻と切なさが残るエンドです。

ED5「ひとりぼっちのイヴ」全4バリエーションの発生条件

ED5「ひとりぼっちのイヴ」には4つの異なるバリエーションがあり、それぞれ発生条件が異なります。

バリエーション1は、ギャリー生存時に偽の母親についていくことで発生します。

バリエーション2は、ギャリー死亡後にライターでメアリーの絵を焼いた上で、「Fabricated World」の絵の前に現れる偽のギャリーについていくと発生します。

バリエーション3は、ギャリー死亡後に「Fabricated World」の絵の前で飛び込まずに立ち去ることを選んだ場合です。

メアリーの絵を焼いているかどうかに関係なく、絵から離れる選択をすると発生します。

バリエーション4は他のパターンとは大きく異なります。

ダンジョンの「Final Stage」でイヴが眠りにつくと、9歳の誕生日の夢を見ます。

そのまま夢の最後まで眠り続けると、イヴは二度と目覚めることがなく、このバリエーションに到達します。

いずれのパターンでも、イヴが一人きりで裏世界に取り残されるという点は共通しています。

リメイク版で追加された2つのエンドの内容と到達方法

2022年に発売されたリメイク版(バージョン1.04)では、フリーゲーム版にはなかった2つの新しいエンディングが追加されました。

どちらもギャリーが人形部屋で精神崩壊するという衝撃的な展開から始まります。

ED7「ようこそゲルテナの世界へ」はメアリーの好感度4以上で到達

人形部屋でギャリーが精神崩壊した後、イヴが部屋に入り、幻覚状態のギャリーのそばに座り込む場面が発生します。

メアリーがイヴに立ち上がるよう促しますが、イヴは「先に行って」と告げます。

ここでメアリーとの好感度が4以上であれば、メアリーは一度部屋を出た後に戻ってきます。

「ずっと美術館の外に出たかったけれど、初めてできた友達を置いていけない」とメアリーは語り、3人でこの世界に留まることを宣言します。

画面が暗転した後に再び明るくなると、メアリーが「歓迎パーティー」を開いている様子が映し出されます。

しかし、イヴとギャリーは床に倒れたまま動かず、部屋にはゲーム中に遭遇した敵キャラクターたちが集まっています。

メアリーは二人を紹介し、楽しそうに「ずっと一緒に遊べる」と語りかけます。

表面上は明るい雰囲気ながら、実態は非常に不気味なエンディングです。

ED6「ある絵画の末路」はメアリー視点で進む唯一の結末

ED7と同じく、ギャリーの精神崩壊後にイヴが部屋に入り、ギャリーのそばに留まることを選ぶところまでは共通しています。

違いはメアリーとの好感度が4未満の場合です。

メアリーはイヴに立ち上がるよう呼びかけますが、イヴが動かないため、一人で部屋を去ります。

そしてメアリーは二度と戻ってきません。

ここからプレイヤーの操作キャラクターがメアリーに切り替わるという、ゲーム中唯一の演出が発生します。

メアリーは裏世界を一人で進み、「Fabricated World」の絵に飛び込んで現実世界へ出ることを試みます。

しかし現実世界の美術館には誰もおらず、出口は施錠されています。

壁にはメアリーに「戻れ」「ここにいるべきではない」という赤い文字のメッセージが次々と浮かび上がります。

画面は徐々に暗くなり、やがて完全な暗闇に包まれます。

メアリーは泣きながらイヴやギャリーに助けを求め、最後に「……おとうさん……!」と叫びます。

3人全員が救われないという点で、全エンディングの中で最も悲惨な結末と一般的に評されています。

人形部屋でギャリーが精神崩壊するフラグの詳細

ED6とED7に到達するには、まずギャリーが人形部屋で精神崩壊するイベントを発生させる必要があります。

人形部屋でギャリーが脱出に失敗すること自体が死亡カウンター+2の大きなペナルティとなりますが、精神崩壊にはさらに追加の条件が絡みます。

かくれんぼ中に「不吉な絵画」を目撃していること、マネキン頭を蹴った後に「首吊りのギャリー」のメッセージを見ていること、そして死亡カウンターが5以上であることが重なると、ギャリーは人形部屋で完全に心を壊されます。

人形部屋の扉越しにギャリーの独り言が聞こえ、イヴが中に入ると、ギャリーはウサギの人形に話しかけながら幻覚を見ている状態です。

イヴが名前を呼んでもギャリーは反応せず、ここからED6またはED7へのルートが始まります。

全エンディングの分岐チャートと効率的な回収順

すべてのエンディングを回収するには、計画的な周回プレイが欠かせません。

セーブデータの管理と分岐ポイントの把握が効率化の鍵を握ります。

最短で全エンドを回収するおすすめの周回ルート

全7種のエンディングを最も少ない手間で回収するには、大きく分けて3つの周回が必要です。

1周目は好感度を最大まで上げてギャリー生存ルートを進め、まずED1「再会の約束」を目指します。

ハンカチイベント前にセーブしておけば、ハンカチを渡さない選択でED3「片隅の記憶」も回収可能です。

さらに「Fabricated World」の前でセーブを分けておけば、偽の母親を選ぶことでED5のバリエーション1も回収できます。

2周目はギャリーの死亡カウンターを3以上に調整し、おもちゃばこでギャリーが死亡するルートに進みます。

分岐ポイントごとにセーブを分けることで、ED2「いつまでも一緒」、ED4「忘れられた肖像」、ED5のバリエーション2と3を一気に回収できます。

3周目は死亡カウンターを5以上にし、不吉な絵画や首吊りメッセージも確認した上で、人形部屋の精神崩壊ルートへ向かいます。

メアリーの好感度を調整することで、ED6「ある絵画の末路」とED7「ようこそゲルテナの世界へ」を回収します。

ED5のバリエーション4は、いつでもダンジョンの「Final Stage」で眠り続けるだけで到達可能です。

セーブスロットを活用した分岐の巻き戻しテクニック

Ibのセーブスロットは複数用意されているため、分岐が発生する直前のポイントで別々のスロットにセーブしておく方法が非常に有効です。

特に重要なセーブポイントは以下の3か所です。

まず、おもちゃばこに落下した直後のタイミングです。

ここから先はギャリーの生死が確定するため、生存ルートと死亡ルートの両方に進めるセーブデータを残しておくと便利でしょう。

次に、メアリーの家でハンカチイベントが発生する直前です。

ハンカチを渡すか渡さないかでED1とED3が分岐するため、必ずセーブを取っておきましょう。

最後に、「Fabricated World」の絵の前です。

飛び込むか、偽の母親(または偽のギャリー)についていくかで複数のエンドに分かれるため、ここでのセーブは必須といえます。

1周あたり30分から1時間で完了するゲームではありますが、セーブの使い分けで大幅に時間を節約できます。

エンディングの考察と物語の深層に迫るポイント

Ibのエンディングは単なる結末ではなく、キャラクターの背景や作品のテーマを暗示する要素が随所に散りばめられています。

ここでは、物語をより深く味わうための考察ポイントをいくつか紹介します。

メアリーの正体とゲルテナ作品の秘密が示す意味

メアリーの正体は、架空の芸術家ゲルテナが生涯最後に制作した絵画作品です。

ゲルテナの世界にある作品すべての「妹」にあたる存在であり、他の作品と会話できるのもそのためです。

メアリーが持つ黄色い薔薇は、イヴやギャリーの薔薇とは異なり造花であることが明かされています。

現実世界で生きたいというメアリーの願いは、「Fabricated World(作り物の世界)」の絵を通じて誰かと存在を入れ替えることでしか叶いません。

ED2「いつまでも一緒」でギャリーと入れ替わるのは、まさにこの設定に基づいた結末です。

ED6「ある絵画の末路」でメアリーが現実世界に閉じ込められ、壁に「お前の心は作り物だ」と書かれるのは、絵画作品である彼女が現実世界に存在する資格を持たないことを暗示していると考えられています。

薔薇の色と花言葉が暗示する各キャラクターの運命

Ibにおいて薔薇はキャラクターの命を象徴する重要なアイテムであり、花びらが散るとダメージを受け、すべて失うと死亡するシステムになっています。

赤い薔薇を持つイヴ、青い薔薇を持つギャリー、黄色い薔薇を持つメアリーという配色にも意味が込められていると多くのファンの間で考察されています。

赤い薔薇の花言葉は「愛情」や「情熱」であり、幼いながらも芯の強いイヴの性格を反映しているといえるでしょう。

青い薔薇の花言葉は「不可能」や「奇跡」で、現実にはほとんど存在しない色であることから、ギャリーの存在の儚さや奇跡的な出会いを暗示していると解釈されています。

黄色い薔薇の花言葉は「友情」と同時に「嫉妬」や「薄れゆく愛情」を意味しており、メアリーの二面性を的確に表しています。

友達が欲しいという純粋な気持ちと、そのために他者を犠牲にする残酷さが、黄色い薔薇の花言葉と見事に重なっています。

「Fabricated World」の絵が象徴するテーマとは

ゲーム中で現実世界と裏世界をつなぐ「Fabricated World」は、直訳すると「作り物の世界」を意味します。

この絵画はエンディング分岐の最終地点として繰り返し登場し、飛び込むかどうかの選択がプレイヤーに委ねられます。

「作り物の世界」というタイトルは、裏世界の美術館そのものを指すと同時に、メアリーという「作られた存在」のアイデンティティをも表していると一般的に考察されています。

また、絵に飛び込む際に「ここでの時間は忘れてしまう」という警告が表示される点も見逃せません。

現実に戻る代償として記憶を失うという設定は、裏世界での体験がいかに現実離れしたものであったかを強調する演出です。

だからこそ、ハンカチという物理的な手がかりを通じて記憶が蘇るED1「再会の約束」は特別な意味を持ちます。

作り物の世界での経験を現実に持ち帰れる唯一の結末だからこそ、トゥルーエンドとして最も高い評価を受けているのでしょう。

Ibのエンディングに関してよくある質問

ここでは、Ibのエンディングに関してプレイヤーから寄せられることの多い質問に答えていきます。

フリー版とリメイク版でエンディングに違いはある?

フリーゲーム版のIbに搭載されているエンディングはED1からED5までの5種類です。

リメイク版ではバージョン1.04のアップデートでED6「ある絵画の末路」とED7「ようこそゲルテナの世界へ」の2つが追加され、合計7種類になりました。

ED1からED5の基本的な内容や分岐条件はフリー版とリメイク版で大きな違いはありません。

ただし、リメイク版ではグラフィックやBGMが全面的にリニューアルされているため、同じエンディングでも演出面の印象はかなり異なります。

Steamのレビューでは日本語レビューの98%が好評を示しており、リメイクの完成度に対する評価は非常に高いといえます。

非公式エンディング「犠牲」は正史に含まれる?

インターネット上では「犠牲(Sacrifice)」と呼ばれる非公式のエンディングが一時期話題になりました。

しかし、これはファンが独自に制作した改変版に含まれるエンディングであり、制作者kouri氏が正式に認めたものではありません。

kouri氏はこの非公式版に対して警告と配布停止の要請を行っており、現在は配布されていません。

Ibの公式なエンディングはあくまでED1からED7の7種類のみであり、「犠牲」はIbの正史とは一切関係がないことを理解しておく必要があります。

トゥルーエンド以外にハッピーエンドはあるのか

7つのエンディングの中で、明確にハッピーエンドと呼べるのはED1「再会の約束」のみです。

ED3「片隅の記憶」は、イヴもギャリーも無事に現実世界へ帰還するため一見すると悪くない結末に思えます。

しかし、二人は互いの記憶を失っており、裏世界で築いた絆は完全に消えてしまいます。

ギャリーが「精霊の化身」を見て理由もなく悲しみを感じる描写には、失われた記憶の残滓が表現されているとも読み取れるでしょう。

ED4「忘れられた肖像」も、イヴは生還するもののギャリーは絵画の中に閉じ込められたままです。

それ以外のエンディングはいずれもバッドエンドの色合いが濃く、全員が幸せになる結末はED1だけに用意されています。

だからこそ、すべてのフラグを正しく立ててたどり着くED1「再会の約束」の価値は格別です。

まとめ:Ibゲームのエンディング全種類と分岐条件の完全ガイド

  • Ibのエンディングは全7種あり、ED5の4バリエーションを含めると10パターン以上の結末が存在する
  • トゥルーエンドはED1「再会の約束」で、唯一イヴとギャリーが記憶を取り戻して再会できるハッピーエンドである
  • エンドの分岐はギャリー死亡カウンター、ギャリー好感度、メアリー好感度の3つの内部パラメータで管理されている
  • ギャリーの死亡カウンターが3以上になると死亡ルートに入り、ED2・ED4・ED5のいずれかに進む
  • ギャリー好感度8以上かつハンカチを渡すことがトゥルーエンド到達の必須条件である
  • ED6「ある絵画の末路」とED7「ようこそゲルテナの世界へ」はリメイク版v1.04で追加された新エンディングである
  • ED6はメアリー視点で進む唯一のルートで、全キャラクターが救われない最も悲惨な結末とされる
  • 非公式エンディング「犠牲」は制作者kouri氏の要請で配布停止となっており、正史には含まれない
  • 全エンドの効率的な回収には分岐ポイントごとの複数セーブスロット活用が不可欠である
  • 薔薇の色や「Fabricated World」の絵には物語のテーマを暗示する深い意味が込められている
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