ibゲームのゲルテナとは?作品の謎と美術館の世界観を完全解説

美術館を舞台にした名作ホラーゲーム「Ib(イヴ)」をプレイしていると、必ず目にするのが「ゲルテナ」という名前です。

ゲルテナが残した絵画や彫刻は物語の中核を担い、恐怖と美しさを同時に感じさせる独特の存在感を放っています。

「ゲルテナとは一体何者なのか」「どんな作品を残したのか」「ゲームの舞台となる美術館にはどんな秘密があるのか」といった疑問を抱く方は少なくないでしょう。

この記事では、ゲルテナの正体からゲーム内に登場する作品群の全貌、リメイク版の変更点、さらにはリアルイベントとして開催されたゲルテナ展の情報まで、あらゆる角度から解説していきます。

初めてIbに触れる方も、すでにクリア済みの方も、ゲルテナの世界をより深く楽しむための手がかりとなるはずです。

目次

Ibに登場するゲルテナとは何者なのか

ゲルテナとは、ホラーアドベンチャーゲーム「Ib」の物語全体を貫くキーパーソンとなる架空の芸術家です。

主人公イヴが訪れる美術館で開催されている「ゲルテナ展」の作者であり、ゲームの舞台そのものを形づくった人物といえます。

直接姿を見せることはほとんどありませんが、残された絵画や彫刻、そして作中の説明文を通じて、プレイヤーはゲルテナという存在の輪郭を少しずつ知ることになります。

芸術家ワイズ・ゲルテナの正体と人物像

ゲルテナの正式名称は「ワイズ・ゲルテナ(Weiss Guertena)」です。

物語が始まる時点ですでに故人であり、プレイヤーが直接会うことはできません。

作中の説明文では「彼」と表記されているほか、登場キャラクターのメアリーから「お父さん」と呼ばれていることから、男性であると広く推測されています。

芸術家としての実力は確かなものの、作中世界では比較的マイナーな存在として位置づけられており、小さな美術館でしか個展を開くことができなかったとされています。

多くの作品は予算の関係上展示されることがなく、財産を築いてはいたものの、生前は財産目当てで近づいてきた人物もいたと語られています。

実在の人物や物を描いた作品はほとんど残さず、自画像を制作することもなかったという、謎に包まれた芸術家です。

ゲルテナはなぜ物語のキーパーソンなのか

ゲルテナが物語の鍵となる理由は、異世界そのものがゲルテナの作品群によって構成されているためです。

イヴが迷い込む不思議な世界は「ゲルテナの世界」と呼ばれ、美術館に展示されている絵画や彫刻が実体化した空間として描かれています。

この世界では、ゲルテナの作品たちが自律的に動き回り、イヴたちを異世界に留めようとして襲いかかってきます。

つまりゲルテナという芸術家は、物語の舞台そのものを創り出した存在であり、恐怖の根源でもあるのです。

さらに重要な点として、物語の中で大きな役割を果たすキャラクター「メアリー」もまた、ゲルテナが生涯最後に手がけた作品であることが明かされます。

ゲルテナの存在は物語の背景であると同時に、すべてのキャラクターと事象を結びつける核心的な要素となっています。

ゲルテナの自画像はゲーム内で見られるのか

ゲルテナは自画像を残さなかったとされていますが、ゲーム内でまったく見られないわけではありません。

フリーウェア版のバージョン1.04以降に追加された「ダンジョン」と呼ばれるエリアに、ゲルテナの自画像とされる絵画が展示されています。

ただし描かれているのは横顔のみで、全貌ははっきりとわからない状態です。

この演出も含めて、ゲルテナという人物は最後までミステリアスな存在であり続けるよう設計されているといえるでしょう。

リメイク版でもこの自画像は確認できますので、気になる方はダンジョンエリアまで探索を進めてみてください。

ゲルテナが手がけた絵画や作品の全貌

ゲルテナが残した絵画や彫刻などの作品は、ゲーム内に約200点近く登場します。

美術館に展示されている正規の作品だけでなく、異世界でしか見ることのできない未展示作品も数多く存在しており、その多様さと独特の世界観がIbの大きな魅力のひとつです。

ゲーム内に登場する代表的なゲルテナの絵画一覧

ゲルテナの絵画は、美術館の正規展示品と異世界にのみ存在する作品の二種類に大きく分けられます。

代表的な作品としては、プレイヤーを異世界に引き込むきっかけとなる大型絵画のほか、「深海の世」「吞み込める夜」「死後の逢瀬」といった幻想的なタイトルのものが挙げられます。

異世界で遭遇する「赤い服の女」は特に印象的な絵画のひとつで、額縁から上半身がはみ出した状態で這うようにイヴを追いかけてくる演出が、多くのプレイヤーの記憶に残っています。

服の色は赤以外にも青、黄、緑のバリエーションがあり、それぞれ異なる場面で登場するのも特徴です。

このほかにも、作中で美術品の解説文を読むことで初めてタイトルが判明する隠し作品も存在し、探索のやりがいを高めてくれます。

彫刻やオブジェなど絵画以外の作品にはどんなものがあるか

ゲルテナの創作活動は絵画だけにとどまりません。

ゲーム内では彫刻やオブジェ、人形など、多彩なジャンルの作品が登場します。

「無個性」と呼ばれる頭部のない黒いマネキンのような彫刻は、歩いて襲ってきたり通路を塞いだりと、プレイヤーの行く手を阻む存在として知られています。

女性型と男性型が存在し、イヴやメアリーの力では動かせないほど重いとされています。

また「青い人形」は青地に赤い目、ボサボサの髪の毛という不気味な外見で、大きさや服の色にさまざまなバリエーションがあります。

イヴには最初ウサギの形に見えていたという設定も含め、プレイヤーに不安感を与える巧みな演出が施されています。

さらにバージョン1.04以降に追加された「失敗作」という人型の存在は、額縁を突き破って実体化するという特異な演出を持ち、メアリーとの関連性を想起させる要素としてファンの間で考察の対象となっています。

公式人気投票で選ばれたゲルテナ作品ランキング

2022年9月15日から10月30日にかけて、パブリッシャーPLAYISMの主催で公式のゲルテナ作品人気投票が実施されました。

約200点に及ぶゲルテナ作品を対象に行われたこの投票には、総数19,025票が集まりました。

結果は以下の通りです。

順位 作品名 得票数
第1位 吞み込める夜 1,999票
第2位 深海の世 1,650票
第3位 死後の逢瀬 1,597票

1位の「吞み込める夜」は、幻想的なビジュアルと深い世界観で多くのファンを魅了した作品です。

2位「深海の世」、3位「死後の逢瀬」もゲーム内で印象的な場面と結びついており、いずれもプレイヤーの心に強く残る作品として支持を集めました。

作品に込められた意味や元ネタの考察

ゲルテナの作品は、タイトルや解説文に意味深なメッセージが込められているものが多く、ファンの間で活発に考察が行われています。

たとえば「赤い服の女」は、作中の解説でゲルテナの愛人がモデルと言われていたものの、実際にはゲルテナの財産目当てで近づいてきた女性たちをイメージした作品であるとされています。

メアリーの本体である絵画は「ゲルテナ最後の作品」とされ、外の世界に出たいという感情を持つ特別な存在として描かれているため、ゲルテナが作品に命を吹き込もうとしていたのではないかという説も根強く語られています。

また、ゲルテナの作品が実在の芸術家や美術運動から影響を受けているのではないかという考察も見られ、シュルレアリスムや象徴主義との類似点を指摘する声もあります。

こうした多層的な解釈の余地が、Ibというゲームの奥深さを支えている要因のひとつです。

ゲルテナ展が舞台となるIbのストーリーと世界観

Ibは、芸術家ゲルテナの美術展が開かれている美術館を舞台にした探索型ホラーアドベンチャーゲームです。

制作者kouriによって2012年にフリーウェアとして公開され、口コミで爆発的に広まりました。

戦闘やアクション要素は一切なく、謎解きを通じて物語を進めていく独自のスタイルが大きな特徴です。

美術館で少女イヴが迷い込む異世界とは

物語の主人公は9歳の少女イヴです。

両親とともにワイズ・ゲルテナ展を訪れた彼女は、とある作品を目にしたことをきっかけに、人の気配が消えた不思議な美術館へと迷い込みます。

やがてイヴは、ゲルテナの作品が実体化し動き回る異世界「ゲルテナの世界」に足を踏み入れることになります。

この世界では展示されていたはずの絵画や彫刻がプレイヤーを追いかけてきたり、壁や床に不気味なメッセージが浮かび上がったりと、静かでありながらもじわじわと迫ってくる恐怖が特徴的です。

美術館という身近な空間が異質な世界へと変貌する演出は、多くのプレイヤーから高く評価されています。

薔薇がHPになる独自のゲームシステム

Ibのゲームシステムには、他のホラーゲームにはない独特の仕組みがあります。

主人公たちの命は一輪の薔薇として具現化されており、花びらの枚数がそのままヒットポイント(HP)の役割を果たします。

敵に接触したり罠にかかったりすると花びらが散り、すべてなくなるとゲームオーバーです。

水の入った花瓶に薔薇を活けることでHPを回復でき、花瓶の場所を把握しながら探索を進める戦略性が求められます。

キャラクターごとに薔薇の色と最大HPが異なり、イヴは赤い薔薇で最大5枚、ギャリーは青い薔薇で最大10枚(リメイク版では7枚)となっています。

メアリーは黄色い薔薇を持っていますが、正体が絵画であるため実際には造花であるという設定も、物語の伏線として機能しています。

また、セーブポイントはノートとペンで表現されており、美術館という世界観に見事に溶け込んだデザインとなっています。

全7種のマルチエンディングと分岐条件

Ibには全7種類のエンディングが用意されており、ゲーム中の行動によって結末が分岐します。

スタッフロールが流れるトゥルーエンドは「再会の約束」というエンディングのみで、ギャリーとの好感度を最大限に高め、特定の条件を満たした場合にのみ到達できます。

「片隅の記憶」はギャリーと脱出に成功するものの、お互いの記憶を失ったまま別れるノーマルエンドです。

「いつまでも一緒」ではメアリーがイヴの家族として現実世界に出てくるという、一見ハッピーに見えて実質的にはバッドエンドとなる結末が待っています。

完全なバッドエンドとして「ひとりぼっちのイヴ」「ようこそゲルテナの世界へ」「ある絵画の末路」が存在し、いずれもイヴや他のキャラクターにとって救いのない結末となります。

特に「ようこそゲルテナの世界へ」は、メアリーが友達であるイヴとギャリーを見捨てきれず、三人でゲルテナの世界に永遠に留まるという切ない結末が印象的です。

ギャリーとメアリーが物語で果たす役割

ギャリーは異世界でイヴが最初に出会う20代の男性で、イヴにとって頼れるパートナーとなる存在です。

女性的な口調で話し、やや繊細な性格をしていますが、イヴの代わりに難しい漢字を読んだり重いものを動かしたりと、実際的な場面で力を発揮します。

瀕死の状態のところをイヴに助けられて以降、行動を共にし、エンディングによって二人の運命は大きく変わります。

一方のメアリーは、ゲーム中盤から合流する金髪碧眼の明るい少女です。

人懐っこく外の世界にいる父親に会いたがるなど、一見普通の少女のように振る舞いますが、正体はゲルテナが生涯最後に手がけた絵画の作品です。

他のキャラクターよりも彩度が高く描かれているというビジュアル上のヒントも仕込まれており、絵の外に出ることを夢見てイヴたちの前に現れたという動機が明らかになると、物語は大きく転換します。

メアリーの存在は、ゲルテナの作品が持つ「命」というテーマを最も強く体現したキャラクターといえるでしょう。

リメイク版Ibの変更点と対応プラットフォーム

Ibは2012年のフリーウェア版公開後、2022年にリメイク版がリリースされました。

グラフィックの全面的な刷新をはじめとする多くの改善が施されつつも、原作の雰囲気や物語を忠実に再現する方針が貫かれています。

Steam版・Switch版・PS版の発売日と価格まとめ

リメイク版Ibは、複数のプラットフォームで展開されています。

プラットフォーム 発売日 価格(DL版) パッケージ版
Steam(Windows 10) 2022年4月11日 有料 なし
Nintendo Switch 2023年3月9日 1,500円 通常版3,980円/豪華版4,980円
PlayStation 4/5 2024年3月14日 有料 通常版・豪華版あり

Steam版は発売直後にSteam全世界売上ランキング3位にランクインし、同時接続者数は一時2,745を記録するなど好調なスタートを切りました。

Switch版の豪華版にはアートブックとレースのハンカチが同梱され、発売直後に欠品となるほどの人気ぶりでした。

PS版の豪華版にはゲーム内作品「ミルクパズル」が付属する限定生産の特別仕様が用意されました。

リメイクで描き直されたグラフィックと追加要素

リメイク版では、マップ、キャラクター、スチルなど、ほぼすべてのグラフィックが一から描き直されています。

ゲーム画面自体が大きくなったことで、ゲルテナの美術品をより鮮明に鑑賞できるようになりました。

新たな美術品の追加やメアリーのテーマ曲の新規作成といった、ファンにとって嬉しい要素も盛り込まれています。

操作面では、操作ガイドの表示や扉の種類を視覚的に区別しやすくするなど、プレイアビリティの向上が図られました。

美術品が関わらないギミック部分の調整も行われており、初めてプレイする方でもスムーズに進められるよう配慮されています。

原作フリー版との違いはどこにあるのか

リメイク版の開発が始まった背景には、2000年発売のRPGツクール2000で制作されたフリー版が、新しいパソコンで正常に起動できないという問題がありました。

制作者のkouriは、この技術的な課題への対応とリメイクの要望を受けて、2019年11月から開発に着手しました。

フリー版との最大の違いはグラフィックの刷新ですが、重要なのは物語の大幅な改変やエンディングの追加はあえて行われていないという点です。

kouriはリメイク作品に新しい要素が望まれることを理解しつつも、物語への過度な追加は蛇足になるとの判断からこの方針を選びました。

この姿勢により、原作ファンからは「オリジナルの良さが損なわれていない」と好意的に受け止められています。

フリー版のエンディング数やマルチエンディングの分岐構造はそのまま引き継がれているため、原作を知っている方も新鮮な気持ちで再体験できる仕上がりとなっています。

真・ゲルテナ展の解放条件と楽しみ方

「真・ゲルテナ展」は、Ibのゲーム内に用意されたボーナスコンテンツです。

本編で目にしたゲルテナの美術品やBGMをまとめて鑑賞できるギャラリーモードであり、やりこみ要素のひとつとして多くのファンに親しまれています。

真・ゲルテナ展に行くための条件とは

真・ゲルテナ展は、2周目以降のプレイで特定の条件を満たすことで解放されます。

具体的には、バッドエンディング以外のエンディングを1つ以上迎えることが条件です。

条件を満たすと、タイトル画面から真・ゲルテナ展に直接アクセスできるようになります。

フリーウェア版ではバージョン1.04以降に追加された機能で、リメイク版にも引き継がれています。

初回プレイだけでは解放されないため、少なくとも2周のプレイが必要になる点に注意してください。

作品コンプリートのコツと見逃しやすい場所

真・ゲルテナ展に作品が追加される条件は、「作品のタイトルが判明すること」と「イヴが実際に見ること」の二つです。

本編中で美術品の前に立ち、解説文を読むことで初めて登録される作品が多いため、探索を丁寧に行うことが重要になります。

見逃しやすいのは、ルート分岐によって通らない可能性がある部屋に展示されている作品です。

すべてのエンディングを回収する過程でさまざまなルートを通ることになるため、コンプリートを目指すなら全エンディングの制覇が実質的に近道となります。

壁や柱のちょっとした装飾が実はゲルテナの作品として登録対象となっているケースもあるので、気になるものは片っ端から調べてみるとよいでしょう。

BGM鑑賞やキャラ出現などの隠し要素

真・ゲルテナ展には、美術品の鑑賞以外にも魅力的な隠し要素が含まれています。

迎えたエンディングの種類に応じて、展示スペースにキャラクターが出現するという仕組みがあります。

たとえば「再会の約束」を達成するとギャリーが、「いつまでも一緒」を達成するとメアリーが出現します。

「片隅の記憶」ではイヴのママが、「忘れられた肖像」ではパパが登場するなど、各エンディングとリンクした演出が施されています。

さらに、トゥルーエンドである「再会の約束」を達成した場合のみ、真・ゲルテナ展でBGMの選択機能が解放されるという特典も用意されています。

ゲーム内で流れた楽曲を自由に再生できるため、作品の雰囲気にじっくり浸りたい方にとって嬉しい機能です。

現実で再現されたゲルテナ展とリアルイベント情報

Ibの人気は画面の中にとどまらず、現実世界でもさまざまなイベントとして展開されてきました。

制作者kouriの監修のもと、ゲーム内の美術館を再現した展覧会や謎解きイベントが各地で開催されています。

渋谷PARCOで開催されたゲルテナ展の内容と反響

2023年3月2日から12日にかけて、渋谷PARCO B1Fの「GALLERY X BY PARCO」にて「ゲルテナ展」が開催されました。

Nintendo Switch版の発売を記念して企画されたこの展覧会は、ゲーム内の「ワイズ・ゲルテナ展」をkouri氏監修のもとでリアルに再現したものです。

前売りの入場チケットは販売開始からわずか約1時間で完売するほどの反響を呼びました。

来場者にはキービジュアルのアクリルスタンドがプレゼントされたほか、限定特典つきのSwitch版パッケージやオリジナルグッズの販売も行われました。

写真撮影が許可されていたこともあり、SNS上には来場者による写真が多数投稿され、Ibの世界観を体感できる場として大きな話題となりました。

名古屋・大阪・池袋への巡回展の見どころ

渋谷での大きな反響を受けて、ゲルテナ展は全国各地への巡回が決定しました。

2023年4月22日から5月7日までは名古屋PARCO、5月12日から5月29日までは心斎橋PARCOでそれぞれ開催されています。

さらに2023年7月14日からは、展示作品を追加した「凱旋・ゲルテナ展」が池袋PARCOで開催されました。

巡回展ごとに展示内容や限定グッズが少しずつ異なっており、複数回訪れるファンも少なくなかったと報告されています。

展示されたゲルテナ作品の一部は、オンラインパルコを通じた抽選販売も実施され、会場に行けなかった方にも入手の機会が設けられました。

Ib謎解きミュージアムの体験内容と開催実績

ゲルテナ展とは別に、没入体感型の謎解きイベント「Ib謎解きミュージアム」も開催されています。

kouri氏の原作・監修のもと、株式会社BOUKEN WORKSが謎解きの制作を担当しました。

参加者は実際に「ワイズ・ゲルテナ展」内を歩きながら、ゲームの登場人物たちとともに館内の謎を解き明かしていくという体験型のイベントです。

福岡でのイベントを皮切りに、2025年2月8日から3月9日にかけては東京ドームシティ Gallery AaMoにて「東京凱旋展」が開催されました。

東京凱旋展では完全新規の謎解きが追加されたほか、原作ゲームでも人気の展示物「精神の具現化」の立体化が実現しています。

東京ドームシティ内の8店舗でコラボメニューも展開され、チーム制ではなく一人でも参加できる形式が採用されたことで、幅広い層のファンが気軽に楽しめるイベントとなりました。

料金は平日3,000円、土日祝3,500円で、グッズつきプランも用意されていました。

コラボカフェやグッズ展開の最新動向

Ibのコラボレーション展開はイベント会場にとどまらず、飲食店やゲームセンターにまで広がっています。

2024年3月1日から24日にかけては、タワーレコードカフェの東京・大阪店舗でコラボカフェが開催されました。

ドリンクメニューには「無個性」や「呑み込める夜」など、ゲルテナ作品の名前を冠したアイテムがラインナップされ、ファンの間で好評を博しています。

グッズ展開としては、2014年に開設されたオリジナルグッズ通販サイト「ゲルテナショップ」を皮切りに、フィギュアやクリアファイル、アクリルスタンドなどが継続的にリリースされてきました。

2026年1月には、関西初となる「Fangamer Japan in GiGO」がGiGO京都で開催され、kouri氏描き下ろしの和風衣装をまとったIbキャラクターのキービジュアルが公開されました。

年賀仕様のアートカードなど、時期に合わせた限定アイテムも展開されており、ゲームの発売から10年以上が経過した現在もなお、Ibのグッズ展開は活発に続いています。

Ibとゲルテナに関するよくある疑問まとめ

ここでは、Ibやゲルテナに関してプレイヤーから頻繁に寄せられる疑問について回答していきます。

初心者の方はもちろん、プレイ済みの方にとっても新たな発見があるかもしれません。

ゲルテナの作品が動き出すのはなぜなのか

ゲルテナの作品が異世界で動き出す理由は、ゲーム内で明確に説明されているわけではありません。

ただし作中の情報を総合すると、ゲルテナが「絵には心を、作品には魂を」という信念のもとで制作活動を行っていたことがうかがえます。

この信念が作品に文字通りの「命」を吹き込んだ結果、ゲルテナの世界では絵画や彫刻が自律的に行動する存在となったと解釈されています。

メアリーという「外の世界に出たい」という明確な意志を持つ作品の存在は、ゲルテナの創造力が単なる芸術表現を超えた次元に達していたことを示唆しているといえるでしょう。

この曖昧さこそがIbの魅力でもあり、プレイヤーごとに異なる解釈を生み出す余地を残しています。

メアリーがゲルテナ最後の作品と呼ばれる理由

メアリーは、ゲルテナが生涯の最後に制作した絵画作品です。

他のゲルテナ作品とは異なり、メアリーは人間のような意志や感情を持ち、ゲルテナの世界にある作品すべての「妹」にあたる存在として位置づけられています。

作品でありながら他の作品たちと会話ができ、声をかけることで通路を塞ぐ彫刻に道を譲ってもらうこともできるのは、この特別な立場に由来するものです。

メアリーが絵の外に出ることを夢見ているのは、ゲルテナの世界の外にいる「お父さん」に会いたいという切実な願いがあるためとされています。

ゲルテナが最後にこのような作品を残した意図については、ゲーム内で直接語られることはなく、プレイヤーの想像に委ねられています。

Ibの作者kouriは新作を発表しているのか

2026年2月現在、制作者kouriによる新作ゲームの正式な発表は確認されていません。

kouriはX(旧Twitter)上でIbに関連するイベントやコラボレーションの情報を発信しており、Ibの展開には引き続き関わっている様子がうかがえます。

Ibのリメイク版開発に約2年4か月を費やしたことからもわかるように、丁寧な制作姿勢を持つクリエイターであるため、新作があるとすれば発表までに時間を要する可能性も考えられます。

現時点ではIb関連のイベント監修やグッズ監修への参画が主な活動として確認できる状況です。

他ゲームとのコラボやメディア展開の現状

Ibは他のゲーム作品とのコラボレーションも実現しています。

2025年4月17日から5月15日にかけて、非対称対戦ゲーム「Identity V(第五人格)」とのクロスオーバーイベントが実施されました。

イヴ、ギャリー、メアリーをモチーフにした3種類のコスチュームが登場し、ゲーム内マップがIbの美術館風に再現されるなど、本格的なコラボレーションとなりました。

イベントに参加することでAランクコスチュームを1着獲得できる仕組みもあり、多くのプレイヤーから好意的な反応が寄せられています。

二次創作の面では、公開当初の2012年時点でpixivに2万点を超えるイラストが投稿されるなど、ファンコミュニティが非常に活発です。

kouriが提示したガイドラインを遵守する形でプレイ動画の投稿や二次創作活動が認められているため、現在もファンによる創作活動は継続的に行われています。

アニメ化については、検索の関連キーワードに「アニメ化」が登場することがありますが、2026年2月時点で公式なアニメ化の発表は確認されていません。

まとめ:Ibのゲルテナが紡ぐ美術館ホラーの魅力

  • ワイズ・ゲルテナはIbの物語全体を貫く架空の芸術家であり、物語開始時点ですでに故人である
  • ゲルテナの世界はゲルテナの絵画や彫刻が実体化した異世界であり、ゲームの舞台そのものを構成している
  • ゲーム内には約200点のゲルテナ作品が登場し、公式人気投票では「吞み込める夜」が19,025票中1位を獲得した
  • メアリーはゲルテナ生涯最後の作品であり、人間のような意志を持つ特別な存在として物語の核心を担う
  • リメイク版は2022年のSteam版を皮切りに、Switch版(2023年)、PS4/PS5版(2024年)と展開された
  • 真・ゲルテナ展は2周目以降にバッドエンド以外を達成すると解放されるボーナスギャラリーである
  • 現実のゲルテナ展は2023年に渋谷PARCOで初開催され、前売りチケットが約1時間で完売するほどの人気を博した
  • Ib謎解きミュージアムは2025年2月に東京凱旋展が開催され、新規謎解きや作品の立体化が実現した
  • 2025年にはIdentity Vとのコラボが実施され、2026年にはGiGO京都でのグッズ展開も行われている
  • 制作者kouriの新作発表は現時点で未確認だが、Ib関連のイベント監修やコラボ展開は継続中である
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